次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明は、これら例に何等限定されないのである。
図1から図5において、本例のガラス板の加工装置1は、複数の素板ガラスとしてのガラス板2の夫々に対応して複数のガラス板2の夫々を支持する複数のガラス板支持装置3a、3b及び3cと、複数のガラス板支持装置3a、3b及び3cを介して複数のガラス板2を一体的にX方向に移動させる移動装置4と、対応する複数のガラス板2の夫々の外周縁を夫々研削する複数の研削装置5a、5b及び5cと、複数の研削装置5a、5b及び5cを一体的にY方向に移動させる移動装置6と、ガラス板支持装置3aからガラス板支持装置3bへとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置7aと、ガラス板支持装置3bからガラス板支持装置3cへとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置7bと、複数の研削装置5a、5b及び5cの夫々を同期して後述する軸心Aを中心としてR1方向に旋回させる旋回装置8と、移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作を数値制御すべく、移動装置4、移動装置6及び旋回装置8に夫々連結された数値制御装置(CNC装置)9と、ガラス板2を支持するガラス板支持装置10と、ガラス板支持装置10を介してガラス板2をX方向に移動させる移動装置11と、ガラス板2の外周縁を研削する研削装置12と、研削装置12をY方向に移動させる移動装置13と、ガラス板支持装置3cからガラス板支持装置10へとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置14と、研削装置12を軸心Aを中心としてR1方向に旋回させる旋回装置15と、移動装置11及び移動装置13の移動動作並びに旋回装置15の旋回動作と移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作とを相互に異ならせる数値制御とすべく、移動装置11、移動装置13及び旋回装置15に連結された数値制御装置(CNC装置)16とを具備しており、研削装置5bにおける研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量(研削量)は、研削装置5aにおける研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Paまでの切り込み量に対して大きく、また、研削装置5cにおける研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Pcまでの切り込み量は、研削装置5bにおける研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量に対して大きくなっている。数値制御装置9は、研削装置5a、5b及び5c、延いては研削ホイール26の夫々をガラス板2に直交する軸心Aの回りで角度制御し、当該研削ホイール26を常に、ガラス板2の外周縁と研削ホイール26との接触点Pでの法線上に合わせて研削加工を行わせるようになっている。
ガラス板支持装置3a、3b及び3cの夫々、研削装置5a、5b及び5cの夫々並びにガラス板受け渡し装置7a及び7bの夫々は、夫々同一に構成されているので、以下では特に必要な場合を除いて、ガラス板支持装置3a、研削装置5a及びガラス板受け渡し装置7aについてのみ説明し、対応するものには同じ数字符号にb及びcを付して図示のみする。
ガラス板支持装置3aは、ガラス板2を真空吸着支持する吸着装置17aを、ガラス板支持装置3bは、ガラス板2を真空吸着支持する吸着装置17bを、そして、ガラス板支持装置3cは、ガラス板2を真空吸着支持する吸着装置17cを夫々具備している。
移動装置4は、基台20に取り付けられた電動モータとしてのサーボモータ21と、サーボモータ21の出力回転軸に連結し、且つ、X方向に伸びたねじ軸22と、ねじ軸22に螺合したナット23と、ナット23が固着されていると共にガラス板支持装置3a、3b及び3cの夫々の吸着装置17a、17b及び17cが夫々取り付けられた可動台24と、可動台24に取り付けられたスライダと、X方向に伸びた一対の案内レール25とを具備しており、案内レール25は、可動台24をX方向に案内するようになっている。
移動装置4は、サーボモータ21の作動により、ねじ軸22を回転させ、この回転により、可動台24をX方向に移動させ、而して、ガラス板支持装置3a、3b及び3cに夫々載置されたガラス板2を一体的にX方向に移動させるようになっている。
研削装置5aは、図4に示すように、ガラス板2を研削する研削ホイール26と、研削ホイール26を回転させる回転装置としてのスピンドルモータ27と、研削ホイール26による研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Paまでの切り込み量Δaを電動モータ等、本例ではサーボモータにより調節する調節装置28と、研削ホイール26を昇降させる昇降装置29とを具備しており、研削装置5bは、研削装置5aと同様に、ガラス板2を研削する研削ホイール26と、研削ホイール26を回転させる回転装置としてのスピンドルモータ27と、研削ホイール26による研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量Δbを電動モータ等、本例ではサーボモータにより調節する調節装置28と、研削ホイール26を昇降させる昇降装置29とを具備しており、研削装置5cは、研削装置5a及び5bと同様に、ガラス板2を研削する研削ホイール26と、研削ホイール26を回転させる回転装置としてのスピンドルモータ27と、研削ホイール26による研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Pcまでの切り込み量Δcを電動モータ等、本例ではサーボモータにより調節する調節装置28と、研削ホイール26を昇降させる昇降装置29とを具備している。
移動装置6は、Y方向に伸びた一対のねじ軸31と、ねじ軸31の夫々の一端に連結している電動モータとしてのサーボモータ32と、研削装置5a、5b及び5c並びにスライダが取り付けられた可動台33と、基台20に固定されているY方向に伸びた一対の案内レール34とを具備している。
移動装置6は、サーボモータ32の同期的な作動によりねじ軸31を回転させ、可動台33をY方向に移動させ、而して、研削装置5a、5b及び5cの夫々の研削ホイール26を一体的にY方向に移動させるようになっている。
旋回装置8は、可動台33に取り付けられた軸受38と、軸受38に夫々回転自在に保持されたZ方向に伸びたシャフト39と、シャフト39の上端に取り付けられたベベルギヤ40と、ベベルギヤ40に歯合したベベルギヤ41と、ベベルギヤ41が固着され、且つ、可動台33に回転自在に支持されたX方向に伸びたラインシャフト42と、可動台33に固定されていると共にラインシャフト42に歯車、プーリ、ベルト等、本例では、平歯車43を介して連結している電動モータとしてのサーボモータ44とを具備している。
旋回装置8は、サーボモータ44の作動により、平歯車43を介してラインシャフト42を回転させ、この回転でベベルギヤ40及び41を介してシャフト39を回転させ、而して、シャフト39の夫々の下端に懸吊的に取り付けられた研削装置5a、5b及び5cの夫々を、研削ホイール26の回転中心Cとシャフト39の軸心Aとを結ぶ直線が、ガラス板2の接触点Pにおける法線方向となるように、ガラス板2に直交するシャフト39の軸心Aを中心としてR1方向に旋回させるようになっている。
また、旋回装置8は、研削装置5a、5b及び5cの夫々の研削ホイール26の回転軸心Cと当該研削ホイール26及びガラス板2の外周縁の接触点Pとを結ぶ線の伸びる方向D1(接触点Pでの法線方向)と、調節装置28のねじ軸の伸びる方向であると共に研削ホイール26のガラス板2に対する研削量を調節する切り込み量調節方向D2とが常に平行となるように、研削装置5a、5b及び5cの夫々を同期して軸心Aを中心としてR1方向に旋回させ、角度制御するようになっている。
ガラス板支持装置10は、ガラス板2を真空吸着支持する吸着装置50を具備している。
移動装置11は、移動装置4と同様に、基台20に取り付けられた電動モータとしてのサーボモータ51と、サーボモータ51の出力回転軸に連結し、且つ、X方向に伸びたねじ軸52と、ねじ軸52に螺合したナットと、ナットが固着されていると共に吸着装置50が取り付けられた可動台53と、可動台53に取り付けられたスライダと、X方向に伸びた一対の案内レール54とを具備しており、案内レール54は、可動台53をX方向に案内するようになっている。
移動装置11は、サーボモータ51の作動により、ねじ軸52を回転させ、この回転により、可動台53をX方向に移動させ、而して、ガラス板支持装置10に載置されたガラス板2をX方向に移動させるようになっている。
研削装置12は、図4に示す研削装置5a、5b及び5cと同様に、ガラス板2を研削する研削ホイール26と、研削ホイール26を回転させる回転装置としてのスピンドルモータ27と、研削ホイール26による研削加工前のガラス板2の外周縁から研削点Pdまでの切り込み量Δdを調節する調節装置28と、研削ホイール26を昇降させる昇降装置29とを具備している。
移動装置13は、移動装置6と同様に、Y方向に伸びた一対のねじ軸61と、ねじ軸61の夫々の一端に連結している電動モータとしてのサーボモータ62と、研削装置12及びスライダが取り付けられた可動台63と、基台20に固定されているY方向に伸びた一対の案内レール64とを具備している。
移動装置13は、サーボモータ62の同期的な作動によりねじ軸61を回転させ、可動台63をY方向に移動させ、而して、研削装置12の研削ホイール26をY方向に移動させるようになっている。
旋回装置15は、旋回装置8と同様に、可動台63に取り付けられた軸受70と、軸受70に夫々回転自在に保持されたZ方向に伸びたシャフト71と、シャフト71の上端に取り付けられたベベルギヤ72と、ベベルギヤ72に歯合したベベルギヤ73と、ベベルギヤ73が固着され、且つ、可動台63に回転自在に支持されたX方向に伸びたラインシャフト74と、可動台63に固定されていると共にラインシャフト74に歯車、プーリ、ベルト等、本例では、平歯車75を介して連結している電動モータとしてのサーボモータ76とを具備している。
旋回装置15は、サーボモータ76の作動により、平歯車75を介してラインシャフト74を回転させ、この回転でベベルギヤ72及び73を介してシャフト71を回転させ、而して、シャフト71の下端に懸吊的に取り付けられた研削装置12を、研削ホイール26の回転中心Cとシャフト39の軸心Aとを結ぶ直線が、ガラス板2の接触点Pにおける法線方向となるように、ガラス板2に直交するシャフト71の軸心Aを中心としてR1方向に旋回させるようになっている。
また、旋回装置15は、旋回装置8と同様に、研削装置12の研削ホイール26の回転軸心Cと当該研削ホイール26及びガラス板2の外周縁の接触点Pとを結ぶ線の伸びる方向D1(接触点Pでの法線方向)と、調節装置28のねじ軸の伸びるであると共に研削ホイール26のガラス板2に対する研削量を調節する切り込み量調節方向D2とが常に平行となるように、研削装置12を軸心Aを中心としてR1方向に旋回させ、角度制御するようになっている。
本例のガラス板の加工装置1により自動車用メーターパネル等に用いるガラス板2を加工する場合、まず、ガラス板搬入手段100により素板ガラスとしてのガラス板2Aをガラス板支持装置3aの上方に載置させ、ガラス板支持装置3aの吸着装置17aによりガラス板2Aを真空吸着支持して位置決めする。
次に、移動装置4によりガラス板2Aが載置されたガラス板支持装置3a、空の状態のガラス板支持装置3b及び空の状態のガラス板支持装置3cを可動台24を介して一体的にX方向に、且つ、移動装置6により研削装置5a、5b及び5cの夫々の研削ホイール26を可動台33を介して一体的にY方向に夫々移動させると共に、旋回装置8により研削装置5aの研削ホイール26の回転軸心Cとシャフト39の軸心Aとを結ぶ直線が、常にガラス板2Aの接触点Pにおける法線方向となるように、且つ、研削ホイール26のガラス板2Aに対する切り込み量を調節する切り込み量調節方向D2がガラス板2Aの接触点Pでの法線方向と平行を保つように、研削装置5aをR1方向にシャフト39の軸心Aを中心として回転させながら、当該研削装置5aの研削ホイール26をガラス板2Aの外周縁に接触させて研削を行う。
研削装置5aの研削ホイール26によるガラス板2Aの外周縁の研削において、数値制御装置9は、移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作を数値制御して、研削装置5aの研削ホイール26によるXY平面座標移動によりガラス板2Aの外周縁を研削するようになっている。
研削装置5aによるガラス板2Aの研削加工後、移動装置4によりガラス板支持装置3aをガラス板受け渡し装置7aの下側に、ガラス板支持装置3bをガラス板受け渡し装置7bの下側に、ガラス板支持装置3cをガラス板受け渡し装置14の下側に夫々位置決めし、ガラス板支持装置3a上に吸着支持されている研削装置5aによる研削後のガラス板2Aをガラス板受け渡し装置7aの昇降手段により持上げて、移動装置4により空の状態のガラス板支持装置3a、3b及び3cを可動台24を介して一体的にX方向であるガラス板搬入側へと復帰移動させて、この復帰移動後、当該ガラス板受け渡し装置7aにより持上げられた研削装置5aによる研削後のガラス板2Aをガラス板支持装置3bへと受け渡し、ガラス板支持装置3bの吸着装置17bにより研削装置5aによる研削後のガラス板2Aを真空吸着支持して位置決めする。
次に、ガラス板搬入手段100により素板ガラスとしての次のガラス板2Bをガラス板支持装置3aの上方に載置させ、ガラス板支持装置3aの吸着装置17aによりガラス板2Bを真空吸着支持して位置決めし、移動装置4によりガラス板2Bが載置されたガラス板支持装置3a、研削装置5aによる研削後のガラス板2Aが載置されたガラス板支持装置3b及び空の状態のガラス板支持装置3cを可動台24を介して一体的にX方向に、且つ、移動装置6により研削装置5a、5b及び5cの夫々の研削ホイール26を可動台33を介して一体的にY方向に移動させると共に、研削装置5aと同様に、旋回装置8により研削装置5bの研削ホイール26の回転軸心Cとシャフト39の軸心Aとを結ぶ直線が、常にガラス板2Aの接触点Pにおける法線方向となるように、且つ、研削ホイール26のガラス板2Aに対する切り込み量を調節する切り込み量調節方向D2がガラス板2Aの接触点Pでの法線方向と平行を保つように、研削装置5a及び研削装置5bの夫々を同期してR1方向に夫々のシャフト39の軸心Aを中心として回転させながら、当該研削装置5aの研削ホイール26をガラス板2Bの外周縁に、且つ、当該研削装置5bの研削ホイール26を研削装置5aによる研削後のガラス板2Aの外周縁に夫々接触させて研削を行う。
研削装置5bの研削ホイール26による研削装置5aによる研削後のガラス板2Aの外周縁の研削において、数値制御装置9は、移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作を数値制御して、研削装置5bの研削ホイール26によるXY平面座標移動によりガラス板2Aの外周縁を研削するようになっている。
研削装置5a及び5bによる対応のガラス板2B及び2Aの研削加工後、移動装置4によりガラス板支持装置3aをガラス板受け渡し装置7aの下側に、ガラス板支持装置3bをガラス板受け渡し装置7bの下側に、ガラス板支持装置3cをガラス板受け渡し装置14の下側に夫々位置決めし、ガラス板支持装置3a上に吸着支持されている研削装置5aによる研削後のガラス板2Bをガラス板受け渡し装置7aの昇降手段により持上げて、且つ、ガラス板支持装置3b上に吸着支持されている研削装置5bによる研削後のガラス板2Aをガラス板受け渡し装置7bの昇降手段により持上げて、移動装置4により空の状態のガラス板支持装置3a、3b及び3cを可動台24を介して一体的にX方向であるガラス板搬入側へと復帰移動させて、この復帰移動後、当該ガラス板受け渡し装置7aにより持上げられた研削装置5aによる研削後のガラス板2Bをガラス板支持装置3bへと受け渡し、ガラス板支持装置3bの吸着装置17bにより研削装置5aによる研削後のガラス板2Bを真空吸着支持して位置決めし、当該ガラス板受け渡し装置7bにより持上げられた研削装置5bによる研削後のガラス板2Aをガラス板支持装置3cへと受け渡し、ガラス板支持装置3cの吸着装置17cにより研削装置5bによる研削後のガラス板2Aを真空吸着支持して位置決めする。
次に、ガラス板搬入手段100により素板ガラスとしての次のガラス板2Cをガラス板支持装置3aの上方に載置させ、ガラス板支持装置3aの吸着装置17aによりガラス板2Cを真空吸着支持して位置決めし、移動装置4によりガラス板2Cが載置されたガラス板支持装置3a、研削装置5aによる研削後のガラス板2Bが載置されたガラス板支持装置3b及び研削装置5bによる研削後のガラス板2Aが載置されたガラス板支持装置3cを可動台24を介して一体的にX方向に、且つ、移動装置6により研削装置5a、5b及び5cの夫々の研削ホイール26を可動台33を介して一体的にY方向に夫々移動させると共に、研削装置5a及び5bと同様に、旋回装置8により研削装置5cの研削ホイール26の回転軸心Cとシャフト39の軸心Aとを結ぶ直線が、常にガラス板2Aの接触点Pにおける法線方向と常になるように、且つ、研削ホイール26のガラス板2Aに対する切り込み量を調節する切り込み量調節方向D2がガラス板2Aの接触点Pでの法線方向と平行を保つように、研削装置5a、5b及び5cの夫々を同期してR1方向に夫々のシャフト39の軸心Aを中心として回転させながら、当該研削装置5aの研削ホイール26をガラス板2Cの外周縁に、当該研削装置5bの研削ホイール26を研削装置5aによる研削後のガラス板2Bの外周縁に、且つ、当該研削装置5cの研削ホイール26を研削装置5bによる研削後のガラス板2Aの外周縁に夫々接触させて研削を行う。
研削装置5cの研削ホイール26による研削装置5bによる研削後のガラス板2Aの外周縁の研削において、数値制御装置9は、移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作を数値制御して、研削装置5cの研削ホイール26によるXY平面座標移動によりガラス板2Aの外周縁を研削するようになっている。
研削装置5a、5b及び5cによる対応のガラス板2C、2B及び2Aの研削加工後、移動装置4によりガラス板支持装置3aをガラス板受け渡し装置7aの下側に、ガラス板支持装置3bをガラス板受け渡し装置7bの下側に、ガラス板支持装置3cをガラス板受け渡し装置14の下側に夫々位置決めし、ガラス板支持装置3a上に吸着支持されている研削装置5aによる研削後のガラス板2Cをガラス板受け渡し装置7aの昇降手段により持上げて、ガラス板支持装置3b上に吸着支持されている研削装置5bによる研削後のガラス板2Bをガラス板受け渡し装置7bの昇降手段により持上げて、ガラス板支持装置3c上に吸着支持されている研削装置5cによる研削後のガラス板2Aをガラス板受け渡し装置14の昇降手段により持上げて、移動装置4により空の状態のガラス板支持装置3a、3b及び3cを可動台24を介して一体的にX方向であるガラス板搬入側へと復帰移動させ、且つ、移動装置11により空の状態のガラス板支持装置10を可動台53を介してX方向であるガラス板搬入側へと復帰移動させて、この復帰移動後、当該ガラス板受け渡し装置7aにより持上げられた研削装置5aによる研削後のガラス板2Cをガラス板支持装置3bへと受け渡し、ガラス板支持装置3bの吸着装置17bにより研削装置5aによる研削後のガラス板2Cを真空吸着支持して位置決めし、当該ガラス板受け渡し装置7bにより持上げられた研削装置5bによる研削後のガラス板2Bをガラス板支持装置3cへと受け渡し、ガラス板支持装置3cの吸着装置17cにより研削装置5bによる研削後のガラス板2Bを真空吸着支持して位置決めし、当該ガラス板受け渡し装置14により持上げられたガラス板2Aをガラス板支持装置10へと受け渡し、ガラス板支持装置10の吸着装置50によりガラス板2Aを真空吸着支持して位置決めする。
研削装置5a、5b及び5cと同様に、移動装置11によりガラス板2Aが載置されたガラス板支持装置10を可動台53を介してX方向に、且つ、移動装置13により研削装置12の研削ホイール26を可動台63を介してY方向に移動させると共に、旋回装置15により研削装置12の研削ホイール26の回転軸心Cとシャフト39の軸心Aとを結ぶ直線が、常にガラス板2Aの接触点Pにおける法線方向となるように、且つ、研削ホイール26のガラス板2Aに対する切り込み量を調節する切り込み量調節方向D2がガラス板2Aの接触点Pでの法線方向と平行を保つように、研削装置12をR1方向に軸心Aを中心として回転させながら、当該研削装置12の研削ホイール26をガラス板2Aの外周縁に接触させて研削を行う。
研削装置12によるガラス板2Aの研削後、ガラス板支持装置10上に吸着支持されている研削装置12による研削後のガラス板2Aをガラス板搬出手段110により搬出して、製品としてのガラス板2を搬出するようになっている。
以下、ガラス板支持装置3a、3b、3c及び10には、当該ガラス板支持装置3a、3b、3c及び10の夫々に対応する上流側のガラス板支持装置からガラス板2が搬送され、次々にガラス板2を連続的に研削加工し、この研削加工後、ガラス板搬入手段100、ガラス板受け渡し装置7a、7b及び14並びにガラス板搬出手段110により各ガラス板2を順次搬送移動して、複数のガラス板2を連続的に研削加工するようになっている。
数値制御装置9は、移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作を数値制御して、XY平面座標系において研削装置5a、5b及び5cの夫々の研削ホイール26とガラス板支持装置3a、3b及び3cの夫々の吸着装置17a、17b及び17cとのガラス板2に対する輪郭制御運動を行わせるようになっており、数値制御装置16は、移動装置11及び13の移動動作並びに旋回装置15の旋回動作を数値制御して、XY平面座標系において研削装置12の研削ホイール26とガラス板支持装置10の吸着装置50とのガラス板2に対する輪郭制御運動を行わせるようになっている。また、旋回装置8の夫々のシャフト39の軸心Aの延長線上には、当該夫々のシャフト39に対応するガラス板2の外周縁と研削ホイール26との接触点Pが配置されるようになっており、旋回装置15のシャフト39の軸心Aの延長線上には、当該シャフト39に対応するガラス板2の外周縁と研削ホイール26との接触点Pが配置されるようになっている。
以上のようにして、本例のガラス板の加工装置1は、ガラス板2を連続して研削するようになっている。
複数のガラスとしてのガラス板2の夫々に対応して複数のガラス板2の夫々を支持する複数のガラス板支持装置3a、3b及び3cと、複数のガラス板支持装置3a、3b及び3cを介して複数のガラス板2を一体的にX方向に移動させる移動装置4と、対応する複数のガラス板2の夫々の外周縁を夫々研削する複数の研削装置5a、5b及び5cと、複数の研削装置5a、5b及び5cを一体的にY方向に移動させる移動装置6と、ガラス板支持装置3aからガラス板支持装置3bへとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置7aと、ガラス板支持装置3bからガラス板支持装置3cへとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置7bと、複数の研削装置5a、5b及び5cの夫々を同期して軸心Aを中心としてR1方向に旋回させる旋回装置8と、移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作を数値制御すべく、移動装置4、移動装置6及び旋回装置8に夫々連結された数値制御装置9と、ガラス板2を支持するガラス板支持装置10と、ガラス板支持装置10を介してガラス板2をX方向に移動させる移動装置11と、ガラス板2の外周縁を研削する研削装置12と、研削装置12をY方向に移動させる移動装置13と、ガラス板支持装置3cからガラス板支持装置10へとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置14と、研削装置12を軸心Aを中心としてR1方向に旋回させる旋回装置15と、移動装置11及び移動装置13の移動動作並びに旋回装置15の旋回動作と移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作とを異なる数値制御とすべく、移動装置11、移動装置13及び旋回装置15に連結された数値制御装置16とを具備している本例のガラス板の加工装置1では、連続してガラス板2に対する研削加工ができるようになっている結果、主切り線、補助切り線及び押圧位置等の設定を要せず、ガラス板2に対する迅速な加工を自動的に行い得、不要な耳部を必要としない生産性のよいガラス板2の研削加工を行うことができる。
本例のガラス板の加工装置1において、研削装置5bにおけるガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量は、研削装置5aにおけるガラス板2の外周縁から研削点Paまでの切り込み量に対して大きく、また、研削装置5cにおけるガラス板2の外周縁から研削点Pcまでの切り込み量は、研削装置5bにおけるガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量に対して大きくなっているが、研削装置5bにおけるガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量は、研削装置5aにおけるガラス板2の外周縁から研削点Paまでの切り込み量と等しく又は異なっていても、また、研削装置5cにおけるガラス板2の外周縁から研削点Pcまでの切り込み量は、研削装置5bにおけるガラス板2の外周縁から研削点Pbまでの切り込み量と等しく又は異なっていてもよく、研削装置5a、5b、5c及び12のガラス2に対する切り込み量(研削量)は調節装置28を予め操作することにより設定することができる。
本例のガラス板の加工装置1において、数値制御装置16による移動装置11及び移動装置13の移動動作並び旋回装置15の旋回動作と、数値制御装置9による移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作とを相互に異ならせる数値制御としたが、場合により、数値制御装置9及び数値制御装置16による数値制御を同一の数値制御としてもよい。また、数値制御装置9と数値制御装置16とは、互いに同期して対応のガラス板2の研削加工を行うようになっていてもよい。
本例のガラス板の加工装置1において、研削装置5aによるガラス板2の研削は、粗削りを、研削装置5b及び5cによるガラス板2の研削は、仕上げ削りを夫々担当するようになっているが、研削装置5a及び5bによるガラス板2の研削は、粗削りを、研削装置5cによるガラス板2の研削は、仕上げ削りを夫々担当するようになっていてもよく、また、研削装置12の研削は、粗削り又は、仕上げ削りを担当するようになっていてもよい。
本例において、ガラス板の加工装置1は、下流側に、ガラス板2を支持するガラス板支持装置10と、ガラス板支持装置10を介してガラス板2をX方向に移動させる移動装置11と、ガラス板2の外周縁を研削する研削装置12と、研削装置12をY方向に移動させる移動装置13と、ガラス板支持装置3cからガラス板支持装置10へとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置14と、研削装置12を旋回させる旋回装置15と、移動装置11及び移動装置13の移動動作並び旋回装置15の旋回動作と移動装置4及び6の移動動作並びに旋回装置8の旋回動作とを相互に異ならせる数値制御とすべく、移動装置11、移動装置13及び旋回装置15に連結された数値制御装置16とを具備しているが、これら、ガラス板支持装置10と、移動装置11と、研削装置12と、移動装置13と、ガラス板支持装置3cからガラス板支持装置10へとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置14と、旋回装置15と、数値制御装置16とを具備せずに、ガラス板2を研削加工して、製品としてのガラス板2を仕上げるようになっていてもよい。
上記のガラス板の加工装置1は、複数のガラス板支持装置3a、3b及び3c、移動装置4、複数の研削装置5a、5b及び5c、移動装置6、ガラス板受け渡し装置7a及び7b、旋回装置8並びに数値制御装置9を具備しているが、これらに代えて、図6及び7に示すように、複数の素板ガラスとしてのガラス板2の夫々に対応して複数のガラス板2の夫々を支持する複数のガラス板支持装置103a、103b及び103cと、複数のガラス板支持装置103a、103b及び103cを介して複数のガラス板2を一体的にY方向に移動させる移動装置104と、対応する複数のガラス板2の夫々の外周縁を夫々研削する複数の研削装置105a、105b及び105cと、ガラス板支持装置103aからガラス板支持装置103bへとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置107aと、ガラス板支持装置103bからガラス板支持装置103cへとガラス板2の受け渡し行うガラス板受け渡し装置107bと、複数の研削装置105a、105b及び105c並びにガラス板受け渡し装置107a及び107bを一体的にX方向に移動させる移動装置106と、複数の研削装置105a、105b及び105cの夫々を同期して軸心Aを中心としてR1方向に旋回させる旋回装置108と、移動装置104及び106の移動動作並びに旋回装置108の旋回動作を数値制御すべく、移動装置104、移動装置106及び旋回装置108に夫々連結された数値制御装置(CNC装置)109とを具備して、ガラス板2を連続して研削するようになっていてもよい。
移動装置104は、基台120に取り付けられた電動モータとしてのサーボモータ121と、サーボモータ121の出力回転軸に連結し、且つ、Y方向に伸びたねじ軸122と、ねじ軸122に螺合したナット123と、ナット123が固着されているとともに吸着装置117が取り付けられた可動台124と、可動台124に取り付けられたスライダと、Y方向に伸びた一対の案内レール125とを具備しており、案内レール125は、可動台124をY方向に案内するようになっている。
移動装置104は、サーボモータ121の作動により、ねじ軸122を回転させ、この回転により、可動台124をY方向に移動させ、而して、ガラス板支持装置103a、103b及び103cに夫々載置されたガラス板2を一体的にY方向に移動させるようになっている。
移動装置106は、X方向に伸びたねじ軸131と、ねじ軸131の一端にベルト及びプーリ等を介して連結されている電動モータとしてのサーボモータ132と、研削装置105a、105b及び105c、ガラス板受け渡し装置107a及び107b並びにスライダが取り付けられた可動台133と、基台120に固定されているX方向に伸びた一対の案内レール134とを具備している。
移動装置106は、サーボモータ132の作動によりねじ軸131を回転させ、可動台133をX方向に移動させ、而して、研削装置105a、105b及び105cの夫々の研削ホイール26並びにガラス板受け渡し装置107a及び107bを一体的にX方向に移動させるようになっている。
研削装置105a、105b及び105cの夫々は、図4に示す好ましい例の研削装置と同様に、ガラス板2を研削する研削ホイール26と、研削ホイール26を回転させる回転装置としてのスピンドルモータ27と、研削ホイール26によるガラス板2の外周縁から研削点Pまでの切り込み量を電動モータ等、本例ではサーボモータにより調節する調節装置28と、研削ホイール26を昇降させる昇降装置29とを夫々具備していてもよい。
図6及び7に示すガラス板の加工装置1においても、連続してガラス板2に対する研削加工ができるようになっている結果、主切り線、補助切り線及び押圧位置等の設定を要せず、ガラス板2に対する迅速な加工を自動的に行い得、不要な耳部を必要としない生産性のよいガラス板2の研削加工を行うことができる。