JP7431007B2 - バルーンカテーテル、およびバルーンの製造方法 - Google Patents
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バルーンカテーテル100は、シャフト部110の先端部側寄りにガイドワイヤWが導出されるガイドワイヤポート(図示省略)が設けられた、いわゆる「ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルデバイス」として構成している。バルーンカテーテル100は、ガイドワイヤルーメンがシャフト部110の先端から基端に亘って延在するように形成された、いわゆる「オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス」として構成してもよい。
シャフト部110は、図2、図3に示すように、ガイドワイヤWが挿通されるガイドワイヤルーメン115(図4を参照)が形成された内管113と、内管113との間に加圧媒体が流通可能な加圧媒体ルーメン(図示省略)を形成する外管117と、を有する。シャフト部110は、内管113が外管117に内挿されることにより、内管113および外管117が同心状に位置合わせてして配置された二重管構造を有する。
図2、図3に示すように、バルーン120は、シャフト部110の先端側かつ軸心c1側へ向けて傾斜した先端側テーパー部121と、シャフト部110の基端側かつ軸心c1側へ向けて傾斜した基端側テーパー部123と、先端側テーパー部121と基端側テーパー部123との間に形成されバルーン120が拡張変形した際、略円筒形状をなす拡張有効部125と、を有する。
バルーン120は、拡張有効部125に形成された複数の凸部130を備える。凸部130は、生体管腔内に形成された狭窄部をバルーン120により拡張させる際、狭窄部に喰い込む。バルーン120は、凸部130により狭窄部に切れ目を入れながら、狭窄部を押し広げることができる。バルーンカテーテル100は、バルーン120に形成された凸部130を有することにより、いわゆる「スコアリングバルーンカテーテル(カッティングバルーンカテーテル)」としての機能を有する。
次に、図6及び図7~図9を参照して、バルーン120の製造方法を説明する。図7~図9は、図4に示す軸直交断面図に対応した成形型200の簡略化した断面図である。
図10は、変形例1に係る凸部130Aを示す断面図である。変形例1に係る凸部130Aは、バルーン120の外表面125bと接合部150の底部151との間のみに融着部140が配置されている。融着部140がこのように配置されている場合においても、接着剤を使用する場合と比較してバルーン120に対する接合部150の接合力を高めることができる。
図11は、変形例2に係る凸部130Aを示す断面図である。変形例2に係る凸部130Bは、接合部150の底部151の一部のみが融着部140を介してバルーン120の外表面125bと接合されている。融着部140は、接合部150の底部151の一部を除いて接合部150を被覆するように配置されている。
図12は、変形例3に係る凸部130Cを示す断面図である。変形例3に係る凸部130Cは、シャフト部110の軸直交断面図において、略多角形の形状を有する。凸部130Cは、二つの頂点131がバルーン120の外方側に位置する略長方形の断面形状を有する。
図13は、変形例4に係る凸部130Dを示す断面図である。変形例4に係る凸部130Dは、シャフト部110の軸直交断面図において、略多角形の形状を有する。凸部130Dは、二つの頂点131がバルーン120の外方側に位置する略台形の断面形状を有する。
図14は、変形例5に係る凸部130Eを示す断面図である。変形例5に係る凸部130Eは、バルーン120の外方側に位置する二つの頂点131と、二つの頂点131の間に形成された窪み部133が形成された断面形状を有する。
図15は、変形例6に係る凸部130Fを示す側面図である。変形例6に係る凸部130Fは、シャフト部110の軸方向に沿って一定の突出高さを有していない。具体的には、図15に示すように、凸部130Fの先端部は、シャフト部110の先端側かつ軸心c1側に向けて傾斜している。凸部130Fの基端部は、シャフト部110の基端側かつ軸心c1側に向けて傾斜している。
図16は、変形例7に係る凸部130Gを示す側面図である。変形例7に係る凸部130Gは、シャフト部110の軸方向に沿って一定の突出高さを有していない。具体的には、図16に示すように、凸部130Gは、シャフト部110の軸方向に沿って突出高さが大きい部分と小さい部分が交互に配置された凹凸形状を有する。
110 シャフト部、
120 バルーン、
120a バルーン素材、
121 先端側テーパー部、
123 基端側テーパー部、
125 拡張有効部、
130、130A、130B、130C、130D、130E、130F、130G 凸部、
131 頂点、
140 融着部、
140a 第1部材、
141 融着領域、
150 接合部、
150a 第2部材、
151 底部、
200 成形型、
200a 成形面、
200b 溝部、
210 第1成形型、
220 第2成形型、
220b 溝部、
c1 軸心、
h1 突出高さ。
Claims (10)
- 長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーンと、を有し、
前記バルーンは、
前記バルーンが拡張した際、前記シャフト部の軸心から離間する方向へ向けて突出する凸部を有し、
前記凸部は、少なくとも一部が前記バルーンに融着された融着部と、前記融着部を介して前記バルーンに接合された接合部と、を有し、
前記融着部は、前記バルーンの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されており、
前記接合部は、前記融着部を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されており、
前記融着部は、前記バルーンにおいて前記凸部が配置された領域のみに設けられており、
前記融着部は、前記バルーンと前記接合部の前記バルーン側に位置する底部の間のみに配置されている、バルーンカテーテル。 - 前記融着部は、前記シャフト部の軸直交断面において、前記接合部を周方向の全周に亘って覆っている、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
- 前記凸部は、前記シャフト部の軸直交断面において、前記シャフト部の軸心から最も離間した位置に頂点が形成された略多角形の形状を有する、請求項1または2に記載のバルーンカテーテル。
- 前記凸部は、前記シャフト部の軸直交断面において、略三角形である、請求項3に記載のバルーンカテーテル。
- 前記凸部は、前記シャフト部の軸方向に沿って一定の突出高さを有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。
- 前記バルーンは、
前記シャフト部の先端側へ向けて傾斜した先端側テーパー部と、
前記シャフト部の基端側へ向けて傾斜した基端側テーパー部と、
前記先端側テーパー部と前記基端側テーパー部との間に形成され、前記バルーンが拡張変形した際、円筒形状をなす拡張有効部と、を有し、
前記凸部は、前記拡張有効部のみに設けられている、請求項1~5のいずれか1項に記載のバルーンカテーテル。 - 長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーンと、を有し、
前記バルーンは、
前記バルーンが拡張した際、前記シャフト部の軸心から離間する方向へ向けて突出する凸部を有し、
前記凸部は、少なくとも一部が前記バルーンに融着された融着部と、前記融着部を介して前記バルーンに接合された接合部と、を有し、
前記融着部は、前記バルーンの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されており、
前記接合部は、前記融着部を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されており、
前記凸部は、前記シャフト部の軸直交断面において、前記シャフト部の軸心から最も離間した位置に頂点が形成された略多角形の形状を有し、
前記凸部は、前記シャフト部の軸直交断面において、略三角形である、バルーンカテーテル。 - 長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に配置された拡張及び収縮可能なバルーンと、を有し、
前記バルーンは、
前記バルーンが拡張した際、前記シャフト部の軸心から離間する方向へ向けて突出する凸部を有し、
前記凸部は、少なくとも一部が前記バルーンに融着された融着部と、前記融着部を介して前記バルーンに接合された接合部と、を有し、
前記融着部は、前記バルーンの融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成されており、
前記接合部は、前記融着部を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成されており、
前記バルーンは、
前記シャフト部の先端側へ向けて傾斜した先端側テーパー部と、
前記シャフト部の基端側へ向けて傾斜した基端側テーパー部と、
前記先端側テーパー部と前記基端側テーパー部との間に形成され、前記バルーンが拡張変形した際、円筒形状をなす拡張有効部と、を有し、
前記凸部は、前記拡張有効部のみに設けられている、バルーンカテーテル。 - 管状のバルーン素材を成形型にセットする工程と、
前記バルーン素材の融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成された第1部材と、前記第1部材を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成された第2部材と、を前記成形型にセットする工程と、
前記バルーン素材を前記成形型内で拡張する工程と、
前記成形型を加熱する工程と、を有し、
前記成形型を加熱する工程において、前記バルーン素材において前記第2部材が配置された領域のみで前記バルーン素材の外表面の少なくとも一部に前記第1部材を融着させることにより前記第1部材を介して前記第2部材を前記バルーン素材に接合し、前記バルーン素材と前記第2部材の前記バルーン素材側に位置する底部の間のみに前記第1部材で構成された融着部を配置する、バルーンの製造方法。 - 管状のバルーン素材を成形型にセットする工程と、
前記バルーン素材の融点よりも低い融点を有する樹脂材料で構成された第1部材と、前記第1部材を構成する前記樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料又は金属材料で構成された第2部材と、を前記成形型にセットする工程と、
前記バルーン素材を前記成形型内で拡張する工程と、
前記成形型を加熱する工程と、を有し、
前記成形型を加熱する工程において、前記バルーン素材の外表面の少なくとも一部に前記第1部材を融着させることにより前記第1部材を介して前記第2部材を前記バルーン素材に接合し、
前記成形型は、前記成形型の成形面に臨む位置に形成された凹状の溝部を有し、
前記第1部材及び前記第2部材は、この順番で、前記成形型の前記成形面側から前記溝部の奥側に配置され、
前記成形型を加熱する工程において、前記バルーン素材を拡張させつつ前記バルーン素材の外表面の少なくとも一部に前記第1部材を融着させる、バルーンの製造方法。
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