JP7544496B2 - 火災報知設備 - Google Patents
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Description
本発明は、火災受信機に、感知器ベースを介して火災感知器が接続された火災報知設備に於いて、
感知器ベースと火災感知器の間に設けられ、設置環境の状態を観測して環境観測値を火災受信機へ送信する環境監視手段と、
火災受信機に設けられ、火災感知器からの信号を受信して火災警報を出力させると共に、環境監視手段からの環境観測値を受信して報知する受信機制御部と、
が設けられたことを特徴とする。
環境監視手段は、設置環境の温度、湿度、微小粒子性物質(PM)、照度、放射線、振動、騒音、害虫の少なくとも一つを観測する。
環境監視手段は、感知器ベースとの装着面に感知器ベースと電気的且つ機械的に着脱自在に嵌合される第1嵌合構造が設けられ、火災感知器との装着面に火災感知器と電気的且つ機械的に着脱自在に嵌合される第2嵌合構造が設けられる。
火災感知器に固有のアドレスが設定されると共に火災感知器に配置された環境監視手段に同じアドレスが設定され、
火災受信機の受信機制御部は、アドレスを指定した呼出信号を送信し、
火災感知器は、自己アドレスに一致するアドレスの呼出信号を判別した場合に、感知器検出値の応答信号を火災受信機へ送信し、
環境監視手段は、自己アドレスに一致するアドレスの呼出信号を判別した場合に、感知器検出値の送信に係る時間に基づく所定時間後に環境観測値の応答信号を火災受信機へ送信する。
受信機制御部は、火災感知器からの信号に基づき火災を検出した場合、環境監視手段の動作を停止させる。
受信機制御部は、火災を検出した後に所定の火災復旧操作を検出した場合、環境監視手段の停止動作を解除させる。
本発明は、火災受信機に、感知器ベースを介して火災感知器が接続された火災報知設備に於いて、感知器ベースと火災感知器の間に設けられ、設置環境の状態を観測して環境観測値を火災受信機へ送信する環境監視手段と、火災受信機に設けられ、火災感知器からの信号を受信して火災警報を出力させると共に、環境監視手段からの環境観測値を受信して報知する受信機制御部とが設けられたため、火災受信機により火災を含む防災情報以外に、火災感知器を設置している監視領域となる、例えば部屋の環境状態を適切に監視することが可能となる。さらに、環境監視手段にとって好適な位置にある火災感知器の設置場所に環境監視手段を設置できるため、環境監視手段による観測性能を十分に発揮することを可能とする。
また、環境監視手段は、設置環境の温度、湿度、微小粒子性物質(PM)、照度、放射線、振動、騒音、害虫の少なくとも一つを観測するようにしたため、火災感知器の設置環境における火災以外の様々な環境状態を必要に応じて監視し、監視区画の快適な利用に役立たせることができる。
また、環境監視手段は、感知器ベースとの装着面に感知器ベースと電気的且つ機械的に着脱自在に嵌合される第1嵌合構造が設けられ、火災感知器との装着面に火災感知器と電気的且つ機械的に着脱自在に嵌合される第2嵌合構造が設けられたため、環境監視手段を監視領域に設置した感知器ベースと火災感知器の間に、簡単且つ容易に配置して環境を監視することができ、また、既設の火災報知設備であっても、同様に、感知器ベースから火災感知器を外して間に環境監視手段を配置し、また、火災受信機に環境監視手段との間で信号を送受信する機能を追加するだけで、簡単且つ容易に設置環境の状態を監視できる。
火災感知器に固有のアドレスが設定されると共に火災感知器に配置された環境監視手段に同じアドレスが設定されており、火災受信機の受信機制御部は、アドレスを指定した呼出信号を送信し、火災感知器は、自己アドレスに一致するアドレスの呼出信号を判別した場合に感知器検出値の応答信号を火災受信機へ送信し、環境監視手段は、自己アドレスに一致するアドレスの呼出信号を判別した場合に、感知器検出値の送信に係る時間に基づく所定時間後に環境観測値の応答信号を火災受信機へ送信するため、火災感知器と環境監視手段を対応させることが可能となり、火災感知器の動作に連動して環境監視手段を動作させることが可能となる。さらに環境監視手段が所定時間後に環境観測値の応答信号を火災受信機へ送信するため、火災感知器の動作を優先しながら感知器検出値の応答信号と環境観測値の応答信号が衝突することを防止することができる。
また、火災受信機は、火災感知器からの信号に基づき火災を検出した場合、環境監視手段の動作を停止させるようにしたため、感知器側に環境監視手段を設けていても、火災時に環境監視動作が停止することで、受信機制御部の環境監視制御に対する負担がなくなり、その分、火災監視制御に対する制御性能が向上し、火災感知器の設置環境を監視する機能を設けていても、本来の火災監視機能が損なわれることはない。
また、受信機制御部は、火災を検出した後に所定の火災復旧操作を検出した場合、環境監視手段の停止動作を解除させるようにしたため、火災の鎮火確認後に火災受信機で行われる復旧操作に連動して、それまで停止していた環境監視手段による環境監視動作を自動的に再開することができる。
実施の形態は、概略的に、火災報知設備に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。その内容については以下のように分けて説明する。
a.R型火災報知設備
b.アナログ火災感知器
c.R型火災報知設備における環境監視手段
d.R型火災報知設備における伝送信号
e.R型火災報知設備における火災監視制御
f.R型火災報知設備における環境監視制御
g.P型火災報知設備
h.オンオフ火災感知器
i.P型火災報知設備における環境監視手段
j.P型火災報知設備における火災監視制御
k.P型火災報知設備における環境監視制御
l.本発明の変形例
図1はR型火災報知設備の概略をR型火災受信機の機能構成と共に示した説明図である。図1に示すように、R型火災報知設備は、R型火災受信機10とアナログ火災感知器16で構成される。
図2は図1の感知器ベース、環境監視手段及びアナログ火災感知器の機能構成を示した説明図である。
(c1.環境監視手段の概要)
図2に示すように、環境監視手段18は、第1嵌合構造18aと第2嵌合構造18bにより、感知器ベース14とアナログ火災感知器16の間に機械的に着脱自在に配置され、且つSC線12aとC線12bからなる信号線12に電気的に着脱自在に接続されている。
観測部52には、設置場所の環境温度を観測する場合、温度センサが設けられる。環境監視制御部50は温度検出値をR型火災受信機10に送信する。温度センサとして例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧信号となる温度検出値を出力する。
観測部52には、設置場所の環境湿度を観測する場合、湿度センサが設けられ、環境監視制御部50は湿度検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52には、設置場所の微小粒子性物質(PM)の濃度を観測する場合、微小粒子性物質センサとして例えばPM2.5センサが設けられ、環境監視制御部50はPM2.5濃度検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52には、設置場所の照度を観測する場合、照度センサが設けられ、環境監視制御部50は照度検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52には、設置場所の人体に有害な放射線、例えば原発事故等に起因した放射線を観測する場合、放射線センサが設けられ、環境監視制御部50は放射線検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52には、設置場所の振動を観測する場合、振動センサが設けられる。振動センサとしては、振動による加速度を検出する加速度センサや、振動による歪を検出する歪センサ等が設けられる。環境監視制御部50は振動センサで検出した振動検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52には、設置場所の騒音を観測する場合、騒音センサが設けられる。騒音センサとしてはマイクロホンが設けられる。環境監視制御部50は騒音センサで検出した騒音検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52には、設置場所に対する害虫の侵入を観測する場合には、害虫センサが設けられる。害虫センサとしては害虫に固有な振動や音を検出するセンサが用いられる。環境監視制御部50は騒音センサで検出した害虫検出値をR型火災受信機10に送信する。
観測部52に設けるセンサとしては、前述したセンサ以外の適宜のセンサを必要に応じて設けることができる。また、観測部52には、2種以上の異なるセンサを設け、環境状態を複合的に観測するようにしても良い。
図3は図1のR型火災報知設備におけるR型火災受信機とアナログ火災感知器及び環境監視手段との間の信号伝送を示したタイムチャートであり、図3(A)に下り信号(呼出信号)の伝送を示し、図3(B)に上り信号(応答信号)の伝送を示す。
図4は図1のR型火災受信機10による火災制御動作を示したフローチャートであり、受信機制御部20による制御となる。
図5は図1の環境監視手段18による制御動作を示したフローチャートであり、図2の環境監視手段18に設けられた環境監視制御部50による制御となる。
図6はP型火災報知設備の概略を、P型火災受信機の機能構成と共に示した説明図である。図6に示すように、信号線単位に火災を監視するP型火災報知設備は、建物の防災センターや管理人室等に設置されたP型火災受信機100から監視領域に引き出された信号線112に、天井面に設置された感知器ベース14を介してオンオフ火災感知器116を接続しており、感知器ベース14とオンオフ火災感知器116の間に環境監視手段18を配置し、感知器ベース14を介して信号線112に接続している。
図7は図6の感知器ベース、環境監視手段及びオンオフ火災感知器の機能構成を示した説明図である。
図7に示すように、環境監視手段18は、第1嵌合構造18aと第2嵌合構造18bにより、感知器ベース14とオンオフ火災感知器116の間に機械的に着脱自在に配置され、且つSC線12aとC線12bからなる信号線112に電気的に着脱自在に接続されている。
図8は図6のP型火災受信機100による制御動作を示したフローチャートであり、受信機制御部120による制御となる。
図9は図6の環境監視手段18による制御動作を示したフローチャートであり、図7の環境監視手段18に設けられた環境監視制御部50による制御となる。
(環境観測値の外部出力)
火災受信機は環境監視手段から取得した環境観測値及び又は環境観測値に基づく値を他の機器に出力するようにしてもよい。当該機器又は当該機器と接続される機器で当該環境観測値及び又は環境観測値に基づく値に関する報知を行う場合、火災受信機は環境観測値及び又は環境観測値に基づく値に関する報知を行うための機能を持たないようにしてもよい。
上記の実施形態は、全ての感知器ベースと火災感知器の間に環境監視手段を設けているが、環境監視手段の設置は必要とする任意の感知器設置場所としても良い。
また、環境監視手段に動作表示灯を設け、火災受信機で環境監視状態について障害等を検出した場合に、アドレスを指定した制御信号を送信して動作表示灯を点滅又は点灯させるようにしても良い。これより障害を起している環境監視手段を、動作表示灯の点滅又は点灯で容易に確認して対処することができる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12,112:信号線
14:感知器ベース
14a,16a,116a:嵌合構造
16:アナログ火災感知器
18:環境監視手段
18a:第1嵌合構造
18b:第2嵌合構造
20,120:受信機制御部
22,40,48:伝送部
24,124:ディスプレイ装置
26,126:表示部
28,128:操作部
30,130:警報部
32,132:移報部
38,46,138:電源部
42,142:感知器制御部
44,144:火災センサ部
45,145:発報表示灯
50:環境監視制御部
52:観測部
100:P型火災受信機
116:オンオフ火災感知器
122:回線受信部
140:発報回路部
Claims (5)
- 火災受信機に感知器ベースを介して火災感知器が接続された火災報知設備であって、
前記感知器ベースと前記火災感知器の間に設けられ、設置環境を観測して環境観測値を前記火災受信機へ送信する環境監視手段と、
前記火災受信機に設けられ、前記火災感知器からの信号を受信して火災警報を出力させると共に、前記環境監視手段からの前記環境観測値を受信して報知する受信機制御部と、が設けられ、
前記火災感知器に固有のアドレスが設定されると共に前記火災感知器に配置された前記環境監視手段に同じ前記アドレスが設定され、
前記火災受信機の受信機制御部は、前記アドレスを指定した呼出信号を送信し、
前記火災感知器は、自己アドレスに一致するアドレスの前記呼出信号を判別した場合に、感知器検出値の応答信号を前記火災受信機へ送信し、
前記環境監視手段は、自己アドレスに一致するアドレスの前記呼出信号を判別した場合に、前記感知器検出値の送信に係る時間に基づく所定時間後に前記環境観測値の応答信号を前記火災受信機へ送信することを特徴とする火災報知設備。
- 火災受信機に感知器ベースを介して火災感知器が接続された火災報知設備であって、
前記感知器ベースと前記火災感知器の間に設けられ、設置環境を観測して環境観測値を前記火災受信機へ送信する環境監視手段と、
前記火災受信機に設けられ、前記火災感知器からの信号を受信して火災警報を出力させると共に、前記環境監視手段からの前記環境観測値を受信して報知する受信機制御部と、が設けられ、
前記受信機制御部は、前記火災感知器からの信号に基づき火災を検出した場合、前記環境監視手段の動作を停止させることを特徴とする火災報知設備。
- 請求項2記載の火災報知設備に於いて、
前記受信機制御部は、火災を検出した後に所定の火災復旧操作を検出した場合、前記環境監視手段の停止動作を解除させることを特徴とする火災報知設備。
- 請求項1乃至3の何れに記載の火災報知設備に於いて、
前記環境監視手段は、前記設置環境の温度、湿度、微小粒子性物質(PM)、照度、放射線、振動、騒音、害虫の少なくとも一つを観測することを特徴とする火災報知設備。
- 請求項1乃至4の何れに記載の火災報知設備に於いて、
前記環境監視手段は、前記感知器ベースとの装着面に前記感知器ベースと電気的且つ機械的に着脱自在に嵌合される第1嵌合構造が設けられ、前記火災感知器との装着面に前記火災感知器と電気的且つ機械的に着脱自在に嵌合される第2嵌合構造が設けられたことを特徴とする火災報知設備。
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