JP7514665B2 - アンテナ素子及びアレイアンテナ - Google Patents
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Description
第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有する誘電体基板と、
前記誘電体基板に位置し、前記第1面から前記第2面にかけて順に並んだ第1放射導体、第2放射導体及び地導体と、
前記第2放射導体に接続された給電ビアと、
前記第2放射導体と前記第1放射導体とに接続された1つ又は複数の接続ビアと、
を備え、
前記第2放射導体の放射面は、第1辺と当該第1辺に対向する第2辺とを有し、
前記給電ビアは、前記放射面に垂直な方向から見て、前記第2辺よりも前記第1辺の近くに位置し、かつ、前記放射面に垂直な方向から見て、前記放射面の前記第1辺の中点と前記第2辺の中点とを結ぶ中央線上に位置し、
前記1つ又は複数の接続ビアは、前記放射面に垂直な方向から見て、前記第1辺からの距離が当該第1辺と前記第2辺との間の距離の3/4以内の領域に位置し、かつ、前記放射面に垂直な方向から見て、前記中央線に対して対称に配置されている。
上記のアンテナ素子を複数有する。
図1は、本開示の実施形態1のアンテナ素子を示す斜視図(A)、平面図(B)及びC-C線における断面図(C)である。以下、図1のZ方向を下方、Z方向と垂直なX方向及びY方向を平面方向として説明する。Z方向は、第2放射導体22の放射面に垂直な方向であり、X方向及びY方向は、第2放射導体22の放射面に沿った互いに直交する2つの方向である。本明細書における上下左右の方向は、アンテナ素子1の使用時における上下左右の方向と異なっていてもよい。
図2は、接続ビアの配置を示す第2放射導体の平面図である。図2においては、断面ではないが、領域R1を区別しやすいようにハッチングを施している。図2に示すように、第2放射導体22の放射面は、第1辺N1と、第1辺N1に対向する第2辺N2とを有する。第1辺N1の中点と第2辺N2の中点とを結ぶ直線を中央線O1と記す。
図3は、実施形態1のアンテナ素子において接続ビアの位置と反射特性との関係を示すグラフである。図3の反射特性は、接続ビア25が無いアンテナ素子と、接続ビア25が有り、接続ビア25の位置が異なる複数のアンテナ素子との反射損失をシミュレーションにより求めた結果である。シミュレーションにおいて、第2放射導体22は1.75mm四方の正方形、第1放射導体21は1.7mm四方の正方形、地導体23と第2放射導体22との間隔は0.3mm、第2放射導体22と第1放射導体21との間隔は0.5mmとした。さらに、図2に示したように、給電ビア24の中心軸a24は、中央線O1に重なり、かつ、第2放射導体22の第1辺N1から0.225mm離れた構成とした。さらに、接続ビア25の中心軸a25が中央線O1に重なり、中心軸a25と第2放射導体22の第1辺N1との距離x1を変動するパラメータとした。図3の凡例に示す値が距離x1を示す。
図8は、本開示の実施形態2のアンテナ素子を示す斜視図(A)、平面図(B)及びC-C線における断面図(C)である。図9は、実施形態2の接続ビアの配置を示す第2放射導体の平面図である。図9においては、断面ではないが、領域R1、R2を区別しやすいようにハッチングを施している。
図13は、本開示の実施形態3のアンテナ素子を示す縦断面図(A)と、(A)のD-D線断面図(B)と、変形例のアンテナ素子における(A)のD-D線断面図(C)である。図14は、本開示の実施形態3のアンテナ素子の変形例を示す縦断面図(A)と、(A)のD-D断面図(B)である。実施形態3のアンテナ素子1Bは、第1放射導体21と第2放射導体22との間に、誘電体基板10の中空部31(31A、31B、31C)を有する。その他の構成要素は、実施形態1又は実施形態2と同様である。中空部31(31A、31B)は、図13(B)に示すように、接続ビア25を囲む環状であってもよいし、図13(C)に示すように、接続ビア25を挟む複数の帯状の形状を有していてもよい。環状の中空部31であれば、上方から透視したときに、中空部31の外周形状は矩形で、中空部31は、第1放射導体21の周縁部並びに第2放射導体22の周縁部と重なる配置としてもよい。帯状の中空部31A、31Bであれば、上方から透視したときに、中空部31A、31Bと第1放射導体21及び第2放射導体22の給電ビア24に近い側の第1辺N1、M1とそれに対向する第2辺N2、M2と重なる配置としてもよい。あるいは、中空部31Cは、図14(A)及び図14(B)に示すように、Z方向に延びる多数の長孔が、X-Yの二次元方向に間隔を開けて配置された構成としてもよいし、X-Yの二次元方向における或る領域に等間隔に配置された構成としてもよい。あるいは、多数の中空部31Cに接続ビア25を含めた構成が、上方から透視したときに、X-Yの二次元方向における或る領域に等間隔に配置された構成としてもよい。長孔形状の多数の中空部31Cは、上方から透視したときに、第1放射導体21及び第1放射導体21の周辺部と重なる配置としてもよいし、上記の環状の中空部31、あるいは、帯状の中空部31A、31Bと重なる配置としてもよい。長孔形状の中空部31Cの各々は、例えば直径0.1mmの円柱状など、上方から見たときのサイズと形状が、接続ビア25と同一であってもよい。中空部31Cの個数は、図14(B)では“6×6-1”個であるが、少なくとも8個以上としてもよい。
図15は、本開示の実施形態に係るアレイアンテナを示す斜視図(A)とB-B線における縦断面図(B)である。本実施形態のアレイアンテナ100は、複数のアンテナ素子1(又は1A、1B)を備える。複数のアンテナ素子1はアレイ用の大型の誘電体基板110にマトリックス状など縦横に配列されてもよいし、どのように配列されていてもよい。アレイアンテナ100は、送信信号又は受信信号を入出力する集積回路200が接続される電極130と、電極130と各アンテナ素子1との間で信号を伝送する伝送路120とを有する。伝送路120のアンテナ素子1側の端部は各アンテナ素子1の給電ビア24でもある。アレイアンテナ100には、伝送路120の信号周波数を抽出するフィルタ回路が搭載されてもよい。なお、図15のアレイアンテナ100は、1つの誘電体基板110に複数のアンテナ素子1が形成されることで、複数のアンテナ素子1が一体化された例であるが、アンテナアレイは、1つのアレイ基板に複数のアンテナ素子1が搭載されることで、複数のアンテナ素子1が一体化された構成としてもよい。さらに、上述のようなアレイアンテナ100が1つのアレイ基板に複数搭載されて、より多くのアンテナ素子を有するアレイアンテナが構成されてもよい。集積回路200が搭載される前の構成をアレイアンテナと呼び、集積回路200が搭載された構成をアンテナモジュールと呼んでもよい。
アンテナ素子1、1A、1Bの誘電体基板10又はアレイアンテナ100の誘電体基板110は、例えばガラスセラミック焼結体からなる場合であれば、次のようにして製作することができる。まず、ガラス成分となる酸化ケイ素、酸化ホウ素及びフィラー成分となる酸化アルミニウム等の粉末を主成分とする原料粉末を、有機溶剤、バインダと混練してスラリーとするとともに、このスラリーをドクターブレード法又はリップコータ法等の成形方法でシート状に成形して誘電体基板10の各層となるセラミックグリーンシート(以下、グリーンシートともいう)を作製する。図13に示す例のような中空部31、31A、31B、31Cは、セラミックグリーンシートに金型等を用いて貫通孔を設けておくことで、容易に形成することができる。次に、複数のグリーンシートを積層して積層体を作製する。このとき、中空部31、31A、31B、31Cとなる貫通孔が連続した大きな孔であると、その上下に位置するグリーンシートが変形し、貫通孔内へ凸状に変形してしまう場合がある。一方、中空部31、31A、31B、31Cとなる貫通孔は、環状であるか複数設けられており、連続した大きな孔でないので変形し難い。また、連続した大きな貫通孔の場合に対して、グリーンシートの貫通孔の中間に位置する部分(貫通孔が設けられていない接続ビア25の周辺部分)が上下のグリーンシートを支える支持部のように機能する。グリーンシートの変形をより抑えるために、貫通孔の内部を、例えば後の焼成工程において焼失する有機成分から成る充填材で充填しておくこともできる。また、環状の中空部31に対応する貫通孔をグリーンシートに打ち抜き加工で形成する場合には、接続ビア25の周辺部分が浮島になり、抜け落ちてしまうため、中空部31の部分に充填材を充填して接続ビア25の周辺部分を支持してもよい。充填材は、例えば、アクリル樹脂と有機溶剤とを含むグリーンシートと同等の厚みのシート状のものである。例えば、グリーンシートに貫通孔を設ける際に、グリーンシート上にシート状の充填材を載置した状態で、充填材とともにグリーンシートを打ち抜きつつ、グリーンシートの貫通孔に打ち抜かれた充填材シートをはめ込むことで貫通孔に充填材を充填させることができる。この場合には、貫通孔の大きさが小さいので充填材から発生するガスの量が少なく、このガスによる変形も発生し難い。その後、この積層体を約900~1000℃程度の温度で焼成することによって誘電体基板10を製作することができる。焼成後には、中空部31(31A、31B、31C)に空気が充填される。ここでいう空気とは、焼成時の雰囲気、バインダ、充填材の分解ガス等を含むものであるが、気体であるのでその比誘電率は純粋な空気と同レベルで小さな値となる。
10 誘電体基板
21 第1放射導体
22 第2放射導体
N1 第1辺
N2 第2辺
23 地導体
24 給電ビア
a24 中心軸
25、25A、25B 接続ビア
a25、a25A、a25B 中心軸
R1、R2 領域
31、31A、31B 中空部
100 アレイアンテナ
110 誘電体基板
Claims (5)
- 第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有する誘電体基板と、
前記誘電体基板に位置し、前記第1面から前記第2面にかけて順に並んだ第1放射導体、第2放射導体及び地導体と、
前記第2放射導体に接続された給電ビアと、
前記第2放射導体と前記第1放射導体とに接続された1つ又は複数の接続ビアと、
を備え、
前記第2放射導体の放射面は、第1辺と当該第1辺に対向する第2辺とを有し、
前記給電ビアは、前記放射面に垂直な方向から見て、前記第2辺よりも前記第1辺の近くに位置し、かつ、前記放射面に垂直な方向から見て、前記放射面の前記第1辺の中点と前記第2辺の中点とを結ぶ中央線上に位置し、
前記1つ又は複数の接続ビアは、前記放射面に垂直な方向から見て、前記第1辺からの距離が当該第1辺と前記第2辺との間の距離の3/4以内の領域に位置し、かつ、前記放射面に垂直な方向から見て、前記中央線に対して対称に配置されている、
アンテナ素子。 - 前記放射面に垂直な方向から見て、前記接続ビアの中心軸は前記給電ビアの中心軸と重ならない、
請求項1記載のアンテナ素子。 - 前記接続ビアは、前記放射面に垂直な方向から見て、前記第1辺からの距離が当該第1辺と前記第2辺との間の距離の1/4以下の領域に位置する、
請求項1又は請求項2に記載のアンテナ素子。 - 前記第1放射導体と前記第2放射導体との間に位置する前記誘電体基板の中空部を備える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ素子。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンテナ素子を複数有するアレイアンテナ。
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