JP7441129B2 - ファイバレーザ装置 - Google Patents
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Description
また、光デバイスが双方向励起型のファイバレーザ装置に用いられる場合、増幅用ファイバの出力側にもパッシブファイバを接続することにより、増幅用ファイバの両端で同様の効果を得ることができる。
以下、第1実施形態の光デバイスおよびファイバレーザ装置について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ファイバレーザ装置1Aは、複数の励起光源2と、コンバイナ3と、第1FBGファイバ4と、増幅用ファイバ5と、第2FBGファイバ6と、デリバリファイバ7と、出力端8と、を備えている。第1FBGファイバ4および増幅用ファイバ5は、光デバイスRを構成している。また、第1FBGファイバ4、増幅用ファイバ5、および第2FBGファイバ6は、共振器を構成している。共振器は、励起光源2が出射する励起光によってレーザ光を生成する。なお、共振器に、他の構成要素(例えばデリバリファイバ7、出力端8など)を含めてもよい。
本実施形態のファイバレーザ装置1Aは、後方励起光源を有していない片側励起型(前方励起型)である。
本明細書では、増幅用ファイバ5から見たとき、励起光源2側を入力側といい、出力端8側を出力側という。また、第1FBGファイバ4の長手方向を単に長手方向といい、第1FBGファイバ4の中心軸線に直交する断面を横断面という。横断面視において、第1FBGファイバ4の中心軸線に交差する方向を径方向といい、中心軸線回りに周回する方向を周方向という。
また、本明細書では、コアに希土類が添加されていない光ファイバを「パッシブファイバ」という。第1FBGファイバ4がパッシブファイバであってもよいし、第2FBGファイバ6がパッシブファイバであってもよい。
本実施形態の閉じ込め領域43は、横断面視において円環状の層である。
ここで、内クラッド42の直径D1とすると、以下の式(1)を満たすように、伝搬コア41と閉じ込め領域43との径方向における位置関係が設定されている。
D1>1.5×Dm …(1)
n1>n2 …(2)
n3>n2 …(3)
n2>n4 …(4)
また、保護被覆45の屈折率n4は、伝搬コア41の屈折率n1、内クラッド42および外クラッド44の屈折率n2、閉じ込め領域43の屈折率n3の中で最も小さく設定されている。上記式(4)を満たすことにより、励起光が第1FBGファイバ4の外部に漏れ出ることを抑制することができる。
n3>n1>n2>n4 …(5)
このように屈折率が設定されることにより、第1FBGファイバ4は、内クラッド42と外クラッド44とを備えたダブルクラッド構造となり、効率良く励起を行うことができる。
NAc>0.25×NAp …(6)
NAo>NAp …(7)
D3>3.01×D2 …(8)
この式(8)を満たすことにより、コンバイナ3から出力された励起光が第1FBGファイバ4の外クラッド44内に収まるため、コンバイナ3からの励起光を効率良く第1FBGファイバ4に入力させることができる。
第1FBGファイバ4と増幅用ファイバ5との接続部分が融着接続部F1である。増幅用ファイバ5の増幅コア51と、第1FBGファイバ4の伝搬コア41とは、融着接続部F1において接続されている。
励起光源2から出射された励起光は、コンバイナ3により1本の光ファイバに結合し、第1FBGファイバ4に入力される。
コンバイナ3から第1FBGファイバ4内に入射した励起光のNA成分のうち、閉じ込め領域43のNA以下の成分は、閉じ込め領域43に光学的に結合する。図4に示すように、閉じ込め領域43内を伝搬する励起光L1は、増幅用ファイバ5の端面5aにおいて、すぐに増幅コア51に入射するのではなく、クラッド52内を長手方向において一定距離伝搬する。励起光L1は、一定距離伝搬した後、増幅コア51に吸収される。
励起光が結合する位置は、励起光のNA成分によるため、閉じ込め領域43を伝搬する励起光L1とは異なる成分の励起光は、長手方向において異なる位置で増幅コア51に吸収される。このように、本実施形態では融着接続部F1の近傍(増幅用ファイバ5の端部)で励起光が増幅コア51に吸収される長手方向における位置を分散させて、局所的な発熱を抑制することができる。
波長分割多重方式(WDM)カップラなどの別の方法で励起光を第1FBGファイバ4に結合させる場合は、コンバイナ3を備えていなくてもよい。
また、増幅用ファイバ5の増幅コア51に光学的に結合される励起光の位置を変える場合は、例えば、第1FBGファイバ4の内クラッド42の直径D1を大きくすることにより、端面5aからより遠い位置で励起光L1を増幅コア51に吸収させることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の光デバイスRは、第1実施形態におけるFBGファイバ4に代えて、図5に示すようなパッシブファイバ60を備えている。パッシブファイバ60は、複数の閉じ込め領域63a~63fを有する点において、第1実施形態と異なる。
閉じ込め領域63a~63fは、長手方向に沿って延びており、伝搬コア61から径方向に所定の間隔をあけて配置されている。閉じ込め領域63a~63fは、伝搬コア61を囲むように、周方向に間隔を空けて環状に配置されている。
径方向における伝搬コア61の側面から閉じ込め領域63a~63fの外側面までの寸法をD6とすると、伝搬コア61と閉じ込め領域63a~63fとの位置関係は、以下を満たすように設定されている。
D6>0.75×Dm …(9)
上記式(9)を満たすことにより、伝搬コア61から漏れ出た信号光が閉じ込め領域63a~63fに閉じ込められるのを防ぐことが可能となる。さらには、閉じ込め領域63が伝搬コア61を伝搬する信号光のモードフィールドに与える影響を抑えることが可能となる。
クラッド62は、伝搬コア61および閉じ込め領域63a~63fすべてに接触するように設けられている。クラッド62は、例えば純粋なシリカからなるシリカガラスであってもよく、あるいは純シリカに塩素(Cl2)が添加されたものであってもよい。
n1a>n2a …(10)
n3a>n2a …(11)
n2a>n4a …(12)
以上より、本実施形態のパッシブファイバ60は、以下の式(13)を満たす。
n3a>n1a>n2a>n4a …(13)
0.25×D2<D5<D2 …(14)
次に、本発明に係る第3実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の光デバイスRは、第1実施形態におけるFBGファイバ4に代えて、図6に示すようなパッシブファイバ70を備えている。パッシブファイバ70は、伝搬コア71と、内クラッド72と、第1外クラッド73と、第2外クラッド75と、を備えている点において、第1実施形態と異なる。
閉じ込め領域74は、横断面視において円環状である。また、閉じ込め領域74は、長手方向に沿って延びており、伝搬コア71を中心に伝搬コア71から径方向に所定の間隔をあけて伝搬コア71を囲むように配置されている。
n1b>n3b>n2b …(15)
n4b>n3b …(16)
n3b>n5b …(17)
以上より、本実施形態のパッシブファイバ70は、以下の式(18)を満たす。
n4b>n1b>n3b>n5b>n2b …(18)
D7>1.5×Dm …(19)
上記式(19)を満たすことにより、伝搬コア71から漏れ出た信号光が閉じ込め領域74に閉じ込められるのを防ぐことが可能となる。さらには、閉じ込め領域74が伝搬コア71を伝搬する信号光のモードフィールドに与える影響を抑えることが可能となる。
NAo>NAp …(20)
次に、本発明に係る第4実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のファイバレーザ装置1Bでは、第1FBGファイバ4および第2FBGファイバ6を備えていない点、および、コンバイナの構成が第1実施形態と異なる。
コンバイナ80は、バンドル部81と、パッシブファイバ82と、を備えている。バンドル部81は、複数の励起ファイバ81aが束ねられて構成されている。パッシブファイバ82は、バンドル部81の出力側に接続されている。
パッシブファイバ82の構成は、伝搬コア41にFBGが形成されていない点を除き、第1実施形態の第1FBGファイバ4と同様である(図2)。
励起光源2から出射した励起光は、各励起ファイバ81aおよびバンドル部81を伝搬し、パッシブファイバ82に入射する。バンドル部81からパッシブファイバ82内に入射した励起光のNA成分のうち、閉じ込め領域43のNA以下の成分は閉じ込め領域43に光学的に結合する。図4に示すように、閉じ込め領域43内を伝搬する励起光L1は、増幅用ファイバ5の端面5aでは、増幅コア51から入射されず、クラッド52内を一定距離伝搬する。励起光L1は、一定距離伝搬した後、増幅コア51に吸収される。
Claims (5)
- 励起光を出力する励起光源と、
前記励起光源から出力された前記励起光が入力される光デバイスと、を備え、
前記光デバイスは、
希土類が添加された増幅コアを有する増幅用ファイバと、
希土類が添加されていない伝搬コアと、前記伝搬コアから径方向外側に所定の間隔をあけて配置された閉じ込め領域と、前記閉じ込め領域を覆い、前記閉じ込め領域よりも低い屈折率を有する低屈折率領域と、を有するパッシブファイバとを備え、
前記伝搬コアと前記増幅コアとが接続され、
前記励起光源から出力された前記励起光の少なくとも一部が、前記閉じ込め領域に光学的に結合する、ファイバレーザ装置。 - 前記伝搬コアにFBGが形成されている、請求項1に記載のファイバレーザ装置。
- 複数の前記閉じ込め領域が前記伝搬コアを囲うように設けられている、請求項1または2に記載のファイバレーザ装置。
- 前記増幅用ファイバの入力側に接続され、HR-FBGが形成された第1FBGファイバと、
前記増幅用ファイバの出力側に接続され、OC-FBGが形成された第2FBGファイバと、を備え、
前記第1FBGファイバと前記第2FBGファイバとのうち少なくとも一方が前記パッシブファイバである、請求項1に記載のファイバレーザ装置。 - 複数の励起光源と、
希土類が添加された増幅コアを有する増幅用ファイバと、
前記複数の励起光源から出射された励起光を前記増幅用ファイバに入射させるコンバイナと、を備え、
前記コンバイナは、
前記複数の励起光源にそれぞれ接続された複数の励起ファイバが束ねられたバンドル部と、
前記バンドル部の出力側に配置されたパッシブファイバと、を有し、
前記パッシブファイバは、希土類が添加されていない伝搬コアと、前記伝搬コアから径方向外側に所定の間隔をあけて配置されるとともに前記励起光を内部に閉じ込め可能な閉じ込め領域とを有し、
前記伝搬コアと前記増幅コアとが接続され、
前記励起光源から出力された前記励起光の少なくとも一部が、前記閉じ込め領域に光学的に結合する、ファイバレーザ装置。
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