JP7542032B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像素子を用いて被写体の画像を取得する撮像装置に関し、特に撮像素子ユニットの保持信頼性に関するものである。
従来、撮像素子を利用した電子機器が使用される温度環境や、電子機器使用時の発熱によって、撮像素子ユニットの配置精度が悪化する懸念があった。
例えば、特許文献1では撮像素子が中央部に実装された基板を高熱線膨張部材と低熱線膨張部材を貼りわせた部材とした撮像装置が開示されている。
この撮像装置では、撮像装置内の温度が上昇した際に高熱線膨張部材と低熱線膨張部材の線膨張量の差によって基板がその中央部がレンズ側に凸になるように変形(湾曲)することで最終レンズ面と撮像素子間の距離の変化を抑制する。
特許第3173927号公開
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、撮像素子が実装された基板のコストが高くなる懸念がある。
また、撮像素子が実装された基板のサイズを大きくすることなく上記距離の変化抑制する効果を高めるためには、基板の変形量(曲率)を大きくする必要があり、その結果、基板や撮像素子へのダメージが懸念される。
本発明は、コストを上げることなく、かつ撮像素子を保持する部材のサイズを大きくすることなく、温度変化に伴う最終レンズ面と撮像素子間の距離の変化を抑制できるようにした撮像装置を提案する。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子が実装された回路基板と、前記回路基板を保持するための開口部を有する保持板金と、前記撮像素子で取得した信号を処理する演算回路と、前記回路基板に実装され且つ前記撮像素子で取得した信号を前記演算回路に伝達するためのコネクタと、を有する撮像装置であって、
前記回路基板は、前記撮像素子が実装された実装面で前記保持板金と当接して固定されており、
前記回路基板の線膨張係数が前記保持板金の線膨張係数よりも小さく、
前記撮像素子の前記コネクタの長辺方向と平行な一方の端面は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤により直接的に固定され、
前記撮像素子の前記コネクタの長辺方向と平行な他方の端面2は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤により直接的に固定されていることを特徴とする。
本発明によればコストを上げることなく、かつ撮像素子を保持する部材のサイズを大きくすることなく、温度変化に伴う最終レンズ面と撮像素子間の距離の変化を抑制できるようにした撮像装置を提案することができる。
本発明の実施の形態による撮像装置の外観を表す図である。 本発明の実施の形態による撮像装置の構成を表すブロック図である。 (a)実施例1における撮像装置内部における撮像素子保持構想の分解斜視図、(b)実施例1における撮像ユニットの分解斜視図、(c)実施例1における断面図、(d)実施例1における撮像ユニット変形を示した断面図 実施例1における撮像ユニットの拡大断面図 実施例1における撮像ユニットの背面図 実施例2における撮像ユニットの分解斜視図
(実施例1)
図1および図2を参照し、本実施例の撮像装置として、レンズ交換式のデジタルカメラを説明する。
図1および図2に示すカメラ10は、レンズ交換式のデジタルカメラである。
図1では交換レンズユニットが装着されていない状態の本体部100を示している。
図1(a)はカメラ10を前面側から見た場合の外観斜視図であり、図1(b)はカメラ10を背面側から見た場合の斜視図である。
カメラ10の光軸方向をZ軸方向として、Z軸方向と直交する左右方向をX方向とし、Z軸方向と直交する上下方向をY方向と定義する。
図2はカメラ10の機能行使を示すブロック図である。
(撮像装置の斜視図)
カメラ10は筐体をなす本体部100にグリップ部120を有する。
図1には交換レンズユニットが装着されていない状態の本体部100を示している。グリップ部120は、ユーザがカメラ10を保持するための把持部である。
グリップ部120は本体部100の少なくとも一端に設けられ、ユーザが掌で覆うように把持し、指を引っ掛けられるように曲面形状で形成される。
グリップ部120の表面を、合成ゴムなどの弾性部材で形成することにより、良好なグリップ性を得ることができる。
(撮像装置のブロック図)
レンズユニット50(図2)は撮像光学系を構成し、複数のレンズ群からなるフォーカスレンズ51aとズームレンズ51bを備える。
カメラ10の前面のマウント開口60に対し、レンズ着脱ボタン61の押下操作により、レンズユニット50の着脱が可能な構成である。
レンズユニット50は開口量を調節する絞り52を備える。
レンズ駆動機構53はフォーカスレンズ51a、ズームレンズ51bを駆動し、焦点合わせやズーム駆動を行う。絞り駆動機構54は絞り52を駆動し、絞り値を制御する。
レンズCPU(中央演算処理装置)55は各種信号処理を行い、レンズユニット50内の各部を制御する。
カメラ10の本体部100とレンズユニット50は、カメラ側通信I/F(インターフェイス)部62とレンズ側通信I/F部56とで電気的に接続され、相互に通信することができる。
また、本体部100からレンズユニット50へ電源供給が行われる。
本体部100が備えるレンズ検出スイッチ63は、カメラ10の本体部100とレンズユニット50がカメラ側通信I/F(インターフェイス)部62とレンズ側通信I/F部56を介して通信可能であるか否かの判別を行う。
また、レンズ検出スイッチ63はカメラ10の本体部100に装着されたレンズユニット50の種類を識別することができる。
カメラCPU40はカメラ10の各要素の動作制御を行う。以下カメラCPU40を単にCPU40という。
電源65はカメラ10の各要素に対し電力を供給する。
電源65はカメラ10に対して着脱可能な電池パックで構成される二次電池である。
電源供給回路66は電源65の電圧をカメラ10の各要素の動作に必要な電圧に変換する。
シャッタ80はフォーカルプレーンシャッタからなり、撮像素子201の露出および遮蔽により撮影光束の入射制御を行う。
シャッタ駆動回路81はシャッタ幕(不図示)を開閉動作させ、これにより撮像素子201の露出状態(開状態)または遮蔽状態(閉状態)への移行や保持が可能である。
撮像素子201はレンズユニット50からの撮影光束を取り込んで光電変換を行う。撮像素子201にはCMOS(相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサやCCD(電荷結合素子)イメージセンサが使用され、電子シャッタ機能を有する。
撮像素子201の前面には、水晶などの材料からなる矩形状の光学ローパスフィルタ75が配置される。圧電素子76は光学ローパスフィルタ75の表面に接着保持されており、電圧を印加することで、光学ローパスフィルタ75をZ軸方向にて波状に振動させる。
圧電素子76への通電制御を行う圧電素子駆動回路77は、不図示の圧電素子用フレキシブル基板を介して圧電素子76と電気的に接続されている。
圧電素子76の通電制御により、複数の次数の異なる振動モードで光学ローパスフィルタ75を振動させることができる。
これにより光学ローパスフィルタ75の表面に付着した塵埃の除去が可能である。
振れ検出センサ78は、例えば角速度センサであり、カメラ10の角速度を周期的に検出し、電気信号に変換する。
振れ検出センサ78の出力は、CPU40がカメラ10の振れ量の検出信号として取得する。
撮像ユニット駆動機構72は、撮像素子201を駆動する。
撮像ユニット200は撮像素子201、撮像信号処理回路基板202、光学ローパスフィルタ75、圧電素子76、撮像ユニット駆動機構72を含む。
撮像素子201をカメラ10の光軸と直交する平面(X-Y平面)上で駆動するための駆動コイル(不図示)、永久磁石(不図示)、位置検出センサ(不図示)が設けられている。
撮像ユニット駆動回路73は、撮像ユニット駆動機構72と不図示の撮像ユニット駆動機構用フレキシブル基板を介して電気的に接続され、撮像ユニット駆動機構72の通電制御を行う。
CPU40は振れ検出センサ78の検出結果に応じて、カメラ10の振れを打ち消す方向に撮像ユニット200を駆動することで、像ブレを補正することができる。
外部メモリ67は、本体部100に着脱可能な半導体メモリーカードなどからなり、撮影画像のデータを記録する。
図1(b)に示すように、カメラ10の背面には、LCD等のディスプレイ87が設けられ、ディスプレイ87の上側には、撮像素子201に導かれた被写体光束を観測できるファインダ85が設けられている。
ファインダ85は、カメラ10の背面左上部に設けられた接眼光学系86を有する電子ビューファインダであり、ファインダ85は、撮像素子201で投影されたスルー画像表示や、カメラ10の設定表示を行う。
カメラ10の本体部100から-Z方向に向かって、ファインダ85が突出している。
撮影者がカメラ10を背面側から見た場合、右手でグリップ部120を持ち、カメラ10を構えたとき、ディスプレイ87の上部にファインダ85が位置することになる。
(カメラ10のフランジバックを保証する構成)
次に図3を用いて、カメラ10のフランジバックを保証する構成について説明する。
図3(a)は、カメラ10の内部における撮像素子保持構造を分解して示している。
図3(b)は、撮像ユニット200の撮像素子保持構成を分解して示している。
図3(c)は、カメラ10の内部における撮像素子保持構造の断面を示している。
構造部材としてのシャーシ部材190の前端(図中の左端)には、前述したマウント101が固定されている。シャーシ部材190は、樹脂材料や金属材料等で形成されている。
マウント101はシャーシ部材190に固定されている。撮像素子201は撮像ユニット200中の撮像素子保持部材203に配置されている。撮像素子保持部材203とシャーシ部材190の間には、圧縮コイルばねである調整ばね191が配置される。
調整ばね191の一端はシャーシ部材190に接しており、もう一端は撮像素子保持部材203に接している。調整ばね191は自然状態から所定の量縮んだ状態で組付けられており、撮像素子保持部材203をマウント101とは反対方向(Z軸マイナス方向)に付勢する。
また、図3(b)に記号FBで示している、マウント101から撮像素子201までの距離がカメラ10のフランジバックである。
フランジバックはレンズの焦点距離に合わせて精密に調整される必要があり、フランジバックの距離が変化すると、被写体にピントが合わなくなり、撮影画像の品質が低下してしまう。
カメラ10のフランジバックを調整する際は、ビス192の締め込み量で調整が可能である。
これらシャーシ部材190におけるマウント101側とは反対側の部分としての支持軸部190aの後端には、撮像素子保持部材203がビス205により取り付けられ(固定され)ている。
撮像素子保持部材203の背面側には、CMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子201の撮像信号処理回路基板202が当接している。
図3(a)、図3(b)に示すように、撮像素子201および撮像信号処理回路基板202は、撮像素子201の対向する2側面(201a、201b)において、接着剤204によって、撮像素子保持部材203に固定される。
撮像信号処理回路基板202は、さらに、撮像素子201の外側(前述の接着剤204により固定された領域外)における複数個所でビス205により撮像素子保持部材203に締結されている。
カメラ10により撮像を行うと、撮像素子201や信号処理チップが発熱する。
この結果、撮像素子201や信号処理チップの熱的に接続されているシャーシ部材190の温度が上昇してシャーシ部材190が線膨張し、これにより撮像素子201の光軸方向での位置が後側にずれる。
つまり、フランジバックが撮像前に比べて増加する。
フランジバックの増加により、撮像レンズユニットのピント位置が撮像素子201の撮像面からずれて、被写体像にぼけが発生する。
一般に、樹脂材料は金属材料に比べて線膨張係数が大きい。このため、シャーシ部材190が樹脂材料で形成されている場合にフランジバックの増加が顕著となる。
また、撮像素子201が固定された撮像素子保持部材203も、その温度が撮像素子201の発熱によって上昇することで線膨張する。
図3(d)は、撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202の線膨張による撮像素子201の光軸方向での位置変化を示している。
図3(d)は、撮像信号処理回路基板202および撮像素子保持部材203の光軸Oに直交する方向での線膨張により生じるマウント101側への変形による撮像素子201の光軸方向での位置変化を示している。
温度上昇に伴って撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202はそれぞれ光軸Oに直交する方向に線膨張する。
このため、撮像信号処理回路基板202の線膨張係数が撮像素子保持部材203の線膨張係数と比べて小さい場合には撮像信号処理回路基板202の線膨張量が撮像素子保持部材203の線膨張量小さい。
撮像信号処理回路基板202と撮像素子保持部材203は接着剤204およびビス205によりY方向にて固定されている。
このため、撮像信号処理回路基板202は、該撮像信号処理回路基板202と撮像素子保持部材203の線膨張量の差分だけ撮像信号処理回路基板202の中央部がマウント101側に凸となるように変形(湾曲)する。
この撮像信号処理回路基板202のマウント101側への変形量としての湾曲凸量の最大値をAとする。
このとき、上述した撮像素子201の後側への位置変化がなければ、撮像信号処理回路基板202に実装(固定された)撮像素子201はAだけマウント101に近づくことになる。
このため、シャーシ部材190が撮像素子201を後側に移動させる方向に線膨張しても、撮像信号処理回路基板202のY方向での線膨張によるマウント101側への湾曲を利用してフランジバックの増加量をAだけ少なくすることができる。
最大湾曲凸量Aは撮像信号処理回路基板202の線膨張係数が撮像素子保持部材203の線膨張係数よりも大きく、その差が大きいほど大きくなる。
また、最大湾曲凸量Aは撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202を固定するビス205間の距離が大きいほど大きくなる。
このように本実施例では、撮像信号処理回路基板202が、マウント101側(レンズ側)への線膨張が許容され、かつY方向への線膨張によるマウント101側への変形が許容されるように撮像素子保持部材203に固定されている。
このため、撮像素子保持部材203の光軸Oに直交する方向での線膨張によるマウント101側への変形量(A)の分だけフランジバックの増加を抑制することができる。
この際撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202の材料をそれらの線膨張係数を考慮して選択することにより、変形量(A)を調整することができる。
(撮像ユニット200の接着剤204付近を拡大した断面図)
図4は、撮像ユニット200の接着剤204付近を拡大した断面図である。
撮像信号処理回路基板202に実装された平板上の撮像素子1は、撮像素子保持部材203の開口部内に配置されている。
図4に示すように、接着剤204は、撮像素子201の側面201aおよび、撮像信号処理回路基板202と、撮像素子保持部材203を橋架するよう固定される。
ビス205は、接着剤204が塗布された領域よりも、光軸から離れた位置では撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202をする。
前述の通り、最大湾曲凸量Aは撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202を固定するビス205間の距離が大きいほど大きくすることが可能である。
また、撮像素子201の側面201aおよび、撮像信号処理回路基板202は接着剤204により境架されている。
そのため、撮像素子201と撮像信号処理回路基板202の変形時の接合信頼性を確保したうえで、温度変化に伴うフランジバックの変化を抑制することができる。
撮像信号処理回路基板202は、熱伝導率が他領域より熱伝導率が高い放熱層202bがあり、撮像素子201から撮像素子保持部材203、ビス205に対して、光軸Oに対して垂直な平面(XY平面)で一部が重なっている。
また、開口部を有する撮像素子保持部材203の光軸Oに対して垂直な平面(XY平面)内で、2つのビス205は、光軸Oに対して点対称に撮像素子保持部材203の裏面に締結されている。
これにより、撮影中の撮像素子保持部材203の温度上昇量を上げることが可能となるため、最大湾曲凸量Aをさらに大きくすることが可能となる。
(高温時の撮像素子保持構成)
図5(a)は、背面側からみた本実施例の高温時の撮像素子保持構成を示している。
図5(b)は図5(a)のA-A′断面を示している。図5(c)は図5(c)のB-B′断面を示している。
撮像素子コネクタ202aは、CPU40と撮像信号処理回路基板202を電気的に接続するフレキシブル回路基板用のコネクタである。
図5(a)に示すように、撮像素子コネクタ202aのピッチ方向(長手方向)が、撮像素子201の接着剤204で固定される側面201aおよび側面201bと略平行になるように撮像信号処理回路基板202に実装される。長手方向がX方向で、短手方向がY方向である。
図5(c)に示すように、本実施例において、撮像信号処理回路基板202と撮像素子保持部材203はX方向では固定されていない。
そのため、X方向(図5cの断面)の変形は、Y方向(図5bの断面)の変形に対しい小さい。
これにより、撮像素子コネクタ202aが、撮像素子201と撮像信号処理回路基板202の変形を阻害することなく、撮像素子コネクタ202aの実装信頼性を担保することができる。
接合信頼性を確保したうえで、温度変化に伴うフランジバックの変化を抑制することができる。
以下に本実施例の特徴を整理した。
撮像装置(図3)は、撮像素子201が実装された回路基板202と、回路基板202を保持するための開口部を有する保持板金203と、を有する。
また、撮像装置(図3)は、撮像素子201で取得した信号を処理する演算回路40と、回路基板202に実装され且つ撮像素子201で取得した信号を演算回路40に伝達するためのコネクタ202aと、を有する。
回路基板202は、撮像素子201が実装された実装面で保持板金203と当接して固定されている。
回路基板202の線膨張係数が保持板金203の線膨張係数よりも小さい。
撮像素子201のコネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面201aは、対向する保持板金203の開口部のコネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤204により直接的に固定されている。
撮像素子201のコネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面201bは、対向する保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤204により直接的に固定されている。
また、回路基板202は、保持板金203に対して第1の接着剤204よりも光軸から遠い位置で第1のビス205で固定されている。
回路基板202は、保持板金203に対して第1の接着剤204よりも光軸から遠い位置で第2のビス205で固定されている(図3、図4)。
また、回路基板202は、実装面の表面層よりも熱伝導率が高い放熱層202bを有し、光軸方向から見た場合、放熱層202bは、撮像素子201の外縁に設けられた保持板金203に重畳している(図4)。
回路基板202は、実装面の表面層よりも熱伝導率が高い放熱層202bを有し、光軸方向から見た場合、放熱層202bは、撮像素子201の外縁に設けられた保持板金203及び第1のビス205及び第2のビス205に重畳している(図4)。
撮像素子201のコネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面201a及び回路基板202の実装面は、対向する保持板金203の開口部のコネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤204により直接的に固定されている。
撮像素子201のコネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面201b及び回路基板202の実装面は、対向する保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤204により直接的に固定されている(図4)。
(実施例2)
図6は、実施例2における撮像ユニット200の撮像素子201の保持構成を分解して示している。
図6において実施例1と同じ構成要素には実施例1と同符号を付している。
本実施例において、撮像素子201および撮像信号処理回路基板202は、撮像素子201の対向する2側面(201a、201b)において、接着剤204によって、撮像素子保持部材303に固定される。
撮像素子保持部材203の背面側には、撮像素子201の撮像信号処理回路基板202が位置している。
そして、撮像素子201の側面201aおよび側面201bと平行な領域において、撮像素子保持部材303(303a、303b)と撮像信号処理回路基板202(202a、202b)は当接する。
撮像素子保持部材203は、金属性の板金等で形成されたプレート部材であり、撮像素子201の側面201aおよび側面201bと垂直な辺303c、303dにおいて、光軸方向に略垂直な立ち曲げ部を有する。
横長の直方体形状である撮像素子201の側面201aと側面201bを繋ぐ2つの垂直辺は、撮像信号処理回路基板202に対して接着剤で接着固定されてない。
YZ平面内において、撮像素子保持部材303の光軸方向に略垂直な立ち曲げ部303c、303dの各々は、コの字の形状で、両脇の2つの腕部と、像面側に湾曲した湾曲部からなる(図6)。
立ち曲げ部303c、303dの各々の湾曲部は、中央部が周辺部に対して、YZ平面内のZ方向の幅が細い。
また、撮像素子201の外側に位置する立ち曲げ部303c、303dの各々の両脇の2つの腕部のYZ平面内のZ方向の幅は、立ち曲げ部303c、303dの各々の湾曲部のYZ平面内のZ方向の幅より厚い。
立ち曲げ部303c、303dは、図3、図5の説明にあるように、X方向(図3d、図5bの断面)の変形を抑制できる形状となっている。
撮像素子201の側面201aおよび側面201bと垂直な辺(303c、303d)では、撮像素子保持部材203と撮像信号処理回路基板202は当接しない。
本実施例においても、撮像信号処理回路基板202は、さらに、撮像素子201の外側(前述の接着剤204により固定された領域外)における複数個所でビス205等により撮像素子保持部材203に締結されている。
本実施例においては、撮像ユニット200のサイズを大きくすることなく、温度変化に伴うフランジバック変化を抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下に本実施例の特徴を整理した。
回路基板202のコネクタ202aの長辺方向と垂直な一方の端面は、対向する持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と垂直な一方の端面に接着固定されていない。
回路基板202のコネクタ202aの長辺方向と垂直な他方の端面は、対向する保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と垂直な他方の端面に接着固定されていない(図6)。
また、保持板金203は、光軸と垂直な方向から見た場合、開口部の端面が撮像素子201と重畳している(図6)。その効果は曲率の平準化(片ボケの抑制)および小型化である。
本実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)
撮像素子と、前記撮像素子201が実装された回路基板202と、前記回路基板202を保持するための開口部を有する保持板金203と、前記撮像素子201で取得した信号を処理する演算回路40と、前記回路基板202に実装され且つ前記撮像素子201で取得した信号を前記演算回路40に伝達するためのコネクタ202aと、を有する撮像装置であって、
前記回路基板202は、前記撮像素子201が実装された実装面で前記保持板金203と当接して固定されており、
前記回路基板202の線膨張係数が前記保持板金203の線膨張係数よりも小さく、
前記撮像素子201の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面201aは、対向する前記保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤204により直接的に固定され、
前記撮像素子201の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面201bは、対向する前記保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤204により直接的に固定されていることを特徴とする撮像装置。
(構成2)
前記回路基板202は、前記保持板金203に対して前記第1の接着剤204よりも光軸から遠い位置で第1のビス205で固定され、
前記回路基板202は、前記保持板金203に対して前記第1の接着剤204よりも光軸から遠い位置で第2のビス205で固定されていることを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成3)
前記回路基板202は、前記実装面の表面層よりも熱伝導率が高い放熱層202bを有し、
光軸方向から見た場合、前記放熱層202bは、前記撮像素子201の外縁に設けられた前記保持板金203に重畳している構成2に記載の撮像装置。
(構成4)
前記回路基板202の前記コネクタ202aの長辺方向と垂直な一方の端面は、対向する前記保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と垂直な一方の端面に接着固定されておらず、
前記回路基板202の前記コネクタ202aの長辺方向と垂直な他方の端面は、対向する前記保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と垂直な他方の端面に接着固定されていない構成1に記載の撮像装置。
(構成5)
前記保持板金203は、光軸と垂直な方向から見た場合、前記開口部の端面が前記撮像素子201と重畳している構成4に記載の撮像装置。
(構成6)
前記回路基板202は、前記実装面の表面層よりも熱伝導率が高い放熱層202bを有し、
前記光軸方向から見た場合、前記放熱層202bは、前記撮像素子201の外縁に設けられた前記保持板金203及び前記第1のビス205及び前記第2のビス205に重畳している構成3に記載の撮像装置。
(構成7)
前記撮像素子201の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面201a及び前記回路基板202の実装面は、対向する前記保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤204により直接的に固定され、
前記撮像素子201の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面201b及び前記回路基板202の実装面は、対向する前記保持板金203の開口部の前記コネクタ202aの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤204により直接的に固定されている構成1に記載の撮像装置。
101 マウント
201 撮像素子
202 撮像信号処理回路基板
203 撮像素子保持部材
204 接着剤
205 ビス
100 デジタルカメラ

Claims (7)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子が実装された回路基板と、前記回路基板を保持するための開口部を有する保持板金と、前記撮像素子で取得した信号を処理する演算回路と、前記回路基板に実装され且つ前記撮像素子で取得した信号を前記演算回路に伝達するためのコネクタと、を有する撮像装置であって、
    前記回路基板は、前記撮像素子が実装された実装面で前記保持板金と当接して固定されており、
    前記回路基板の線膨張係数が前記保持板金の線膨張係数よりも小さく、
    前記撮像素子の前記コネクタの長辺方向と平行な一方の端面は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤により直接的に固定され、
    前記撮像素子の前記コネクタの長辺方向と平行な他方の端面2は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤により直接的に固定されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記回路基板は、前記保持板金に対して前記第1の接着剤よりも光軸から遠い位置で第1のビスで固定され、
    前記回路基板は、前記保持板金に対して前記第1の接着剤よりも光軸から遠い位置で第2のビスで固定されている請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記回路基板は、前記実装面の表面層よりも熱伝導率が高い放熱層を有し、
    光軸方向から見た場合、前記放熱層は、前記撮像素子の外縁に設けられた前記保持板金に重畳している請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記回路基板の前記コネクタの長辺方向と垂直な一方の端面は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と垂直な一方の端面に接着固定されておらず、
    前記回路基板の前記コネクタの長辺方向と垂直な他方の端面は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と垂直な他方の端面に接着固定されていない請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記保持板金は、光軸と垂直な方向から見た場合、前記開口部の端面が前記撮像素子と重畳している請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記回路基板は、前記実装面の表面層よりも熱伝導率が高い放熱層を有し、
    前記光軸方向から見た場合、前記放熱層は、前記撮像素子の外縁に設けられた前記保持板金及び前記第1のビス及び前記第2のビスに重畳している請求項3に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子の前記コネクタの長辺方向と平行な一方の端面及び前記回路基板の実装面は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と平行な一方の端面に第1の接着剤により直接的に固定され、
    前記撮像素子の前記コネクタの長辺方向と平行な他方の端面及び前記回路基板の実装面は、対向する前記保持板金の開口部の前記コネクタの長辺方向と平行な他方の端面に第2の接着剤により直接的に固定されている請求項1に記載の撮像装置。
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