JP7465778B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は遊技場用システムに関する。
従来、一定数のゲームである天井基準ゲームを行っても大当りやART等の特別状態が発生しない場合に天井特典状態を発生させる所謂天井と呼ばれる機能がスロットマシンのような遊技機に設けられており、例えば特許文献1では前日分の天井基準ゲームの対象となる天井ゲームにより天井特典を期待する遊技者を考慮し、前日分の天井ゲームを初期化した場合に、その旨を遊技者に示唆することで遊技者とのトラブルを防止することを提案している。
特開2014-14484号公報
特許文献1は、天井ゲームを初期化し、前日分と当日分との天井ゲームの合計値が天井基準ゲームに達しても天井特典状態が発生しない場合に遊技者が不快に思い、稼動に影響が生ずることを危惧した上での提案であるが、そもそも稼動を示すような遊技情報に影響が生ずるか否かは定かでない。即ち、上記合計値が天井基準ゲームに達しても遊技者が不快に思わない可能性や、それ以上に遊技機の遊技性に惹かれて遊技する可能性もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、前日分と当日分との天井ゲームの合計値が天井基準ゲームに達した場合に、遊技情報に影響が生ずるか否かを把握可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、前日分の管理始動情報と遊技場の開店当初からの当日分の管理始動情報との合計を示す合計管理始動情報により管理天井条件が満たされるか否かを判定し、管理天井条件が満たされた場合に天井特典が与えられたか否かを判定し、その判定結果により区分して遊技情報を管理するので、前日分と当日分との天井ゲームの合計値が天井基準ゲームに達した場合に、遊技情報に影響が生ずるか否かを把握可能となる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 遊技履歴を示す図 突抜情報(機種A)を示す図 突抜情報詳細(機種A)を示す図 機種別突抜情報を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は2台ずつ中継装置3に接続されており、中継装置3はLAN4を介して管理装置5(遊技情報特定手段、第1判定手段、第2判定手段、管理手段に相当する)と接続されている。又、遊技場内にはPOSや残高精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN4を介して管理装置5と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード6、モニタ7、プリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から出力される遊技信号を入力することで、遊技機1毎の遊技データ、会員登録された会員毎の個人データ、遊技機1や遊技機装置2等の稼動状態等を管理する。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ遊技機であり、盤面8に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル9、上部受皿10、下部受皿11を有すると共に、盤面8に、液晶表示部12、普図入賞口13、第1始動口14、第2始動口15、大入賞口16を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口14は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口15は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。
(2)第1始動口14又は第2始動口15への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部12において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(3)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(4)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/200で、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率はヘソ入賞では50%であるのに対して電チューでは70%である。大当りが発生すると振分けられたラウンド(R)分だけ大入賞口16を開放する。ここでRはヘソ入賞では全てに4Rが振分けられる一方、電チューでは10Rに50%、4Rに50%振分けられる。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(5)確変中は大当り確率が1/50に向上すると共に各始動口14,15への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる複合時短となり、大当り発生まで継続する。一方で、確変とならない通常大当りが発生した場合、100回の図柄変動が行われるまで継続する確変ではない時短(単独時短)となり、大当りが発生しなければ通常状態に戻る。
(6)第2始動口15は普図入賞口13への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口15の入賞率が高くなる。
(7)初期化条件成立(例えば大当り発生やラムクリア)後の図柄変動数(遊技機始動情報に相当する)を管理しており、所定数(500回、遊技機天井条件に相当する)の図柄変動を行う迄大当りとならなかった場合は所定数(700回)の図柄変動を行う迄時短(天井時短、天井特典に相当する)となるが、確変にはならないので単独時短となる。ここで、天井時短を発生させるための図柄変動は複合時短も含め確変中は加算対象にならないが、単独時短は確変ではないので加算対象となる。又、大当りが発生しないまま時短が終了した場合、それ以降に所定数(500回)の図柄変動を行っても天井時短は発生しない。このような遊技機以外に、確変中も加算対象となるような遊技機や、所謂ST機のような構成の単独時短が発生しない遊技機、或いは大当り確率が複数設けられ、設定により変更可能な遊技機といった例示した遊技機以外の遊技機を管理対象としても良い。以上は、例えば機種Aについて例示したが、例えば機種Bであればラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口14,15への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。又、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
スタート信号=遊技機から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する液晶表示部(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に出力されるので、信号入力に応じてスタート処理を特定する。尚、始動入賞時に出力されるS入賞信号にて代用しても良い。
大当り信号=遊技機から出力される大当り期間を特定可能な信号である。大当り中にレベル出力される状態信号なので、大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口15の入賞率が向上する特別状態中(時短中(複合時短含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。又、大当り信号と特別状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。"
遊技機装置2は、所謂各台計数機能付の貸出機であり、遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯17、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口18、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部19、持玉(会員であれば貯玉も含む、獲得価値、有価価値)を払い出すための払出釦20、払い出された玉が通過する払出ノズル21、一般カードや会員カードが挿入されるカード挿入口22、遊技機1の下部受皿11の下方に位置する着脱可能な計数受皿23等を有する。
遊技機装置2は、以下に示すように動作する。
(1)貨幣を受付ける(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技機装置2の双方に入金額が表示されると共に貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)が遊技機1から払出され(対価付与処理)、その対価付与処理に応じて入金額の表示が貸出玉の対価を除いた残高の表示となる。貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。残高がある状態で遊技機1の貸出釦を押下(貸出操作、付与操作)すると、貸出1単位分の貸出玉が遊技機から払出され、その対価分を残高から引落とす。又、所謂各台計数機能も備えており、遊技者が獲得した獲得玉を計数し、その計数した獲得玉を対価として再度玉を払戻すことも可能で、その払戻し分の対価を除いた玉数を持玉として特定可能である。
(2)残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦を押下(発行操作を受付)すると、残玉や持玉を特定可能な一般カードが発行される。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可としたが、可能としても良い。
(3)中継装置4とのシリアル通信(売上信号の受信)により貨幣受付処理や対価付与処理、残高や貸出玉数、入金額や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、計数玉、持玉、払戻玉、及び一般カードの受付や発行処理を特定可能であるが、これらはパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)でも特定可能である。
管理装置5は、周知の通り、台番と機種とを対応付ける機種設定等の設定を行うと共に、遊技情報を遊技機単位で集計し、図2に示す遊技履歴を集計する。図2に示す項目は以下の通りである。
前日分S=前日までの天井ゲーム分の図柄変動数(スタート、管理始動情報に相当する)であり、大当りが発生しない場合は、前日の累計のスタート(前々日からの持越し分も含まれる)が対象になるが、大当りが発生した場合は、前日の営業日における最終の大当り発生後からのスタートが対象になる。例えば図2に示す遊技履歴が前日分に相当する場合、即ち、翌日の前日分Sについて以下に説明する。図2ではNO33が最終レコードであり、この状態で閉店を迎えているので、NO31の大当りが最終大当りとなり(後述するようにT1Yが示されているレコードが大当り発生に対応)、そこからNO32、NO33のスタートの合計となる「153」が前日分Sの対象となる。尚、天井ゲームは天井時短を発生させるためのスタートであり、上記した通り、例えば確変が対象外となるような機種の場合、その確変期間分のような除外されるスタート分を適宜除いた図柄変動となる。
時刻=レコードに対応した時刻であり、大当りや特別状態の発生時刻やレコード作成時刻等である。
状態=遊技機1の状態である。
アウト=遊技機1への打込玉数(使用媒体数)である、
セーフ=遊技機1からの付与玉数である。
S=スタートである。
T1Y=大当り中の出玉(セーフ-アウト)である。
区分=前日分スタート(前日分の管理始動情報に相当する)と当日分の大当りや特別状態が発生するまでのスタート(当日分の管理始動情報に相当する)との合計を示す合計スタート(合計管理始動情報に相当する)が天井基準スタート(天井基準S)に達すれば(管理天井条件が満たされ、天井特典が与えられなかった場合)「突抜」、達しないまま特別状態(天井)になれば(管理天井条件が満たされずに天井特典が与えられた場合)「到達」、それ以外は「他」である。
図2では、時短のような特別状態(甘中)の発生や終了に応じてレコードを作成する遊技履歴を示しており、NO1のようにT1Yが示されているレコードにて大当りが発生した旨を把握可能となる。一方で、NO5のようにT1Yが示されることなく通常状態から特別状態に状態移行した場合には天井が発生した旨を把握可能となり、NO6のように状態を「天井」としている。
ここで、「区分」は、上記した通り、前日分スタートと当日最初の大当りや特別状態(天井)が発生する迄の当日分のスタートとの合計を示す合計スタートが天井基準値(例えば500)に達した場合に「突抜」、合計スタートが天井基準値に達して天井が発生した場合は「到達」、それ以外は「他」となり、遊技情報を区分する対象となる突抜遊技機(区分が「突抜」となった遊技機)となるかといったことを示す遊技情報である。図2では遊技履歴を管理した上で上記判定を行うことを例示しているが、遊技履歴を管理することなく上記判定を行っても勿論良い。
突抜遊技機を管理する場合、以下のような管理方法を想定することができる。
(1)終日の遊技情報(例えばNO1からNO33)を他の遊技機と区別する管理方法。図3参照。
(2)前日分と当日分とのスタートの合計が天井基準値に達した時点(突抜時点)以降の遊技情報を他と区別する管理方法。図4にて例示する「突抜迄」と「突抜後」が該当する。
(3)突抜時点以降に非稼動になるような遊技終了条件の成立以降の遊技情報を他と区別する管理方法。図4にて例示する「終了後」が該当する。
(4)突抜時点から遊技終了条件が成立する迄の遊技情報を他と区別する管理方法。図4にて例示する「終了迄」が該当する。
尚、突抜遊技機と同様に区分が到達となった到達遊技機も他と区分して遊技情報を管理する(図3参照)。
管理装置5は、「突抜」と判定した「突抜台」、「到達」と判定した「到達台」、「他」と判定した「他台」との区分として図3に示す突抜情報(機種A)を集計する。図3に示す項目は以下の通りである。
遊技機区分=「突抜台」は開店からの当日分のスタートと前日分のスタートとの合計が天井基準値に達し、天井時短が発生しなかった遊技機1、「到達台」は上記合計が天井基準値に達して天井時短が発生した遊技機1、「他台」は上記合計が天井基準値に達することなく大当りが発生した突抜台や到達台以外の遊技機1、「全台」は対象となる全ての遊技機1である。
台数、台数割合=台数は遊技機区分に区分された台数であり、台数割合は全ての遊技機(全台)に対する各区分分の台数の割合である。
アウト=アウト信号により特定される遊技機1にて消費された遊技価値である。
稼動率=遊技機1が稼動している割合であり、営業時間において終始稼動していた場合に得られるアウト(例えば営業時間×5000)に対するアウトの割合である。
出率=セーフ信号により特定される遊技に応じて付与された遊技価値であるセーフのアウトに対する割合である。
遊技者数=非稼動となることや、遊技機装置2や島端等に設けられるカメラのような撮像手段により撮像された画像に基づく画像認証、或いは会員カードや一般カードのような遊技カードの入れ替わりにより特定される遊技者数である。
大当り数、S=大当り数は大当り信号により特定される大当り数であり、Sはスタート信号により特定される遊技機1における役物の作動回数である。尚、以下も含め「通常」や「甘中」は通常状態期間や時短のような特別状態期間に対応した遊技情報を示す。
TS、天井=TSは大当りを発生させるための平均スタートであり、S÷大当り数を示す値である。天井は天井時短が発生した回数である。
売上=売上信号により特定される対応する遊技機装置2にて付与された遊技価値(貸出玉数、対価付与価値)の対価となった貨幣価値である。
粗利、玉粗利=粗利は遊技に応じた遊技場側の営業利益であり、粗利=売上-獲得玉×貸単価×原価率にて特定する。尚、獲得玉(獲得価値)=売上玉+セーフ-アウト、売上玉=売上÷貸単価、貸単価=4円、原価率=90.9%にて演算している。玉粗利はアウト1当りの粗利→粗利÷アウト
営業割数=実際の売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合であり、営業割数=獲得玉÷売上玉にて特定する。
又、管理装置5は、「突抜台」について、合計スタートが天井基準値に達した時点である突抜時点、或いは突抜時点以降の最初に遊技者が終了した時点である終了時点の前後により区分して遊技情報を管理し、図4に示す突抜情報詳細(機種A)を集計する。尚、図4では開店から突抜時点迄と突抜時点から終了時点迄とで区分した遊技情報を例示しているが、開店から終了時点迄で遊技情報を区分しても良い。図4に示す項目は以下の通りである。
期間区分=「突抜迄」は開店から前日分のスタートと当日分のスタートとの合計を示す合計スタートが天井基準値に達する時点(突抜時点)迄、「突抜後」は突抜時点から閉店迄、「終了迄」は突抜時点から非稼動になるような遊技終了条件の成立時点(終了時点)迄、「終了後」は終了時点から閉店迄の期間である。
対象時間=状態区分に応じた対象時間であり、稼動率はこの対象時間を終始遊技した場合の想定アウトに対する実際のアウトの割合である。尚、対象時間の特定は例えば突抜時点のような開始条件の成立時点から遊技終了のような終了条件の成立時点迄のタイマ値や時刻の差分により特定すれば良い。
新規遊技者数=各状態区分での新規の遊技者数であり、前の状態区分から継続して遊技する遊技者は対象外となる。よって、終了条件が開始時に遊技していた遊技者の遊技終了となる「終了迄」は0となる。
天井到達率=各状態区分での天井到達率であり、「突抜迄」は営業回数に対する天井発生回数なので0%である。突抜以降のような他の状態区分は各状態区分に移行した回数と、その後に特賞が発生して通常状態に戻った回数との合計値に対する天井発生回数の割合を示す。
図4では、開店から突抜時点迄と、突抜時点から終了時点迄とで区分した遊技情報を例示しているが、開店から終了時点迄で遊技情報を区分しても良い。
管理装置5は、機種別に突抜台や突抜時点以降の遊技情報を管理し、図5に示す機種別突抜情報を集計する。尚、突抜台であるかに関わらず全台を対象として集計した遊技情報を比較対象にしているが、到達台や他台を比較対象として管理しても良い。図5では、突抜放置状態として、終了時点にて次の遊技が開始されるまでの時間やその際の残ゲーム(合計スタートや当日分スタートのような他の管理始動情報でも良い)を、非稼動となった他の放置状態と比較可能に管理している。図5に示す項目は以下の通りである。
突抜放置状態=「時間」は、開店から天井突抜を経て終了時点となり次に遊技が開始される迄、或いは閉店迄の遊技が放置された時間であり、「残ゲーム」は、遊技機1が放置された状態での天井基準値から当日のスタートを除外した残ゲーム数である。
他放置状態=開店から天井突抜を経て終了時点となった場合以外の遊技機1が放置された状態での時間と残ゲームである。
図5は、機種別に全台と突抜台との遊技情報を区分した例示である。「稼動率」を参照して全台と突抜台とを比較すると、機種Aは、全台の「44.2%」に対して突抜台が「30.8%」であり、突抜台の稼動率がやや低迷気味であるが、機種Bは、全台の「71.8%」に対して突抜台が「71.1%」であり、余り影響を受けておらず、機種Zは、全台の「72.6%」に対して突抜台が「22,6%」であり、大きく影響を受けていることを把握可能となる。
又、機種Bは、突抜台の割合は「31.1%」で高いが、他放置状態の時間(0:40)と比較した突抜放置状態の時間(0:46)も、全台の遊技者数(5.1)と比較した突抜台の遊技者数(5.0)や突抜後の遊技者数(4.8)も余り変わらないことから、やはり天井を突き抜けても余り影響を及ぼさないことを把握可能となる。一方で、機種Zは、突抜台の割合は「8.3%」で低いが、他放置状態の時間(0:11)と比較した突抜放置状態の時間(9:16)も、全台の遊技者数(7.5)と比較した突抜台の遊技者数(2.7)や突抜後の遊技者数(1.9)も大きく変わることから、やはり天井を突き抜けた場合、大きく影響を受けることを把握可能となり、機種Aも同様に影響を受けるものの機種Z程ではないことを把握可能となる。尚、各遊技情報は単なる例示であり、例えば図5にて示す突抜放置状態を遊技機単位で管理するように適宜対象を変更して管理しても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
前日分スタートと当日分スタートとの合計を示す合計スタートが天井基準値に達した場合に天井特典が与えられたか否かを判定し、その判定結果により区分して遊技情報を管理するので、前日分と当日分との天井ゲームの合計値が天井基準ゲームに達した場合に、遊技情報に影響が生ずるか否かを把握可能となる。
合計スタートが天井基準値に達した突抜状態、及び突抜状態から遊技が終了した終了時点の少なくとも一方により区分して遊技情報を管理するので、突抜状態となり、遊技者が遊技場側の初期化処理を把握した場合に、遊技情報にどのような影響が生ずるのかを把握可能となる。
終了時点から次の遊技が開始される迄の時間、又は次の遊技が開始されたときのスタート情報を管理するので、突抜状態から遊技機1が放置された場合の遊技情報を把握可能となる。
終了時点以降の新規の遊技者数を管理するので、突抜状態からどの程度の遊技者が遊技したのかを把握可能となる。
突抜台の遊技情報と、到達台、他台、全台の遊技情報とを比較可能に管理するので、突抜状態となることにより、遊技情報にどの程度の影響が生ずるのかを把握可能となる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
各設定値は管理者が任意に操作入力により設定しても、予め管理装置の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。尚、この場合もサーバにて操作入力により入力された設定値となる。又、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。尚、例示した演算式は単なる例示であり、どのような演算式を採用しても良い。又、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による信号入力としても良い。
閉店中に行う遊技機における初期化処理はラムクリア以外に、大当り確率を変更するような所謂設定値の変更、スタートのみを対象としたクリア処理、或いは試打ちにより大当りを発生させるといった初期化処理が想定される。
残スタートは前日の所謂最終スタートだけで特定するのではなく、例えば前日に大当りが発生しなかった場合は適宜、その更に前日の残スタートを加算して特定しても良い。
前日最終スタートにて遊技者は残スタートを把握可能になるが、前日最終スタートは遊技者に公開してもしなくとも良い。公開する場合、所謂呼出ランプのような各台情報表示機、島端に設けられる複数の遊技機の遊技情報を参照可能な集中型の情報表示機、或いは遊技場のwebページにて公開するといったように多種多様な公開方法を想定することができる。
天井特典として時短となる天井時短になることを例示したが、例えば大当りや確変になる、或いは遊技機の設定値のような遊技者にとって有益な情報を提供するといったようにどのような特典を採用しても良い。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。又、識別出力についても例示した以外に記号を付ける等、どのような出力態様としても良く、出力としては印字、表示出力が少なくとも想定される。
以上と超過についてはどちらを採用しても良く、「達した」等の表現は「以上となった」又は「超過した」の何れにも対応する表現となる。以下と未満についても同様であり、「達していない」等の表現は「以下となった」又は「未満となった」の何れにも対応する表現となる。
対象となる遊技機としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機やスロットマシン等も採用することができる。尚、所謂封入式のように遊技媒体を払い出さない遊技機を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
管理装置が行う処理の一部を中継装置、或いは遊技機装置等にて行っても良く、どの様に構成しても良い。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組み合わせても良いし、適宜、採用しない構成を設けても良い。
図面中、1は遊技機、5は管理装置(遊技情報特定手段、第1判定手段、第2判定手段、管理手段)である。

Claims (5)

  1. 単位遊技の実行に応じて更新される遊技機始動情報により遊技機天井条件が満たされた場合に天井特典を与え、遊技場の管理者による初期化操作に応じて前記遊技機始動情報を初期化可能な遊技機を対象とする遊技場用システムにおいて、
    遊技機側から出力される遊技信号によって、単位遊技の実行数に対応した管理始動情報を少なくとも含む遊技情報を特定可能な遊技情報特定手段と、
    前日分の前記管理始動情報と遊技場の開店当初からの当日分の管理始動情報との合計を示す合計管理始動情報により、前記遊技機天井条件に対応した管理天井条件が満たされるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記合計管理始動情報により前記管理天井条件が満たされた場合に前記天井特典が与えられたか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段による判定結果により区分して遊技情報を管理する管理手段と、を備える遊技場用システム。
  2. 前記管理手段は、前記合計管理始動情報により前記管理天井条件が満たされた時点である突抜時点、及び前記突抜時点から遊技が終了された時点である終了時点の内、少なくとも一方により区分して遊技情報を管理する請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記管理手段は、前記終了時点から次の遊技が開始される迄の時間、又は次の遊技が開始されたときの前記管理始動情報を管理する請求項2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記管理手段は、前記終了時点以降に遊技を開始した新規の遊技者数を管理する請求項2又は3に記載した遊技場用システム。
  5. 前記管理手段は、前記開店当初から大当りが発生することなく前記合計管理始動情報により前記管理天井条件が満たされ、且つ前記天井特典が与えられなかった遊技機の遊技情報と、前記開店当初から大当りが発生することなく天井特典が与えられた遊技機、前記開店当初から天井特典が与えられることなく大当りが発生した遊技機、及び管理対象となる全ての遊技機の内、少なくとも1つの遊技情報とを比較可能に管理する請求項1から4の何れか一項に記載した遊技場用システム。
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