JP7518032B2 - 非接触通信媒体 - Google Patents

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Description

本開示は、非接触通信媒体に関する。
従来、RFID(Radio Frequency Identifier)タグを用いた物品管理が行われている。
特許文献1には、工場等において高温で処理される部品の管理にRFIDタグを用いるために、断熱性を有する収容体でRFIDタグを封止する技術が開示されている。特許文献1に記載の収容体は、RFIDタグを収容する容器と、この容器に接合される蓋とを有する。収容体に封止されたRFIDタグは、部品とともに製造工程を流れる。
特開2008-129838号公報
しかしながら、上述した従来技術では、たとえば製造工程を流れるうちに、めっき液等の液体または腐食性ガス等の気体等が容器と蓋との接合部分から侵入して内部のRFIDタグに損傷を与えるおそれがある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、収容体の接合部分から外部の液体や気体が侵入することを抑制することができる非接触通信媒体を提供することを目的とする。
本開示の一態様による非接触通信媒体は、収容体と、電子部品とを有する。収容体は、内部に収容空間を有する。電子部品は、収容空間に位置し、非接触通信を行う。また、収容体は、セラミックスからなる少なくとも2つの基材と、2つの基材の間に位置し、2つの基材を接合する接着層とを有する。また、接着層は、一部が収容空間に面しており、収容体の外部に相対的に近い端部における気孔率が、収容空間に相対的に近い内部における気孔率よりも低い。
本開示によれば、収容体の接合部分から外部の液体や気体が侵入することを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る非接触通信媒体の平面図である。 図2は、図1に示すII-II線矢視における断面図である。 図3は、図2に示すH部の模式拡大図である。 図4は、第1変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図5は、第1変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。 図6は、第2変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図7は、第2変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。 図8は、第3変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図9は、第3変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。 図10は、第4変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図11は、第4変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。 図12は、第5変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図13は、第6変形例に係る非接触通信媒体の平面図である。 図14は、図13に示すXIV-XIV線矢視における断面図である。 図15は、第7変形例に係る非接触通信媒体の平面図である。 図16は、図15に示すXVI-XVI線矢視における断面図である。 図17は、第8変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図18は、第9変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図19は、第10変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図20は、第11変形例に係る非接触通信媒体の斜視図である。 図21は、第11変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図22は、第12変形例に係る収容穴を収容穴の延在方向に沿って見た図である。 図23は、第13変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図24は、第14変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図25は、第14変形例に係る第1基材の平面図である。 図26は、第15変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図27は、第16変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図28は、第17変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図29は、第18変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。 図30は、第19変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。 図31は、第19変形例に係る第1基材の平面図である。
以下に、本開示による非接触通信媒体を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示による非接触通信媒体が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、たとえば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
また、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。
<非接触通信媒体の構成>
図1および図2を参照して、実施形態に係る非接触通信媒体の構成について説明する。図1は、実施形態に係る非接触通信媒体の平面図である。図2は、図1に示すII-II線矢視における断面図である。
図1および図2に示すように、実施形態に係る非接触通信媒体1は、電子部品10と、収容体20とを有する。電子部品10は、たとえばRFIDタグである。
RFIDとしての電子部品10は、たとえばLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics)等からなる基板上に、非接触通信用のアンテナと、このアンテナを介して非接触通信を行うICチップと、識別情報を記憶したメモリとを有する。RFIDとしての電子部品10は、電磁誘導、電波等を用いた非接触通信により、メモリに記憶された識別情報を外部機器(たとえば、RFIDリーダー)に送信することができる。
実施形態に係る非接触通信媒体1は、たとえば、電子部品10の耐熱温度を超える高温環境下において使用される。たとえば、実施形態に係る非接触通信媒体1は、めっき処理される部品に取り付けられ、この部品とともにめっき処理される。溶融亜鉛めっき等のめっき液の温度は、たとえば、75℃~500℃である。
また、実施形態に係る非接触通信媒体1は、部品とともに酸性の薬品やアルカリ性の薬品によって処理される場合がある。このように、実施形態に係る非接触通信媒体1は、電子部品10の耐薬品性を超える酸・アルカリ環境下において使用されることもある。
そこで、実施形態に係る非接触通信媒体1は、電子部品10を高温環境、酸・アルカリ環境から保護するために、電子部品10を封止する収容体20を有する。収容体20は、内部に収容空間25を有し、かかる収容空間25に電子部品10を収容する。
収容体20は、第1基材21および第2基材22と、接着層5とを有する。第1基材21および第2基材22は、接着層5を介して互いに接合される。
第1基材21および第2基材22は、比較的扁平な円柱形状を有する。具体的には、第1基材21および第2基材22は、平面視円形の2つの平坦面(上端面および下端面)を有するとともに、これら2つの平坦面を繋ぐ曲面(外周面)を有する。第1基材21の一方の平坦面21a(上端面)と第2基材22の一方の平坦面22a(下端面)とは、略同径で互いに対向しており、これらの間に接着層5が位置する。
第1基材21は、電子部品10を収容する収容凹部25aを有する。収容凹部25aは、平坦面21aの中央部に開口する。第1基材21と第2基材22とが接着層5を介して接合されることにより、第1基材21の平坦面21aは閉塞される。これにより、電子部品10は、収容体20の内部に封止される。
第1基材21および第2基材22は、セラミックスからなる。第1基材21および第2基材22を構成するセラミックスとしては、たとえばコージェライトを用いることができる。コージェライトは、熱膨張係数が小さいことから、耐熱衝撃性に優れており、また、熱伝導率が低いことから、電子部品10に熱を伝え難い。このように、コージェライトを使用することで、電子部品10を高温環境から適切に保護することができる。なお、第1基材21および第2基材22を構成するセラミックスは、必ずしもコージェライトであることを要しない。この点については、後述する。
接着層5は、第1基材21の平坦面21aと第2基材22の平坦面22aとの間に位置し、第1基材21と第2基材22とを接合する。接着層5は第2基材22の平坦面22aの全面に広がっている。このため、接着層5の一部は、収容空間25に面している。
本実施形態に係る接着層5は、端部5aにおける気孔率が内部5bにおける気孔率よりも低い。「気孔率が低い」とは、言い換えれば、接着層5が密であることを意味する。また、「気孔率が高い」とは、言い換えれば、接着層5が疎であることを意味する。
接着層5の端部5aとは、接着層5のうち収容体20の外部に相対的に近い部位のことである。具体的には、接着層5の端部5aは、外部に露出しておりめっき液等に触れる可能性のある接着層5の端面を含む領域である。たとえば、接着層5の端部5aは、接着層5の端面から最大300μmまでの領域である。
接着層5の内部5bとは、接着層5のうち収容体20の収容空間25に相対的に近い部位のことである。具体的には、接着層5の内部5bは、接着層5の端部5aよりも収容体20の内側に位置する部位である。たとえば、接着層5の内部5bは、収容体20の内部に形成された収容空間25に面する領域であってもよい。
このように、実施形態に係る接着層5は、「外側(端部5a)>内側(内部5b)」となる疎密差を有する。
この点について、図3を参照してさらに具体的に説明する。図3は、図2に示すH部の模式拡大図である。
図3に示すように、実施形態に係る接着層5は、接着剤51と封孔剤52とを有する。
接着剤51は、非接触通信媒体1の使用環境に耐え得る耐熱性を有していればよい。このような接着剤としては、たとえば無機系の接着剤を用いることができる。また、接着剤としては、無機系の接着剤にセラミックス粉末を添加したものを用いてもよい。
たとえば、接着剤51は、シリカを主成分とし、アルミナ、カルシア、ジルコン、ナトリウムガラス等を含有する。
接着剤51は、端部5aおよび内部5bを含む全領域に空隙511を有する。空隙511は、接着剤51の全領域にほぼ均等に分散している。
封孔剤52は、接着剤51の空隙511に入り込むことで、空隙511を塞ぐ。具体的には、封孔剤52は、接着剤51の全領域に分布する空隙511のうち端部5aに位置する空隙511を塞ぐ。
具体的には、封孔剤52は、微粒子とつなぎ剤とを含んでおり、微粒子が空隙511に入り込むとともに、空隙511に入り込んだ微粒子と接着剤51との間をつなぎ剤が繋ぐことで、空隙511を塞ぐことができる。製造工程上、封孔剤52には溶剤が含有されることが好ましい。溶剤を含有させることにより、接着剤51の内部へ微粒子およびつなぎ剤を浸透させやすくすることができる。なお、溶剤は、完成品には含まれていなくてもよい。なぜなら、溶剤は、製造の過程で空隙511から蒸発するからである。
微粒子は、たとえばシリカ微粒子である。また、つなぎ剤は、たとえばシリコーンまたはエポキシである。耐熱性の観点から、つなぎ剤としては、シリコーンが用いられることが好ましい。なお、封孔剤52は、アルミナ、ジルコンを含有しない。
封孔剤52は、接着剤51の空隙511を塞ぐことができるものであればよく、上述した成分のものに限定されない。たとえば、封孔剤52としては、樹脂が用いられてもよい。
接着剤51の端部5aに位置する空隙511が封孔剤52によって塞がれることで、接着層5に「外側(端部5a)>内側(内部5b)」となる疎密差が形成される。すなわち、接着層5の端部5aにおける気孔率が、接着層5の内部5bにおける気孔率よりも低くなる。
収容体20の外部に相対的に近い接着層5の端部5aにおける気孔率が低い、言い換えれば、接着層5の端部5aが密であることで、収容体20の外部から収容空間25へのめっき液等の侵入を抑制することができる。また、収容体20の収容空間25に相対的に近い接着層5の内部5bにおける気孔率が高い、言い換えれば、接着層5の内部5bが疎であることで、接着層5の断熱性を向上させることができる。
このように、実施形態に係る非接触通信媒体1によれば、収容体20の接合部分から外部の液体や気体が侵入することを抑制しつつ、電子部品10を高温環境から適切に保護することができる。
<製造方法>
次に、実施形態に係る非接触通信媒体1の製造方法の一例について説明する。
まず、コージェライトの粉末および焼結助剤の粉末を準備する。焼結助剤は、たとえば、希土類酸化物(酸化イットリウム、酸化セリウムなど)、アルカリ金属酸化物(酸化リチウム、酸化ナトリウムなど)、アルカリ土類金属(酸化カルシウム)である。なお、コージェライトの粉末の代わりに、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素を所望のコージェライトの組成比に混合したものを用いてもよい。つづいて、準備した粉末を溶媒である水とともに振動ミルに投入して、粉砕・混合して原料を得る。
つづいて、粉砕・混合して得られた原料に対し、バインダー、可塑剤および離型剤などの有機成分を添加した後、これらを撹拌することによってスラリーを作製し、作製したスラリーをスプレードライヤーを用いて噴霧乾燥することによってセラミックス顆粒を作製する。
つづいて、作製したセラミックス顆粒に対して粉末プレス成形を行って、第1基材21および第2基材22の成形体を得る。なお、収容凹部25aもこの工程において金型により成形される。
つづいて、大気雰囲気中、真空雰囲気中または窒素ガス雰囲気中にて成形体を熱処理することにより脱脂を行った後、成形体の焼成を行うことにより、第1基材21および第2基材22が得られる。なお、所望の形状を得るために、第1基材21および第2基材22の成形体または焼成後の第1基材21および第2基材22に対して切削、研削工程を行ってもよい。
つづいて、収容凹部25aに電子部品10を収容した後、第1基材21の平坦面21aおよび第2基材22の平坦面22aを接着剤51を用いて接合する。
その後、封孔剤52を接着剤51の端面(外周面)に塗布する。上述したように、浸透性を高める観点から、封孔剤52に溶剤を含有させてもよい。封孔剤52は、接着剤51の端部5aに位置する空隙511に入り込んで、空隙511を塞ぐ。これにより、接着層5に「外側(端部5a)>内側(内部5b)」の疎密差が形成される。以上により、実施形態に係る非接触通信媒体1が得られる。
<第1変形例>
図4は、第1変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。また、図5は、第1変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。
図4に示すように、第1変形例に係る非接触通信媒体1Aは、被覆層30Aをさらに有する。被覆層30Aは、第1基材21と第2基材22との間の領域、すなわち、接着層5が介在する領域の外に位置しており、接着層5の端部5aを覆う。
具体的には、第1変形例に係る被覆層30Aは、接着層5の端部5aを覆うとともに、収容体20の外面のうち接着層5の端部5aが露出する露出面、ここでは、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bの一部も覆っている。
第1変形例において、被覆層30Aは、封孔剤52からなる。また、図5に示すように、被覆層30Aは、接着剤51と封孔剤52とからなっていてもよい。この場合、接着層5に近い側に接着剤51が位置し、その外側に封孔剤52が位置していればよい。被覆層30Aに含まれる接着剤51の空隙511(ここでは、図示せず)に封孔剤52が入り込むことで、被覆層30Aに含まれる接着剤51の気孔率は、接着層5の端部5aにおける気孔率以下となっている。なお、図5では、接着剤51と封孔剤52とが明確に分離している場合の例を示したが、接着剤51と封孔剤52とは混在していてもよい。
このように、接着層5の端部5aにおける気孔率と同程度の気孔率を有する被覆層30Aで接着層5の外側を覆うことにより、収容空間25へのめっき液等の侵入をさらに抑制することができる。
<第2変形例>
図6は、第2変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。また、図7は、第2変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。
図6に示すように、第2変形例に係る非接触通信媒体1Bは、被覆層30Bをさらに有する。被覆層30Bは、たとえば封孔剤52からなる。
第2変形例に係る被覆層30Bは、接着層5の端部5aを覆うとともに、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bの全面を覆っている。
このように、被覆層30Bは、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bの全体に広がっていてもよい。これにより、収容空間25へのめっき液等の侵入をより確実に抑制することができる。
図7に示すように、被覆層30Bは、接着剤51と封孔剤52とからなっていてもよい。この場合、接着層5に近い側に接着剤51が位置し、その外側に封孔剤52が位置していればよい。被覆層30Bに含まれる接着剤51の空隙511(ここでは図示せず)に封孔剤52が入り込むことで、被覆層30Bに含まれる接着剤51の気孔率は、接着層5の端部5aにおける気孔率以下となっている。なお、図7では、接着剤51と封孔剤52とが明確に分離している場合の例を示したが、接着剤51と封孔剤52とは混在していてもよい。
このように、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bの全面を接着剤51で覆うことにより、収容体20の耐熱性および耐薬品性を向上させることができる。
<第3変形例>
図8は、第3変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。また、図9は、第3変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。
図8に示すように、第3変形例に係る非接触通信媒体1Cは、被覆層30Cをさらに有する。被覆層30Cは、たとえば封孔剤52からなる。
第3変形例に係る被覆層30Cは、接着層5の端部5aを覆うとともに、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bの全面を覆っている。さらに、第3変形例に係る被覆層30Cは、第1基材21の外周面21bに連続する第1基材21の下端面21cの外周部を含む一部と、第2基材22の外周面22bに連続する第2基材22の上端面22cの外周部を含む一部とを覆っている。
このように、被覆層30Cは、収容体20の外面のうち第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bに連続する他の面(下端面21cおよび上端面22c)の一部に広がっていてもよい。これにより、収容空間25へのめっき液等の侵入をより確実に抑制することができる。
図9に示すように、被覆層30Cは、接着剤51と封孔剤52とからなっていてもよい。この場合、被覆層30Cの接着剤51は、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bにのみ位置していてもよい。
<第4変形例>
図10は、第4変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。また、図11は、第4変形例に係る被覆層の他の例を示す図である。
図10に示すように、第4変形例に係る非接触通信媒体1Dは、被覆層30Dをさらに有する。被覆層30Dは、たとえば封孔剤52からなる。
第4変形例に係る被覆層30Dは、収容体20の全面を覆っている。このように、収容体20の全体を被覆層30Dで覆うことで、収容空間25へのめっき液等の侵入をより確実に抑制することができる。
図11に示すように、被覆層30Dは、接着剤51と封孔剤52とからなっていてもよい。この場合、被覆層30Dの接着剤51は、第1基材21および第2基材22の外周面21b,22bにのみ位置していてもよい。
<第5変形例>
図12は、第5変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。図12に示す非接触通信媒体1Eの収容体20Eは、第1基材21と第2基材22との間で、且つ、接着層5Eの外側に、緻密部材40を有する。
緻密部材40は、接着層5Eの端部5aにおける気孔率よりも低い気孔率を有するもの、すなわち、接着層5Eの端部5aよりも緻密なものであればよい。たとえば、緻密部材40は、上述した封孔剤52であってもよい。また、緻密部材40は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリイミド、シリコーンなどの耐熱性を有する樹脂であってもよい。
このように、非接触通信媒体1Eは、第1基材21と第2基材22との間で、且つ、接着層5Eの外側に緻密部材40を有していてもよい。接着層5Eの外側を緻密部材40で覆うことで、収容空間25へのめっき液等の侵入をより確実に抑制することができる。また、第1基材21と第2基材22との間に緻密部材40を位置させることで、収容体20Eの凹凸を少なくすることができるため、収容体20Eの欠けや割れなどの損傷を抑制することができる。
<第6変形例>
図13は、第6変形例に係る非接触通信媒体の平面図である。また、図14は、図13に示すXIV-XIV線矢視における断面図である。
図13および図14に示すように、第6変形例に係る非接触通信媒体1Hは、収容体20Hを有する。
第6変形例に係る収容体20Hは、セラミックスからなる第1基材21Hおよび第2基材22と、接着層5Hとを有しており、第1基材21Hと第2基材22とは、接着層5Hを介して互いに接合される。
第1基材21Hは、円柱形状を有しており、両端に平面視円形の平坦面(上端面および下端面)を有するとともに、これら両端面を繋ぐ曲面(外周面)を有する。
第1基材21Hの一方の端面(以下、第1平坦面211と記載する)には、電子部品10が収容される収容穴25Haが開口している。収容穴25Haは、第1平坦面211の中央部に開口し、第1平坦面211に対して垂直に延在する。収容穴25Haは、平面視円形状を有する。
第2基材22Hは、円柱形状を有しており、両端に平面視円形の平坦面(上端面および下端面)を有するとともに、これら両端面を繋ぐ曲面(外周面)を有する。第2基材22Hの平面形状は、収容穴25Haの平面形状と同一の円形であり、且つ、収容穴25Haの平面形状よりも小径である。
かかる第2基材22Hは、収容穴25Haに挿入される。収容穴25Haに挿入された状態において、第2基材22Hの一方の端面(以下、第2平坦面221と記載する)は、第1基材21Hの第1平坦面211と面一となる。このように、第2基材22Hは、収容穴25Haに対して入れ子状に内挿される。
接着層5Hは、収容穴25Haの内周面251と第2基材22Hの外周面222との間に位置し、第1基材21Hと第2基材22Hとを接合する。これにより、収容穴25Haは、第2基材22および接着層5Hによって閉塞され、収容穴25Haに収容された電子部品10が封止される。第2基材22Hおよび接着層5Hによって閉塞された収容穴25Haの内部は収容空間25Hとなっており、電子部品10は、第2基材22Hおよび接着層5Hから離れた位置に配置される。
このように、実施形態に係る非接触通信媒体1Hは、収容穴25Haを第2基材22Hで閉塞することにより、収容穴25Ha内の電子部品10を封止する構造を有する。かかる非接触通信媒体1Hにおいて、第1基材21Hと第2基材22Hとを接合する接着層5Hは、収容穴25Haの内周面と第2基材22の外周面と間、すなわち、収容穴25Ha内に位置している。すなわち、収容体20Hの接合部分である接着層5Hが外部にほとんど露出していない。したがって、実施形態に係る非接触通信媒体1Hによれば、収容体20Hの接合部分の剥がれが生じにくい。
かかる非接触通信媒体1Hにおいて、接着層5Hは、収容体20Hの外部に相対的に近い端部5Haにおける気孔率が、収容空間25Hに相対的に近い内部5Hbにおける気孔率よりも低い。これにより、収容体20Hの接合部分から外部の液体や気体が侵入することを抑制することができる。また、電子部品10を高温環境から適切に保護することができる。
非接触通信媒体1Hは、上述した第1~第5変形例と同様に、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Hは、接着層5Hの端部5Haを覆う被覆層を有していてもよい。この被覆層は、接着層5Hだけでなく、第1平坦面211および第2平坦面221の一部または全部を覆っていてもよい。また、被覆層は、第1基材21Hの外周面の一部または全部をさらに覆っていてもよい。
<第7変形例>
以下に示す第7~第10変形例では、収容体が3つ以上の基材で構成される場合の例について説明する。まず、第7変形例について図15および図16を参照して説明する。図15は、第7変形例に係る非接触通信媒体の平面図である。また、図16は、図15に示すXVI-XVI線矢視における断面図である。
図15および図16に示すように、第7変形例に係る非接触通信媒体1Jは、電子部品10と、収容体20Jとを有する。電子部品10は、たとえばRFIDタグである。
第7変形例に係る収容体20Jは、第1基材21Jと第2基材22Jと第3基材23Jと、2つの接着層5Jとを有する。図16に示す例において、第1基材21J、第2基材22Jおよび第3基材23Jは、下から順に、第3基材23J、第1基材21Jおよび第2基材22Jの順番で積層される。
第1基材21Jは、比較的扁平な円筒形状を有する。具体的には、第1基材21Jは、第1基材21Jを上下に貫通する貫通孔25Jaを有する。また、第2基材22Jおよび第3基材23Jは、比較的扁平な円柱形状を有する。
第1基材21Jおよび第2基材22Jは、接着層5Jを介して互いに接合される。同様に、第2基材22Jおよび第3基材23Jとは、接着層5Jを介して互いに接合される。これにより、第1基材21Jの貫通孔25Jaが塞がれることで、収容体20Jの内部に電子部品10の収容空間25Jが形成される。
このように、収容体20Jは、3つの基材21J~23Jを接着層5Jで接合することによって形成されてもよい。3つ以上の基材21J~23Jを積層することで、収容体20Jを基材21J~23Jの積層方向に厚くすることができる。これにより、たとえば、収容体20Jの耐熱性および耐薬品性等を向上させることができる。
<第8変形例>
図17は、第8変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。図17に示すように、第8変形例に係る非接触通信媒体1Kの収容体20Kは、第1基材21Kを有する。
第1基材21Kは、たとえば第2基材22Jとの対向面(上端面)に、貫通孔25Jaを囲む環状の凹部25Jbを有していてもよい。凹部25Jbは、たとえば、外部から侵入してきためっき液等を溜める空間として機能する。これにより、収容体20Kの接合部分から外部の液体や気体が収容空間25Jに到達することを抑制することができる。
なお、凹部25Jbは、必ずしも周状であることを要しない。たとえば、第1基材21Kは、平面視円形の複数の凹部を有していてもよく、これら複数の凹部が周状に並べられていてもよい。
また、ここでは、凹部25Jbが第1基材21Kに設けられる場合の例を示したが、凹部25Jbは、第2基材22または第3基材23Jに設けられてもよい。
<第9変形例>
図18は、第9変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。図18に示すように、第9変形例に係る非接触通信媒体1Lの収容体20Lは、第1基材21Lを有する。
第9変形例に係る第1基材21Lは、同心円状に配置された2つの円筒状部材からなる。具体的には、第1基材21Lは、第1円筒部材21L1と、第1円筒部材21L1の外側に位置する第2円筒部材21L2とを有する。第1円筒部材21L1は、電子部品10の収容空間25Jとなる第1貫通孔25Laを有する。また、第2円筒部材21L2は、第2貫通孔25Lbを有する。
かかる第1基材21Lを有する収容体20Lは、第1円筒部材21L1と第2円筒部材21L2との間に隙間を有する。この隙間は、上述した凹部25Jbと同様、たとえば、外部から侵入してきためっき液等を溜める空間として機能する。これにより、収容体20Lの接合部分から外部の液体や気体が収容空間25Jに到達することを抑制することができる。
<第10変形例>
図19は、第10変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。図19に示すように、第10変形例に係る非接触通信媒体1Mの収容体20Mは、第2基材22Mおよび第3基材23Mを有する。
第10変形例に係る第2基材22Mは、第1基材21Jとの対向面(下端面)に凹部22Maを有する。凹部22Maは、第1基材21Jと第2基材22Mとが接合された場合に、第1基材21Jの貫通孔25Jaと連通する。
同様に、第10変形例に係る第3基材23Mは、第1基材21Jとの対向面(上端面)に凹部23Maを有する。凹部23Maは、第1基材21Jと第3基材23Mとが接合された場合に、第1基材21Jの貫通孔25Jaと連通する。
このように、第1基材21Jの貫通孔25Jaと連通する凹部22Ma,23Maを第2基材22Mおよび第3基材23Mに設けることで、電子部品10の収容空間25Jを広くすることができる。これにより、たとえば、電子部品10に外部からの熱を伝え難くすることができる。なお、凹部22Ma,23Maは、必ずしも第2基材22Mおよび第3基材23Mに形成されることを要しない。凹部22Ma,23Maは、第2基材22Mおよび第3基材23Mのうち一方にのみ形成されてもよい。
上述した第6~第10変形例において、電子部品10の収容空間25Jは、たとえば多孔体等によって埋まっていてもよい。第8変形例に係る凹部25Jb、第9変形例に係る第1円筒部材21L1と第2円筒部材21L2との間の隙間についても同様である。
上述した第6~第10変形例において、接着層5Jは、「外側>内側」となる疎密差を有していてもよい。すなわち、接着層5Jは、端部における気孔率が内部における気孔率よりも低くてもよい。
上述した第6~第10変形例では、収容体が3つの基材を有する場合の例について説明したが、収容体は、4つ以上の基材を積層することにより構成されてもよい。
<第11変形例>
図20は、第11変形例に係る非接触通信媒体の斜視図である。また、図21は、第11変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。
図20に示すように、第11変形例に係る非接触通信媒体1Nは、収容体20Nを有する。収容体20Nは、第1基材21Nと、第2基材22Nと、接着層5Nとを有する。
第1基材21Nは、比較的扁平な円柱形状を有する。具体的には、第1基材21Nは、平面視円形の2つの平坦面(上端面および下端面)を有するとともに、これら2つの平坦面を繋ぐ曲面(外周面)を有する。
より具体的には、第1基材21Nは、第1の第1基材21N1と、第2の第1基材21N2とを有する。第1の第1基材21N1および第2の第1基材21N2は、比較的扁平な円柱形状を有する。
第1の第1基材21N1と第2の第1基材21N2とは、第1の第1基材21N1の下端面215と、第2の第1基材21N2の上端面216とにおいて接合される。第1の第1基材21N1と第2の第1基材21N2との接合は、たとえば、第1の第1基材21N1および第2の第1基材21N2の成形体または焼結体同士を重ねて焼成した際に、粒界中のガラス成分が互いに融合して固着することによって行われる。なお、第1の第1基材21N1の下端面215と、第2の第1基材21N2の上端面216とは、たとえば接着層によって接合されてもよい。
第1基材21Nは、第1基材21Nの外周面から第1基材21Nの内部に向かって延在する収容穴25Nを有する。収容穴25Nは、第1の第1基材21N1の下端面215に位置する第1溝部217と、第2の第1基材21N2の上端面216に位置する第2溝部218とによって構成される。
具体的には、第1溝部217は、たとえば、第1の第1基材21N1の外縁から中心部に向かって延在する。第1溝部217の延在方向に沿って第1溝部217を見たとき、第1溝部217は、たとえば、半円形状を有している。また、第2溝部218は、第2の第1基材21N2の外縁から中心部に向かって延在する。第2溝部218の延在方向に沿って第2溝部218を見たとき、第2溝部218は、たとえば、半円形状を有している。そして、これら第1溝部217と第2溝部218とによって構成される収容穴25Nは、第1基材21Nの外周面から第1基材21Nの内部(中心部)に向かって延在する円筒状の空間となる。かかる収容穴25Nには、電子部品10が収容される。
第2基材22Nは、円柱形状を有している。具体的には、第2基材22Nは、両端に平面視円形の平坦面(図21における左右両端面)を有するとともに、これら両端面を繋ぐ曲面(外周面)を有する。第2基材22Nの平面形状は、収容穴25Nの平面形状と同一の円形であり、且つ、収容穴25Nの平面形状よりも小径である。
第2基材22Nは、収容穴25Nに挿入される。収容穴25Nに挿入された状態において、第2基材22Nの一方の端面(以下、第1平坦面225と記載する)は、たとえば、第1基材21Nの外周面と面一となる。このように、第2基材22Nは、収容穴25Nに対して入れ子状に内挿される。
接着層5Nは、収容穴25Nの内周面と第2基材22Nの外周面との間に位置し、第1基材21Nと第2基材22Nとを接合する。これにより、収容穴25Nは、第2基材22Nおよび接着層5Nによって閉塞され、収容穴25Nに収容された電子部品10が封止される。第2基材22Nおよび接着層5Nによって閉塞された収容穴25Nの内部は収容空間となっており、電子部品10は、第2基材22Nおよび接着層5Nから離れた位置に配置される。
このように、実施形態に係る非接触通信媒体1Nは、収容穴25Nを第2基材22Nで閉塞することにより、収容穴25N内の電子部品10を封止する構造を有する。かかる非接触通信媒体1Nにおいて、第1基材21Nと第2基材22Nとを接合する接着層5Nは、収容穴25Nの内周面と第2基材22の外周面と間、すなわち、収容穴25N内に位置している。つまり、収容体20Nの接合部分である接着層5Nが外部にほとんど露出していない。したがって、実施形態に係る非接触通信媒体1Nによれば、収容体20Nの接合部分の剥がれが生じにくい。
非接触通信媒体1Nにおいて、接着層5Nは、収容体20Nの外部に相対的に近い端部における気孔率が、収容穴25Nに相対的に近い内部における気孔率よりも低くてもよい。これにより、収容体20Nの接合部分から外部の液体や気体が侵入することを抑制することができる。また、電子部品10を高温環境から適切に保護することができる。また、非接触通信媒体1Nは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Nは、少なくとも接着層5Nの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第12変形例>
図22は、第12変形例に係る収容穴を収容穴の延在方向に沿って見た図である。なお、第12変形例に係る非接触通信媒体1Pの構成のうち収容穴25P以外の構成については、第11変形例に係る非接触通信媒体1Nの構成と同様である。
図22に示すように、第12変形例に係る非接触通信媒体1Pが有する収容穴25Pは、第1の第1基材21P1の第1溝部217と第2の第1基材21P2の第2溝部218とが、第1基材21Pの周方向にずれた形状であってもよい。かかる構成によれば、接着層5Pによる接合領域が増加することから、第1基材21Pと第2基材22Pとをより強固に接合することができる。したがって、第12変形例に係る非接触通信媒体1Pによれば、信頼性を高めることができる。
非接触通信媒体1Pは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Pは、少なくとも接着層5Pの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第13変形例>
図23は、第13変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。なお、第13変形例に係る非接触通信媒体1Qの構成のうち収容穴25Q以外の構成については、第11変形例に係る非接触通信媒体1Nの構成と同様である。
図23に示すように、第13変形例に係る非接触通信媒体1Qは、第1基材21Qと、第2基材22Qと、接着層(ここでは、図示せず)とを有する。
第13変形例に係る非接触通信媒体1Qが有する収容穴25Qは、延在方向における底部に段差255を有していてもよい。たとえば、第1の第1基材21Q1の第1溝部217を、第2の第1基材21Q2の第2溝部218よりも長く形成することで段差255を有する収容穴25Qを得ることができる。第2溝部218を第1溝部217よりも長く形成した場合も同様である。また、第1の第1基材21Q1と第2の第1基材21Q2とを第1溝部217および第2溝部218の延在方向に沿ってずらした状態で接合してもよい。この場合にも、段差255を有する収容穴25Qを得ることができる。
このように、収容穴25Qの底部に段差255を設けることで、電子部品10が第1基材21Qに対して面接触し難くなるため、電子部品10と第1基材21Qとの接触面積を少なくすることができる。これにより、電子部品10に対して熱が伝わりにくくなることから、非接触通信媒体1Qの信頼性を高めることができる。
非接触通信媒体1Qは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Qは、少なくとも接着層(ここでは、図示せず)の端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第14変形例>
図24は、第14変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。また、図25は、第14変形例に係る第1基材の平面図である。なお、図24に示す断面図は、図25に示すXXIV-XXIV線矢視における断面図である。また、第14変形例に係る非接触通信媒体1Rの構成のうち第1基材21R以外の構成については、実施形態に係る非接触通信媒体1の構成と同様である。
図24に示すように、第14変形例に係る非接触通信媒体1Rが有する収容体20Rは、第1基材21Rと、第2基材22Rと、接着層5Rとを有する。第1基材21Rおよび第2基材22Rは、接着層5Rを介して互いに接合される。
第1基材21Rの平坦面21a(上端面)には、収容凹部25aが位置している。収容凹部25aは、平坦面21aの中央部に開口する。第1基材21Rと第2基材22Rとが接着層5Rを介して接合されることにより、第1基材21Rの平坦面21aは閉塞される。これにより、密閉された収容空間25Rが形成される。電子部品10は、かかる収容空間25Rに封止される。
第1基材21Rの平坦面21aには、さらに、複数の凸部26が位置している。図25に示すように、複数の凸部26は、たとえば、収容凹部25aを囲むように周状に並べられている。ここでは、第1基材21Rの平坦面21aに4つの凸部26が位置する場合の例を示しているが、凸部26の数は5つ以上であってもよい。また、凸部26の数は、3つ以下であってもよい。また、複数の凸部26は、必ずしも周状に設けられることを要しない。
また、ここでは、複数の凸部26が接着層5Rの端部5aよりも収容体20Rの内側に位置する場合の例を示したが、複数の凸部26は、接着層5Rの端部5aに位置していてもよい。また、複数の凸部26は、第2基材22Rの平坦面22aに位置していてもよい。
このように、第14変形例に係る非接触通信媒体1Rは、複数の凸部26を有する。かかる場合、接着層5Rを介した非接触通信媒体1Rの外部から内部への熱の移動を凸部26によって阻害することができる。したがって、第14変形例に係る非接触通信媒体1Rによれば、断熱効果を高めることができる。また、クラックの進展を抑制することができる。
非接触通信媒体1Rは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Rは、少なくとも接着層5Rの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第15変形例>
図26は、第15変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。図26に示すように、第15変形例に係る非接触通信媒体1Sが有する収容体20Sは、第1基材21Sと、第2基材22Sと、接着層5Sとを有する。
第1基材21Sが有する凸部26Sは、断面視において湾曲した凸形状を有する。また、第2基材22Sは、平坦面22aにおける凸部26Sと対向する位置に凹部27Sを有する。
図26に示す断面視、具体的には、第1基材21Sの平坦面21aおよび第2基材22Sの22aに垂直かつ平坦面21a,22aの中心を通る面で収容体20Sを切断した断面視において、凹部27Sの幅W1は、凸部26Sの幅W2よりも小さい。この場合、凸部26Sは、凹部27Sの開口端27S1に接触して凹部27Sを閉塞する。凸部26Sによって閉塞された凹部27Sの内部空間27S2は、接着剤が充填されていない空洞を有していてもよい。
このように、凹部27Sの幅を凸部26Sの幅よりも小さくすることで、凹部27Sと凸部26Sとの間に内部空間27S2を形成することができる。かかる場合、内部空間27S2が断熱層となることで、接着層5Sを介した非接触通信媒体1Sの外部から内部への熱の移動を阻害することができる。したがって、第15変形例に係る非接触通信媒体1Sによれば、断熱効果をさらに高めることができる。また、クラックの進展をさらに抑制することができる。
また、第15変形例に係る非接触通信媒体1Sによれば、凹部27Sの位置は、凸部26Sの位置と対応していることから、非接触通信媒体1Sの製造工程において、第1基材21Sと第2基材22Sとの位置合わせを容易化することができる。
非接触通信媒体1Sは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Sは、少なくとも接着層5Sの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第16変形例>
図27は、第16変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。図27に示すように、第16変形例に係る非接触通信媒体1Tが有する収容体20Tは、第1基材21Tと、第2基材22Tと、接着層5Tとを有する。
第1基材21Tが有する凸部26Tは矩形状であり、先端面は平坦である。一方、第2基材22Tが有する凹部27Tの内面は湾曲している。また、第2基材22Tが有する凹部27Tの幅W1は、凸部26Tの幅W2よりも大きい。
この場合、凹部27Tの湾曲した内面に凸部26Tが接触して凹部27Tを閉塞する。凸部26Tによって閉塞された凹部27Tの内部空間27T2は、接着剤が充填されていない空洞を有していてもよい。かかる場合、内部空間27T2が断熱層となることで、接着層5Tを介した非接触通信媒体1Tの外部から内部への熱の移動を阻害することができる。したがって、第16変形例に係る非接触通信媒体1Tによれば、断熱効果をさらに高めることができる。また、クラックの進展をさらに抑制することができる。
また、第16変形例に係る非接触通信媒体1Tによれば、凹部27Tの位置は、凸部26Tの位置と対応していることから、非接触通信媒体1Tの製造工程において、第1基材21Tと第2基材22Tとの位置合わせを容易化することができる。
非接触通信媒体1Tは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Tは、少なくとも接着層5Tの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第17変形例>
図28は、第17変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。図28に示すように、第17変形例に係る非接触通信媒体1Uが有する収容体20Uは、第1基材21Uと、第2基材22Uと、接着層5Uとを有する。
第1基材21Uが有する凸部26Uおよび第2基材22Uが有する凹部27Uは、断面視において湾曲した凹形状を有する。また、凹部27Uの幅W1は、凸部26Uの幅W2よりも大きい。この場合、凸部26Uは、凹部27Uに接触する。
このように、第1基材21Uと第2基材22Uとの間には、必ずしも内部空間(空洞)が位置していることを要しない。かかる場合であっても、接着層5Uを介した非接触通信媒体1Uの外部から内部への熱の移動を凸部26Uによって阻害することができる。したがって、第17変形例に係る非接触通信媒体1Uによれば、断熱効果を高めることができる。また、クラックの進展を抑制することができる。また、第17変形例に係る非接触通信媒体1Uによれば、非接触通信媒体1Uの製造工程において、第1基材21Uと第2基材22Uとの位置合わせを容易化することができる。
非接触通信媒体1Uは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Uは、少なくとも接着層5Uの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第18変形例>
図29は、第18変形例に係る非接触通信媒体の拡大断面図である。図29に示すように、第18変形例に係る非接触通信媒体1Vが有する収容体20Vは、第1基材21Vと、第2基材22Vと、接着層5Vとを有する。
第1基材21Vが有する凸部26Vおよび第2基材22Vが有する凹部27Vは、断面視において湾曲した凹形状を有する。第2基材22Vが有する凹部27Vの幅は、第1基材21Vが有する凸部26Vの幅と同一である。また、凹部27Vの深さは、凸部26Vの突出高さと同一である。
第18変形例に係る非接触通信媒体1Vにおいて、凸部26Vは、凹部27Vに接触しておらず、凸部26Vと凹部27Vとの間には接着層5Vが介在する。このように、凸部26Vは必ずしも第2基材22Vに接触していることを要しない。かかる場合であっても、接着層5Vを介した非接触通信媒体1Vの外部から内部への熱の移動を凸部26Vによって阻害することができる。したがって、第18変形例に係る非接触通信媒体1Vによれば、断熱効果を高めることができる。また、クラックの進展を抑制することができる。また、第18変形例に係る非接触通信媒体1Vによれば、非接触通信媒体1Vの製造工程において、第1基材21Vと第2基材22Vとの位置合わせを容易化することができる。
非接触通信媒体1Vは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Vは、少なくとも接着層5Vの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
<第19変形例>
図30は、第19変形例に係る非接触通信媒体の断面図である。また、図31は、第19変形例に係る第1基材の平面図である。なお、図31に示す断面図は、図30に示すXXXI-XXXI線矢視における断面図である。また、第19変形例に係る非接触通信媒体1Wの構成のうち第1基材21W以外の構成については、実施形態に係る非接触通信媒体1の構成と同様である。
図30に示すように、第19変形例に係る非接触通信媒体1Wが有する収容体20Wは、第1基材21Wと、第2基材22Wと、接着層5Wとを有する。第1基材21Wおよび第2基材22Wは、接着層5Wを介して互いに接合される。
第1基材21Wの平坦面21a(上端面)には、収容凹部25aが位置している。収容凹部25aは、平坦面21aの中央部に開口する。第1基材21Wと第2基材22Wとが接着層5Wを介して接合されることにより、第1基材21Wの平坦面21aは閉塞される。これにより、密閉された収容空間25Wが形成される。電子部品10は、かかる収容空間25Wに封止される。
第1基材21Wの平坦面21aには、さらに、複数の凹部28が位置している。図31に示すように、複数の凹部28は、たとえば、収容凹部25aを囲むように周状に並べられている。ここでは、第1基材21Wの平坦面21aに4つの凹部28が位置する場合の例を示しているが、凹部28の数は5つ以上であってもよい。また、凹部28の数は、3つ以下であってもよい。
また、複数の凹部28は、必ずしも周状に設けられることを要しない。また、ここでは、複数の凹部28が接着層5Wの端部5aよりも収容体20Wの内側に位置する場合の例を示したが、複数の凹部28は、接着層5Wの端部5aに位置していてもよい。また、複数の凹部28は、第2基材22Wの平坦面22aに位置していてもよい。
このように、第19変形例に係る非接触通信媒体1Wは、複数の凹部28を有する。かかる場合、凹部28内の空間が断熱層となることで、非接触通信媒体1Wの外部から内部への熱の移動を阻害することができる。したがって、第19変形例に係る非接触通信媒体1Wによれば、断熱効果を高めることができる。また、凹部28の空隙により、クラックの進展を抑制することができる。
なお、ここでは、凹部28の内部が空洞である場合の例を示したが、凹部28の内部には、接着剤が充填されていてもよい。かかる場合であっても、非接触通信媒体1Wの外部から内部への熱の移動を凹部28によって阻害することができる。
非接触通信媒体1Wは、被覆層を有していてもよい。すなわち、非接触通信媒体1Wは、少なくとも接着層5Wの端部を覆う被覆層を有していてもよい。
なお、ここでは、複数の凹部28が周状に配置される場合の例を示したが、第1基材21Wは、収容凹部25aを囲む環状の凹部28を有していてもよい。環状の凹部28を有することで、断熱効果を高めることができるとともに、クラックの進展を抑制することができる。また、第1基材21Wは、かかる環状の凹部28を複数有していてもよい。かかる場合、断熱効果をさらに高めることができるとともに、クラックの進展をさらに抑制することができる。
<その他の変形例>
接着層の端部は、たとえば水ガラスや金属等で覆われてもよい。すなわち、被覆層は、水ガラスや金属等であってもよい。この場合、被覆層は、たとえば、接着剤および封孔剤の少なくとも一つからなる第1の被覆層の外側に、水ガラスおよび金属の少なくとも一つからなる第2の被覆層を有していてもよい。これにより、収容体の接合部分から外部の液体や気体が侵入することをさらに抑制することができる。
第1基材および第2基材を構成するセラミックスは、コージェライトに限定されない。たとえば、第1基材および第2基材を構成するセラミックスは、Al(アルミナ)、Si(窒化ケイ素)、SiC(炭化ケイ素)、AlTiO(チタン酸アルミニウム)であってもよい。また、第1基材および第2基材を構成するセラミックスは、LiO-Al-SiO等の結晶化ガラスであってもよい。
収容体は、明度指数L*(Lab色空間における明度を表す次元Lの値)が50以上であることが好ましい。これにより、収容体に付着した汚れが目立ちやすくなるため、交換時期を容易に判断することができる。また、明度指数L*を50未満とした場合(すなわち、暗色とした場合)と比べて熱がこもりにくいため、電子部品に熱が伝わりにくくすることができる。なお、収容体の明度は、たとえば顔料によって調整することができる(たとえば、特許第5762522号公報、特許第5744045号公報参照)。
また、第1基材と第2基材とで、色を異ならせてもよい。これにより、上下の視認性が高まるため、監視対象となる部品等に非接触通信媒体を取り付ける作業を容易化することができる。たとえば、作業者は、監視対象となる部品等により近い位置に電子部品を配置させたい場合に、第1基材および第2基材のうち、電子部品が収容されている第1基材を容易に特定することができ、かかる第1基材を監視対象となる部品等の近くに配置させることができる。
第1基材と第2基材とで、色を異ならせる場合、電子部品が収容される第1基材の色を第2基材よりも明るくしてもよい。これにより、上下の視認性を高めつつ、電子部品に熱が伝わりにくくすることができる。その他、電子部品は、明度指数が低い部材から遠く離れていることが好ましい。これにより、電子部品により熱が伝わりにくくすることができる。
電子部品は、RFIDタグに限定されるものではなく、非接触通信を行うものであれば他の電子部品であってもよい。たとえば、電子部品は、非接触通信機能を有するセンサであってもよい。また、センサは、たとえば温度センサなど、監視対象となる部品の処理環境を測定するセンサであってもよい。
非接触通信媒体が取り付けられる部品は、めっき処理される部品に限定されない。たとえば、非接触通信媒体は、金属材料の鋳造工場において製造される鋳片等の部品に取り付けられてもよい。
また、本開示による非接触通信媒体は、ゴム製品の製造工程における加硫工程での物品管理に用いられてもよい。
加硫工程とは、ゴム系の原材料の弾性限界を高めるために、上記原材料に配合した硫黄や過酸化物などを温度および時間をかけて化学反応させて分子の架橋を行う工程である。なお、加硫工程では、圧力も加えられる場合もある。加硫工程における温度は、たとえば100℃~200℃である。また、加硫工程における圧力は、たとえば0.5MPa~2MPaである。
一例として、本開示による非接触通信媒体は、リトレッドタイヤとして再生される使用済みタイヤに取り付けられてもよい。リトレッドタイヤは、使用済みタイヤの表面を削り、その上に新品のゴムシートを貼り付けた後、加硫することにより得られる。
リトレッドタイヤの加硫工程としては、リモールド方式とプレキュア方式とが知られている。リモールド方式は、使用済みタイヤの表面に未加硫のゴムシートを貼り合わせた後、金型を用いて高温・高圧で加硫する方式である。また、プレキュア方式は、使用済みタイヤの表面に加硫済みのゴムシートを貼り合わせた後、加硫缶内において低温・低圧で加硫する方式である。本開示による非接触通信媒体は、リモールド方式およびプレキュア方式のいずれにも適用可能である。特に、プレキュア方式は、少量多品種生産向けであることから、人手を介した検査工程が比較的多い。これに対し、本開示による非接触通信媒体による物品管理を行うことで、人的コストを削減することができ、リトレッドタイヤの生産効率を高めることができる。
本開示による非接触通信媒体は、ゴムシートが貼り付けられるトレッド部以外の場所に取り付けられることが好ましい。たとえば、本開示による非接触通信媒体は、使用済みタイヤの内部に配置されてもよい。
また、本開示による非接触通信媒体は、医療器具(たとえば、鉗子、持針器など)に取り付けられてもよい。
医療の分野では、医療器具の体内遺残の防止、医療器具の管理の合理化、手術中における医療器具の取り違えの防止等を如何にして実現するかが課題となっている。これに対し、本開示による非接触通信媒体を医療器具に取り付けることで、個々の医療器具をRFIDタグにより管理することが可能となることから、上記課題の解決に貢献し得る。
また、本開示による非接触通信媒体は、体内の病変部位を特定するためのマーキングに用いられてもよい。
従来のマーキング方法としては、生体用色素着色法が知られている。生体用色素着色法は、検査時に発見された体内の病変部位を色素で着色するものである。しかしながら、生体用色素着色法は、着色範囲が広く、また、時間の経過とともに色素が拡散することから、病変部位を精緻に特定することが困難である。また、その他のマーキング方法として、金属製の針やクリップを病変部位に留置する方法が提案されている。しかしながら、この方法は、手術の際にCTスキャン装置を用意する必要があることや必要以上の放射線被曝が発生するおそれがあること等が課題となっている。
本開示による非接触通信媒体をマーキングに用いる場合、まず、手術前に、本開示による非接触通信媒体を病変部位に留置する。その後、手術中において、センサアンテナを用い、たとえばRFIDタグおよびセンサアンテナ間の距離等を測定することにより、RFIDの位置すなわち病変部位の位置を推定する。
このように、本開示による非接触通信媒体をマーキングに用いる場合、本開示による非接触通信媒体は、体内に留置されることから、できるだけ小型であることが望ましい。この点、本開示の収容体を構成するセラミックスは、たとえば樹脂と比べて誘電率が高く、RFIDによる通信を阻害しにくい。このため、本開示の非接触通信媒体は、たとえば樹脂製の収容体を有する非接触通信媒体と比べて小型化することが可能である。
接着層は、収容体の外部に相対的に近い端部の方が、収容空間に相対的に近い内部よりも耐薬性樹脂を多く含有していてもよい。
耐薬性樹脂は、たとえば、接着剤51に含有されるガラス成分よりも耐薬品性が高い樹脂である。なお、耐薬性樹脂としては、たとえば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PI(ポリイミド)、PBI(ポリベンゾイミダゾール)等が挙げられる。
このように、接着層の端部に耐薬品性樹脂が多く含有されることで、酸性またはアルカリ性の液体中での使用に適した非接触通信媒体を提供することができる。
収容体における上端面および下端面の周縁部は、面取りされていてもよい。具体的には、収容体は、上端面と外周面との間にC面またはR面を有していてもよい。同様に、収容体は、下端面と外周面との間にC面またはR面を有していてもよい。かかる構成とすることにより、収容体のカケを抑制することができる。
上述した実施形態および変形例では、収容体が円柱形状を有する場合の異例について説明したが、収容体の形状は、円柱形状に限定されない。たとえば、収容体は、球形状を有していてもよい。たとえば、半球状の第1基材および第2基材を接着層によって接合されることで、球形状の収容体を得ることができる。このように、収容体を角部がない球形状とすることで、収容体20の欠けや割れなどの損傷をさらに抑制することができる。
上述してきたように、実施形態に係る非接触通信媒体(一例として、非接触通信媒体1,1A~1E,1H,1J~1N,1P~1W)は、収容体(一例として、収容体20,20E,20H,20J,20K~20N,20P~20W)と、電子部品(一例として、電子部品10)とを有する。収容体は、内部に収容空間(一例として、収容空間25,25H,25J,25N,25R,25W)を有する。電子部品は、収容空間に位置し、非接触通信を行う。また、収容体は、セラミックスからなる少なくとも2つの基材(一例として、第1基材21,21J~21N,21P~21Wおよび第2基材22,22J,22M,22N,22P~22W)と、2つの基材の間に位置し、2つの基材を接合する接着層(一例として、接着層5,5E,5H,5J,5N,5P,5R~5W)とを有する。また、接着層は、一部が収容空間に面しており、収容体の外部に相対的に近い端部(一例として、端部5a,5Ha)における気孔率が、収容空間に相対的に近い内部(一例として、内部5b,5Hb)における気孔率よりも低い。
したがって、実施形態に係る非接触通信媒体によれば、収容体の接合部分から外部の液体や気体が侵入することを抑制することができる。
実施形態に係る非接触通信媒体は、2つの基材の間の外に位置して前記接着層の前記端部を覆う被覆層(一例として、被覆層30A~30D)を有していてもよい。この場合、被覆層における気孔率は、接着層の端部における気孔率以下であってもよい。これにより、外部からの液体等の侵入をさらに抑制することができる。
被覆層(一例として、被覆層30A)は、接着層の端部と、収容体の外面のうち当該端部が露出する露出面(一例として、第1基材21および第2基材の外周面21b,22b)の一部とを覆っていてもよい。これにより、外部からの液体等の侵入をさらに抑制することができる。
被覆層(一例として、被覆層30B)は、露出面の全体に広がっていてもよい。これにより、外部からの液体等の侵入をさらに抑制することができる。
被覆層(一例として、被覆層30C)は、収容体の外面のうち露出面に連続する他の面(一例として、第1基材21の下端面21cおよび第2基材22の上端面22c)の少なくとも一部に広がっていてもよい。これにより、外部からの液体等の侵入をさらに抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 :非接触通信媒体
5 :接着層
5a :端部
5b :内部
10 :電子部品
20 :収容体
21 :第1基材
22 :第2基材
25 :収容空間
30A~30D:被覆層
51 :接着剤
52 :封孔剤
511 :空隙

Claims (7)

  1. 内部に収容空間を有する収容体と、
    前記収容空間に位置し、非接触通信を行う電子部品と
    を有し、
    前記収容体は、
    セラミックスからなる少なくとも2つの基材と、
    前記2つの基材の間に位置し、前記2つの基材を接合する接着層と
    を有し、
    前記接着層は、一部が前記収容空間に面しており、前記収容体の外部に相対的に近い端部における気孔率が、前記収容空間に相対的に近い内部における気孔率よりも低い、非接触通信媒体。
  2. 前記2つの基材の間の外に位置して前記接着層の前記端部を覆う被覆層
    を有し、
    前記被覆層における気孔率は、前記接着層の前記端部における気孔率以下である、請求項1に記載の非接触通信媒体。
  3. 前記被覆層は、
    前記接着層の前記端部と、前記収容体の外面のうち当該端部が露出する露出面の一部とを覆う、請求項2に記載の非接触通信媒体。
  4. 前記被覆層は、
    前記露出面の全体に広がっている、請求項3に記載の非接触通信媒体。
  5. 前記被覆層は、
    前記収容体の外面のうち前記露出面に連続する他の面の少なくとも一部に広がっている、請求項4に記載の非接触通信媒体。
  6. 前記被覆層は、封孔剤からなる、請求項2~5のいずれか一つに記載の非接触通信媒体。
  7. 前記被覆層は、接着剤および封孔剤からなる、請求項2~5のいずれか一つに記載の非接触通信媒体。
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