JP7362071B2 - 携帯型読取装置、読取システム、及びユニット - Google Patents

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Description

本発明は、光学的に読取可能なシンボルが印された媒体から情報を読み取る携帯型読取装置、読取システム、及びユニットに関する。
一次元コードや二次元コードなど光学的に読み取り可能なシンボルが印された媒体から情報を読み取る読取装置としてモバイル端末が用いられている。このようなモバイル端末として、近年では、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスに上記情報を読み取るアプリケーションがインストールされ、用いられている。
ここで、特許文献1には、券面に2種類のシンボルが印刷された入場券が記載されている。シンボルの一方は可視インクで印刷されており(以下、可視シンボルという。)、シンボルの他方は赤外線吸収材を含む不可視インクで印刷されている(以下、不可視シンボルという。)。可視シンボルは入場券の購入者が有するスマートフォンで情報が読み取られ、不可視シンボルは入場受付に設置された赤外線情報読取装置で情報が読み取られる。
特開2017-87503号公報
ところで、近年では、スマートフォンの高機能化やネットワークの高速化が進み、スマートフォンを介して提供されるサービスやスマートフォンを用いた業務が多様化している。このような背景から、不可視シンボルをスマートフォンで読み取りたいというニーズがある。
しかしながら、上記の特許文献にも記載されているように、不可視シンボルから情報を読み取る手段として、スマートフォントとは異なる赤外線情報読取装置が利用されており、上記のニーズに対応することができていない。また、このようなニーズはスマートフォンに限られずタブレット端末など携帯情報端末に存在している。
上記した課題に鑑み、本発明は、不可視のシンボルが印された媒体から情報を読み取ることができる携帯型読取装置および読取システムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明の携帯型読取装置は、携帯情報端末と、不可視光線を発光する発光部を有し、前記携帯情報端末に取り付けられるユニットと、を備え、前記発光部を制御する制御部と、不可視のシンボルが印された媒体に反射した前記不可視光線を受光する不可視光線受光部と、を有する。
(2)前記不可視光線受光部が前記ユニットに設けられることを特徴とする。
(3)また、本発明の携帯型読取装置は、可視のシンボルが印された媒体に反射した可視光を受光する可視光受光部を備え、前記受光した可視光に基づいて生成された画像を解析して前記可視のシンボルの情報を得ることを特徴とする。
(4)さらに、本発明の携帯型読取装置は、前記可視光受光部が前記ユニットに設けられることを特徴とする。
(5)また、本発明の携帯型読取装置は、可視光を受光して画像を生成する可視光カメラと、前記可視光カメラの入射光口を覆う位置から該入射光口を露出させる位置まで移動可能な不可視光線透過フィルタと、を備え、前記可視光カメラは、前記不可視光線透過フィルタが前記入射光口を覆う位置にあるときに、前記不可視光線受光部として機能することを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の読取システムは、上記(1)から(5)のいずれかに記載された携帯型読取装置と、前記不可視のシンボルが印された媒体と、を備える。
上記の目的を達成するため、本発明のユニットは、不可視光線を発光する発光部と、携帯情報端末に取り付けるための取付部と、を備え、前記携帯情報端末に取り付けられた状態において、該携帯情報端末が有する受光部が受光可能となるように配置されることを特徴とする。
本発明の携帯型読取装置、読取システム、及びユニットによれば、不可視のシンボルが印された媒体から情報を読み取ることができる。
(a)第1実施形態に係る読取システムの概略図、(b)当該読取システムが備える携帯型読取装置の背面図、(c)当該携帯型読取装置の側面図 (a)上記携帯型読取装置が有する外付けユニットのハードウェア構成図、(b)携帯型読取装置の機能ブロック図 (a)上記携帯型読取装置が有するスマートフォンで実行される処理のフロー図、(b)当該スマートフォンで実行される読取処理のフロー図 上記スマートフォンと外付けユニットとの間で実行される処理のフロー図 (a)第2実施形態の外付けユニットの平面図、(b)当該外付けユニットのハードウェア構成図 第2実施形態の読取処理のフロー図 (a)第3実施形態の外付けユニットの平面図、(b)当該外付けユニットの側面図、(c)当該外付けユニットのハードウェア構成図 (a)第4実施形態の携帯型読取装置の一部平面図、(b)当該携帯型読取装置が有する外付けユニットのA-A断面図、(c)当該外付けユニットのハードウェア構成図 (a)第4実施形態のスマートフォンのフロー図、(b)第4実施形態の外付けユニットのフロー図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係るシステムを説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態にかかる読取システム2は、図1(a)に示すように、印刷物であるチケット4から情報を読み取るシステムであって、光学的に読み取り可能な2種類のシンボル6,8が印刷されたチケット4と、各シンボル6,8から情報を読み取る携帯型読取装置10と、を備えている。
チケット4の券面には当該チケット4の使用により提供されるサービスの内容(本実施形態では、コンサートの内容、日程、開場時間、及び開演時間)が表示されている。このチケット4は、縦断するように形成されたミシン目12によって基部14に対して切離部16が切り離し可能に構成されている。切離部16には、チケット4に一意に付与された識別情報が一次元シンボル6aとして表示されている。この一次元シンボル6aは、視認可能なインクによって印刷されている。以下、視認可能なインクによって印刷されたシンボルを可視シンボル6という。当該可視シンボル6は、チケット4を提供するサービス提供者が有する携帯型読取装置10によって情報が読み取られる。
携帯型読取装置10は、シンボル6,8を読み取る携帯可能な装置であり、携帯情報端末である公知のスマートフォン18を備えている。図1(b)に示すように、スマートフォン18の背面には、そのCPU(不図示)によって制御される可視光発光ダイオード(以下、可視光LED20)がその発光面を露出させて設けられている。当該可視光LED20は可視光を発光する可視光発光部22(図2(b))として機能する。当該可視光LED20の隣には、CPU(不図示)によって制御される可視光カメラ24が入射光口を露出させた状態で設けられている。この可視光カメラ24が有するイメージセンサ(不図示)の受光面にはRGBカラーフィルタ(不図示)が形成されており、当該イメージセンサが受光すると可視画像が生成される。このように可視光カメラ24は可視光を受光する可視光受光部26(図2(b))および可視画像を生成する可視画像生成部として機能する。生成された可視画像はCPUに対して出力される。当該CPUは、可視画像を取得すると、可視画像に含まれる可視シンボル6から情報を得るための所定のアルゴリズムを用いて解析を行う。このようなCPUは、可視光LED20の点灯を制御する制御部76、可視光カメラ24から可視画像を取得する画像取得部28、および取得した可視画像を解析する解析部30として機能する。
ここで、図1に示すように、本実施形態のチケット4の基部14には、切離部16に印刷された可視シンボル6に対応する二次元シンボル8aが図柄に重畳的に印刷されている。当該二次元シンボル8aは、赤外線を吸収し、視認することができないインクによって印刷されている。以下、当該インクによって印刷されたシンボルを不可視シンボル8という。当該不可視シンボル8もまた携帯型読取装置10によって情報が読み取られる。
具体的には、携帯型読取装置10は上記のスマートフォン18に加えて外付けユニット32を備えている。外付けユニット32は、スマートフォン18の背面側に両面テープによって取り付けられるユニットであって、スマートフォン18の可視光カメラ24および可視光LED20に干渉しない位置に配置されている。すなわち、外付けユニット32は、スマートフォン18に取り付けられた状態において、スマートフォン18が有する可視光カメラ24が受光可能な位置に取り付けられている。また、外付けユニット32は可視光カメラ24の近傍に設けることが好ましい。
この外付けユニット32の筐体34には、赤外線発光ダイオード(以下、IRLED36という。)がその発光面を露出した状態で設けられている。図2に示すように、IRLED36は、外付けユニット32が有するCPU38に電気的に接続されており、CPU38によって制御される。従って、CPU38はIRLED36を制御する制御部76として機能している。このようなIRLED36は赤外線を発光する赤外線発光部40として機能する。IRLED36の隣には、外付けユニット32のCPU38によって制御される赤外線カメラ42がその入射光口を露出させた状態で設けられている。赤外線カメラ42は、そのイメージセンサ(不図示)上に赤外線透過フィルタ(不図示)を有するものであり、イメージセンサは当該赤外線透過フィルタを透過して受光した赤外線の強度に応じて赤外線画像を生成する。このように、赤外線カメラ42はチケット券面で反射した赤外線を受光する赤外線受光部44(図2(b))および赤外線画像を生成する赤外線画像生成部として機能している。
生成された赤外線画像は外付けユニット32が有するBluetooth(登録商標)モジュール46を介してスマートフォン18に送信される。なお、外付けユニット32はバッテリー(不図示)を備えており、筐体34に設けられた上記の電子デバイスは当該バッテリーからの電力供給によって駆動する。
スマートフォン18のCPU(不図示)は、Bluetoothモジュール(不図示)を介して赤外線画像を取得し、取得した赤外線画像を解析して不可視シンボル8の情報を得る。すなわち、上述した画像取得部28は可視画像だけでなく赤外線画像も取得するものであり、解析部30は可視画像だけでなく赤外線画像も解析し情報を得るものである。
上記の携帯型読取装置10のスマートフォン18には、来場者によって提示されたチケット4が真正であるか否かを、読み取った各シンボル6,8の情報を照合することで確認するアプリケーションが組み込まれている。また、当該アプリケーションによる処理に応じて外付けユニット32内の各電子デバイスを制御するプログラムが外付けユニット32のメモリ48に格納されている。以下、図3及び図4に基づいて携帯型読取装置10の動作フローを説明する。
まず、スマートフォン18のアプリケーションが起動されると、スマートフォン18のCPU(不図示)は、選択処理(s10)を実行する。選択処理(s10)は、券面に印刷された可視シンボル6と不可視シンボル8のどちらを読み取るかをユーザに選択させる処理であり、例えば、スマートフォン18のタッチパネルディスプレイ50(図1)に“可視シンボル”と“不可視シンボル”の選択ボタンを表示させる。このような態様において可視シンボル6が選択された場合(s20:YES)には可視シンボル読取処理(s30)が実行され、不可視シンボル8が選択された場合(s20:NO)には不可視シンボル読取処理(s40)が実行される。
可視シンボル読取処理(s30)は、チケット4の券面に視認可能に印刷された可視シンボル6を読み取る処理であって、画像取得処理(s31)、画像表示処理(s32)、画像解析処理(s33)がこの順に実行される。なお、これらの処理は、可視シンボル6の情報を読み取ることができるまで繰り返し実行される(s34:NO)。画像取得処理(s31)は、スマートフォン18の可視光カメラ24から画像を取得する処理であって、スマートフォン18のCPU(不図示)が可視光カメラ24に対して画像生成リクエストを出し、可視光カメラ24によって生成された画像を取得する。画像表示処理(s32)は、取得した画像をタッチパネルディスプレイ50に表示させる処理である。このようにタッチパネルディスプレイ50は取得した画像を表示する画像表示部52として機能する。画像解析処理(s33)では、スマートフォン18のCPUが取得した画像を解析して画像に含まれる可視シンボル6から情報を取得する。
一方、不可視シンボル読取処理(s40)は、図4に示すように、チケット4の券面に印刷された不可視シンボル8を読み取る処理であって、先ずは画像リクエストが実行される(s41)。画像リクエスト(s41)は、スマートフォン18のCPU(不図示)がBluetoothモジュールを介して外付けユニット32に対して赤外線画像の撮像を要求する。
外付けユニット32のCPU38は、Bluetoothモジュール46を介して画像リクエストを受信すると(s101:YES)、発光処理(s102)を実行する。発光処理(s102)は、IRLED36を発光させる処理であって、外付けユニット32のCPU38がその出力端子を制御することでトランジスタなどのスイッチ回路を駆動しIRLED36に電力を供給し発光させる。これにより、撮像対象であるチケット4の券面に向かって赤外線が照射されることとなる。次いで、外付けユニット32では撮像処理(s103)が実行される。撮像処理(s103)は、赤外線カメラ42が所定の撮像エリアを撮像し、赤外線画像を生成する処理である。赤外線画像が生成されると、外付けユニット32のCPU38は送信処理(s104)を実行する。送信処理(s104)は、赤外線カメラ42から取得した赤外線画像を取得し、Bluetoothモジュールを介して赤外線画像をスマートフォン18に送信する処理である。赤外線画像を送信すると、外付けユニット32のCPU38はIRLED36を消灯させる消灯処理(s105)を実行する
スマートフォン18のCPU(不図示)は、Bluetoothモジュール(不図示)を介して赤外線画像を取得すると(s42:YES)、画像表示処理(s43)を実行する。画像表示処理(s43)は、取得した赤外線画像をタッチパネルディスプレイ50に表示させる処理である。チケット4の券面において視認できない不可視シンボル8が、タッチパネルディスプレイ50上で視認できるようになる。スマートフォン18のCPU(不図示)は画像解析処理(s44)を実行する。画像解析処理(s44)は、取得した赤外線画像を解析して画像に含まれる不可視シンボル8から情報を取得する。画像解析処理(s44)の結果、情報を取得できなかった場合(s45:NO)には、再度、画像リクエスト(s41)から実行される。一方、画像解析処理(s44)の結果、情報を取得できた場合には照合処理(s50)がスマートフォン18のCPU(不図示)によって実行される。
照合処理(s50)は、各読取処理(s30,s40)によって読み取った情報を照合する処理である。すなわち、読み取った可視シンボル6と不可視シンボル8が互いに対応関係にあるか否かを判断する。照合した結果、両シンボル情報が互いに対応関係にある場合には、チケット4が真正である旨をタッチパネルディスプレイ50に表示させる。これにより、当該携帯型読取装置10を使用する受付係がチケット4をもぎることが可能となる。なお、照合処理(s50)において、いずれか一方のシンボルしか読み取っていない場合には、両方のシンボル情報を取得するまで、選択処理(s10)からの処理が繰り返し実行される。
本実施形態の携帯型読取装置10によれば、視認可能な可視シンボル6および視認不可能な不可視シンボル8を単一の装置にて読み取ることが可能なる。
<第2実施形態>
上記の第1実施形態の携帯型読取装置10はスマートフォン18に可視光カメラ24を備え、外付けユニット32に赤外線カメラ42を備えた構成であったが、図5に示すように、第2実施形態の携帯型読取装置は赤外線カメラ42に加えて、可視光受光部26として機能する可視光カメラ54、及び可視光発光部22として機能する可視光LED56が外付けユニット58に設けられている。当該可視光カメラ54および可視光LED56は外付けユニット58のCPU38に電気的に接続され、当該CPU38に制御される。
本実施形態の携帯型読取装置の動作フローは、図6に示すように、第1実施形態と同様の選択処理(s60)が実行される。そして、選択処理(s60)が実行されると、スマートフォン18のCPU(不図示)は画像リクエスト(s61)を実行する。ここで、本実施形態の画像リクエスト(s61)では、外付けユニット58に対して画像をリクエストするとともに、生成すべき画像タイプを送信する。当該画像タイプは、選択処理(s60)の結果に基づいて可視画像または赤外線画像を指標する情報が定められる。
外付けユニット58のCPU38は、画像リクエストを受信する(s111:YES)と、受信した画像タイプに応じて発光すべきLED36,56および駆動すべきカメラ42,54を選択して、発光処理(s112)および撮像処理(s113)を実行する。具体的には、発光処理(s112)では、画像タイプとして可視画像が定められている場合には可視光LED56を発光させ、画像タイプとして赤外線画像が定められている場合にはIRLED36を発光させる。撮像処理(s113)では、画像タイプとして可視画像が定められている場合には可視光カメラ54により撮像をおこない、画像タイプとして赤外線画像が定められている場合には赤外線カメラ42により撮像を行う。
外付けユニット58のCPU38は、撮像処理(s113)によって生成された画像を所定のカメラ42,54から取得して、第1実施形態と同様に送信処理(s114)を実行することで画像をスマートフォン18に送信する。その後、外付けユニット58のCPU38は第1実施形態と同様に消灯処理(s115)を実行し所定のLED36,56を消灯する。
スマートフォン18のCPU(不図示)は外付けユニット58から画像を受信すると(s62:YES)、当該画像を読取対象として指定された画像として認識し、第1実施形態と同様に画像表示処理(s63)、画像解析処理(s64)を経て照合処理(s66)を実行する。
<第3実施形態>
上記の第1実施形態および第2実施形態では外付けユニット32,58に赤外線カメラ42が設けられた態様であったが、図7に示すように、第3実施形態の携帯型読取装置は外付けユニット60に赤外線カメラを設けておらず、赤外線透過フィルタ62を有している点で第1実施形態および第2実施形態と異なっている。以下、第1実施形態および第2実施形態と共通する点については説明を適宜省略し、異なる点について説明する。
赤外線透過フィルタ62は、可視光をカットし、赤外線を透過させる方形薄板状に形成されている。当該赤外線透過フィルタ62は外付けユニット60に形成された一対のレール64に保持されている。一対のレール64は、外付けユニット60の筐体66上面に、赤外線透過フィルタ62の幅寸法よりも若干狭い間隔を開けて平行に延在しており、各々の対向面には長手方向に延びる凹溝68が形成されている。各レール64の凹溝68に上記の赤外線透過フィルタ62が差し込まれ、レール64に沿ってスライド可能に保持されている。また、本実施形態では、IRLED36の発光面および可視光カメラ54の入射光口が、一対のレール64の長手方向に位置をずらして露出するように設けられている。このため、赤外線透過フィルタ62はIRLED36の発光面と可視光カメラ54の入射光口のいずれか一方を覆うようにスライド移動する。
なお、本実施形態の可視光カメラ54は、第1実施形態および第2実施形態と同様にイメージセンサの表面にRGBのカラーフィルタが設けられているが、当該カラーフィルタにおける赤色フィルタについては赤外線を減衰させながらも一部(近赤外波長)を透過させるような波長特性を有している。
上記のように構成される本実施形態の携帯型読取装置は、赤外線透過フィルタ62をスライド移動させることで、外付けユニット60に設けられた可視光カメラ54のみで可視シンボル6と不可視シンボル8の両方の情報を読み取ることができる。すなわち、第2実施形態の動作フローと同様に、スマートフォン18のCPU(不図示)が選択処理(s60)を実行することで、可視シンボル6と不可視シンボル8のいずれか一方が読取対象として選択される。ここで、ユーザは読取対象に応じて赤外線透過フィルタ62をスライド移動させる。例えば、可視シンボル6が読取対象として選択された場合には、可視光カメラ54の入射光口が露出するように、赤外線透過フィルタ62をIRLED36側へとスライド移動させる。一方、不可視シンボル8が選択された場合には、可視光カメラ54の入射光口を覆うように赤外線透過フィルタ62をスライド移動させる。このように、赤外線透過フィルムが移動された状態で、スマートフォン18から外付けユニット60に対して画像リクエストが送信されると(s61)、外付けユニット60において発光処理(s112)が実行される。
発光処理(s112)は、画像リクエストと共に受信した画像タイプに基づいて、IRLED36を制御する処理である。具体的には、画像タイプとして可視画像が定められている場合には、IRLED36を発光させない。一方、画像タイプとして赤外線画像が定められている場合にはIRLED36を発光させる。このようにして発光処理が実行されると撮像処理(s113)が実行される。
本実施形態の撮像処理(s113)では、CPU38によって可視光カメラ54が制御され、画像が生成される。ここで、可視光カメラ54が赤外線透過フィルタ62によって覆われている場合(IRLED36が発光している場合)には、当該赤外線透過フィルタ62を透過した赤外線のみが可視光カメラ54に入射し、イメージセンサ上の赤色フィルタで一部減衰しながらもイメージセンサで受光される。これにより赤外線画像が生成される。一方、可視光カメラ54が赤外線透過フィルタ62によって覆われていない場合(IRLED36が発光していない場合)には、イメージセンサが受光した可視光に基づいて可視画像が生成される。このように赤外線透過フィルタ62が可視光カメラ54の入射光口を覆う位置にあるときに、可視光カメラ54は赤外線受光部44および赤外線画像生成部としても機能する。
撮像処理(s113)が実行されると、CPU38は送信処理(s114)を実行して画像をスマートフォン18に送信し、消灯処理(s115)を実行してIRLED36を消灯する。
本実施形態によれば、外付けユニット60によって可視画像と赤外線画像の両方を取得することができるので、スマートフォン18の可視光カメラ24が使用できない場合や、可視光カメラ24を備えていない携帯情報端末でも用いることが可能となる。
<第4実施形態>
上記の第1~第3実施形態では、外付けユニット32,58,60に赤外線カメラ42及び/又は可視光カメラ54を設けていたが、第4実施形態では外付けユニット74にカメラを設けていない点で第1~第3実施形態とは異なっている。
図8(a),(b)に示すように、本実施形態の外付けユニット74は、スマートフォン18の可視光カメラ24および可視光LED20に被さるように取り付けられる。この外付けユニット74の筐体70は、スマートフォン18の可視光カメラ24及び可視光LED20上に開口72が形成されている。当該開口72を挟むように一対のレール64が設けられており、当該レール64に赤外線透過フィルタ62が保持されている。また、開口72の近傍にはIRLED36が設けられている。
上記のように構成される本実施形態の携帯型読取装置によれば、外付けユニット74の赤外線透過フィルタ62をスライド移動させつつ、IRLED36を適宜発光させることで、スマートフォン18の可視光カメラ24を用いて、可視シンボル6と不可視シンボル8の両方の情報を読み取ることができる。
具体的には、本実施形態の携帯型読取装置は、第1実施形態と同様にスマートフォン18によって選択処理を実行する。スマートフォン18は選択処理を実行すると、シンボルの読取処理を実行する。
読取処理では、図9に示すように、選択処理において選択された読取対象が不可視シンボル8であるか、可視シンボル6であるかを確認する。不可視シンボル8である場合(s71:YES)、Bluetoothモジュールを介して外付けユニット74に発光リクエストを送信する(s72)。当該発光リクエストは(s72)、外付けユニット74が有するIRLED36を発光させるリクエストである。発光リクエストを送信した後、及び選択処理において可視シンボル6が選択された場合(s71:NO)には、画像取得処理(s73)、画像表示処理(s74)から読取確認(s76)までの一連の処理を実行する。そして、読取が成功した場合(s76:yes)には、Bluetoothモジュールを介して、消灯リクエストを外付けユニット74に送信し、第1実施形態と同様に照合処理を実行する。
外付けユニット74は、図9(b)に示すように、先ず、スマートフォン18からの発光リクエストの有無を確認する。その結果、発光リクエストを受信していない場合(s121:NO)には、CPU38がIRLED36を消灯させるよう制御する(s125)。一方、発光リクエストを受信した場合(s121:YES)には、CPU38がIRLED36を発光させるよう制御し(s123)、スマートフォン18からの消灯リクエストの有無を確認する(s124)。その結果、消灯リクエストを受信していない場合には(s124:NO)、消灯リクエストの有無を繰り返し確認する。一方、消灯リクエストを受信した場合(s124:YES)には、CPU38はIRLED36を消灯させるよう制御する。IRLED36を消灯した後は、スマートフォン18からの発光リクエストの有無を確認する(s121)。
上記のように構成される携帯型読取装置は、赤外線透過フィルタ62が可視光カメラ24上に配された状態で、不可視シンボル8の読み取りが選択されると、外付けユニット74のIRLED36が発光する。そして、券面に反射した赤外線を受光した可視光カメラ24のイメージセンサにより、赤外線画像が生成される。なお、上述のとおり可視光カメラ24のイメージセンサに設けられた赤色透過フィルタは、赤外線を減衰させながら透過させ、透過光を受光したイメージセンサにより、赤外線画像が生成される。このように赤外線透過フィルタ62が可視カメラ24の入射光口を覆う位置にあるときに、可視光カメラ24は赤外線受光部44および赤外線画像生成部としても機能する。
本実施形態によれば、赤外線透過フィルタ62をスライド移動させて、読取対象のシンボルを選択することで、可視シンボル6を含む可視画像や不可視シンボル8を含む赤外線画像を取得することが可能となり、可視シンボル6と不可視シンボル8の両方から情報を読み取ることが可能となっている。そして、スマートフォン18が有する可視光カメラ24を使用できることから、外付けユニット74の構成が簡素化され、製造コストの低減を図ることが可能となる。
<変形例1>
上記実施形態では、両面テープを用いて外付けユニットをスマートフォンに取り付けることとしている。しかしながら、当該取付態様は上記両面テープに限定されず、スマートフォンの縁に引っ掛けるフックを外付けユニットの筐体に設けても構わない。このように、外付けユニットは、スマートフォンに取り付けられる取付部を備えていれば、その態様は特に限定されない。
<変形例2>
上記実施形態ではチケットを例に説明したが、本発明はチケット以外の印刷物などの媒体にも適用できる。
<変形例3>
上記の実施形態では不可視光線として赤外線を用いていたが紫外線を用いても構わない。この場合には、不可視光線を受光して不可視光線画像を生成するカメラや、紫外線のみを透過させる不可視光線透過フィルタを用いることができる。
<変形例4>
上記の実施形態では携帯情報端末としてスマートフォンを用いたが、これに限られず、タブレット端末を用いても構わない。
<変形例5>
第3実施形態の可視光カメラ54や第4実施形態の可視光カメラ24が有するイメージセンサは、可視光線に加えて赤外線を受光できるよう構成されていればどのような態様であっても構わない。例えば、イメージセンサは、赤色フィルタが表面に設けられた画素と、緑色フィルタが表面に設けられた画素と、青色フィルタが表面に設けられた画素と、フィルタが設けられていない画素と、を有し、これらの画素がイメージセンサの全面に均等配列されたものであっても構わない。当該イメージセンサを有する可視光カメラを用いれば、フィルタがもうけられた画素の出力に基づいて可視画像を生成し、フィルタが設けられていない画素の出力に基づいて赤外線画像を生成することができ、各々の画像に基づいて可視シンボルと不可視シンボルを読み取ることができる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
2 … 読取システム
4 … チケット(媒体)
6 … 可視シンボル
8 … 不可視シンボル
10 … 携帯型読取装置
18 … スマートフォン(携帯情報端末)
24,54 … 可視光カメラ
26 … 可視光受光部
30 … 解析部
32,58,60,74 … 外付けユニット(ユニット)
36 … 赤外線発光ダイオード
40 … 赤外線発光部(発光部)
42 … 赤外線カメラ
44 … 赤外線受光部(不可視光線受光部)

Claims (6)

  1. 携帯情報端末と、
    不可視光線を発光する発光部を有し、前記携帯情報端末に取り付けられるユニットと、
    を備え、
    前記ユニットは、
    前記発光部を制御する制御部と、
    不可視のシンボルが印された媒体に反射した前記不可視光線を受光するカメラと、
    を有する携帯型読取装置。
  2. 可視のシンボルが印された媒体に反射した可視光を受光する可視光受光部を備え、
    前記受光した可視光に基づいて生成された画像を解析して前記可視のシンボルの情報を得ることを特徴とする、請求項1に記載の携帯型読取装置。
  3. 前記可視光受光部が前記ユニットに設けられることを特徴とする、請求項に記載の携帯型読取装置。
  4. 前記カメラの入射光口を覆う位置から該入射光口を露出させる位置まで移動可能な不可視光線透過フィルタを備え、
    記カメラは、前記不可視光線透過フィルタが前記入射光口を覆う位置にあるときに、前記不可視光線を受光することを特徴とする、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の携帯型読取装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の携帯型読取装置と、
    前記不可視のシンボルが印された媒体と、
    を備える読取システム。
  6. 不可視光線を発光する発光部と、
    携帯情報端末に取り付けるための取付部と、
    不可視のシンボルが印された媒体に反射した前記不可視光線を受光するカメラと、
    を備え、
    前記携帯情報端末に取り付けられた状態において、該携帯情報端末が有する受光部が受光可能となるように配置されることを特徴とするユニット。
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