JP7555307B2 - 移動式清掃装置及びそれを用いた清掃方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動式清掃装置の構造とその制御に係り、特に、空気清浄機能を兼ね備えた移動式清掃装置に関する。
自律走行して部屋の床をきれいにするロボット掃除機は、近年、性能が向上するとともに様々な機能を備えたモデルがラインナップされており、複数の部屋や広い部屋を掃除する際に便利であるため、一般家庭向けに限らず、高齢者施設等の共用施設向けにも広まりつつある。
室内に人が出入りする際に、室外で人に付着したウイルスや細菌などの微粒子が持ち込まれることがある。もしくは、ウイルスや細菌を保有している人が咳や会話などを行うことで、微粒子を含んだ飛沫が室内に飛散することがある。室内に持ち込まれて飛散した微粒子は、壁や天井などに付着しその部分に留まるか、空気中を一定時間浮遊しながら落下して、床や机上などに堆積する。
床や壁面に堆積・付着した微粒子は、人の歩行や接触により再飛散する。空気中に浮遊している微粒子が人の鼻や口から体内に取り込まれることで、微粒子がウイルスや細菌の場合にはウイルスや細菌に起因する感染症の原因になることがある。よって、感染症の発症や感染を抑制し、感染拡大を防止するには、ウイルスや細菌を取り除いたり、不活化させる必要がある。
そのため、人が居住する空間、特に不特定多数の人が集まる公共空間においては、感染症を防止するために床や空気中のウイルスや細菌を不活化、除菌することが求められている。
本技術分野の背景技術として、例えば、特許文献1のような技術がある。特許文献1には、床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行う電気掃除機が開示されている。
特開2010-22769号公報
部屋内の床面清掃と空間の空気清浄を行うために、床面清掃に関しては電気掃除機や掃除ロボットが用いられており、空気清浄に関しては据え置き型の空気清浄機が広く用いられている。
上記特許文献1の電気掃除機を用いることで、床面の掃除と浮遊塵埃の吸引とを同時に行うことができるが、使用者による吸込み具の操作が必要であり、清掃時には例えば人の歩行などにより床面の塵埃が舞い上がり、清掃を行う人がその塵埃を吸い込む可能性がある。
そこで、本発明の目的は、室内を自律走行しながら床面清掃を行う移動式清掃装置において、稼働時の人への影響を最小限に抑えつつ、床面と空間の双方を効率よく清浄化することが可能な移動式清掃装置及びそれを用いた清掃方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、室内を移動可能な移動式清掃装置であって、本体外殻となる筐体と、前記筐体内に配置されたファンと、本体下部に配置されたブラシおよび第1のフィルタと、前記ファンにより形成される気流の前記第1のフィルタよりも下流側に配置された第2のフィルタと、前記筐体に回動可能に取り付けられ、本体外側に展開可能な可動ハッチと、を備え、前記可動ハッチの開閉を行うことにより、前記気流の主な流れが前記ブラシを通過するモードと、前記可動ハッチの開口部を通過するモードのいずれかを選択可能であることを特徴とする。
また、本発明は、移動式清掃装置を用いた清掃方法であって、(a)室内に人が在室か否かを判定するステップ、(b)前記(a)ステップの判定結果に応じて、筐体側面に設置された可動ハッチの開閉を行うことにより、前記移動式清掃装置内の気流の主な流れが本体下部に配置されたブラシを通過するモードと、前記可動ハッチの開口部を通過するモードのいずれかを選択するステップ、を有することを特徴とする。
本発明によれば、室内を自律走行しながら床面清掃を行う移動式清掃装置において、稼働時の人への影響を最小限に抑えつつ、床面と空間の双方を効率よく清浄化することが可能な移動式清掃装置及びそれを用いた清掃方法を実現することができる。
これにより、人が居住する居室内や不特定多数の人が集まる公共スペースにおいて、ウイルスや細菌による感染症の感染拡大を防止することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る移動式清掃装置の斜視図である。(ハッチ閉時) 本発明の実施例1に係る移動式清掃装置の斜視図である。(ハッチ開時) 図1の移動式清掃装置の横断面図である。 図2の移動式清掃装置の横断面図である。 本発明の実施例1に係る移動式清掃装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る移動式清掃装置の動作を概念的に示す図である。 本発明の実施例1に係る移動式清掃装置の動作を概念的に示す図である。 本発明の実施例1に係る移動式清掃装置の動作を概念的に示す図である。 本発明の実施例1に係る移動式清掃装置による清掃方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る移動式清掃装置の斜視図である。(ハッチ開時) 本発明の実施例2に係る移動式清掃装置の横断面図である。(ハッチ閉時) 図8の移動式清掃装置の横断面図である。 本発明の実施例2に係る移動式清掃装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る移動式清掃装置の斜視図である。(ハッチ開時) 本発明の実施例3に係る移動式清掃装置の横断面図である。(ハッチ閉時) 図12の移動式清掃装置の横断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
図1から図7を参照して、本発明の実施例1の移動式清掃装置とそれを用いた清掃方法について説明する。
図1及び図2は、本実施例の移動式清掃装置の斜視図であり、それぞれハッチ閉時、ハッチ開時の様子を示している。図3及び図4は、本実施例の移動式清掃装置の横断面図であり、それぞれ図1、図2の移動式清掃装置の横断面を示している。図5は、本実施例の移動式清掃装置の制御構成を示すブロック図である。図6Aから図6Cは、本実施例の移動式清掃装置の動作を概念的に示す図である。図6A及び図6Bは、居室内にユーザが不在時の様子を示しており、図6Cは、居室内にユーザが在室時の様子を示している。図7は、本実施例の移動式清掃装置による清掃方法を示すフローチャートである。
[全体構成]
先ず、図1から図4を用いて、本実施例の移動式清掃装置1の装置構成について説明する。
本実施例の移動式清掃装置1は、本体外殻である筐体2と、本体外側に展開可能なハッチ3と、本体内部に配置された制御基板6と、本体内部に配置されたファン8及びフィルタ9と、本体前面に配置された距離センサ60と、本体下部に配置された駆動輪4とブラシ7とプレフィルタ10とを備えて構成されている。移動式清掃装置1は、移動手段として本体下部に配置された駆動輪4により、自律移動が可能である。
移動式清掃装置1は、図3に示すように、本体内部に備えたファン8を駆動させることで、本体下方から本体上方に空気流れ80を発生させ、本体底面から空気を吸引し、プレフィルタ10及びフィルタ9を通過させた清浄な空気を本体上方に排気することができる。加えて、ブラシ7で床上の微粒子を巻き上げ、空気流れ80に乗せて本体内部に吸引することが可能である。よって、空気中に浮遊している粒子と床面に付着した粒子の両方をフィルタ9に集塵することができる。
フィルタ9は、ULPAフィルタ、HEPAフィルタなどの目の細かいフィルタであり、ウイルスや細菌などの微粒子をフィルタ部分に集塵することができる。
また、駆動輪4により自由に走行することができることから、走行しながらブラシ7を駆動することで、広い範囲の床上に付着している微粒子を集塵できる。
また、回転軸50を支点としたハッチ3の開閉により、空気流れ80の経路を変更することが可能である。図3は、ハッチ3を閉じている状態であるが、空気流れ80の経路としては、床の微粒子を巻き上げるブラシ7付近を先ず通過し、その後本体内のプレフィルタ10、フィルタ9、ファン8の順に通過し、本体上方から排気される。
図4は、ハッチ3を開けた状態である。ブラシ7及びプレフィルタ10を通る経路と比較して、ハッチ3を開けた際の開口部の方が通風抵抗が小さいため、大部分の空気はハッチ3の開口部から吸入され、フィルタ9を通過し、本体外へ排気される。この場合は、通風抵抗が全体として小さいため、ハッチ3閉の場合と比較して大流量での空気清浄が可能である。
なお、ハッチ3は、全閉か全開かの二択ではなく、無段階に開閉を調整可能に取り付けられており、例えば、プレフィルタ10やフィルタ9の詰まり具合に応じて開閉を調整し、効率よく清掃・空気清浄を行うことも可能である。
移動式清掃装置1は、距離センサ60により周囲の状況を把握できるため、例えば制御基板6に距離センサ60の情報を取り込み、自己位置を推定する機能を備えることにより、駆動輪4を制御して目的地へ適切に移動することが可能となる。
なお、本実施例では、距離センサ60を備えた例を示しているが、周囲環境を検知するセンサであればセンサの種類は問わず、接触を検知する接触センサ、床面を検知する床センサ、画像を検知する画像センサ、人を検知する人感センサ、微粒子量を検知するダストセンサなど、どのようなセンサが搭載されていても良い。
また、本実施例の移動式清掃装置1は、2輪の駆動輪4により走行する構成であるが、移動方式はこの方法に限らず、何輪で走行しても良く、駆動輪を備えずにクローラ走行や多脚走行などの移動手段で移動する方式でも良い。
本実施例の移動式清掃装置1は、これらの構成を用いて、距離センサ60により検知した情報を基にして駆動輪4を駆動して自律走行し、ブラシ7とファン8とフィルタ9とプレフィルタ10により、大きな塵や毛髪等はプレフィルタ10に集塵し、床上に付着しているウイルスや細菌などの微粒子をフィルタ9に捕集することが可能である。また、ハッチ3の開閉により、床面の清掃を主に行うモードと空気清浄を主に行うモードに切り替えることができる。
[制御構成]
次に、図5を用いて、本実施例の移動式清掃装置1の制御構成について説明する。
本実施例の移動式清掃装置1は、制御基板6に制御部61、通信部62を備え、ユーザからの指示を通信部62で受けて制御部61により各機能を制御するように構成されている。制御部61からは、ハッチ3、駆動部である駆動輪4、集塵部であるブラシ7及びファン8が制御可能であり、また、検知部である距離センサ60からの情報を制御部61にて受信することができる。
ここで、ユーザからの指示は本体に設けた操作パネル(図示せず)で行っても良いし、スマートフォン、PC、サーバなど他の情報機器を通じた無線通信により受け取っても良く、ユーザの指示を受けて移動式清掃装置1は動作する。
制御部61は、通信部62を介してユーザの指示を受け、また距離センサ60などの検知部からの情報を受けて、各機能を適切に制御する。例えば、ハッチ3を開閉するか否か、集塵部であるブラシ7及びファン8を駆動するか否か、駆動部である駆動輪4をどのように制御し、どう移動するかを制御する。
また、制御部61は、通信部62を介して動作状況や検知部の検知結果をユーザに報知することが可能である。ユーザへの報知方法は問わず、通信部62がクラウドにデータを送信し、その情報をユーザがブラウザで確認しても良いし、スマートフォンなどの表示装置に通信部62からデータを直接送信しても良い。
[動作方法]
次に、図6Aから図7を用いて、本実施例の移動式清掃装置1の動作について説明する。
本実施例の移動式清掃装置1は、制御を開始するとユーザからの指示、若しくは距離センサ60などの検知部の情報から、制御パターンを判断する。ここでは、制御パターンの判断の一例として、最初に清掃対象となる居室13に人が在室か否かを検知し、その状況によって制御パターンを選択する場合について説明する。
最初に、図6A,図6B及び図7を用いて、対象の部屋内に人が不在の場合について説明する。
移動式清掃装置1は、制御開始後に人が不在であることを検知した場合(ステップS1)、図6Aに示すように、ハッチ3を閉じ、集塵部動作(床面清掃)を開始する(ステップS2)。
次に、集塵部であるファン8を駆動して本体下方から吸気81を吸引し、本体上方から排気82を排出する空気流れ80を発生させる。
その後、ファン8の駆動による空気流れ80の形成を継続した状態で、検知部である距離センサ60により部屋の形状や自己位置を認識し、駆動輪4を動作させて部屋の中を移動する(ステップS3)。
このようにして、移動式清掃装置1は、床上に滞積した塵埃や微粒子を集塵しながら部屋中を移動する。机11や椅子12の周囲を移動し、ブラシ7を動作させて下方から吸引することにより、床上に付着した微粒子を本体内部のプレフィルタ10やフィルタ9に集塵しながら居室13内の床面をくまなく移動する。
距離センサ60などの検知部から居室全体を清掃したことを判断するまで床面の微粒子の集塵を継続しながら移動を続け、居室全体を清掃したと判断すると(ステップS4)、空気清浄運転を行う。すなわち、図6Bに示すように、ハッチ3を開き、ブラシ7の動作を止め、集塵部であるファン8を駆動して本体側面から吸気81を吸引し、本体上方から排気82を排気する空気流れ80を発生させる(ステップS5)。
この時、通風抵抗は小さくなっているので、ファン8の回転数は床面の清掃運転時よりも大きくすることが可能である。その後、検知部である距離センサ60により部屋の形状や自己位置を認識し、駆動輪4を動作させて部屋の中を移動し(ステップS6)、部屋内の全域を移動すると待機場所に戻る(ステップS7,S8)。
待機場所に戻ったことを検知すると(ステップS9)、駆動輪4を停止し(ステップS10)、一定時間空気清浄運転を継続した後に(ステップS11)、ファン8の駆動を停止し、ハッチ3を閉じ、すべての動作を停止して制御終了する。
次に、図6C及び図7を用いて、対象の部屋内に人が在室している場合について説明する。
移動式清掃装置1は、制御開始後に人が在室していることを検知した場合(ステップS1)、その場から移動せず空気清浄運転のみを行い、本体周囲に浮遊する微粒子を集塵する。駆動輪4は駆動させず、移動せずに待機位置に留まったままでハッチ3を開き(ステップS12)、本体側面から吸気し、フィルタ9で微粒子を捕集して本体上方から排気し、本体周囲に浮遊する微粒子の集塵を継続する(ステップS13)。
しばらく時間が経過するか、外部の環境を検知するセンサにより集塵する微粒子量が減少することを検知するなどして、空気清浄が完了したと判断すると(ステップS14)、集塵部であるファン8を停止し、ハッチ3を閉じて(ステップS15)、すべての動作を停止して制御終了する。
なお、ここでは制御パターンの判断の一例として、人が在室か否かによって制御パターンを判断する場合の動作例を示しているが、場合によっては人の在室を検知する前に、移動式清掃装置1を稼働させる居室13を指示してその部屋まで移動する移動制御や、人の在室を検知せずにユーザ指示に従って動作する場合も想定される。
また、人の在室の検知は移動式清掃装置1自身で検知する方法に限らず、室内に取り付けられた別のセンサやカメラ等を使用して検知しても良く、あるいはユーザから直接教示しても良い。このような制御も、本発明の範囲に含まれる。
以上説明したように、本実施例の移動式清掃装置1は、室内を移動可能な移動式清掃装置であって、本体外殻となる筐体2と、筐体2内に配置されたファン8と、本体下部に配置されたブラシ7および第1のフィルタ(プレフィルタ10)と、ファン8により形成される気流(空気流れ80)の第1のフィルタ(プレフィルタ10)よりも下流側に配置された第2のフィルタ(フィルタ9)と、筐体2に回動可能に取り付けられ、本体外側に展開可能な可動ハッチ(ハッチ3)を備えており、可動ハッチ(ハッチ3)の開閉を行うことにより、気流(空気流れ80)の主な流れがブラシ7を通過するモードと、可動ハッチ(ハッチ3)の開口部を通過するモードのいずれかを選択可能であるように構成されている。
また、可動ハッチ(ハッチ3)は、可動ハッチ(ハッチ3)を開いたときに筐体2の外側から吸引した空気を第1のフィルタ(プレフィルタ10)と第2のフィルタ(フィルタ9)との間に供給可能な位置に設置されている。
[効果]
ハッチ3を開いた状態で移動式清掃装置1を稼働させることで、人が室内に在室している場合には、移動せずに集塵部であるファン8を駆動させることにより、空気中に浮遊している微粒子や飛沫を効率良くフィルタ9に集塵することができ、人が不在時には床面の清掃を行うとともに、空気清浄も大風量にて行うことができる。
また、固定式の集塵手段では、常に床の一部分に置き位置を設定しておく必要があり場所をとって邪魔になることがあるが、本発明の移動式清掃装置1は、必要に応じて必要な部屋で動作させたり、使用しない場合は自動的に邪魔にならない場所に待機させるようにすることも可能であることから、人の邪魔にならないように室内の清掃・空気清浄を行うことができる。
また、移動式であることから、1台で複数の部屋の清掃や空気清浄に対応することも可能である。例えば、日中は人が活動しているが夜間は活動していないスペースなどで、夜中に自動的に動作させておくことによって、複数の部屋を自動的に清掃・空気清浄することも可能である。また、最も効果の高い場所に移動して集塵、空気清浄動作を行うことが可能であるため、固定式に比べて効率と性能が高く、集塵や空気清浄に掛かる時間を短縮できる。
図8から図11を参照して、本発明の実施例2の移動式清掃装置とそれを用いた清掃方法について説明する。
図8は、本実施例の移動式清掃装置のハッチ開時の斜視図である。図9は、本実施例の移動式清掃装置のハッチ閉時の横断面図である。図10は、本実施例の移動式清掃装置のハッチ開時の横断面図であり、図8の移動式清掃装置の横断面を示している。図11は、本実施例の移動式清掃装置の制御構成を示すブロック図である。
本実施例の移動式清掃装置は、主な構成は実施例1と同等であるため、実施例1と異なる部分を中心に、以下で説明する。
[全体構成]
本実施例の移動式清掃装置1は、実施例1の移動式清掃装置1の筐体2内部に紫外線照射装置90を備え、フィルタ9及びプレフィルタ10に対して紫外線91を照射可能な構成である。
本構成により、図9に示すように、ハッチ3を閉じた状態では、空気中に飛散するウイルスを捕集したフィルタ9及びプレフィルタ10に対して紫外線91を照射可能であり、また、図10に示すように、ハッチ3を開いた状態では、移動式清掃装置1の周囲に向かって紫外線91を照射することができ、床面への殺菌効果が期待できる。
[効果]
空気中に飛散するウイルスをフィルタ9及びプレフィルタ10で捕集できることに加え、同時に床面にも紫外線91を照射できることから、床面に付着した微粒子や飛沫を集塵するのと同時に、取り切れなかったウイルスや細菌にも紫外線91を照射することで不活化や除菌が可能となる。よって、床面清掃及び空気清浄のみを行う場合に比べて、更に感染症の感染防止効果を高めることができる。
図12から図14を参照して、本発明の実施例3の移動式清掃装置とそれを用いた清掃方法について説明する。
図12は、本実施例の移動式清掃装置のハッチ開時の斜視図である。図13は、本実施例の移動式清掃装置のハッチ閉時の横断面図である。図14は、本実施例の移動式清掃装置のハッチ開時の横断面図であり、図12の移動式清掃装置の横断面を示している。
本実施例の移動式清掃装置は、主な構成は実施例1と同等であるため、実施例1と異なる部分を中心に、以下で説明する。
[全体構成]
本実施例の移動式清掃装置1は、実施例1の移動式清掃装置1のハッチ3内部(ハッチ3の内側)に紫外線照射装置90を備え、フィルタ9及びプレフィルタ10に対して紫外線91を照射可能な構成である。
本構成により、図13に示すように、ハッチ3を閉じた状態では、空気中に飛散するウイルスを捕集したフィルタ9及びプレフィルタ10に対して紫外線91を照射可能であり、また、図14に示すように、ハッチ3を開いた状態では、移動式清掃装置1の周囲に向かって紫外線91を照射することができ、床面への殺菌効果が期待できる。
また、紫外線照射装置90は、ハッチ3に搭載されているため、ハッチ3の開度(角度)を変えることにより照射したい向きに紫外線91を照射することができ、実施例2よりも効率的に紫外線91の照射が行える。
また、紫外線照射装置90は、ハッチ3の内側に固定されており、ハッチ3を閉じたときにプレフィルタ10及びフィルタ9に対して紫外線を照射することができる。
[効果]
空気中に飛散するウイルスをフィルタ9及びプレフィルタ10で捕集できることに加え、同時に床面にも紫外線91を照射できることから、床面に付着した微粒子や飛沫を集塵するのと同時に、取り切れなかったウイルスや細菌にも紫外線91を照射することで不活化や除菌が可能となる。よって、床面清掃及び空気清浄のみを行う場合に比べて、更に感染症の感染防止効果を高めることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…移動式清掃装置
2…筐体
3…ハッチ
4…駆動輪
6…制御基板
7…ブラシ
8…ファン
9…フィルタ
10…プレフィルタ
11…机
12…椅子
13…居室
50…回転軸
60…距離センサ
61…制御部
62…通信部
80…空気流れ
81…吸気
82…排気
90…紫外線照射装置
91…紫外線。

Claims (8)

  1. 室内を移動可能な移動式清掃装置であって、
    本体外殻となる筐体と、
    前記筐体内に配置されたファンと、
    本体下部に配置されたブラシおよび第1のフィルタと、
    前記ファンにより形成される気流の前記第1のフィルタよりも下流側に配置された第2のフィルタと、
    前記筐体に回動可能に取り付けられ、本体外側に展開可能な可動ハッチと、を備え、
    前記可動ハッチの開閉を行うことにより、前記気流の主な流れが前記ブラシを通過するモードと、前記可動ハッチの開口部を通過するモードのいずれかを選択可能である移動式清掃装置。
  2. 請求項1に記載の移動式清掃装置であって、
    前記可動ハッチは、当該可動ハッチを開いたときに前記筐体の外側から吸引した空気を前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとの間に供給可能な位置に設置されている移動式清掃装置。
  3. 請求項1に記載の移動式清掃装置であって、
    前記第1のフィルタおよび前記第2のフィルタに対して紫外線を照射可能な前記筐体内の位置に紫外線照射装置を備える移動式清掃装置。
  4. 請求項1に記載の移動式清掃装置であって、
    前記可動ハッチの内側に固定され、前記可動ハッチを閉じたときに前記第1のフィルタおよび前記第2のフィルタに対して紫外線を照射可能な紫外線照射装置を備える移動式清掃装置。
  5. 請求項1に記載の移動式清掃装置であって、
    本体下部に駆動部を備え、
    前記駆動部により、自律移動が可能である移動式清掃装置。
  6. 移動式清掃装置を用いた清掃方法であって、
    (a)室内に人が在室か否かを判定するステップ、
    (b)前記(a)ステップの判定結果に応じて、筐体側面に設置された可動ハッチの開閉を行うことにより、前記移動式清掃装置内の気流の主な流れが本体下部に配置されたブラシを通過するモードと、前記可動ハッチの開口部を通過するモードのいずれかを選択するステップ、
    を有することを特徴とする清掃方法。
  7. 請求項6に記載の清掃方法であって、
    前記(a)ステップにおいて、人が不在であると判定した場合、前記可動ハッチを閉じて床面清掃を行った後、前記可動ハッチを開いて室内の空気清浄を行うことを特徴とする清掃方法。
  8. 請求項6に記載の清掃方法であって、
    前記(a)ステップにおいて、人が在室していると判定した場合、前記可動ハッチを開いて室内の空気清浄を行うことを特徴とする清掃方法。
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