JP7519619B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
日本国内の航空機の運航では、年間数百件の被雷が発生している。航空機の被雷が直接重大事故につながる可能性は極めて低いものの、機体外板等に発生する損傷を修理するために年間数倍、数億円規模の費用が発生していると推算されている。また、被雷を受けた機体の検査や応急処置には少なからず時間を要するため、小規模な損傷でもしばしば次便の遅延につながる。また、大規模な損傷の場合は欠航に至り、運航スケジュールに大きな影響を及ぼす。
航空機の運航は、巡航フェーズと離着陸フェーズに大別され、それぞれのフェーズに個別の気象情報支援技術が用いられる。巡航フェーズにおける雷の気象情報支援としては、気象庁が運用するLIDEN(LIghtning DEtection Network system)と呼ばれる雷監視システムを用いた情報が広く用いられている。また巡航中の航空機は回避行動をとりやすいことも合わさって、巡航フェーズの被雷はあまり発生していない。一方、被雷全体の90[%]以上が離着陸フェーズにおいて発生していると推測される。
このような航空機の被雷に関連して、雷の脅威を定量的に検出する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2010-241412号公報 特開2019-45403号公報
しかしながら、従来の技術では、どのように航空機の被雷件数を少なくするのか十分に検討されていなかった。また、上記の課題は、航空機に限られず、船舶や自動車といった他の移動体に対しても全般的に共通するところである。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、移動体の被雷件数を少なくすることができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、ある観測時刻に観測された対象空間の気象を表す気象観測データと、気象予測モデルにより予測された前記対象空間の気象を表す気象予測データとの少なくとも一方を基に導出された脅威度であって、前記観測時刻または前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報を取得する取得部と、前記対象空間上において移動体が移動すべき複数の経路を生成する生成部と、前記取得部によって取得された前記脅威度情報に基づいて、前記生成部により生成された前記複数の経路のそれぞれを評価する評価部と、前記評価部による評価結果に基づいて、前記複数の経路の中から一つの経路を選択する選択部と、を備える情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、移動体の被雷件数を少なくすることができる。
実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 実施形態に係る第1情報処理装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る第1情報処理装置の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 脅威度マップの一例を示す図である。 実施形態に係る第2情報処理装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る第2情報処理装置の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 複数の飛行経路の一例を示す図である。 生成モデルの一例を示す図である。 表示部の画面の一例を示す図である。 実施形態に係る学習装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る学習装置の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムの実施形態について説明する。
[情報処理システムの構成]
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。図示のように、情報処理システム1は、例えば、気象観測装置10と、気象予測装置20と、第1情報処理装置100と、第2情報処理装置200と、学習装置300とを備える。これらの装置は、ネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)などである。
気象観測装置10は、例えば、気象レーダやラジオゾンデといった種々のセンサを用いて観測すべき対象空間(以下、観測空間と称する)の気象を観測し、その観測結果を表すデータ(以下、気象観測データと称する)を生成する。観測空間には、移動体の移動先となる目的地やその付近の空間が含まれる。また、観測空間には、移動体が目的地に到達するまでに通過する移動経路が含まれてよい。移動体は、例えば、航空機や、船舶、ロケット、自動車、鉄道車両などである。例えば、移動体が航空機である場合、観測空間には、空港やその空港に至るまでの飛行経路が含まれてよい。以下、一例として、移動体が航空機であるものとして説明する。
気象観測装置10は、例えば、航空機が離着陸する空港の敷地内や、その付近等に設置されてもよいし、航空機に搭載されてもよい。気象観測データには、例えば、エコー強度(降水強度)や、ドップラー速度(風速)、風向、気温、湿度といった大気の状態を表す物理量が含まれる。物理量は、観測空間を複数のグリッド(メッシュともいう)で区切ったときに、それら複数のグリッドのそれぞれに対応付けられてよい。グリッドは、例えば、5[km]や20[km]間隔の正方格子状に区切られてよい。
気象予測装置20は、例えば、気象予測モデル(数値予報モデルともいう)に基づいて、気象観測装置10によって生成された気象観測データから、観測空間の将来の気象を予測し、その予測結果を表すデータ(以下、気象予測データと称する)を生成する。気象予測データには、例えば、降水強度や、風速、風向、気温、湿度といったように、気象観測データに含まれる物理量と同種の物理量が含まれてよい。気象予測データにおける物理量は、気象観測データと同様に、観測空間を区切った複数のグリッドのそれぞれに対応付けられてよい。
第1情報処理装置100は、例えば、空港の敷地内に設置される。第1情報処理装置100は、ネットワークNWを介して、気象観測装置10から気象観測データを取得するとともに、気象予測装置20から気象予測データを取得する。そして、第1情報処理装置100は、取得した気象観測データ及び気象予測データのいずれか一方または双方に基づいて、観測空間の雷の脅威を定量的に解析する。
第2情報処理装置200は、例えば、航空機内に設置される。第2情報処理装置200は、ネットワークNWを介して、第1情報処理装置100から解析結果を取得する。そして、第2情報処理装置200は、取得した解析結果に基づいて、航空機のパイロットや乗務員等に種々の情報を提供したり、航空機を制御したりする。
学習装置300は、生成モデルMDLを学習(訓練)する装置である。詳細については後述する。
[第1情報処理装置の構成]
以下、第1情報処理装置100の構成について説明する。第1情報処理装置100は、単一の装置であってもよいし、ネットワークNWを介して接続された複数の装置が互いに協働して動作するシステムであってもよい。すなわち、第1情報処理装置100は、分散コンピューティングやクラウドコンピューティングを利用したシステムに含まれる複数のコンピュータ(プロセッサ)によって実装されてもよい。
図2は、実施形態に係る第1情報処理装置100の構成の一例を示す図である。図示のように、第1情報処理装置100は、例えば、通信部102と、表示部104と、制御部110と、記憶部130とを備える。
通信部102は、例えば、NIC(Network Interface Card)や、受信機及び送信機を含む無線通信モジュールなどを含む。通信部102は、ネットワークNWを介して、気象観測装置10や気象予測装置20、第2情報処理装置200、学習装置300等と通信する。
表示部104は、各種の情報を表示するユーザインターフェースである。例えば、表示部104は、制御部110によって生成された画像を表示する。また、表示部104は、ユーザ(例えば空港局員など)からの各種の入力操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示してもよい。例えば、表示部104は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。
制御部110は、例えば、取得部112と、導出部114と、予測部116と、マップ生成部118と、出力制御部120とを備える。
制御部110の構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサが記憶部130に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部110の構成要素の一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部130は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などにより実現される。記憶部130には、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムが格納される。また、記憶部130には、プロセッサに参照されるプログラムに加えて、脅威度マップD1などが格納される。脅威度マップD1については後述する。
[第1情報処理装置の処理フロー]
以下、フローチャートに即して第1情報処理装置100の一連の処理の流れを説明する。図3は、実施形態に係る第1情報処理装置100の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し行われてよい。また、第1情報処理装置100が、分散コンピューティングやクラウドコンピューティングを利用したシステムに含まれる複数のコンピュータによって実装される場合、本フローチャートの処理の一部または全部は、複数のコンピュータによって並列処理されてよい。
まず、取得部112は、通信部102を介して、気象観測装置10から気象観測データを取得するとともに、気象予測装置20から気象予測データを取得する(ステップS100)。取得部112は、気象観測データ及び気象予測データのいずれか一方のみを取得してもよい。
次に、導出部114は、取得部112によって取得された気象観測データ及び気象予測データのうち一方または双方に基づいて、観測時刻における観測空間(例えば空港近辺や飛行経路)の雷の脅威の程度を示す指標値(以下、脅威度と称する)を導出する(ステップS102)。観測時刻とは、気象観測装置10が観測空間の気象を観測した時刻であってもよいし、気象予測装置20が気象観測データから観測空間の気象を予測した将来の時刻であってもよい。
脅威度は、例えば、「低い値(0.00~0.33)」、「中程度の値(0.33~0.66)」、「高い値(0.66~1.00)」のように、離散的な数値であってよい。脅威度の最大値は1に限られず任意の値であってよい。
例えば、導出部114は、特許文献2に記載された方法で、観測空間に着陸或いは通過する航空機が被雷する確率や、被雷によって生じる時間的損失(例えば運航の遅延時間等)や経済的損失(例えば機体の損傷度、復旧費用、及び運航遅延時間等)を、脅威度として導出する。より具体的には、導出部114は、ある関数f(x)を用いて、被雷の生起確率や時間的損失、経済的損失などを雷の脅威度として導出する。雷の脅威度は、航空機が被雷したときに人間の経済活動に及ぼす影響度と読み替えてもよい。
関数f(x)は、気象観測データや気象予測データに含まれる各物理量が説明変数xとして入力されると、雷の脅威度(被雷の生起確率、時間的損失、経済的損失等)を目的変数として出力する関数であり、例えば、f(x)=a1x1+a2x2+…のような線形関数であってよい。a1やa2は重み係数である。また、関数f(x)には、バイアス成分が含まれていてもよい。重み係数やバイアス成分は、例えば、航空機が実際に被雷したときに観測された気象観測データや気象予測データと、その被雷によって生じた時間的損失や経済的損失とに基づいて、最小二乗法等によって決定されてよい。また、関数f(x)は、特許文献2に記載されるようにニューラルネットワークによって実装されてもよい。
このように、導出部114は、関数f(x)に対して、気象観測データや気象予測データに含まれる各物理量を要素とする多次元のベクトル或いはテンソルを説明変数xとして入力し、その関数f(x)が出力した値を雷の脅威度として導出する。導出部114は、観測空間が複数のグリッドで区切られている場合、それら複数のグリッドの其々に対応付けられた物理量から、各グリッドの雷の脅威度を導出する。
次に、予測部116は、外挿法などを利用して、導出部114によって導出された雷の脅威度から、将来の時刻における観測空間の雷の脅威度を予測する(ステップS104)。観測空間が複数のグリッドで区切られている場合、予測部116は、グリッドごとに将来の雷の脅威度を予測してよい。
次に、マップ生成部118は、導出部114によって導出された雷の脅威度と、予測部116によって予測された雷の脅威度とのうち一方または双方に基づいて、グリッドごとに雷の脅威度が対応付けられたデータを、脅威度マップD1として生成する(ステップS106)。マップ生成部118は、生成した脅威度マップD1を記憶部130に記憶させる。脅威度マップD1は「脅威度情報」の一例である。
図4は、脅威度マップD1の一例を示す図である。図示のように、脅威度マップD1は、各グリッドの雷の脅威度が、輝度や彩度、色相といった画素値に置き換えられた画像データであってよい。このような脅威度マップD1は、観測時刻ごとに存在してよい。
図3のフローチャートの説明に戻る。次に、出力制御部120は、マップ生成部118によって生成された脅威度マップD1を、通信部102を介して第2情報処理装置200に送信したり、表示部104に表示させたりする(ステップS108)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
[第2情報処理装置の構成]
以下、第2情報処理装置200の構成について説明する。図5は、実施形態に係る第2情報処理装置200の構成の一例を示す図である。図示のように、第2情報処理装置200は、例えば、通信部202と、表示部204と、制御部210と、記憶部230とを備える。
通信部202は、例えば、NICや、受信機及び送信機を含む無線通信モジュールなどを含む。通信部202は、ネットワークNWを介して、第1情報処理装置100や学習装置300等と通信する。
表示部204は、各種の情報を表示するユーザインターフェースである。例えば、表示部204は、制御部210によって生成された画像を表示する。また、表示部204は、例えば、航空機のパイロット等からの各種の入力操作を受け付けるためのGUIを表示してもよい。例えば、表示部204は、LCDや有機ELディスプレイなどである。表示部204は「出力部」の一例である。
制御部210は、例えば、取得部212と、経路生成部214と、経路評価部216と、経路調整部218と、経路選択部220と、出力制御部222と、飛行制御部224とを備える。飛行制御部224は「移動制御部」の一例である。
制御部210の構成要素は、例えば、CPUやGPUなどのプロセッサが記憶部230に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部210の構成要素の一部または全部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部230は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAMなどにより実現される。記憶部230には、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムが格納される。また、記憶部230には、プロセッサによって参照されるプログラムに加えて、上述した脅威度マップD1や、生成モデルデータD2などが格納される。生成モデルデータD2は、後述する生成モデルMDLを定義した情報(プログラムまたはデータ構造)である。この生成モデルデータD2は、例えば、ネットワークNWを介して学習装置300から記憶部230にインストールされてよい。また、生成モデルデータD2が格納された可搬型の記憶媒体が、第2情報処理装置200のドライブ装置に接続された場合、生成モデルデータD2は、その可搬型の記憶媒体から記憶部230にインストールされてもよい。
[第2情報処理装置の処理フロー]
以下、フローチャートに即して第2情報処理装置200の一連の処理の流れを説明する。図6は、実施形態に係る第2情報処理装置200の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し行われてよい。
まず、取得部212は、通信部202を介して、第1情報処理装置100から脅威度マップD1を取得する(ステップS200)。
次に、経路生成部214は、第2情報処理装置200が搭載された航空機(すなわち自機)の複数の飛行経路を生成する(ステップS202)。
図7は、複数の飛行経路の一例を示す図である。図中Gxは、航空機の目的地である空港が存在するグリッドを表している。例えば、経路生成部214は、予め決められた一つの標準的な飛行経路として、現在の航空機の位置から目的地である空港までを繋ぐ一つの飛行経路R1を生成する。次に、経路生成部214は、乱数などを用いて、飛行経路R1から無作為に飛行経路R2、R3といった複数の飛行経路を生成する。なお、経路生成部214は、飛行経路R2やR3を生成せずに、単一の飛行経路R1のみを生成してもよい。
また、経路生成部214は、生成モデルデータD2によって定義された生成モデルMDLを用いて、航空機の飛行経路を生成してもよい。
図8は、生成モデルMDLの一例を示す図である。図示の例のように、生成モデルMDLは、ある時刻txにおける観測空間の雷の脅威度を表す脅威度マップD1が入力されると、同その時刻txにおける観測空間上において、航空機が移動すべき飛行経路を出力するように学習されたモデルである。
例えば、経路生成部214は、取得部212によって取得された脅威度マップD1を、学習済み(訓練済み)の生成モデルMDLに入力し、その生成モデルMDLが出力した飛行経路を、現在の観測時刻において航空機が移動すべき移動経路とする。
生成モデルMDLは、脅威度マップD1に加えて、他の種類のデータが入力されると、航空機の飛行経路を出力するように学習されてもよい。他の種類のデータは、例えば、雷の発生の有無や雷の発生回数を表すデータであってよい。他の種類のデータは、例えば、機体の損傷度や復旧費用といった被雷した航空機の被害の度合いを表すデータであってもよい。
このような生成モデルMDLは、例えば、ニューラルネットワークやサポートベクターマシン、正則化回帰、ランダムフォレスト、ガウス過程回帰といった様々なモデルによって実装されてよい。以下、一例として、生成モデルMDLがニューラルネットワークによって実装されるものとして説明する。
生成モデルMDLがニューラルネットワークによって実装される場合、生成モデルデータD2には、例えば、ニューラルネットワークを構成する複数の層のそれぞれに含まれるユニットが互いにどのように結合されるのかという結合情報や、結合されたユニット間で入出力されるデータに付与される結合係数などの各種情報が含まれる。
結合情報とは、例えば、各層に含まれるユニット数や、各ユニットの結合先のユニットの種類を指定する情報、各ユニットの活性化関数、隠れ層のユニット間に設けられたゲートなどの情報を含む。活性化関数は、例えば、正規化線形関数(ReLU関数)であってもよいし、シグモイド関数や、ステップ関数、その他の関数などであってもよい。ゲートは、例えば、活性化関数によって返される値(例えば1または0)に応じて、ユニット間で伝達されるデータを選択的に通過させたり、重み付けたりする。結合係数は、例えば、ニューラルネットワークの隠れ層において、ある層のユニットから、より深い層のユニットにデータが出力される際に、出力データに対して付与される重みを含む。また、結合係数は、各層の固有のバイアス成分などを含んでもよい。
図6のフローチャートの説明に戻る。次に、経路評価部216は、取得部212によって取得された脅威度マップD1に基づいて、経路生成部214によって生成された複数の飛行経路のそれぞれを評価する(ステップS204)。
例えば、経路評価部216は、ある評価関数に基づいて各飛行経路を評価する。評価関数は、例えば、雷の脅威度と、航空機の運用効率とを説明変数とする関数である。航空機の運用効率には、例えば、経路生成部214によって生成された飛行経路に沿って航空機が飛行したときに要する移動時間や、経路生成部214によって生成された飛行経路に沿って航空機が飛行したときに消費するエネルギー量(燃料の消費量)などが含まれる。つまり、評価関数は、雷の脅威度、移動時間、消費エネルギー量等を説明変数とする関数であってよい。
例えば、評価関数は、飛行経路上に存在するグリッドの雷の脅威度が大きいほど、より小さい評価値を出力したり、航空機の運用効率が低いほど(飛行時間が長いほど、或いはエネルギー消費量が多いほど)、より小さい評価値を出力したりする。反対に、評価関数は、飛行経路上に存在するグリッドの雷の脅威度が小さいほど、より大きい評価値を出力したり、航空機の運用効率が高いほど(飛行時間が短いほど、或いはエネルギー消費量が少ないほど)、より大きい評価値を出力したりする。
例えば、経路評価部216は、経路生成部214によって生成された複数の飛行経路のうち、評価関数によって返される評価値が大きい飛行経路ほど高く評価し、評価関数によって返される評価値が小さい飛行経路ほど低く評価する。
また、経路評価部216は、安全性やコストといった観点から、更に細かく飛行経路を評価してもよい。例えば、経路評価部216は、雷の脅威度が低いことで大きな評価値となった飛行経路については、安全性が高い飛行経路であると評価してよい。また、経路評価部216は、飛行時間が短かったり、エネルギー消費量が少なかったりすることで大きな評価値となった飛行経路については、コストが低い飛行経路であると評価してよい。
なお、経路生成部214が生成モデルMDLを利用して航空機の飛行経路を生成した場合、S204の処理は省略されてもよい。例えば、不特定多数の航空機の過去の飛行履歴データから、被雷しなかった或いは被雷したもののその時間的損失や経済的損失が小さかった飛行履歴データを抽出し、その抽出した飛行履歴データを使用して生成モデルMDLを事前に学習しておくことが考えられる。このような場合、既に生成モデルMDLが評価関数を学習していることが期待される。すなわち、生成モデルMDLが、評価の高い飛行経路のみを生成し得る。そのため、経路評価部216は、生成モデルMDLを利用して航空機の飛行経路が生成された場合、飛行経路の評価を省略してもよい。
次に、経路調整部218は、経路評価部216によって評価された複数の飛行経路のうち最も評価の高い飛行経路を、更に評価関数の評価値が向上するように調整する(ステップS206)。また、経路調整部218は、最も評価の高い飛行経路だけに限られず、経路評価部216によって評価された他の飛行経路についても、評価関数の評価値が向上するように調整してもよい。
例えば、経路調整部218は、最適化アルゴリズムを利用して、飛行経路の緯度や経度、高度などを調整してよい。最適化アルゴリズムは、例えば、勾配法や遺伝的アルゴリズムなどである。勾配法は、例えば、最急降下法や確率的勾配降下法などであってよい
次に、経路選択部220は、経路評価部216によって評価された複数の飛行経路(経路調整部218によって調整された飛行経路も含む)の評価結果に基づいて、それら複数の飛行経路の中から、最適な飛行経路を選択する(ステップS208)。例えば、経路選択部220は、複数の飛行経路の中で最も評価関数の評価値が大きい飛行経路を、最適な飛行経路として選択してよい。
次に、出力制御部222は、経路選択部220によって選択された最適な飛行経路を表す情報を、表示部204に画像として表示させたり、スピーカ(不図示)に音声として出力させたりする(ステップS210)。
また、出力制御部222は、通信部202を介して、空港の第1情報処理装置100に最適な飛行経路を表す情報を送信してもよい。第1情報処理装置100の出力制御部120は、通信部102によって最適な飛行経路を表す情報が受信されると、その情報を表示部104に表示されてよい。これによって、空港の管制官などに最適な飛行経路を知らせることができる。
また、出力制御部222は、経路選択部220の選択対象である複数の飛行経路のそれぞれを表す情報を、表示部204に画像として表示させたり、スピーカに音声として出力させたりしてもよい。この際、出力制御部222は、各飛行経路に対する経路評価部216の評価結果を併せて出力してよい。スピーカは「出力部」の他の例である。
図9は、表示部204の画面の一例を示す図である。図示の例のように、出力制御部222は、飛行経路R1、R2、R3のそれぞれに対して評価結果を対応付けた画像を表示部204に表示させてよい。図示の例では、目的地(グリッドGx)に至るまでに最も飛行距離が長い飛行経路R1の評価結果は、安全性が中程度のランクであり、コストが高いランクであることを表している。また、飛行経路R1よりも飛行距離が短い飛行経路R2の評価結果は、安全性が高いランクであり、コストが中程度のランクであることを表している。また、最も飛行距離が短い飛行経路R3の評価結果は、安全性が中程度のランクであり、コストが低いランクであることを表している。このように、複数の飛行経路は、安全性やコストといった観点からランキングされてよい。
例えば、図9に例示するような画面が表示部204に表示された場合、航空機のパイロットなどが、評価結果を参照するとともに、経験や目視で確認した上空の気象状態などを踏まえて、複数の飛行経路の中から一つの飛行経路を選択する場合がある。つまり、入力部206には、飛行経路を選択する操作が入力される場合がある。この場合、経路選択部220は、経路評価部216の評価結果よりも入力部206に対する入力操作を優先的に参照して、複数の飛行経路の中から一つの飛行経路を選択してもよい。
例えば、飛行経路R1、R2、R3の中で最も評価値が高い飛行経路がR2であるときに、パイロットが飛行経路R2ではなく飛行経路R3を選択したとする。この場合、経路選択部220は、最も評価値が高い飛行経路R2を最適な飛行経路として選択する代わりに、パイロットが選択した飛行経路R3を最適な飛行経路として選択する。このように、経路選択部220は、インタラクティブに最適な飛行経路を選択してもよい。このような操作は、その場の周辺状況から、予め決められた評価関数とは異なる基準で経路選択すべきだと判断できる場合に特に有用である。その場の周辺状況とは、例えば、予め想定していない別の大きなリスクが発生している状況等である。
図6のフローチャートの説明に戻る。次に、飛行制御部224は、経路選択部220によって選択された最適な飛行経路に基づいて、航空機をオートノマス或いはオートパイロットで飛行させる(ステップS212)。オートノマスとは、パイロットの操作が介入せずに自動的に航空機を飛行させるモードである。オートパイロットは、パイロットの一部操作を介入しながら自動的に航空機を飛行させるモードである。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
[学習装置の構成]
以下、学習装置300の構成について説明する。学習装置300は、第1情報処理装置100と同様に、単一の装置であってもよいし、ネットワークNWを介して接続された複数の装置が互いに協働して動作するシステムであってもよい。すなわち、学習装置300は、分散コンピューティングやクラウドコンピューティングを利用したシステムに含まれる複数のコンピュータ(プロセッサ)によって実装されてもよい。
図10は、実施形態に係る学習装置300の構成の一例を示す図である。図示のように、学習装置300は、例えば、通信部302と、制御部310と、記憶部330とを備える。
通信部302は、例えば、NICや、受信機及び送信機を含む無線通信モジュールなどを含む。通信部302は、ネットワークNWを介して、第1情報処理装置100や第2情報処理装置200等と通信する。
制御部310は、例えば、取得部312と、学習部314とを備える。制御部310の構成要素は、例えば、CPUやGPUなどのプロセッサが記憶部330に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部310の構成要素の一部または全部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部330は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAMなどにより実現される。記憶部330には、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムが格納される。また、記憶部330には、プロセッサによって参照されるプログラムに加えて、上述した生成モデルデータD2や教師データD3などが格納される。
教師データD3は、生成モデルMDLを学習(訓練)するためのデータである。例えば、教師データD3は、ある時刻txにおける観測空間の雷の脅威度を表す脅威度マップD1に対して、同じ時刻txにおける観測空間上において航空機が被雷しなかった飛行経路が教師ラベル(ターゲットともいう)として対応付けられたデータセットである。また、教師データD3は、脅威度マップD1と、他の種類のデータとの組み合わせに対して、航空機が被雷しなかった飛行経路が教師ラベルとして対応付けられたデータセットであってもよい。他の種類のデータは、上述したように、雷の発生の有無や発生回数、被雷した航空機の被害の度合い等を表すデータである。このような教師データD3は、不特定多数の航空機の過去の飛行履歴データから抽出されてよい。
[学習装置の処理フロー]
以下、フローチャートに即して学習装置300の一連の処理の流れを説明する。図11は、実施形態に係る学習装置300の一連の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し行われてよい。また、学習装置300が、分散コンピューティングやクラウドコンピューティングを利用したシステムに含まれる複数のコンピュータによって実装される場合、本フローチャートの処理の一部または全部は、複数のコンピュータによって並列処理されてよい。
まず、取得部312は、記憶部330に格納された教師データD3から、入力データである脅威度マップD1を取得する(ステップS300)。
次に、学習部314は、取得部312によって取得された脅威度マップD1を、未学習の生成モデルMDLに入力する(ステップS302)。
次に、学習部314は、生成モデルMDLによって出力された飛行経路を、生成モデルMDLから取得する(ステップS304)。
次に、学習部314は、生成モデルMDLから取得した飛行経路と、生成モデルMDLに入力した脅威度マップD1に教師ラベルとして対応付けられていた飛行経路との差分(損失ともいう)を算出する(ステップS306)。
次に、学習部314は、算出した差分が小さくなるように生成モデルMDLを学習する(ステップS308)。例えば、学習部314は、差分が小さくなるように、生成モデルMDLのパラメータである重み係数やバイアス成分などを確率的勾配降下法などを用いて決定(更新)してよい。
学習部314は、学習した生成モデルMDLを記憶部230に生成モデルデータD2として記憶させる。
このように、学習部314は、S300からS308の処理を繰り返し行い(イタレーションを行い)、生成モデルMDLを学習する。そして、学習部314は、十分に学習した学習済みの生成モデルMDLを定義した生成モデルデータD2を、例えば、通信部302を介して第2情報処理装置200に送信する。これによって本フローチャートの処理が終了する。
以上説明した実施形態によれば、第2情報処理装置200が、ある観測時刻における観測空間の気象観測データ及び気象予測データの少なくとも一方を基に生成された脅威度マップD1を取得する。第2情報処理装置200は、観測空間上において航空機が飛行すべき複数の飛行経路を生成する。第2情報処理装置200は、取得した脅威度マップD1に基づいて、生成した複数の飛行経路のそれぞれを評価する。第2情報処理装置200は、複数の飛行経路のそれぞれの評価結果に基づいて、複数の飛行経路の中から最適な飛行経路を選択する。更に、第2情報処理装置200は、選択した最適な飛行経路を表す情報を、航空機のパイロットや空港の管制官等に提供したり、最適な飛行経路を基に航空機を制御したりする。これによって、航空機の被雷件数を少なくすることができる。この結果、被雷による航空機の時間的損失や経済的損失を低減することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…情報処理システム、10…気象観測装置、20…気象予測装置、100…第1情報処理装置、102…通信部、104…表示部、110…制御部、112…取得部、114…導出部、116…予測部、118…マップ生成部、120…出力制御部、130…記憶部、200…第2情報処理装置、202…通信部、204…表示部、206…入力部、210…制御部、212…取得部、214…経路生成部、216…経路評価部、218…経路調整部、220…経路選択部、222…出力制御部、224…飛行制御部、300…学習装置、302…通信部、310…制御部、312…取得部、314…学習部、330…記憶部

Claims (11)

  1. ある観測時刻に観測された対象空間の気象を表す気象観測データと、気象予測モデルにより前記観測時刻の前記気象観測データから予測された前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の気象を表す気象予測データとの少なくとも一方を基に導出された脅威度であって、前記観測時刻または前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報を取得する取得部と、
    前記対象空間上において移動体が移動すべき複数の経路を生成する生成部と、
    前記取得部によって取得された前記脅威度情報に基づいて、前記生成部により生成された前記複数の経路のそれぞれを評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果に基づいて、前記複数の経路の中から一つの経路を選択する選択部と、を備え、
    前記生成部は、ある対象時刻における前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報に対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が移動すべき経路が対応付けられた教師データに基づいて学習された機械学習モデルである学習済みモデルに、前記取得部によって取得された前記脅威度情報を入力し、前記脅威度情報が入力された前記学習済みモデルの出力結果に基づいて、前記観測時刻の前記対象空間上において前記移動体が移動すべき複数の経路を生成
    前記対象空間は、複数のグリッドによって区切られており、
    前記脅威度情報は、前記複数のグリッドのそれぞれに対応付けられた雷の脅威度が所定の画素値に置き換えられた画像データである脅威度マップであり、
    前記教師データは、少なくとも前記対象時刻における前記脅威度マップに対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が被雷しなかった経路が対応付けられたデータセットである、
    情報処理装置。
  2. 前記評価部は、前記脅威度と、前記移動体の運用効率とのそれぞれを説明変数とする評価関数に基づいて、前記複数の経路のそれぞれを評価する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記評価関数は、前記脅威度が大きいほど、又は前記移動体の運用効率が低いほど、前記経路を低く評価し、前記脅威度が小さいほど、又は前記移動体の運用効率が高いほど、前記経路を高く評価する関数である、
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記移動体の運用効率には、前記経路に沿って前記移動体が移動したときに要する移動時間と、前記経路に沿って前記移動体が移動したときに消費するエネルギー量とが含まれる、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択部によって選択された前記経路に基づいて、前記移動体の移動を制御する移動制御部を更に備える、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 情報を出力する出力部と、
    前記選択部によって選択された前記経路を表す情報を、前記出力部に出力させる出力制御部と、を更に備える、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. ユーザの入力操作が入力される入力部を更に備え、
    前記出力制御部は、前記評価部によって評価された前記複数の経路のそれぞれを表す情報を、前記出力部に出力させ、
    前記選択部は、前記出力部によって前記複数の経路のそれぞれを表す情報が出力された後に、前記入力部に対して、前記複数の経路のうちいずれか一つを選択する操作が入力された場合、前記評価部の評価結果よりも前記入力部に対する入力操作を優先的に参照して、前記複数の経路の中から一つの経路を選択する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力制御部は、各経路に対して前記評価部の評価結果が対応付けられた情報を、前記出力部に出力させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. ある観測時刻に観測された対象空間の気象を表す気象観測データと、気象予測モデルにより前記観測時刻の前記気象観測データから予測された前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の気象を表す気象予測データとの少なくとも一方を基に導出された脅威度であって、前記観測時刻または前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報を取得する取得部と、
    ある対象時刻における前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報に対して、前記対象時刻における前記対象空間上において移動体が移動すべき経路が対応付けられた教師データに基づいて学習された機械学習モデルである学習済みモデルに、前記取得部によって取得された前記脅威度情報を入力し、前記脅威度情報が入力された前記学習済みモデルの出力結果に基づいて、前記観測時刻の前記対象空間上において前記移動体が移動すべき経路を生成する生成部と、を備え、
    前記対象空間は、複数のグリッドによって区切られており、
    前記脅威度情報は、前記複数のグリッドのそれぞれに対応付けられた雷の脅威度が所定の画素値に置き換えられた画像データである脅威度マップであり、
    前記教師データは、少なくとも前記対象時刻における前記脅威度マップに対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が被雷しなかった経路が対応付けられたデータセットである、
    報処理装置。
  10. コンピュータが、
    ある観測時刻に観測された対象空間の気象を表す気象観測データと、気象予測モデルにより前記観測時刻の前記気象観測データから予測された前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の気象を表す気象予測データとの少なくとも一方を基に導出された脅威度であって、前記観測時刻または前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報を取得し、
    前記対象空間上において移動体が移動すべき複数の経路を生成し、
    取得した前記脅威度情報に基づいて、生成した前記複数の経路のそれぞれを評価し、
    前記複数の経路のそれぞれの評価結果に基づいて、前記複数の経路の中から一つの経路を選択し、
    ある対象時刻における前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報に対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が移動すべき経路が対応付けられた教師データに基づいて学習された機械学習モデルである学習済みモデルに、取得した前記脅威度情報を入力し、
    前記脅威度情報が入力された前記学習済みモデルの出力結果に基づいて、前記観測時刻の前記対象空間上において前記移動体が移動すべき複数の経路を生成
    前記対象空間は、複数のグリッドによって区切られており、
    前記脅威度情報は、前記複数のグリッドのそれぞれに対応付けられた雷の脅威度が所定の画素値に置き換えられた画像データである脅威度マップであり、
    前記教師データは、少なくとも前記対象時刻における前記脅威度マップに対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が被雷しなかった経路が対応付けられたデータセットである、
    情報処理方法。
  11. コンピュータに実行させるためのプログラムであって
    ある観測時刻に観測された対象空間の気象を表す気象観測データと、気象予測モデルにより前記観測時刻の前記気象観測データから予測された前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の気象を表す気象予測データとの少なくとも一方を基に導出された脅威度であって、前記観測時刻または前記観測時刻よりも将来の時刻の前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報を取得すること、
    前記対象空間上において移動体が移動すべき複数の経路を生成すること、
    取得した前記脅威度情報に基づいて、生成した前記複数の経路のそれぞれを評価すること、
    前記複数の経路のそれぞれの評価結果に基づいて、前記複数の経路の中から一つの経路を選択すること、
    ある対象時刻における前記対象空間の雷の脅威度を示す脅威度情報に対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が移動すべき経路が対応付けられた教師データに基づいて学習された機械学習モデルである学習済みモデルに、取得した前記脅威度情報を入力すること、
    前記脅威度情報が入力された前記学習済みモデルの出力結果に基づいて、前記観測時刻の前記対象空間上において前記移動体が移動すべき複数の経路を生成すること、を含み、
    前記対象空間は、複数のグリッドによって区切られており、
    前記脅威度情報は、前記複数のグリッドのそれぞれに対応付けられた雷の脅威度が所定の画素値に置き換えられた画像データである脅威度マップであり、
    前記教師データは、少なくとも前記対象時刻における前記脅威度マップに対して、前記対象時刻における前記対象空間上において前記移動体が被雷しなかった経路が対応付けられたデータセットである、
    ログラム。
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