JP7540821B2 - 光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器及び音出力方法 - Google Patents

光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器及び音出力方法 Download PDF

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Description

本開示は、光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器及び音出力方法に関する。
近年、光ファイバをセンサとして使用して、音を検出する、光ファイバセンシングと呼ばれる技術がある。光ファイバは、光ファイバを伝送される光信号に音を重畳させることができるため、光ファイバを使用することにより、音を検出することが可能である。
例えば、特許文献1には、光ファイバを伝送される光波の位相変化を分析して音を検出する技術が開示されている。
特表2010-506496号公報
ところで、人物の声等の音を出力する音響システムとして、マイクロフォン(以下、単に「マイク」と称す)を使用し、マイクで集音された音を出力する音響システムが一般に知られている。
しかし、一般的なマイクは、マイクを使用する音響システム及び利用シーンに応じて、配置及び接続等のセッティングが必要である。例えば、音響システムが会議システムである場合、マイク(場合によっては複数のマイク)を用意し、会議の参加人数及び席の配置等に応じて、マイクの位置を変更したり、マイクに接続される電気ケーブルを整理したりする必要がある。そのため、マイクを使用する音響システムは、セッティングが煩雑であり、フレキシブルに構築することが困難である。
その一方、光ファイバは、上述のように、音を検出することができるため、マイクの集音機能に相当する機能を備えている。
しかし、特許文献1に記載の技術は、光ファイバを伝送される光波から音を検出することに留まっており、検出した音そのものを出力するという概念は存在しない。
そこで本開示の目的は、上述した課題を解決し、音響システムをフレキシブルに構築することができる光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器及び音出力方法を提供することにある。
一態様による光ファイバセンシングシステムは、
音が重畳された光信号を伝送する光ファイバと、
前記光信号を音響データに変換する変換部と、
前記音響データに基づいて前記音を出力する出力部と、
を備える。
一態様による音出力方法は、
光ファイバが、音が重畳された光信号を伝送する伝送ステップと、
前記光信号を音響データに変換する変換ステップと、
前記音響データに基づいて前記音を出力する出力ステップと、
を含む。
上述の態様によれば、音響システムをフレキシブルに構築できる光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器及び音出力方法を提供できるという効果が得られる。
実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの構成例を示す図である。 実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの変形例の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムの構成例を示す図である。 実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムにおいて、音の発生位置を特定する方法の例を示す図である。 実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムにおいて、音の発生位置を通知する例を示す図である。 実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムにおいて、音の発生位置を通知する他の例を示す図である。 実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムにおいて、音の発生位置及び音源の種別を通知する例を示す図である。 実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムの動作例を示すフロー図である。 実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの構成例を示す図である。 実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムにおいて、音の発生位置及び音源の種別を通知する例を示す図である。 実施の形態5に係る光ファイバセンシングシステムの構成例を示す図である。 実施の形態5に係る光ファイバセンシングシステムの変形例の構成例を示す図である。 実施の形態5に係る光ファイバセンシングシステムの他の変形例の構成例を示す図である。 適用例1に係る会議システムの構成例を示す図である。 適用例1に係る会議システムにおいて、マイクのON/OFFの状況を通知する例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、光ファイバの敷設方法の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、光ファイバの敷設方法の他の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、光ファイバの敷設方法のさらに他の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、光ファイバの敷設方法のさらに別の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、光ファイバの接続方法の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、拠点Xの会議室内の配置の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、音の発生位置及び音源の種別を表示出力する表示例1を示す図である。 適用例2における表示例1において用いられる対応テーブルの例を示す図である。 適用例2における表示例1において、椅子に着座している会議参加者の名前を取得する方法の例を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、音の発生位置及び音源の種別を表示出力する表示例2を示す図である。 適用例2に係る会議システムにおいて、音の発生位置及び音源の種別を表示出力する表示例3を示す図である。 適用例2に係る会議システムの変形例を示す図である。 適用例2に係る会議システムの変形例において用いられる対応テーブルの例を示す図である。 実施の形態に係る光ファイバセンシング機器を実現するコンピュータのハードウェア構成の例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態1>
まず、図1を参照して、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの構成例について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムは、光ファイバ10及び光ファイバセンシング機器20を備えている。また、光ファイバセンシング機器20は、変換部21及び出力部22を備えている。
光ファイバ10は、所定のエリアに敷設される。例えば、光ファイバセンシングシステムを会議システムに適用する場合は、光ファイバ10は、会議室内の所定のエリアに敷設される。会議室内の所定のエリアは、例えば、会議室内のテーブル、床、壁、天井等である。また、光ファイバセンシングシステムを監視システムに適用する場合は、監視対象となる所定の監視エリアに敷設される。所定の監視エリアは、例えば、国境、刑務所、商業施設、空港、病院、街中、港、プラント、介護施設、社屋、保育園、自宅等である。なお、光ファイバ10は、光ファイバ10を被覆して構成される光ファイバケーブルの態様で、所定のエリアに敷設されても良い。
変換部21は、光ファイバ10にパルス光を入射する。また、変換部21は、パルス光が光ファイバ10を伝送されることに伴い発生した反射光や散乱光を、光ファイバ10を経由して、戻り光として受信する。
光ファイバ10の周辺で音が発生すると、その音は、光ファイバ10により伝送される戻り光に重畳される。そのため、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で発生した音を検出可能である。
変換部21は、光ファイバ10から受信された、音が重畳された戻り光を、音響データに変換する。変換部21は、例えば、分散型音響センサ(Distributed Acoustic Sensor:DAS)を用いて実現することができる。
出力部22は、変換部21により変換された音響データに基づいて、音を出力する。例えば、出力部22は、音を、スピーカ(不図示)等から音響出力したり、モニター(不図示)等に表示出力したりする。出力部22は、音を表示出力する場合、例えば、その音を音声認識し、音声認識した結果を文字として表示出力すれば良い。
続いて、図2を参照して、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。
図2に示されるように、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で音が発生すると、その音を、光ファイバ10を伝送される戻り光に重畳して伝送する(ステップS11)。
変換部21は、光ファイバ10から、音が重畳された戻り光を受信し、その戻り光を音響データに変換する(ステップS12)。
その後、出力部22は、変換部21により変換された音響データに基づいて、音を出力する(ステップS13)。
上述したように本実施の形態1によれば、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で発生した音を、光ファイバ10を伝送される戻り光(光信号)に重畳して伝送し、変換部21は、音が重畳された戻り光を音響データに変換し、出力部22は、その音響データに基づいて音を出力する。
これにより、光ファイバ10で検出した音を、別の箇所にある出力部22において再現することができる。ここで、光ファイバ10は、光ファイバ10が敷設されたいずれの箇所においても音を検出可能であるため、マイクとして使用できる。このとき、光ファイバ10は、一般的なマイクのように点で音を検出するのではなく、線で音を検出する。そのため、一般的なマイクを利用シーン等に応じて配置したり、電気ケーブルに接続したりする必要がなく、セッティングが容易となる。また、光ファイバ10は、安価で且つ容易に広範囲にわたって敷設が可能である。従って、本実施の形態1に係る光ファイバセンシングシステムを用いることにより、音響システムをフレキシブルに構築することができる。
なお、本実施の形態1においては、音響データを保存し、その後に、その保存した音響データに基づいて音を出力しても良い。その場合、図3に示されるように、光ファイバセンシング機器20は、保存部25をさらに備える。この場合、変換部21は、音響データを保存部25に保存し、出力部22は、保存部25から音響データを読み出し、読み出した音響データに基づいて音を出力する。
<実施の形態2>
続いて、図4を参照して、本実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムの構成例について説明する。
図4に示されるように、本実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムは、上述の実施の形態1の図1の構成と比較して、光ファイバセンシング機器20が特定部23及び通知部24を備えている点が異なる。
特定部23は、変換部21で受信された、音が重畳された戻り光に基づいて、その音が発生した位置(その位置から変換部21までの光ファイバ10の距離)を特定する。
例えば、特定部23は、変換部21が光ファイバ10にパルス光を入射した時刻と、音が重畳された戻り光が変換部21で受信された時刻と、の時間差に基づいて、その音が発生した位置から変換部21までの光ファイバ10の距離を特定する。このとき、特定部23は、光ファイバ10の距離と、その距離に相当する位置(地点)と、を対応付けた対応テーブルを予め保持しておけば、その対応テーブルを用いて、音が発生した位置(ここでは、地点A)を特定することも可能となる。
又は、特定部23は、変換部21からの光ファイバ10の距離ごとに、その距離に相当する位置で検出された音の強度を比較し、その比較結果に基づいて、その音が発生した位置(その位置から変換部21までの光ファイバ10の距離)を特定しても良い。例えば、図5に示されるように、光ファイバ10が、テーブル42上に網羅的に敷設されている場合に、光ファイバ10の距離ごとに、音の強度を検出したとする。図5の例では、音の強度を円の大きさで示し、円の大きさが大きいほど音の強度が大きくなっている。この場合、特定部23は、音の強度の分布に従い、その音が発生した位置を特定する。
なお、光ファイバ10の周辺で音の発生を伴う事象が発生すると、その事象の発生に伴い、振動も発生すると考えられる。その振動も、光ファイバ10により伝送される戻り光に重畳される。そのため、光ファイバ10は、光ファイバ10の周辺で音と共に発生した振動も検出可能である。
そのため、特定部23は、変換部21が光ファイバ10にパルス光を入射した時刻と、音と共に発生した振動が重畳された戻り光が変換部21で受信された時刻と、の時間差に基づいて、その音が発生した位置から変換部21までの光ファイバ10の距離を特定しても良い。この場合、変換部21は、分散型振動センサ(Distributed Vibration Sensor:DVS)を用いて実現することができる。変換部21は、分散型振動センサを用いることにより、振動が重畳された戻り光を振動データに変換することも可能となる。
通知部24は、出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置として発生位置を通知する。例えば、図6及び図7に示されるように、出力部22が音を表示出力する場合、通知部24は、出力部22が表示出力する音と共に、その音の発生位置(ここでは、地点A)を表示出力する。なお、図6及び図7においては、音及びその音の発生位置を共に表示出力していたが、これには限定されない。例えば、出力部22が音を音響出力し、通知部24が音の発生位置を表示出力しても良い。
なお、光ファイバセンシング機器20を、音響データを保存部25に保存する構成(図3参照)にする場合、特定部23は、音響データと対応づけて、音の発生位置も保存部25に保存しても良い。この場合、出力部22が音を出力する場合、通知部24は、保存部25から音の発生位置を読み出し、読み出した音の発生位置を、出力部22が出力する音と対応付けて、通知する。
続いて、図8を参照して、本実施の形態2に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。
図8に示されるように、ステップS21~S23の処理は、図2に示されるステップS11~S13と同様の処理である。
その一方で、特定部23は、光ファイバ10から受信された戻り光に重畳された音が発生した位置を特定する(ステップS24)。
通知部24は、ステップS23にて出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置として特定部23により特定された発生位置を通知する(ステップS25)。
上述したように本実施の形態2によれば、特定部23は、光ファイバ10から受信された戻り光に重畳された音が発生した位置を特定し、通知部24は、出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置として特定部23により特定された発生位置を通知する。
これにより、光ファイバ10で検出した音を出力する場合に、その音の発生位置を通知することができる。その他の効果は、上述した実施の形態1と同様である。
<実施の形態3>
本実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムは、構成自体は上述した実施の形態2の図4の構成と同様であるが、特定部23の機能を拡張している。
変換部21により変換された音響データは、その音響データの元になる音の音源の種別(例えば、人物、動物、ロボット、重機等)に応じた固有のパターンを有している。
そのため、特定部23は、音響データが有するパターンの動的変化を分析することにより、その音響データの元になる音の音源の種別を特定することが可能となる。
また、音源の種別が人物であっても、個々の人物毎に、その人物の声の音響データが有するパターンは異なっている。
そのため、特定部23は、音響データが有するパターンの動的変化を分析することにより、音源の種別が人物であると特定するだけでなく、どの人物であるかを特定することも可能となる。
このとき、特定部23は、例えば、パターンマッチングを利用して、人物を特定しても良い。詳細には、特定部23は、複数の人物毎に、その人物の声の音響データを教師データとして予め保持しておく。なお、この教師データは、特定部23が機械学習等により学習したものでも良い。特定部23は、変換部21により変換された音響データが有するパターンを、予め保持している複数の教師データが有するパターンとそれぞれ比較する。特定部23は、いずれかの教師データが有するパターンに適合する場合、変換部21により変換された音響データは、適合した教師データに対応する人物の声の音響データであると特定する。
通知部24は、出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応づけて、その音の発生位置及びその音の音源の種別として特定部23により特定された発生位置及び音源の種別を通知する。例えば、図9に示されるように、出力部22が音を表示出力する場合、通知部24は、出力部22が表示出力する音と共に、その音の発生位置(ここでは、地点A)及び音源の種別(ここでは、人物)を表示出力する。なお、図9においては、音とその音の発生位置及び音源の種別とを共に表示出力していたが、これには限定されない。例えば、出力部22が音を音響出力し、通知部24が音の発生位置及び音源の種別を表示出力しても良い。
なお、光ファイバセンシング機器20を、音響データを保存部25に保存する構成(図3参照)にする場合、特定部23は、音響データと対応づけて、音の発生位置及び音源の種別も保存部25に保存しても良い。この場合、出力部22が音を出力する場合、通知部24は、保存部25から音の発生位置及び音源の種別を読み出し、読み出した音の発生位置及び音源の種別を、出力部22が出力する音と対応付けて、通知する。
続いて、図10を参照して、本実施の形態3に係る光ファイバセンシングシステムの動作例について説明する。
図10に示されるように、ステップS31~S33の処理は、図2に示されるステップS11~S13と同様の処理である。
その一方で、特定部23は、光ファイバ10から受信された戻り光に重畳された音が発生した位置を特定する共に、その音の音源の種別を特定する(ステップS34)。
通知部24は、ステップS33にて出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置及びその音の音源の種別として特定部23により特定された発生位置及び音源の種別を通知する(ステップS35)。
上述したように本実施の形態3によれば、特定部23は、光ファイバ10から受信された戻り光に重畳された音が発生した位置を特定すると共に、その音の音源の種別を特定し、通知部24は、出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置及びその音の音源の種別として特定部23により特定された発生位置及び音源の種別を通知する。
これにより、光ファイバ10で検出した音を出力する場合に、その音の発生位置及びその音の音源の種別を通知することができる。その他の効果は、上述した実施の形態1と同様である。
<実施の形態4>
続いて、図11を参照して、本実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの構成例について説明する。
図11に示されるように、本実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムは、構成自体は上述した実施の形態2,3の図4の構成と同様であるが、特定部23の機能を拡張している。
すなわち、特定部23は、発生位置が異なる複数の音のそれぞれについて、その音の発生位置を特定すると共に、その音の音源の種別を特定する。
図11の例は、地点A,Bの2地点でそれぞれ音が発生している例である。図11の例では、地点Aよりも、地点Bの方が、変換部21に近い。そのため、変換部21には、まず、地点Bで発生した音が重畳された戻り光が受信される。そこで、特定部23は、地点Bで発生した音の発生位置(ここでは、地点B)を特定すると共に、その音の音源の種別(ここでは、掃除ロボ)を特定する。続いて、変換部21には、地点Aで発生した音が重畳された戻り光が受信される。そこで、特定部23は、地点Aで発生した音の発生位置(ここでは、地点A)を特定すると共に、その音の音源の種別(ここでは、人物)を特定する。
通知部24は、出力部22が音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置及びその音の音源の種別として特定部23により特定された発生位置及び音源の種別を通知する。例えば、図12に示されるように、出力部22が、地点Bで発生した音を表示出力する場合、通知部24は、出力部22が表示出力する音と共に、音の発生位置(ここでは、地点B)及び音源の種別(ここでは、掃除ロボ)を表示出力する。また、出力部22が、地点Aで発生した音を表示出力する場合、通知部24は、出力部22が表示出力する音と共に、音の発生位置(ここでは、地点A)及び音源の種別(ここでは、人物)を表示出力する。なお、図12においては、最新の音が最も下に表示出力される。また、図12においては、音とその音の発生位置及び音源の種別とを共に表示出力していたが、これには限定されない。例えば、出力部22が音を音響出力し、通知部24が音の発生位置及び音源の種別を表示出力しても良い。
なお、本実施の形態4においては、発生位置が異なる複数の音のそれぞれについて、図10のステップS32以降の動作を行えば良い。そのため、本実施の形態4に係る光ファイバセンシングシステムの動作例の説明は省略する。
上述したように本実施の形態4によれば、特定部23は、発生位置が異なる複数の音のそれぞれについて、その音の発生位置を特定すると共に、その音の音源の種別を特定し、通知部24は、複数の音のそれぞれについて、出力部22がその音を出力する場合、出力部22が出力する音と対応付けて、その音の発生位置及びその音の音源の種別として特定部23により特定された発生位置及び音源の種別を通知する。
これにより、光ファイバ10で検出した、発生位置が異なる複数の音のそれぞれについて、その音を出力する場合に、その音の発生位置及びその音の音源の種別を通知することができる。その他の効果は、上述した実施の形態1と同様である。
<実施の形態5>
続いて、図13を参照して、本実施の形態5に係る光ファイバセンシングシステムの構成例について説明する。
図13に示されるように、本実施の形態5に係る光ファイバセンシングシステムは、上述した実施の形態2~4の図4の構成と比較して、光ファイバセンシング機器20に設けられていた変換部21及び特定部23を、別装置(分析装置31)に設けた点と、光ファイバセンシング機器20に収集部26を設けた点と、が異なる。
収集部26は、光ファイバ10にパルス光を入射し、パルス光が光ファイバ10を伝送されることに伴い発生した反射光や散乱光を、光ファイバ10を経由して、戻り光(音や振動が重畳された戻り光を含む)として受信する。光ファイバセンシング機器20から分析装置31に対しては、収集部26で受信された戻り光が送信される。
分析装置31では、変換部21が、戻り光を音響データに変換し、特定部23が、音の発生位置及び音源の種別を特定する。分析装置31から光ファイバセンシング機器20に対しては、変換部21により変換された音響データ及び特定部23により特定された音の発生位置及び音源の種別が送信される。
光ファイバセンシング機器20では、出力部22が、変換部21により変換された音響データに基づいて音を出力し、通知部24が、出力部22が出力する音と対応付けて、特定部23により特定された音の発生位置及び音源の種別を通知する。
これにより、本実施の形態5によれば、光ファイバセンシング機器20において、戻り光を音響データに変換する処理や音の発生位置及び音源の種別を特定する処理に要していた負荷を、他の装置(分析装置31)に分散させることができる。
なお、本実施の形態5においては、上述した実施の形態2~4の図4の光ファイバセンシング機器20に設けられていた構成要素のうち、変換部21及び特定部23を別装置(分析装置31)に設けているが、これには限定されない。例えば、図14に示されるように、出力部22も別装置(分析装置31)に設けても良い。又は、図15に示されるように、出力部22と共に通知部24も別装置(分析装置31)に設けても良い。すなわち、上述した実施の形態2~4の図4の光ファイバセンシング機器20に設けられていた構成要素は、1つの装置に設けることには限定されず、複数の装置に分散して設けられていても良い。
以下、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを音響システムに適用する場合の具体的な適用例について説明する。以下では、音響システムとして、会議システム、監視システム、及び音収集システムを例に挙げて説明するが、光ファイバセンシングシステムが適用される音響システムは、これらには限定されない。
<適用例1>
本適用例1は、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを会議システムに適用した例である。詳細には、本適用例1は、上述した実施の形態2の図4の構成の光ファイバセンシングシステムを適用した例である。
図16を参照して、本適用例1に係る会議システムの構成例について説明する。
図16に示されるように、本適用例1に係る会議システムにおいては、光ファイバ10を巻き付けた物体を、マイク(#A)41A及びマイク(#B)41B(以下、どのマイク(#A)41A及びマイク(#B)41Bであるかを特定しない場合は、マイク41と称する)として使用している。また、光ファイバセンシング機器20には、スピーカ32及びモニター33が接続されている。なお、図16においては、光ファイバ10を巻き付けた物体が、ペットボトルであることを想定しているが、これには限定されない。また、光ファイバ10を巻き付けた物体を、マイク41としているが、マイク41は、この例には限定されない。
マイク41の例としては、以下が考えられる。
・円筒状の物体に光ファイバ10を巻き付けたもの
・光ファイバ10を所定の形状に密に敷設したもの(光ファイバ10の敷設の形状は、例えば棒状、渦巻き状、星形等、限定されるものではない)
・箱に光ファイバ10を巻き付けたもの・光ファイバ10を巻き付けた物体を覆ったもの
・箱に光ファイバ10を格納したもの(光ファイバ10は、必ずしも物体に巻き付けられている必要はなく、例えば、箱に格納する、床や机に埋め込む、天井に這わせる等でもよい)
本適用例1に係る会議システムにおいては、マイク(#A)41A及びマイク(#B)41Bで検出した音を、スピーカ32から音響出力したり、モニター33に表示出力したりする。
マイク(#A)41A及びマイク(#B)41Bは、ON/OFFの切り替えが可能である。例えば、マイク(#A)41AをOFFする場合は、出力部22が、マイク(#A)41Aで検出した音を出力しないか、又は、変換部21が、マイク(#A)41Aで検出した音が重畳された戻り光を音響データに変換しないようにする。この場合、変換部21及び出力部22は、特定部23が特定した音の発生位置に基づいて、マイク(#A)41Aで検出した音であるか否かを判断すれば良い。また、通知部24は、マイク(#A)41A及びマイク(#B)41BのON/OFFの状況を通知しても良い。このとき、通知部24は、例えば、図17に示されるように、マイク(#A)41A及びマイク(#B)41Bの状況を、モニター33に表示出力しても良い。
また、本適用例1に係る会議システムにおいては、光ファイバ10同士を光ファイバコネクタCNを用いて接続している。例えば、光ファイバ10同士を光ファイバコネクタCNを用いることなく接続する構成の場合、光ファイバ10が切断等したときには、専用の工具を用いる必要があったり、知識を持った人間でなければ対処ができなかったりするという問題があった。そのため、本適用例1のように、光ファイバ10同士を光ファイバコネクタCNを用いて接続することで、保守メンテナンスや、不具合が生じた場合の機器交換を簡単に実行することができるようになる。
<適用例2>
本適用例2は、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを、複数の拠点間でテレビ会議を行う会議システムに適用した例である。詳細には、本適用例2は、上述した実施の形態2の図4の構成の光ファイバセンシングシステムを適用した例である。
まず、図18~図21を参照して、本適用例2に係る会議システムにおいて、光ファイバ10の敷設方法の例について説明する。なお、図18~図21においては、テーブル42は、平面視で図示し、マイク41は、正面視で図示している。
図18の例では、光ファイバ10を、会議室内のテーブル42上に、網羅的に敷設している。これにより、光ファイバ10が敷設されたいずれの箇所においても音を検出可能であるため、光ファイバ10が敷設されたテーブル42上のいずれの箇所もマイクとして機能する。そのため、光ファイバ10は、テーブル42周りに位置している会議参加者の声を検出可能である。なお、以下では、テーブル42周りに位置している会議参加者が、テーブル42周りの椅子に着座しているものとして説明する。特定部23は、椅子の位置と、椅子の位置から変換部21までの光ファイバ10の距離と、を対応付けた対応テーブルを予め保持しておけば、その対応テーブルを用いて、声が発生した椅子の位置、すなわち発言した会議参加者が着座している椅子の位置を特定することが可能となる。なお、図18においては、光ファイバ10を、テーブル42の板の上に敷設することを想定しているが、これには限定されない。光ファイバ10は、テーブル42の板の側面や裏面に敷設しても良いし、テーブル42の内部に埋め込んでも良い。又は、光ファイバ10は、会議室内の床、壁、天井等に敷設しても良い。
図19の例では、光ファイバ10を巻き付けた物体をマイク41として使用し、そのマイク41を会議室内に配置している。なお、図19においては、光ファイバ10を巻き付けた物体を、マイク41としているが、マイク41は、この例には限定されない。マイク41の例は、図16の例で説明した通りである。また、図19において、マイク41の感度をさらに上げるには、光ファイバ10を物体にさらに高密度に巻き付ければ良い。
図20の例では、図18及び図19を組み合わせている。これにより、光ファイバ10を巻き付けた物体をマイク41として使用できるだけでなく、光ファイバ10が敷設されたテーブル42上のいずれの箇所もマイクとして機能させることができる。
また、図20の例では、テーブル42側の光ファイバ10と、マイク41側の光ファイバ10と、を光ファイバコネクタCNを用いて接続している。このとき、テーブル42側の光ファイバ10の端部(光ファイバセンシング機器20の反対側の端部)は、マイク41等の他の構成との接続のために延在させておく。これにより、テーブル42側の光ファイバ10に他の構成を接続し易くなる。
図21の例でも、図18及び図19を組み合わせ、テーブル42側の光ファイバ10と、マイク41側の光ファイバ10と、を光ファイバコネクタCNを用いて接続している。ただし、図21の例では、テーブル42側に光ファイバコネクタCNの差込口Pを設け、この差込口Pに、マイク41側の光ファイバ10の光ファイバコネクタCNを差し込む態様となっている。この場合、例えば、図22に示されるように、テーブル42に、底面を有する穴Hを設け、この底面に差込口Pを配置する。図22の例では、テーブル42側の光ファイバ10は、テーブル42の内部に埋め込まれており、差込口Pに接続されている。この差込口Pに、マイク41側の光ファイバ10の光ファイバコネクタCNを差し込むことで、テーブル42側の光ファイバ10と、マイク41側の光ファイバ10と、を接続する。なお、図22の例では、テーブル42の表面に穴Hを設けることを想定しているが、穴Hは、テーブル42の側面に設けても良い。
ここで、図18~図21のいずれの例も、1本の光ファイバ10を敷設することで実現されている。
例えば、複数本の光ファイバ10を敷設する場合、複数本の光ファイバ10にそれぞれ対応して、複数の光ファイバセンシング機器20を設ける必要がある。
これに対して、図18~図21のいずれの例も、上述のように、1本の光ファイバ10で実現されているため、光ファイバセンシング機器20は、複数設ける必要はなく、1つで良い。そのため、図18~図21の例は、複数の光ファイバセンシング機器20を設ける場合と比較して、セッティングがより容易となる。
また、図18~図21のいずれの例も、光ファイバ10同士を光ファイバコネクタCNを用いて接続している。そのため、素線がむき出しになっている光ファイバ10が減るため、断線等のリスクを軽減することができる。
続いて、本適用例2に係る会議システムにおいて、音の発生位置及び音源の種別を、表示出力により通知する場合の表示例について説明する。
以下では、拠点X,Yの2拠点間でテレビ会議を行うものとし、拠点Xの会議室内の光ファイバ10で検出された音の発生位置及び音源の種別を、拠点Yの会議室内のモニター(以下、モニター44Yと称す)に表示出力し、また、拠点Yの会議室内の光ファイバ10で検出された音の発生位置及び音源の種別を、拠点Xの会議室内のモニター44X(図23を参照)に表示出力するものとする。
また、以下では、拠点Xの会議室内の光ファイバ10で検出された音の発生位置及び音源の種別を、拠点Yの会議室内のモニター44Yに表示出力する場合を例に挙げて説明する。また、拠点Xの会議室は、図23に示されるように、テーブル42X、4つの椅子43XA~43XD、及びモニター44Xが配置され、会議参加者は、椅子43XA~43XDに着座して会議に参加するものとする。以下、どの椅子43XA~43XDであるかを特定しない場合は、椅子43Xと称する。また、テーブル42X上には、図18に示されるように、光ファイバ10が網羅的に敷設され、光ファイバ10が敷設されたテーブル42X上のいずれの箇所もマイクとして機能するものとする。
<適用例2における表示例1>
まず、図24を参照して、本適用例2における表示例1について説明する。なお、図24の表示例1では、拠点Xの会議室内で会議参加者が発言した声については、出力部22が拠点Yの会議室内のスピーカ(不図示)から音響出力するものとする。
図24の表示例1では、通知部24は、拠点Xの会議室内の配置をモニター44Yに表示出力している。さらに、通知部24は、拠点Xの会議室内で会議参加者が発言した場合、その会議参加者の声の発生位置(ここでは、椅子43XAの位置)を囲む枠線をモニター44Yに表示出力している。
図24の表示例1の実現方法は、例えば、以下の通りである。
例えば、特定部23は、椅子43XA~43XDの位置と、椅子43XA~43XDの各々の位置から変換部21までの光ファイバ10の距離と、を対応付けた対応テーブル(図25を参照)を予め保持しておく。特定部23は、会議参加者が発言した場合、その会議参加者の声が発生した位置から変換部21までの光ファイバ10の距離を特定し、対応テーブルを用いて、特定した距離に対応する椅子43Xの位置を特定する。通知部24は、拠点Xの会議室内の配置を表示出力する。さらに、通知部24は、会議参加者が発言した場合、特定部23が特定した椅子43Xの位置を囲む枠線を表示出力する。
また、図24の表示例1では、通知部24は、拠点Xの会議室内の椅子43XA~43XDに着座している会議参加者の名前をモニター44Yに表示出力している。
椅子43XA~43XDに着座している会議参加者の名前の取得方法は、例えば、以下の通りである。
例えば、特定部23は、複数の人物毎に、その人物の声の音響データを、その人物の名前等と対応付けて、教師データとして予め保持しておく。なお、この教師データは、特定部23が機械学習等により学習したものでも良い。特定部23は、会議参加者が発言した場合、上述のように、その会議参加者が着座している椅子43Xの位置を特定する。さらに、特定部23は、その会議参加者の声の音響データが有するパターンを、複数の教師データが有するパターンとそれぞれ比較する。特定部23は、いずれかの教師データが有するパターンに適合する場合、適合した教師データに対応付けられた人物の名前を、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の名前として取得する。
又は、特定部23は、図26に示されるように、会議参加者に対し、名前の登録を促しても良い。このとき、特定部23は、会議開始前に、顔認証技術を用いて、撮影部(不図示)により撮影された拠点Xの会議室内の撮影画像の中から顔画像を検出し、顔画像を検出した全ての会議参加者に対し、名前の登録を促しても良い。又は、特定部23は、撮影画像から顔画像を検出した全ての会議参加者について、会議中の発言時に、上述の音響データの教師データを用いて名前の取得を試行し、名前を取得できなかった会議参加者に対してのみ、名前の登録を促しても良い。
又は、特定部23は、会議中の会議参加者の声を音声認識し、音声認識した結果に基づいて発言内容を分析し、会議参加者を特定できる発言内容(例えば、「〇〇さんはどう思いますか?」)から、会議参加者の名前を取得しても良い。
なお、特定部23は、会議中の会議参加者の音響データを分析し、その音響データを、その会議参加者の名前等と対応付けて、教師データとして保持することとしても良い。これにより、教師データとして保持されていなかった会議参加者の音響データについては、新たに教師データとして保持することができ、また、教師データとして保持されていた会議参加者の音響データについては、教師データをさらに蓄積できるため、教師データの精度の向上を図ることができる。そのため、会議参加者が、次回以降に会議に参加する場合に、その会議参加者の特定や名前の取得がスムーズに行えるようになる。
<適用例2における表示例2>
続いて、図27を参照して、本適用例2における表示例2について説明する。なお、図27の表示例2では、拠点Xの会議室内で会議参加者が発言した声については、出力部22が拠点Yの会議室内のスピーカ(不図示)から音響出力するものとする。
図27の表示例2では、通知部24は、撮影部(不図示)により撮影された拠点Xの会議室内の撮影画像をモニター44Yに表示出力している。この撮影画像は、図23のモニター44Xの位置からテーブル42X周辺を撮影した画像に相当する。ただし、図23の撮影画像は、これには限定されず、全ての会議参加者の顔画像を含むものであれば良く、アングルは問わない。さらに、通知部24は、拠点Xの会議室内で会議参加者が発言した場合、その会議参加者の顔画像を囲む枠線をモニター44Yに表示出力している。
図27の表示例2の実現方法は、例えば、以下の通りである。
例えば、特定部23は、椅子43XA~43XDの位置と、椅子43XA~43XDの各々の位置から変換部21までの光ファイバ10の距離と、を対応付けた対応テーブル(図25参照)を予め保持しておく。特定部23は、会議参加者が発言した場合、その会議参加者の声が発生した位置から変換部21までの光ファイバ10の距離を特定し、対応テーブルを用いて、特定した距離に対応する椅子43Xの位置を特定する。また、特定部23は、拠点Xの会議室内の撮影画像において、椅子43XA~43XDがそれぞれどの部分に相当するかを判断できるようにするため、拠点Xの会議室内の配置データを保持しておく。そして、特定部23は、顔認証技術を用いて、拠点Xの会議室内の撮影画像の中から顔画像を検出し、検出した顔画像の中から、上記で特定した椅子43Xの位置に最も近い位置にある顔画像を特定する。通知部24は、拠点Xの会議室内の撮影画像を表示出力する。さらに、通知部24は、会議参加者が発言した場合、特定部23が特定した顔画像を囲む枠線を表示出力する。
また、図27の表示例2では、通知部24は、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の名前(ここでは、Michel)もモニター44Yに表示出力している。
なお、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の名前の取得方法は、例えば、上述の表示例1と同様で良いため、説明を省略する。
<適用例2における表示例3>
続いて、図28を参照して、本適用例2における表示例3について説明する。
図28の表示例3では、出力部22は、拠点Xの会議室内で会議参加者が発言した場合、その会議参加者の声をモニター44Yに表示出力している。このとき、通知部24は、出力部22が表示出力する声と共に、会議参加者の顔画像をモニター44Yに表示出力している。すなわち、図28の表示例3では、例えば、チャットのように、会議参加者の声及び顔画像を表示出力している。なお、図28の表示例3では、最新の声が最も下に表示出力される。
図28の表示例3の実現方法は、例えば、以下の通りである。
例えば、出力部22は、会議参加者が発言した場合、その会議参加者の声を表示出力する。特定部23は、椅子43XA~43XDの位置と、椅子43XA~43XDの各々の位置から変換部21までの光ファイバ10の距離と、を対応付けた対応テーブル(図25参照)を予め保持しておく。特定部23は、会議参加者が発言した場合、その会議参加者の声が発生した位置から変換部21までの光ファイバ10の距離を特定し、対応テーブルを用いて、特定した距離に対応する椅子43Xの位置を特定する。さらに、特定部23は、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の顔画像を取得する。通知部24は、会議参加者が発言した場合、特定部23が取得した顔画像を表示出力する。
会議参加者の顔画像の取得方法は、例えば、以下の通りである。
特定部23は、拠点Xの会議室内の撮影画像において、椅子43XA~43XDがそれぞれどの部分に相当するかを判断できるようにするため、拠点Xの会議室内の配置データを保持しておく。特定部23は、会議参加者が発言した場合、上述のように、その会議参加者が着座している椅子43Xの位置を特定する。そして、特定部23は、顔認証技術を用いて、拠点Xの会議室内の撮影画像の中から顔画像を検出し、検出した顔画像の中から、上記で特定した椅子43Xの位置に最も近い位置にある顔画像を、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の顔画像として取得する。
又は、特定部23は、複数の人物毎に、その人物の声の音響データを、その人物の名前及び顔画像等と対応付けて、教師データとして予め保持しておく。なお、この教師データは、特定部23が機械学習等により学習したものでも良い。特定部23は、会議参加者が発言した場合、上述のように、その会議参加者が着座している椅子43Xの位置を特定する。さらに、特定部23は、その会議参加者の声の音響データが有するパターンを、複数の教師データが有するパターンとそれぞれ比較する。特定部23は、その会議参加者の声の音響データが有するパターンが、いずれかの教師データが有するパターンに適合する場合、適合した教師データに対応付けられた人物の顔画像を、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の顔画像として取得する。
また、図28の表示例3では、通知部24は、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の名前(ここでは、Michel)もモニター44Yに表示出力している。
なお、上記で特定した椅子43Xに着座している会議参加者の名前の取得方法は、例えば、上述の表示例1と同様で良いため、説明を省略する。
なお、本適用例2では、テーブル42X周りに位置している会議参加者が、テーブル42X周りの椅子43Xに着座しているものとして説明したが、椅子43Xは必ずしも固定されているわけではない。そのため、図29に示されるように、テーブル42Xを複数のエリア(ここでは、エリアA~F)に区分し、特定部23は、会議参加者が発言した場合、会議参加者の声が発生したエリアの位置、すなわち発言した会議参加者がいるエリアの位置を特定しても良い。この場合、特定部23は、エリアの位置と、エリアの位置から変換部21までの光ファイバ10の距離と、を対応付けた対応テーブル(図30参照)を予め保持しておけば、その対応テーブルを用いて、声が発生したエリアの位置、すなわち発言した会議参加者がいるエリアの位置を特定することが可能となる。
<適用例3>
本適用例3は、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを監視システムに適用した例である。詳細には、本適用例3は、上述した実施の形態2の図4の構成の光ファイバセンシングシステムを適用した例である。
監視システムが監視を行う監視エリアは、例えば、国境、刑務所、商業施設、空港、病院、街中、港、プラント、介護施設、社屋、保育園、自宅等である。
以下では、監視エリアが保育園である場合において、保護者が、スマートフォン等の携帯端末上のアプリケーションを介して、監視システムに接続し、子供の声により子供の様子を確認するための監視システムの例について説明する。
保育園には、建物内の床、壁、天井等に光ファイバ10を敷設する。
また、特定部23は、保育園の園児となる複数の子供毎に、その子供の声の音響データを、その子供の保護者の識別情報(名前、識別番号等)と対応付けて、教師データとして予め保持しておく。なお、この教師データは、特定部23が機械学習等により学習したものでも良い。
保護者が、監視システムを利用する場合、以下の動作が行われる。
まず、保護者は、携帯端末上のアプリケーションを介して、監視システムに接続し、保護者の識別情報を送信する。
特定部23は、保護者から識別情報が送信されてくると、予め保持されている教師データの中から、その識別情報に対応付けられた、その保護者の子供の声の音響データを特定する。
以降、特定部23は、保育園において光ファイバ10により音が検出されると、その音の音響データが有するパターンを、上記で特定した音響データが有するパターンと比較する。特定部23は、光ファイバ10により検出された音の音響データが有するパターンが、上記で特定した音響データが有するパターンに適合する場合、光ファイバ10により検出された音の音響データを、保護者の子供の声の音響データとして抽出する。
出力部22は、特定部23が抽出した音響データに基づいて子供の声を、保護者の携帯端末のスピーカ等から音響出力する。
このとき、出力部22は、保護者の子供以外の声については出力しないことが好適である。これにより、保護者の子供以外の子供や保育士の声が出力されないため、他人のプライバシーを保護することが可能となる。
なお、上記の説明では、特定部23は、パターンマッチングを利用して、保護者の子供の音響データを抽出していたが、これには限定されない。例えば、特定部23は、音声認証技術を利用して、保護者の子供の音響データを抽出しても良い。音声認証技術を利用する場合、例えば、以下のような動作が行われる。
特定部23は、保育園の園児となる複数の子供毎に、その子供の声の音響データの特徴を、その子供の保護者の識別情報(名前、識別番号等)と対応付けて、予め保持しておく。なお、この音響データの特徴は、特定部23が機械学習等により学習したものでも良い。
特定部23は、保護者から識別情報が送信されてくると、予め保持されている音響データの特徴の中から、その識別情報に対応付けられた、その保護者の子供の声の音響データの特徴を特定する。
以降、特定部23は、保育園において光ファイバ10により音が検出されると、その音の音響データの特徴を、上記で特定した音響データの特徴と比較する。特定部23は、光ファイバ10により検出された音の音響データの特徴が、上記で特定した音響データの特徴に適合する場合、光ファイバ10により検出された音の音響データを、保護者の子供の声の音響データとして抽出する。
<適用例4>
本適用例4は、上述の実施の形態に係る光ファイバセンシングシステムを音収集システムに適用した例である。詳細には、本適用例3は、上述した実施の形態2の図4の構成の光ファイバセンシングシステムを適用した例である。
音収集システムが音を収集する音収集エリアは、例えば、国境、刑務所、駅、空港、宗教施設、監視施設等の要注意人物が出没する可能性があるエリアである。
以下では、音収集エリアにおいて、要注意人物の声を収集するための音収集システムの例について説明する。
音収集エリアには、建物内の床、壁、天井、屋外の地中、フェンス等に光ファイバ10を敷設する。
音収集システムが、要注意人物の声を収集する場合、以下の動作が行われる。
特定部23は、要注意人物を特定する。例えば、不審者検出システム(不図示)等が音収集エリアにいる人物の挙動等を分析し、不審者を特定した場合、特定部23は、その不審者を要注意人物と特定する。
続いて、特定部23は、不審者検出システム等と連携して、要注意人物の位置(その位置から変換部21までの光ファイバ10の距離)を特定する。
以降、変換部21は、特定部23が特定した位置にて光ファイバ10が検出した音が重畳された戻り光を音響データに変換する。特定部23は、音響データが有するパターンの動的変化を分析し、要注意人物の声(他の要注意人物と会話しているときの声等)の音響データを抽出する。
出力部22は、特定部23が抽出した音響データに基づいて要注意人物の声を、警備システムや警備員室に音響出力又は表示出力する。また、通知部24が、要注意人物が発見されたことを、警備システムや警備員室に通知しても良い。
<光ファイバセンシング機器のハードウェア構成>
続いて以下では、図31を参照して、光ファイバセンシング機器20を実現するコンピュータ50のハードウェア構成について説明する。ここでは、上述した実施の形態2の図4の構成の光ファイバセンシング機器20を実現する場合を例に挙げて説明する。
図31に示されるように、コンピュータ50は、プロセッサ501、メモリ502、ストレージ503、入出力インタフェース(入出力I/F)504、及び通信インタフェース(通信I/F)505等を備える。プロセッサ501、メモリ502、ストレージ503、入出力インタフェース504、及び通信インタフェース505は、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路で接続されている。
プロセッサ501は、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置である。メモリ502は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリである。ストレージ503は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはメモリカード等の記憶装置である。また、ストレージ503は、RAMやROM等のメモリであっても良い。
ストレージ503は、光ファイバセンシング機器20が備える構成要素(変換部21、出力部22、特定部23、及び通知部24)の機能を実現するプログラムを記憶している。プロセッサ501は、これら各プログラムを実行することで、光ファイバセンシング機器20が備える構成要素の機能をそれぞれ実現する。ここで、プロセッサ501は、上記各プログラムを実行する際、これらのプログラムをメモリ502上に読み出してから実行しても良いし、メモリ502上に読み出さずに実行しても良い。また、メモリ502やストレージ503は、光ファイバセンシング機器20が備える構成要素が保持する情報やデータを記憶する役割も果たす。また、メモリ502やストレージ503は、図3の保存部25の役割も果たす。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータ(コンピュータ50を含む)に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、CD-R(CD-Recordable)、CD-R/W(CD-ReWritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
入出力インタフェース504は、表示装置5041、入力装置5042、音出力装置5043等と接続される。表示装置5041は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、モニターのような、プロセッサ501により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入力装置5042は、オペレータの操作入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボード、マウス、及びタッチセンサ等である。表示装置5041及び入力装置5042は一体化され、タッチパネルとして実現されていても良い。音出力装置5043は、スピーカのような、プロセッサ501により処理された音響データに対応する音を音響出力する装置である。
通信インタフェース505は、外部の装置との間でデータを送受信する。例えば、通信インタフェース505は、有線通信路または無線通信路を介して外部装置と通信する。
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
音が重畳された光信号を伝送する光ファイバと、
前記光信号を音響データに変換する変換部と、
前記音響データに基づいて前記音を出力する出力部と、
を備える光ファイバセンシングシステム。
(付記2)
前記光信号に基づいて、前記音の発生位置を特定する特定部と、
前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置を通知する通知部と、
をさらに備える、付記1に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記3)
前記特定部は、前記音響データが有するパターンに基づいて、前記音の音源の種別を特定し、
前記通知部は、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
付記2に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記4)
前記特定部は、発生位置が異なる複数の音について、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を特定し、
前記通知部は、発生位置が異なる複数の音について、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
付記3に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記5)
前記音響データを保存する保存部をさらに備え、
前記出力部は、前記保存部から前記音響データを読み出し、読み出した前記音響データに基づいて前記音を出力する、
付記3又は4に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記6)
前記保存部は、前記音響データと対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を保存し、
前記通知部は、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記保存部から前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を読み出し、読み出した前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、通知する、
付記5に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記7)
前記光ファイバを収容する物体をさらに備え、
前記光ファイバは、前記物体の周辺で発生した前記音が重畳された光信号を伝送する、
付記1から6のいずれか1項に記載の光ファイバセンシングシステム。
(付記8)
光ファイバにより伝送される、音が重畳された光信号を、音響データに変換する変換部と、
前記音響データに基づいて前記音を出力する出力部と、
を備える光ファイバセンシング機器。
(付記9)
前記光信号に基づいて、前記音の発生位置を特定する特定部と、
前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置を通知する通知部と、
をさらに備える、付記8に記載の光ファイバセンシング機器。
(付記10)
前記特定部は、前記音響データが有するパターンに基づいて、前記音の音源の種別を特定し、
前記通知部は、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
付記9に記載の光ファイバセンシング機器。
(付記11)
前記特定部は、発生位置が異なる複数の音について、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を特定し、
前記通知部は、発生位置が異なる複数の音について、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
付記10に記載の光ファイバセンシング機器。
(付記12)
前記音響データを保存する保存部をさらに備え、
前記出力部は、前記保存部から前記音響データを読み出し、読み出した前記音響データに基づいて前記音を出力する、
付記10又は11に記載の光ファイバセンシング機器。
(付記13)
前記保存部は、前記音響データと対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を保存し、
前記通知部は、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記保存部から前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を読み出し、読み出した前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、通知する、
付記12に記載の光ファイバセンシング機器。
(付記14)
前記光ファイバは、前記光ファイバを収容する物体の周辺で発生した前記音が重畳された光信号を伝送する、
付記8から13のいずれか1項に記載の光ファイバセンシング機器。
(付記15)
光ファイバセンシングシステムによる音出力方法であって、
光ファイバが、音が重畳された光信号を伝送する伝送ステップと、
前記光信号を音響データに変換する変換ステップと、
前記音響データに基づいて前記音を出力する出力ステップと、
を含む、音出力方法。
(付記16)
前記光信号に基づいて、前記音の発生位置を特定する特定ステップと、
前記出力ステップで前記音を出力する場合に、前記出力ステップで出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置を通知する通知ステップと、
をさらに含む、付記15に記載の音出力方法。
(付記17)
前記特定ステップでは、前記音響データが有するパターンに基づいて、前記音の音源の種別を特定し、
前記通知ステップでは、前記出力ステップで前記音を出力する場合に、前記出力ステップで出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
付記16に記載の音出力方法。
(付記18)
前記特定ステップでは、発生位置が異なる複数の音について、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を特定し、
前記通知ステップでは、発生位置が異なる複数の音について、前記出力ステップで前記音を出力する場合に、前記出力ステップで出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
付記17に記載の音出力方法。
(付記19)
前記音響データを保存する保存ステップをさらに含み、
前記出力ステップでは、前記保存された前記音響データを読み出し、読み出した前記音響データに基づいて前記音を出力する、
付記17又は18に記載の音出力方法。
(付記20)
前記保存ステップでは、前記音響データと対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を保存し、
前記通知ステップでは、前記出力ステップで前記音を出力する場合に、前記保存された前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を読み出し、読み出した前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を、前記出力ステップで出力する前記音と対応付けて、通知する、
付記19に記載の音出力方法。
(付記21)
前記伝送ステップでは、前記光ファイバが、前記光ファイバを収容する物体の周辺で発生した前記音が重畳された光信号を伝送する、
付記15から20のいずれか1項に記載の音出力方法。
10 光ファイバ
20 光ファイバセンシング機器
21 変換部
22 出力部
23 特定部
24 通知部
25 保存部
26 収集部
31 分析装置
32 スピーカ
33 モニター
41,41A,41B マイク
42,42X テーブル
43XA~43XD 椅子
44X,44Y モニター
50 コンピュータ
501 プロセッサ
502 メモリ
503 ストレージ
504 入出力インタフェース
5041 表示装置
5042 入力装置
5043 音出力装置
505 通信インタフェース

Claims (10)

  1. 光ファイバに入射したパルス光に対する散乱光であって、前記光ファイバに伝わった音が重畳された散乱光を伝送する光ファイバと、
    前記散乱光を音響データに変換する変換部と、
    前記音響データに基づいて前記音を出力する出力部と、
    を備える光ファイバセンシングシステム。
  2. 前記散乱光に基づいて、前記音の発生位置を特定する特定部と、
    前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置を通知する通知部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の光ファイバセンシングシステム。
  3. 前記特定部は、前記音響データが有するパターンに基づいて、前記音の音源の種別を特定し、
    前記通知部は、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
    請求項2に記載の光ファイバセンシングシステム。
  4. 光ファイバに入射したパルス光に対する散乱光であって、光ファイバにより伝送される、前記光ファイバに伝わった音が重畳された散乱光を、音響データに変換する変換部と、
    前記音響データに基づいて前記音を出力する出力部と、
    を備える光ファイバセンシング機器。
  5. 前記散乱光に基づいて、前記音の発生位置を特定する特定部と、
    前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置を通知する通知部と、
    をさらに備える、請求項4に記載の光ファイバセンシング機器。
  6. 前記特定部は、前記音響データが有するパターンに基づいて、前記音の音源の種別を特定し、
    前記通知部は、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
    請求項5に記載の光ファイバセンシング機器。
  7. 前記特定部は、発生位置が異なる複数の音について、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を特定し、
    前記通知部は、発生位置が異なる複数の音について、前記出力部が前記音を出力する場合に、前記出力部が出力する前記音と対応付けて、前記音の発生位置及び前記音の音源の種別を通知する、
    請求項6に記載の光ファイバセンシング機器。
  8. 前記音響データを保存する保存部をさらに備え、
    前記出力部は、前記保存部から前記音響データを読み出し、読み出した前記音響データに基づいて前記音を出力する、
    請求項6又は7に記載の光ファイバセンシング機器。
  9. 前記光ファイバは、前記光ファイバを収容する物体の周辺で発生した前記音が重畳された散乱光を伝送する、
    請求項4から8のいずれか1項に記載の光ファイバセンシング機器。
  10. 光ファイバセンシングシステムによる音出力方法であって、
    光ファイバが、光ファイバに入射したパルス光に対する散乱光であって、前記光ファイバに伝わった音が重畳された散乱光を伝送する伝送ステップと、
    前記散乱光を音響データに変換する変換ステップと、
    前記音響データに基づいて前記音を出力する出力ステップと、
    を含む、音出力方法。
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