JP7364384B2 - パークロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に適用されるパークロック装置に関する。
従来、パークロック装置としては、ケーシングと、このケーシングの内部に回転可能に配置された駆動軸と、この駆動軸と一体回転可能に設けられたギヤ部材と、ケーシングに揺動可能に配置され揺動によりギヤ部材と噛み合い駆動軸の回転を阻止するポールロックとしてのロック部材と、このロック部材を揺動操作する操作機構とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
このパークロック装置では、操作機構が、ケーシングの内部に移動可能に配置されたロッドとしての移動部材と、この移動部材の端部に一体移動可能に配置され移動部材の移動によりロック部材を押圧しロック部材をギヤ部材との噛み合い方向に揺動させるスリーブと、ケーシングに固定されスリーブの端部を支持しスリーブの移動を案内するスリーブガイドとしての保持部材とを有している。
このようなパークロック装置では、移動部材の移動によって、スリーブが保持部材の内部で移動し、スリーブがロック部材を押圧して、ロック部材がギヤ部材と噛み合い、駆動軸の回転が阻止される。
特開2012-153291号公報
ところで、上記特許文献1のようなパークロック装置では、スリーブガイドが、スリーブとロック部材とが当接する部分を除いて、スリーブの周囲を覆うように形成されている。
このようにスリーブガイドを形成することにより、スリーブガイドが、スリーブのポールロックの押圧方向と反対側への移動と、スリーブのポールロックの押圧方向と直交する方向の両側への移動とを規制することができる。
しかしながら、スリーブガイドをスリーブの周囲を覆うように形成させることは、その加工が複雑であり、スリーブガイドの製造コストが高コスト化していた。
そこで、この発明は、スリーブガイドを低コスト化することができるパークロック装置の提供を目的としている。
本発明は、ケーシングと、このケーシングの内部に回転可能に配置された駆動軸と、この駆動軸と一体回転可能に設けられたギヤ部材と、前記ケーシングに揺動可能に配置され揺動により前記ギヤ部材と噛み合い前記駆動軸の回転を阻止するポールロックと、このポールロックを揺動操作する操作機構とを備えたパークロック装置であって、前記操作機構は、前記ケーシングの内部に移動可能に配置されたロッドと、このロッドの端部に一体移動可能に配置され前記ロッドの移動により前記ポールロックを押圧し前記ポールロックを前記ギヤ部材との噛み合い方向に揺動させるスリーブと、前記ケーシングに固定され前記スリーブの端部を支持し前記スリーブの移動を案内するスリーブガイドとを有し、前記スリーブガイドには、前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と反対側への移動を規制する規制壁と、前記規制壁と連続する一部材で形成され前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動を規制する一側壁とが設けられ、前記ケーシングには、前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制する他側壁が設けられていることを特徴とする。
このパークロック装置では、スリーブガイドに、スリーブのポールロックの押圧方向と反対側への移動を規制する規制壁と、スリーブのポールロックの押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動を規制する一側壁とが設けられているので、スリーブガイドの規制壁と一側壁とによって、スリーブのポールロックの押圧方向と反対側への移動と、スリーブのポールロックの押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動とを規制することができる。
また、ケーシングには、スリーブのポールロックの押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制する他側壁が設けられているので、ケーシングの他側壁によって、スリーブのポールロックの押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制することができる。
従って、このようなパークロック装置では、スリーブガイドをスリーブの周囲を覆うような複雑な形状にすることなく、スリーブの移動を規制することができ、スリーブガイドを低コスト化することができる。
本発明によれば、スリーブガイドを低コスト化することができるパークロック装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るパークロック装置の一部を断面とした側面図である。 本発明の実施の形態に係るパークロック装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係るパークロック装置のスリーブとスリーブガイドとをケーシングに組付けたときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るパークロック装置のスリーブとスリーブガイドとをケーシングに組付けたときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るパークロック装置のスリーブとスリーブガイドとをケーシングに組付けたときの正面図である。 本発明の実施の形態に係るパークロック装置のスリーブとスリーブガイドとをケーシングに組付けたときの側面図である。 本発明の実施の形態に係るパークロック装置のスリーブガイドの斜視図である。
図1~図7を用いて本発明の実施の形態に係るパークロック装置について説明する。
本実施の形態に係るパークロック装置1は、ケーシング3と、このケーシング3の内部に回転可能に配置された駆動軸5と、この駆動軸5と一体回転可能に設けられたギヤ部材7と、ケーシング3に揺動可能に配置され揺動によりギヤ部材7と噛み合い駆動軸5の回転を阻止するポールロック9と、このポールロック9を揺動操作する操作機構11とを備えている。
また、操作機構11は、ケーシング3の内部に移動可能に配置されたロッド13と、このロッド13の端部に一体移動可能に配置されロッド13の移動によりポールロック9を押圧しポールロック9をギヤ部材7との噛み合い方向に揺動させるスリーブ15と、ケーシング3に固定されスリーブ15の端部を支持しスリーブ15の移動を案内するスリーブガイド17とを有する。
そして、スリーブガイド17には、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側への移動を規制する規制壁19と、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動を規制する一側壁21とが設けられ、ケーシング3には、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制する他側壁23が設けられている。
また、スリーブガイド17には、ケーシング3と当接し、スリーブガイド17がスリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側へ移動することを規制する当接部25が設けられている。
さらに、スリーブガイド17は、ケーシング3に対して少なくとも2つの固定部27を介して固定されている。
また、規制壁19と一側壁21と他側壁23とは、それぞれ平面に形成されている。
さらに、スリーブ15と当接するポールロック9のポール当接部29は、規制壁19に対して平行となるように形状が設定されている。
図1~図7に示すように、ケーシング3は、複数に分割された分割ケース31を組み合わせることによって構成されている。
このケーシング3の内部には、駆動軸5と、ギヤ部材7と、ポールロック9と、操作機構11などが収容されている。
駆動軸5は、駆動源としてのエンジン(不図示)や電動モータ(不図示)から車輪までの動力伝達経路上に設けられた伝達機構33の中間軸となっている。
この駆動軸5は、ベアリング35を介してケーシング3に回転可能に支持され、動力を伝達する伝達ギヤ37が連続する一部材で設けられている。
なお、駆動軸5の端部には、駆動軸5の回転を検出する検出センサ39が配置され、駆動軸5が回転しているか否かを検出することができる。
このような駆動軸5には、圧入や溶接などの固定手段によって、ギヤ部材7が一体回転可能に設けられている。
このギヤ部材7は、ポールロック9と噛み合うと、駆動軸5の回転が阻止され、伝達機構33における動力伝達が阻止され、駆動源から車輪への駆動力の伝達が阻止される。
ポールロック9は、ケーシング3に設けられたポール保持部41に対して軸部43を介して揺動可能に軸支され、ポール当接部29とロック部45とを備えている。
ポール当接部29は、ポールロック9の一端側に設けられ、ロック部45がギヤ部材7と噛み合っていないポールロック9の揺動位置で、スリーブ15を案内するスリーブガイド17の内部に配置されている。
このポール当接部29は、スリーブガイド17内でスリーブ15に当接可能に配置され、スリーブ15の移動によってスリーブ15と当接し、ポールロック9のロック部45がギヤ部材7と噛み合うように、ポールロック9を揺動させる。
ロック部45は、ポールロック9の他端側に設けられ、ポール当接部29がスリーブ15と当接してポールロック9が揺動されたときに、ギヤ部材7と噛み合い、駆動軸5の回転を阻止する。
このとき、ロック部45がギヤ部材7の歯面に位置してギヤ部材7と噛み合っていない場合には、待ち機構としてのスプリング47によってロック部45がギヤ部材7の歯底に向けて付勢されており、ロック部45がギヤ部材7との噛み合い位置に位置したときにギヤ部材7と噛み合う。
このようなポールロック9には、ポールロック9をロック部45とギヤ部材7との噛み合い解除方向に揺動させるように付勢する解除スプリング49が配置されている。
この解除スプリング49は、付勢力が待ち機構としてのスプリング47よりも弱く設定されている。
このような解除スプリング49は、ポールロック9のポール当接部29とスリーブ15との当接が解除されたときに、ポールロック9をロック部45とギヤ部材7との噛み合い解除方向に揺動させる。
このポールロック9の揺動により、ロック部45とギヤ部材7との噛み合いを解除させ、駆動軸5の回転の阻止を解除させる。
このようなポールロック9は、操作機構11によって揺動操作される。
操作機構11は、回転軸51と、回動部材53と、付勢部材55と、ロッド13と、スリーブ15と、スリーブガイド17とを備えている。
回転軸51は、ケーシング3の側壁を挿通し、ケーシング3の側壁に回転可能に支持されている。
この回転軸51のケーシング3の外部に配置される端部には、ケーシング3の外部に取り付けられる電動モータからなるアクチュエータ(不図示)が接続されている。
このアクチュエータは、ドライバなどのユーザがシフトレンジを切り替えることによって作動され、回転軸51を回転駆動させる。
このような回転軸51のケーシング3の内部に配置される端部側には、回動部材53が一体回転可能に設けられている。
回動部材53は、薄板状のプレートからなり、回転軸51の回転により回転軸51の軸心周りを回動する。
この回動部材53は、回転軸51、すなわちアクチュエータの一方側と他方側への回転により、ポールロック9が駆動軸5の回転を阻止するロック位置と、ポールロック9による駆動軸5の回転の阻止を解除するロック解除位置との間を回動される。
このような回動部材53には、回動部材53がロック位置に位置したときと、ロック解除位置に位置したときとに、それぞれ付勢部材55の円筒ローラ61が係合される係合部57,59が設けられている。
付勢部材55は、板バネからなり、一端側がケーシング3にボルトで固定され、他端側に回動部材53の係合部57,59に係合される円筒ローラ61を備えている。
この付勢部材55の円筒ローラ61は、回動部材53の回動により、回動部材53の係合部57,59の間を変動していずれかの係合部57,59に係合される。
この円筒ローラ61が係合部57,59に係合された状態では、付勢部材55が回動部材53に付勢力を付与し、回動部材53の回動を規制する。
詳細には、円筒ローラ61は、回動部材53がロック位置側に位置したときに、係合部57に付勢力を付与して係合される。
一方、円筒ローラ61は、回動部材53がロック解除位置側に位置したときに、係合部59に付勢力を付与して係合される。
このように付勢部材55は、回動部材53のロック位置側又はロック解除位置側の2段階で、回動部材53に付勢力を付与し、回動部材53の回動位置を規定する。
なお、回動部材53には、ケーシング3を構成する分割ケース31に組付けられる他方の分割ケース(不図示)の被当接部に当接される規制部63,65が設けられている。
この規制部63,65は、回動部材53がロック位置側又はロック解除位置側に回動したときに、それぞれ他方の分割ケースの被当接部に当接され、回動部材53のそれ以上の回動を規制し、回動部材53の回動位置を規定する。
このような回動部材53には、ロッド13の端部が係合されており、回動部材53の回動によりロッド13が軸方向に移動される。
ロッド13は、回動部材53とスリーブガイド17との間に配置され、一端側が回動部材53に係合され、他端側が回動部材53の回動によりスリーブガイド17内を軸方向移動可能に配置されている。
このロッド13のスリーブガイド17内に配置される端部には、スリーブ15が設けられている。
スリーブ15は、ロッド13の端部を覆うように有底の筒状に形成され、ロッド13の端部にロッド13と軸方向に一体移動可能でロッド13上を移動可能に設けられている。
このスリーブ15には、ポールロック9のポール当接部29と当接し、ロッド13の端部側に向けて外径を小さくするように傾斜されたカム面67が周方向に連続して設けられている。
このカム面67は、ロッド13の端部側に位置する第1カム面69の傾斜角度が大きく設定され、この部分からロッド13の端部と反対側に向けて連続する第2カム面71の傾斜角度が小さく設定されている。
このようなカム面67は、スリーブ15の移動により、まず、第1カム面69がポールロック9のポール当接部29と当接し、ポールロック9をロック部45とギヤ部材7との噛み合い方向に押圧して揺動させ、ロック部45とギヤ部材7とを噛み合わせる。
次に、スリーブ15のさらなる移動により、第2カム面71がポールロック9のポール当接部29と当接し、ポールロック9をロック部45とギヤ部材7との噛み合い方向に徐々に押圧し、ロック部45とギヤ部材7との噛み合い状態を保持する。
なお、スリーブ15には、ロッド13の外周に配置された上述した待ち機構となるスプリング47が当接されており、ロック部45とギヤ部材7との噛み合いを安定して行うことができる。
このようなスリーブ15は、スリーブガイド17内に収容され、スリーブ15の移動が案内されている。
スリーブガイド17は、2つの固定部27にそれぞれボルト73を締結することによってケーシング3に固定されている。
このスリーブガイド17には、スリーブ15の端部が挿通される支持孔75が設けられ、スリーブ15の端部を移動可能に支持している。
このようなスリーブガイド17は、規制壁19と、一側壁21とを備えている。
規制壁19は、ポールロック9のポール当接部29に対して、スリーブ15を挟んでポールロック9の揺動方向に対向して配置されている。
この規制壁19は、ポールロック9の揺動方向と直交する方向に対して、平行となるように平面で形成されている。
このような規制壁19には、スリーブ15の第1カム面69と同様の傾斜角度で傾斜されたガイド面77が設けられている。
このガイド面77は、スリーブ15の移動により、まず、スリーブ15の第1カム面69と当接し、スリーブ15をポールロック9の押圧方向に移動させ、次に、端部がスリーブ15の第2カム面71と当接して、スリーブ15が移動した状態を保持する。
このような規制壁19は、スリーブ15と当接することにより、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側への移動を規制する。
ここで、ポールロック9のポール当接部29は、規制壁19と同様に、ポールロック9の揺動方向と直交する方向に対して、平行となるように平面で形成されている。
このようにポール当接部29と規制壁19とを形成することにより、スリーブ15が規制壁19とポール当接部29とに当接したときに、スリーブ15がポールロック9の揺動方向と交差する方向に傾斜して移動することを規制することができる。
加えて、ポール当接部29を規制壁19と平行な平面で形成することにより、ポールロック9がガタついて揺動することを防止することができる。
また、ポールロック9は、揺動方向において、前後方向に規制壁19とポールロック9の平面によって、平行で均一に設定される隙間に配置されるので、ポールロック9の揺動方向には確実な作動が可能となり、ポールロック9の揺動方向と直交する方向には微小振動が入力した際にも、その振動により不測の方向にポールロック9が作動することが回避され、ポールロック9の表面に偏摩耗や打痕が生じるのを防止することができる。
そして、一側壁21と他側壁23の構成と、それぞれの機能は以下の通りである。
一側壁21は、規制壁19の一端部から規制壁19との間の角度が直角となるように、規制壁19と連続する一部材で形成されている。
この一側壁21は、スリーブ15に対して、ポールロック9の揺動方向と直交する方向の一方側に配置され、スリーブ15と対向する面がポールロック9の揺動方向と平行となるように、平面で形成されている。
このような一側壁21は、スリーブ15がポールロック9の揺動方向と直交する方向の一方側に移動しようとしたとき、スリーブ15と当接してスリーブ15の直交方向の一方側への移動を規制し、スリーブ15をポールロック9の揺動方向に案内する。
このとき、一側壁21は、平面で形成されているので、スリーブ15のポールロック9の揺動方向への移動を安定して案内することができる。
このような一側壁21とスリーブ15を挟んで対向する側には、ケーシング3に設けられた他側壁23が配置されている。
他側壁23は、ケーシング3に設けられ、スリーブ15に対して、ポールロック9の揺動方向と直交する方向の他方側に配置されている。
この他側壁23は、スリーブ15と対向する面がポールロック9の揺動方向と平行となるように、平面で形成されている。
このような他側壁23は、スリーブ15がポールロック9の揺動方向と直交する方向の他方側に移動しようとしたとき、スリーブ15と当接してスリーブ15の直交方向の他方側への移動を規制し、スリーブ15をポールロック9の揺動方向に案内する。
このとき、他側壁23は、平面で形成されているので、スリーブ15のポールロック9の揺動方向への移動を安定して案内することができる。
このようにケーシング3に他側壁23を設けることにより、スリーブガイド17に規制壁19と一側壁21とを設ければよく、スリーブガイド17の形状を簡易化することができる。
このため、スリーブガイド17の加工を容易に行うことができ、スリーブガイド17の製造コストを低コスト化することができる。
このようなスリーブガイド17には、スリーブガイド17がスリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側へ移動することを規制する当接部25が設けられている。
当接部25は、規制壁19のガイド面77が設けられた側と反対側の面に設けられ、ポールロック9の揺動方向と直交する方向と平行となるように、平面で形成されている。
この当接部25は、スリーブガイド17が2つの固定部27を介してケーシング3に組付けられた状態で、ケーシング3に設けられた被当接部79に当接される。
このような当接部25は、スリーブ15がポールロック9のポール当接部29と当接し、スリーブガイド17にポールロック9の押圧方向と反対側への反力が入力されたときに、その反力をケーシング3の被当接部79との当接によって受ける。
ここで、スリーブガイド17に当接部25が設けられていない場合には、スリーブガイド17にポールロック9の押圧方向と反対側への反力が入力されたとき、その反力を固定部27によって受けることになる。
このため、従来のスリーブガイドでは、この反力を十分に受けるために、ボルト73の締結の他に、ケーシング3に対してスリーブガイド17を位置決めする高剛性のノックピンを用いており、固定構造が高コスト化していた。
これに対して、スリーブガイド17に当接部25を設けることにより、スリーブガイド17に入力される反力をケーシング3で受けることができ、スリーブガイド17の固定構造をボルト73の締結による2つの固定部27とすることができ、低コスト化することができる。
このようなパークロック装置1では、スリーブガイド17に、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側への移動を規制する規制壁19と、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動を規制する一側壁21とが設けられているので、スリーブガイド17の規制壁19と一側壁21とによって、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側への移動と、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動とを規制することができる。
また、ケーシング3には、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制する他側壁23が設けられているので、ケーシング3の他側壁23によって、スリーブ15のポールロック9の押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制することができる。
従って、このようなパークロック装置1では、スリーブガイド17をスリーブ15の周囲を覆うような複雑な形状にすることなく、スリーブ15の移動を規制することができ、スリーブガイド17を低コスト化することができる。
また、スリーブガイド17には、ケーシング3と当接し、スリーブガイド17がスリーブ15のポールロック9の押圧方向と反対側へ移動することを規制する当接部25が設けられているので、スリーブガイド17にかかる押圧方向と反対側への外力を、当接部25を介してケーシング3で受けることができる。
さらに、スリーブガイド17は、ケーシング3に対して少なくとも2つの固定部27を介して固定されているので、ケーシング3に対するスリーブガイド17の固定構造を簡易化することができる。
また、規制壁19と一側壁21と他側壁23とは、それぞれ平面に形成されているので、スリーブ15が移動するときにガタつくことがなく、スリーブ15を安定して移動させることができる。
このため、スリーブ15の押圧によるポールロック9の揺動を安定させることができ、ポールロック9の揺動による駆動軸5の回転阻止機能と回転阻止の解除機能とを安定化することができる。
さらに、スリーブ15と当接するポールロック9のポール当接部29は、規制壁19に対して平行となるように形状が設定されているので、ポールロック9の揺動をさらに安定化することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るパークロック装置では、当接部が、規制壁のガイド面と反対側の面に設けられているが、これに限らず、ケーシングと当接し、スリーブガイドがスリーブのポールロックの押圧方向と反対側へ移動することを規制することができる位置であれば、当接部をスリーブガイドのどの位置に設けてもよい。
さらに、広義には、「規制壁」、「一側壁」、および「他側壁」が、ケーシング3とスリーブガイド17のいずれか一つだけの部材に対して設けられても、或いは両部材に設けられどのように組み合わされても、本発明の課題を解決する構成となり得るのであれば、発明の趣旨に鑑みて適宜設定され、本発明の技術的範囲に包含されるものである。
1 パークロック装置
3 ケーシング
5 駆動軸
7 ギヤ部材
9 ポールロック
11 操作機構
13 ロッド
15 スリーブ
17 スリーブガイド
19 規制壁
21 一側壁
23 他側壁
25 当接部
27 固定部
29 ポール当接部

Claims (5)

  1. ケーシングと、このケーシングの内部に回転可能に配置された駆動軸と、この駆動軸と一体回転可能に設けられたギヤ部材と、前記ケーシングに揺動可能に配置され揺動により前記ギヤ部材と噛み合い前記駆動軸の回転を阻止するポールロックと、このポールロックを揺動操作する操作機構とを備えたパークロック装置であって、
    前記操作機構は、前記ケーシングの内部に移動可能に配置されたロッドと、このロッドの端部に一体移動可能に配置され前記ロッドの移動により前記ポールロックを押圧し前記ポールロックを前記ギヤ部材との噛み合い方向に揺動させるスリーブと、前記ケーシングに固定され前記スリーブの端部を支持し前記スリーブの移動を案内するスリーブガイドとを有し、
    前記スリーブガイドには、前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と反対側への移動を規制する規制壁と、前記規制壁と連続する一部材で形成され前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と直交する方向のうち一方側への移動を規制する一側壁とが設けられ、
    前記ケーシングには、前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と直交する方向のうち他方側への移動を規制する他側壁が設けられていることを特徴とするパークロック装置。
  2. 請求項1記載のパークロック装置であって、
    前記スリーブガイドには、前記ケーシングと当接し、前記スリーブガイドが前記スリーブの前記ポールロックの押圧方向と反対側へ移動することを規制する当接部が設けられていることを特徴とするパークロック装置。
  3. 請求項1又は2記載のパークロック装置であって、
    前記スリーブガイドは、前記ケーシングに対して少なくとも2つの固定部を介して固定されていることを特徴とするパークロック装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパークロック装置であって、
    前記規制壁と前記一側壁と前記他側壁とは、それぞれ平面に形成されていることを特徴とするパークロック装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパークロック装置であって、
    前記規制壁は、平面に形成され、前記スリーブと当接するポールロックのポール当接部は、前記規制壁に対して平行となるように形状が設定されていることを特徴とするパークロック装置。
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Citations (2)

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JP2000104827A (ja) 1998-09-30 2000-04-11 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速機のパーキング装置
JP2011020469A (ja) 2009-07-13 2011-02-03 Mazda Motor Corp 変速機のパーキング装置

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