JP7475155B2 - 持久力向上用組成物 - Google Patents
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Description
例えば、高齢者は、日常生活の活動の質を維持又は向上させるために、適度な運動や適度なスポーツ、日常生活の活動量の維持等が推奨されている。このような身体的活動が、高齢者にとって、サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)の予防やストレス発散、物忘れの予防等に効果があるといわれている。なお、一般的に、加齢によって筋肉量、筋力、身体機能の低下がみられることを、サルコペニアと呼んでいる。
また、一般的にスポーツや運動では、体力、特に持久力、抗疲労力、疲労回復力等が、重要視されている。
そこで、本技術は、持久力に関する技術を提供することを主な目的とする。
本技術は、ビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ FERM BP-11175を有効成分とする、持久力向上用又は持久力補助用の組成物を提供するものである。
本技術は、ビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ FERM BP-11175を有効成分とする、疲労の予防、改善又は抑制用の組成物を提供するものである。
前記持久力が、筋肉の持久力であることが好ましい。
前記組成物が、医薬品組成物であることが好ましい。
前記組成物が、食品組成物であることが好ましい。
本技術に係る組成物は、グリコーゲン貯蔵促進、持久力向上、持久力補助、又は疲労の予防、改善、抑制等のために用いる組成物である。当該組成物は、医薬品用、食品用等として使用することもできる。
受託番号に「FERM」を付した菌株は、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター(現 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)特許生物寄託センター(IPOD)(NITE-IPOD)(住所:〒292-0818 日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8)のブダペスト条約に基づく国際寄託機関で、寄託がなされた菌株である。
菌株について、「上記寄託株と実質的に同等の株」とは、上記寄託株と同一の種に属し、本発明の効果であるグリコーゲン貯蔵量、持久力等の向上が得られる株を意味する。上記寄託株と実質的に同等の株は、例えば、当該寄託株を親株とする派生株であってよい。派生株としては、寄託株から育種された株や寄託株から自然に生じた株が挙げられる。
(1)RAPD法(Randomly Amplified Polymorphic DNA)、PFGE法(Pulsed-field gel electrophoresis)により同一の菌株と判定される菌株(Probiotics in food/Health and nutritional properties and guidelines for evaluation 85 Page43に記載)
(2)当該寄託株由来の遺伝子のみ保有し、外来由来の遺伝子を持たず、DNAの同一性が95%以上(好適には98%以上)である菌株
(3)当該菌株から育種された菌株(遺伝子工学的改変、突然変異、自然突然変異を含む)、同一の形質を有する菌株
本技術に用いるビフィドバクテリウム属細菌を培養する方法は、ビフィドバクテリウム属細菌が増殖できる限り特に限定されず、ビフィドバクテリウム属細菌の培養に通常用いられる方法を必要により適宜修正して用いることができる。例えば、培養温度は25~50℃でよく、30~40℃であることが好ましい。培養は、嫌気条件下で行うことが好ましく、例えば、炭酸ガス等の嫌気ガスを通気しながら培養することができる。
菌体は、例えば、生菌体、死菌体、生菌体と死菌体との混合物のいずれでもよく、死菌体は、殺菌処理された物や細胞壁等が破壊された物等であってもよい。また、これらの菌体は、湿潤菌体、又は乾燥菌体のいずれであってもよい。これらの菌体は、グリコーゲン貯蔵促進作用や持久力向上作用等本技術の効果の観点から、生菌体及び/又は死菌体が好ましい。
細菌の処理物としては、菌体又は培養物に対して、加熱処理、破砕処理、及び乾燥処理(例えば凍結乾燥等)等の種々の処理を行ったもの、及びそれらの処理を行ったものの希釈物、乾燥物、又は画分を用いることができる。
本明細書において「グリコーゲン貯蔵促進」とは、本技術の組成物を摂取した際に、筋肉組織又は肝臓組織1gあたりのグリコーゲン含有量(g)が、非摂取時と比較して増加することを意味する。
本明細書において「持久力」とは、スポーツ、日常生活における身体活動(立つ、歩く、走る、階段昇降等)を継続的に行う活動能力を意味する。
本明細書において「持久力を補助(サポート)する作用」とは、組織にエネルギー源を供給して、そのヒトが持つ活動能力(持久力)の持続性(持続時間)を延ばすことや持久力の向上を維持させることをいう。
本明細書において「筋肉の持久力を補助する作用」とは、筋肉にエネルギー源を供給して、そのヒトが持つ筋肉活動の持続性を延ばすこと、筋肉の持久力の向上や持久力の持続性を補助することをいう。
本明細書において「疲労」とは、スポーツ、及び日常生活における身体活動(立つ、歩く、走る、階段昇降等)に由来する身体的疲労を意味する。
組織中のグリコーゲンの貯蔵量と持久力との間には、正の相関関係があることが一般的に知られている。このため、組織中のグリコーゲン貯蔵量を高くすることができれば、持久力、抗疲労力、疲労回復力の向上やこれらの補助に役立つと考えられている。
よって、本技術におけるビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ、又は、当該細菌含有組成物は、持久力を向上させる作用、持久力を持続させる作用、持久力を補助する作用、疲労の予防、改善、抑制作用等を有する。
本技術におけるビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベは、筋肉の持久力を向上させる作用、筋肉の持久力を持続させる作用、筋肉の持久力を補助する作用、筋肉の疲労の予防、改善、抑制作用等を有する。このように、本技術は、筋肉の持久力や筋肉の疲労に対して、より効果的である。
よって、本技術におけるビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベは、筋肉・肝臓の疲労回復を促進する作用、疲労回復の補助作用等を有する。
また、本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベは、医薬、食品及び飼料等の種々の用途及び種々の組成物に使用できる。
また、本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベは、上記の効果を有する又は使用目的の各種製剤又は各種組成物等の製造のために使用することができる。
また、本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ又は当該細菌含有組成物は、グリコーゲン貯蔵促進方法、持久力向上方法、持久力補助方法、又は疲労等の症状等に対する予防、改善、抑制又は治療等に使用することが可能である。
「非治療目的」とは、医療行為、すなわち、治療による人体への処置行為を含まない概念である。例えば、健康増進、生活習慣病予防(例えば、境界領域の予備軍)等が挙げられる。
「予防」とは、疾患若しくは症状の発症の防止や遅延、又は適用対象の疾患若しくは症状の危険性の低下をいう。
「改善」とは、疾患、症状又は状態の好転、悪化の防止又は遅延、進行の逆転、防止又は遅延をいう。
「抑制」とは、疾患、症状又は状態の好転、悪化の防止又は遅延、進行の逆転、防止又は遅延をいう。
本技術の組成物は、公知の製造方法を利用して製造することができる。
また、本技術の製造方法で得られた組成物は、本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを含むため、本技術の効果を付加するための食品原料として使用することができ、本技術の効果が付加された食品又はその製造方法に使用することができる。
(a)本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ、及びプレバイオティクスを混合する工程;、又は、(b)本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ、及び乳成分を混合する工程;
を提供することができる。
さらに、前記(a)混合工程において、さらに乳成分を混合することが好適である。
なお、第二の実施形態における(A)培養物を得る工程は、第一の実施形態に用いるビフィドバクテリウム属細菌を得るために、第一の実施形態においても行うことができる。また、第二の実施形態における(B)菌末を得る工程については、第一の実施形態においても適宜行うことができる。
(A)培地で本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを培養し、培養物を得る工程;
(B)前記培養物を乾燥に供し、菌末を得る工程;
を提供することができる。当該乾燥は、凍結乾燥が好適である。
当該(A)工程及び(B)工程は、上記の本技術に用いるビフィドバクテリウム属細菌を培養する方法を参考にして行なうことができる。培養のための培地に、例えば、乳成分を混合してもよく、適宜発酵させて発酵乳としてもよい。さらに、発酵のために、乳酸菌及び/又は他のビフィドバクテリウム属細菌を適宜使用してもよい。
また、当該第二の実施形態の製造方法として、上記の第一の実施形態と重複する構成については、適宜省略することができる。
このうち、生菌率を高くする観点から、前記培養物を凍結乾燥に供するのが好適であり、また、生産効率を高くする観点から、前記培養物を噴霧乾燥に供するのが好適である。
本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベの増殖促進のために、プレバイオティクスを使用又は含有させる場合、菌体100質量部に対して、1~1,000,000質量部が好ましく、10~10,000質量部がより好ましい。
また、本技術の組成物は、当該プレバイオティクス成分と、本技術の細菌又はその培養物とを配合して製造することができる。
なお、摂取(投与)の量や期間にかかわらず、本技術の組成物は1日1回又は複数回に分けて摂取(投与)することができる。
本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベの菌体(生菌体又は死菌体)の含有量又は投与量は、特に限定されないが、前記組成物中、好ましくは1×103~1×1012(CFU/g若しくはCFU/mL)、より好ましくは1×105~1×1011(CFU/g若しくはCFU/mL)、さらに好ましくは1×107~1×1010(CFU/g若しくはCFU/mL)である。なお、CFUはColony forming unitを示す。本明細書において、菌体が死菌体の場合は、「CFU」を「個細胞(cells)」に置き換える。
なお、前記菌体の含有量又は投与量は、ビフィドバクテリウム・ロンガムのみの菌体の含有量、ビフィドバクテリウム・ブレーベのみの菌体の含有量であってもよいし、両者の合計量であってもよい。これらは、通常、経口組成物として流通するときの含有量の範囲であってよい。
前記細菌の細胞数(CFU)は、適宜希釈した菌の懸濁液を、好適な寒天培地、例えばBCP加プレートカウント寒天培地(栄研化学社製)に広げて培養し、出現するコロニー数によって測定することができる。
前記菌体の投与量は、ビフィドバクテリウム・ロンガムのみの投与量であってよく、ビフィドバクテリウム・ブレーベのみの投与量であってもよいし、両者の合計量であってもよい。
本技術のビフィドバクテリウム属細菌の菌体の投与量として、例えば、成人において0.5~5g/日の範囲が好ましく、1~4g/日の範囲がより好ましく、2~3g/日がさらに好ましい。
本技術のビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベは、安全性が高いので、上記のグリコーゲン貯蔵低下、持久力低下、疲労等の症状又は疾患に対して投与又は摂取することが可能である。また本技術は、グリコーゲン貯蔵低下、持久力低下、疲労等に起因する症状又は疾患が認められる前に投与又は摂取することが、予防の観点から好ましい。本技術は、運動を行なう1週間前に(より好適には2週間前に)投与又は摂取することが予防効果及びその後の改善効果を得やすい観点から好ましい。
また、本技術は、グリコーゲン貯蔵低下、持久力低下、疲労等の症状が認められた後の場合、長期的に投与又は摂取することが効果の観点から好ましく、より好ましくは2週間以上、さらに好ましくは4週間以上であることが改善効果を得やすい観点から好適である。
ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを医薬品組成物又は医薬用途に利用する場合、該医薬品は、経口投与及び非経口投与のいずれでもよいが、経口投与及び粘膜に作用する投与が好ましい。非経口投与としては、例えば、注射(血液、皮膚、筋肉等)、直腸投与、吸入等が挙げられる。経口投与の剤形としては、例えば、錠剤、カプセル剤、トローチ剤、シロップ剤、顆粒剤、散剤、軟膏等が挙げられる。
本技術の医薬品組成物における用法・用量は、上記のとおりである。
なお、経口投与用の液剤の場合に使用する担体としては、水等の溶剤、矯味矯臭剤等が挙げられる。
本技術は、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを有効成分とする、食品組成物を提供することができる。なお、本技術の食品組成物には、飲料も含む。本技術の食品組成物は、上記のグリコーゲン貯蔵低下、持久力低下、疲労等症状の予防や改善の用途に応用できる。例えば、持久力向上、抗疲労等用途をコンセプトとする健康食品、機能性食品等である。
本技術の食品組成物における使用方法・使用量・含有量は、上記のとおりである。
即席食品類としては、例えば、即席めん、カップめん、レトルト・調理食品、調理缶詰め、電子レンジ食品、即席スープ・シチュー、即席みそ汁・吸い物、スープ缶詰め、フリーズ・ドライ食品、その他の即席食品等が挙げられる。
農産加工品としては、例えば、農産缶詰め、果実缶詰め、ジャム・マーマレード類、漬物、煮豆類、農産乾物類、シリアル(穀物加工品)等が挙げられる。
水産加工品としては、例えば、水産缶詰め、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産珍味類、つくだ煮類等が挙げられる。
畜産加工品としては、例えば、畜産缶詰め・ペースト類、畜肉ハム・ソーセージ等が挙げられる。
乳・乳製品としては、例えば、加工乳、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料類、チーズ、アイスクリーム類、調製粉乳類、クリーム、その他の乳製品等が挙げられる。
油脂類としては、例えば、バター、マーガリン類、植物油等が挙げられる。
基礎調味料としては、例えば、しょうゆ、みそ、ソース類、トマト加工調味料、みりん類、食酢類等が挙げられ、前記複合調味料・食品類として、調理ミックス、カレーの素類、たれ類、ドレッシング類、めんつゆ類、スパイス類、その他の複合調味料等が挙げられる。
冷凍食品としては、例えば、素材冷凍食品、半調理冷凍食品、調理済冷凍食品等が挙げられる。
菓子類としては、例えば、キャラメル、キャンディー、チューインガム、チョコレート、クッキー、ビスケット、ケーキ、パイ、スナック、クラッカー、和菓子、米菓子、豆菓子、デザート菓子、その他の菓子等が挙げられる。
上記以外の市販食品としては、例えば、ベビーフード、ふりかけ、お茶漬けのり等が挙げられる。
「表示」行為には、需要者に対して前記用途を知らしめるための全ての行為が含まれ、前記用途を想起・類推させうるような表現であれば、表示の目的、表示の内容、表示する対象物・媒体等の如何に拘わらず、全て本技術の「表示」行為に該当する。
ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを飼料に利用する場合、公知の飼料に添加して調製することもできるし、飼料の原料中に混合して新たな飼料を製造することもできる。
本技術の飼料組成物における使用方法・使用量・含有量は、上記のとおりである。
〔1〕ビフィドバクテリウム属細菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを有効成分とする、グリコーゲン貯蔵促進用の組成物。当該グリコーゲン貯蔵促進は、好適には、筋肉グリコーゲン貯蔵促進及び/又は肝臓グリコーゲン貯蔵促進である。
〔2〕ビフィドバクテリウム属細菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを有効成分とする、持久力向上用又は持久力補助用の組成物。当該持久力が、好適には、筋肉の持久力である。
〔3〕ビフィドバクテリウム属細菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを有効成分とする、疲労の予防、改善、抑制用の組成物。当該疲労が、好適には、筋肉の疲労である。
〔4〕ビフィドバクテリウム属細菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを有効成分とする、持久力持続用組成物、筋肉の疲労回復を促進するための組成物、疲労回復を補助するための組成物。
〔5〕前記〔1〕~〔4〕のいずれかの組成物が、医薬品組成物又は食品組成物であることが好適である。また、当該組成物が、食品、飲料、又は、サプリメントであることが好適である。
〔6〕前記〔1〕~〔5〕のいずれかの組成物が、経口用組成物、又は摂取用組成物であることが好適である。
〔8〕グリコーゲン貯蔵促進用の組成物;持久力向上用又は持久力補助用の組成物;疲労の予防、改善又は抑制用の組成物;持久力持続用の組成物;筋肉・肝臓の疲労回復を促進するための組成物;疲労回復を補助するための組成物等の組成物を製造するための、ビフィドバクテリウム属細菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベ又はその使用。当該組成物は、医薬品用又は食品用が好適であり、サプリメント用であってもよい。
(A)培地でビフィドバクテリウム属細菌のうち、ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベを培養し、発酵物を得る工程;
(B)前記発酵物を凍結乾燥又は加熱乾燥に供し、菌末を得る工程。
当該食品組成物は、グリコーゲン貯蔵促進用組成物;持久力向上用又は持久力補助用の組成物;疲労の予防、改善又は抑制用;持久力持続用組成物;筋肉・肝臓の疲労回復を促進するための組成物;疲労回復を補助するための組成物等から選択される1種又は2種以上が、好適である。
〔11〕前記〔1〕~〔10〕のいずれか1つにおける前記ビフィドバクテリウム・ロンガム及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベは、好適には、ビフィドバクテリウム・ロンガム・サブスピーシーズ・ロンガム(Bifidobacterium longum subsp. longum)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)からなる群から選択される1種又は2種以上である。
〔12〕前記〔1〕~〔11〕のいずれか1つにおける前記ビフィドバクテリウム属細菌は、好適には、ビフィドバクテリウム・ロンガム・サブスピーシーズ・ロンガムNITE BP-02621(BB536)及び/又はビフィドバクテリウム・ブレーベFERM BP-11175(B-3)である。
ビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621(受託番号 NITE BP-02621(BB536):以下、単に「BB536」という場合がある。)、及びビフィドバクテリウム・ブレーベ FERM BP-11175(受託番号 FERM BP-11175(MCC1274):以下、単に「B-3」という場合がある。)の生菌体の凍結乾燥粉末を生理食塩水により1×10^9CFU/mLの濃度に希釈した。これら菌株は、NITE―IPODより入手可能である。
各菌体希釈液を処理せずそのまま生菌体含有溶液として用いた。各菌体希釈液を90℃で30分間加熱処理したものを死菌体含有溶液として用いた。
比較試料(コントロール):生理食塩水(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)
試験試料1:B.ロンガムNITE BP-02621(BB536)の生菌体含有溶液
試験試料2:B.ロンガムNITE BP-02621(BB536)の死菌体含有溶液
試験試料3:B.ブレーベFERM BP-11175(B-3)の生菌体含有溶液
試験試料4:B.ブレーベFERM BP-11175(B-3)の死菌体含有溶液
7週齢のC57BL/6Jマウス(日本チャールズ・リバー社:健常マウス45匹)を実験動物として用いた。各マウスにラボMRストック飼料(ノーサン工業社製)及び水道水を自由摂取させた。1週間の馴化後、マウスを5群(1群9匹;比較試料群、試験試料1~4群)に分け、経口ゾンデを用いて比較試料または試験試料1~4を経口投与した。試験試料1~4の投与量は1匹当たり1mL、1×10^9CFU/日/匹であり、投与回数及び期間は、1日1回、4週間継続した。比較試料の投与量は1匹当たり1mLであり、試験試料群と同様に投与回数及び期間は、1日1回、4週間継続した。
このことから、ビフィドバクテリウム属細菌(より好適には、B.ロンガム及び/又はB.ブレーべ)は、優れた持久力の向上作用、優れた筋肉グリコーゲン貯蔵促進作用、優れた肝臓グリコーゲン貯蔵促進作用を有することが明らかとなった。
Claims (7)
- ビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621又はビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621と実質的に同等な株を有効成分とし、
前記実質的に同等な株は、前記寄託株とDNAの同一性が98%以上であり、かつ、前記寄託株から育種された株又は前記寄託株から自然に生じた株である、
グリコーゲン貯蔵促進用の組成物。 - ビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621又はビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621と実質的に同等な株を有効成分とし、
前記実質的に同等な株は、前記寄託株とDNAの同一性が98%以上であり、かつ、前記寄託株から育種された株又は前記寄託株から自然に生じた株である、
持久力向上用又は持久力補助用の組成物。 - 前記持久力が、筋肉の持久力である、請求項2に記載の組成物。
- ビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621又はビフィドバクテリウム・ロンガム NITE BP-02621と実質的に同等な株を有効成分とし、
前記実質的に同等な株は、前記寄託株とDNAの同一性が98%以上であり、かつ、前記寄託株から育種された株又は前記寄託株から自然に生じた株である、
身体的疲労の予防、改善又は抑制用の組成物。 - さらにビフィドバクテリウム・ブレーベ FERM BP-11175又はビフィドバクテリウム・ブレーベ FERM BP-11175と実質的に同等な株を有効成分とし、
前記実質的に同等な株は、前記寄託株とDNAの同一性が98%以上であり、かつ、前記寄託株から育種された株又は前記寄託株から自然に生じた株である、請求項1~4に記載の組成物。 - 前記組成物が、医薬品組成物である、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記組成物が、食品組成物である、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
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