JP7574560B2 - 半導体パッケージ基板の製造方法 - Google Patents
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Description
この短絡を阻止するために、はんだの量を少なくすると、半導体チップと半導体パッケージ基板とのギャップを確保できなくなるため、アンダーフィル樹脂の注入性の悪化を招来する。このため、半導体チップの微細化に対応する端子構造に、銅ピラーを用いてギャップを確保し、少ないはんだ量でもアンダーフィル樹脂の注入不良が出ないように工夫している。
ガラス板から形成された支持体の一方の面を研削することで、第1基準面を形成する工程と、
前記第1基準面上に剥離層を形成する工程と、
前記支持体の他方の面の側に樹脂層を形成し、前記第1基準面を基準に前記樹脂層を研削することで、前記第1基準面と平行な第2基準面を形成する工程と、
前記剥離層に積層して、開口部を備えた樹脂パターン層を形成する工程と、
前記樹脂パターン層の開口部内に、前記第1基準面に内方端面がそれぞれ接するようにして複数の接続端子を形成する工程と、
前記樹脂パターン層の一部を除去することによって、前記接続端子の外方端面の近傍を露出する工程と、
前記接続端子の外方端面と、主基板の配線端子とをはんだにより接続する工程と、
接続された前記接続端子の周囲に、アンダーフィル樹脂を充填する工程と、
前記支持体と前記剥離層を除去する工程と、
前記樹脂パターン層の残りを排除する工程と、を有する。
なお、本発明の半導体パッケージ基板は、その構造又は特性により直接的に特定することが困難であるため、その構造体の製造方法によって、構造体自体を特定したものであり、不可能・非実際的事情が存在する。
上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
また、「側面」とは、板状部材や板状部材に含まれる層における面や層の厚みの部分を意味する。さらに、面の一部及び側面を合わせて「端部」ということがある。
また、「上方」とは、板状部材又は層を水平に載置した場合の垂直上方の方向を意味する。さらに、「上方」及びこれと反対の「下方」については、これらを「Z軸方向」ということがあり、水平方向については、「X軸方向」、「Y軸方向」ということがある。
また、「平面形状」、「平面視」とは、上方から面又は層を視認した場合の形状を意味する。さらに、「断面形状」、「断面視」とは、板状部材又は層を特定の方向で切断した場合の水平方向から視認した場合の形状を意味する。
さらに、「中心部」とは、面又は層の周辺部ではない中心部を意味する。そして、「中心方向」とは、面又は層の周辺部から面又は層の平面形状における中心に向かう方向を意味する。
そこで本実施形態では、主基板とは別に作製する再配線基板の製造工程において、リジッドな支持体を用いて再配線基板(インターポーザともいう)を形成することによって、工程全体にわたって再配線基板の剛性を確保し、それにより製造容易性を実現している。また、主基板と再配線基板とを接続した後には、支持体を削除して、よりコンパクトな半導体パッケージ基板を得る。
以下、主基板の製造方法の一例を詳細に説明する。
まず800μmのガラスエポキシ基板(コア基板)11の所定の位置に直径150μmのドリルで貫通穴11aを開け、ガラスエポキシ基板11の露出表面に無電解銅めっきで無電解銅めっき層12を形成した後、その貫通穴11a内を電解銅めっきすることで、電解銅めっき層12aを形成する。電解銅めっき層12aを介して、ガラスエポキシ基板11の表裏面の電気接続を行う。必要に応じて、サブトラクティブ法で、無電解銅めっき層12と電解銅めっき層12aをエッチングし、ラインパターンを形成する。
次いで、主基板の層間絶縁樹脂13として、40μm厚の味の素ファインテクノ株式会社製の樹脂(製品名GX-T31)を、銅のラインパターン上に真空ラミネートする。さらにUVレーザー装置を用い、下地となる銅のラインパターンと位置合わせして、開口径70μm、隣り合う孔のピッチ150μmのマトリクス状に配置された孔13aを開ける。
また、層間絶縁樹脂13上に1μm厚の無電解銅めっきした上に、日立化成株式会社製のドライフィルムレジスト(製品名RY-5325)を用い、ラインパターンが開口するドライフィルムレジストパターンを形成した後、15μm厚の電解銅めっきをする。不要となったドライフィルムレジストを20%のモノエタノールアミン水溶液で剥離し、硫酸過水系のエッチング液で露出する1μm厚の無電解銅めっき層をエッチングすることにより、独立した銅配線14を作製する。さらに銅配線14を樹脂で封入して、配線層15を形成する。
さらに、配線層15と層間絶縁樹脂13を交互に積層することで、多層構造の主基板1を得ることができるが、ここではそれぞれ一層ずつとする。このような工法は、セミアディティブ工法と呼ばれており、多層構造の主基板1での最小配線スケールは、配線/スペース(L/S)=10/10μmである。
主基板1の作製と並行して、図2に示す再配線基板10を作製する。再配線基板10は、支持体21と、支持体21の一方の面の側に形成され、第1基準面S1を備えた剥離層(ここではLTHC層23、シード層24を含む)と、剥離層に隣接して形成され、複数の接続端子(ここでは第1めっき層27、銅ピラー32aを含む)を備えた配線層と、支持体21の他方の面の側に形成され、第1基準面S1と平行な第2基準面S2を備えた樹脂層25と、を有し、支持体21に対向する第1めっき層27の端面は、第2基準面S2からの距離が等しくなっている。
以下、再配線基板10の製造方法を説明する。
図3に示すように、光透過性の素材から形成された支持体21を準備する。ここでは、厚さ1.1mmのソーダライムガラスを支持体21を用いるが、一般的にガラス板は微小に歪んでいることが多い。そこで、図4に示すように、研削砥石22にて支持体21の表面を研削する。支持体21の一方の面を研削することで、後述する第1基準面S1を形成できる。また、さらに後述するように第2基準面S2は樹脂層25上に形成されるため、支持体21の他方の面については研削する必要がなく、それにより製造工数を低減できる。なお、支持体21をセラミック製または樹脂製としてもよい。
さらに図5において、支持体21の表面に3M社製のLTHC樹脂をスピンコートで膜形成し、膜厚800nmのLTHC層23を形成する。続けてLTHC層23のエッジリンスを行い、LTHC層23が露出しないように、LTHC層23上にシード層24としてスパッタ装置にて膜厚300nmの銅をスパッタ成膜する。シード層24の表面を、第1基準面S1とする。LTHC層23とシード層24とで剥離層を形成する。支持体21の面が平面であるため、第1基準面S1も高精度な平面となる。
次に図6に示すように、支持体21が露出する裏面に、熱硬化性樹脂として10μm以上のエポキシ樹脂をコートし、熱硬化させて樹脂層25を形成する。樹脂層25が厚すぎると、エポキシ樹脂の硬化収縮の影響で反りが大きくなるため、樹脂厚さ15μm程度でのコートが好ましい。ここでは、一例として安価なエポキシ樹脂を用いたが、耐熱性200℃以上ある樹脂であればエポキシ樹脂以外の樹脂でも構わない。
次に図7に示すように、支持体21の銅スパッタ(シード層24)の面を、不図示の研削装置の多孔質吸着ステージに吸着固定させ、第1基準面(銅スパッタ面)S1を基準面とし、平行度1μm以下となるよう研削砥石22にて裏面の樹脂層25を研削する。これにより図8に示すように、第1基準面S1に対して平行平坦な面(第2基準面S2という)を形成することができる。
次に図9に示すように、シード層24の表面に、25μm厚の感光性ポリイミド樹脂をスピンコートし、露光、現像、硬化させ、所望する銅ピラーに対応した開口部を持つ開口パターンを備えた樹脂パターン層(配線層)26を形成する。
次に図10に示すように、樹脂パターン層26の開口部から給電し、Sn-0.7%Cuの電解はんだめっきを行い第1基準面S1に接して第1めっき層27を形成し、次いで電解ニッケルめっきを行って第2めっき層28を形成し、さらに電解銅めっきを行って第3めっき層29を形成するように、順次電解めっきを行う。なお、感光性ポリイミド樹脂表面より高くなるまで、第3めっき層29の電解銅めっきを行う。この時点で、接続端子の一部を構成する第1めっき層27の下端面(内方端面)は、それぞれ樹脂層25の第2基準面S2から等しい距離を有している。ここで、「等しい距離」とは、樹脂層25の第2基準面からの距離が5μm以内であることを言う。
次に図11に示すように、日立化成株式会社製の製品名AH-3000である感光性絶縁樹脂30を、スピンコートで5μmの厚さにコートする。次いで、下地の銅ピラー部29aのパターンに対応するビアパターンを露光現像して、ビア孔30aを形成する。ここで、感光性絶縁樹脂30は、ドライフィルムタイプを真空ラミネートしても構わないし、液状の感光性絶縁樹脂をスピンコート、スリットコートすることなどで形成しても構わない。
更に、この表面を切削後、アミン系剥離液でドライフィルムレジストを剥離して、独立する銅ピラー32aが露出するよう形成し、さらにピース単位でダイシングしてピース化する。以上で、図2に示すような再配線基板10が完成する。
以下、半導体パッケージ基板の製造方法を説明する。
まず、別工程で作製した主基板1の配線端子17に対して、SAC305のクリームはんだ34をスクリーン印刷する。次に図13に示すように、ピース化した再配線基板10から突出する銅ピラー32aの端面(外方端面)を、はんだ34に対してアライメント合わせを行いつつ主基板1に搭載し、不図示のリフロー装置を通してはんだ接続を行う。
次に図14に示すように、フラックス洗浄後、主基板1と再配線基板10とが、銅ピラー32aとはんだ34とを介して接続された隙間へ、アンダーフィル樹脂35を注入して固化させる。
更に、再配線基板10側の樹脂層25、支持体21越しに、外部よりLTHC層23へレーザー光を照射して、LTHC層23の界面から支持体21を剥離する。更にアルカリ性の剥離液で、樹脂パターン層26を溶解剥離する。以上により、図15に示す半導体パッケージ基板100が完成する。ここで、再配線基板10から支持体21と剥離層とを除去した構造を、再配線ユニットと称する。
まず、支持体に仮貼剥離層として3M社製のLTHC樹脂(製品名)をコート後、そのLTHC樹脂の表層を研削し、その上にシード層として、300nm厚の銅をスパッタ成膜して、基準平坦面を形成する。
10 再配線基板
21 支持体
23 LTHC層
24 シード層
25 樹脂層
32a 銅ピラー
100 半導体パッケージ基板
S1 第1基準面
S2 第2基準面
Claims (3)
- ガラス板から形成された支持体の一方の面を研削することで、第1基準面を形成する工程と、
前記第1基準面上に剥離層を形成する工程と、
前記支持体の他方の面の側に樹脂層を形成し、前記第1基準面を基準に前記樹脂層を研削することで、前記第1基準面と平行な第2基準面を形成する工程と、
前記剥離層に積層して、開口部を備えた樹脂パターン層を形成する工程と、
前記樹脂パターン層の開口部内に、前記第1基準面に内方端面がそれぞれ接するようにして複数の接続端子を形成する工程と、
前記樹脂パターン層の一部を除去することによって、前記接続端子の外方端面の近傍を露出する工程と、
前記接続端子の外方端面と、主基板の配線端子とをはんだにより接続する工程と、
接続された前記接続端子の周囲に、アンダーフィル樹脂を充填する工程と、
前記支持体と前記剥離層を除去する工程と、
前記樹脂パターン層の残りを排除する工程と、を有することを特徴とする半導体パッケージ基板の製造方法。 - 前記支持体は、光透過性の素材から形成されており、前記支持体を介して外部からレーザー光を照射することによって、前記剥離層を剥離することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ基板の製造方法。
- 前記接続端子の外方端面の近傍を露出する工程の前に、前記第2基準面を基準として、前記樹脂パターン層の表面と前記外方端面とを研削することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ基板の製造方法。
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