JP7370174B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Description
切替部を閉状態として、トリガー部を後方へ揺動させると、容器体内の液体は、縦供給筒部、噴出孔、造泡筒および孔部を通して、前方へ狭い範囲に噴射される。
すなわち、切替部が開状態の場合と閉状態の場合とで、液体の噴射範囲を切り替える(調整する)ことができる。したがって本発明によれば、液体の噴射範囲を容易に変更することができる。
このため、液体の噴出後には、蓋部によって噴出孔を塞ぐことができる。これにより、液体を噴出孔から噴出したときに液体が噴出孔の内面などに付着して残存しても、トリガー式液体噴出器を保管している間に、付着した液体が乾燥して固化することを抑えられる。したがって、噴出孔が塞がれたり、液体の噴射方向が変わってしまったり、噴射される液体の泡質に変化が生じたりすることを抑制できる。
また、次に液体を噴射するときには、蓋部を回動させる簡単な操作によって、噴出孔を開くことができる。
上記トリガー式液体噴出器において、前記切替部は、前記切替部を回動操作可能な切替部操作片を有し、前記ノズル部材を前方から見た前面視で、前記切替部操作片が前記蓋部から突出している。
この場合、切替部および蓋部を閉じた状態で、切替部操作片が前方に露出する。このため、蓋部および切替部が閉じた状態から、切替部操作片を操作して切替部を開けることにより、切替部とともに蓋部が押し上げられ回動させられて、液体を広範囲に噴射可能な状態となる。つまり、蓋部が閉じた状態であっても、単一の操作(1アクション)で液体を広い範囲に噴射させることが可能な状態にでき、操作性がよい。
本発明の第1実施形態のトリガー式液体噴出器1について、図1~図5を参照して説明する。
図1に示すように、トリガー式液体噴出器1は、容器体Aに装着される噴出器本体2と、噴出器本体2に配設され、容器体A内の液体を噴射する噴出孔4を有するノズル部材3と、を備えている。また、噴出器本体2は、容器体A内の液体を吸い上げる縦供給筒部10と、縦供給筒部10内の液体を噴出孔4に導く射出筒部11と、を有する。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配設され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下部とを連結する環状連結部12cと、小径部12bの上端部を閉塞する天壁部12dと、を備えている。
天壁部12dは、後述する逆止弁36の上方を覆っている。小径部12bの下端部は、環状連結部12cよりも下方に突出している。
内筒13のフランジ部13cは、外筒12の環状連結部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12の環状連結部12cよりも下方に位置している。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の中心軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後側に偏心している。
テーパ筒部35は、下方に向かうに従って漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離間可能に着座する球状の逆止弁36が配設されている。
逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面から離間することで、縦供給筒部10内を通して、容器体A内から射出筒部11内および後述するシリンダ53内へ液体が流通するのを許容する。また、逆止弁36は、テーパ筒部35の内周面に着座することで、縦供給筒部10内を通して、射出筒部11内およびシリンダ53内から容器体A内へ液体が流通するのを防ぐ。図示の例では、逆止弁36は供給通路L1内のうち、テーパ筒部35よりも上方に位置する下流側の空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する上流側の空間と、を連通および遮断する。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、外筒12における環状連結部12cと一体に形成されている。
トリガー機構50は、トリガー部51の揺動に連動して前後動させられるピストン52と、ピストン52が挿入され、かつ内部が縦供給筒部10内に連通したシリンダ53と、を備えている。シリンダ53は、ピストン52の前後動に伴って内部が加圧および減圧させられる。シリンダ53は、前方に向けて開口している。
トリガー機構50はさらに、トリガー部51を前方に付勢する弾性板部54と、縦供給筒部10および射出筒部11の全体を、少なくとも上方および左右方向から覆うカバー体55と、を備えている。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後方開口部を塞ぐ後壁部61と、外筒部60の内側に配置され、前後方向に延びる筒状のピストンガイド62と、外筒部60の前端開口縁からシリンダ径方向における外側に突出するフランジ部53aと、を備えている。
ピストンガイド62の外周面における後端部には、環状の窪み部62bが形成されている。
なお、回収通路43としては、このような態様に限られず、例えばシリンダ53に形成される等、縦供給筒部10とは異なる部分に形成されてもよい。
摺動筒部73は、ピストンガイド62に前後方向に摺動自在に嵌合されている。これにより、シリンダ53内において、摺動筒部73よりも後側に位置する部分に、縦供給筒部10における連絡通路L2から連通孔66を通して液体が流入される貯留室53bが形成されている。
摺動筒部73のうち、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが、シリンダ53の外筒部60の内周面に密接している。
これにより、貯留室53b内が、ピストン本体部72の内周面と、ピストンガイド62の外周面と、の間、ピストン本体部72内、ガイド孔62a、ピストンガイド62内、および回収通路43を通して容器体A内に連通する。以上により、トリガー部51を最初に操作する場合に、貯留室53b内の空気を容器体A内に効率よく排出することができる。
なお本実施形態では、蓄圧弁124によっても液だれを抑制する効果が得られる。このため、上述の作用効果は、蓄圧弁124を用いていない直圧式のトリガー式液体噴出器において、より顕著なものとなる。
主板部80は、左右方向から見た側面視で後方に向けて凹状に湾曲している。主板部80および一対の側板部81は一体に形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51とピストン52とは、互いに連結されている。
これら主板ばね54aおよび副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
第2筒部23は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。対向板部21のうち、第2筒部23の内側に位置する部分には、射出孔25が形成されている。射出孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。また、第2筒部23の内側には、射出孔25と噴出孔4とを連通する連通路237が形成されている。これにより、第2筒部23の内部は、連通路237および射出孔25を通して射出筒部11の内部に連通している。
被覆筒部228は、ノズル壁部222の前側に配置され、造泡筒装着筒部227および造泡筒33を外側から囲う。
切替部37は、造泡筒33および噴出孔4に前方から対向する切替部本体37aと、切替部本体37aから上方に突出する切替部連結片37bと、切替部本体37aから下方に突出する切替部操作片37cと、を有する。
図1~図5に示すように、蓋部38は、切替部37の前方に配置されて、孔部37dに前方から対向する蓋部本体38aと、蓋部本体38aから後方に突出する栓部38dと、蓋部本体38aから上方に突出する蓋部連結片38bと、蓋部本体38aから下方に突出する蓋部操作片38cと、を有する。
本実施形態では、切替部37の回動中心軸である第1回動軸C1と、蓋部38の回動中心軸である第2回動軸C2とが、互いに同軸に配置される。
図3および図4に示すように、まず蓋部38を開状態とする。トリガー部51を弾性板部54の付勢力に抗して後方に引くと、トリガー部51は後方に向けて揺動し、この揺動に伴ってピストン52が後退する。これにより、シリンダ53の貯留室53b内の液体が、連通孔66内および連絡通路L2を通して、射出筒部11内に導入される。このとき、逆止弁36が閉弁され、射出筒部11内と容器体A内との供給通路L1を通した連通が遮断されるとともに、射出筒部11内が加圧され、射出孔25および連通路237を通して蓄圧弁124における小径ピストン部124aおよび大径ピストン部124bの各内部も加圧される。
そして、弾性板部54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて元の位置に復帰し、これに伴ってピストン52が前進する。そのため、貯留室53b内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10の供給通路L1に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、逆止弁36を押し上げて開弁させ、連絡通路L2を通して貯留室53b内に導入される。これにより、次の液体の噴射に備えることができる。
図3に示すように、切替部37を閉状態として、トリガー部51を後方へ揺動させると、容器体A内の液体は、縦供給筒部10、射出筒部11、噴出孔4、造泡筒33および孔部37dを通して、前方へ狭い範囲に噴射される。
すなわち、切替部37が開状態の場合と閉状態の場合とで、液体の噴射範囲を切り替える(調整する)ことができる。したがって本実施形態によれば、液体の噴射範囲を容易に変更することができる。
このため、液体の噴出後には、蓋部38によって噴出孔4を塞ぐことができる。これにより、液体を噴出孔4から噴出したときに液体が噴出孔4の内面などに付着して残存しても、トリガー式液体噴出器1を保管している間に、付着した液体が乾燥して固化することを抑えられる。したがって、噴出孔4が塞がれたり、液体の噴射方向が変わってしまったり、噴射される液体の泡質に変化が生じたりすることを抑制できる。
また、次に液体を噴射するときには、蓋部38を回動させる簡単な操作によって、噴出孔4を開くことができる。
この場合、切替部37がノズル本体220と係止されるので、切替部37の孔部37dによって液体の噴射範囲を狭める機能が安定する。また蓋部38がノズル本体220と係止されるので、孔部37d、造泡筒33および噴出孔4等に付着した液体の固化を、蓋部38によって抑制する機能が安定する。
これにより、ノズル部材3の構造を簡素化でき、ノズル部材3をコンパクトに構成できる。
次に、本発明の第2実施形態のトリガー式液体噴出器100について、図6~図10を参照して説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態のトリガー式液体噴出器110について、図11~図15を参照して説明する。なお、第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
また蓋部38の蓋部操作片38cは、噴出孔4の中心軸に対して、左右方向のうち他方側に偏った位置に配置される。本実施形態では、図12に示すノズル部材3の前面視で、蓋部操作片38cが、噴出孔4の中心軸に対して、右側に偏った位置に配置されている。
本実施形態においても、図12に示す前面視で、切替部操作片37cは、蓋部38から突出している。
Claims (3)
- 容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前方に設けられ、前記容器体内の液体を噴射する噴出孔を有するノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に揺動可能に配設されるトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への揺動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を有し、
前記ノズル部材は、
前記噴出孔を有するノズル本体と、
前記ノズル本体に設けられて前記噴出孔を囲う造泡筒と、
前記ノズル部材に回動可能に設けられ、前記造泡筒および前記噴出孔に前方から対向する切替部と、
前記ノズル部材に回動可能に設けられ、前記切替部の前方に配置される蓋部と、を有し、
前記造泡筒は、前記造泡筒の内側に外気を導入する外気導入孔を有し、
前記切替部は、
前記噴出孔および前記造泡筒を通して前方へ噴射される液体の噴射範囲を狭める孔部と、
前記切替部を回動操作可能な切替部操作片と、を有し、
前記蓋部は、前記孔部内に挿入されて前記噴出孔を閉塞可能な栓部を有し、
前記ノズル部材を前方から見た前面視で、前記切替部操作片が前記蓋部から突出している、
トリガー式液体噴出器。 - 前記切替部は、前記造泡筒および前記噴出孔に前方から対向した状態で、前記ノズル本体と係止され、
前記蓋部は、前記孔部を前方から覆った状態で、前記ノズル本体と係止される、
請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。 - 前記切替部の回動中心軸である第1回動軸と、前記蓋部の回動中心軸である第2回動軸とが、互いに同軸に配置される、
請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
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- 2019-05-31 JP JP2019103218A patent/JP7370174B2/ja active Active
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