JP7550970B2 - 自動分析装置 - Google Patents
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Description
ここで、質量分析計1232及び質量分析用解析処理部124で生成されるデータ出力情報について説明する。データ出力情報には、以下のものが含まれている。
1)測定対象物質の定量用m/zと内部標準物質の定量用m/zのピーク面積比
2)測定対象物質の定量用m/zと内部標準物質の定量用m/zのピーク強度比
3)測定対象物質の定量用m/zのピーク面積
4)測定対象物質の定量用m/zのピーク強度
5)測定対象物質の定量用m/zの保持時間
6)測定対象物質の定量用m/zのピーク幅
7)測定対象物質の定量用m/zの半値幅
8)測定対象物質の定量用m/zのS/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)
9)測定対象物質の定量用m/zのリーディングファクタ
10)測定対象物質の定量用m/zのテーリングファクタ
11)測定対象物質の定性用m/zのピーク面積
12)測定対象物質の定性用m/zのピーク強度
13)測定対象物質の定性用m/zの保持時間
14)測定対象物質の定性用m/zのピーク幅
15)測定対象物質の定性用m/zの半値幅
16)測定対象物質の定性用m/zのS/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)
17)内部標準物質の定量用m/zのピーク面積
18)内部標準物質の定量用m/zのピーク強度
19)内部標準物質の定量用m/zの保持時間
20)内部標準物質の定量用m/zのピーク幅
21)内部標準物質の定量用m/zの半値幅
22)内部標準物質の定量用m/zのS/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)
23)測定対象物質の定量用m/zのリーディングファクタ
24)測定対象物質の定量用m/zのテーリングファクタ
25)内部標準物質の定性用m/zのピーク面積
26)内部標準物質の定性用m/zのピーク強度
27)内部標準物質の定性用m/zの保持時間
28)内部標準物質の定性用m/zのピーク幅
29)内部標準物質の定性用m/zの半値幅
30)内部標準物質の定性用m/zのS/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)
なお、データ出力情報は、上記したものに限定されるものではない。
ここで、データアラーム判定部116における判定項目および判定方法について説明する。異常であると判定された判定項目には、データアラームデータベース114においてデータアラームが付与される。
1)内部標準物質シグナルチェック(下限値):内部標準物質ピークのピーク強度が下限値以下である場合に異常状態であると判定する。
2)内部標準物質シグナルチェック(上限値):内部標準物質のピーク強度が最大値以上である場合に異常状態であると判定する。
3)内部標準物質同定チェック:ピークパラメータ(例えば、内部標準物質の保持時間、ピーク幅、半値幅、S/N(ピーク強度/バックグラウンドの比))のチェックを実施して範囲外である場合に異常状態であると判定する。
4)測定対象物質シグナルチェック(下限値)
測定対象物質ピークのピーク強度が下限値以下である場合に異常状態であると判定する。
5)測定対象物質シグナルチェック(上限値):測定対象物質のピーク強度が最大値以上である場合に異常状態であると判定する。
6)測定対象物質同定チェック:ピークパラメータ(例えば、内部標準物質の保持時間、ピーク幅、半値幅、S/N(ピーク強度/バックグラウンドの比))のチェックを実施して範囲外である場合に異常状態であると判定する。
7)HPLC性能チェック:HPLCの圧力カーブ、ESIスプレ電流、内部標準物質のピークパラメータ(ピーク幅、ピーク対称性、保持時間等)を実施して範囲外である場合に異常状態であると判定する。
8)MS性能チェック:ピークパラメータ、例えばバックグラウンド強度およびまたはノイズ値が範囲外である場合に異常状態であると判定する。コンタミネーションの情報も出力する。
9)キャリブレーションカーブチェック:キャリブレーションカーブのチェックを実施して範囲外である場合に異常状態であると判定する。
10)QCチェック:QCチェックを実施して範囲外である場合に異常状態であると判定する。
なお、判定項目および判定方法は、上記したものに限定されるものではない。
キャリブレーション測定では、測定対象物質のm/zおよび内部標準物質のm/zに対する信号強度のデータが生成される。事前に、幾つかの既知濃度の測定対象物質に既知の内部標準物質を質量分析計で測定することで、 横軸に測定対象物質濃度、縦軸に測定対象物質および内部標準物質の信号強度(面積)に対応する信号強度(面積)比をプロットした検量線を作成しておく。事前に作成した検量線と、質量分析計から生成された測定対象物質のm/zおよび内部標準物質のm/zに対する信号強度(面積)のデータに対応する信号強度(面積)比から測定対象物質の濃度を算出する。
QC測定は、精度管理のために実施するものであり、測定結果が正しく報告されていること(正確性)および検体に変化がない限り繰り返し測定される結果に大きな変化がないこと(精密性)を保証するために実施する。精度管理を行う目的は、測定結果が正確であることを保証すること、および測定方法とその管理方法の妥当性を測定結果の記録から証明することである。具体的にはQC測定は、既知濃度のQC試料を用いて、測定を実施し、生成された結果を事前に取得しておいたキャリブレーション測定の検量線を用いて濃度を算出し、算出された濃度が規定値以内におさまっているかを評価する。その一連の工程では、算出された濃度値が有効であるかの妥当性検証が実施される。
キャリブレーション測定およびQC測定で装置状態の有効性が確認された後に検体測定を開始することができる。検体測定で出力されたデータ出力情報はキャリブレーション測定で生成した検量線と、質量分析計から生成された測定対象物質のm/zおよび内部標準物質のm/zに対する信号強度(面積)のデータに対応する信号強度(面積)比から測定対象物質の濃度を算出する。また、データ出力情報が制御装置110へ移行され正常用データアラームデータベース115と比較され、しきい値外のデータ出力情報が異常値と判断され、データアラームデータベース114に格納される。データアラームは検査結果に添付され、ユーザに報知される。ユーザはデータを確認し、再検査が必要かどうかを判断する。
続いて、分析装置120の前処理部(SP)121、分離部(HPLC)122、検出部(MS)123で生成されて出力されるシステム出力情報について説明する。自動分析装置100では、測定を開始してから各センサまたはソフトウェアカウントにより出力した情報により、試薬不足、試料の詰まり、RFIDの読取り不良などの異常検知を行う。
前処理部(SP)121のシステム出力情報としては、検体プローブ1213、試薬分注ユニット1214b、洗浄プローブ1216の駆動中に発生するポジションセンサ異常による吸引位置エラー、試料または試薬の吸引/吐出時に発生する圧力センサ異常により詰まり検知エラーなどがある。他にも、検体搬送ユニット1211、反応ディスクユニット1212、洗浄ユニット1217および分離部搬送ユニット1218の駆動中に発生するポジションセンサ異常により吸引/吐出位置エラー、反応ディスクユニットの温度センサ異常による温度異常エラーなどがある。これらの異常が生じた場合において、例えば、各プローブのポジションセンサのポジションセンサ異常のときは検体吸引位置、検体吐出位置、原点位置、原点外し位置等、複数の異なる種類のアラームが出力される。
分離部(HPLC)122のシステム出力情報としては、ポンプのシリンダ、インジェクションバルブ、オートパージバルブ、入力側ストリームセレクトバルブ1225、出力側ストリームセレクトバルブ1226などの駆動中に発生するポジションセンサ異常によるポンプシリンダ位置およびバルブ位置エラーがある。ポンプユニット1222a,1223a,1224aには、流路内の圧力を監視するポンプ圧力センサが設けられており、流路の詰まり、リークなどを検知する圧力異常の検知がある。システム試薬ユニット1221には、リフタの異常位置を検知するポジションセンサ異常がある。システム試薬ユニット1221に架設される各試薬ボトル下部には重量センサが設置されており、各試薬ボトルの試薬量の監視を実施し、試薬が規定値より少なくなると試薬不足を検知する重量センサ異常がある。ヒータと、ヒートブロックと、分離カラムの表面温度をサーミスタでセンシングし、温度がしきい値以上のときに、温度異常を検知する温度異常がある。カラムオーブン内のカラムカートリッジの位置を検知するポジションセンサ異常によるカラム位置エラーがある。試料の吸引/吐出のシリンジ駆動中のシリンジ圧力の変動を監視し、圧力異常時にシリンジ内のつまり異常およびリーク異常がある。
検出部(MS)123のイオン源ユニット1231には、エレクトロースプレーイオン化法(ESI)が用いられ、分離部(HPLC)122からの送液流路は、イオン源ユニット1231の溶液内の直径数百μmの配管を送液しながら、高温、高電圧、高電流が印加される。プローブ配管は2重配管になっており、中心は溶液が送液されており、外側の配管内および配管の外側には窒素ガスが噴霧されイオン化効率を向上させている。それぞれの温度、電圧値、電流値は監視されており、しきい値以上のときに、温度異常、電圧値異常、電流値異常を検知する。窒素ガスの流路も監視されており、しきい値を外れると異常を検知する。
ここで、システムアラーム判定部113における判定項目について説明する。異常であると判定された判定項目には、システムアラームデータベース111においてシステムアラームが付与される。
1)検体プローブ1213のポジションセンサ異常
2)試薬分注ユニット1214bのポジションセンサ異常
3)洗浄プローブ1216のポジションセンサ異常
4)検体プローブ1213の圧力センサ異常
5)試薬分注ユニット1214bの圧力センサ異常
6)洗浄プローブ1216の圧力センサ異常
7)反応ディスクユニット1212の温度センサ異常
8)検体搬送ユニット1211のポジションセンサ異常
9)反応ディスクユニット1212のポジションセンサ異常
10)洗浄ユニット1217のポジションセンサ異常
11)分離部搬送ユニット1218のポジションセンサ異常
12)ポンプシリンダ位置のポジションセンサ異常
13)インジェクションバルブのポジションセンサ異常
14)オートパージバルブのポジションセンサ異常
15)入力側ストリームセレクトバルブ1225のポジションセンサ異常
16)出力側ストリームセレクトバルブ1226のポジションセンサ異常
17)ポンプ、流路の圧力センサ異常
18)システム試薬ユニット1221、リフタのポジションセンサ異常
19)システム試薬ユニット1221の重量センサ
20)シリンジ圧力センサの圧力センサ異常
21)カラムオーブン、ヒータの温度異常
22)カラムオーブン、ヒートブロックの温度異常
23)カラムオーブン、分離カラム表面の温度異常
24)イオン源の温度異常
25)イオン源の電圧異常
26)イオン源の電流異常
27)Q0(突入、内部、出口)の電圧/電流異常
28)Q1(突入、内部、出口)の電圧/電流異常
29)Q2(突入、内部、出口)の電圧/電流異常
30)Q3(突入、内部、出口)の電圧/電流異常
なお、判定項目および判定方法は、上記したものに限定されるものではない。
ポンプユニット1222a,1223a,1224aは、設定流量を維持するために駆動する2つのシリンダ、流路内の空気を除去するために流路と廃液を切り替えるオートパージバルブ、流路内の圧力を監視するポンプ圧力センサから構成され、ポンプユニット1222a,1223a,1224aから下流の流路の圧力異常を検知する。各シリンジに圧力センサは設置され、ポンプユニット1222a,1223a,1224a後段の流路およびバルブ等の構成部品のつまりを検知することができる。また、「測定準備動作」のポンプ送液のグラジエントプログラムにおける圧力カーブ情報を出力する。前者はポンプ内のポンプシールや、接続部の耐圧を超過すると、部品劣化やリークのリスクがあることから80MPaのしきい値を設け、超過するとシステムアラームを生成し、装置を停止する。後者は、圧力カーブが正常時と異なる場合、例えば圧力カーブ立ち上がりが早いである場合は流路、接続部またはカラム本体が詰まりかけている、もしくは立ち上がりが遅い場合は流路、接続部またはカラム劣化(デッドボリューム)のリークが疑われる。また、定常圧力が正常時の値より高い場合は、圧力つまりが疑われ、低い場合はリークが疑われる。この場合、データアラームが生成される。
1)突然、圧力が変化して、かつ内部標準物質のピークが検出することができない場合、流路のつまりである可能性が高いと予測できる。
2)定期的に圧力カーブ情報と保持時間が経時変化している場合、カラム劣化(つまりも含む)である可能性が高いと予測できる。
また、上記の2)の場合には、ユーザはカラム交換のメンテナンスメニューを実施する。経時変化の情報が取得されているため、圧力カーブ情報と保持時間が経時変化している情報をGUI上に表示し、ユーザに明示することができる。
分離部(HPLC)122から内部標準物質が含まれる溶液が送液され、イオン源で高温、高電圧、高電流が印加され、イオン化される。内部標準物質が含まれる溶液には、ギ酸、酢酸アンモニウム、アンモニウム等の塩が含まれ、イオン化の過程で揮発性物質の酢酸アンモニウム塩および夾雑物が析出することがある。夾雑物は、HPLCの溶媒由来、流路部品の特にプラスチック部材由来、分離カラムで濃縮された成分由来が考えられる。イオン源のプローブは洗浄液で定期的に洗浄され、析出のリスクを軽減する。しなしながら、長期的な連続使用で塩が析出する場合がある。その際にはイオン源のプローブ表面または、イオン源入口のカウンタープレート上への塩および夾雑物の析出により、電圧印加が設定値に到達しない。この場合、析出した塩および夾雑物の影響により、検出部(MS)が出力する内部標準物質のm/zと同様のm/zをもつ塩および夾雑物由来の信号が検出される。内部標準物質のピークは分離部(HPLC)122の分離カラム1222c,1223c,1224cで濃縮され、同じHPLCグラジエントプログラムであれば、分離カラム1222c,1223c,1224cから溶出するタイミングは変化がない。つまり、決まった保持時間で内部標準物質のピークは検出される。析出した塩および夾雑物の影響により、内部標準物質のピークはイオン化阻害が生じ、本来のピーク強度より低くなる。検出部(MS)が出力する内部標準物質のm/zと同様のm/zをもつ塩および夾雑物由来の信号は保持時間に関係なく、常に一定量で検出され、一定量のバックグラウンドピークとして検出される。S/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)の経時変化の情報を抽出することで、日々の装置状態を把握することができる。
1)突然、イオン源の電圧が変化して、かつ内部標準物質のピークが検出することができない場合、イオン源に電圧を印加するセンサ自体および電圧監視をしている部品そのもの不具合である可能性が高いと予測できる。
2)S/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)およびイオン源の電圧の関係情報が経時変化している場合、イオン源のプローブまたはイオン源入口のカーテンプレートが汚染された可能性が高いと判断できる。
また、上記2)の場合には、ユーザはイオン源のプローブまたはイオン源入口のカーテンプレートの汚染を除去するメンテナンスメニューを実施する。メンテナンス前後のイオン源の電圧値を比較する、メンテナンス前後のS/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)を比較することで汚染源除去の状態を把握することができる。
試料導入ユニット1222b,1223b,1224bは、検体を吸引/吐出するシリンジと、シリンジの吸引/吐出状態を監視するシリンジ圧力センサを有する。前処理部(SP)121での前処理中に磁性ビーズが処理溶液に残存する、検体中の粘性成分、たとえばフィブリンの除去が不十分な場合に、試料導入のため、シリンジ吸引/吐出時に圧力センサから出力される圧力値が正常システムアラームと比較し、異常であると判断される。この場合は、システムアラームを生成し、GUI上に表示し、ユーザに明示することができる。また、異常値とは判断されないが、定期的な経時変化の情報で段階的に圧力値のピークが変化している情報が抽出される場合がある。
1)突然、シリンジ圧力センサから出力される圧力値が変化して、かつ内部標準物質のピーク強度(面積)が検出することができない場合、圧力センサ部品そのもの不具合である可能性が高いと判断できる。
2)定期的にシリンジ圧力センサおよび内部標準物質のピーク強度(面積)の関係情報が経時変化している場合、試料導入ユニット1222b,1223b,1224bを構成する流路の汚染による詰まりの可能性が高いと判断できる。
また、上記の2)の場合には、ユーザは、メンテナンスメニューから試料導入ユニット1222b,1223b,1224bの洗浄のメンテナンス項目を実施し、その後、装置チェックを実施し、シリンジ圧力センサの値をモニタしながら、内部標準物質を測定し、内部標準物質のピーク強度(面積)の情報を正常値と比較することで装置状態の復帰作業を実施することができる。
試料導入ユニット1222b,1223b,1224bは、検体を吸引/吐出するシリンジと、シリンジの吸引/吐出状態を監視するシリンジ圧力センサを有する。システム試薬ユニット1221に架設される各試薬ボトル下部には重量センサが設置されており、各試薬ボトルの試薬量の監視を実施し、試薬が規定値より少なくなると試薬不足を検知する重量センサがある。検体を吸引/吐出中に、重量センサの検知により、試薬ボトルの試薬不足を検知する。試薬ボトルの試薬不足のしきい値は試薬ボトルの残量値が20%以下になると「警告」のシステムアラームを発行する。10%以下になると測定結果に影響があることからデータアラームを発行する。しかしながら、試薬ボトルからポンプ流路までの配管中には試薬が残存しているため、データアラームが発行されてから数測定の結果に影響しない可能性がある。つまり、試薬ボトル内の溶媒が10%以下になった場合でも、ポンプ以降の溶媒が残存していた場合は、測定結果に影響を与えない。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
Claims (5)
- 試料中の測定対象物質を検出する検出部を有する分析部と、
前記分析部の動作を制御する制御部とを備えた自動分析装置において、
前記制御部は、
前記分析部における前記試料の少なくとも1つの分析項目の検出結果を格納するデータアラームデータベースと、
前記検出結果が正常状態か否かを判定するための少なくとも基準データを含む情報を格納する正常用データアラームデータベースと、
前記基準データに基づき異常状態であると判定された検出結果にデータアラームを付与するデータアラーム判定部と、
前記分析部に設けられた少なくともセンサの検出結果を含む情報を格納するシステムアラームデータベースと、
前記センサの検出結果が正常状態である否か判定するための基準システム出力情報を格納する正常用システムアラームデータベースと、
前記基準システム出力情報に基づき異常状態であると判定されたセンサ検出結果にシステムアラームを付与するシステムアラーム判定部とを有し、
更に、測定対象である試料の測定前に行うメンテナンス時に装置チェックを実施し、その装置チェック時に出力される装置のシステムアラーム、および測定対象である試料の測定前に行う内部標準物質の測定結果を指標としたデータアラーム情報の経時変化情報を解析することで、前記自動分析装置の故障状態の予兆診断を実施することを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に係る自動分析装置において、
前記制御部が前記システムアラームデータベースに格納する情報は、
測定対象物質と内部標準物質のピーク面積比、
測定対象物質と内部標準物質のピーク強度比、
測定対象物質のピーク面積、
測定対象物質のピーク強度、
測定対象物質の保持時間、
測定対象物質のピーク幅、
測定対象物質の半値幅、
測定対象物質のピーク強度とバックグラウンドの比であるS/N比、
測定対象物質のリーディングファクタ、
測定対象物質のテーリングファクタ、
内部標準物質のピーク面積、
内部標準物質のピーク強度、
内部標準物質の保持時間、
内部標準物質のピーク幅、
内部標準物質の半値幅、
内部標準物質のピーク強度とバックグラウンドの比であるS/N比、
内部標準物質のリーディングファクタ、
内部標準物質のテーリングファクタ
の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
前記制御部が前記データアラームデータベースに格納する情報は、
内部標準物質シグナル値、
内部標準物質同定チェック(内部標準物質の保持時間、ピーク幅、半値幅、S/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)、
測定対象物質シグナル値、
測定対象物質同定チェック(内部標準物質の保持時間、ピーク幅、半値幅、S/N(ピーク強度/バックグラウンドの比)、
HPLC性能チェック(HPLCの圧力カーブ、ESIスプレ電流、内部標準物質のピーク幅、ピーク対称性、保持時間)、
MS性能チェック(ピークパラメータ、バックグラウンド強度、ノイズ値、コンタミネーションの情報)、
キャリブレーションカーブ情報、
QCチェック
の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
前記メンテナンス時に行う装置チェックは、キャリブレーション試薬、QC試薬および検体のいずれも使用せずに実施することを特徴とする自動分析装置。 - 試料中の測定対象物質を検出する検出部を有する分析部と、
前記分析部の動作を制御する制御部とを備えた自動分析装置の故障状態の予兆診断方法であって、
前記分析装置の前記試料に対する検出結果から生成された少なくとも1つの項目を含むデータ出力情報をデータアラームデータベースに格納する工程と、
前記データアラームデータベースの前記データ出力情報と予め定めた基準データ出力情報とを比較し、異常状態であると判定した前記データアラームデータベースの前記データ出力情報の項目にデータアラームを付与する工程と、
前記分析装置に設けられたセンサの検出結果から生成された少なくとも1つの項目を含むシステム出力情報をシステムアラームデータベースに格納する工程と、
前記システムアラームデータベースの前記システム出力情報と予め定めた基準システム出力情報とを比較し、異常状態であると判定した前記システムアラームデータベースの前記データ出力情報の項目にシステムアラームを付与する工程と、
内部標準物質を試料として前記分析装置で得られて前記データアラームデータベースに格納されたデータ出力情報の経時変化と、前記システムアラームデータベースのシステム出力情報の経時変化とに基づいて故障状態の予兆診断を行う工程と
を有することを特徴とする自動分析装置の故障状態の予兆診断方法。
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