JP7567231B2 - センサ装置およびセンサ装置の製造方法 - Google Patents
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Description
そして、そのような例としては、特許文献1のようなものが提案されている。
特許文献1は、トランジスタと有機圧電層が積層された構造を持つ圧力センサである。トランジスタと有機圧電層が密着していることで、圧力センサとして機能している。
図7は上部電極8の高さと接着用電極9の高さが同等な場合の圧力センサの断面図である。共通電極11の上から矢印の方向に圧力を加えた場合、接着用電極9にも力が分散する。
で信頼性の高いセンサ装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
基材上に形成された薄膜トランジスタと、その上層に上部電極と有機圧電フィルム、共通電極が積層されたセンサ装置において、前記上部電極と同層に接着用電極を有し、前記上部電極の平均膜厚が前記接着用電極の平均膜厚よりも厚く、その平均膜厚差が5μm~30μmであることを特徴とするセンサ装置である。
ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネートなどのフレキシブルなプラスチック材料などがある。
本実施形態に係る基材1は、センサとして使用する際に、曲面に設置する場合等も考慮して、曲げ易い可撓性を有する材料であることが好ましい。
また、半導体材料として酸化物半導体材料を用いる場合は、CVD法、スパッタリング法、パルスレーザー堆積法、真空蒸着法などの真空成膜法や、有機金属化合物を前駆体とするゾルゲル法や化学浴堆積法、また、金属酸化物の微結晶およびナノ結晶を分散させた溶液を塗布する方法等のウェット成膜法を用いることができるが、半導体層の形成方法は、これらに限定されるものではなく、公知一般の方法を使用することも可能である。
層間絶縁膜7として用いられる材料は特に限定されるものではないが、一般に用いられる絶縁材料にはポリビニルフェノール、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、エポキシ樹脂などの有機材料がある。
層間絶縁膜7形成に際しては、凸版印刷法、反転オフセット印刷法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法、スプレーコート法、スピンコート法等公知の方法を好適に用いることができるが、フレキシブル化、低コスト化などを考慮すると印刷法で形成することが好ましい。
層間絶縁膜7上の上部電極8および接着用電極9として用いられる材料は特に限定されるものではないが、白金、ニッケル、インジウム錫酸化物などの金属あるいは金や銀、ニッケル等の金属コロイド粒子を分散させた溶液、もしくは金属粒子を導電性粒子として用いて樹脂成分と混合させたペーストなどが好ましい。さらに、このペーストに含ませる樹脂成分としては、特に限定されないが、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂やエポキシジ樹脂などの熱硬化性樹脂があり、これらは複数種同時に使用してもよい。
そのような材料としては、低温焼成ができ、かつ低温で導電性の得やすい材料である、銀粒子を導電材料として用いた樹脂成分を含むペースト、いわゆる銀ペーストが特に好ましい。
なお、本開示(明細書)における「スクリーン印刷」とは、ポリエステルなどの合成繊維、またはステンレスや各種金属繊維で織ったフレームと呼ばれる細かい編み目のメッシュ越しにインキを通過させて対象物へ印刷させる、孔版印刷の一種の印刷方法を意味する。
このとき、有機圧電フィルムを構成する材料は分極を有しているが、キュリー温度以上の熱をかけるとその分極を消失してしまう。そのため、70℃~100℃程度の温度範囲で行うことが望ましいが、温度条件はこれらの温度範囲に限定されるものではなく、材料の選択等の条件によって適宜定めることができる。
差が5μm未満の場合、圧力を印加した際に、図7に示すように上部電極8と接着用電極9に圧力が分散してしまい、圧力検知に誤差が生じる。
また、平均膜厚差が30μmを超えると、電極間の段差が大きくなってしまい、有機圧電フィルムを貼付する際に、歪みが生じやすくなってしまう。
ここで、分極処理とは、材料内の電荷の偏りを一様な方向に揃えるため高電圧を印加す
る処理を意味する。
複数の薄膜トランジスタをマトリクス状に配置することにより、薄膜トランジスタアレイを用いたセンサ装置とすることができる。薄膜トランジスタアレイとすることで、面状での検出を可能とする。
このセンサ装置において、前述のゲート電極2、ソース電極4、ドレイン電極5、半導体層6、上部電極8、接着用電極9、有機圧電フィルム10、共通電極11などが配置されて薄膜トランジスタが形成されている。さらに、ゲート電極2にはゲート配線31が接続され、ソース電極4にはソース配線32が接続され、ドレイン電極5にはドレイン配線33が接続されるように、各配線がパターン形成されている。
以下、実施例を元に説明する。
厚さ125μmのポリエチレンナフタレートを基材1として、その上に、スパッタリング法を用いて、膜厚80nmのMo(モリブデン)を室温成膜した。成膜後、フォトリソグラフィ法を用いてレジストパターンを形成した後に、ドライエッチング、レジスト剥離を行い、ゲート電極2とゲート配線31を同時形成した。
い、現像により不要な樹脂材料を除去して、所望のパターン形状を形成した。その後、150℃で焼成を行い、層間絶縁膜7を形成した。
次いで図8(b)に示すように、2回目のスクリーン印刷により銀ペーストを用いて上部電極8aの上に同形状の上部電極8bを重ね合わせるとともに、上部電極とは重ならない接着用電極9を印刷して、上部電極8の厚さを接着用電極9より厚くした。
さらに、80℃で予備乾燥を行った。
実施例1で作製したセンサ装置を用いて評価をしたところ、圧力に対するデータを取得可能であった。また、複数回同圧力を印加してデータを取得したところ、データの差異はなかった。さらに、曲率半径R=5mmに屈曲させた状態でもデータ取得することが可能であった。
実施例2として、上部電極の平均膜厚が40μm、接着用電極の平均膜厚が17μmであること以外は実施例1の構成と同じである、薄膜トランジスタ100を用いたセンサ装置を得た後、評価を行った。
実施例3として、上部電極の平均膜厚が26μm、接着用電極の平均膜厚が19μmであること以外は実施例1の構成と同じである、薄膜トランジスタ100を用いたセンサ装置を得た後、評価を行った。
実施例4として、上部電極の平均膜厚が48μm、接着用電極の平均膜厚が19μmであること以外は実施例1の構成と同じである、薄膜トランジスタ100を用いたセンサ装置を得た後、評価を行った。
実施例1と同様に、実施例2、3、4においても、圧力に対するデータを取得可能であり、複数回同圧力を印加してデータを取得し、データの差異はみられず安定したデータを取得することが可能であった。また、曲率半径R=5mmに屈曲させた状態でもデータ取得することが可能であった。
比較例1として、図5の薄膜トランジスタアレイ101を作製した。比較例1に係る薄
膜トランジスタを用いたセンサ装置は、図5で示されるように上部電極と接着用電極の平均膜厚がどちらも25μmで等しいこと以外は実施例1と同様である。
比較例2として、図6の薄膜トランジスタアレイ102を作製した。上部電極8の平均膜厚が17μm、接着用電極9の平均膜厚が20μmであり、図6で示されるように上部電極8よりも接着電極9の平均膜厚が厚いこと以外は実施例1の構成と同様である。
比較例3として、上部電極の平均膜厚が25μm、接着用電極の平均膜厚が24μmであること以外は実施例1の構成と同じである、薄膜トランジスタ100を用いたセンサ装置を得た後、評価を行った。
比較例4として、上部電極の平均膜厚が55μm、接着用電極の平均膜厚が19μmであること以外は実施例1の構成と同じである、薄膜トランジスタ100を用いたセンサ装置を得た後、評価を行った。
2 ゲート電極
3 ゲート絶縁膜
4 ソース電極
5 ドレイン電極
6 半導体層
7 層間絶縁膜
8 上部電極
8a 1回目スクリーン印刷による上部電極
8b 2回目スクリーン印刷による上部電極
9 接着用電極
10 有機圧電フィルム
11 共通電極
20 有機圧電フィルムエッジ部
31 ゲート配線
32 ソース配線
33 ドレイン配線
100、101、102 薄膜トランジスタ
Claims (6)
- 基材上に形成された薄膜トランジスタと、その上層に上部電極と有機圧電フィルム、共通電極が積層されたセンサ装置において、
前記上部電極と同層に接着用電極を有し、前記上部電極の平均膜厚が前記接着用電極の平均膜厚よりも厚く、その平均膜厚差が5μm~30μmであることを特徴とするセンサ装置。 - 前記上部電極の平均膜厚が10μm~50μmであることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
- 前記上部電極および前記接着用電極が少なくとも導電性粒子、及び樹脂成分を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ装置。
- 前記導電性粒子が銀粒子であることを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のセンサ装置の製造方法であって、
前記上部電極をスクリーン印刷法で形成することを特徴とするセンサ装置の製造方法。 - 請求項5記載のセンサ装置の製造方法であって、
前記上部電極および前記接着用電極と前記有機圧電フィルムを貼付したあとに熱処理により接着させることを特徴としたセンサ装置の製造方法。
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| JP2008160045A (ja) | 2006-11-30 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 可撓性感圧体とそれを用いた圧電素子およびその製造方法 |
| JP2015109627A (ja) | 2013-03-28 | 2015-06-11 | 富士フイルム株式会社 | 電気音響変換フィルム、電気音響変換器、フレキシブルディスプレイおよびプロジェクター用スクリーン |
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