JP7575792B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
なお、遊技機は、遊技場等に設置されるものであり、様々な種類があるが、本実施形態の一例として、スロットマシン1に適用した場合について説明する。
スロットマシン1は、図1~図3に示すように、正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉することができるように覆う前扉1aとで構成される遊技機である。
前扉1aの上部には、例えば、液晶表示器から構成され、遊技に応じた表示による演出や情報表示を行い、演出手段の一例として機能する表示器Lを備えている。
表示器Lの左右には、音声を出力するスピーカ9や、光による演出を行うLED等の発光手段を備えるランプ11が内蔵されている。
表示窓6を介して視認される各リール41a~41cの図柄の組み合わせには、複数の有効ラインが設定されている(図4参照)。
有効ラインには、3つ水平に並んだ中段、上段、下段の有効ライン1、有効ライン2、有効ライン3と、斜めにクロスする2つの有効ライン4、有効ライン5の計5ラインが設けられている。
告知ランプ8は、内部抽選の結果、「ボーナス役」に当選したことを遊技者に報知(特別報知)するものであり、「ボーナス役」に当選すると、内部に設けられたLED(発光素子)が発光し、この発光によってパネル上の文字や絵柄(GOO!等)が透光表示される。
操作手段として、例えば、掛け数を設定するベットボタン2aと、遊技者がゲームを開始する際に操作するスタートレバー3と、リール41を停止させる際に遊技者が押下する停止ボタン5等が設けられている。
なお、ベットボタン2aには、クレジットとして貯留されたメダルを、1回の操作で1回のゲームに掛けられる最大枚数(例えば、3枚)を掛けることができるMAXベットボタン2a1と、1回の操作につき1枚を掛けることができる1ベットボタン2a2とがある。
また、前扉1aの下部には、メダルが払い出されるメダル払出口7bを備えている。
主制御部10は、各種演算処理等を行うCPUと、制御プログラムや制御データ等が格納されたROMと、各種データを一時記憶する記憶領域やCPUの作業領域等を備えたRAM等の記憶手段を備えている。
主制御部10には、ベットボタン2a、メダルセレクタ2b、スタートレバー3、停止ボタン5、ドラムユニット4、メダル払出装置7等が接続され、各機器に内蔵されたセンサからの各種信号を受信できるように構成されている。
また、主制御部10は、制御手段、抽選手段の一例として機能することで、遊技の開始処理や、乱数発生器からの乱数をサンプリングする処理等を行い、このサンプリングされた乱数に基づき役の内部抽選処理を行う。
なお、以下の説明では、ベットボタン2a、スタートレバー3、停止ボタン5等の主制御部10に接続されている操作手段を纏めて「メイン系操作手段」ともいう。
副制御部20は、主制御部10から受信する制御情報に基づき、これらを制御する。
筐体1bの中央部には、リール41を回転駆動させるドラムユニット4を備えている。
ドラムユニット4は、水平方向に並設されるリール41a、リール41b、リール41cを備え、これらリール41a~41cがステッピングモータ(不図示)の駆動によりそれぞれ回転可能に構成されている。
各リール41a~41cの外周面には、複数の図柄が表され、リール41の停止状態において、各リール41a~41cについて、連続する所定数(例えば、3つ)の図柄が表示窓6を透して視認可能となっている。
筐体1bの下部には、メダルの払い出しを行うメダル払出装置7やメダルを貯留するホッパー7aを備え、このメダル払出装置7から払い出されたメダルはメダル払出口7bを介して遊技者に払い出される。
このように構成されるスロットマシン1は、主制御部10が以下のようなゲームを制御する。
また、ベットボタン2aが操作された場合は、操作信号が主制御部10に入力される。
主制御部10は、これらの信号の入力の有無からゲーム可能なメダル数を監視するとともに、スタートレバー3の操作を監視する。
そして、主制御部10は、ゲーム開始可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a~41cを回転させる制御を行う。
これにより、各リール41a~41cに表されている図柄が変動表示される。
このような定常回転に達すると、各リール41a~41cに対応して設けられた各停止ボタン5a~5cを押下できる状態となる。
内部抽選処理では、複数の役の中からゲームが行われるたびに入賞役を所定の当選確率に基づいて抽選により決定する。
内部抽選の対象には、例えば、図6に示すように、BB(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)等の2つの種別を含むボーナスゲーム(特別遊技状態)に移行する権利を獲得する「ボーナス役」、所定枚数のメダルが付与される「小役」(ベル、ピエロ、ブドウ、チェリー等)、メダルを投入することなく次回ゲームが可能となる「リプレイ役」、図示しないハズレ等がある。
内部抽選では、これらの抽選対象ごとに予め設定された当選値と、スタートレバー3が操作されたタイミングで取得される乱数値とを比較し、乱数値と一致する当選値に対応する抽選対象を今回ゲームの当選対象(ハズレも含む)として決定する。
その後、主制御部10は、各停止ボタン5a,5b,5cが遊技者により、押下されると、この操作タイミングに基づき、各リール41a,41b,41cを停止する停止制御を行う。
例えば、最初に左停止ボタン5aが押下された場合、押下されたことを契機に左リール41aが停止し、2番目に中停止ボタン停止ボタン5bが押下された場合、押下されたことを契機に中リール41bが停止し、3番目に右停止ボタン5cが押下された場合、押下した指を離すことで右停止ボタン5cが押圧から開放されたことを契機に、右リール41cが停止する。
なお、以下の説明においては、停止ボタン5の操作に際して、最初に停止したリール41を第1リールといい、第1リールの次に停止したリール41を第2リールといい、第2リールの次に停止したリール41を第3リールという。
そして、第1リールの停止操作を第1停止操作といい、第2リールの停止操作を第2停止操作といい、第3リールの停止操作を第3停止操作という。
例えば、内部抽選で役が当選した場合には、遊技者が有効ライン上に入賞役の図柄組み合わせが停止するように停止ボタン5を停止操作(目押し)すると、この操作タイミングに基づいて、回転している各リール41a~41cが停止制御される。
そして、主制御部10は、各リール41a~41cに停止表示される図柄やその組み合わせを判定し、入賞役の図柄組み合わせが有効ライン上に揃ったとき、入賞したとして、メダル払出装置7に対して所定枚数のメダルを払い出す制御を行い、メダルをメダル払出口7bから払い出す。
したがって、主制御部10は、入賞役に応じて遊技者にメダルを付与する付与手段として機能している。
このボーナスゲーム中は、所定枚数の払い出しのある「小役」に対応する図柄配列が連続して揃うように抽選、及びリールの制御が行われることで多くの遊技媒体が払い出される。
そのため、ボーナスゲーム中は、連続的な「小役」の入賞が期待できない通常遊技状態より遊技者にとって有利な遊技状態にあるといえる。
また、同じボーナスゲームであっても、BBにおける出玉の上限値は、RBにおける上限値より多い値に設定されており、これにより、BBはRBよりもメダルの払出しが多くなっている。
なお、この「ボーナス役」の当選確率は、複数段階(例えば、6段階)に変更可能な設定値により行われる。
この設定値は、通常、設定1が最も低い確率値となり、大きい数字ほど確率値が高くなり設定6が最も高い確率値となっている。
したがって、設定1が最も遊技者に不利な設定であり、大きい数字ほど遊技者に有利になり設定6が最も遊技者に有利な設定となっている。
「小役」(例えば、「ベル・ベル・ベル」)が有効ライン上に停止したときには、「小役」ごとに規定された枚数のメダルを払い出すように制御される。
なお、後述する図6に記載のないリーチ目「ピエロ・7・ピエロ」に関して、当然入賞役(例えば、「小役」)としても扱われる。
以上、説明したような図柄の組み合わせに基づいて、「ボーナス役」、「小役」、「リプレイ役」の当選がそれぞれ判定され、判定の結果、対応する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止したときに入賞が成立して、各入賞の成立に応じた特典が付与される。
例えば、主制御部10は、各停止ボタン5a~5cが停止操作された場合には、停止ボタン5の押し順や操作タイミング等の情報を副制御部20に出力する。
このため、主制御部10は、停止ボタン5の操作により各リール41a~41cが停止された場合、何れのリール41がどの順番、どのタイミングで停止したのかという情報を、上段・中段・下段の図柄等を識別可能な情報とともに副制御部20に出力する。
また、主制御部10は、「ボーナス役」に当選した場合には、「ボーナス役」に当選したこと、及び当選した「ボーナス役」の種別を識別可能なボーナス信号(BB信号、RB信号)を副制御部20に出力する。
具体的には、副制御部20は、サブCPU(中央演算処理装置)、サブRAM(メモリ)、サブROM等の記憶手段、画像制御回路、音声制御回路、ランプ制御回路等が搭載されたサブ基板と、これらを収容する基板ケース等から構成され、液晶表示器からなる表示器L、音声や効果音等の音を出力するスピーカ9、ランプ11等の演出手段を駆動して、所定の映像、発光演出、及び音響演出等の遊技演出の制御を行う。
そして、副制御部20は、主制御部10が管理する遊技の進行状態、遊技状態、抽選処理において当選した抽選対象等を識別し、ゲームと同期した演出を行うように制御する。
例えば、副制御部20は、内部抽選において「ボーナス役」に当選した場合に主制御部10から出力されるボーナス信号を入力すると告知ランプ8を発光(点灯)させるため、「ボーナス役」に当選したことを告知(以下、ボーナス告知ともいう)できる。
そのため、遊技者は、「ボーナス役」に当選していることを把握でき、ボーナスゲームに対する期待をより一層高める演出をしている。
したがって、告知ランプ8は、ボーナスゲームを発生可能な状態であることを遊技者に報知する報知手段として機能している。
図7は、リーチ目(特定識別情報)と、そのリーチ目に対応する図柄組み合わせ、及びメダル付与の有無を示したものであり、予め記憶手段に記憶されるものである。
リーチ目とは、内部抽選において「ボーナス役」に当選していることを遊技者に知らせる出目をいう。
リーチ目を見た遊技者は、「ボーナス役」に当選していることを把握できるので、早い段階で有効ライン上に「ボーナス役」の図柄組み合わせが停止するように停止ボタン5を停止操作(目押し)できる。
本実施形態におけるスロットマシン1は、このようなリーチ目として、図柄の組み合わせパターンごとにリーチ目A、リーチ目B、リーチ目Cの3つに区分けできる。
以下、各リーチ目における図柄の組み合わせ、及びメダル付与の有無ついて説明する。
図7のNo(1)~(6)に、リーチ目Aの一例を示しており、リーチ目Aは、例えば、No(1)「BAR・BAR・BAR」等のように「ボーナス図柄」である「7」又は「BAR」の図柄組み合わせが、有効ライン1~5の何れかのラインに停止するリーチ目である。
したがって、リーチ目Aは、有効ラインが限定されないリーチ目となっている。
また、リーチ目Aは、No(1)~(6)のリーチ目の何れも有効ライン上に対応する図柄の組み合わせが停止しても遊技者に対しメダルの払い出しが行われないリーチ目である。
図7のNo(7)、(8)に、リーチ目Bの一例を示しており、リーチ目Bは、「ボーナス図柄」の左右を「ピエロ」で挟んだ「ピエロ・7又はBAR・ピエロ」の図柄の組み合わせが、有効ライン1~5の何れかのラインに停止するリーチ目である。
このため、リーチ目Bは、リーチ目Aと同様、有効ラインが限定されないリーチ目となっている。
また、リーチ目Bにおいて、No(7)「ピエロ・BAR・ピエロ」のリーチ目は、リーチ目Aと同様に有効ライン上に対応する図柄の組み合わせが停止してもメダルの払い出しが行われないが、No(8)「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目においては、有効ライン上に対応する図柄の組み合わせが停止した場合、「小役」等の入賞役と同様に所定枚数(例えば、1枚)のメダルが払い出される。
なお、No(7)「ピエロ・BAR・ピエロ」のリーチ目においても、NO(8)「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目と同様に、有効ライン上に対応する図柄の組み合わせが停止した場合には、メダルの払い出しが行われる構成としても良い。
図7のNo(9)、(10)に、リーチ目Cの一例を示しており、リーチ目Cは、「ボーナス役」の当選とともに、「チェリー役」も同時に成立(以下、チェリー重複ともいう)するリーチ目である。
例えば、No(9)のリーチ目は、左リール41aの上段に「チェリー」、中段に「BAR」、下段に「ブドウ」がそれぞれ停止し、かつ、中リール41bに「チェリー」がテンパイしないリーチ目である。
このため、中リール41bの上段又は中段に「チェリー」が停止した場合は、「チェリー」がテンパイするため、リーチ目ではないことになる。
No(10)のリーチ目は、左リール41aの上段に「ブドウ」、中段に「チェリー」、下段に「BAR」がそれぞれ停止するリーチ目である。
なお、中リール41b又は右リール41cの「ANY」は、停止図柄は問わないことを示している。
したがって、No(10)のリーチ目Cは、左リール41aの中段に「チェリー」が停止すれば成立するリーチ目といえる。
また、リーチ目Cは、No(9)、(10)のリーチ目の何れも有効ライン上に対応する図柄の組み合わせが停止した場合、「チェリー役」が入賞するため、実質的に所定枚数(例えば、2枚)のメダルの払い出しが行われるリーチ目といえる。
続いて、リーチ目時の告知制御について説明する。
リーチ目時の告知制御は、「BAR・BAR・BAR」等のようなメダルの払い出しが行われないリーチ目と、「ピエロ・7・ピエロ」等のようなメダルの払い出しが行われるリーチ目とが違和感のないように告知ランプ8の点灯が制御されている。
スロットマシン1は、このような制御により、払い出しのあるリーチ目であっても、払い出しのないリーチ目と同じタイミングで告知ランプ8によりボーナス告知できるようになる。
以下、リーチ目時の告知制御について、図8~図11のタイミングチャートを参照しながら説明する。
リーチ目の告知制御において、ベットボタン2aにより掛け数を設定した後、スタートレバー3の操作によりゲームが開始可能な状態となり、その後の停止ボタン5による停止操作やメダルの払い出しに応じて、告知ランプ8の点灯制御が異なる例を示している。
図8は、「BAR・BAR・BAR」等のリーチ目Aや「ピエロ・BAR・ピエロ」のリーチ目B等のメダルの払い出しが行われない通常のリーチ目時における告知制御処理のタイミングチャートである。
上述したように、主制御部10は、ベットボタン2a、スタートレバー3、停止ボタン5等の操作手段からの操作信号(例えば、各操作手段に備えるセンサからのオンオフ情報(オン:操作、オフ:未操作))に基づいて、各リール41a~41cやこれらを回転駆動させるステッピングモータ等を備えるドラムユニット4、メダル払出装置7等の出力手段を制御することにより、遊技を進行させる。
例えば、最初にベットボタン2aの操作後、スタートレバー3が操作されることによりリール41の回転が開始される。
リール41の回転開始から所定時間経過後に停止ボタン5に対する操作が有効となり、有効となった後に、停止ボタン5が操作されることで、リール41の回転が停止することになる。
(1)リール41の回転が停止していること
(2)全てのメイン系操作手段が「OFF(非操作状態)」になっていること
そのため、例えば、点線で示したタイミングのように、第3リールの停止操作の際、遊技者が停止ボタン5の長押しにより手を離すタイミングが遅れれば、遅れた分だけ告知ランプ8も遅れて点灯される。
(3)メダルの払い出しが完了していること
副制御部20は、これらの条件を全て満たすときに主制御部10から次遊技開始コマンドを受信し、告知ランプ8を点灯させる。
そのため、(1)リール41の回転が停止し、かつ、(2)メイン系操作手段が全て「OFF」となり、そのまま(3)メダルの払い出しが完了すれば、告知ランプ8による告知が実行される。
また、例えば、メダルの払い出し中、(2)全てのメイン系操作手段が「OFF」になったとしても、(3)メダルの払い出しが完了する前に、再度、停止ボタン5等を押下すれば、払い出しが完了しても、停止ボタン5から遊技者が手を離すまでは、告知ランプ8による告知が行われないように制御される(図9参照)。
メダルの払い出しが行われるリーチ目時における告知は、以下の(1)、(2)の条件を全て満たす場合に実行される。
(1)リール41の回転が停止していること
(2)全てのメイン系操作手段が「OFF」になっていること
そして、特殊告知コマンドを受信した副制御部20は、告知ランプ8を点灯させる。
このとき、メダルの払い出しは、(1)リール41の回転が停止したタイミングで、(2)メイン系操作手段が全て「OFF」か否かに関係なく開始されるが、(1)リールの回転が停止して、かつ、(2)メイン系操作手段が全て「OFF」になっていれば、メダルの払い出しが完了していなくても告知するように制御される。
したがって、メダルの払い出しが完了していなくても告知が実行される点で、同じくメダルの払い出しが行われるチェリー重複時とは、異なる。
また、例えば、点線で示したタイミングのように、第3リールの停止操作の際、遊技者が停止ボタン5の長押しにより手を離すタイミングが遅れれば、遅れた分だけ告知ランプ8も遅れて点灯される。
これにより、払い出しのある入賞役をリーチ目として扱っても、払い出しのないリーチ目と同一のタイミングで告知が可能になり、遊技者は、違和感なく遊技できる。
払出演出は、入賞を示す入賞信号の受信に基づき、メダルの払い出しを示唆する音や光をスピーカ9、ランプ11から出力させる演出である。
例えば、払出演出は、メダルが4枚払い出されるときには、あたかもメダルが4枚払出されたかのような、表示器Lから「1、2、3、4」という表示、スピーカ9から「ダダダダ」という音(4連続音)、ランプ11から「ピカピカピカピカ」という点灯を出力させる演出である。
なお、チェリー重複等の「小役」の同時当選時には、メダルの払い出しとともに、この払出演出が実行されるが、「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目においては、メダルの払い出し時に払出演出が行われないように制御される。
これは、あくまでも「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目は、リーチ目として機能させているため、区別して制御されている。
図11に示すタイムチャートは、プレミアで「ボーナス役」の当選とともに小役が同時に成立するリーチ目(主としてリーチ目Cのような「チェリー」が左リール41aに停止するチェリー重複等)の告知制御処理を示している。
ここでは、「ボーナス役」の当選とともに同時に成立する小役として、「チェリー役」の場合を一例として説明する。
(1)リール41の回転が停止していること
(2)全てのメイン系操作手段が「OFF」になっていること
(3)メダルの払い出しが完了していること
このとき、メダルの払い出しは、(1)リールの回転が停止して、かつ、(2)メイン系操作手段が全て「OFF」になっていれば、メダルの払い出しが開始される。
したがって、プレミアにおけるメダルの払い出し開始条件は、通常時のメダルの払い出し開始条件と異なり、(2)全てのメイン系操作手段が「OFF」になっていることも条件とされる。
例えば、点線で示したタイミングのように、第3リールの停止操作の際、遊技者が停止ボタン5の長押しにより手を離すタイミングが遅れれば、メダルの払い出しの開始が遅れ、それに伴い遅れた分だけシフトして告知ランプ8も遅れて点灯される。
特殊演出は、告知ランプ8の点灯後、次ゲーム移行の「リプレイ役」成立後(メダルの1枚掛け時でも可)に発生する滅多に遭遇できないプレミアな演出である。
例えば、特殊演出は、所定の条件成立後、スピーカ9からキャラクターの鳴き声(ワワワワンッ!)が発生すると同時に告知ランプ8が点滅する演出等が行われる。
スロットマシン1は、ボーナス告知が行われ、実際に「ボーナス役」が有効ライン上に停止するまでの間に、所定の条件を全て満たすことによって、特殊演出が実行される。
特殊演出が実行されることの所定の条件として、例えば、(1)「BB役」に当選、(2)特殊演出実行抽選に当選、(3)「リプレイ役」に当選等の条件を有し、これらの条件を全て満たす場合には、特殊演出を行うように制御される。
(1)の条件は、「ボーナス役」には、「BB役」又は「RB役」の何れかを有するが「BB役」の当選を条件としている(S10)。
「BB役」に当選している場合には、S11に処理を進め(S10:Yes)、「RB役」に当選している場合には処理を終了する(S10:No)。
(2)の条件は、「ボーナス役」の当選中に行われる特殊演出の実行をかけた特殊演出実行抽選の当選を条件としており(S11)、この抽選は、例えば、スタートレバー3の操作タイミングで実行される。
これにより、遊技者のボーナスゲームへの期待をさらに高められる構成になっている。
この特殊演出実行抽選に当選することで特殊演出の権利を獲得できるが、特殊演出実行抽選に当選している場合には、S12に処理を進め(S11:Yes)、抽選に当選していない場合には、処理を終了する(S11:No)。
(3)の条件は、「リプレイ役」の当選を条件としている(S12)。
「リプレイ役」に当選している場合には、S13に処理を進め(S12:Yes)、「リプレイ役」に当選していない場合には処理を終了する(S12:No)。
本来、ボーナスゲームに移行しない「リプレイ役」の当選は、遊技者にとって好ましくない役の当選になるところ、「リプレイ役」の当選等のこれらの条件を満たすことにより、ボーナス告知後にプレミアな特殊演出を見たいという遊技者の欲求を満たすことができる(S13)。
また、(2)の条件:特殊演出実行抽選に当選した場合でも、(3)の条件:「リプレイ役」に当選していない場合には、特殊演出は実行されず、特殊演出の当選の権利は消滅するが、一度でも当選した場合には、次回以降の告知制御処理の後に特殊演出が実行されるまでは、特殊演出の当選の権利を持ち越すことができる構成にしても良い。
続いて、図13を参照しながら変形例について説明する。
上述したように、払い出しが行われる「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目が有効ライン上に停止したときの告知制御処理では、メダルの払い出しが完了していなくても告知ランプ8による告知が実行される構成になっている。
(1)リール41の回転が停止していること
(2)全てのメイン系操作手段が「OFF」になっていること
(3)所定量のメダルの払い出しが完了していること
この場合、主制御部10は、これらの(1)~(3)の条件を全て満たす場合に、特殊告知コマンドを副制御部20へ送信することになり、副制御部20は、その特殊告知コマンドを受信後、告知ランプ8を点灯させる。
その結果、遊技者に対し告知のタイミングに興味を持たせることができるため、例えば、告知が開始されるメダルの払出枚数によって、設定示唆を行うような制御もできる。
具体的には、メダルの払出枚数が3枚目で告知されるときは、設定3を示唆し、メダルの払出枚数が6枚目で告知されるときには、設定6を示唆する等の設定示唆ができる。
これにより、リーチ目によりボーナス告知をする際に、メダルの払い出しが行われないリーチ目の停止時と同様のタイミングでボーナス告知できるため、遊技者は、違和感なく遊技できる。
本発明の遊技機によれば、従来の遊技機が改善すべきこのような課題の全部又は一部を解決することができる。
(1)メダル等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを行う、所謂封入式遊技機にも本発明を適用できる。
(2)「BAR・BAR・BAR」等のリーチ目(特別出目)が有効ライン上に停止した後、MAXベットボタン2a1の押下、1ベットボタン2a2の押下、メダル投入の何れの操作を行っても、特別演出を行う構成としても良い。
これにより、MAXベットボタン2a1の押下時のみを条件としたときには、特別演出を実行できないが、複数の条件を設けることにより、例えば、熟練者等の遊技に慣れている遊技者は、少しでもメダルの減少を抑えるため、1枚掛けで「ボーナス役」を入賞させることがあるが、このような遊技者においても、1ベットボタン2a2の押下時に、特別演出を実行できる。
(3)プレミアのチェリー重複時の告知制御では、全てのメイン系操作手段が「OFF」となっていることがメダルの払い出し開始条件となる例にして説明したが、メダルの払い出し開始条件を、全てのメイン系操作手段が「OFF」となってからメダルの払い出しが開始されるまでの経過時間(例えば、秒数)により設定示唆を行っても良い。
例えば、全てのメイン系操作手段が「OFF」となってから、メダルの払い出しが開始されるまでの時間が遅い方が高設定である確率を高くすること等の設定示唆が挙げられる。
(4)払出枚数のカウントアップ表示(1秒経過ごとに1ずつ加算した数字を表示)を表示器Lにより行う構成の遊技機において、払出演出を行わない「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目では、例えば、通常のカウントアップ表示より高速又は低速となるようにして他のリーチ目と演出を区別しても良い。
(5)「ピエロ・7・ピエロ」のリーチ目では、払出演出を行わない構成を例にして説明したが、払出演出を行う構成としても良く、例えば、払出演出が行われた場合には、高設定である等の設定示唆を行うことができる。
(6)BBやRB等の「ボーナス役」の入賞によってメダルを獲得する、所謂「Aタイプ」の遊技機を例にして説明したが、BBやRB等のボーナスに加え、「小役」等の入賞をアシストするAT遊技状態を有する、所謂「A+ATタイプ」等でも本発明を適用できる。
この場合、「A+ATタイプ」の遊技機の仕様は、例えば、以下のようにすることができる。
・液晶(メイン液晶+サブ液晶でも良い)付きのスロットマシン1
・AT(ART含む)とAT突入のためのCZ(チャンスゾーン)を搭載
・通常区間と有利区間を搭載し、有利区間は、有利区間での遊技回数が特定回数(例えば3000ゲーム)又は有利区間での獲得枚数が特定枚数(例えば、2400枚)の何れか到達したことで終了(なお、封入式遊技機の場合は、有利区間での遊技回数における特定回数は設けなくても良い。)
・有利区間には、通常状態と、通常状態よりもCZやATの当選確率が高くなる高確率状態と、CZと、AT等を含む。
5 停止ボタン(操作手段)
8 告知ランプ(報知手段)
9 スピーカ(演出手段)
10 主制御部(制御手段、付与手段)
11 ランプ(演出手段)
20 副制御部
41 リール(変動表示手段)
L 表示器(演出手段)
Claims (5)
- 遊技の実行に関連して複数の識別情報を変動表示可能な変動表示手段と、
前記変動表示手段に関する制御を実行可能な制御手段と、
前記変動表示手段に停止表示される識別情報の種類に基づいて遊技価値を遊技者に付与可能な付与手段と、
遊技の進行に影響を与える操作を受付可能な操作手段と、
を備え、
前記変動表示手段に特別識別情報が停止表示された場合に遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な遊技機において、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であることを示す特別報知を実行可能な報知手段を備え、
前記制御手段は、
前記変動表示手段に特定識別情報を停止表示させることで、前記特別遊技状態を発生可能な状態であることを遊技者に認識させることが可能であり、
前記変動表示手段に所定識別情報を停止表示させることで、前記特別遊技状態を発生可能な状態である可能性があることを遊技者に示唆することが可能であり、
前記特定識別情報には、第1特定識別情報と、第2特定識別情報と、が含まれ、
前記付与手段は、
前記変動表示手段に前記第1特定識別情報が停止表示されることに基づいて、前記遊技価値を付与せず、
前記変動表示手段に前記第2特定識別情報が停止表示されることに基づいて、前記遊技価値を付与可能とし、
前記変動表示手段に前記所定識別情報が停止表示されることに基づいて、前記遊技価値を付与可能とし、
前記報知手段は、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記所定識別情報が停止表示される場合に、前記付与手段による前記遊技価値の付与が完了し、かつ、前記操作手段が非操作状態であることに基づいて、前記特別報知を実行可能であり、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記第1特定識別情報が停止表示される場合に、前記操作手段が非操作状態であることに基づいて、前記特別報知の実行を可能であり、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記第2特定識別情報が停止表示される場合に、前記付与手段による前記遊技価値の付与が完了する前であっても、前記操作手段が非操作状態であることに基づいて、前記特別報知を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。 - 前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記所定識別情報が停止表示される場合には、複数の状況として、第1の状況と、第2の状況と、が含まれ、
前記報知手段は、
前記第1の状況である場合に、前記操作手段が操作状態であっても前記付与手段による前記遊技価値の付与を開始可能とし、当該付与が完了することに基づいて、前記特別報知を実行可能であり、
前記第2の状況である場合に、前記操作手段が非操作状態であることに基づいて前記付与手段による前記遊技価値の付与を開始可能とし、当該付与が完了することに基づいて、前記特別報知を実行可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記付与手段による付与が行われる場合に、所定の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記演出手段は、
前記変動表示手段に前記所定識別情報が停止表示されることに基づいて前記遊技価値が付与される場合には、前記所定の演出を実行可能とし、
前記変動表示手段に前記第2特定識別情報が停止表示されることに基づいて前記遊技価値が付与される場合には、前記所定の演出を実行しない
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。 - 前記報知手段は、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記所定識別情報が停止表示される場合に、前記付与手段による前記遊技価値の付与中に前記操作手段が非操作状態となり、そのまま前記遊技価値の付与が完了したことに基づいて、前記特別報知を実行可能であり、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記所定識別情報が停止表示される場合に、前記付与手段による前記遊技価値の付与中に前記操作手段が非操作状態となり、かつ、前記遊技価値の付与が完了する前に前記操作手段が操作状態となり、前記遊技価値の付与が完了しても、前記操作手段の操作状態が維持される限り、前記特別報知を実行しない
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記報知手段は、
前記特別遊技状態を発生可能な状態であって、前記変動表示手段に前記第2特定識別情報が停止表示される場合に、前記付与手段による前記遊技価値の付与が完了する前であっても、前記操作手段が非操作状態となり、かつ、所定量の遊技価値が付与されることに基づいて、前記特別報知を実行可能である
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
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