JP7548105B2 - ボイラシステム - Google Patents
ボイラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7548105B2 JP7548105B2 JP2021060134A JP2021060134A JP7548105B2 JP 7548105 B2 JP7548105 B2 JP 7548105B2 JP 2021060134 A JP2021060134 A JP 2021060134A JP 2021060134 A JP2021060134 A JP 2021060134A JP 7548105 B2 JP7548105 B2 JP 7548105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- pressure value
- value
- steam
- header
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 55
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 37
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 5
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 2
- 238000010926 purge Methods 0.000 description 2
- 238000009530 blood pressure measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Description
他方、1つ以上のボイラを有する台数制御ボイラ群と、台数制御ボイラ群に属さない1つ以上のボイラと、が混在するボイラシステムにおいては、例えば、台数制御ボイラ群に属さない1つ以上のボイラを夜間等の低負荷時に稼働させ、ヘッダ圧力値が台数制御ボイラ群の目標圧力値よりも低い圧力を維持するように推移させておき、台数制御ボイラ群の台数制御を例えば工場の本稼働開始に合わせてヘッダ圧力値が前記目標圧力値になるように始動させる運用を行う場合がある。
そうすると、ヘッダ圧力値<目標圧力値の状態が継続するため、台数制御ボイラ群の台数制御において算出される操作量MVが増加し続けることとなり、例えば、操作量MVが台数制御ボイラ群の発生蒸気量の最大値である全制御ボイラ最大出力合計値に到達する可能性がある。その後、台数制御ボイラ群のボイラが、例えば1台ずつ給蒸を開始することで、ヘッダ圧力値が上昇することとなり、ヘッダ圧力値の上昇に伴い、操作量MVが減少し始めることとなる。しかしながら、操作量MVは減少するものの、操作量MV>>発生蒸気量であることから、さらにボイラ発生蒸気量が増加し続けることとなる。
このため、ヘッダ圧力値が急激に上昇し、操作量MVの減少量は増えるものの、操作量MVが全制御ボイラ最大出力合計値となっていたことから、操作量MVが結局下げきることができずに、オーバーシュートが発生し、そのとき、仮にヘッダ圧力値が制御上限圧力値を超えた場合に、すべてのボイラを停止(以下、「全缶停止」ともいう)とする台数制御を行うことがある。
前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダと、
前記蒸気ヘッダの内部の蒸気圧であるヘッダ圧力値を測定する蒸気圧測定手段と、
を備えるボイラシステムであって、
前記台数制御ボイラ群は、前記台数制御ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記蒸気圧測定手段により測定されるヘッダ圧力値が予め設定された目標圧力値に保つように、現時点の必要蒸気量MVnを速度形PIアルゴリズム又は速度形PIDアルゴリズムにより算出する必要蒸気量算出部と、
前記必要蒸気量算出部により算出された現時点の必要蒸気量MVnを発生させるよう前記台数制御ボイラ群のボイラの燃焼状態を制御する出力制御部と、
前記台数制御ボイラ群に含まれない1つ以上のボイラが稼働し、前記ヘッダ圧力値が前記台数制御ボイラ群の目標圧力値よりも低い値で推移している状態で、前記出力制御部による前記台数制御ボイラ群の制御を始動させた場合、前記ヘッダ圧力値が所定時間上昇し続けるとともに、前記必要蒸気量MVnが前記台数制御ボイラ群の蒸気の供給を行っているすべてのボイラの発生蒸気量の合計値を上回っているときに、前記ヘッダ圧力値が、前記目標圧力値から予め設定された圧力値αを減じた値である境界値より小さい値から前記境界値を超えるか又はそれ以上の値となったか否かを検出する検出部と、を備え、
前記必要蒸気量算出部は、さらに、
前記検出部により、前記ヘッダ圧力値が、前記境界値より小さい値から前記境界値を超えるか又はそれ以上の値となったと検出された場合、現時点の必要蒸気量MVnを算出する処理において、現時点の必要蒸気量MVnとして、又は前回の必要蒸気量MVn-1として、前記ヘッダ圧力値が前記境界値より小さい値から前記境界値を超えるか又はそれ以上の値となったと検出された時点に、前記台数制御ボイラ群の蒸気の供給を行っているすべてのボイラの発生蒸気量の合計値を設定するボイラシステムに関する。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態(以下「第1実施形態」という)に係るボイラシステム1について説明する。図1は、ボイラシステム1の概略を示す図である。なお、本実施形態では、台数制御ボイラ群2に属さないボイラとして、1台の台数制御外ボイラ20A(以下、単に「台数制御外ボイラ20A」ともいう)と、8台のボイラ20からなる台数制御ボイラ群2と,からなるボイラシステムを例示する。
ここで、ボイラ20A及び20は、いずれも燃焼量を連続的に変更して燃焼可能な連続制御ボイラからなる。連続制御ボイラとは、少なくとも、最小燃焼状態S1(例えば、最大燃焼量の20%の燃焼量における燃焼状態)から最大燃焼状態S2の範囲で、燃焼量が連続的に制御可能とされているボイラである。連続制御ボイラは、例えば、燃料をバーナに供給するバルブや、燃焼用空気を供給するバルブの開度(燃焼比)を制御することにより、燃焼量を調整するようになっている。より具体的には、ボイラ20A及び20それぞれには、変動可能な蒸気量の単位である単位蒸気量Uが設定されている。これにより、ボイラ20A及び20は、最小燃焼状態S1から最大燃焼状態S2の範囲において、単位蒸気量U単位で、蒸気量を変更可能となっている。
なお、本実施形態に例示する台数制御ボイラ群2に属さないボイラ及び台数制御ボイラ群2の構成は一例である。本願発明においては、台数制御ボイラ群の台数制御を始動させるときに、(i)台数制御ボイラ群に属さないボイラが蒸気供給を行っていること、及び(ii)ヘッダ圧力値が台数制御ボイラ群に設定されている目標圧力値よりも低い圧力を維持するように推移していることを満たすボイラであればよい。例えば、台数制御ボイラ群に属さないボイラ20Aを複数の台数制御外ボイラ20Aとしてもよい。
具体的には、台数制御外ボイラ20Aは、ボイラ缶内圧力値が、台数制御ボイラ群に設定されている目標圧力値よりも低い目標圧力値を維持するようにローカル制御されるボイラでもよい。また、台数制御ボイラ群に属さないボイラとして、ヘッダ圧力値が台数制御ボイラ群2に設定されている目標圧力値よりも低い目標圧力値を維持するように制御されるボイラを含むようにしてもよい。また、台数制御ボイラ群に属さないボイラとして、ヘッダ圧力値の最大設定圧力値が、台数制御ボイラ群2に設定されている目標圧力値よりも低い値で設定されている制御圧力帯域に収まるよう制御されている段階値制御ボイラを含むようにしてもよい。また、台数制御ボイラ群に属さないボイラは複数のボイラ群から構成されるようにしてもよい。なお、台数制御ボイラ群2は、任意の台数のボイラとしてもよい。ボイラ容量(最小燃焼量、単位蒸気量、最大燃焼量等)が異なる場合でもよい。
次にボイラシステム1を構成する台数制御ボイラ群2及び台数制御外ボイラ20Aについて説明する。
台数制御ボイラ群2のボイラ20は、例えば、多管式貫流ボイラから構成される。ボイラ20は、燃焼が行われるボイラ本体21と、連続制御ボイラ20の燃焼状態を制御するローカル制御部22と、を備える。ボイラ20は、例えば、燃焼量が100%の時に、相当蒸発量が3t/hの蒸気出力が可能に構成されている。
台数制御外ボイラ20Aは、例えば、貫流ボイラ及び/又は水管ボイラ等から構成される。ボイラ20Aは、燃焼が行われるボイラ本体21Aと、ボイラ20Aの缶内圧力値を測定する缶内圧力測定手段としてのボイラ圧検出部23Aと、ローカル制御部22Aと、を備える。
台数制御外ボイラ20Aは、例えば、燃焼量が100%の時に、相当蒸発量が6t/hの蒸気出力が可能に構成されている。
ローカル制御部22Aは、ボイラ圧検出部23Aにより測定される缶内圧力値PVAに基づいて、缶内圧力値PVAが、目標圧力値PTVよりも低い圧力値PLVを維持するように、ボイラ20Aの燃焼状態を制御する。
すなわち、ローカル制御部22Aは、制御周期毎に、ボイラ20Aの缶内圧力値PVAと予めローカル記憶部(図示せず)に設定されたボイラ20Aの圧力値PLVとの偏差に対して、所定のPIアルゴリズム又はPIDアルゴリズムに基づくフィードバック制御を行うことで、缶内圧力値PVAが圧力値PLVとなるために必要な蒸気量MVAnを算出し、算出した蒸気量MVAnを発生するようにボイラ20Aを制御する。ここで、nは、例えば、制御開始時の初期値を1とし、次の制御周期毎に1を加算することで当該制御周期を識別するためのインデックス(自然数)である。以上、台数制御外ボイラ20Aについて説明した。
具体的には、算出された操作量MV(破線B)に合わせて、台数制御ボイラ群2を制御する台数制御装置3から台数制御ボイラ群2の複数ボイラ20に燃焼指令が出力されるが、例えばプレパージ経由による応答遅れ、及び缶内圧力上昇までの応答遅れ等により、図2(破線E)に示すように、台数制御ボイラ群2の台数制御の始動から約170秒後の間は蒸気出力が行われない状態がある。
他方、ヘッダ圧力値PV(実線A)(実線A)<目標圧力値PTV(1.50MPa)の状態が継続するため、台数制御ボイラ群2の台数制御において算出される操作量MV(破線B)が増加し続けることとなり、例えば、操作量MV(破線B)が台数制御ボイラ群2の発生蒸気量の最大値である全制御ボイラ最大出力合計値(24/t)に約75秒後に到達し、その後、台数制御ボイラ群2のボイラ20が、例えば1台ずつ給蒸を開始すること(破線E)で、約170秒後以降に、ヘッダ圧力値PV(実線A)が圧力値PLVより上昇することとなる。その後、ヘッダ圧力値PV(実線A)の上昇に伴い、台数制御外ボイラ20Aの発生蒸気量が減少するとともに、操作量MV(破線B)が減少し始めることとなる。
しかしながら、操作量MV(破線B)は大きく減少するが、操作量MV(破線B)は依然として台数制御ボイラ群2の発生蒸気量(破線E)を大きく上回っていることから、発生蒸気量(破線E)はさらに増加し、ヘッダ圧力値PV(実線A)は上昇し続ける。
その後、約195秒後に操作量MV(破線B)が台数制御ボイラ群2の発生蒸気量(破線E)を下回ることで、発生蒸気量(破線E)は減少に転じるが、ヘッダ圧力値PV(実線A)は上昇し、オーバーシュートして、約200秒後に1.812MPaになることが表されている。
制御部4の詳細な構成について説明する前に、記憶部5について説明する。
なお、給蒸中のボイラ20とは、実際に燃焼状態にあり、なおかつボイラ缶内圧力値がヘッダ圧力値PV相当であるボイラ20を指すものとする。より具体的には、例えば、ヘッダ圧力値PVとボイラ缶内圧力値との差が予め設定された圧力ズレ以下である場合に、当該ボイラ20が給蒸中であると判定する。また、ヘッダ圧力値PVとボイラ缶内圧力値との差が圧力ズレ以下となった後、所定時間(例えば、3秒)経過後に当該ボイラ20が給蒸中ボイラになったと判定してもよい。また、ヘッダ圧力値PVとボイラ缶内圧力との差から所定の裕度(例えば、0.01MPa~0.02MPa)を減じた値が圧力ズレ以下となった場合に、当該ボイラ20が給蒸中であると判定してもよい。
また、記憶部5には、蒸気圧センサ7により測定されるヘッダ圧力値PVに係る設定条件として予め設定される、台数制御ボイラ群2の燃焼制御に係る目標圧力値PTVを記憶するようにしてもよい。
図3に示すように、制御部4は、検出部41と、必要蒸気量算出部42と、出力制御部43と、を含んで構成される。次に制御部4の各機能部について説明する。
検出部41は、前述したように、台数制御外ボイラ20Aが、台数制御ボイラ群2の目標圧力値PTVよりも低い圧力値PLVを維持するように推移しているときに、台数制御ボイラ群2の台数制御を始動させた場合に、制御周期毎に、予め設定された所定の条件を満たすか否かを検出する。
ここで、所定の条件とは、(i)台数制御ボイラ群2の台数制御を始動させた後に、ヘッダ圧力値PVが所定時間上昇し続けていること、(ii)必要蒸気量MVnが台数制御ボイラ群2の給蒸中のボイラ20による発生蒸気量の合計値(すなわち、蒸気の供給を行っている各ボイラ20の発生蒸気量の合計値)を上回っていること、及び(iii)ヘッダ圧力値PVが、目標圧力値PTVから予め設定された圧力値αを減じた値である境界値より小さい値から当該境界値を超えるか又はそれ以上の値となったこと、の3つの条件を同時に満たすことを指す。なお、圧力値αは、目標圧力値PTVと圧力値PLVとの差分未満の値とする。また、条件(iii)として、「ヘッダ圧力値PVが、目標圧力値PTVから予め設定された圧力値αを減じた値である境界値より小さい値から当該境界値を超えるか又はそれ以上の値となったこと」としたが、それに換えて「ヘッダ圧力値PVが、目標圧力値PTVから予め設定された圧力値αを減じた値である境界値以下の値から当該境界値を超える値となったこと」としてもよい。
必要蒸気量算出部42は、制御周期毎にヘッダ圧力値PVと予め記憶部5に設定された台数制御ボイラ群2の目標圧力値PTVとの偏差(en=P1-PV)に対して、所定のPIアルゴリズム又はPIDアルゴリズムに基づき、ヘッダ圧力値PVが目標圧力値PTVとなるために必要な必要蒸気量MVnを算出する。ここで、添字nは、例えば台数制御開始時の初期値を1とし、制御周期毎に1を加算することで当該制御周期を識別するためのインデックス(自然数)であり、繰り返し演算の演算回数(n回目:n=1,2,…)を示す。
本発明の必要蒸気量算出部42においては、PID制御アルゴリズムとして、制御周期毎に前回から今回までの必要蒸気量変化分ΔMVnのみを計算し、これに前回必要蒸気量MVn-1を加算して、今回必要蒸気量MVnを計算する速度形演算を適用する。なお、速度形演算とは別に、制御周期毎に今回必要蒸気量MVnを直接計算する位置形演算があるが、本発明では採用しない。
より具体的には、必要蒸気量算出部42は、今回必要蒸気量MVnを次のように算出する。
MVn=MVn-1+ΔMVn ・・・・・・・・(式1)
(式1)において、MVn:現時点の必要蒸気量(今回必要蒸気量)、MVn-1:前回の制御周期時点の必要蒸気量(前回必要蒸気量)、ΔMVn:前回から今回までの必要蒸気量変化分である。
ΔMVn=ΔPn+ΔIn+ΔDn ・・・・・・(式2)
(式2)において、ΔPn:P制御出力(変化分)、ΔIn:I制御出力(変化分)、ΔDn:D制御出力(変化分)であり、それぞれ下記の(式3)~(式5)により求められる。
ΔPn=KP×(en-en-1) ・・・・・・・・・(式3)
ΔIn=KP×(Δt/TI)×en ・・・・・・・・・・・・(式4)
ΔDn=KP×(TD/Δt)×(en-2en-1+en-2) ・・(式5)
(式3)~(式5)において、Δt:制御周期、KP:比例ゲイン、TI:積分時間、TD:微分時間、en:現時点の偏差量、en-1:前回の制御周期時点の偏差量、en-2:前々回の制御周期時点の偏差量である。
現時点の偏差量enは、目標圧力値PTVと、蒸気圧センサ7で測定されたヘッダ圧力値PVnとの差であって、下記の(式6)により求められる。
en=PTV-PVn ・・・・・・・・・・・・・・・・(式6)
そして、必要蒸気量算出部42は、(式1)のように、前回必要蒸気量MVn-1に必要蒸気量変化分ΔMVnを加算して、今回必要蒸気量MVnを計算することができる。
より具体的には、前述した3条件を満たした時点tnにおいて、必要蒸気量算出部42は、前回必要蒸気量MVn-1又は今回必要蒸気量MVnの値を実際の給蒸中ボイラにより出力されている発生蒸気量の合計値により置き換え、今回必要蒸気量MVnを算出する。
出力制御部43は、必要蒸気量算出部42が算出した今回必要蒸気量MVnに基づいてボイラ20の燃焼状態(燃焼量)を制御する。出力制御部43は、ボイラ群2から必要蒸気量分の蒸気が発生するように各ボイラ20の燃焼状態を制御する。
図4は、図2と同様に、圧力値PLVを1.30MPa、目標圧力値PTVを1.50MPaに設定し、さらに圧力値αを0.10MPaに設定し、台数制御外ボイラ20Aが台数制御ボイラ群2の目標圧力値PTVよりも低い圧力値PLVを維持するように推移しているときに、台数制御ボイラ群2の台数制御を始動させた後のヘッダ圧力値PVの変動を示すシミュレーション図である。
そうすると、約180秒の手前の時点(制御周期nとする)において、所定条件を満たすことが検出されることから、必要蒸気量算出部42は、前回必要蒸気量MVn-1又は今回必要蒸気量MVnの値を、実際の給蒸中ボイラにより出力されている発生蒸気量の合計値により置き換え、今回必要蒸気量MVn(破線B)を算出することとなる。そうすると、図4に示すとおり、約190秒後付近でヘッダ圧力値PV(実線A)が1.50MPaになり、その後、約220秒後過ぎからは、1.50MPaを維持していることがわかる。このように、ボイラシステム1は、図4に示すように、約190秒後付近以降において、ヘッダ圧力値PV(実線A)がオーバーシュートすることなく、実際の発生蒸気量は、蒸気消費量(要求負荷)の変動に速やかに追従することになる。そして、ヘッダ圧力値PV(実線A)は、目標圧力値PTV(1.50MPa)の付近で収束する。
ステップST1において、必要蒸気量算出部42は、制御周期n毎に、蒸気圧センサ7から送信された蒸気圧信号に基づいて、ヘッダ圧力値PVnを取得する。
その後、ステップST7に移る。
その後、ステップST1に戻る。
これにより、台数制御外ボイラ2Aが台数制御ボイラ群2の目標圧力値PTVよりも低い圧力値PLVを維持するように推移しているときに、台数制御ボイラ群2の台数制御を始動させた場合に、ヘッダ圧力のオーバーシュートを抑止し、安定稼働させることができる。その結果、ボイラシステム1の圧力安定性を向上させることができる。
前述したように、例えば、台数制御外ボイラ20Aは連続制御ボイラとして、ヘッダ圧力値が、台数制御ボイラ群2に設定されている目標圧力値よりも低い目標圧力値を維持するように独立して台数制御されるボイラ群を含むようにしてもよい。また、台数制御外ボイラ20Aは、ボイラ缶内圧力値が、台数制御ボイラ群に設定されている目標圧力値よりも低い目標圧力値を維持するようにローカル制御されるボイラでもよい。また、台数制御ボイラ群に属さないボイラとして、ヘッダ圧力値の最大設定圧力値が、台数制御ボイラ群2に設定されている目標圧力値よりも低い値で設定される制御圧力帯域に収まるよう制御されている段階値制御ボイラを含むようにしてもよい。また、台数制御ボイラ群に属さないボイラは複数のボイラ群から構成されるようにしてもよい。なお、台数制御ボイラ群2は、任意の台数のボイラとしてもよい。ボイラ容量(最小燃焼量、単位蒸気量、最大燃焼量等)が異なる場合でもよい。
11 蒸気管
12 蒸気管
13 信号線
20A 台数制御外ボイラ
21A ボイラ本体
22A ローカル制御部
23A ボイラ圧検出部
2 台数制御ボイラ群
20 ボイラ
21 ボイラ本体
22 ローカル制御部
3 台数制御装置
4 制御部
41 検出部
42 必要蒸気量算出部
43 出力制御部
5 記憶部
6 蒸気ヘッダ
7 蒸気圧センサ
16 信号線
18 蒸気使用設備
Claims (3)
- 1つ以上のボイラからなる台数制御ボイラ群と前記台数制御ボイラ群に含まれない1つ以上のボイラと、からなるボイラ群と、
前記ボイラ群において生成された蒸気を集合させる蒸気ヘッダと、
前記蒸気ヘッダの内部の蒸気圧であるヘッダ圧力値を測定する蒸気圧測定手段と、
を備えるボイラシステムであって、
前記台数制御ボイラ群は、前記台数制御ボイラ群の燃焼状態を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記蒸気圧測定手段により測定されるヘッダ圧力値が予め設定された目標圧力値に保つように、現時点の必要蒸気量MVnを速度形PIアルゴリズム又は速度形PIDアルゴリズムにより算出する必要蒸気量算出部と、
前記必要蒸気量算出部により算出された現時点の必要蒸気量MVnを発生させるよう前記台数制御ボイラ群のボイラの燃焼状態を制御する出力制御部と、
前記台数制御ボイラ群に含まれない1つ以上のボイラが稼働し、前記ヘッダ圧力値が前記台数制御ボイラ群の目標圧力値よりも低い値で推移している状態で、前記出力制御部による前記台数制御ボイラ群の制御を始動させた場合、前記ヘッダ圧力値が所定時間上昇し続けるとともに、前記必要蒸気量MVnが前記台数制御ボイラ群の蒸気の供給を行っているすべてのボイラの発生蒸気量の合計値を上回っているときに、前記ヘッダ圧力値が、前記目標圧力値から予め設定された圧力値αを減じた値である境界値より小さい値から前記境界値を超えるか又はそれ以上の値となったか否かを検出する検出部と、を備え、
前記必要蒸気量算出部は、さらに、
前記検出部により、前記ヘッダ圧力値が、前記境界値より小さい値から前記境界値を超えるか又はそれ以上の値となったと検出された場合、現時点の必要蒸気量MVnを算出する処理において、現時点の必要蒸気量MVnとして、又は前回の必要蒸気量MVn-1として、前記ヘッダ圧力値が前記境界値より小さい値から前記境界値を超えるか又はそれ以上の値となったと検出された時点に、前記台数制御ボイラ群の蒸気の供給を行っているすべてのボイラの発生蒸気量の合計値を設定するボイラシステム。 - 前記台数制御ボイラ群が始動するとき、前記台数制御ボイラ群に含まれない1つ以上のボイラが稼働し、前記ヘッダ圧力値が前記目標圧力値から前記圧力値αを減算した値よりも低い値で推移している請求項1に記載のボイラシステム。
- 前記台数制御ボイラ群に含まれない1つ以上のボイラは、連続制御ボイラを含み、ボイラ缶内圧力値又はヘッダ圧力値が、前記目標圧力値よりも低い値で推移している請求項1又は請求項2に記載のボイラシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021060134A JP7548105B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | ボイラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021060134A JP7548105B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | ボイラシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022156440A JP2022156440A (ja) | 2022-10-14 |
| JP7548105B2 true JP7548105B2 (ja) | 2024-09-10 |
Family
ID=83559924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021060134A Active JP7548105B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | ボイラシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7548105B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014156976A (ja) | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
| JP2016142500A (ja) | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
| JP2016205678A (ja) | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
| JP2016205700A (ja) | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
-
2021
- 2021-03-31 JP JP2021060134A patent/JP7548105B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014156976A (ja) | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
| JP2016142500A (ja) | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
| JP2016205678A (ja) | 2015-04-20 | 2016-12-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
| JP2016205700A (ja) | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022156440A (ja) | 2022-10-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9388977B2 (en) | Boiler system | |
| JP2010043768A (ja) | ボイラの制御方法及びこの制御方法を用いたボイラシステム | |
| JP6593024B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6102475B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6424725B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP5343935B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP5668807B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6164064B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP2002073105A (ja) | 設置機器の台数制御方法及びそのシステム | |
| JP5440069B2 (ja) | ボイラ群の制御方法、プログラム、制御器及びボイラシステム | |
| JP2016109357A (ja) | ボイラシステム | |
| JP6036376B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6341073B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP2022156440A (ja) | ボイラシステム | |
| JP6330394B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6330404B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6375954B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6341072B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6485187B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6467904B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP5672314B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6485186B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6550999B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6307901B2 (ja) | ボイラシステム | |
| JP6337697B2 (ja) | ボイラシステム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231219 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240724 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240730 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240812 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7548105 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |