JP7549856B2 - スリップ抑制パイル織物、及び、その製造方法 - Google Patents
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Description
このパイル織物、単位緯糸を構成する緯糸を、パイル経糸の沈糸と地経糸で上下に仕切り、パイル層と沈糸の間の上層と、沈糸と地経糸の間の中層と、地経糸より裏側の下層との3層に層別し、下層の緯糸と地経糸を、中層の緯糸で仕切って沈糸から引き離し、沈糸に直接接触させず、沈糸をパイル層側に片寄った基布の深部に配置する。
本発明に係るパイル織物1の第2の特徴は、基布2にパイル糸3が織り込まれたパイル織物であって、前記基布2は、経糸4と緯糸5で製織され、前記パイル糸3は、前記基布2の緯糸5に係止され、前記経糸4は、縮れ及び/又はうねりが形成されていないフィラメント糸であり、前記緯糸5は、縮れ及び/又はうねりが形成されたマルチフィラメント糸であり、前記緯糸5の単繊維繊度は、1.67d以上2.5d以下である点にある。
尚、緯糸5の縮率を、経糸4の縮率より大きくしても良い。
<パイル織物1の全体構成>
図1~5には、本発明の実施形態に係るパイル織物1が例示されている。
パイル織物1は、後述する基布2と、この基布2に織り込まれた複数のパイル糸3を有した織物である。
パイル織物1の厚みは、基布2の厚みと、パイル糸3の上下長さ(パイル長)を足した値であって、特に限定はないが、例えば、0.5mm以上5.0mm以下、好ましくは0.7mm以上4.5mm以下、更に好ましくは1.0mm以上4.0mm以下(2.0mmや2.2mm)であっても良い。
図1~5に示したように、基布2は、後述する経糸4と、後述する緯糸5(一方側緯糸5aや他方端側緯糸5b、中間緯糸5m)を製織して構成される。
基布2の組織(織組織)は、特に制限はないが、例えば、経糸4が織幅方向に並んで配置され、各経糸4は、複数本の緯糸5の上を通る毎に複数本の緯糸5の下を通っていても良い(綾織組織とも言える)。
この場合を詳解すれば、各経糸4は、1本の緯糸5の上を通る毎に1本の緯糸5の下を通る場合(平織組織)と、1本の緯糸5の上を通る毎に2本の緯糸5の下を通る場合(綾織組織)と、1本の緯糸5の上を通る毎に3本の緯糸5の下を通る場合(綾織組織)の何れでも構わない。
又、基布2の幅も、特に限定はなく、例えば、20インチ以上100インチ以下(65インチなど)であっても良い。更に、基布2やパイル糸3を製織する織機の筬の数も、特に限定はなく、例えば、10羽/インチ以上90羽/インチ以下であっても良い。
以下、この基布2における経糸4や緯糸5について、まず述べる。
図1~5で示したように、経糸4は、製織される基布2における製織方向(一方向)又は、経糸4の長手方向(両方向、経方向とも言う)に沿って配置されている(換言すれば、織幅方向に並んで配置されている)。
経糸4は、フィラメント糸(長繊維糸)や、スパン糸(短繊維糸、紡績糸)の何れでも良く、フィラメント糸であれば、モノフィラメントやマルチフィラメントなどであったり、何も加工をしていないフィラメント糸(生糸)であっても構わない。
経糸4の総繊度も、特に制限はないが、例えば、20d(デニール)以上1500d以下、好ましくは50d以上1000d以下、更に好ましくは100d以上600d以下(50d/30フィラメントや、50d/20フィラメントなど)であっても構わない。又、経糸4の単繊維繊度も、特に制限はないが、例えば、0.1d(デニール)以上1500d以下、好ましくは0.5d以上1000d以下、更に好ましくは1d以上600d以下であっても良い。
又、経糸4の1インチに当りの本数も、特に制限はなく、例えば、10本以上30本以下(21本など)等であっても良い。
図1~5に示したように、緯糸5は、製織される基布2における織幅方向又は緯糸5の長手方向5L(両方向、緯方向とも言う。)に沿って配置されている(換言すれば、製織方向に並んで配置されている)。
緯糸5は、縮れ及び/又はうねりが形成されたフィラメント糸(長繊維糸)であっても良く、この場合には、緯糸5はウーリー加工糸であるとも言え、その構成は、モノフィラメントやマルチフィラメントなどであっても構わない。
又、本発明における「うねり」とは、緯糸5において、曲がりくねっている部分である。
ここで、フィラメント糸である経糸4に縮れやうねりは形成されていない、且つ、緯糸5のみが縮れやうねりが形成されたフィラメント糸である場合は、パイル織物1は、当該パイル織物1自体の寸法安定性を保持しながら、後述するパイル糸3の「スリップ・目ズレの抑制」の両立が図れるとも言える。
この場合、経糸4がスパン糸であり、且つ、緯糸5のみが縮れやうねりが形成されたフィラメント糸である場合にも、上述と同様に、パイル織物1は、当該パイル織物1自体の寸法安定性を保持しながら、後述するパイル糸3の「スリップ・目ズレの抑制」の両立が図れるとも言える。
緯糸5の総繊度も、特に制限はないが、例えば、20d(デニール)以上1500d以下、好ましくは50d以上1000d以下、更に好ましくは100d以上600d以下(50d/20フィラメントや、50d/30フィラメントなど)であったり、その他、綿番手の20番手単糸を2本撚り合わせた双糸(20/2)であっても構わない。又、緯糸5の単繊維繊度も、特に制限はないが、例えば、0.1d(デニール)以上1500d以下、好ましくは0.5d以上1000d以下、更に好ましくは1d以上600d以下であっても良い。
又、緯糸5の打込み本数(製織方向1インチにおいて打ち込んだ緯糸5の本数)も、特に制限はなく、例えば、20本以上250本以下、好ましくは30本以上200本以下、更に好ましくは40本以上150本以下(130本)等であっても良い。
尚、緯糸5の打込み本数が多いほど、製織方向1インチにおける当該緯糸5に係止されるパイル糸3の本数も多くなり、より隣接する緯糸5間でパイル糸3を挟み込み易くなったり、隣接するパイル糸3同士が互いに係止し合い易くなるとも言え、更に「スリップ・目ズレの抑制」が図れると共に、より「パイル糸の抜止め促進」も実現できるとも言える。
ここまで述べた緯糸5や経糸4の縮率Sは、特に限定はないが、例えば、緯糸5の縮率S5は、経糸4の縮率S4より大きくても良い。
ここで、本発明における「緯糸5の縮率S5」とは、織成された後のパイル織物1における緯糸5の長手方向5Lに略沿った当該パイル織物1の緯方向における一定の長さL15と、この当該パイル織物1に織り込まれ且つパイル織物1の緯方向における一定の長さL15に対応する緯糸5自体の長さL25と、緯糸5自体の長さL25とパイル織物1の緯方向における一定の長さL15との差ΔL5(=L25-L15)を求め、この差ΔL5における当該パイル織物1の緯方向における一定の長さL15に対する比率S5(=100×ΔL5/L15)を意味する。
尚、緯糸5の縮率S5は、経糸4の縮率S4より大きい(S5>S4)場合にも、パイル織物1は、当該パイル織物1自体の寸法安定性を保持しながら、後述するパイル糸3の「スリップ・目ズレの抑制」の両立が図れるとも言える。
又、緯糸5の縮率S5は、経糸4の縮率S4より大きい場合において、緯糸5の縮率S5と経糸4の縮率S4の差ΔSは、特に限定はないが、例えば、5%より大きく90%以下、好ましくは10%以上70%以下、更に好ましくは15%以上50%以下であっても良い。
以下、隣接する3本以上の緯糸5に対してパイル糸3が係止されている場合における各種の緯糸3について述べる。
図1~5(特に、図5)に示したように、緯糸5は、経糸4と製織されて基布2を構成するのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、一方側緯糸5aや他方側緯糸5b、これら一方側緯糸5aと他方側緯糸5bの間にある中間緯糸5mを有していても良く、これらの緯糸5a、5b、5mは、製織方向に並んで配置されていても良い。
ここで、一方側緯糸5aは、経糸4の長手方向4Lにおいて隣接する(前後する)3本以上の緯糸5のうち最も一方側にあり、且つ経糸4の下側又は上側に織り込まれた緯糸5であり、他方側緯糸5bは、経糸4の長手方向4Lにおいて隣接する(前後する)3本以上の緯糸5のうち最も後側にあり且つ経糸4の上側又は下側に織り込まれた緯糸5であり、中間緯糸5mは、経糸4の長手方向4Lにおいて隣接する(前後する)3本以上の緯糸5のうち上述した一方側緯糸5a及び他方側緯糸5b以外の緯糸5(一方側緯糸5aと他方側緯糸5bの間の緯糸5)である。
その他、各緯糸5a、5b、5mそれぞれに対しては、複数のパイル糸3が経糸4の長手方向4Lに沿って、1本以上(又は、0本)隣接した緯糸5に係止されたり、あるパイル糸3にとっては、一方側緯糸5aとなる緯糸5や、別のパイル糸3にとっては、他方側緯糸5bや、中間緯糸5mとなっても(兼用されていても)良い。
よって、各パイル糸3が係止する、製織方向に隣接する緯糸5(一方側緯糸5aや他方側緯糸5b、中間緯糸5m)の本数は、2本以上であるとも言え、特に、各パイル糸3が係止する製織方向に隣接する緯糸5が2本であれば、一方側緯糸5aと他方側緯糸5bがそれぞれ1本で、中間緯糸5mが0本となり、各パイル糸3が係止する製織方向に前後する緯糸5が3本以上であれば、一方側緯糸5aと他方側緯糸5bがそれぞれ1本で、中間緯糸5mが1本以上となる。
図1~5に示したように、パイル糸3は、上述した基布2に複数織り込まれている。
パイル糸3は、基布2に織り込まれているのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、ある経糸4と別の経糸4の間に挟まれて、製織方向に沿って複数配置されても良い。
パイル糸3の繊度(総繊度)も、特に制限はないが、例えば、20d(デニール)以上1500d以下、好ましくは50d以上1000d以下、更に好ましくは100d以上600d以下であっても構わない。又、パイル糸3の単繊維繊度も、特に制限はないが、例えば、0.1d(デニール)以上1500d以下、好ましくは0.5d以上1000d以下、更に好ましくは1d以上600d以下であっても良い。
又、パイル糸3の1インチに当りの本数も、特に制限はなく、例えば、10本以上100本以下であっても良い。
この場合、各パイル糸3は、ルーズパイル(Loose Pile)を構成しているとも言える。又、この場合は、各パイル糸3は、経糸4には係止されていないとも言える。
この場合、各パイル糸3は、ファストパイル(Fast Pile)を構成しているとも言える。又、この場合も、各パイル糸3は、経糸4には係止されていないと言える。
図1~4に示したように、一方側パイル片部3Aや他方側パイル片部3Bは、各パイル糸3において、上述した基布2から突出した部分である。尚、これらパイル片部3A、3Bは突出した側の面を、パイル織物1におけるパイル面とも言う。
各パイル糸3は、上述した一方側パイル片部3Aと他方側パイル片部3Bの間に、中間部3Mを有しており、この中間部3Mは、各パイル糸3において、上述した基布2から突出していない部分であるとも言える。
又、この場合においては、上述した他方側パイル片部3Bは、1本の緯糸5の下を通った後に当該1本の緯糸5の他方側で基布2から突出することとなる。
又、この場合においては、上述した他方側パイル片部3Bは、隣接する3本以上の緯糸5における最も他方側の緯糸(他方側緯糸)5bの下を通った後に当該最も他方側緯糸5bの他方側で基布2から突出することとなる。
その他、各パイル糸3における一方側パイル片部3Aや他方側パイル片部3Bは、基布2に対して傾斜していても良く、この場合の角度(傾斜角度)は、10°以上80°以下、好ましくは30°以上75°以下、更に好ましくは50°以上70°以下(60°や、65°など)であっても構わない。
各パイル糸3の上下長さ(パイル長)とは、これら各パイル片部3A、3Bの上下方向の長さであって、特に制限はないが、例えば、0.1mm以上10.0mm以下、好ましくは0.5mm以上8.0mm以下、更に好ましくは1.0mm以上6.0mm以下(3.0mmなど)であっても良い。
緯糸5全体の本数が3本の場合、一方側緯糸5aと他方側緯糸5bがそれぞれ1本となるため、中間緯糸5mの本数は1本となり、各パイル糸3は、製織方向に隣接する(前後する)3本の緯糸5(それぞれ1本の一方側緯糸5aや他方側緯糸5b、中間緯糸5m)に対して、最も一方側の緯糸5aの下を通り、その後に1本の中間緯糸5mの上を通り、その後に最も他方側の緯糸5bの下を通ることとなる。
以下同様に、緯糸5全体の本数が5本の場合、一方側緯糸5aと他方側緯糸5bがそれぞれ1本となるため、中間緯糸5mの本数は3本となり、各パイル糸3は、製織方向に隣接する5本の緯糸5(それぞれ1本の一方側緯糸5aや他方側緯糸5bと、3本の中間緯糸5m)に対して、最も一方側の緯糸5aの下を通り、例えば、その後に1本の中間緯糸5mの上を通る毎に1本の中間緯糸5mの上を通り(3本の中間緯糸5mのうち、最も一方側の中間緯糸5mの上を通り、その後に製織方向中央の中間緯糸5mの下を通り、その後に最も他方側の中間緯糸5mの上を通り)、その後に最も他方側の緯糸5bの下を通ることとなっても良い。
その他、緯糸5全体の本数が7本以上である場合も同様である。
本発明の実施形態に係るパイル織物1の製造方法は、ここまで述べた基布2にパイル糸3が織り込まれたパイル織物1の製造方法(以下、「当該製造方法」とも言う)である。
当該製造方法は、基布2を経糸4と緯糸5で製織し、パイル糸3を基布2の緯糸5に係止し、緯糸5はフィラメント糸であり、このフィラメント糸である緯糸5に仮撚り及び/又は熱処理で縮れ及び/又はうねりを形成する。
又、フィラメント糸である緯糸5に仮撚り及び/又は熱処理で縮れ及び/又はうねりを形成する工程を、糸処理工程としても良く、換言すれば、当該製造方法は、織成工程と、糸処理工程を有している。
当該製造方法は、糸処理工程や織成工程以外に、上述したように、上下二重に織成される2枚のパイル織物に製織され、それらを連結しているパイル糸3を上下のパイル織物1の略中央の線でセンターカットして2枚のパイル織物1に分割するセンターカット工程などを有していても良い。尚、センターカット工程を有する場合、当該製造方法における各工程の順番は、糸処理工程、織成工程、センターカット工程の順となる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。パイル織物1、パイル織物1の製造方法等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
パイル糸3それぞれは、隣接する複数本の緯糸5に対して、当該複数本の緯糸5の下を纏めて通って係止され、その複数本の緯糸5における最も一方側の緯糸5aの下を通った後に当該最も一方側の緯糸5aの一方側で基布2から突出する一方側パイル片部3Aと、その複数本の緯糸5における最も他方側の緯糸5bの下を通った後に当該最も他方側の緯糸5bの他方側で基布2から突出する他方側パイル片部3Bを有していても良い。
この場合も、各パイル糸3は、ある意味、ルーズパイル(Loose Pile)を構成しているとも言える。又、この場合も、各パイル糸3は、経糸4には係止されていないと言える。
基布2の裏面に、アクリル樹脂系接着剤などの合成樹脂を塗布して、バックコーティング(バッキング)していても良い。尚、図3における基布2の裏面には、バックコーティングはしていない。
パイル織物1の製造方法は、上述したように、基布2の裏面にアクリル樹脂系接着剤などの合成樹脂を塗布して、バックコーティング(バッキング)するバッキング工程を有していても良い。尚、バッキング工程とセンターカット工程を有する場合、当該製造方法における各工程の順番は、糸処理工程、織成工程、センターカット工程、バッキング工程の順であったり、糸処理工程、織成工程、バッキング工程、センターカット工程の順であっても良い。
パイル織物1の製造方法は、センターカット工程の代わりに、一重織りのループパイルを刈り揃える(シャーリングする)シャーリング工程を有していても良い。
2 基布
3 パイル糸
3A 一方側パイル片部
3B 他方側パイル片部
4 経糸
5 緯糸
5a 最も一方側の緯糸
5b 最も他方側の緯糸
Claims (6)
- 基布(2)にパイル糸(3)が織り込まれたパイル織物であって、
前記基布(2)は、経糸(4)と緯糸(5)で製織され、
前記パイル糸(3)は、前記基布(2)の緯糸(5)に係止され、
前記緯糸(5)は、縮れ及び/又はうねりが形成されたマルチフィラメント糸であり、
前記緯糸(5)の単繊維繊度は、1.67d以上2.5d以下であることを特徴とするパフ用のパイル織物。 - 基布(2)にパイル糸(3)が織り込まれたパイル織物であって、
前記基布(2)は、経糸(4)と緯糸(5)で製織され、
前記パイル糸(3)は、前記基布(2)の緯糸(5)に係止され、
前記経糸(4)は、縮れ及び/又はうねりが形成されていないフィラメント糸であり、
前記緯糸(5)は、縮れ及び/又はうねりが形成されたマルチフィラメント糸であり、
前記緯糸(5)の単繊維繊度は、1.67d以上2.5d以下であることを特徴とするパイル織物。 - 基布(2)にパイル糸(3)が織り込まれたパイル織物であって、
前記基布(2)は、経糸(4)と緯糸(5)で製織され、
前記パイル糸(3)は、前記基布(2)の緯糸(5)に係止され、
前記経糸(4)は、縮れ及び/又はうねりが形成されていないフィラメント糸であり、
前記緯糸(5)は、スパン糸であることを特徴とするパイル織物。 - 基布(2)にパイル糸(3)が織り込まれ、寸法安定性を有したパイル織物であって、
前記基布(2)は、経糸(4)と緯糸(5)で製織され、
前記パイル糸(3)は、前記基布(2)の緯糸(5)に係止され、
前記緯糸(5)の縮率は、前記経糸(4)の縮率より大きく、
前記緯糸(5)の縮率とは、当該パイル織物における緯糸(5)の長手方向(5L)に略沿った当該パイル織物の緯方向における一定の長さ(L15)と、当該パイル織物に織り込まれ且つ当該パイル織物の緯方向における一定の長さ(L15)に対応する緯糸(5)自体の長さ(L25)と、緯糸(5)自体の長さ(L25)と当該パイル織物の緯方向における一定の長さ(L15)との差(ΔL5)を求め、前記差(ΔL5)における当該パイル織物の緯方向における一定の長さ(L15)に対する比率(S5)であり、
前記経糸(4)の縮率とは、当該パイル織物における経糸(4)の長手方向(4L)に略沿った当該パイル織物の経方向における一定の長さ(L14)と、当該パイル織物に織り込まれ且つ当該パイル織物の経方向における一定の長さ(L14)に対応する経糸(4)自体の長さ(L24)と、経糸(4)自体の長さ(L24)と当該パイル織物の経方向における一定の長さ(L14)との差(ΔL4)を求め、前記差(ΔL4)における当該パイル織物の経方向における一定の長さ(L14)に対する比率(S4)であることを特徴とするパイル織物。 - 前記パイル糸(3)それぞれは、1本の緯糸(5)に対して、当該1本の緯糸(5)の下を通って係止され、
前記パイル糸(3)それぞれは、前記1本の緯糸(5)の下を通った後に当該1本の緯糸(5)の一方側で前記基布(2)から突出する一方側パイル片部(3A)と、前記1本の緯糸(5)の下を通った後に当該1本の緯糸(5)の他方側で前記基布(2)から突出する他方側パイル片部(3B)を有していることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のパイル織物。 - 基布(2)にパイル糸(3)が織り込まれたパイル織物の製造方法であって、
前記基布(2)を、経糸(4)と緯糸(5)で製織し、
前記パイル糸(3)を、前記基布(2)の緯糸(5)に係止し、
前記経糸(4)は、縮れ及び/又はうねりが形成されていないフィラメント糸であり、
前記緯糸(5)はマルチフィラメント糸であり、
このマルチフィラメント糸である緯糸(5)に、仮撚り及び/又は熱処理で、縮れ及び/又はうねりを形成し、
前記緯糸(5)の単繊維繊度は、1.67d以上2.5d以下であることを特徴とするパイル織物の製造方法。
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| JP7540662B2 (ja) * | 2020-09-25 | 2024-08-27 | 妙中パイル織物株式会社 | 交差パイル等のパイル織物 |
Citations (4)
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| JP2002212858A (ja) | 2000-11-10 | 2002-07-31 | Asahi Kasei Corp | パイル織物 |
| KR20030038050A (ko) | 2001-11-08 | 2003-05-16 | 박래원 | 벨벳직물 |
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| US20190024272A1 (en) | 2016-01-15 | 2019-01-24 | Nv Michel Van De Wiele | Method for producing a textile product |
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2020
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