JP7520331B1 - プログラム、サーバ、端末装置、情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記開示基準等のそれぞれにおいては、通常、複数種類の指標が規定され、それぞれの種類の指標についてデータが算出されることを踏まえ、以下では、複数の指標の種類を示すセットのことを「ESGに関する指標セット」または単に「指標セット」といい、また、複数種類の指標の値等の内容であるデータのことを「ESGに関する指標データセット」または「指標データセット」という。なお、「指標セット」には、通常、複数種類の指標が含まれるが、指標が1種類である場合も含まれ得る。
図1は、実施の形態1に係る情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。情報処理システム1は、図1に示すように、サーバ2、要求元端末3、および、要求先端末4が、ネットワーク5を介して接続されたシステムである。要求先端末4には、ESG関連データが記憶されたデータベース(以下「DB」という。)6が接続されている。ネットワーク5としては、既存の電気通信回線が利用できる。ネットワーク5は、例えば、インターネットである。
なお、図1では、要求元端末3を1つのみ示しているが、ネットワーク5には、複数の要求元端末3が接続され得る。また、図1では、要求先端末4を1つのみ示しているが、ネットワーク5には、複数の要求先端末4が接続され得る。
以下では、ネットワーク5に1つの要求元端末3および要求先端末4が接続される場合を例に説明を行う。
記憶部23に記憶されているESGに関する指標セットは、国内外のESG評価機関、各種ESG開示基準、または、ESGに関する法定開示書類等において、それぞれ規定されている複数種類の指標のセットのうち、1または複数のものである。このような指標セットには、例えば、FTSE、MSCI、S&P CSA、CDP、サステナリティクス、または、ISS ESG等のESG評価機関によって規定される指標セットのほか、女性活躍推進法等の法令もしくは規則、ISSB等、または、有価証券報告書等の法定開示書類によって規定される指標セットがある。それぞれの指標セットは、例えば、固有のID(以下「指標セットID」という。)が付されるとともに、各指標セットの指標セットIDと当該指標セットを示す固有の名称とが紐づけられて記憶部23に記憶されることによって、管理される。
各種類の指標は、例えば、固有のID(以下「指標ID」という。)が付されるとともに、各指標の指標IDと、当該指標を含む指標セットの指標セットIDとが紐づけられて記憶部23に記憶されることによって、管理される。
ここで、指標セットには、要求元端末3によって任意に設定された指標が追加で含まれてもよい。例えば、要求先組織が海上輸送を生業とする企業である場合に、要求元端末3から「海上男性従業員数」または「陸上男性従業員数」が追加する指標として設定されると、サーバ2は、指標を示す情報を含めた入力依頼を生成する。
指標データセットには、指定された指標セットに対応する数値データが含まれる。指標データセットには、数値データに加え、上記指標セットに対応するテキストデータが含まれていてもよい。以下の本実施の形態の説明においては、「算出された指標データセット」と表現される場合であっても、その「指標データセット」には、数値データとテキストデータの両方が含まれるものとする。
また、指標データセットは、ある1つの要求先組織から収集された複数の指標セットにそれぞれ対応する複数のESG関連データから算出されたものであってもよいし、互いに異なる複数の要求先組織からそれぞれ収集された複数の指標セットに対応する複数のESG関連データセットからさらに算出されたものであってもよい。
例えば、ESG関連データは、ESGに関する指標データセットに含まれるデータ自体ということもあり得る。ESG関連データは、そのデータを示す固有の名称に紐付けられて、後述するDB6または記憶部45もしくはその両方に記憶されている。
例えば、ESG関連データが要求先組織における労働者の人事データである場合、「固有の名称」には、労働者の「労働者ID」、「氏名」、「生年月日」、「入社日」、「入射区分」、「退社日」、「勤続年数」、「国籍」、「所属部門」、「雇用契約類」、「雇用契約期間」、「役職」、および、「従事する業務」等がある。
「固有の名称」は、テキストデータである。さらに、「固有の名称」には、固有のID(以下「データID」という。)が紐付けられている。
さらに、複数の「固有の名称」が示す複数のESG関連データを含むデータセットは、このデータセットを示す「固有の名称」に紐付けられて管理されてもよい。例えば、「固有の名称」が「労働者ID」であるデータと「固有の名称」が「氏名」であるデータとを含むデータセットに対しては「個人情報」という「固有の名称」が紐付けられてもよい。
また、ESG関連データには、社会(S)データとして、例えば、組織を構成する人員の属性の多様性(ダイバーシティ)に関するデータ、および、人員の働き方(ワークスタイル)に関するデータ等がある。ダイバーシティに関するデータは、ダイバーシティの推進度合いを示しており、例えば、性別、国籍、年齢別の人数割合が挙げられる。ワークスタイルに関するデータは、多様で柔軟な働き方の実現度合いを示すものであり、例えば、有給休暇取得率、育児休暇取得率、または、リモートワーク制度申請率等がある。社会(S)データには、組織を構成する人員を個人として特定可能なデータ(以下、個人データという。)が含まれ得る。個人データには、例えば、人員の氏名、住所、および、個人の電話番号等が挙げられる。
さらに、例えば、ESG関連データには、企業統治(G)に関するデータとして、例えば、原材料の調達の多様性(サスティナブル調達)に関するデータ、および、年間の腐敗件数に関するデータ等がある。サスティナブル調達に関するデータには、サプライヤーによるESGの取組を点数化したESG評価等が含まれる。年間の腐敗件数に関するデータには、贈収賄の法的措置を受けた件数が含まれる。
要求先端末4には、入力依頼の回答データとしてESG関連データが入力される。
以下の本実施の形態の説明においては、「算出された集計データ」と表現される場合であっても、その「集計データ」には、数値データとテキストデータとの両方があるものとする。例えば、要求先端末4においては、サーバ2から受信した入力依頼の回答データとしてESG関連データがDB6から収集され、収集された複数のESG関連データのうち一部がそのまま、別の一部が集計データとして、サーバ2に送信される。
サーバ2へそのまま送信されるESG関連データには、数値データ、要求先組織を構成する人員の個人データ、または、数値で回答できないテキストデータ等が含まれ得る。
集計データとされるESG関連データには、個人データを含むESG関連データが含まれ得るが、要求先端末4からサーバ2へ送信される集計データは、要求先端末4において個人データが含まれないデータとしてもよい。これにより、サーバ2および要求元端末3への個人データの拡散が防止される。
サーバ2は、ネットワーク5を介して、要求先組織におけるESGに関する指標データセットの算出をサポートするサービスを要求元組織の利用者に提供する。例えば、本サービスの利用を希望する者は、自身の使用する要求元端末3からサーバ2にアクセスして所定の手続きを行うことにより、サービスの利用者として登録を行うことができる。所定の手続きには、例えば、利用者を識別するための識別情報の登録処理が含まれる。
サーバ2においては、登録された利用者に固有のID(以下「利用者ID」という。)を付して、利用者IDと識別情報を紐付けて記憶部23に記憶する。サービスの利用者への提供は、例えば、要求元端末3にインストールされているサービス用アプリを通じて行われる。なお、サーバ2は、物理的に1台の端末で構成されていてもよく、複数台の端末で構成されていてもよい。
演算部22の演算処理に用いられるデータには、要求先となり得る組織の連絡先情報、指標ID、指標セットID、これらに対応する指標および指標セットを示す「固有の名称」のテキストデータ、利用者ID、入力依頼作成画面データ、入力依頼画面データ、ESG関連データを入力するためのフォーマット、および、フォーマットをダウンロード可能なリンク先であるURLを示す情報等がある。
要求先組織となり得る組織の連絡先情報は、入力依頼を送信する当該組織の連絡先情報であり、例えば、組織に所属する人員のうち、入力依頼に回答する担当者として本サービスに登録されたものの連絡先を示す情報(例えば、電子メールアドレス、または、サービス用アプリのアプリ内通知等)である。
入力依頼作成画面データは、要求先組織と指標セットとを指定させるための画面データであり、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)等の構造化言語で作成されている。
入力依頼画面データは、指定された要求先組織における、指定された指標セットに対応するESG関連データを入力させるための画面データであり、例えば、HTML等の構造化言語で作成されている。入力依頼画面データは、指標セットIDに紐付けられて記憶部23に記憶される。
フォーマットは、指定された指標セットに対応するESG関連データが収集項目ごとに設定される電子ファイルであり、例えば、指標セットに対応する収集項目ごとにデータが設定されるテーブル形式の電子ファイルである。例えば、収集項目は、指標セットIDに紐付けられている。フォーマットでは、DB6等のデータ源から収集されたデータが収集項目に設定され、複数の収集項目にそれぞれ設定された数値データに予め定められた計算が実行される。さらに、フォーマットが、複数のテーブル形式のファイルを有する場合、各ファイルにおいてデータの収集、設定および演算を実行することができ、ファイル間においてデータの収集、設定および演算が可能である。
なお、記憶部23は、サーバ2からアクセス可能であればよく、サーバ2の外部に備えてもよい。
送信部221は、要求元端末3から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末4へ指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する(送信ステップ)。以下、入力依頼はフォーマットを使用する場合を示すが、要求元端末3から指定された指標セットに対応するESG関連データを収集し、収集したデータから集計データを算出可能なものであれば、特定のフォーマットに限定されるものではない。
例えば、送信部221は、ネットワーク5を介して要求元端末3からアクセスされると、利用者IDを基に要求元端末3の利用者がサービスの利用者であるか否かを認証する。要求元端末3の利用者がサービスの利用者であると認証されると、送信部221は、入力依頼を送信する送信ステップを実行する前のタイミングで指標指定ステップを実行する。
指標指定ステップにおいて、送信部221は、記憶部23から読み出された入力依頼作成画面データに基づいて、要求先組織と指標セットを指定させるための入力依頼作成画面を含むユーザインタフェース(以下「UI」という。)を要求元端末3に表示する。
例えば、入力依頼作成画面は、要求元端末3にインストールされたブラウザアプリにより、Web画面として表示される。また、入力依頼作成画面は、要求元端末3にインストールされたサービス専用アプリにより、サーバ2からダウンロードされた入力依頼作成画面データに基づいて要求元端末3に表示されるものであってもよい。
要求元端末3が備える操作部34の操作によって入力依頼作成画面において要求先組織および指標セットの選択操作が行われると、その選択操作を示す操作情報が要求元端末3からサーバ2へ送信される。
記憶部23には、入力依頼作成画面データが示す画面内の特定の選択領域を示す情報に紐付けられて、要求先組織の連絡先情報および指標セットIDが記憶されている。
送信部221は、要求元端末3から受信した操作情報に基づいて、入力依頼作成画面内の選択領域を特定し、特定された選択領域に紐付けられた要求先組織の連絡先情報および指標セットIDを、記憶部23から特定する。
なお、入力依頼作成の具体例は、後述する図5~図8を用いて説明する。
入力依頼画面では、指定されたESG関連データを入力するためのフォーマットを要求先端末4がダウンロード可能なリンク先を示すリンク先情報を選択可能である。
要求先端末4が備える操作部44の操作によって、入力依頼画面におけるリンク先情報の選択操作が行われると、当該フォーマットは要求先端末4にダウンロードされる。
リンク先情報は、要求先端末4からアクセス可能なリンク先であって、フォーマットを要求先端末4からダウンロード可能なURLである。要求先端末4は、当該URLにアクセスしてフォーマットをダウンロードして使用することができる。また、当該URLは、要求先端末4がWeb画面上でフォーマットを使用可能なWebサイトのURLであってもよい。つまり、以下の本実施の形態の説明において「フォーマットのダウンロード」と表現されても、フォーマットを要求先端末4にダウンロードするだけでなくWeb画面上で使用することも含まれる。
要求先端末4においては、フォーマットへのESG関連データの入力、および、フォーマットに入力されたESG関連データを用いた集計データの算出が行われ、算出された集計データがサーバ2に送信される。
例えば、UIに含まれる入力依頼作成画面内に上記指標候補を選択するための選択領域を設定し、この選択領域を示す情報に紐付けて指標候補の指標セットIDを記憶部23に記憶しておく。送信部221は、操作部34による入力依頼作成画面内の当該選択領域に対する操作情報に基づいて、記憶部23から、当該選択領域に紐付けられた要求先組織の連絡先情報と指標候補の指標セットIDを特定する。さらに、送信部221は、指定された指標セットIDに紐付けられた入力依頼画面データを、記憶部23から特定する。
送信ステップにおいて、送信部221は、要求先組織の連絡先情報、指標セットID、および、入力依頼画面データに基づいて、要求元端末3から指定された指標セットに対応するESG関連データを入力させるための入力依頼画面を含むUIを要求先端末4に表示する。
例えば、記憶部23には、管理情報が記憶されている。管理情報取得ステップにおいて、送信部221は、記憶部23に記憶されている管理情報のうち、要求元端末3から指定された管理情報を取得する。管理情報には、要求先特定情報が含まれる。要求先特定情報は、要求先端末4と紐付けられた、要求先組織を特定するための情報であり、例えば、組織名である、会社名または部署名に加え、要求先組織の連絡先情報である担当者名、メールアドレス、電話番号、および、固有ID等が含まれる。また、要求先特定情報には、例えば、会社名等を示すテキストデータと、これに紐付けられた指標IDとが含まれる。
管理情報には、要求先特定情報に加え、タグが含まれてもよい。タグは、要求先組織の特性を示す情報である。なお、「タグ」は、サービスの利用者(要求元)が任意に設定可能である。例えば、「100-999人」等の「企業人数規模」、「大・中小企業」、または、株式の持分等に応じて「連結会社かそうでないか」といった「タグ」が利用される。タグには、例えば、組織がある「地域名」等を示すテキストデータと、これに紐付けられた指標IDが含まれる。
管理情報には、指標IDが紐付けられている。この指標IDは、入力依頼画面内の選択領域を示す情報にも紐付けられて記憶部23に記憶されている。
例えば、操作部34を用いて、入力依頼作成画面内の「組織名」等の要求先特定情報を含む管理情報に紐付けられた「選択領域」の選択操作が行われると、要求元端末3は、ネットワーク5を介して、その選択操作を示す操作情報をサーバ2へ送信する。例えば、「選択領域」は、後述する図6に示す「会社名」の隣に配置された「チェックボックス」である。
また、「選択領域」は、管理情報に含まれる要求先特定情報またはタグの両方またはいずれかに紐付けられていてもよい。例えば、「選択領域」が「チェックボックス」である場合、要求先特定情報である「会社名」または「連絡先情報」等に「チェックボックス」が設定されてもよいし、「地域名」等のタグに「チェックボックス」が設定されてもよい。要求元の利用者は、操作部34を用いて、入力依頼作成画面に表示された、要求先特定情報である「会社名」等を示すテキストデータの「チェックボックス」を選択することができ、あるいは、タグである「地域名」等を示すテキストデータの「チェックボックス」を選択することができる。
送信部221は、受信された操作情報に基づいて、操作された「選択領域」に紐付けられた指標IDを特定し、特定された指標IDに紐付けられた管理情報を特定し、特定された管理情報に含まれる要求先特定情報である上記連絡先情報を記憶部23から特定し、特定された連絡先情報を入力依頼の送信先に決定する。
また、地域によっては、「性別」を示す情報を取得できない場合がある。その場合に対処するため、例えば、記憶部23に、「性別」を示す情報を取得できない地域の組織であることを示す特性情報を、「地域名」のタグの指標IDに紐付けて記憶しておく。この地域を示すタグが指定され、それに紐付けられた指標IDにより記憶部23から上記地域であることが特定されると、送信部221は、その地域に特化したリクエストを含む入力依頼を作成してもよい。リクエストとしては、例えば、「性別」を間接的に示す数値データ(女性は「0」、男性は「1」等)があるならば、当該数値データの入力を要求すること等が考えられる。
なお、管理情報取得ステップの具体例は、後述する図6を用いて説明する。
例えば、要求先端末4は、集計データの算出が完了すると、算出した集計データの送信をサーバ2に通知する。取得部222は、要求先端末4からの通知に応じて、通信部21により、ネットワーク5を介して要求先端末4と通信を行い、集計データを要求先端末4から受信する。
要求元端末3は、ESGに関する指標セットを指定するための上記入力依頼作成画面を含むUIを表示可能な端末であれば、どのような形態の端末であってもよい。また、要求元端末3は、ネットワーク5を介して、サーバ2と通信可能な端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末またはPC(Personal Computer)である。要求元端末3には、上記UIを利用するためのサービス専用アプリがインストールされていてもよいし、SaaS(Software as a Service)の形態でUIを利用するものであってもよい。
上記UIをSaaSの形態で利用する場合には、上記UIを用いて入力依頼を作成するアプリケーションはサーバ2が実行するので、要求元端末3には、サービス専用アプリをインストールすることなく、Webブラウザ上で入力依頼が作成される。
要求先端末4は、要求元端末3から指定されたESGに関する指標データセットの算出に用いられる集計データを算出可能な端末装置であればどのような形態の端末であってもよい。要求先端末4は、ネットワーク5を介してサーバ2と通信可能な端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末またはPCである。要求先端末4には、集計データを算出するためのサービス専用アプリがインストールされている。
また、サービス専用アプリをSaaSの形態で利用する場合、このアプリケーションはサーバ2が実行するので、要求先端末4には、サービス専用アプリをインストールすることなく、Webブラウザ上でサービスが提供される。
例えば、受信部421は、入力依頼画面データを受信し、受信した入力依頼画面データに基づいて、入力依頼画面を表示部43に表示する。ESG関連データを入力するためのフォーマットをダウンロード可能なURLが入力依頼画面に設定されている場合、受信部421が当該URLにアクセスしてフォーマットをダウンロードする(DLステップ)。受信部421によってダウンロードされたフォーマットは、取得部422に出力される。または、取得部422が、表示部43に表示されたWeb画面上で、当該フォーマットの使用が可能な状態になる。
例えば、人事区分のESG関連データを入力するためのフォーマットでは、親会社と子会社との間で役職名とその区分といった人事区分が類似する傾向が高い。そこで、親会社が要求元組織であり、子会社が要求先組織である場合、送信部221は、親会社の人事区分を収集項目としたフォーマットを入力依頼に用いてもよい。
また、労働者区分は、同一の国において基本的にどの会社でも同様なものである場合が多い。そこで、送信部221は、指定された要求先組織がある国で一般的な労働者区分を収集項目としたフォーマットを入力依頼に用いてもよい。例えば、国ごとに、その国で一般的な労働者区分を収集項目としたフォーマットを記憶部23に記憶しておく。送信部221は、指定されたタグが示す国に対応するフォーマットを記憶部23から選択して入力依頼に用いる。
また、フォーマットが複数のテーブル形式のファイルを有する場合、集計部423は、ファイル間でのデータ演算により集計データを算出してもよい。
例えば、要求元端末3から、親会社が要求先組織として指定され、さらに複数の子会社も要求先組織として指定された場合、親会社の要求先端末4には、上記のフォーマットとして複数の子会社の端末から複数の集計データがアップロードされる。この場合、親会社の要求先端末4が備える集計部423は、例えば、アップロードされた複数のファイルに対し同一項目に設定された数値データを加算する等のファイル間のデータ演算を行うことにより、サーバ2へ送信する集計データを算出する。
なお、図1においては、DB6が要求先端末4に接続されている構成を示したが、要求先端末4からデータ収集が可能な記憶装置であれば、要求先端末4に内蔵された記憶装置であってもよい。
図4は、サーバ2、要求元端末3、または、要求先端末4の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ2の機能は、演算部22により実現される。演算部22は、ハードウェア構成として、通信インタフェース100、入出力インタフェース101、プロセッサ102、および、メモリ103を有する。演算部22が備える送信部221、取得部222、および、算出部223の各機能は、これらのハードウェア構成によって実現される。
次に、実施の形態1に係るサーバ2による要求元端末3に対する基本動作の例を、図5~図8を参照しながら説明する。
要求元端末3は、通信部31によりネットワーク5を介して、要求先組織に関する指標データセットの作成を要求する要求情報を、サーバ2に送信する。サーバ2は、要求情報を受信すると、この要求情報を送信してきた要求元端末3が備える表示部33に、ESGに関する指標セットを指定させるための指定画面を含むUIを表示する。
なお、「依頼名」は、入力依頼作成画面データに予め用意された依頼名リストから選択されたものであってもよい。
サーバ2は、受信された操作情報に含まれる依頼名を示す情報を、要求元端末3から指定された依頼名として入力依頼に設定する。例えば、サーバ2が備える送信部221が、操作情報から、「依頼名」に対応する指標IDを特定し、特定された指標IDに対応するテキストデータを特定して、これらのデータを入力依頼画面データに設定する。
なお、図5では、「有価証券報告書」が依頼名として選択された場合を示している。
なお、図5では、「2023/07/07」という期限が、入力依頼に対してESG関連データを回答する期限として選択された場合を示している。
例えば、サーバ2が備える送信部221が、操作情報から、「説明文」に対応する指標IDを特定し、特定された指標IDに対応するテキストデータを特定して、これらのデータを入力依頼画面データに設定する。
要求先組織は、要求先特定情報とタグとが含まれる管理情報で管理される。要求先特定情報は、要求先組織を特定するための情報であり、例えば、図6に示した項目「会社」に設定される会社名(企業名)および項目「部署」に設定される部署名(部門名)である。これらの項目名の「固有の名称」(例えば、「企業名」または「部署」等)を示すテキストデータには、指標IDまたは指標セットIDが紐付けられている。
要求先組織の会社名(企業名)および部署名(部門名)には、要求先組織の特性を示すタグが付与される。タグは、例えば、図6に示した項目「地域」に設定される地域名であり、「アジア」、「欧州」、または、「北米」等である。これらの項目名の「固有の名称」(例えば、「アジア」または「欧州」等)を示すテキストデータには、指標IDまたは指標セットIDが紐付けられている。
図6に示す依頼先選択画面33Bに表示されている各情報が管理情報であり、この管理情報で要求先組織を管理することにより、会社ごとおよび地域ごとにESG関連データを正確に収集することが可能な入力依頼を作成することができる。
なお、タグが示す要求先組織の特性は、地域名の他、「国内」および「海外」といったものであってもよい。管理情報において、部署名が同じであっても社内と社外では異なる要求先組織を示す情報として登録される。
送信ステップにおいて、送信部221は、取得した管理情報に含まれる要求先特定情報と紐付けられた要求先端末4へ、ESG関連データの入力依頼を送信する。
例えば、送信部221は、指標IDに基づいて要求先特定情報と紐付けられた項目「メールアドレス」に設定された電子メールアドレスを特定し、特定された電子メールアドレスに入力依頼を送信する。管理情報に含まれる、項目「担当者」に設定されている担当者は、電子メールアプリがインストールされたPCを要求先端末4として用いて、入力依頼を受信することができる。
図7は、指標選択画面33Cの一例を示す図である。指標選択画面33Cは、入力依頼作成画面33Aにおける指標選択ボタン332Aが選択されることにより、要求元端末3が備える表示部33に表示される画面である。指標選択画面33Cには、ESGに関する指標候補のリスト情報331Cが表示されている。リスト情報331Cには、ESG評価機関、各種ESG開示基準、および、ESGに関する法定開示書類を含む指標候補がリストアップされている。例えば、図7に示すリスト情報331Cには、ESG評価機関を示す情報として、FTSE、MSCI、S&P CSA、CDP、サステナリティクスおよびISS ESGが表示され、ESG開示基準としてISSB ESG、法定開示書類として有価証券報告書、および、法令または規則として女性活躍推進法が表示されている。
例えば、送信部221は、入力依頼画面データに対して、指定された要求先組織および指標セットを設定し、図8を用いて後述する回答URLを設定する。
例えば、送信部221は、要求元端末3から要求先組織および指標セットが指定されると、指定された要求先組織ごとに回答URLを設定した入力依頼を生成する。
次に、実施の形態1に係る要求先端末4の基本動作の例を、図9~図14を参照しながら説明する。
図9は、入力依頼画面43Aの一例を示す図である。例えば、サーバ2が備える送信部221は、入力依頼画面43Aへのリンク先を含む入力依頼メールを、要求元端末3から指定された担当者の電子メールアドレスに送信する。上記担当者は、要求先端末4において入力依頼メールを受信して、受信された入力依頼メールに含まれるリンク先にアクセスすることにより、図9に示す入力依頼画面43Aを表示部43に表示する(受信ステップ)。
なお、上記入力依頼画面データを用いた情報処理が、サーバ2または要求先端末4で実行されることにより、入力依頼画面43Aを表示させて操作を受け付ける機能だけでなく、入力依頼画面43Aに対する操作によって遷移する、後述の画面の表示とその操作を受け付ける機能も実現される。
図10は、入力フォーム画面43Bの一例を示す図である。図10に示す入力フォーム画面43Bは、図9に示した回答編集ボタン431Aの操作に応じて表示部43に表示される画面である。入力フォーム画面43Bには、ダウンロードボタン431Bとアップロード領域432Bが表示され、受信部421は、フォーマットをダウンロードすることができ、取得部422は、ESG関連データの入力済のフォーマットを集計部423にアップロードすることができる。
例えば、操作部44によってダウンロードボタン431Bが操作されると、受信部421は、回答URLにアクセスし、フォーマットをダウンロードする(DLステップ)。または、受信部421が回答URLにアクセスすることにより、Web画面上でフォーマットを使用可能な状態となる。
図11は、人事データ入力フォーム画面43Cの一例を示す図である。人事データ入力フォーム画面43Cには、図11に示すように、人事データ入力フォーム431Cおよびアップロードボタン432Cが表示されている。図12は、区分対応表画面43Dの一例を示す図である。区分対応表画面43Dには、図12に示すように、区分対応表431Dおよびアップロードボタン432Dが表示されている。フォーマットは複数あってもよいが、図11では、人事データ入力フォーム431Cおよびと区分対応表431Dの2つである場合を示している。操作部44によってダウンロードボタン431Bの操作が行われると、人事データ入力フォーム画面43Cおよび区分対応表画面43Dが、表示部43に表示可能となる。
例えば、DB6には、要求先組織における複数種類のデータからなる人事データが、そのデータを示す「固有の名称」に紐付けられて記憶されている。取得部422は、フォーマットにおける収集項目に紐付けられた指標セットの「固有の名称」を示すテキストデータに基づいて、これに対応する人事データをDB6から取得してフォーマットの収集項目に設定する。
例えば、要求元端末3から指定された指標セットが「女性従業員数」であり、人事データ入力フォーム431Cには、この指標セットに対応する収集項目として「従業員性別」および「女性従業員数」が設定されているものとする。この場合、取得部222は、人事データ入力フォーム431Cにおける「従業員性別」という収集項目に対応するデータを当該収集項目に設定する。
集計部423は、「従業員性別」という収集項目に設定されたデータのうち、「女性」を示すデータの数を自動で集計することで、「女性従業員数」を示す数値データが算出される。集計部423は、算出した数値データを、人事データ入力フォーム431Cにおける収集項目である「女性従業員数」に設定する。
例えば、通常の人事データに含まれない指標セットには、例えば「重大事故件数」等がある。人事データ入力フォーム431Cは、操作部44を用いて、収集項目として「重大事故件数」を記載でき、これに対応する数値データを当該収集項目に設定することが可能である。
例えば、コミュニティ投資における成果または便益等、ISO30414(人的資本に関する情報開示のガイドライン)で要求されている「外部監査指摘の項目・種類・情報源とこれからに対する対応」という項目のテキストデータ、または、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の複数項目で要求されている「各数字を解釈するための文脈の提供ならびにデータの算出方法、データを解釈するうえで必要な変化などを提供する」という項目のテキストデータ等がある。
なお、人事データ入力フォーム431Cには、複数の言語のテキストデータを入力可能である。
ただし、人事データ入力フォーム431Cには、収集項目とは別に、操作部44によりデータ入力が可能な入力欄を設けてもよい。
操作部44によって図11に示すアップロードボタン432Cが操作されると、データ入力済の人事データ入力フォーム431Cが、取得部422から集計部423に出力される。同様に、操作部44によって図12に示すアップロードボタン432Dが操作されると、区分対応表431Dが、取得部222kら集計部423に出力される。
集計部423は、記憶部45から人事データ入力フォーム431Cと区分対応表431Dとを取得し、人事データ入力フォーム431Cに入力された人員に関するデータに含まれる役職名と区分対応表431Dに入力されたデータが示す対応関係とを照会して、要求先組織における役職名を、ESGに関する指標セットに即した役職名に自動で置き換える。人事データのESG関連指標を算出する場合、人事データ入力フォーム431Cに入力される各人の役職が一般定義上どのような区分にあたるのかを、区分対応表431Dを参照しながら算出する必要がある。
要求先端末4が備える集計部423は、ESG関連データ入力済の人事データ入力フォーム431Cを取得すると、集計ステップに移行し、人事データ入力フォーム431Cと区分対応表431Dとを照会して集計データを算出する。
例えば、要求元端末3から指定された指標セットが「管理職比率」である場合、管理職の人数を算出するためには、「管理職」の定義が必要になる。この定義は、国または会社によって異なることが考えられ、例えば、会社Aでは、副本部長、本部長、理事が「管理職」であり、会社Bでは、執行役員、本部長、副本部長、本部長代理が「管理職」と定義される場合などがある。
そこで、この会社間の定義の差異を埋めるために区分対応表431Dが使用される。つまり、区分対応表431Dは、ESGに関する指標セットに即した役職名と、要求先組織における役職名との対応関係が規定されたデータである。
集計部423は、人事データ入力フォーム431Cにおける国内従業員マスタの役職欄をテキスト検索することにより、例えば、図11において矢印で示す「副本部長」が検索されると、区分対応表431Dを参照して、図12において矢印で示す「副本部長」に対応するものが、有価証券報告書の「管理職」であると自動で判定する。
集計部423は、「副本部長」と入力されている部分に対応するデータを「管理職」の数としてカウントし、集計した「管理職」の合計人数を人事データ入力フォーム431Cに入力する。さらに、集計部423は、この判定結果の対応関係を示すデータを区分対応表431Dに入力する。
集計部423は、集計データをサーバ2に送信する前に、人事データ入力フォーム431Cに入力した人員に関する個人データを記憶部45から削除する(人員データ削除ステップ)。
また、集計部423は、人事データ入力フォーム431Cの更新日時を記憶部45に保存する(更新日時記憶ステップ)。
例えば、人員データ削除ステップにおいて、集計部423は、記憶部45に記憶された人事データ入力フォーム431Cに入力されているESG関連データのうち、指標IDまたは指標セットIDに基づいて人員に関するデータを特定すると、特定されたデータを記憶部45から削除する。これにより、人事データのうち、要求先組織を構成する人員の個人データは、要求先端末4から削除され、サーバ2に送信されない。
また、更新日時記憶ステップにおいて、集計部423は、記憶部45に記憶されている人事データ入力フォーム431Cに入力されたESG関連データのうち、指標セットIDに基づいて、更新日時に関するデータを特定すると、この日時を示すデータを人事データ入力フォーム431Cの更新日時として記憶部45に保存する。要求先端末4は、記憶部45に記憶されている集計データをサーバ2に送信する。これにより、サーバ2において、人事データのうち、更新日時のみが履歴として管理される。
さらに、集計部423は、区分対応表431Dに入力された対応関係のデータを記憶部45に保存する(保存ステップ)。区分対応表431Dに入力された新たな対応関係を示すデータは、要求先端末4に保存されてその履歴が管理される。
また、記憶部45に記憶されている区分対応表431Dを示すデータは、要求先端末4からサーバ2に送信され、サーバ2が備える記憶部23に保存される。
サーバ2において、記憶部23に保存された新たな対応関係を示すデータを含む区分対応表431Dを生成することにより、新たに入力された対応関係を反映させた入力依頼を行うことができる。
操作部44により人事データ入力フォームボタン431Eが操作されると、表示部43には、人事データ入力フォーム431Cに入力された集計データが表示される。
また、操作部44により人事・労働者区分対応表ボタン432Eが操作されると、表示部43には、集計部423による判定結果の対応関係を示すデータが入力された区分対応表431Dが表示される。この区分対応表431Dは、サーバ2へ送信される集計データに含まれる。
例えば、集計データ画面43Fには、「管理職に示す女性従業員の割合(%)」、「収益部門における女性管理職比(%)」、「外国籍従業員が管理職に占める割合(%)」、「STEM部門にける女性比率(%)」、および、「障害者雇用比率(%)」をそれぞれ示す数値データと、「障がい者雇用比率に関する補足説明」を示すテキストデータが表示されている。このように、集計部423が集計した集計データのみが、要求先端末4からサーバ2へ送信される。これにより、要求先端末4からサーバ2へ送信される集計データには、数値データおよびテキストデータのみが含まれ、要求先組織を構成する人員の個人データは含まれない。サーバ2において算出される指標データセットにも、個人データが含まれないので、例えば、GDPR(General Data Protection Regulation)等に対応した指標データセットが得られる。
送信ステップにおいて要求先端末4へ送信されるESG関連データの入力依頼は、再要求先端末へ転送可能であってもよい。
例えば、要求先組織は、自身の子会社等の別の組織に対して、自身に指定されたものと同じ指標セットに基づく入力依頼を行う場合がある。これに対応するため、送信部221によって要求先端末4へ送信される入力依頼は、再要求先端末へ転送可能である。ここで、再要求先端末は、要求先端末4に紐付けられた要求先組織とは別の組織に紐付けられた要求先端末である。再要求先端末と紐付いた組織としては、例えば、要求先端末4に紐付けられた要求先組織の子会社等が挙げられる。入力依頼の転送とは、例えば、上記フォーマットをダウンロード可能な上記URLを再要求先端末に開示して、当該再要求先端末からもアクセス可能にすることが挙げられる。
なお、再依頼の回数には制限を設けなくてもよい。
また、送信ステップにおいて要求先端末4へ送信されるESG関連データの入力依頼は、要求先端末4からの指示に基づき、再要求先端末へ転送可能であってもよい。
例えば、要求先端末4は、自身の子会社等の別の組織において算出された集計データに不備がある場合、再度入力依頼を上記組織に行ってもよい。
この場合、例えば、要求先組織の担当者が子会社から送信されてきた集計データに不備が確認された場合、子会社の連絡先情報を含む転送指示情報を要求先端末4からサーバ2へ通知する。送信部221は、上記フォーマットをダウンロード可能なリンク先であるURLを、要求先端末4から受信された転送指示情報が示す組織の再要求先端末に開示し、再要求先端末からアクセス可能とする。これにより、サーバ2は、要求先端末4からの指示に基づき、再要求先端末に紐付けられた組織についての指標データセットの算出をサポートすることができる。
サーバ2において、算出部223は、要求先端末4から取得した集計データに対して、ESGに関する指標セットごとに設定された計算を行うことにより、指標データセットを算出する。
例えば、指標セットが「従業員数」を示すテキストデータであり、これに対応する指標セットIDに対して「加算」が設定されている場合に、算出部223は、要求先組織ごとの従業員数を示す数値データを加算することにより、全ての要求先組織の「従業員数」を示す数値データを算出する。
また、指標セットが「女性管理職比率」を示すテキストデータであり、これに対応する指標セットIDに対して比率(=Σ各会社の女性管理職人数÷Σ各会社の全管理職人数)という計算式が設定されている場合に、算出部223は、要求先組織ごとの「全管理職人数」および「女性管理職人数」を示す数値データに対して上記計算式の計算を行うことにより、全ての要求先組織の「女性管理職比率」を示す数値データを、指標データセットとして算出する。このようにして、算出部223は、集計データを用いて指標データセットを算出することができる。
また、取得部222は、要求先端末4から取得した集計データについて、要求元端末3における閲覧を許可してもよい(閲覧許可ステップ)。
例えば、取得部222は、通信部21によりネットワーク5を介して要求元端末3から閲覧要求が受信されると、この閲覧要求を行った利用者が本サービスの利用者であるか否かを、利用者IDに基づいて判定する。本サービスの利用者であると判定された場合、取得部222は、この要求元端末3からの集計データの閲覧を許可する。例えば、集計データの閲覧に関するセキュリティ情報を共有するか、または、集計データが保存されたリンク先を共有することにより、閲覧を許可する。利用者ID以外に、ドメインまたはIPアドレスで特定される要求元端末3からの閲覧を許可してもよい。
例えば、算出部223は、通信部21によりネットワーク5を介して要求先端末4から閲覧要求が受信され、この閲覧要求者が要求先組織の担当者ではないと判定された場合、この閲覧要求者からの集計データの閲覧を不可とする。例えば、要求先組織の担当者に利用者IDを紐付けておき、閲覧要求に含まれる閲覧要求者IDと照会することにより、閲覧要求者が担当者であるか否かを判定する。閲覧の不可は、集計データの閲覧にセキュリティ情報を設定するか、または、集計データが保存されたリンク先を開示しないことにより、閲覧を不可とする。
また、本サービスの利用に制限がある利用者である場合、算出部223は、集計データに対して部分的にマスク情報を設定することにより、集計データに含まれるテキストデータのみの閲覧を許可し、数値データについては閲覧を不可としてもよい。
なお、利用者ID以外に、ドメインまたはIPアドレスで特定される要求先端末4からの閲覧を制限してもよい。
また、親会社(要求元)が特定の子会社(要求先)に対して閲覧を制限してもよい。
算出部223は、第2の送信ステップにおいて要求元端末3へ送信する指標データセットの編集を制限する(編集制限ステップ)。例えば、算出部223は、指標データセットを要求元端末3に送信する前に、この指標データセットを構成するデータに対応する指標セットIDの一部または全てに対して要求元端末3の編集権限を付与する。これにより、指標データセットを構成するデータのうち、指標セットIDに編集権限が付与されているデータについては、要求元端末3における編集が許可され、編集権限が付与されてないデータについては、要求元端末3における編集が不可とされる。
また、編集要求を行った利用者が本サービスの利用者であるか否かを、利用者IDに基づいて判定し、本サービスの利用者であると判定された場合、算出部223は、この利用者による要求元端末3における指標データセットの編集を許可してもよい。
なお、算出部223は、指標データセットの編集を制限または許可する要求元端末3を、利用者ID以外に、ドメインまたはIPアドレスで特定してもよい。
算出部223は、通信部21によりネットワーク5を介して要求元端末3と通信を行い、算出した指標データセットを要求元端末3へ送信する(第2の送信ステップ)。
図15は、有価証券報告書における指標データセット画面33Eの一例を示す図である。図16は、要求先組織ごとの指標データセット画面33Fの一例を示す図である。図17は、指標データセットを参照する要求先組織の選択画面33Gの一例を示す図である。
指標データセット画面33E、指標データセット画面33F、および、選択画面33Gは、要求元端末3が備える表示部33に表示された指標データセットを示すものである。
また、指標データセットの算出に集計データが用いられた要求先組織は、図17に示す選択画面33Gを参照することにより、要求元端末3で確認することができる。
また、要求元端末3は、指標データセットの異常を検出し、誤った集計値または異常値があった旨をサーバ2に通知して、要求先端末4に入力依頼を再び行うことにより、正常な指標データセットを得ることができる。
例えば、集計期間が数ヶ月から数年になると、突発的に大きく数値が変動し、許容範囲を外れた集計データが取得される場合がある。このような場合、要求先端末4に入力依頼を再び行うことにより、正常な指標データセットへの更新が可能となる。
図18は、実施の形態1に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
サーバ2が、要求元端末3から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末4へ当該指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する(ステップST1)。サーバ2が、入力依頼を受信した要求先端末4に入力されたESG関連データに基づき、要求先端末4において算出された集計データを取得する(ステップST2)。サーバ2が、取得された集計データに基づき指標データセットを算出する(ステップST3)。サーバ2が、この方法を実行することにより、ESGに関する指標データセットの算出をサポートすることができる。
ESGに関する指標データセットを算出するプログラムであって、
サーバに、
要求元端末から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末へ前記指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する送信ステップと、
前記入力依頼を受信した前記要求先端末に入力されたESG関連データに基づき、前記要求先端末において算出された集計データを取得する取得ステップと、
取得された前記集計データに基づき前記指標データセットを算出する算出ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記2)
さらに、前記要求元端末から、ESG評価機関、各種ESG開示基準、およびESGに関する法定開示書類を含む指標候補の指定を受け付ける指標指定ステップを、前記サーバに実行させ、
前記送信ステップにおいて、指定された前記指標候補に設定されたESGに関する指標セットに対応する前記ESG関連データの前記入力依頼を送信する
ことを特徴とする付記1に記載のプログラム。
(付記3)
前記送信ステップにおいて前記要求先端末へ送信される前記ESG関連データの前記入力依頼は、再要求先端末へ転送可能である
ことを特徴とする付記1または付記2のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記4)
前記送信ステップにおいて前記要求先端末へ送信される前記ESG関連データの前記入力依頼は、前記要求先端末からの指示に基づき、前記再要求先端末へ転送可能である
ことを特徴とする付記3に記載のプログラム。
(付記5)
さらに、前記要求先端末と紐付けられ、要求先組織を特定する要求先特定情報が含まれる管理情報のうち、前記要求元端末から指定された前記管理情報を取得する管理情報取得ステップを、前記サーバに実行させ、
前記送信ステップにおいて、取得された前記管理情報に含まれる前記要求先特定情報と紐付けられた前記要求先端末へ、前記ESG関連データの前記入力依頼を送信する
ことを特徴とする付記1から付記4のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記6)
前記管理情報は、前記要求先特定情報と、前記要求先組織の特性を示すタグとが含まれ、
前記管理情報のうち、前記要求元端末から指定された特性を示す前記タグが含まれる前記管理情報を取得する前記管理情報取得ステップを、前記サーバに実行させ、
前記送信ステップにおいて、取得された前記管理情報に含まれる前記要求先特定情報と紐付けられた前記要求先端末へ、前記ESG関連データの前記入力依頼を送信する
ことを特徴とする付記5に記載のプログラム。
(付記7)
前記送信ステップにおいて、前記要求先端末へ送信される前記ESG関連データの前記入力依頼には、当該要求先端末からアクセス可能なリンク先であって、前記ESG関連データを入力するためのフォーマットを前記要求先端末にダウンロード可能なリンク先を示すURLが含まれる
ことを特徴とする付記1から付記6のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記8)
前記算出ステップにおいて、
前記取得ステップで取得された前記集計データに基づいて算出できない前記指標データセットについて、前記要求元端末からの入力を受け付ける、指標入力受付ステップと、
前記取得ステップで取得された前記集計データに基づいて算出できる前記指標データセットについて、前記要求元端末からの入力を制限する、指標入力制限ステップと、を前記サーバに実行させる
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記9)
前記入力依頼には、前記ESG関連データを入力するための複数のフォーマットが含まれ、
少なくとも、前記要求先組織を構成する人員に関するデータを入力するための第1のフォーマット、および、前記要求先組織における役職名と指定された前記ESGに関する指標セットに即した役職名との対応関係を示すデータを入力するための第2のフォーマットを含む
ことを特徴とする付記1から付記8に記載のプログラム。
(付記10)
さらに、前記算出ステップにおいて算出された前記指標データセットを前記要求元端末へ送信する第2の送信ステップを前記サーバに実行させる
ことを特徴とする付記1から付記9のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記11)
前記算出ステップにおいて、
前記集計データに対してESGに関する指標セットごとに設定された計算を行うことにより、前記指標データセットを算出する
ことを特徴とする付記10に記載のプログラム。
(付記12)
さらに、前記要求先端末から取得された前記集計データについて、前記要求元端末における閲覧を許可する、閲覧許可ステップと、
前記算出ステップにおいて算出された前記指標データセットについて、前記要求先端末における閲覧を制限する、閲覧制限ステップと、を前記サーバに実行させる
ことを特徴とする付記1から付記11のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記13)
前記第2の送信ステップにおいて前記要求元端末へ送信する前記指標データセットの編集を制限する、編集制限ステップを前記サーバに実行させる
ことを特徴とする付記12に記載のプログラム。
(付記14)
要求元端末から指定されたESGに関する指標データセットの算出に用いられる集計データを算出するプログラムであって、
端末装置に、
サーバから前記指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を受信する受信ステップと、
前記入力依頼に従って入力された前記ESG関連データを取得する取得ステップと、
取得された前記ESG関連データに基づき前記集計データを算出する集計ステップと、
算出された前記集計データを前記サーバに送信する送信ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記15)
前記受信ステップにおいて受信された前記ESG関連データの前記入力依頼に含まれるURLにアクセスして、前記ESG関連データを入力するためのフォーマットをダウンロードするDLステップを前記端末装置に実行させ、
前記フォーマットは複数あり、少なくとも、要求先組織を構成する人員に関するデータを入力するための第1のフォーマット、および、前記要求先組織における役職名と指定された前記ESGに関する指標セットに即した役職名との対応関係を示すデータを入力するための第2のフォーマットを含み、
前記集計ステップにおいて、前記第1のフォーマットに入力された人員に関するデータに含まれる役職名と前記第2のフォーマットに入力されたデータが示す対応関係とを照会して前記集計データを算出する
ことを特徴とする付記14に記載のプログラム。
(付記16)
前記集計ステップにおいて、
前記第1のフォーマットに入力された人員に関するデータを記憶部から削除する人員データ削除ステップと、
前記第1のフォーマットの更新日時を前記記憶部に保存する更新日時記憶ステップと、
前記第2のフォーマットに入力された対応関係のデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を前記端末装置に実行させる
ことを特徴とする付記15に記載のプログラム。
(付記17)
ESGに関する指標データセットを算出するサーバであって、
要求元端末から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末へ当該指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する送信部と、
入力依頼を受信した前記要求先端末に入力されたESG関連データに基づき、前記要求先端末において算出された集計データを取得する取得部と、
取得された集計データに基づき前記指標データセットを算出する算出部と、
を備えたサーバ。
(付記18)
要求元端末から指定されたESGに関する指標データセットの算出に用いられる集計データを算出する端末装置であって、
サーバから前記指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を受信する受信部と、
前記入力依頼に従って入力されたESG関連データを取得する取得部と、
取得されたESG関連データに基づき前記集計データを算出する集計部と、
算出された前記集計データを前記サーバに送信する送信部と、
を備えた端末装置。
(付記19)
付記17に記載のサーバと、
付記18に記載の端末装置と、
を備えた情報処理システム。
(付記20)
ESGに関する指標データセットを算出する情報処理方法であって、
サーバが、要求元端末から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末へ当該指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する送信ステップと、
前記サーバが、入力依頼を受信した前記要求先端末に入力されたESG関連データに基づき、前記要求先端末において算出された集計データを取得する取得ステップと、
前記サーバが、取得された集計データに基づき前記指標データセットを算出する算出ステップと、
を有する情報処理方法。
Claims (18)
- ESGに関する指標データセットを算出するプログラムであって、
サーバに、
要求元端末から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末へ前記指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する送信ステップと、
前記入力依頼を受信した前記要求先端末に入力された前記ESG関連データに基づき、前記要求先端末において算出された集計データを取得する取得ステップと、
取得された前記集計データに基づき前記指標データセットを算出する算出ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - さらに、前記要求元端末から、ESG評価機関、各種ESG開示基準、およびESGに関する法定開示書類を含む指標候補の指定を受け付ける指標指定ステップを、前記サーバに実行させ、
前記送信ステップにおいて、指定された前記指標候補に設定されたESGに関する指標セットに対応する前記ESG関連データの前記入力依頼を送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記送信ステップにおいて前記要求先端末へ送信される前記ESG関連データの前記入力依頼は、再要求先端末へ転送可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記送信ステップにおいて前記要求先端末へ送信される前記ESG関連データの前記入力依頼は、前記要求先端末からの指示に基づき、前記再要求先端末へ転送可能である
ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。 - さらに、前記要求先端末と紐付けられ、要求先組織を特定する要求先特定情報が含まれる管理情報のうち、前記要求元端末から指定された前記管理情報を取得する管理情報取得ステップを、前記サーバに実行させ、
前記送信ステップにおいて、取得された前記管理情報に含まれる前記要求先特定情報と紐付けられた前記要求先端末へ、前記ESG関連データの前記入力依頼を送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記管理情報は、前記要求先特定情報と、前記要求先組織の特性を示すタグとが含まれ、
前記管理情報のうち、前記要求元端末から指定された特性を示す前記タグが含まれる前記管理情報を取得する前記管理情報取得ステップを、前記サーバに実行させ、
前記送信ステップにおいて、取得された前記管理情報に含まれる前記要求先特定情報と紐付けられた前記要求先端末へ、前記ESG関連データの前記入力依頼を送信する
ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。 - 前記送信ステップにおいて、前記要求先端末へ送信される前記ESG関連データの前記入力依頼には、当該要求先端末からアクセス可能なリンク先であって、前記ESG関連データを入力するためのフォーマットを前記要求先端末にダウンロード可能なリンク先を示すURLが含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記算出ステップにおいて、
前記取得ステップで取得された前記集計データに基づいて算出できない前記指標データセットについて、前記要求元端末からの入力を受け付ける、指標入力受付ステップと、
前記取得ステップで取得された前記集計データに基づいて算出できる前記指標データセットについて、前記要求元端末からの入力を制限する、指標入力制限ステップと、を前記サーバに実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記入力依頼には、前記ESG関連データを入力するための複数のフォーマットが含まれ、
少なくとも、要求先組織を構成する人員に関するデータを入力するための第1のフォーマット、および、前記要求先組織における役職名と指定された前記ESGに関する指標セットに即した役職名との対応関係を示すデータを入力するための第2のフォーマットを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - さらに、前記算出ステップにおいて算出された前記指標データセットを前記要求元端末へ送信する第2の送信ステップを前記サーバに実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記算出ステップにおいて、
前記集計データに対してESGに関する指標セットごとに設定された計算を行うことにより、前記指標データセットを算出する
ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - さらに、前記要求先端末から取得された前記集計データについて、前記要求元端末における閲覧を許可する、閲覧許可ステップと、
前記算出ステップにおいて算出された前記指標データセットについて、前記要求先端末における閲覧を制限する、閲覧制限ステップと、を前記サーバに実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記第2の送信ステップにおいて前記要求元端末へ送信する前記指標データセットの編集を制限する、編集制限ステップを前記サーバに実行させる
ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - 要求元端末から指定されたESGに関する指標データセットの算出に用いられる集計データを算出するプログラムであって、
端末装置に、
サーバから前記指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を受信する受信ステップと、
前記入力依頼に従って入力された前記ESG関連データを取得する取得ステップと、
取得された前記ESG関連データに基づき前記集計データを算出する集計ステップと、
算出された前記集計データを前記サーバに送信する送信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信された前記ESG関連データの前記入力依頼に含まれるURLにアクセスして、前記ESG関連データを入力するためのフォーマットをダウンロードするDLステップと、を実行させ、
前記フォーマットは複数あり、少なくとも、要求先組織を構成する人員に関するデータを入力するための第1のフォーマット、および、前記要求先組織における役職名と指定された前記ESGに関する指標セットに即した役職名との対応関係を示すデータを入力するための第2のフォーマットを含み、
前記集計ステップにおいて、前記第1のフォーマットに入力された人員に関するデータに含まれる役職名と前記第2のフォーマットに入力されたデータが示す対応関係とを照会して前記集計データを算出する
ことを特徴とするプログラム。 - 前記集計ステップにおいて、
前記第1のフォーマットに入力された人員に関するデータを記憶部から削除する人員データ削除ステップと、
前記第1のフォーマットの更新日時を前記記憶部に保存する更新日時記憶ステップと、
前記第2のフォーマットに入力された対応関係のデータを前記記憶部に保存する保存ステップと、を前記端末装置に実行させる
ことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。 - ESGに関する指標データセットを算出するサーバであって、
要求元端末から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末へ当該指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する送信部と、
前記入力依頼を受信した前記要求先端末に入力された前記ESG関連データに基づき、前記要求先端末において算出された集計データを取得する取得部と、
取得された前記集計データに基づき前記指標データセットを算出する算出部と、
を備えたサーバ。 - 請求項16に記載のサーバと、
前記要求元端末から指定されたESGに関する前記指標データセットの算出に用いられる前記集計データを算出する端末装置であって、前記サーバから前記指標データセットの算出に必要な前記ESG関連データの前記入力依頼を受信する受信部と、前記入力依頼に従って入力された前記ESG関連データを取得する取得部と、取得された前記ESG関連データに基づき前記集計データを算出する集計部と、算出された前記集計データを前記サーバに送信する送信部と、を有する端末装置と、
を備えた情報処理システム。 - ESGに関する指標データセットを算出する情報処理方法であって、
サーバが、要求元端末から指定されたESGに関する指標セットに基づき、要求先端末へ当該指標データセットの算出に必要なESG関連データの入力依頼を送信する送信ステップと、
前記サーバが、前記入力依頼を受信した前記要求先端末に入力された前記ESG関連データに基づき、前記要求先端末において算出された集計データを取得する取得ステップと、
前記サーバが、取得された前記集計データに基づき前記指標データセットを算出する算出ステップと、
を有する情報処理方法。
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