JP7455805B2 - カーボンナノチューブの製造方法、カーボンナノチューブ集合線の製造方法、カーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法、カーボンナノチューブ製造装置、カーボンナノチューブ集合線製造装置及びカーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置 - Google Patents
カーボンナノチューブの製造方法、カーボンナノチューブ集合線の製造方法、カーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法、カーボンナノチューブ製造装置、カーボンナノチューブ集合線製造装置及びカーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置 Download PDFInfo
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Description
触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる成長工程とを備える、カーボンナノチューブの製造方法である。
複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
前記複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程とを含む、カーボンナノチューブ集合線の製造方法である。
複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
前記複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させて複数のカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程と、
前記複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向させて束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル工程とを含む、カーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法である。
触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部と、
前記ミスト発生部と接続され、前記ミストを加熱することにより、前記触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部と、を備える、カーボンナノチューブ製造装置である。
複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部と、
前記ミスト発生部と接続され、前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部と、
前記カーボンナノチューブ成長部の一方の端部側に配置され、前記カーボンナノチューブ成長部で得られた複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得るカーボンナノチューブ集合部と、を備える、カーボンナノチューブ集合線製造装置である。
上記のカーボンナノチューブ集合線製造装置と、
前記カーボンナノチューブ集合線製造装置により得られた複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向して束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル部とを備える、カーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置である。
触媒粒子を用いてカーボンナノチューブを作製すると、触媒粒子同士が凝集して粗大化する場合があった。粗大化した触媒粒子は、CNTの本来有する高い引張強度、電流密度耐性、腐食などに対する化学的安定性や耐候性、近赤外から可視光に至る特異な光吸収・発光等の特性に影響を与える可能性がある。このため、触媒粒子の粗大化を抑制する技術が求められていた。
[本開示の効果]
上記態様によれば、触媒粒子の粗大化を抑制することができる。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる成長工程とを備える、カーボンナノチューブの製造方法である。
(2)前記ミストは、平均粒子径が0.1μm以上50μm以下であることが好ましい。
前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液を準備する準備工程と、
前記ミスト原料液に超音波振動を与えることにより、前記ミスト原料液を霧化する霧化工程と、を含むことが好ましい。
前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液を準備する準備工程と、
前記ミスト原料液に超音波振動を与えながら、前記ミスト原料液をメッシュに通過させることにより、前記ミスト原料液を霧化する霧化工程と、を含むことが好ましい。
複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、成長工程と、
前記複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程とを含む、カーボンナノチューブ集合線の製造方法である。
(9)更に、前記成長工程で得られた前記複数のカーボンナノチューブに引張力を加えることにより、前記複数のカーボンナノチューブを伸長させる伸長工程を備えることが好ましい。これによると、CNTの長さを長くすることができる。
前記集合工程において、前記複数のカーボンナノチューブは、前記第1流路より下流側に配置される1以上の第2流路を通過し、
前記第2流路のそれぞれ断面積は、前記第1流路の断面積よりも小さいことが好ましい。
前記第2流路内の下流側端部における前記雰囲気の温度は、600℃以下であることが好ましい。これによると、第2流路内でCNT同士が集合しやすい。
複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
前記複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させて複数のカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程と、
前記複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向させて束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル工程とを含む、カーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法である。
(20)前記バンドル工程は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に揮発性液体を付着させる付着工程と、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に付着させた前記揮発性液体を蒸発させる蒸発工程とを含むことが好ましい。これによると、得られたCNT集合線バンドルの密度が向上する。
触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部と、
前記ミスト発生部と接続され、前記ミストを加熱することにより、前記触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部と、を備える、カーボンナノチューブ製造装置である。
(25)前記ミスト発生部は、振動子を有し、
前記振動子は、前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液に超音波振動を与えることにより、前記ミスト原料液を霧化して前記ミストを発生させることが好ましい。
前記振動子は、前記振動面と前記メッシュとの間に供給された前記ミスト原料液に前記超音波振動を与えながら、前記ミスト原料液を前記メッシュに通過させることにより霧化して前記ミストを発生させることが好ましい。
複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部と、
前記ミスト発生部と接続され、前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部と、
前記カーボンナノチューブ成長部の一方の端部側に配置され、前記カーボンナノチューブ成長部で得られた複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得るカーボンナノチューブ集合部と、を備える、カーボンナノチューブ集合線製造装置である。
(29)前記カーボンナノチューブ成長部は、その内部に第1流路を有し、
前記カーボンナノチューブ集合部は、その内部に1以上の第2流路を有し、
前記第2流路のそれぞれの断面積は、前記第1流路の断面積よりも小さいことが好ましい。
前記第2流路のそれぞれの断面積は0.01mm2以上4mm2以下であることが好ましい。
(32)前記第1流路の断面積S1と、前記第2流路のそれぞれの断面積S2との比S1/S2は100以上1000000以下であることが好ましい。これによると、CNTが伸長しやすく、かつ、CNTの径が縮小しやすい。
上記のカーボンナノチューブ集合線製造装置と、
前記カーボンナノチューブ集合線製造装置により得られた複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向して束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル部とを備える、カーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置である。
(36)前記バンドル部は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に揮発性液体を付着させる液体付着装置を含むことが好ましい。
(37)前記バンドル部は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に張力を加えながら、前記複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向して束ねて巻き取る巻取装置を含むことが好ましい。
[本発明の実施形態の詳細]
本開示の一実施形態にかかるカーボンナノチューブの製造方法、カーボンナノチューブ集合線の製造方法、カーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法、カーボンナノチューブ製造装置、カーボンナノチューブ集合線製造装置及びカーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1に係るカーボンナノチューブの製造方法について、図1を用いて説明する。カーボンナノチューブの製造方法は、触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、ミストを加熱することにより、触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させることにより、複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、を備える。
ミスト発生工程では、触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミスト39を発生させる。ミスト発生工程は、ミスト発生装置60を用いて行われる。
ホーン振動子の周波数は、50kHz以上400kHz以下が好ましく、70kHz以上300kHz以下がより好ましく、100kHz以上200kHz以下が更に好ましい。ホーン振動子の周波数が50kHz未満であると、ミスト発生効率が低下する傾向があり好ましくない。一方、ホーン振動子の周波数が400kHzを超えると、メッシュの早期劣化を誘発する傾向があり好ましくない。
成長工程において、ミスト39を加熱することにより、触媒粒子Pからカーボンナノチューブを成長させる。成長工程は、CNT成長部21の内部で行われる。
本実施形態に係るCNTの製造方法は、成長工程の後に、伸長工程を含むことができる。伸長工程では、成長工程で得られた浮遊状態のカーボンナノチューブに引張力を加えることにより、カーボンナノチューブを伸長させる。
実施の形態1に係るカーボンナノチューブの製造方法で作製されるカーボンナノチューブについて説明する。
カーボンナノチューブは、公知の構造を有することができる。例えば、炭素の層(グラフェン)が1層だけ筒状になっている単層カーボンナノチューブや、炭素の層が複数層積層した状態で筒状になっている二層カーボンナノチューブ又は多層カーボンナノチューブ、底が抜けた紙コップの形をしたグラフェンが積層をした構造を有するカップスタック型ナノチューブ等が挙げられる。
カーボンナノチューブに触媒粒子が付着している場合、該触媒粒子は、粒子径が0.6nm以上30nm未満であることが好ましい。該触媒粒子は、CNT集合線の製造時に使用した触媒(フェロセン(Fe(C5H5)2)、酸化鉄粉(Fe2O3)等)に由来するものである。本実施形態に係るCNTにおいては、付着している触媒粒子の粒子径が30nm未満と小さく、触媒粒子が粗大化していないため、触媒粒子がCNTの有する電気伝導度の特性に影響を与えることがない。よって、CNTは、CNTの本来有する電気伝導度を維持したまま、長尺化され得る。
実施の形態1に係るカーボンナノチューブの製造方法に用いられるカーボンナノチューブ製造装置について図1を用いて説明する。図1に示されるカーボンナノチューブ製造装置50は、触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミスト39を発生させるミスト発生部37と、ミスト発生部37と接続され、ミスト39を加熱することにより、触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部21(以下、CNT成長部とも記す。)と、を備える。カーボンナノチューブ製造装置は、更に、ミスト発生部37内にキャリアガスを供給するガス供給部22を備えることができる。
ミスト発生部37では、複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミスト39を発生させる。ミスト発生部37では、触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミスト原料液38に超音波振動を与えることにより、ミスト原料液38を霧化してミスト39を発生させることができる。
<カーボンナノチューブ成長部>
カーボンナノチューブ成長部21は、例えば石英管からなる管状の形状を有する。CNT成長部21において、触媒粒子P上に、ミストに含まれる液体状の炭素源を原料として、カーボンナノチューブ2が形成される。
ガス供給部22は、ミスト発生部37内にキャリアガスを供給する。ガス供給部22は、ガスボンベ(図示せず)と流量調節弁(図示せず)とを有する構成とすることができる。ガス供給部22から供給されるキャリアガスは、ミスト発生部37を通過してCNT成長部21内に到達する。
CNT製造装置は、上記の構成に加えて、CNTを伸長させるCNT伸長部、磁場を発生させる磁場発生部、電場を発生させる電場発生部等を含むことができる。
実施の形態4に係るカーボンナノチューブ集合線の製造方法は、複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程とを含む。
実施の形態4におけるミスト発生工程及び成長工程は、それぞれ実施の形態1に記載のミスト発生工程及び成長工程と同一の工程であるため、その説明は繰り返さない。
実施の形態4に係るCNT集合線の製造方法は、成長工程の後に、伸長工程を含むことができる。実施の形態4における伸長工程は、実施の形態1に記載の伸長工程と同一の工程であるため、その説明は繰り返さない。
次に、複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得る。集合工程は、CNT集合部24の内部で行われる。
カーボンナノチューブ集合線の製造方法のより好ましい実施の形態について、図9及び図15を用いて説明する。図9は、本開示の一実施形態に係るカーボンナノチューブ集合線製造装置を説明する図である。図15は、カーボンナノチューブ集合部の第2流路の拡大図である。図15では、右側が上流側であり、左側が下流側である。
<カーボンナノチューブ集合線>
実施の形態4に係るカーボンナノチューブ集合線の製造方法で作製されるカーボンナノチューブ集合線について、図10を用いて説明する。図10に示されるように、カーボンナノチューブ集合線1は、複数のカーボンナノチューブ2を含み、複数のカーボンナノチューブ2はその長手方向に配向して集合していることが好ましい。
本実施形態において、カーボンナノチューブ2としては、基本的に実施の形態2に記載のカーボンナノチューブを用いることができる。
カーボンナノチューブ集合線の形状は、複数のカーボンナノチューブがそれらの長手方向に配向して集合した糸形状である。
カーボンナノチューブ集合線は、触媒粒子を含むことができる。該触媒粒子は、平均粒子径が0.6nm以上30nm未満であることが好ましい。該触媒粒子は、CNT集合線の製造時に使用した触媒(フェロセン(Fe(C5H5)2)、酸化鉄粉(Fe2O3)等)に由来するものである。本実施形態に係るCNT集合線においては、触媒粒子の平均粒子径が30nm未満と小さく、触媒粒子が粗大化していないため、触媒粒子がCNTの有する電気伝導度の特性に影響を与えることがない。よって、CNT集合線は、CNTの本来有する電気伝導度を維持したまま、長尺化され得る。
実施の形態4に係るカーボンナノチューブ集合線の製造方法に用いられるカーボンナノチューブ集合線製造装置について、図9を用いて説明する。図9に示されるカーボンナノチューブ集合線製造装置20cは、複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部37と、ミスト発生部37と接続され、ミスト39を加熱することにより、複数の触媒粒子Pのそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部21と、カーボンナノチューブ成長部21の一方の端部側(図9において左側の端部)に配置され、カーボンナノチューブ成長部21で得られた複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得るカーボンナノチューブ集合部24とを備えることができる。
実施の形態6におけるミスト発生部及びカーボンナノチューブ成長部は、それぞれ実施の形態3におけるミスト発生部及びカーボンナノチューブ成長部と同一の構成であるため、その説明は繰り返さない。
カーボンナノチューブ集合部24は、CNT成長部21のガス供給部23側と反対側の端部に配置される。すなわち、CNT集合部24は、CNT成長部21のキャリアガスの下流側に配置される。CNT集合部24において、カーボンナノチューブ集合線が形成される。
CNT集合線製造装置は、上記の構成に加えて、CNTを伸長させるCNT伸長部、磁場を発生させる磁場発生部、電場を発生させる電場発生部等を含むことができる。
カーボンナノチューブ集合線製造装置のより好ましい実施の形態について、下記に説明する。
実施の形態7に係るカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法は、複数の触媒粒子と、液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、ミストを加熱することにより、複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させて複数のカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程と、複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向させて束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル工程とを含む。
実施の形態7におけるミスト発生工程及び成長工程は、それぞれ実施の形態1に記載のミスト発生工程及び成長工程と同一の工程であるため、その説明は繰り返さない。
実施の形態7における集合工程は、実施の形態4に記載の集合工程と同一の工程であるため、その説明は繰り返さない。
バンドル工程において、複数のカーボンナノチューブ集合線を複数のカーボンナノチューブ集合線の長手方向に沿う方向に配向して束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得る。
バンドル工程は、複数のカーボンナノチューブ集合線に張力を加えながら行われることが好ましい。これによると、得られたCNT集合線バンドルの強度が向上する。
実施の形態7に係るカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法で作製されるカーボンナノチューブ集合線バンドルについて、図11を用いて説明する。図11に示されるように、カーボンナノチューブ集合線バンドル3は、複数のカーボンナノチューブ集合線1を含み、複数のカーボンナノチューブ集合線はその長手方向に配向して集合している。
カーボンナノチューブ集合線バンドルの形状は、複数のカーボンナノチューブ集合線がそれらの長手方向に配向して集合した紐形状である。CNT集合線バンドルが、複数のカーボンナノチューブ集合線がそれらの長手方向に配向して集合した紐形状であることは、光学顕微鏡又は走査型電子顕微鏡で観察することにより確認することができる。
カーボンナノチューブ集合線は、触媒粒子を含むことができる。該触媒粒子は、実施の形態2におけるCNTに付着している触媒粒子と同一であるため、その説明は繰り返さない。
実施の形態7に係るカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造に用いられるカーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置について、図16及び図17を用いて説明する。図16及び図17は、カーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置を示す図である。
バンドル部550において、浮遊状態の複数のCNT集合線が長手方向に沿う方向に配向して束ねられてカーボンナノチューブ集合線バンドルが形成される。
バンドル部がハニカム構造体からなる場合、貫通孔の長手方向が、炭素含有ガスの流れに沿う方向となるように、カーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置にハニカム構造体を配置する。
<その他の構成>
CNT集合線バンドル製造装置は、上記の構成に加えて、CNTを伸長させるCNT伸長部、磁場を発生させる磁場発生部、電場を発生させる電場発生部等を含むことができる。
<カーボンナノチューブ製造装置の準備>
(装置1)
装置1として、その概要を図1に示したカーボンナノチューブ製造装置と同様の構成を有するカーボンナノチューブ集合線製造装置を準備した。具体的には、電気炉28内にカーボンナノチューブ成長部21及びカーボンナノチューブ伸長部30を配置する。CNT成長部は、内径25mm、長さ50mmの石英管からなる。カーボンナノチューブ伸長部は、内径4mm、長さ200mmの石英管からなる。
装置1の製造装置を用いて、試料1-1及び試料1-2のカーボンナノチューブ集合線を作製した。
(形状)
試料1-1及び試料1-2のカーボンナノチューブについて、平均長さ及び平均径を測定した。平均長さ及び平均径の測定方法は、実施の形態2に記載した方法と同一の方法であるため、その説明は繰り返さない。
試料1-2のCNTは、平均長さは15cmであり、平均径は60μmであった。
試料1-1及び試料1-2のカーボンナノチューブ集合線について、EDX分析を行うことにより、CNT集合線に含まれる触媒粒子の組成を特定した。
試料1-2では、触媒粒子の粒子径が5nm以上21nm以下であった。
<カーボンナノチューブ集合線製造装置の準備>
(装置2)
装置2として、その概要を図9に示したカーボンナノチューブ集合線製造装置と同様の構成を有するカーボンナノチューブ集合線製造装置を準備した。具体的には、電気炉28内にカーボンナノチューブ成長部21及びカーボンナノチューブ集合部24を配置する。CNT成長部は、内径25mm、長さ50mmの石英管からなる。カーボンナノチューブ集合部24としては、セラミックスからなるハニカム構造体がCNT成長部と連続する石英管内に配置されている。ハニカム構造体は、約200個/inchの貫通孔を有し、一の貫通孔の断面積は0.8mm2である。
装置2の製造装置を用いて、試料2-1及び試料2-2のカーボンナノチューブ集合線を作製した。
(形状)
試料2-1及び試料2-2のカーボンナノチューブ集合線について、平均長さ及び平均径を測定した。平均長さ及び平均径の測定方法は、実施の形態5に記載した方法と同一の方法であるため、その説明は繰り返さない。
試料2-1及び試料2-2のカーボンナノチューブ集合線について、EDX分析を行うことにより、CNT集合線に含まれる触媒粒子の組成を特定した。
試料2-2では、触媒粒子の平均粒子径が16nmであった。試料2-2で得られたカーボンナノチューブ集合線における触媒粒子の粒度分布を図14に示す。図14から、試料2-2で得られたカーボンナノチューブ集合線では、触媒粒子の粒子径が5nm以上21nm以下であることが確認された。
検討3では、CNT集合線製造装置において、CNT集合部の第2流路の断面積と、得られたCNT集合線に含まれるCNTの径及び長さとの関係について検討した。
(装置3~装置8)
装置3~装置8は、基本的に装置2と同様の構成を有する。装置2と異なる点は、ハニカム構造体の各貫通孔(第2流路)の断面積及び長さである。装置3~装置8におけるハニカム構造体の各貫通孔(第2流路)の断面積及び長さを表1に示す。例えば、装置3におけるハニカム構造体は、各貫通孔(第2流路)の断面積が9.61cm2、長さが50mmである。装置3~装置8は実施例に該当する。
装置3~装置8の製造装置を用いて、それぞれ試料3~試料8のカーボンナノチューブ集合線を作製した。装置3~装置8では、エタノールにフェロセンを分散させたミスト原料液を用いた。ミスト原料液中のフェロセンの濃度は2重量%である。
試料3~試料8のCNT集合線において、配向度及びCNTの径を測定した。配向度の算出方法及びCNTの径の測定方法は実施形態の5に記載した方法と同一であるため、その説明は繰り返さない。結果を表1に示す。
試料3~試料8から、貫通孔(第2流路)の断面積が小さいほど、CNTの径が小さくなる傾向が確認された。また、試料5及び試料6から、貫通孔の長さが長いほど、CNTの径が小さくなる傾向が確認された。
検討4では、CNT集合線製造工程において、CTN集合部の上流側の雰囲気の温度及びCNT集合部の下流側の雰囲気の温度と、CNTの集合割合との関係について検討した。
CNT集合線製造装置としては、検討3の装置3と同一の構成を有する装置を準備した。
(製造工程4-1)
製造工程4-1では、検討3の装置3と同一の条件でCNT集合線を作製した。
製造工程4-2では、CNT集合部の下流側の雰囲気の温度を500℃とした以外は、製造工程4-1と同様の方法でCNT集合線を作製した。
製造工程4-3では、CNT集合部の下流側の雰囲気の温度を300℃とした以外は、製造工程4-1と同様の方法でCNT集合線を作製した。
製造工程4-1において、CNT集合部の下流側をSEMで観察したところ、CNT集合線とともに、CNT単体も存在していることが確認された。
検討5では、CNT集合線バンドル製造工程において、揮発性液体の付着工程及び蒸発工程の有無と、CNT集合線バンドルの密度との関係について検討した。
(装置5-1)
装置5-1として、検討3の装置3と同一の構成を有するCNT集合線製造装置と、その下流側に絞り並びに巻取装置を含むバンドル部とを備える装置を準備した。
装置5-2として、図16に示される構成を有するCNT集合線バンドル製造装置を準備した。具体的には、装置5-2は、装置5-1と同様の構成を有し、更に、絞りの下流側に液体付着装置及び巻取装置をこの順で備える。液体付着装置内には、エタノールが封入されている。
装置5-3として、図17に示される構成を有するCNT集合線バンドル製造装置を準備した。具体的には、装置5-3は、装置5-1と同様の構成を有し、更に、CNT集合線製造装置と絞りとの間に配置される液体付着装置と、絞りの下流側に配置される巻取装置とを備える。液体付着装置内には、揮発性液体としてエタノールが封入されている。
装置5-4として、検討3の装置3と同様の構成を有する装置を準備した。
(製造工程5-1)
製造工程5-1では、製造工程4-1と同様の条件でCNT集合線を製造した後、該CNT集合線を絞りを通過させて束ねて、試料5-1のCNT集合線バンドルを得た。バンドル工程は、巻取装置でCNT集合線バンドルを巻き取ることにより、CNT集合線に張力を加えながら行われた。
製造工程5-2では、製造工程4-1と同様の条件でCNT集合線を製造し、該CNT集合線を絞りを通過させて束ねた後、該CNT集合線に揮発性液体の蒸気を付着させた後、揮発液体を自然乾燥により蒸発させて、試料5-2のCNT集合線バンドルを得た。バンドル工程は、巻取装置でCNT集合線バンドルを巻き取ることにより、CNT集合線に張力を加えながら行われた。
製造工程5-3では、製造工程4-1と同様の条件でCNT集合線を製造し、該CNT集合線に揮発性液体の蒸気を付着させた後、該CNT集合線を絞りを通過させて束ね、揮発液体を自然乾燥により蒸発させて、試料5-3のCNT集合線バンドルを得た。バンドル工程は、巻取装置でCNT集合線バンドルを巻き取ることにより、CNT集合線に張力を加えながら行われた。
製造工程5-4では、製造工程4-1と同様の条件でCNT集合線バンドルを製造した。
<カーボンナノチューブ集合線バンドルの測定>
(配向度)
試料5-1~試料5-4のカーボンナノチューブ集合線バンドルについて、配向度を測定した。CNT集合線におけるCNTの配向度(以下、「CNT配向度」とも記す。)の算出方法は、実施の形態5に記載した方法と同一の方法であるため、その説明は繰り返さない。CNT集合線バンドルにおけるCNT集合線の配向度(以下、「CNT集合線配向度」とも記す。)の算出方法は、実施の形態8に記載した方法と同一の方法であるため、その説明は繰り返さない。結果を表2の「CNT配向度」及び「CNT集合線配向度」欄に示す。
試料5-1~試料5-4のCNT集合線バンドルの密度を測定した。密度は、CNT集合線バンドルの体積と重量に基づき算出し、CNT100%の場合との比較として%で表した。結果を表2の「密度」欄に示す。
試料5-1~試料5-4のカーボンナノチューブ集合線バンドルについて、破断強度を測定した。強度の測定方法は下記の通りである。
試料5-1と試料5-4とを比較すると、バンドル工程においてCNT集合線に張力を加えることにより、CNT集合線バンドルの密度が高くなり、強度が向上することが確認された。
Claims (35)
- 触媒粒子と、カーボンナノチューブの炭素源である液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
キャリアガスの流れの中で前記カーボンナノチューブに引張力を加えることにより、前記カーボンナノチューブを伸長させる伸長工程と、を備え、
前記伸長工程において、前記キャリアガスの下流側の平均流速を、前記キャリアガスの上流側の平均流速よりも大きくすることにより、前記カーボンナノチューブに前記キャリアガスの下流側に向かう方向の前記引張力を加える、カーボンナノチューブの製造方法。 - 前記ミストは、平均粒子径が0.1μm以上50μm以下である、請求項1に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
- 前記触媒粒子は、鉄を含む、請求項1又は請求項2に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
- 前記ミスト発生工程は、
前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液を準備する準備工程と、
前記ミスト原料液に超音波振動を与えることにより、前記ミスト原料液を霧化する霧化工程と、を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。 - 前記ミスト発生工程は、
前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液を準備する準備工程と、
前記ミスト原料液に超音波振動を与えながら、前記ミスト原料液をメッシュに通過させることにより、前記ミスト原料液を霧化する霧化工程と、を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。 - 前記メッシュは、その開口部の径が1μm以上50μm以下である、請求項5に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
- 前記キャリアガスの下流側の平均流速は、0.051cm/sec以上10.001cm/sec以下であり、
前記キャリアガスの上流側の平均流速は、0.050cm/sec以上10.000cm/sec以下であり、
前記キャリアガスの下流側の平均流速は、前記キャリアガスの上流側の平均流速よりも大きい、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。 - 複数の触媒粒子と、カーボンナノチューブの炭素源である液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
前記複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程とを含み、
前記成長工程において、前記複数のカーボンナノチューブは、第1流路を通過し、
前記集合工程において、前記複数のカーボンナノチューブは、前記第1流路より下流側に配置される1以上の第2流路を通過し、
前記第2流路のそれぞれ断面積は、前記第1流路の断面積よりも小さい、カーボンナノチューブ集合線の製造方法。 - 更に、キャリアガスの流れの中で前記成長工程で得られた前記複数のカーボンナノチューブに引張力を加えることにより、前記複数のカーボンナノチューブを伸長させる伸長工程を備え、
前記伸長工程において、前記キャリアガスの下流側の平均流速を、前記キャリアガスの上流側の平均流速よりも大きくすることにより、前記カーボンナノチューブに前記キャリアガスの下流側に向かう方向の前記引張力を加える、請求項8に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。 - 前記第2流路より下流側の雰囲気の温度は、前記第2流路より上流側の雰囲気の温度よりも低い、請求項8に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 前記第2流路より上流側の前記雰囲気の温度は800℃以上であり、前記第2流路より下流側の前記雰囲気の温度は600℃以下である、請求項10に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 前記第2流路内の雰囲気の温度は、下流側が上流側よりも低く、
前記第2流路内の下流側端部における前記雰囲気の温度は、600℃以下である、請求項10に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。 - 前記第2流路内の下流側に、雰囲気の温度が600℃以下である第1領域が存在し、前記第1領域の前記第2流路の長手方向に沿う長さは1cm以上である、請求項8から請求項12のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 前記第2流路のそれぞれの断面積は0.01mm2以上4mm2以下である、請求項8から請求項13のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 前記第1流路の断面積S1と、前記第2流路のそれぞれの断面積S2との比S1/S2は100以上1000000以下である、請求項8から請求項14のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 前記集合工程において、前記複数のカーボンナノチューブの径が縮小する、請求項8から請求項15のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 前記第2流路のそれぞれの長さは10mm以上200mm以下である、請求項8から請求項16のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線の製造方法。
- 複数の触媒粒子と、カーボンナノチューブの炭素源である液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生工程と、
前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
前記複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させて複数のカーボンナノチューブ集合線を得る集合工程と、
前記複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向させて束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル工程とを含み、
前記成長工程において、前記複数のカーボンナノチューブは、第1流路を通過し、
前記集合工程において、前記複数のカーボンナノチューブは、前記第1流路より下流側に配置される1以上の第2流路を通過し、
前記第2流路のそれぞれ断面積は、前記第1流路の断面積よりも小さい、カーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法。 - 前記バンドル工程は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に揮発性液体を付着させる付着工程と、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に付着させた前記揮発性液体を蒸発させる蒸発工程とを含む、請求項18に記載のカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法。
- 前記付着工程は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線をこれらの長手方向に沿う方向に配向して束ねる前に行われる、請求項19に記載のカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法。
- 前記付着工程は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線をこれらの長手方向に沿う方向に配向して束ねた後に行われる、請求項19に記載のカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法。
- 前記バンドル工程は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に張力を加えながら行われる、請求項18から請求項21のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線バンドルの製造方法。
- 触媒粒子と、カーボンナノチューブの炭素源である液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部と、
前記ミスト発生部と接続され、前記ミストを加熱することにより、前記触媒粒子からカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部と、
前記カーボンナノチューブ成長部の前記ミスト発生部と接続された側と反対側に接続された管状のカーボンナノチューブ伸長部と、を備え、
前記カーボンナノチューブ伸長部の中空部の断面積は、前記カーボンナノチューブ成長部の中空部の断面積よりも小さい、カーボンナノチューブ製造装置。 - 前記ミスト発生部は、振動子を有し、
前記振動子は、前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液に超音波振動を与えることにより、前記ミスト原料液を霧化して前記ミストを発生させる、請求項23に記載のカーボンナノチューブ製造装置。 - 前記ミスト発生部は、振動子と、前記振動子の振動面に対向して配置されたメッシュとを有し、
前記振動子は、前記振動面と前記メッシュとの間に供給された前記触媒粒子と、前記液体状の炭素源とを含むミスト原料液に超音波振動を与えながら、前記ミスト原料液を前記メッシュに通過させることにより霧化して前記ミストを発生させる、請求項23に記載のカーボンナノチューブ製造装置。 - 前記メッシュは、その開口部の径が1μm以上50μm以下である、請求項25に記載のカーボンナノチューブ製造装置。
- 複数の触媒粒子と、カーボンナノチューブの炭素源である液体状の炭素源とを含むミストを発生させるミスト発生部と、
前記ミスト発生部と接続され、前記ミストを加熱することにより、前記複数の触媒粒子のそれぞれから、1又は複数のカーボンナノチューブを成長させる、管状のカーボンナノチューブ成長部と、
前記カーボンナノチューブ成長部の一方の端部側に配置され、前記カーボンナノチューブ成長部で得られた複数のカーボンナノチューブをその長手方向に沿う方向に配向して集合させてカーボンナノチューブ集合線を得るカーボンナノチューブ集合部と、を備え、
前記カーボンナノチューブ成長部は、その内部に第1流路を有し、
前記カーボンナノチューブ集合部は、その内部に1以上の第2流路を有し、
前記第2流路のそれぞれの断面積は、前記第1流路の断面積よりも小さい、カーボンナノチューブ集合線製造装置。 - 前記カーボンナノチューブ集合部はハニカム構造を有する、請求項27に記載のカーボンナノチューブ集合線製造装置。
- 前記ハニカム構造は、複数の貫通孔から構成される複数の第2流路を有するハニカム構造体であり、
前記第2流路のそれぞれの断面積は0.01mm2以上4mm2以下である、請求項28に記載のカーボンナノチューブ集合線製造装置。 - 前記第1流路の断面積S1と、前記第2流路のそれぞれの断面積S2との比S1/S2は100以上1000000以下である、請求項27から請求項29のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線製造装置。
- 前記カーボンナノチューブ集合部において、前記複数のカーボンナノチューブの径が縮小する、請求項27から請求項30のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線製造装置。
- 前記カーボンナノチューブ集合部の第2流路のそれぞれの長さは10mm以上200mm以下である、請求項27から請求項31のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線製造装置。
- 請求項27から請求項32のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブ集合線製造装置と、
前記カーボンナノチューブ集合線製造装置により得られた複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向して束ねてカーボンナノチューブ集合線バンドルを得るバンドル部とを備える、カーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置。 - 前記バンドル部は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に揮発性液体を付着させる液体付着装置を含む、請求項33に記載のカーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置。
- 前記バンドル部は、前記複数のカーボンナノチューブ集合線に張力を加えながら、前記複数のカーボンナノチューブ集合線をその長手方向に沿う方向に配向して束ねて巻き取る巻取装置を含む、請求項33又は請求項34に記載のカーボンナノチューブ集合線バンドル製造装置。
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