JP7523954B2 - 吸音パネル及び吸音構造 - Google Patents
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Description
機械的強度が低い一般的な吸音材を吸音パネルとして利用するために金属などでできた筐体に内蔵すると、非吸音材である筐体表面、とりわけ開口部を有する正面板の非開口部分において音の反射が発生することによって高周波領域の吸音性能が低下する問題が発生する。
[1]開口部を有する正面板と、前記正面板により形成される中空部に設けられた吸音材とを備え、前記正面板の全体面積に占める前記開口部の合算面積の割合を示す開口面積比率が85%以上である、吸音パネル。
[2]前記正面板における前記開口部以外の非開口部は、前記開口部を横切る方向における連続する長さが、前記開口部を横切る方向の前記正面板の全長に対して5%以下である、[1]に記載の吸音パネル。
[3][1]又は[2]に記載の吸音パネルと、前記吸音パネルが設置される壁面とを備える、吸音構造。
[4]前記壁面は、吸音材を備えていない、[3]に記載の吸音構造。
[5][1]又は[2]に記載の吸音パネルと、前記吸音パネルが設置される複数の立設された支柱とを備え、前記吸音パネルの正面板のうち前記支柱によって覆い隠されない全体面積に占める、前記支柱によって覆い隠されない前記開口部の合算面積の割合を示す開口面積比率が90%以上である、吸音構造。
本発明の実施形態に係る吸音パネル1は、図1に示すように、開口部111,112,・・・,11n(nは自然数)を有する正面板10と、正面板10により形成される中空部に設けられた吸音材20とを備え、正面板10の全体面積Aに占める開口部111,112,・・・,11nの合算面積a1+a2+・・・+anの割合を示す開口面積比率Rが85%以上である。
開口面積比率Rは、以下の式(1)により算出される。
R(%)=(a1+a2+・・・+an)/A×100 ・・・(1)
開口面積比率Rの上限は特に制限されないが、吸音材20を吸音パネル1の中空部に保持する観点から、100%未満であることが好ましい。
正面板10の材質としては、剛性及び耐久性を有する材質を採用することができ、例えば、金属、樹脂及び木製合板等が挙げられる。正面板10の材質として、耐久性の面からは、金属が好ましく、中でも、高耐食性めっき鋼板及び溶融亜鉛めっき鋼板等のめっき鋼板が好ましい。高耐食性めっき鋼板として、具体的には、スーパーダイマ鋼板(登録商標)及びZAM(登録商標)鋼板等が挙げられる正面板10は、耐食性を向上させるための塗装等を施してもよい。
開口部111,112,・・・,11nの形状は、角孔、丸孔及び長孔等のいずれであってもよい。
なお、ガラスクロスは、特に限定されるものではないが、性能と飛散防止性能とのバランスから目の密度及び厚みがEP12D相当からEP18B相当(JIS R 3414:2012)の範囲にあるものであることが好ましい。
本発明の実施形態に係る第1の吸音構造は、吸音パネル1と、吸音パネル1が設置される壁面とを備える。
本発明の実施形態に係る第2の吸音構造は、図2に示すように、吸音パネル1と、吸音パネル1が設置される複数の立設された支柱30とを備え、吸音パネル1の正面板20のうち支柱30によって覆い隠されない全体面積A’に占める、支柱30によって覆い隠されない開口部111,112,・・・,11nの合算面積a1’+a2’+・・・+an’の割合を示す開口面積比率が90%以上である。
開口面積比率R’は、以下の式(2)により算出される。
R’(%)=(a1’+a2’+・・・+an’)/A’×100 ・・・(2)
以上より、開口面積比率R’は、支柱のサイズに依存するが、90%未満であると、2,000~4,000Hzの高周波領域における騒音を低減させる性能が低下する。低周波領域における騒音は、開口面積比率R’が90%未満であっても、波長が長いために音が回折し、開口している部分から吸音材20へ侵入することができる。しかし、高周波領域における騒音は、波長が短く、直進性が高いため、開口面積比率R’が90%未満であると、開口している部分から吸音材20へ侵入することが困難となり、吸音性能が低下する。上記観点から、開口面積比率R’は、92%以上であることが好ましく、93%以上であることがより好ましく、94%以上であることがさらに好ましい。開口面積比率R’の上限は特に制限されないが、吸音材20を吸音パネル1の中空部に保持する観点から、100%未満であることが好ましい。
なお、本発明における吸音パネルの評価方法は以下のとおりである。
平成7年度建設技術評価制度(国土交通省)公募課題「騒音低減効果の大きい吸音板の開発」で規定された吸音性能試験方法(斜入射吸音率法)で得られる平均斜入射吸音率に関する評価基準を表1に示す。
(吸音パネル)
開口面積比率が100%、厚み1.2mm、高さ方向の寸法480mm、幅方向の寸法1,605mmの正面板(ZAM(登録商標)鋼板、日鉄日新製鋼社製)を20枚用意した。
正面板と壁面(床面)とにより形成される中空部を吸音材(グラスウール、マグ・イゾベール株式会社製)で充填した。吸音材の密度は32kg/m3とし、吸音材の厚みは100mmとした。
実施例1-1の吸音パネルについて、斜入射吸音率法で得られる平均斜入射吸音率の結果を表2及び図3のグラフに示す。
実施例1-1において、開口面積比率を95%に変更した以外は実施例1-1と同様に吸音パネルを得た。
実施例1-2の吸音パネルについて、斜入射吸音率法で得られる平均斜入射吸音率の結果を表2及び図3のグラフに示す。
実施例1-1において、開口面積比率を90%に変更した以外は実施例1-1と同様に吸音パネルを得た。
実施例1-3の吸音パネルについて、斜入射吸音率法で得られる平均斜入射吸音率の結果を表2及び図3のグラフに示す。
実施例1-1において、開口面積比率を85%に変更した以外は実施例1-1と同様に吸音パネルを得た。
実施例1-4の吸音パネルについて、斜入射吸音率法で得られる平均斜入射吸音率の結果を表2及び図3のグラフに示す。
実施例1-1において、開口面積比率を80%に変更した以外は実施例1-1と同様に吸音パネルを得た。
比較例1-1の吸音パネルについて、斜入射吸音率法で得られる平均斜入射吸音率の結果を表2及び図3のグラフに示す。
実施例1-1において、開口面積比率を75%に変更した以外は実施例1-1と同様に吸音パネルを得た。
比較例1-2の吸音パネルについて、斜入射吸音率法で得られる平均斜入射吸音率の結果を表2及び図3のグラフに示す。
(吸音パネル)
厚み1.2mm、高さ方向の寸法485mm、幅方向の寸法1,765mmの正面板(ZAM(登録商標)、日鉄日新製鋼社製)を14枚用意し、縦に7行、横に2列として並べた。正面板における開口部以外の非開口部は、開口部を横切る方向における連続する長さが、開口部を横切る方向の正面板の全長である485mmに対して5%である24.3mmを繰り返して配置し、開口面積比率を85%とした。
正面板と背面部となる床面とにより形成される中空部を吸音材(グラスウール、マグ・イゾベール株式会社製)で充填した。吸音材の密度は32kg/m3とし、吸音材の厚みは50mmとした。
実施例2-1の吸音パネルについて、残響室法吸音率法で得られる吸音率の結果を図4のグラフに示す。また、実施例2-1の吸音パネルについて、400~4,000[Hz]における平均吸音率を表3に示す。
実施例2-1において、正面板における開口部以外の非開口部は、開口部を横切る方向における連続する長さが、開口部を横切る方向の正面板の全長である485mmに対して10%である48.5mmに変更し、開口面積比率を85%で同じとした以外は実施例2-1と同様に吸音パネルを得た。
比較例2-1の吸音パネルについて、残響室法吸音率法で得られる吸音率の結果を図4のグラフに示す。また、比較例2-1の吸音パネルについて、400~4,000[Hz]における平均吸音率を表3に示す。
実施例2-1において、正面板における開口部以外の非開口部は、開口部を横切る方向における連続する長さが、開口部を横切る方向の正面板の全長である485mmに対して15%である72.8mmに変更し、開口面積比率を85%で同じとした以外は実施例2-1と同様に吸音パネルを得た。
比較例2-2の吸音パネルについて、残響室法吸音率法で得られる吸音率の結果を図4のグラフに示す。また、比較例2-2の吸音パネルについて、400~4,000[Hz]における平均吸音率を表3に示す。
10 正面板
11 開口部
12 非開口部
20 吸音材
30 支柱
Claims (8)
- 開口部を有する正面板を含む筐体と、
前記正面板により形成される中空部に設けられた吸音材とを備え、
前記正面板の全体面積に占める前記開口部の合算面積の割合を示す開口面積比率が85%以上であり、
前記正面板は、前記開口部を有するパンチングメタル、ルーバー及びガラリの群から選ばれる少なくとも1種であり、
前記正面板の前記開口部を有する面の法線方向に見た場合において、前記正面板の少なくとも前記開口部に対応する前記中空部に前記吸音材が設けられている、吸音パネル。 - 前記正面板における前記開口部以外の非開口部は、前記開口部を横切る方向における連続する長さが、前記開口部を横切る方向の前記正面板の全長に対して5%以下である、請求項1に記載の吸音パネル。
- 前記吸音材が前記正面板により形成される前記中空部を充填している、請求項1に記載の吸音パネル。
- 前記正面板の開口部が複数である、請求項1に記載の吸音パネル。
- 前記吸音材は、グラスウールである、請求項1に記載の吸音パネル。
- 前記吸音材の厚みは、25mm以上150mm以下である、請求項1に記載の吸音パネル。
- 前記吸音材は、乾式材料及び湿式材料を含む、請求項1に記載の吸音パネル。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載の吸音パネルと、
前記吸音パネルが設置される複数の立設された支柱とを備え、
前記吸音パネルの正面板のうち前記支柱によって覆い隠されない全体面積に占める、前記支柱によって覆い隠されない前記開口部の合算面積の割合を示す開口面積比率が90%以上である、吸音構造。
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