JP7547406B2 - 結腸直腸がんのエピジェネティックマーカー及び該マーカーを使用する診断法 - Google Patents
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Description
・直腸指診:医師は潤滑剤を付け手袋をした指を直腸に挿入し、指の感覚で異常な領域を探す。直腸指診は直腸の末端部分において感じ取れるほどの大きさの腫瘍を検出するのみであるが、最初のスクリーニング検査として有用である。
・糞便潜血検査:糞便中の血液を調べる検査。糞便中の潜血を検出するためには2種類の検査、すなわち、グアヤクベース(化学的検査)の検査と免疫化学的検査を使用することが可能である。免疫化学的検査の感度は、特異性が容認できないほど減少することなく、化学的検査よりも優れている(Weitzel JN(December 1999年)。「遺伝的癌リスク評価 まとめ(Genetic cancer risk assessment. Putting it all together)」。Cancer 86(11 suppl):2483~92頁)。
・内視鏡検査:
*S字結腸鏡検査:照明付きプローブ(lit probe)(S字結腸鏡検査)が直腸及び結腸下部内に挿入されて、ポリープ及び他の異常について検査する。
*結腸内視鏡検査:結腸内視鏡と呼ばれる照明付きプローブが直腸及び全結腸内に挿入されて、がんにより引き起こされることがあるポリープ及び他の異常を探す。結腸内視鏡検査には、その処置中にポリープが見つかった場合には、ポリープを直ちに除去することができるという利点がある。組織を生検のために採取することもできる。
・二重造影注腸(DCBE):先ず、一晩置いた調製物を取って結腸を洗浄する。硫酸バリウムを含有する浣腸液を投与し、次に結腸に空気を吹き込み、膨張させる。その結果、結腸の内層全体にバリウムの薄層ができ、これはX線フィルム上で可視になる。がん又は前がん性ポリープはこのようにして検出することが可能である。この技法では(より一般的ではない)平坦なポリープは見逃されることがある。
・バーチャル結腸鏡検査は、二重造影注腸におけるX線フィルム(上記)を特殊なコンピュータ断層撮影スキャンで置き換えており、放射線科医が解釈することができるように特殊なワークステーションソフトウェアを必要とする。この技法は、ポリープに対する感度では結腸内視鏡検査に近づいている。しかし、それでも見つかるどんなポリープも標準結腸内視鏡検査により除去しなければならない。
・標準コンピュータ体軸断層撮影は、がんの広がりの程度を決定するのに使用することができるX線法であるが、スクリーニングのために使用できるほどの感度はない。一部のがんは、他の理由で実施されるCATスキャンに見つけられる。
・血液検査:ある種のタンパク質レベルの上昇について患者の血液を測定することにより、腫瘍量を示すことが可能になる。特に、血液中の癌胎児性抗原(CEA)レベルが高ければ腺癌が転移していることを示すことができる。これらの検査は偽陽性又は偽陰性であることが多く、スクリーニングには推奨されないが、疾患再発を評価するには有用になり得る。CA19-9及びCA242バイオマーカーは、e-セレクチン関連転移リスクを示し、治療進展を追跡するのに役立ち、疾患再発を評価することができる。最近、セプチン9遺伝子のメチル化された配列の血漿中での検出のためのアッセイも利用できるようになって結腸直腸がんの診断に役立っている。
・ポジトロン放射形断層撮影(PET)は、3次元走査技術であり、放射性糖が患者に注入され、上記糖は代謝活性が高い組織に集まり、上記糖からの放射線の放出を測定することにより画像が形成される。がん細胞は非常に高い代謝率を有する場合が多いので、これを使用して良性と悪性腫瘍を区別することが可能である。PETはスクリーニングには使用されず、結腸直腸がん症例の定常精密検査には(まだ)用いられない。
・糞便DNA検査は、結腸直長がんについてのスクリーニングにおける先端技術である。前悪性アデノーマ及びがんはDNAマーカーをその細胞から放ち、このマーカーは消化過程中分解されず糞便中で安定なままである。捕獲とそれに続くPCRにより、上記DNAをアッセイのための検出可能レベルにまで増幅させる。
・リスクマーカーとしての高いC反応性タンパク質レベル
上記個体由来の生体試料において
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択されるDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法を対象とする。
上記個体由来の生体試料において
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の、2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択されるDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法が提供される。
上記個体由来の生体試料において
から選択される1つ又は複数のシトシン残基、又は反対のDNA鎖上のn+1位の対応するシトシンのメチル化を評価することを含み、対照試料における対応する残基のメチル化レベルと比べて上記残基のうちの1つ又は複数のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は新生物状態の発症の素因を示している、
方法が提供される。
上記個体由来の生体試料において
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択されるDNA領域の発現レベルを評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域の発現のより低いレベルは大腸新生物又は新生物状態の発症の素因を示している、
方法を対象とする。
(i)上文に記載される新生物マーカーDNAのうちのいずれか1つ若しくは複数に対応するヌクレオチド配列又はその配列に少なくとも80%の同一性を示す配列を含む核酸分子或いは上記核酸分子の機能的誘導体、断片、バリアント又は相同体、又は
(ii)中程度の厳密性条件下で(i)の配列のうちのいずれか1つ若しくは複数にハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む核酸分子又は上記核酸分子の機能的誘導体、断片、バリアント若しくは相同体、又は
(iii)中程度の厳密性条件下で(i)の配列のうちのいずれか1つ若しくは複数にハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む核酸プローブ若しくはオリゴヌクレオチド又は上記核酸分子の機能的誘導体、断片、バリアント若しくは相同体、又は
(iv)(i)の核酸分子又はその核酸分子の誘導体、断片若しくは相同体によりコードされるタンパク質のうちのいずれか1つ若しくは複数に結合することができるプローブ
のうちの複数を含む分子アレイであって、
(i)の上記マーカー遺伝子若しくは(iv)のタンパク質の発現レベルが大腸に由来する細胞若しくは細胞亜集団の新生物状態を示している、
分子アレイを提供する。
上記個体由来の生体試料において
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択されるDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法を対象とする。
(i)盲腸
(ii)上行結腸
(iii)横行結腸
(iv)下行結腸
(v)S状結腸
(vi)直腸
(vii)脾弯曲部、及び
(viii)右結腸曲
である領域のうちの1つに由来する細胞への言及として理解されるべきである。
好ましくは、哺乳動物はヒトである。
上記個体由来の生体試料において
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択されるDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法が提供される。
から選択される1つ又は複数のDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて上記DNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法が提供される。
から選択される1つ又は複数のDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて上記DNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法が提供される。
若しくは反対のDNA鎖上のn+1位の対応するシトシンから選択される1つ又は複数のシトシン残基のメチル化を評価することを含み、
対照試料における対応する残基のメチル化レベルと比べて上記残基のうちの1つ若しくは複数のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
上記方法が提供される。
新生物の診断のための本明細書に記載されるいくつかの方法は、1つ又は複数のプローブ及び/又はプライマーを使用する。たとえば、PCR又はハイブリダイゼーションにおいて使用するためのプローブ及び/又はプライマーを設計するための方法は当技術分野では公知であり、たとえば、Dieffenbach and Dveksler(Eds)(In:PCR Primer:A Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Laboratories、NY.1995)に記載されている。さらに、種々のアッセイのための最適プローブ及び/又はプライマーを設計するいくつかのソフトウェアパッケージ、たとえば、the Center for Genome Research、Cambridge、Mass.、USAから入手可能なPrimer3が公開されている。
一例では、試料中のメチル化の増加は、核酸が消化されるのに十分な条件下で一定量のメチル化感受性制限エンドヌクレアーゼ酵素で核酸を処理し、次に生成された断片を検出することを含むプロセスを使用して決定される。例となるメチル化感受性エンドヌクレアーゼには、たとえば、HhaI又はHpaIIが含まれる。好ましくは、アッセイは、用いられるメチル化感受性酵素と同じ特異性を有するメチル化非感受性酵素で消化される内部標準を含む。たとえば、メチル化非感受性酵素MspIは、メチル化感受性酵素HpaIIのイソ制限酵素である。
一例では、核酸の消化は未消化核酸へのプローブ又はプライマーの選択的ハイブリダイゼーションにより検出される。代わりに、プローブは消化された核酸と未消化核酸の両方に選択的にハイブリダイズするが、たとえば、電気泳動により両方の形態の区別を促進する。ハイブリダイゼーションプローブへの選択的ハイブリダイゼーションを達成するのに適切な検出法には、たとえば、サザン又は他の核酸ハイブリダイゼーションが含まれる(Kawai et al.、Mol.Cell.Biol.14:7421~7427頁、1994年;Gonzalgo et al.、Cancer Res.57:594~599頁、1997年)。
別の例では、制限酵素により生成される断片は、たとえば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、ローリングサークル増幅(RCA)、逆ポリメラーゼ連鎖反応(iPCR)、インサイツPCR(Singer-Sam et al.、Nucl. Acids Res.18:687頁、1990年)、鎖置換増幅(SDA)又はサイクリングプローブ技術などの増幅システムを使用して検出される。
別の例では、試料におけるメチル化の増加は、核酸が消化されるのに十分な条件下で核酸を含有するクロマチンを一定量のデオキシリボヌクレアーゼIで処理し、次に生成された断片を検出することを含むプロセスを実施することにより決定される。このアッセイフォーマットは、メチル化されたDNA、たとえば、高度メチル化されたDNAを含有するクロマチンは、非高度メチル化DNAよりも密に閉ざされた立体構造を有し、結果として、デオキシリボヌクレアーゼIによるエンドヌクレアーゼ消化に感受性が低いという理解に基づいている。
別の方法では、試料中のメチル化の増加は、変異誘発を誘導するのに十分な条件下でCpGジヌクレオチド内の非メチル化シトシン残基を選択的に変異させる一定量の化合物で上記核酸を処理することを含むプロセスを使用して決定される。
一例では、1つ若しくは複数の変異ヌクレオチドの存在又は変異配列の数は変異DNAの塩基配列決定により決定される。一形態の分析は、本明細書に記載される増幅反応、たとえば、PCRを使用して変異核酸を増幅することを含む。次に、増幅された産物は直接塩基配列決定される又はクローニングされ、クローニングされた産物は塩基配列決定される。DNAを塩基配列決定するための方法は当技術分野では公知であり、たとえば、ジデオキシ連鎖終止法又はマクサムギルバート法が含まれる(Sambrook et al.、Molecular Cloning、A Laboratory Manual(2nd Ed.、CSHP、New York 1989年)又はZyskind et al.、Recombinant DNA Laboratory Manual、(Acad.Press、1988年)参照)。
一方法では、非変異配列の存在は、基本的にXiong and Laird、Nucl.Acids Res.、25:2532~2534頁、2001年に記載されている組合せ亜硫酸水素塩制限分析(COBRA)を使用して検出される。この方法は、非メチル化シトシン残基を選択的に変異させる化合物、たとえば、亜硫酸水素塩を用いた処理後メチル化された核酸と非メチル化核酸間の制限酵素認識部位の差異を利用する。
一実施形態では、本発明のアッセイフォーマットは、たとえば、亜硫酸水素塩で処理された試料由来のDNAが陽性シグナルとして検出される陽性読出しシステムを含む。好ましくは、健康な又は正常な対照対象由来の非高度メチル化DNAは検出されない又は微弱にしか検出されない。
(i)変異誘発を誘導するのに十分な条件下で非メチル化シトシン残基を選択的に変異させる一定量の化合物で核酸を処理し、それによって変異核酸を作製するステップ、
(ii)非変異核酸への選択的ハイブリダイゼーションが起こるような条件下でメチル化されたシトシン残基を含む配列に相補的であるヌクレオチド配列を含むプローブ又はプライマーに核酸をハイブリダイズさせるステップ、及び
(iii)選択的ハイブリダイゼーションを検出するステップ
を含むプロセスを使用して決定される。
一実施形態では、ハイブリダイゼーションは、サザン、ドットブロット、スロットブロット又は他の核酸ハイブリダイゼーション手段を使用して検出される(Kawai et al.、Mol.Cell.Biol.14:7421~7427頁、1994年;Gonzalgo et al.、Cancer Res.57:594~599頁、1997年)。適切なプローブ選択を条件として、そのようなアッセイフォーマットは、本明細書において上に一般的に記載されており、現在記載されている選択的変異誘発アプローチを準用する。
別の例では、ハイブリダイゼーションは、増幅システムを使用して検出される。メチル化特異的PCRフォーマットでは(MSP;Herman et al.、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 93:9821~9826頁、1992年)、ハイブリダイゼーションは亜硫酸水素塩処理されたDNAを増幅することを含むプロセスを使用して検出される。したがって、中程度及び/又は高厳密性条件下で非変異配列に特異的にアニールする1つ又は複数のプローブ又はプライマーを使用することにより、増幅産物はメチル化されたヌクレオチドを含む試料のみを使用して生成される。亜硫酸水素塩処理されたDNAの混合物からのメチル化された又は非メチル化成分の選択的増幅のために提供される別のアッセイは、Cottrell et al.、Nucl.Acids Res.32:e10、2003年(HeavyMethyl PCR)、Rand et al.Nucl.Acids Res.33:e127、2005年(Headloop PCR)、Rand et al.Epigenetics 1:94~100頁、2006年(Bisulfite Differential Denaturation PCR)及び国際出願PCT/AU07/000389号パンフレット(End-specific PCR)により提供される。
(i)変異誘発を誘導するのに十分な条件下でCpGジヌクレオチド内の非メチル化シトシン残基を選択的に変異させる一定量の化合物で核酸を処理し、それによって変異された核酸を作製するステップ、
(ii)非変異核酸へのハイブリダイゼーションが起こるような条件下で、メチル化されたシトシン残基を含むDNAにおける配列に相補的であるヌクレオチド配列をそれぞれが含む2つの非重複及び非相補的プライマーに核酸をハイブリダイズさせるステップ、
(iii)ハイブリダイズされたプライマーに介在する核酸を増幅させ、それによってプライマー配列を含む配列からなるDNA断片を作製するステップ、
(iv)非変異核酸へのハイブリダイゼーションが起こるような条件下でメチル化されたシトシン残基を含む配列に一致する又は相補的であるヌクレオチド配列を含むプローブに増幅されたDNA断片をハイブリダイズさせ、上記ハイブリダイゼーションを検出するステップ、
を含むプロセスを実施することによりメチル化の増加が検出される。
別の例では、アッセイフォーマットは、健康な/正常な対照試料由来のDNAのメチル化の減少が陽性シグナルとして検出され、好ましくは、新生物試料由来のメチル化されたDNAが検出されない又は微弱にしか検出されない陰性読出しシステムを含む。
(i)変異誘発を誘導するのに十分な条件下でCpGアイランド内の非メチル化シトシン残基を選択的に変異させる一定量の化合物で核酸を処理し、それによって変異された核酸を作製するステップ、
(ii)変異核酸への選択的ハイブリダイゼーションが起こるような条件下で、変異シトシン残基を含む配列に相補的であるヌクレオチド配列を含むプローブ又はプライマーに核酸をハイブリダイズさせるステップ、及び
(iii)上記選択的ハイブリダイゼーションを検出するステップ
を含むプロセスを使用して、メチル化の減少は決定される。
一実施形態では、ハイブリダイゼーションは、サザン、ドットブロット、スロットブロット又は他の核酸ハイブリダイゼーション手段を使用して検出される(Kawai et al.、Mol.Cell.Biol.14:7421~7427頁、1994年;Gonzalgo et al.、Cancer Res.57:594~599頁、1997年)。適切なプローブ選択を条件として、そのようなアッセイフォーマットは、本明細書において上に一般的に記載されており、現在記載されている選択的変異誘発アプローチを準用する。好ましくは、リガーゼ連鎖反応フォーマットを用いて、非変異と変異核酸の区別をする。この点に関して、アッセイ要件及び条件は陽性読出しアッセイについて本明細書において上に記載されている通りであり、現在のフォーマットを準用する。しかし、プローブの選択は異なることになる。陰性読出しアッセイでは、非変異配列ではなく変異配列に選択的にハイブリダイズする1つ又は複数のプローブが選択される。
別の例では、ハイブリダイゼーションは、変異核酸に選択的にハイブリダイズするプライマー(及び適用可能な場合はプローブ)を使用しているのもかかわらず、陽性読出しアッセイのために本明細書において上に記載される任意の増幅アッセイフォーマットを使用する増幅システムを使用して検出される。
(i)変異誘発を誘導するのに十分な条件下で非メチル化シトシン残基を選択的に変異させる一定量の化合物で核酸を処理して、それによって変異核酸を作製するステップ、
(ii)変異核酸へのハイブリダイゼーションが起こるような条件下で、変異シトシン残基を含むDNA中の配列に相補的であるヌクレオチド配列をそれぞれが含む2つの非重複及び非相補的プライマーに核酸をハイブリダイズさせるステップ、
(iii)ハイブリダイズしたプライマーに介在する核酸を増幅させそれによってプライマー配列を含む配列からなるDNA断片を作製するステップ、
(iv)変異核酸へのハイブリダイゼーションが起こるような条件下で、変異シトシン残基を含む配列に一致する又は相補的であるヌクレオチド配列を含むプローブに上記増幅されたDNA断片をハイブリダイズさせるステップ、並びに
(v)上記ハイブリダイゼーションを検出するステップ
を含むプロセスを実施することにより正常な/健康な対照対象におけるメチル化の減少が検出される。
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択されるDNA領域の発現のレベルを評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域の発現のより低いレベルは大腸新生物又は新生物状態の発症の素因を示している、
方法を対象とする。
(i)Hg19座標のうちのいずれか1つ又は複数及び転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)
のうちのいずれか1つ又は複数の2kb上流を含む、遺伝子領域
から選択される1つ又は複数の遺伝子又は転写物の発現のレベルを評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)の遺伝子又は転写物の発現のより低いレベルは腫瘍性大腸新生物又は新生物状態の発症の素因を示している、
上記方法が提供される。
(i)インビボ検出
分子イメージング(Molecular Imaging)は、腸組織におけるマーカーの変更された発現を明らかにすることができるイメージングプローブ又は試薬の投与に続いて使用し得る。
分子イメージング(Moore et al.、BBA、1402:239~249頁、1988年;Weissleder et al.、Nature Medicine 6:351~355頁、2000年)は、X線、コンピュータ断層撮影(CT)、MRI、陽電子放射断層撮影(PET)又は内視鏡検査などの「古典的」画像診断法を使用して現在視覚化されているマクロ特長と相関している分子発現のインビボイメージングである。
(ii)細胞における蛍光インサイツハイブリダイゼーション(FISH)による、又は細胞由来の抽出物における定量的逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(QRTPCR)若しくは競合的RT-PCR産物のフローサイトメトリー定量化などの技術による、RNA発現の下方調節の検出(Wedemeyer et al.、Clinical Chemistry 48:9 1398~1405頁、2002年)。
(iii)たとえば、アレイ技術によるRNAの発現プロファイルの評価(Alon et al.、Proc.Natl.Acad.Sci.USA:96:6745~6750頁、1999年6月)。
が含まれるが、これらに限定されない。
「マイクロアレイ」は、好ましくは個別の領域の線形又は多次元アレイであり、それぞれが、固体支持体の表面に形成された一定の面積を有する。マイクロアレイ上の個別の領域の密度は、単一の固相支持体の表面で検出される標的ポリヌクレオチドの総数により決定される。本明細書で使用されるように、DNAマイクロアレイは、標的ポリヌクレオチドを増幅する又はクローニングするのに使用されるチップ又は他の表面に置かれたオリゴヌクレオチドプローブのアレイである。アレイにおけるそれぞれの特定のプローブ群の位置は分かっているので、標的ポリヌクレオチドの種類は、マイクロアレイにおける特定の位置へのその結合に基づいて決定することが可能である。
DNAマイクロアレイ技術により、単一の固相支持体上で複数の標的核酸分子の大規模アッセイを行うことが可能である。米国特許第5,837,832号(Chee et al.)及び関連する特許出願は、試料中の特定の核酸配列のハイブリダイゼーション及び検出のためにオリゴヌクレオチドプローブのアレイを固定化することを記載している。対象の組織から単離された対象の標的ポリヌクレオチドがDNAチップにハイブリダイズされ、個別のプローブ位置での標的ポリヌクレオチドの選好及びハイブリダイゼーションの程度に基づいて特定の配列が検出される。アレイの1つの重要な使用は差次的遺伝子発現の解析においてであり、異なる細胞又は組織、多くの場合、対象の組織及び対照組織における遺伝子の発現プロファイルが比較され、それぞれの組織間の遺伝子発現のどんな違いも同定される。そのような情報は、特定の組織型において発現される遺伝子の種類の同定及び発現プロファイルに基づく状態の診断に有用である。
(iv)たとえば、免疫アッセイによる細胞抽出物における変更された新生物マーカータンパク質レベルの測定。
生体試料におけるタンパク質性新生物マーカー発現産物についての試験は、当業者に周知であるいくつかの適切な方法のうちのいずれか1つにより実施することが可能である。適切な方法の例には、組織切片、生検標本又は体液試料の抗体スクリーニングが含まれるが、これに限定されない。抗体ベースの診断法が使用される限り、マーカータンパク質の存在は、ウェスタンブロッティング、ELISA又はフローサイトメトリー法によるなどのいくつかの方法で決定し得る。当然、これらには、非競合的種類の並びに従来の競合的結合アッセイにおける単一部位と二部位の両方又は「サンドイッチ」アッセイが含まれる。これらのアッセイは、標的への標識された抗体の直接結合も含まれる。
(V)たとえば、免疫組織化学による細胞表面でのタンパク質新生物マーカーの変更された発現の決定。
(vi)上記のポイント(iv)及び(v)において詳述された試験に加えて、任意の適切な機能試験、酵素試験又は免疫学的試験に基づいた変更されたタンパク質発現の決定、
が含まれるが、これらに限定されない。
(i)上文に記載される新生物マーカーDNAのうちのいずれか1つ若しくは複数に一致するヌクレオチド配列若しくはそれに対して少なくとも80%同一性を示す配列を含む核酸分子又は上記核酸分子の機能的誘導体、断片、バリアント若しくは相同体、或いは
(ii)中程度の厳密性条件下で(i)の配列のうちのいずれか1つ若しくは複数にハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む核酸分子又は上記核酸分子の機能的誘導体、断片、バリアント若しくは相同体、或いは
(iii)中程度の厳密性条件下で(i)の配列のうちのいずれか1つ若しくは複数にハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む核酸プローブ若しくはオリゴヌクレオチド又は上記核酸分子の機能的誘導体、断片、バリアント若しくは相同体、或いは
(iv)(i)の核酸分子又はその誘導体、断片若しくは相同体によりコードされるタンパク質のうちのいずれか1つ若しくは複数に結合することができるプローブのうちの複数を含むアレイであって、
(i)の上記マーカー遺伝子又は(iv)のタンパク質の発現のレベルが、大腸由来の細胞又は細胞亜集団の新生物状態を示している、
分子アレイを提供する。
亜硫酸水素塩タグ技術を適用して、下に記載されるメチル化された及び非メチル化ゲノム画分を作製した。手短に言えば、DNAは、それぞれの制限酵素により残される5’-CG一本鎖オーバーハングにおけるシトシンがメチル化されていなければウラシルに変換されるが、メチル化されていれば未変換のままであるように、非変性条件下、メチル化非感受性酵素のMspI及びTaqIで消化され、亜硫酸水素ナトリウムで処理された。5’-CG又は5’-CAオーバーハングを有する別個のリンカーはライゲートされて、それぞれ、連結されたメチル化された及び非メチル化画分を与えた。逆向き鎖の無作為にプライムされたコピーによる第二のプライマーの取り込み後、この共通プライマーは適切なフォワードプライマーと組み合わせて使用され、メチル化された及び非メチル化画分を増幅した。
(a)25~30μLの制限消化されたDNAは、2mL管の中で250μlの亜硫酸水素ナトリウムと組み合わされ、次に鉱物油を取り除きながら37℃で4時間インキュベートされた。
(b)20μgのブルー色素標識されたグリコーゲンを添加し、DNAは750μlのMethylEasy溶液4及び1mlのイソプロパノールを用いて沈殿させた。遠心分離及び70%のエタノールでのペレットの洗浄に続いて、DNAは12μLのMethylEasy溶液3に溶解された。代わりに、過剰な亜硫酸水素塩は、小型のシリカカラムを使用して取り除かれ、試料はカラムから16μLのMethylEasy溶液3に溶出された。
(c)脱スルホン化は、蒸発を減らすために数回遠心沈殿させながら、72℃で60分間、MethylEasy溶液3中で加熱することにより達成された。
10μLのランダムプライムドDNA試料
150μLのPromega GoTaq 2×Hotスタートマスターミックス
18μLのP1-CA又はP1-CGプライマー(表1、5μM ストック)
18μLのP2-ロングプライマー(表1、5μM ストック)
7.5μLのSybr Green(10000×濃度の1対3000希釈)
96.5μLの水
試料はRoche LightCycler 480上、SYBRグリーンプログラム:95℃2分間×1サイクル、及び95℃15秒、60℃1分×40サイクルで実行された。蛍光がモニターされ、反応は対数期の頂点で停止された。DNAはPromega Wizardカラムを使用して精製され、30μLの水に溶出され、分光光度法により定量化された。
がん及び正常DNAのメチル化された画分は、Nimblegenプロトコールに従ってNimblegen 720K プロモータータイリングアレイを用いて同時ハイブリダイズされ、非メチル化画分は、製造業者のプロトコールに従って別個のアレイに同時ハイブリダイズされた。アレイはAxonスキャナー上でスキャンされた。
個々の試料に加えて、蛍光標識化のためにDNAの4つのプール(並びにCy3標識ががんDNAに、Cy5が正常DNAに使用される4つの追加のプール)が調製された。
プール1はがん組織由来のメチル化されたDNA画分を組み合わせた:cy5標識
プール2はマッチド正常組織由来のメチル化されたDNA画分を組み合わせた:cy3標識
プール3はがん組織由来の非メチル化DNA画分を組み合わせた:cy5標識
プール4はマッチド正常組織由来の非メチル化DNA画分を組み合わせた:cy3標識
8つの個々のがんと正常対のマイクロアレイからのデータ並びにプールされたDNAの分析及びプールされたDNAとの色素交換ハイブリダイゼーションを下に記載される通りに組み合わせて、もっとも差次的にメチル化された遺伝子を同定した。差次的メチル化は、差-差スコア、DDを介して評価される。これは、プローブごとに、
DD=(Y.メチル化腫瘍-Y.非メチル化腫瘍)-(Y.メチル化正常-Y.非メチル化正常)
として定義され、それぞれのY値は、メチル化状態(メチル化/非メチル化)及び疾患状態(腫瘍/正常)の所与の組合せに対する生プローブ応答値の底2の対数である。DDの値が大きいほど、正常試料と比べて腫瘍試料においてメチル化が増加していることを意味する。タイル領域ごとに、プローブは、もっとも高いDDの順番に、DD1、DD2、DD3、等としてランク付けされた。
結腸直腸がん細胞株、HCT116、HT29及びSW480の亜硫酸水素塩処理されたDNA由来の並びに全血から単離されたDNA由来のメチル化されたDNA画分は、下に記載されるビオチン捕獲法を使用して調製され、メチル化されたDNAのライブラリーは、Applied Biosystems SOliD塩基配列決定システムを使用して塩基配列決定された。手短に言えば、DNAは剪断され、修飾されたSOLiD P2リンカーは上記剪断されたDNAにライゲートされた。次に、DNAはCsp61(切断部位G’TAC)で切断され、修飾されたSOLiD P1リンカーとライゲートされた。次に、DNAは変性され、亜硫酸水素ナトリウムで処理されて、非メチル化シトシンをすべてウラシルに変換した。次に、亜硫酸水素塩処理されたDNAは、修飾されたP2プライマーを使用してコピーされ、元のウラシル含有亜硫酸水素塩処理されたDNA鎖は取り除かれた。次に、P1フォワードプライマーを使用して、ビオチン-dCTPの存在下フォワード鎖合成をプライムした。したがって、ビオチンdCTPは、元のDNAではメチル化されたシトシンを含有しており、したがってウラシルに変換されなかった位置に組み込まれた。ビオチン含有画分は、メチル化されたシトシンを含有しCsp61部位に隣接して位置する分子を表すが、磁気ビーズ上に捕獲され、それに続いてハイスループット塩基配列決定のために増幅された。プロトコールの詳細は以下の通りである。
DNAは、End-itキット(Epicentre Biotechnologies)を使用する効率的ライゲーションのために平滑端部及び5’リン酸化を確保するために端部修復された。反応は、1×End-itバッファー、1mMのATP、それぞれのdNTPを0.25mM及び1μLのEnd-it酵素混合物(T4 DNAポリメラーゼ及びポリヌクレオチドキナーゼ)において行われた。室温で45分間のインキュベーション後、反応は10分間で70℃まで加熱され、T4 DNAポリメラーゼを不活化した。
SolP2-AB 5’CCTACCCCACATTCCTCATTCTCT 配列番号11
SolP2-BP 3’TTGGATGGGGTGTAAGGAGTAAGAGp 配列番号12
相補的オリゴヌクレオチドは、Quickリガーゼバッファー(New England Biolabs)と0.2mL PCR管において組み合わされて、最終500μM濃度を得た。オリゴヌクレオチドは、Applied Biosystems SOLiDライブラリー調製付属物に指定されている通りにサーマルサイクラーを使用することによりアニーリングされた。
DNAライゲーションは、40μLの反応あたり1μLのQuickリガーゼ(New England Biolabs)を使用して、Quickリガーゼバッファー(66mM Tris-HCl、10mM MgCl2、1mM ジチオスレイトール、1mM ATP、7.5%w/vポリエチレングリコール6000、pH7.5、25℃)において行われた。リンカー対DNA断片端部の比は約10又は15対1であった。リンカーはQiaQuick PCR精製キット(Qiagen)を使用して取り除かれ、DNAは40又は50μLのEBに溶出された。
次に、これらの端部は、その上部鎖SolP1-AM上のシトシンが5-メチルシトシン(「M」として示される)で置き換えられているヘミメチル化されたSolP1リンカーとライゲートされ、5’-TA-3’オーバーハング(下線を引かれている)は元のSolP2-B配列に付加された。
SolP1-AM 5’MMAMTAMGMMTMMGMTTTMMTMTMTATGGGMAGTMGGTGAT 配列番号13
SolP1-BC 3’CGGTGATGCGGAGGCGAAAGGAGAGATACCCGTCAGCCACTAAT 配列番号14
結腸直腸がん及び正常組織DNAにおける選択された遺伝子のDNAメチル化プロファイル
プライマーは、前の実施例において同定された一組の遺伝子の遺伝子及び/又はプロモーター領域のメチル化状態非依存性増幅のために設計された。アンプリコンの遺伝子、プライマー及び染色体座標は表5に示されている。
メチル化選択的PCRを使用する臨床試料におけるDNAメチル化の分析
DNAは、10のアデノーマ、15の分類1、18の分類B、28の分類C、7つの分類IV、6つのマッチド正常結腸標本及び7つの他の正常結腸組織を含む結腸組織標本から抽出された。単離されたDNAは、Zymo EZ Gold亜硫酸水素塩変換キットを製造業者が推奨する通りに使用して亜硫酸水素塩変換された。PCRアッセイは、最終濃度200nMのオリゴヌクレオチド及び表7に示されるMgCl2及び1対120,000希釈のMolecular Probe SYBR Green(Invitrogen)を含有する15μLの反応混合物において行われた。GRASP及びNPY増幅は、0.15μLのPlatinum Taq DNAポリメラーゼ(Invitrogen)を使用して1×Platinumバッファー(Invitrogen)で行われた。COL4A及びSDC2増幅は、0.1μL(0.5ユニット)のAmpliTaq Gold(Applied Biosystems)を使用してAmplitaq、TaqmanバッファーAにおいて行われた。PCR増幅は、384ウェルプレートを使用するRoche LightCycler 480リアルタイムPCR装置において、アンプリコンごとに表7に示されるサイクリング条件を使用して実施された。メチル化のレベルは、総投入量が5ngを与えるように末梢血白血球DNAと混合された40pg~5ngの完全にメチル化されたDNAの標準曲線を使用して定量化された。試料中のメチル化されたDNAの割合は、完全にメチル化されたDNAの標準曲線から計算されるメチル化されたDNAの量を投入されたDNAの量で割ることにより決定された。
血漿から単離されたDNAにおけるGRASP及びCOL4A1遺伝子のメチル化の分析
GRASP及びCOL4A1遺伝子についてのアッセイも、結腸直腸がん、結腸直腸アデノーマを有する患者又は結腸内視鏡検査により決定される結腸直腸新生物のない患者由来の血漿DNA試料で行われた。DNAは、血清/血漿から遊離の循環している核酸のQIAmp単離(QIAGEN)を使用して、4mLのヒト血液血漿から抽出した。単離されたDNAは、Zymo亜硫酸水素塩変換キットを製造業者が推奨する通りに使用して亜硫酸水素塩変換された。合計で36μLの亜硫酸水素塩変換されたDNAは、4mLの血漿から回収された。メチル化されたCOL4A1配列の存在は、特異的検出プローブCOL4A1プローブBS1、HEX-5’CTAAACCCGTCCGCCTACCCCTC-BHQ(配列番号80)が100nMで含まれること以外は、実施例4に記載されるMSPアッセイを使用して決定された。
Claims (12)
- 個体における大腸新生物の発症の素因についてスクリーニングする方法であって、
前記個体由来の生体試料において、
(i)Hg19座標chr8:97505882..97624037及びその転写開始部位の2kb上流により定義される領域、又は
(ii)SDC2及びその2kb上流の遺伝子領域
から選択されるDNA領域のメチル化状態を評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域のメチル化のより高いレベルは大腸新生物又は大腸新生物状態の発症の素因を示している、
方法。 - 前記新生物がアデノーマ又は腺癌である、請求項1に記載の方法。
- 前記対照レベルが非新生物レベルである、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記新生物が結腸直腸新生物である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記生体試料が糞便試料、浣腸洗浄水、外科切除、組織生検又は血液試料である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記血液試料が、全血、血清又は血漿である、請求項5に記載の方法。
- 前記DNA領域がSDC2のプロモーター領域である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記個体がヒトである、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
- 個体における大腸新生物の発症の素因についてスクリーニングする方法であって、
前記個体由来の生体試料において
(i)Hg19座標chr8:97505882..97624037及びその転写開始部位の2kb上流により定義される領域、
(ii)SDC2及びその2kb上流の遺伝子領域
から選択されるDNA領域の発現のレベルを評価することを含み、
対照レベルと比べて群(i)及び/又は(ii)のDNA領域の発現のより低いレベルは大腸新生物又は新生物状態の発症の素因を示している、
方法。 - 前記発現レベルが、前記遺伝子が会合しているクロマチンタンパク質の変化についてスクリーニングすることにより評価される、請求項9に記載の方法。
- 前記発現レベルが、mRNA発現又はタンパク質発現である、請求項9に記載の方法。
- 前記個体がヒトである、請求項9~11のいずれか一項に記載の方法。
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