本開示において「誘電体材料」は、セラミック材料及び樹脂材料の何れかを組成として含み得る。セラミック材料は、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、ガラスセラミック焼結体、ガラス母材中に結晶成分を析出させた結晶化ガラス、及び、雲母若しくはチタン酸アルミニウム等の微結晶焼結体を含む。樹脂材料は、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、及び、液晶ポリマー等の未硬化物を硬化させたものを含む。
本開示において「導電性材料」は、金属材料、金属材料の合金、金属ペーストの硬化物、及び、導電性高分子の何れかを組成として含み得る。金属材料は、銅、銀、パラジウム、金、白金、アルミニウム、クロム、ニッケル、カドミウム鉛、セレン、マンガン、錫、バナジウム、リチウム、コバルト、及び、チタン等を含む。合金は、複数の金属材料を含む。金属ペースト剤は、金属材料の粉末を有機溶剤、及び、バインダとともに混練したものを含む。バインダは、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、及び、ポリエーテルイミド樹脂を含む。導電性ポリマーは、ポリチオフェン系ポリマー、ポリアセチレン系ポリマー、ポリアニリン系ポリマー、及び、ポリピロール系ポリマー等を含む。
以下、本開示の複数の実施形態について、図面を参照して説明する。図1から図16に示す構成要素において、同じ構成要素には、同じ符号を付す。
本開示において「第1方向」は、図1に示すような、第1導体30と第2導体31とが対向する方向であり、第3導体40及び第4導体50が沿う方向である。本開示において「第2方向」は、図1に示すような、第4導体50から第3導体40に向かう方向である。本開示において「第1平面」は、第1方向と第2方向とを含む平面である。本開示において「第3方向」は、第1平面に交わる方向である。
図1から図6では、XYZ座標系が採用される。以下、X軸正方向とX軸負方向とを特に区別しない場合、X軸正方向とX軸負方向は、まとめて「X方向」と記載される。Y軸正方向とY軸負方向とを特に区別しない場合、Y軸正方向とY軸負方向は、まとめて「Y方向」と記載される。Z軸正方向とZ軸負方向とを特に区別しない場合、Z軸正方向とZ軸負方向は、まとめて「Z方向」と記載される。
図1から図6において、第1方向は、X方向として示す。第2方向は、Z方向として示す。第3方向は、Y方向として示す。第1平面は、XY平面として示す。ただし、第1方向は、第2方向と直交しなくてよい。第1方向は、第2方向と交わればよい。第3方向は、第1平面としてのXY平面と直交しなくてよい。第3方向は、第1平面と交わればよい。
図1は、本開示の一実施形態に係るアンテナ10の斜視図である。図2は、図1に示すL1-L1線に沿ったアンテナ10の断面図である。
図1に示すように、アンテナ10は、基体20と、第1導体30と、第2導体31と、第3導体40と、第4導体50と、給電線60とを含む。第1導体30と第2導体31とは、対導体ともいう。第1導体30、第2導体31、第3導体40、第4導体50及び給電線60の各々は、導電性材料を含む。第1導体30と、第2導体31と、第3導体40と、第4導体50と、給電線60とは、同じ導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。
アンテナ10は、外部から第3導体40が位置する面へ入射する所定周波数の電磁波に対して、人工磁気壁特性(Artificial Magnetic Conductor Character)を示し得る。
本開示において「人工磁気壁特性」は、1つの共振周波数における入射波と反射波との位相差が0度となる面の特性を意味する。アンテナ10は、少なくとも1つの共振周波数のうちの少なくとも1つの近傍を動作周波数とし得る。人工磁気壁特性を有する面では、動作周波数帯において、入射波と反射波の位相差が-90度から+90度までの範囲より小さくなる。
アンテナ10は、図2に示すようなXZ平面に沿う断面視において、曲げ変形可能に構成されている。換言すると、アンテナ10は、XZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能な、可撓性を有する。アンテナ10がXZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能に構成されていることにより、アンテナ10を、後述の図7に示すような構造物1等に配置させることが可能になる。
アンテナ10は、YZ平面に沿う断面視において、曲げ変形可能に、構成されていてよい。換言すると、アンテナ10は、YX平面に沿う断面視において曲げ変形可能な、可撓性を有してよい。アンテナ10がYX平面に沿う断面視において曲げ変形可能に構成されていることにより、アンテナ10を、後述の図10に示すような構造物4等に配置させることが可能になる。
アンテナ10は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲可能に、構成されていてよい。換言すると、アンテナ10は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲可能な、可撓性を有してよい。
アンテナ10は、フレキシブル配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit)として構成されてよい。アンテナ10がフレキシブル配線基板として構成されることにより、アンテナ10は、可撓性を有し得る。アンテナ10は、XY平面に沿って広がる扁平形状であってよい。アンテナ10のZ方向における厚みは、アンテナ10の曲げ変形等の度合い応じて、適宜調整されてよい。
基体20は、誘電体材料を含む。基体20は、第3導体40等の形状に応じた、任意の形状であってよい。基体20は、略長方形状であってよい。基体20は、曲げ変形可能な可撓性を有する。基体20の比誘電率は、アンテナ10の所望の動作周波数に応じて、適宜調整されてよい。図2に示すように、基体20は、上面21及び下面22を含む。上面21は、基体20に含まれるXY平面に略平行な2つの平面のうち、Z軸正方向側に位置する面である。下面22は、基体20に含まれるXY平面に略平行な2つの平面のうち、Z軸負方向側に位置する面である。
第1導体30は、第2導体31よりも、X軸負方向側に位置する。第1導体30は、基体20のX軸負方向側の端部に位置してよい。第1導体30は、Y方向に沿う。第1導体30は、第4導体50から第3導体40に向けて、Z方向に沿って延びる。第1導体30は、YZ平面に沿って広がってよい。第1導体30は、薄板状であってよい。第1導体30は、略長方形状であってよい。第1導体30が略長方形状である場合、第1導体30の長手方向は、Y方向に沿う。第1導体30は、曲げ変形可能な可撓性を有する。
第1導体30のZ軸負方向側の端部は、第4導体50のX軸負方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。第1導体30のZ軸正方向側の端部は、第3導体40の後述の第5導体41のX軸負方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。
第2導体31は、X方向において、第1導体30と対向する。第2導体31は、第1導体30よりも、X軸正方向側に位置する。第2導体31は、基体20のX軸正方向側の端部に位置してよい。第2導体31は、Y方向に沿う。第2導体31は、第4導体50から第3導体40に向けて、Z方向に沿って延びる。第2導体31は、YZ平面に沿って広がってよい。第2導体31は、薄板状であってよい。第2導体31は、略長方形状であってよい。第2導体31が略長方形状である場合、第2導体31の長手方向は、Y方向に沿う。第2導体31は、曲げ変形可能な可撓性を有する。
第2導体31のZ軸負方向側の端部は、第4導体50のX軸正方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。第2導体31のZ軸正方向側の端部は、第3導体40の後述の第6導体42のX軸正方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。
第3導体40は、X方向に沿う。第3導体40は、XY平面に沿って広がってよい。第3導体40は、第1導体30と第2導体31との間に位置する。第3導体40は、第5導体41と、第6導体42とを含む。第5導体41と第6導体42とは、同じ導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。
第5導体41及び第6導体42は、基体20の上面21に位置する。第5導体41の一部及び第6導体42の一部は、基体20の中に位置してよい。第5導体41及び第6導体42の各々は、薄板状であってよい。第5導体41及び第6導体42の各々は、略長方形状であってよい。第5導体41及び第6導体42の各々は、曲げ変形可能な可撓性を有する。
第5導体41は、第1導体30に電気的に接続されるように、構成されている。例えば、第5導体41のX軸負方向側の端部は、第1導体30のZ軸正方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。第5導体41のX軸負方向側の端部は、第1導体30のZ軸正方向側の端部と一体化されてよい。
第6導体42は、第2導体31に電気的に接続されるように、構成されている。例えば、第6導体42のX軸正方向側の端部は、第2導体31のZ軸正方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。第6導体42のX軸正方向側の端部は、第2導体31のZ軸正方向側の端部と一体化されてよい。
第5導体41と第6導体42は、互いに容量的に接続されるように、構成されている。例えば、第5導体41のX軸正方向側の端部と、第6導体42のX軸負方向側の端部とは、対向する。第5導体41のX軸正方向側の端部と第6導体42のX軸負方向側の端部の間には、隙間S1が位置する。第5導体41と第6導体42とは、第5導体41のX軸正方向側の端部と第6導体42のX軸負方向側の端部の間に隙間S1が位置することにより、容量的に接続され得る。隙間S1のX方向における幅は、アンテナ10の所望の動作周波数に応じて、適宜調整されてよい。
第3導体40は、第1導体30と第2導体31とを容量的に接続するように、構成されている。例えば、上述のように、第5導体41は、第1導体30に電気的に接続されるように、構成されている。第6導体42は、第2導体31に電気的に接続されるように、構成されている。第5導体41と第6導体42とは、隙間S1によって、容量的に接続され得る。
第4導体50は、X方向に沿っている。第4導体50は、XY平面に沿って広がってよい。第4導体50は、Z方向において、第3導体40から離れている。第4導体50は、Z方向において、第3導体40と対向してよい。第4導体50は、基体20の下面22に位置してよい。第4導体50の一部は、基体20の中に位置してよい。第4導体50は、第3導体40の形状に応じた、任意の形状であってよい。第4導体50は、薄板状であってよい。第4導体50は、略長方形状であってよい。第4導体50は、曲げ変形可能な可撓性を有する。
第4導体50は、第1導体30及び第2導体31に電気的に接続されるように、構成されている。例えば、第4導体50のX軸負方向側の端部は、第1導体30のZ軸負方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。第4導体50のX軸正方向側の端部は、第2導体31のZ軸負方向側の端部に電気的に接続されるように、構成されている。
第4導体50は、アンテナ10において基準となる電位を提供するように構成されている。第4導体50は、アンテナ10を備える機器のグラウンドに電気的に接続されるように構成されていてよい。例えば、後述の図16に示すように、第4導体50の一部は、回路基板70のグラウンド導体71に電気的に接続されるように、構成されていてよい。第4導体50のZ軸負方向側には、アンテナ10を備える機器の多様な部品が位置してよい。アンテナ10を構造物に配置させる場合、後述の図7等に示すように、第4導体50のZ軸負方向側に構造物が位置するようにしてよい。アンテナ10は、多様な部品及び構造物が第4導体50のZ軸負方向側に位置しても、上述の人工磁気壁特性を有することにより、動作周波数での放射効率を維持し得る。
給電線60は、第3導体40に電磁気的に接続されるように、構成されている。本開示において「電磁気的な接続」は、電気的な接続又は磁気的な接続であってよい。本実施形態では、給電線60の一端は、第3導体40の第6導体42に電気的に接続されるように、構成されている。給電線60の他端は、外部の機器等に電気的に接続されるように構成されている。
給電線60は、アンテナ10によって電磁波を放射する場合、外部の機器等からの電力を、第3導体40に供給するように、構成されている。給電線60は、アンテナ10によって電磁波を受信する場合、第3導体40からの電力を、外部の機器等に供給するように、構成されている。
アンテナ10が所定周波数で共振するとき、第1導体30、第2導体31、第3導体40及び第4導体50をループ状に流れるループ電流が生じ得る。当該ループ電流からは、第1導体30がX軸負方向側にてYZ平面に広がる電気壁として観え、第2導体31がX軸正方向側にてYZ平面に広がる電気壁として観える。つまり、第1導体30と第2導体31とは、一対の電気壁として機能し得る。また、当該ループ電流から観て、Y軸正方向側及びY軸負方向側には、導体等が位置していない。つまり、当該ループ電流から観て、Y軸正方向側及びY軸負方向側は、電気的に開放されている。Y軸正方向側及びY軸負方向側が電気的に開放されていることにより、当該ループ電流からは、Y軸正方向側のXZ平面と、Y軸負方向側のXY平面とは、磁気壁として観える。つまり、アンテナ10では、Y軸正方向側及びY軸負方向側に導体等が位置していないことにより、Y軸正方向側のXZ平面と、Y軸負方向側のXY平面とは、一対の磁気壁として機能し得る。当該ループ電流がこれら一対の電気壁及び一対の磁気壁によって囲まれることにより、アンテナ10は、Z軸正方向側から基体20の上面21に入射する所定周波数の電磁波に対して、人工磁気壁特性を示す。
このようにアンテナ10は、アンテナ10に共振器構造を多数並べなくても、Z軸正方向側から基体20の上面21に入射する所定周波数の電磁波に対して、人工磁気壁特性を示す。また、アンテナ10は、少なくともX方向において、曲げられるように構成されている。アンテナ10が少なくともX方向において曲げられるように構成されていることにより、アンテナ10を曲面に配置させることができる。よって、本実施形態によれば、新たなアンテナ10が提供され得る。
図3は、本開示の一実施形態に係るアンテナ110の斜視図である。図4は、図3に示すL2-L2線に沿ったアンテナ110の断面図である。
図3に示すように、アンテナ110は、基体20と、第1導体30と、第2導体31と、第3導体140と、第4導体50と、給電線60とを含む。第3導体140は、第5導体141と、第6導体142と、第7導体43とを含む。第5導体141、第6導体142及び第7導体43の各々は、導電性材料を含む。第5導体141と、第6導体142と、第7導体43と、第1導体30と、第2導体31と、第4導体50と、給電線60とは、同じ導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。
アンテナ110は、外部から第3導体140が位置する面へ入射する所定周波数の電磁波に対して、人工磁気壁特性を示し得る。
アンテナ110は、図4に示すようなXZ平面に沿う断面視において、曲げ変形可能に構成されている。換言すると、アンテナ110は、XZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能な、可撓性を有する。アンテナ110がXZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能に構成されていることにより、アンテナ110を、後述の図7に示すような構造物1等に配置させることが可能になる。
アンテナ110は、YZ平面に沿う断面視において、曲げ変形可能に、構成されていてよい。換言すると、アンテナ110は、YZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能な、可撓性を有してよい。アンテナ110がYZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能に構成されていることにより、アンテナ110を、後述の図10に示すような構造物4等に配置させることが可能になる。
アンテナ110は、第4導体50から第3導体140に向かう方向に向けて凸状に湾曲可能に、構成されていてよい。換言すると、アンテナ110は、第4導体50から第3導体140に向かう方向に向けて凸状に湾曲可能な、可撓性を有してよい。
アンテナ110は、フレキシブル配線基板として構成されていてよい。アンテナ110がフレキシブル配線基板として構成されることにより、アンテナ110は、可撓性を有し得る。アンテナ110は、XY平面に沿って広がる扁平形状であってよい。アンテナ110のZ方向における厚みは、アンテナ110の曲げ変形等の度合いに応じて、適宜調整されてよい。
図4に示すように、第5導体141は、基体20の中に位置する。第5導体141のその他の構成は、図1に示すような第5導体41と同じ又は類似である。第6導体142は、基体20の中に位置する。第6導体142のその他の構成は、図1に示すような第6導体42と同じ又は類似である。
第7導体43は、基体20の上面21に位置する。第7導体43は、Z方向において、第5導体141及び第6導体142から離れている。第7導体43は、第5導体141及び第6導体142よりも、Z軸正方向側に位置する。第7導体43は、第5導体141及び第6導体142に電気的に接続されていない。第7導体43は、XY平面に沿って広がってよい。第7導体43は、薄板状であってよい。第7導体43は、略長方形状であってよい。第7導体43は、曲げ変形可能な可撓性を有する。
第7導体43は、第5導体141と第6導体142とを容量的に接続するように構成されている。例えば、上述のように、第7導体43は、Z方向において、第5導体141及び第6導体142から離れている。XY平面において、第7導体43の一部は、第5導体141の少なくとも一部に重なり得る。XY平面において、第7導体43の他の一部は、第6導体142の少なくとも一部に重なり得る。第7導体43は、第5導体141の一部及び第6導体142の一部に重なることにより、第5導体141及び第6導体142に容量的に接続され得る。
アンテナ110のその他の構成及び効果は、図1に示すようなアンテナ10と同じ又は類似である。
図5は、本開示の一実施形態に係るアンテナ210の斜視図である。図6は、図5に示すL3-L3線に沿ったアンテナ210の断面図である。
図5に示すように、アンテナ210は、基体20と、少なくとも1つの第1接続導体32を含む第1導体230と、少なくとも1つの第2接続導体33を含む第2導体231と、第3導体40と、第4導体250と、給電線260とを含む。第1接続導体32、第2接続導体33、第4導体250及び給電線260の各々は、導電性材料を含む。第1接続導体32と、第2接続導体33と、第3導体40と、第4導体250と、給電線260とは、同じ導電性材料を含んでよいし、異なる導電性材料を含んでよい。
アンテナ210は、外部から第3導体40が位置する面へ入射する所定周波数の電磁波に対して、人工磁気壁特性を示し得る。
アンテナ210は、図6に示すようなXZ平面に沿う断面視において、曲げ変形可能に構成されている。換言すると、アンテナ210は、XZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能な、可撓性を有する。アンテナ210がXZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能に構成されていることにより、アンテナ210を、後述の図7に示すような構造物1等に配置させることが可能になる。
アンテナ210は、YZ平面に沿う断面視において、曲げ変形可能に、構成されていてよい。換言すると、アンテナ210は、YZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能な、可撓性を有してよい。アンテナ210がYZ平面に沿う断面視において曲げ変形可能に構成されていることにより、アンテナ210を、後述の図10に示すような構造物4等に配置させることが可能である。
アンテナ210は、第4導体250から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲可能に、構成されていてよい。換言すると、アンテナ210は、第4導体250から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲可能な、可撓性を有してよい。
アンテナ210は、フレキシブル配線基板として構成されていてよい。アンテナ210がフレキシブル配線基板として構成されることにより、アンテナ210は、可撓性を有し得る。アンテナ210は、XY平面に沿って広がる扁平形状であってよい。アンテナ210のZ方向における厚みは、アンテナ210の曲げ変形等の度合いに応じて、適宜調整されてよい。
図5に示すように、第1導体230が複数の第1接続導体32を含む場合、複数の第1接続導体32は、空間を空けてY方向に並んでよい。複数の第1接続導体32は、略等しい間隔で、Y方向に並んでよい。
図6に示すように、第1接続導体32は、第4導体250から第5導体41まで、Z方向に沿って延びる。第1接続導体32は、2つの端部を含む。第1接続導体32は、第1接続導体32の一方の端部が第4導体250に電気的に接続され、第1接続導体32の他方の端部が第5導体41に電気的に接続されるように、構成されていてよい。第1接続導体32は、スルーホール導体又はビア導体等であってよい。
第1導体230のその他の構成及び効果は、図1に示すような第1導体30と同じ又は類似である。
図5に示すように、第2導体231が複数の第2接続導体33を含む場合、複数の第2接続導体33は、空間を空けてY方向に並んでよい。複数の第2接続導体33は、略等しい間隔で、Y方向に並んでよい。
図6に示すように、第2接続導体33は、第4導体250から第6導体42まで、Z方向に沿って延びる。第2接続導体33は、2つの端部を含む。第2接続導体33は、第2接続導体33の一方の端部が第4導体250に電気的に接続され、第2接続導体33の他方の端部が第6導体42に電気的に接続されるように、構成されていてよい。第2接続導体33は、スルーホール導体又はビア導体等であってよい。
第2導体231のその他の構成及び効果は、図1に示すような第2導体31と同じ又は類似である。
第4導体250は、開口部250Aを含む。開口部250Aの形状は、給電線260の構造に応じた、任意の形状であってよい。第4導体250のその他の構成及び効果は、図1に示すような第4導体50と同じ又は類似である。
給電線260は、基体20の中に位置する。給電線260は、Z方向に沿って延びる。給電線260は、2つの端部を含む。給電線260の一方の端部は、第5導体41に電気的に接続されるように、構成されている。給電線260の他方の端部は、図6に示すように、開口部250Aから外部に向けて延在してよい。給電線260の他方の端部は、外部の機器等に電気的に接続されるように構成されていてよい。給電線260は、スルーホール導体又はビア導体等であってよい。給電線260のその他の構成及び効果は、図1に示すような給電線60と同じ又は類似である。
アンテナ210のその他の構成及び効果は、図1に示すようなアンテナ10と同じ又は類似である。
図7は、本開示の一実施形態に係るアンテナ11の配置状態を示す図である。アンテナ11は、アンテナ10と同じ構造を有する。ただし、アンテナ11は、アンテナ10の構造の代わりに、アンテナ110と同じ構造を有してよいし、アンテナ210と同じ構造を有してよい。アンテナ11は、構造物1に位置する。
構造物1は、円柱状である。構造物1は、電柱、道路標識等の支柱及びパイプラインの一部であってよい。電柱は、電力柱、電話柱、共架柱及び架線柱を含んでよい。構造物1は、屋外に設置されていてよい。構造物1は、所定の事業者等によって管理されてよい。構造物1は、人工物に限定されない。構造物1は、円柱状であれば、自然物であってよい。構造物1は、金属を含む任意の材料を含んで構成されていてよい。
方向Aは、構造物1の円周方向である。方向Aは、曲線に沿う。方向Bは、構造物1の半径方向である。方向Cは、構造物1が延びる方向である。構造物1は、直線状に沿って延びる。方向Cは、直線に沿う。
アンテナ11は、構造物1の表面に配置されていてよい。アンテナ11は、後述の図13に示すような回路基板70を介して構造物1の表面に配置されていてよい。アンテナ11は、後述の図16に示すような回路基板70及び第1筐体91を介して構造物1の表面に配置されていてよい。構造物1が金属以外の材料で構成されている場合、アンテナ11は、構造物1の中に埋め込まれていてよい。
アンテナ11では、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿っている。例えば、アンテナ11は、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿う方向Aに沿うように、配置されている。アンテナ11では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、曲線に沿う方向Aに沿って、曲がっている。
アンテナ11は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲している。例えば、アンテナ11は、第4導体50から第3導体40に向かう方向が、方向Bに沿うように、配置されている。アンテナ11は、方向Bに向けて凸状に湾曲している。アンテナ11では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、方向Bに向けて凸状に湾曲している。
アンテナ11では、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、直線に沿っている。例えば、アンテナ11は、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、直線に沿う方向Cに沿うように、配置されている。
アンテナ11では、上述のように、第1導体30と第2導体31とが、一対の電気壁として機能し得る。上述のように、第1導体30及び第2導体31は、第1方向において対向する。また、第1導体30及び第2導体31は、第3方向に沿う。アンテナ11が、第1方向が方向Aに沿い、第3方向が方向Cに沿うように、配置されることにより、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向は、直線に沿う。第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が直線に沿うことにより、第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減され得る。第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減されることにより、第1導体30及び第2導体31の電気壁としての機能が、維持され得る。このような構成により、アンテナ11のロバスト性が高められ得る。
図8は、本開示の他の実施形態に係るアンテナ12の配置状態を示す図である。アンテナ12は、アンテナ10と同じ構造を有する。ただし、アンテナ12は、アンテナ10の構造の代わりに、アンテナ110と同じ構造を有してよいし、アンテナ210と同じ構造を有してよい。アンテナ12は、構造物2に位置する。
構造物2は、ランドセルである。構造物2は、子供によって使用され得る。構造物2は、任意の材料を含んで構成されていてよい。構造物2は、冠部2Aと、本体部2Bとを含む。ただし、アンテナ12が位置する構造物は、構造物2に限定されない。アンテナ12は、冠部を含む任意の鞄に位置してよい。
冠部2Aは、端部2C及び端部2Dを含む。端部2Cと端部2Dとは、対向する。端部2Cは、本体部2Bに固定されている。端部2Dは、本体部2Bから解放されている。冠部2Aは、本体部2Bに対して開閉する。冠部2Aが本体部2Bに対して開いた状態であるとき、端部2Dは、本体部2Bから離れている。冠部2Aが本体部2Bに対して閉じた状態であるとき、端部2Dは、本体部2Bの近くに位置する。冠部2Aは、領域2Eを含む。領域2Eは、冠部2Aの外側を向く表面のうちの、端部2C側の一部である。
方向Dは、冠部2Aの表面に沿って、端部2Cから端部2Dに向かう方向である。方向Dにおいて領域2Eは、曲線に沿う。方向Dにおける領域2Eの曲率半径は、冠部2Aが本体部2Bに対して閉じた状態であるときの方が、冠部2Aが本体部2Bに対して開いた状態であるときよりも、小さい。
方向Eは、冠部2Aの表面に垂直な方向のうち、冠部2Aの表面から外側に向かう方向である。領域2Eは、冠部2Aが本体部2Bに対して閉じた状態であるとき、方向Eに向けて凸状に湾曲し得る。
方向Fは、方向Dに略直交する方向である。方向Fは、直線に沿う。領域2Eにおける方向Fは、冠部2Aが本体部2Bに対して閉じた状態及び開いた状態の何れの状態であるときも、直線に沿う。
アンテナ12は、領域2Eに位置する。領域2Eは、子供が構造物2を背負っている間、上空の方を向き得る。アンテナ12は、領域2Eに位置することにより、子供が構造物2を背負っている間、電磁波を効率良く放射することができる。
アンテナ12は、領域2Eの表面に配置されていてよい。アンテナ12は、後述の図13に示すような回路基板70を介して領域2Eの表面に配置されていてよい。アンテナ12は、後述の図16に示すような回路基板70及び第1筐体91を介して領域2Eの表面に配置されていてよい。冠部2Aが金属以外の材料で構成されている場合、アンテナ12は、冠部2Aの中に埋め込まれていてよいし、冠部2Aの裏側の表面に配置されていてよい。
アンテナ12では、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿って曲がっている。例えば、アンテナ12は、領域2Eに位置する。アンテナ12は、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、領域2Eにおいて曲線に沿う方向Dに沿うように、配置されている。アンテナ12では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、曲線に沿う方向Dに沿って、曲がっている。
アンテナ12は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲している。例えば、アンテナ12は、第4導体50から第3導体40に向かう方向が方向Eに沿うように、配置されている。アンテナ12は、方向Eに向けて凸状に湾曲している。アンテナ12では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、方向Eに向けて凸状に湾曲している。
アンテナ12では、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、直線に沿っている。例えば、アンテナ12は、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、直線に沿う方向Fに沿うように、配置されている。
アンテナ12の第1方向における曲率半径は、本体部2Bに対する冠部2Aの開閉状態応じて、変化し得る。例えば、アンテナ12の第1方向における曲率半径は、冠部2Aが本体部2Bに対して閉じた状態であるときの方が、冠部2Aが本体部2Bに対して開いた状態であるときよりも、小さい。アンテナ12の第1方向における曲率半径が変化しても、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が方向Fに沿うことにより、第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減される。第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減されることにより、第1導体30及び第2導体31の電気壁としての機能が、維持され得る。このような構成により、アンテナ12のロバスト性が高められ得る。
図9は、本開示のさらに他の実施形態に係るアンテナ13の配置状態を示す図である。アンテナ13は、アンテナ10と同じ構造を有する。ただし、アンテナ13は、アンテナ10の構造の代わりに、アンテナ110と同じ構造を有してよいし、アンテナ210と同じ構造を有してよい。アンテナ13は、構造物3に位置する。
構造物3は、開閉構造を有する。開閉構造は、所定要素を閉状態と開状態との間で切り替え可能にする構造である。構造物3は、書類を収容するバインダである。構造物3は、個人によって使用されてよいし、図書館等の施設において管理されてよい。ただし、アンテナ13が位置する構造物は、構造物3に限定されない。アンテナ13は、開閉構造を有する任意の構造物に位置してよい。例えば、アンテナ13は、ドアに位置してよい。
構造物3は、背面部3Aと、接続部3Bと、接続部3Cと、カバー部3Dと、カバー部3Eとを含む。カバー部3Dは、端部3D1及び端部3D2を含む。カバー部3Eは、端部3E1及び端部3E2を含む。背面部3A、接続部3B、接続部3C、カバー部3D及びカバー部3Eは、一体化されていてよい。
背面部3Aは、長尺状である。背面部3Aの一方の端部は、接続部3Bに接続されている。背面部3Aの他方の端部は、接続部3Cに接続されている。接続部3Bは、背面部3Aの一方の端部と、カバー部3Dの端部3D1とを接続する。接続部3Cは、背面部3Aの他方の端部と、カバー部3Eの端部3E1とを接続する。
カバー部3Dの端部3D1は、接続部3Bを介して背面部3Aに固定されている。カバー部3Dの端部3D2は、背面部3Aから解放されている。カバー部3Eの端部3E1は、接続部3Cを介して背面部3Aに固定されている。カバー部3Eの端部3E2は、背面部3Aから解放されている。カバー部3D及びカバー部3Eの各々の閉状態は、カバー部3D及びカバー部3Eの各々が背面部3Aに対して略垂直になる状態である。カバー部3D及びカバー部3Eの各々の開状態は、カバー部3D及びカバー部3Eの各々が背面部3Aに対して略平行になる状態である。
方向Gは、カバー部3Dの端部3D2から、構造物3の表面に沿って、カバー部3Eの端部3E2に向かう方向である。方向Gにおいて接続部3Bは、カバー部3Dが閉状態であるとき、曲線に沿う。方向Gにおいて接続部3Bは、カバー部3Dが開状態であるとき、直線に沿う。方向Gにおける接続部3Bの曲率半径は、カバー部3Dの開閉状態に応じて異なり得る。
方向Hは、背面部3Aの長手方向に沿う方向である。方向Hにおいて背面部3A及び接続部3Bは、カバー部3Dが閉状態及び開状態の何れであるときも、直線に沿う。
方向Jは、構造物3の表面に垂直な方向のうち、構造物3の表面から外部に向かう方向である。接続部3Bは、カバー部3Dが閉状態であるとき、方向Jに向けて凸状に湾曲し得る。
アンテナ13は、構造物3に含まれる領域のうち、接続部3Bを含む領域に、位置してよい。アンテナ13は、第5導体41と第6導体42との間の隙間S1が接続部3Bに位置するように、配置されていてよい。
アンテナ13は、構造物3の表面に配置されていてよい。アンテナ13は、後述の図13に示すような回路基板70を介して構造物3の表面に配置されていてよい。アンテナ13は、後述の図16に示すような回路基板70及び第1筐体91を介して構造物3の表面に配置されていてよい。構造物3が金属以外の材料で構成されている場合、アンテナ13は、構造物3の中に埋め込まれてよいし、構造物3の裏側に配置されていてよい。
アンテナ13では、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿って曲がり得る。例えば、アンテナ13は、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、方向Gに沿うように、配置されている。第1方向は、カバー部3Dが閉状態であるときに、方向Gが曲線に沿うことにより、曲線に沿って曲がり得る。カバー部3Dが閉状態であるときに、アンテナ13では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、曲線に沿う方向Gに沿って、曲がり得る。
アンテナ13は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲し得る。例えば、アンテナ13は、第4導体50から第3導体40に向かう方向が方向Jに沿うように、配置されている。アンテナ13は、カバー部3Dが閉状態であるとき、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲し得る。カバー部3Dが閉状態であるとき、アンテナ13では、基体20、第3導体40及び第5導体は、凸状に湾曲し得る。
アンテナ13では、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、直線に沿っている。例えば、アンテナ13は、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、直線に沿う方向Hに沿うように、配置されている。
アンテナ13の第1方向における曲率半径は、カバー部3Dの開閉状態に応じて、変化し得る。例えば、カバー部3Dが閉状態であるとき、アンテナ13の第1方向における曲率半径は、最も小さくなり得る。カバー部3Dが閉状態から開状態になるに連れて、アンテナ13の第1方向における曲率半径は、大きくなり得る。アンテナ13の第1方向における曲率半径が変化しても、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が方向Hに沿うことにより、第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減される。このような構成により、アンテナ12と類似に、アンテナ13のロバスト性が高められ得る。
図10は、本開示のさらに他の実施形態に係るアンテナ14の配置状態を示す図である。アンテナ14は、アンテナ10と同じ構造を有する。ただし、アンテナ14は、アンテナ10の構造の代わりに、アンテナ110と同じ構造を有してよいし、アンテナ210と同じ構造を有してよい。アンテナ14は、構造物4に位置する。
構造物4は、乗車用ヘルメットである。乗車用ヘルメットは、自動二輪車の運転者の頭部に装着され得る。構造物4は、曲面領域4Aを含む。構造物4は、金属を含む任意の材料を含んで構成されていてよい。ただし、アンテナ14が位置する構造物は、構造物4に限定されない。アンテナ14は、曲面領域を含む任意のヘルメットに位置してよい。例えば、アンテナ14は、作業用ヘルメット、スポーツ用ヘルメット又は保護用ヘルメット等に位置してよい。
方向K及び方向Lは、曲面領域4Aに含まれる方向のうちの、互いに異なる方向である。方向K及び方向Lは、曲線に沿う。方向K及び方向Lは、限定ではないが、直交するものとする。方向Mは、曲面領域4Aに垂直な方向のうちの、曲面領域4Aから外部に向かう方向である。
アンテナ14は、曲面領域4Aに位置する。アンテナ14は、曲面領域4Aの表面に配置されていてよい。アンテナ14は、後述の図13に示すような回路基板70を介して曲面領域4Aの表面に配置されていてよい。アンテナ14は、後述の図16に示すような回路基板70及び第1筐体91を介して曲面領域4Aの表面に配置されていてよい。構造物4が金属以外の材料で構成されている場合、アンテナ14は、構造物4の中に埋め込まれていてよいし、構造物4の内側の表面に配置されていてよい。
アンテナ14では、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿って曲がっている。例えば、アンテナ14は、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿う方向Kに沿うように、配置されている。アンテナ14では、第3導体40及び第4導体50は、曲線に沿う方向Kに沿って、曲がっている。
アンテナ14では、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、曲線に沿って曲がっている。例えば、アンテナ14は、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、曲線に沿う方向Lに沿うように、配置されている。アンテナ14では、第1導体30及び第2導体31は、曲線に沿う方向Lに沿って、曲がっている。
アンテナ14は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲している。例えば、アンテナ14は、第4導体50から第3導体40に向かう方向が、方向Mに沿うように、配置されている。アンテナ14は、方向Mに向けて凸状に湾曲している。アンテナ14では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、方向Mに向けて凸状に湾曲している。
アンテナ14の第3方向における曲率半径は、アンテナ14の第1方向における曲率半径よりも、大きくてよい。例えば、構造物4の曲面領域4Aは、人間の頭部の形状に合うように形成され得る。人間の頭部は、完全な球体ではない。人間の頭部が完全な球体ではないことにより、曲面領域4Aの方向Kにおける曲率半径及び方向Lにおける曲率半径は、曲面領域4Aの箇所に応じて、異なり得る。アンテナ14は、曲面領域4Aのうちの、方向Lにおける曲率半径が方向Kにおける曲率半径よりも大きくなる領域に、配置されていてよい。アンテナ14は、当該領域において、第1方向が方向Kに沿い、且つ、アンテナ14の第3方向が方向Lに沿うように、配置されていてよい。このような構成により、アンテナ14の第3方向における曲率半径は、アンテナ14の第1方向における曲率半径よりも、大きくなり得る。
アンテナ14の第3方向における曲率半径が第1方向における曲率半径よりも大きくなることにより、アンテナ14の第3方向における曲率半径が第1方向における曲率半径と同じであるときよりも、第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減される。このような構成により、アンテナ12と類似に、アンテナ14のロバスト性が高められ得る。
図11は、本開示のさらに他の実施形態に係るアンテナ15の配置状態を示す図である。アンテナ15は、アンテナ10と同じ構造を有する。ただし、アンテナ15は、アンテナ10の構造の代わりに、アンテナ110と同じ構造を有してよいし、アンテナ210と同じ構造を有してよい。アンテナ15は、構造物5に位置する。
構造物5は、略長球形状のボールである。構造物5の表面は、曲面である。構造物5は、ラグビーフットボール用のボール又はアメリカンフットボール用のボール等であってよい。構造物5は、任意の材料で構成されてよい。
方向N及び方向Оは、構造物5の表面に含まれる方向のうちの、互いに異なる方向である。方向N及び方向Oは、曲線に沿う。方向N及び方向Oは、限定ではないが、直交するものとする。方向Pは、構造物5の表面に垂直な方向のうちの、構造物5の表面から外部に向かう方向である。
アンテナ15は、構造物5の表面に配置されていてよい。アンテナ15は、後述の図13に示すような回路基板70を介して構造物5の表面に配置されていてよい。アンテナ15は、後述の図16に示すような回路基板70及び第1筐体91を介して構造物5の表面に配置されていてよい。構造物5が金属以外の材料で構成されている場合、アンテナ15は、構造物5の中に埋め込まれていてよい。
アンテナ15では、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿って曲がっている。例えば、アンテナ15は、第3導体40及び第4導体50が沿う第1方向が、曲線に沿う方向Nに沿うように、配置されている。アンテナ15では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、曲線に沿う方向Nに沿って、曲がっている。
アンテナ15では、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、曲線に沿って曲がっている。例えば、アンテナ15は、第1導体30及び第2導体31が沿う第3方向が、曲線に沿う方向Oに沿うように、配置されている。アンテナ15では、基体20、第1導体30及び第2導体31は、曲線に沿う方向Oに沿って、曲がっている。
アンテナ15は、第4導体50から第3導体40に向かう方向に向けて凸状に湾曲している。例えば、アンテナ14は、第4導体50から第3導体40に向かう方向が方向Pに沿うように、配置されている。アンテナ15は、方向Pに向けて凸状に湾曲している。アンテナ15では、基体20、第3導体40及び第4導体50は、方向Pに向けて凸状に湾曲している。
アンテナ15の第3方向における曲率半径は、アンテナ15の第1方向における曲率半径よりも、大きくてよい。例えば、上述のように、構造物5は、長球状である。構造物5が長球状であることにより、構造物5の表面の方向Nにおける曲率半径及び方向Oにおける曲率半径は、構造物5の表面の箇所に応じて、異なり得る。アンテナ15は、構造物5の表面のうちの、方向Oにおける曲率半径が方向Nにおける曲率半径よりも大きくなる領域に、配置されていてよい。アンテナ15は、当該領域において、第1方向が方向Nに沿い、第3方向が方向Oに沿うように、配置されていてよい。このような構成により、アンテナ15の第3方向における曲率半径は、アンテナ14の第1方向における曲率半径よりも、大きくなり得る。
アンテナ15の第3方向における曲率半径が第1方向における曲率半径よりも大きくなることにより、アンテナ15の第3方向における曲率半径が第1方向における曲率半径と同じであるときよりも、第1導体30及び第2導体31の変形度合いが低減される。このような構成により、アンテナ12と類似に、アンテナ15のロバスト性が高められ得る。
図12は、本開示の一実施形態に係る無線通信モジュール6のブロック図である。図13は、図12に示す無線通信モジュール6の概略構成図である。
無線通信モジュール6は、アンテナ10と、回路基板70と、RFモジュール80とを備える。ただし、無線通信モジュール6は、アンテナ10の代わりに、アンテナ11~アンテナ15、アンテナ110又はアンテナ210を備えてよい。
アンテナ10は、図13に示すように、回路基板70の上に位置する。アンテナ10の給電線60は、回路基板70を介して、図12に示すようなRFモジュール80に電気的に接続されるように構成されている。アンテナ10の第4導体50は、回路基板70が有するグラウンド導体71に電磁気的に接続されるように構成されている。
回路基板70は、グラウンド導体71及び樹脂基板72を含む。アンテナ10が構造物1~5の何れかに位置する場合、回路基板70は、構造物1~5の表面に応じて適宜曲がっていてよい。回路基板70は、フレキシブル配線基板として構成されてよい。
グラウンド導体71は、導電性材料を含み得る。グラウンド導体71は、XY平面に広がり得る。XY平面において、グラウンド導体71の面積は、アンテナ10の第4導体50の面積よりも大きい。グラウンド導体71のY方向に沿った長さは、アンテナ10の第4導体50のY方向に沿った長さより、長い。グラウンド導体71のX方向に沿った長さは、アンテナ10の第4導体50のX方向に沿った長さより、長い。アンテナ10は、X方向において、グラウンド導体71の中心より端側に位置し得る。アンテナ10の中心は、XY平面においてグラウンド導体71の中心と異なり得る。給電線60がアンテナ10の第3導体40に電気的に接続される箇所は、XY平面におけるグラウンド導体71の中心と異なり得る。
アンテナ10が所定周波数で共振するとき、第1導体30、第2導体31、第3導体40及び第4導体50をループ状に流れるループ電流が生じ得る。アンテナ10がグラウンド導体71の中心よりX方向において端側に位置することで、グラウンド導体71を流れる電流経路が非対称になる。グラウンド導体71を流れる電流経路が非対称になることで、アンテナ10及びグラウンド導体71を含むアンテナ構造体は、放射波のY方向の偏波成分が大きくなる。放射波のY方向の偏波成分が大きくすることで、放射波は、総合放射効率が向上し得る。
アンテナ10は、回路基板70と一体であってよい。アンテナ10と回路基板70とが一体である場合、アンテナ10の第4導体50は、回路基板70のグラウンド導体71と一体であり得る。
RFモジュール80は、アンテナ10に給電する電力を制御するように構成され得る。RFモジュール80は、ベースバンド信号を変調して、アンテナ10に供給するように構成されている。RFモジュール80は、アンテナ10が受信した電気信号を、ベースバンド信号に変調するように構成され得る。
アンテナ10は、回路基板70側の導体による共振周波数の変化が小さい。無線通信モジュール6は、アンテナ10を備えることで、外部環境から受ける影響を低減し得る。よって、本実施形態によれば、新たな無線通信モジュール6が提供され得る。
図14は、本開示の一実施形態に係る無線通信機器7のブロック図である。図15は、図14に示す無線通信機器7の平面図である。図16は、図14に示す無線通信機器7の断面図である。
図15及び図16に示すように、無線通信機器7は、構造物8上に位置してよい。図14に示すように、無線通信機器7は、無線通信機器9と無線通信可能である。
構造物8は、導体部材であってよい。ただし、構造物8は、導体部材に限定されない。構造物8は、無線通信機器7がアンテナ10の代わりにアンテナ11~15の何れかを備える場合、構造物1~5の何れかであってよい。
無線通信機器9は、無線通信機器7の通信相手であり得る。無線通信機器9は、任意の無線通信機器であってよい。
例えば、無線通信機器9は、構造物8が図7に示すような構造物1である場合、サーバ等であってよい。当該サーバは、構造物1を管理する事業者等によって使用されてよい。
例えば、無線通信機器9は、構造物8が図8に示すような構造物2である場合、スマートフォンであってよい。当該スマートフォンは、構造物2を使用する子供の保護者等によって使用され得る。
例えば、無線通信機器9は、構造物8が図9に示すような構造物3であり、構造物3が個人によって使用される場合、スマートフォンであってよい。当該スマートフォンは、構造物3を使用する個人によって、使用され得る。また、無線通信機器9は、構造物8が構造物3であり、構造物3が図書館等の施設において使用される場合、サーバであってよい。当該サーバは、図書館等の施設によって管理されてよい。
例えば、無線通信機器9は、構造物8が図10に示すような構造物4である場合、地図情報等を供給可能なサーバ等であってよい。また、無線通信機器9は、構造物8が構造物4である場合、他の乗車用ヘルメットに位置する無線通信機器であってよい。
例えば、無線通信機器9は、構造物8が図11に示すような構造物5である場合、サーバであってよい。構造物5は、競技に使用され得る。この場合、当該サーバは、競技を開催する事業者等によって管理されてよい。
図14に示すように、無線通信機器7は、無線通信モジュール6と、センサ81と、バッテリ82と、メモリ83と、コントローラ84とを備える。無線通信機器7は、構造物8が構造物4である場合、スピーカ及びディスプレイを備えてよい。無線通信機器7のディスプレイは、ヘルメットである構造物4のゴーグルと一体化されていてよい。図15に示すように、無線通信機器7は、筐体90を備えてよい。
センサ81は、例えば、速度センサ、振動センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、回転角センサ、角速度センサ、地磁気センサ、マグネットセンサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、光センサ、照度センサ、UVセンサ、ガスセンサ、ガス濃度センサ、雰囲気センサ、レベルセンサ、匂いセンサ、圧力センサ、空気圧センサ、接点センサ、風力センサ、赤外線センサ、人感センサ、変位量センサ、画像センサ、重量センサ、煙センサ、漏液センサ、バイタルセンサ、バッテリ残量センサ、超音波センサ、流量センサ、マイク又はGPS(Global Positioning System)信号の受信装置等を含んでよい。センサ81は、これらのセンサの少なくとも一部によって、任意の情報を取得してよい。センサ81は、取得する情報に応じて、構造物8の任意の箇所に位置してよい。
例えば、センサ81は、構造物8が図7に示すような構造物1であり、構造物1が屋外に設置されている場合、構造物1の周囲の環境情報を取得してよい。当該環境情報は、温度センサによって取得される温度、湿度センサによって取得される湿度、及び、気圧センサによって取得される気圧、照度センサによって取得される照度の、少なくとも何れかを含んでよい。
例えば、センサ81は、構造物8が図7に示すような構造物1であり、構造物1がパイプラインの一部である場合、当該パイプラインを流れる流体の流量を取得してよい。当該流量は、流量センサによって取得され得る。
例えば、センサ81は、構造物8が図8に示すような構造物2である場合、構造物2の位置情報を取得してよい。例えば、センサ81は、構造物8が図9に示すような構造物3である場合、構造物3の位置情報を取得してよい。構造物2の位置情報及び構造物3の位置情報は、GPS信号の受信装置によって取得され得る。
例えば、センサ81は、構造物8が図10に示すような構造物4である場合、GPS信号の受信装置によって取得される構造物4の位置情報を、取得してよい。上述のように、構造物4は、運転者の頭部に装着され得る。センサ81は、運転者の話し声及び運転者のバイタル情報を取得してよい。運転者の話し声は、マイクによって集音され得る。バイタル情報は、バイタルセンサによって取得され得る。バイタル情報は、呼吸数、脈拍数、血圧及び体温等の少なくとも何れかを含んでよい。
例えば、センサ81は、構造物8が図11に示すような構造物5である場合、GPS信号の受信装置によって取得される構造物5の位置情報、及び、速度センサによって取得される構造物5の速度等を取得してよい。
バッテリ82は、無線通信モジュール6に電力を供給するように構成されている。バッテリ82は、センサ81、メモリ83、及び、コントローラ84の少なくとも1つに電力を供給するように構成され得る。バッテリ82は、1次バッテリ及び二次バッテリの少なくとも一方を含み得る。バッテリ82のマイナス極は、回路基板70のグラウンド導体71に電気的に接続されるように構成されていてよい。バッテリ82のマイナス極は、アンテナ10の第4導体50に電気的に接続されるように構成されていてよい。
メモリ83は、例えば半導体メモリ等を含み得る。メモリ83は、コントローラ84のワークメモリとして機能するように構成され得る。メモリ83は、コントローラ84に含まれ得る。メモリ83は、無線通信機器7の各機能を実現する処理内容を記述したプログラム、及び、無線通信機器7における処理に用いられる情報等を記憶する。
コントローラ84は、例えばプロセッサを含み得る。コントローラ84は、1以上のプロセッサを含んでよい。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、及び、特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けICを含んでよい。特定用途向けICは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)ともいう。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイスを含んでよい。プログラマブルロジックデバイスは、PLD(Programmable Logic Device)ともいう。PLDは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を含んでよい。コントローラ84は、1つ又は複数のプロセッサが協働するSoC(System-on-a-Chip)、及び、SiP(System In a Package)の何れかであってよい。コントローラ84は、メモリ83に、各種情報又は無線通信機器7の各構成部を動作させるためのプログラム等を格納してよい。
コントローラ84は、無線通信機器7から送信する送信信号を生成するように構成されている。コントローラ84は、センサ81が測定した情報を取得するように構成されていてよい。コントローラ84は、センサ81が測定した情報に応じた送信信号を生成するように構成されていてよい。コントローラ84は、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって送信信号を送信するように、構成されていてよい。
コントローラ84は、無線通信機器9から、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって、受信信号を受信するように、構成されていてよい。コントローラ84は、受信信号に応じた処理を実行するように、構成されていてよい。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図7に示すような構造物1である場合、センサ81から、構造物1の周囲の環境情報を取得し得る。コントローラ84は、取得した環境情報に応じた送信信号を生成し得る。コントローラ84は、環境情報に応じた送信信号を、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9に、送信し得る。無線通信機器9は、無線通信機器7から当該送信信号に応じた信号を受信することにより、構造物1の周囲の環境情報を取得し得る。構造物1を管理する事業者等は、無線通信機器9によって取得した環境情報を解析することにより、構造物1の周囲の環境の状態を把握することができる。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図7に示すような構造物1であり、構造物1がパイプラインの一部である場合、センサ81から、当該パイプラインを流れる流体の流量を取得し得る。コントローラ84は、取得した流量に応じた送信信号を生成し得る。コントローラ84は、流量に応じた送信信号を、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9に、送信し得る。無線通信機器9は、無線通信機器7から当該送信信号に応じた信号を受信することにより、当該パイプラインを流れる流体の流量の情報を取得し得る。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図8に示すような構造物2又は図9に示すような構造物3である場合、センサ81から位置情報を取得し得る。コントローラ84は、取得した位置情報に応じた送信信号を生成し得る。コントローラ84は、位置情報い応じた送信信号を、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9に、送信し得る。無線通信機器9は、無線通信機器7から当該送信信号に応じた信号を受信することにより、構造物2の位置情報を取得し得る。構造物8が構造物2である場合、無線通信機器9が構造物2の位置情報を取得することにより、保護者は、構造物2を使用する子供の居場所を確認することができる。構造物8が構造物3である場合、無線通信機器9が構造物3の位置情報を取得することにより、構造物3を使用する個人及び/又は構造物3を管理する施設は、構造物3の位置を確認することができる。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図10に示すような構造物4である場合、センサ81から、構造物4の位置情報及び運転者のバイタル情報を取得し得る。コントローラ84は、取得した位置情報及びバイタル情報に応じた送信信号を生成し得る。コントローラ84は、位置情報及びバイタル情報に応じた送信信号を、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9に、送信し得る。無線通信機器9は、無線通信機器7から当該送信信号に応じた信号を受信することにより、構造物4の位置情報及び運転者のバイタル情報を取得し得る。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図10に示すような構造物4である場合、センサ81から、運転者の話し声を取得し得る。コントローラ84は、取得した運転者の話し声に応じた送信信号を生成し得る。コントローラ84は、話し声に応じた送信信号を、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9に、送信し得る。無線通信機器9は、無線通信機器7から当該送信信号に応じた信号を受信することにより、運転者の話し声を取得し得る。無線通信機器9は、無線通信機器9が他の乗車用ヘルメットに位置する無線通信機器である場合、スピーカから、無線通信機器7から取得した話し声を出力する。また、コントローラ84は、無線通信機器9が他の乗車用ヘルメットに位置する無線通信機器である場合、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9から、他の運転者の話し声に応じた信号を取得し得る。コントローラ84は、取得した他の運転者の話し声を、無線通信機器9のスピーカから出力し得る。このような構成によって、構造物4を装着する運転者と、他の運転者とは、会話をすることができる。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図10に示すような構造物4である場合、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9から、地図情報を取得し得る。この場合、無線通信機器9は、サーバであってよい。コントローラ84は、取得した地図情報を、ディスプレイに表示させ得る。
例えば、コントローラ84は、構造物8が図11に示すような構造物5である場合、センサ81から、構造物5の位置情報及び速度を取得し得る。コントローラ84は、取得した位置情報及び速度に応じた送信信号を生成し得る。コントローラ84は、位置情報及び速度に応じた送信信号を、無線通信モジュール6のRFモジュール80によって無線通信機器9に、送信し得る。無線通信機器9は、無線通信機器7から当該送信信号に応じた信号を受信することにより、構造物5の位置情報及び速度を取得し得る。上述のように、無線通信機器9は、競技を開催する事業者等によって使用され得る。事業者は、無線通信機器9によって取得した構造物5の位置情報及び速度に基づいて、構造物5が使用された競技の内容を解析し得る。
図15に示すように、筐体90は、無線通信機器7の他のデバイスを保護するように構成されている。筐体90は、第1筐体91及び第2筐体92を含んでよい。
図16に示すように、第1筐体91は、他のデバイスを支えるように構成されている。第1筐体91は、XY平面に沿って広がってよい。ただし、構造物8が構造物1~5の何れかである場合、第1筐体91は、構造物1~5の何れかの表面に沿って、曲がっていてよい。
第1筐体91は、無線通信機器7を支持するように構成されていてよい。無線通信機器7は、第1筐体91の上面91aの上に位置する。第1筐体91は、バッテリ82を支持するように構成されていてよい。バッテリ82は、第1筐体91の上面91aの上に位置する。第1筐体91の上面91aの上には、無線通信モジュール6とバッテリ82とが、X方向に沿って並んでよい。バッテリ82と、アンテナ10の第3導体40との間には、アンテナ10の第2導体31が位置する。バッテリ82は、アンテナ10の第3導体40から観て第2導体31の向こう側に位置する。
第2筐体92は、他のデバイスを覆っていてよい。第2筐体92は、アンテナ10のZ軸正方向側に位置する下面92aを含む。下面92aは、XY平面に沿って広がる。下面92aは、平坦に限られず、凹凸を含んでよい。第2筐体92は、導体部材93を有してよい。導体部材93は、第2筐体92の下面92aに位置してよい。導体部材93は、第2筐体92の内部、外側及び内側の少なくとも一方に位置してよい。導体部材93は、第2筐体92の上面及び側面の少なくとも一方に位置してよい。
導体部材93は、アンテナ10と対向する。アンテナ10は、導体部材93と結合し、導体部材93を二次放射器として電磁波を放射することができることができるように構成されている。アンテナ10と導体部材93が対向すると、アンテナ10と導体部材93の容量的な結合が大きくなり得る。アンテナ10の電流方向が、導体部材93の延在する方向に沿うと、アンテナ10と導体部材93との電磁気的な結合が大きくなり得る。この結合は、相互インダクタンスとなり得る。
本開示に係る構成は、以上説明してきた実施形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形又は変更が可能である。例えば、各構成部等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部等を1つに組み合わせたり、或いは、分割したりすることが可能である。
本開示に係る構成を説明する図は、模式的なものである。図面上の寸法比率等は、現実のものと必ずしも一致しない。
本開示において「第1」、「第2」、「第3」等の記載は、当該構成を区別するための識別子の一例である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1導体は、第2導体と識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠、及び、大きい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。