JP7517331B2 - トリオルガノシラン化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
トリオルガノシラン化合物の製造方法としては、ジアルキルシラン化合物に、2級脂肪族炭化水素基またはアリール基を導入する方法が知られている(非特許文献2、3)。
また、オルガノシラン化合物の置換基にアリール基が含まれる場合、そのアリール基を水素化反応によってシクロアルキル基へと変換する方法が知られている(非特許文献4)。
また、非特許文献3に記載の方法で、ジ-t-ブチルシランにアリール基を導入する場合、加熱還流攪拌という高温条件が必要となることが課題となっている。なお発明者らが確認したところ、ハロゲン化アリール化合物とn-ブチルリチウム又はsec-ブチルリチウム試薬から調製したアリールリチウムを使用した場合、アリール基を効率的に導入できないことが見出された。さらに、非特許文献3に記載の方法では、sec-ブチルリチウムを導入する反応は低収率であることも見出された。
そこで本発明者らは鋭意検討した結果、特定の中間体を使用することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下を特徴とするものである。
下記工程(1)及び(2)を含む、トリオルガノシラン化合物の製造方法:
(1)
式(I):
[式中、R1及びR2は、独立して、それぞれ置換基を有していてもよい2級もしくは3級の炭素数が4以上のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数が3以上のシクロアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数が6以上のアリール基または置換基を有していてもよい炭素数が7以上のアラルキル基を表す]で表されるジオルガノシラン化合物にトリフラート化試薬を反応させて、
式(III)
[式中、R1及びR2は、前記と同じ意味を表す]で表されるモノトリフラート化合物を得る工程;
(2)
工程(1)で得られたモノトリフラート化合物に、R3LiまたはR3MgX(式中、R3は、置換基を有していてもよい炭素数が3以上のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数が3以上のシクロアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数が6以上のアリール基または置換基を有していてもよい炭素数が7以上のアラルキル基を表し、Xは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す)で表される金属試薬を反応させて、
式(II):
[式中、R1、R2及びR3は、前記と同じ意味を表す]で表されるトリオルガノシラン化合物を得る工程。
[2]
R1及びR2が、それぞれ独立して、2級又は3級のC4-6アルキル基である、[1]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[3]
R1及びR2が、それぞれ独立して、3級のC4-6アルキル基である、[2]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[4]
R1及びR2が、それぞれtert-ブチル基である、[3]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[5]
金属試薬が、R3Liである、[1]乃至[4]の何れか一つに記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[6]
R3が、C3-6アルキル基又は置換基を有していてもよいC6-12アリール基である、[5]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[7]
R3が、C3-6アルキル基である、[6]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[8]
R3が、sec-ブチル基又はn-ブチル基である、[7]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[9]
R3が、置換基を有していてもよいC6-12アリール基である、[6]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[10]
R3が、置換基を有していてもよいフェニル基である、[9]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[11]
R3Liが、置換基を有していてもよいハロゲン化C6-12アリールから調製した、置換基を有していてもよいC6-12アリールリチウムである、[9]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[12]
R3Liが、置換基を有していてもよいハロゲン化C6-12アリールと、n-ブチルリチウム又はsec-ブチルリチウムを用いて調製した、置換基を有していてもよいC6-12アリールリチウムである、[9]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[13]
金属試薬が、R3MgXである、[1]乃至[4]の何れか一つに記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[14]
R3が、C7-13アラルキル基である、[13]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[15]
R3が、ベンジル基である、[14]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[16]
Xが、塩素原子又は臭素原子である、[13]乃至[15]の何れか一つに記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[17]
トリフラート化試薬が、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、N-(2-ピリジル)ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルである、[1]乃至[16]の何れか一つに記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[18]
トリフラート化試薬が、トリフルオロメタンスルホン酸である、[17]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[19]
さらに下記工程(3)を含む、[1]乃至[18]の何れか一つに記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法:
(3)
工程(2)で得られたトリオルガノシラン化合物のR1、R2及びR3の内、少なくとも一つが置換基を有していてもよい炭素数が6以上のアリール基であり、該アリール基を、金属触媒存在下水素を反応させて、シクロアルキル基に変換する工程。
[20]
工程(2)で得られたトリオルガノシラン化合物のR1、R2及びR3の内、少なくとも一つが置換基を有していてもよいフェニル基である、[19]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[21]
金属触媒が、ルテニウム-アルミナ粉末又はロジウムカーボン粉末である、[19]又は[20]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
[22]
金属触媒が、ルテニウム-アルミナ粉末である、[21]に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
以下に本発明のトリオルガノシラン化合物の製造法の各工程(i)乃至(iii)について説明する。
一つの側面として、本発明のトリオルガノシラン化合物の製造は、以下の工程(i)乃至(iii)として記載されるそれぞれの単位工程により構成される。
一つの側面として、本発明のトリオルガノシラン化合物の製造は、以下の工程(i)乃至(iii)として記載される単位工程を、すべてまたは適宜組み合わせることで行うことができる。
なお、本具体的な説明は以下に基づき説明される。
(a)工程(i)乃至(iii)の記載におけるR1、R2およびR3は、上記と同義である。
(b)反応の具体的な条件は、本発明のトリオルガノシラン化合物の製造が達成される限りにおいて特に制限されない。各反応における好ましい条件は適宜詳述される。
(c)各反応で記載される溶媒は、単独で用いても、2種類以上を混合して用いても良い。
本工程は、ジオルガノシラン化合物(化合物(I))にトリフラート化試薬を反応させて、モノトリフラート化合物(化合物(III))を得る工程である。
式中、R1及びR2は、それぞれ独立して、置換基を有していてもよい2級もしくは3級の炭素数が4以上のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数が3以上のシクロアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数が6以上のアリール基または置換基を有していてもよい炭素数が7以上のアラルキル基を表す。
本工程は、上記工程(i)で得られた化合物(III)に金属試薬を反応させて、トリオルガノシラン化合物(化合物(II))を得る工程である。
本工程は、化合物(II)の置換基R1、R2及びR3の少なくとも1つが、置換基を有していてもよい炭素数が6以上のアリール基である場合において、金属触媒存在下水素を反応させて、該アリール基をシクロアルキル基に変換する工程である。具体例として、該アリール基がフェニル基の場合には、シクロヘキシル基に変換される。
<分析条件A>
ガスクロマトグラフィー:SHIMADZU製 GC-2030
カラム:ジーエルサイエンス製 TC-1(30m×0.53mmID、1.5μm)
注入法:スプリット 10:1
カラム温度:50℃(5分保持)→昇温速度20℃/分で昇温→300℃(10分保持)
キャリアガス:窒素、線速度 30cm/秒
検出器:FID、230℃
標準物質:合成例1に記載の方法にて合成したPh(tBu)2SiHをシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標準物質とした。
標準物質のNMR及びMASSを示す。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:1.05(18H,s),3.85(1H,s),7.32-7.36(3H,m),7.55-7.59(2H,m)
MASS(CI)m/z;219.10(M-H)+
定量方法:絶対検量線法
標準物質:合成例5に記載の方法にて合成したcHex(tBu)2SiHをシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標準物質とした。
標準物質のNMR及びMASSを示す。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:1.06(18H,s),1.22-1.31(11H,m),3.18(1H,s)
MASS(CI)m/z;225.10(M-H)+
定量方法:絶対検量線法
標準物質:合成例4に記載の方法にて合成したsBu(tBu)2SiHをシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標準物質とした。
標準物質のNMR及びMASSを示す。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:0.86-0.91(3H,m),1.05(18H,d,J=1.8Hz),1.19-1.33(5H,m),1.70-1.77(1H,m),3.30(1H,s)
MASS(CI)m/z;199.05(M-H)+
定量方法:絶対検量線法
標準物質:合成例7に記載の方法にて合成したnBu(tBu)2SiHをシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標準物質とした。
標準物質のNMR及びMASSを示す。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:0.86-0.91(3H,m),1.00(18H,s),1.27-1.38(6H,m),3.28-3.30(1H,m)
MASS(CI)m/z;199.05(M-H)+
定量方法:絶対検量線法
ジ-tert-ブチルシラン(0.20g、1.39mmol)をヘキサン(0.4g)と混合させ、0℃に冷却して、トリフルオロメタンスルホン酸(0.27g、1.81mmol)を加えて室温にて24時間攪拌した。別容器にて、sec-ブチルリチウム(1Mヘキサン溶液、1.9mL、1.9mmol)とフェニルブロミド(0.33g、2.1mmol)を0℃で混合し、室温で30分攪拌した。得られた反応液に、テトラヒドロフラン(0.40g)、ジ-tert-ブチルシランとトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶液を滴下して3時間攪拌した。得られた反応液を3.6質量%塩酸(1.4g)、5質量%塩化ナトリウム水溶液(1.4g)の順で洗浄した。有機層中のPh(tBu)2SiHの定量収率は、89%であった。
ジ-tert-ブチルシラン(0.20g、1.39mmol)をヘキサン(1.0g)と混合させ、0℃に冷却して、トリフルオロメタンスルホン酸(0.27g、1.8mmol)を加えて室温にて1時間攪拌した。別容器にて、sec-ブチルリチウム(1Mヘキサン溶液、1.9mL、1.9mmol)と1-ブロモ-4-ドデシルベンゼン(0.63g、1.9mmol)、テトラヒドロフラン(1.0g)を0℃で混合し、室温で1時間攪拌した。得られた反応液に、ジ-tert-ブチルシランとトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶液を滴下して15時間攪拌した。得られた反応液をヘキサンで希釈した後、10質量%塩化アンモニウム水溶液(2mL)、5質量%塩化ナトリウム水溶液(1.0g)の順で洗浄した。得られた有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、C12H25-C6H4(tBu)2SiH(0.32g、収率59%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:0.88(3H,t,J=7.2Hz),1.04(18H,s),1.20-1.30(18H,m),1.59-1.61(2H,m),2.52-2.61(2H,m),3.83(1H,s),7.12(2H,d,J=8.4Hz),7.46(2H,d,J=8.1Hz)
ジ-tert-ブチルシラン(0.20g、1.39mmol)をヘキサン(1.0g)と混合させ、0℃に冷却して、トリフルオロメタンスルホン酸(0.27g、1.8mmol)を加えて室温にて1.5時間攪拌した。別容器にて、sec-ブチルリチウム(1Mヘキサン溶液、1.9mL、1.9mmol)と2-ブロモメシチレン(0.39g、1.9mmol)、テトラヒドロフラン(1.0g)を0℃で混合し、1時間攪拌した。得られた反応液に、ジ-tert-ブチルシランとトリフルオロメタンスルホン酸の混合溶液を滴下して15時間攪拌した。得られた反応液をヘキサンで希釈した後、10質量%塩化アンモニウム水溶液(2mL)、5質量%塩化ナトリウム水溶液(1.0g)の順で洗浄した。得られた有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、Mes(tBu)2SiH(0.22g、収率62%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:0.99(18H,s),2.28(9H,s),3.97(1H,s),6.81(2H,s)
ジ-tert-ブチルシラン(0.10g、0.69mmol)とヘキサン(0.5g)を混合し、0℃に冷却して、トリフルオロメタンスルホン酸(0.14g、0.93mmol)を加えて室温にて1時間攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、sec-ブチルリチウム(1Mヘキサン溶液、0.90mL、0.90mmol)を加えて10分攪拌した。得られた反応液をヘキサンで希釈した後、10質量%塩化アンモニウム水溶液(1.0g)、5質量%塩化ナトリウム水溶液(1.0g)の順で洗浄した。得られた有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、sBu(tBu)2SiH(0.19g、収率85%)を無色油状物として得た。
sec-ブチルリチウム(1Mヘキサン溶液、1.8mL、1.8mmol)とフェニルブロミド(0.13g、0.83mmol)を0℃で混合し、室温にて30分攪拌した。得られた反応液に、ジ-tert-ブチルシラン(0.10g、0.69mmol)とテトラヒドロフラン(0.40g)を混合した溶液を滴下し、室温にて16時間攪拌した。得られた反応液を3.6質量%塩酸(1.4g)、5質量%塩化ナトリウム水溶液(0.7g)の順で洗浄した。有機層中のPh(tBu)2SiHの定量収率は、56%であった。
ジ-tert-ブチルシラン(0.10g、0.69mmol)をヘキサン(0.5g)と混合し、この溶液に室温にてsec-ブチルリチウム(1Mヘキサン溶液、0.90mL、0.90mmol)を加えて、70℃で41時間攪拌した。得られた反応液をヘキサンで希釈した後、10質量%塩化アンモニウム水溶液(1.0g)、5質量%塩化ナトリウム水溶液(1.0g)の順で洗浄した。得られた有機層中のsBu(tBu)2SiHの定量収率は4.7%であった。
Ph(tBu)2SiH(0.40g、1.81mmol)をヘキサン(2.8g)と混合させ、5質量%ルテニウム-アルミナ粉末(商品名:HYAc-5E N-type、0.16g)を加えて30℃、水素ガス雰囲気下、0.8MPaにて13時間攪拌した。得られた反応液をろ過し、ろ液中のcHex(tBu)2SiHの定量収率は94%であった。
C12H25-C6H4(tBu)2SiH(0.70g、1.80mmol)をヘキサン(7.0g)と混合させ、5質量%ルテニウム-アルミナ粉末(商品名:HYAc-5E S-type、0.21g)を加えて60℃、水素ガス雰囲気下、0.8MPaにて4時間攪拌した。5質量%ルテニウム-アルミナ粉末(0.14g)を加えて、更に19時間攪拌し、得られた反応液をろ過した。ろ液を濃縮後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製し、C12H25-cC6H10(tBu)2SiH(0.56g)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:0.83-0.90(3H,m),1.05(18H,s),1.43-1.70(32H,m),3.18(1H,s)
ジ-tert-ブチルシラン(0.30g、2.08mmol)をヘキサン(3.0g)と混合させ、0℃に冷却して、トリフルオロメタンスルホン酸(0.47g、3.1mmol)を加えて30℃にて2時間攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、テトラヒドロフラン(1.2g)とn-ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、3.3mL、5.2mmol)を加えて2時間攪拌した。得られた反応液をヘキサンで希釈した後、10質量%塩化アンモニウム水溶液(5mL)で分液した。水層をヘキサン(3mL)で抽出し、得られた有機層を混合した。有機層中のnBu(tBu)2SiHの定量収率は93%であった。
ジ-tert-ブチルシラン(0.20g、1.39mmo)をヘキサン(1.0g)と混合させ、0℃に冷却して、トリフルオロメタンスルホン酸(0.27g、1.3mmol)を加えて室温にて3時間攪拌した。この溶液にベンジルマグネシウムクロリド-2Mテトラヒドロフラン溶液(1.0mL、2.0mmol)を滴下し、室温にて4時間攪拌した。得られた反応液をtert-ブチルメチルエーテルで希釈した後、10質量%塩化アンモニウム水溶液(2mL)で分液した。得られた有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、Bn(tBu)2SiH(0.28g、収率85%)を無色油状物として得た。
1H-NMR(CDCl3)
δppm:0.99(18H,s),2.22(2H,d,J=3.5Hz),3.56(1H,t,J=3.5Hz),7.03-7.28(5H,m)
MASS(CI)m/z;233.05(M-H)+
Claims (21)
- 下記工程(1)及び(2)を含む、トリオルガノシラン化合物の製造方法:
(1)
式(I):
[式中、R1及びR2は、独立して、2級又は3級のC 4-6 アルキル基を表す]で表されるジオルガノシラン化合物にトリフラート化試薬を反応させて、
式(III)
[式中、R1及びR2は、前記と同じ意味を表す]で表されるモノトリフラート化合物を得る工程;
(2)
工程(1)で得られたモノトリフラート化合物に、R3LiまたはR3MgX(式中、R3は、C 3-6 アルキル基、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているC 6-12 アリール基またはC 7-13 アラルキル基を表し、Xは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す)で表される金属試薬を反応させて、
式(II):
[式中、R1、R2及びR3は、前記と同じ意味を表す]で表されるトリオルガノシラン化合物を得る工程。 - R1及びR2が、それぞれ独立して、3級のC4-6アルキル基である、請求項1に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R1及びR2が、それぞれtert-ブチル基である、請求項2に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- 金属試薬が、R3Liである、請求項1乃至3の何れか一項に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、C3-6アルキル基又は無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているC6-12アリール基である、請求項4に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、C3-6アルキル基である、請求項5に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、sec-ブチル基又はn-ブチル基である、請求項6に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているC6-12アリール基である、請求項5に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているフェニル基である、請求項8に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3Liが、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているハロゲン化C6-12アリールから調製した、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているC6-12アリールリチウムである、請求項8に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3Liが、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているハロゲン化C6-12アリールと、n-ブチルリチウム又はsec-ブチルリチウムを用いて調製した、置換基を有していてもよいC6-12アリールリチウムである、請求項8に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- 金属試薬が、R3MgXである、請求項1乃至3の何れか一項に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、C7-13アラルキル基である、請求項12に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- R3が、ベンジル基である、請求項13に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- Xが、塩素原子又は臭素原子である、請求項12乃至14の何れか一項に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- トリフラート化試薬が、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、N-(2-ピリジル)ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルである、請求項1乃至15の何れか一項に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- トリフラート化試薬が、トリフルオロメタンスルホン酸である、請求項16に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- さらに下記工程(3)を含む、請求項1乃至17の何れか一項に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法:
(3)
工程(2)で得られたトリオルガノシラン化合物のR 3 が、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているC 6-12 アリール基であり、該アリール基を、金属触媒存在下水素を反応させて、シクロアルキル基に変換する工程。 - 工程(2)で得られたトリオルガノシラン化合物のR 3 が、無置換もしくはC 1-20 アルキル基で置換されているフェニル基である、請求項18に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- 金属触媒が、ルテニウム-アルミナ粉末又はロジウムカーボン粉末である、請求項18又は19に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
- 金属触媒が、ルテニウム-アルミナ粉末である、請求項20に記載のトリオルガノシラン化合物の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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