JP7579404B2 - 車両停止制御装置及び車両停止制御方法 - Google Patents
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Description
前記車両の停止後に、前記車両を停止させたときの前記車両の挙動に関する車両挙動情報を含む第3報を送信することを特徴とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、異常停止を検知したとき、その異常の要因が何であったかに応じて、車両と管制担当者が用いる管制用端末との通信接続を適切なタイミング行うこと、及び、乗客への報知の内容及びタイミングを適切に行うことが、乗客の不安の解消及び管制担当者の監視業務の効率化の両立に寄与することを見出し、本発明を完成した。
また、本実施の形態に係る車両停止制御装置は、車両の異常を診断する異常診断部と、前記異常診断部により前記車両が異常と診断されたとき、前記車両を停止させる自動運転制御部と、通信部を制御し、管制担当者が使用する管制用端末との間の通信を行わせる通信制御部と、を具備し、前記通信制御部は、前記自動運転制御部が前記車両を停止させた後に、前記通信部に前記管制用端末との間の通信接続を行わせることを特徴とする。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る車両停止制御装置を適用した乗り合いバス運行システムについて、図1~図7を参照して、詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る車両停止制御装置を適用した乗り合いバス管制システム全体を示す模式図である。図1に示す乗り合いバス管制システム1は、クラウド2に配置された車両管制サーバ3を備えている。車両管制サーバ3には、ネットワークの一例である移動体通信網4を介して、バス5が通信可能に接続されている。また、車両管制サーバ3には、インターネット(不図示)を介して、管制用端末6が接続されている。管制用端末6は、車両管制センターに設置され、移動体通信網4を介して、バス5と通信可能に接続されている。バス5は、GNSS衛星7からGNSS信号を受信可能に構成されている。また、バス5は、VICS発信装置(例えば、VICS(登録商標)ビーコン)8から、VICS信号を受信可能に構成されている。なお、図1では、バス5及び管制用端末6は、便宜上、1つずつ示しているが、複数存在していてもよい。
車両管制サーバ3は、通信部を備え、バス5及び管制用端末6との間の通信接続を制御するように構成されている。また、車両管制サーバ3は、バス5から送信された各種情報を受信し、記憶部に記憶するように構成されている。このような車両管制サーバ3の各機能は、後述するように、車両管制サーバ3を実現するためのコンピュータ装置1000(図9参照)のプロセッサ1001がプログラムを実行し、通信部を制御して信号等を送受信し、又は、記憶部に対しデータ等を書き込み及び読み出しすることにより実現することができる。
図2は、第1の実施の形態に係るバス5を示す機能ブロック図である。なお、バス5が当然に備えている構成(例えば、車輪、シート、ヘッドライト)や任意に備えている構成(空調装置等)については、本実施の形態の説明に必要なものだけを示し、省略している。
図3は、第1の実施の形態に係るバス5における車両停止制御に関わる要部を示す機能ブロック図である。図3に示すように、自動運転制御部501によるバス5の一時停止制御を監視し、バス5の一時停止が車両停止条件を満たしているか否かを判定する停止条件判定部101が設けられている。
(A)障害物への衝突回避のための車両停止
センサ57(図2参照)の一例である前方センサ102によりバス5の前方に障害物を検出したときに、自動運転制御部501が、制動制御部505に緊急的な制動を行わせ、バスを停止させる場合が含まれる。
バス5の運行を管理する運行管理部103が、交通情報取得部508により取得した信号情報や渋滞情報を含む交通情報に基づいて、自動運転制御部501にバス5を停止させる場合が含まれる。例えば、運行管理部103が、交通情報から運行経路上のバス5の前方で交通事故が発生したことを認識し、自動運転制御部501が、バス5を安全な場所で停車させる。
異常診断部502が、車両システムエラー又は通信システムエラーがあると診断し、自動運転制御部501がバス5を停止させる場合が含まれる。車両システムエラーには、例えば、ブレーキオイルの漏れによるブレーキの機能不全のような制動系システムエラー、或いは、タイヤのパンク又はバーストによりステアリングが固着し、操舵が不可能になるような操舵系システムエラーが含まれる。
運行管理部103が、運行計画及び現在位置情報に基づいて、バス5が運行計画よりも早く運行していると判断したとき、自動運転制御部501にバス5を一時停止させる場合が含まれる。定期運行の乗り合いバスは、運行計画よりも早く運行しているとき、バス停等に一時停止し、時間調整を行う必要がある。
乗客監視部104が、乗客の行動に起因した異常が発生したことを検知し、乗客の安全を確保するために、自動運転制御部501にバス5を一時停止させる場合が含まれる。例えば、乗客監視部104は、センサ57の一例であるシートベルト装着センサ105により、シートベルトが外されたことを検知し、又は、操作受付部609が、入力部59の一例である停止要求ボタンが乗客により押下げられたことを検知し、乗客の行動に起因した異常の発生を検知することができる。停止要求ボタンは、メカニカルなプッシュボタンスイッチであっても、ソフトウェア的な、タッチパネルのディスプレイに表示されたボタンであってもよい。
センサ57(図2参照)の一例である前方センサ102によりバス5の前方を走行する前方車両が停止したことに基づいて、自動運転制御部501が、制動制御部505へ前方車両に追従した停止を指示する。制動制御部505の制動によって、バス5を停止させる。
図4は、第1の実施の形態に係る管制用端末6を示す機能ブロック図である。図4に示すように、管制用端末6は、演算部21により実現される機能として、表示制御部201、通信制御部203、通話制御部204及び操作受付部202を備えている。
停止条件判定部101(図3参照)が、上述の異常停止条件A~Fのいずれか一つが成立しているか否か判定する。
次に、停止条件判定部101は、バス5の停止が障害物による停止(異常停止条件A)が成立した場合について説明する。
自動運転制御部501(図2参照)は、障害物への衝突を回避するため、バス5を緊急停止させる。このような緊急停止処理の詳細については、後述する。
次に、バス5がシステムエラーによる停止(異常停止条件C)が成立した場合について説明する。
次に、乗客の行動に起因した停止(異常停止条件E)が成立した場合について説明する。
次に、バス5の運行管理に基づいた時間調整(異常停止条件D)に起因した停止条件が成立した場合について説明する。
次に、交通情報に基づく停止(異常停止条件B)に起因した停止条件が成立した場合について説明する。
次に、バス5の前方を走行する前方車両の停止動作に基づく停止(異常停止条件F)に起因した停止条件が成立した場合について説明する。
図5は、第1の実施の形態に係る乗り合いバス管制システム1における緊急停止処理の各処理を示すフローチャート図である。図5に示すように、まず、自動運転制御部501は、上限減速度を決定する(S101)。
図6は、第1の実施の形態に係る乗り合いバス管制システム1における通常停止処理の各処理を示すフローチャート図である。図6に示すように、自動運転制御部501は、停止条件判定部101からの制動開始要求があったか否かを判定する(S200)。S200における判定がNoである場合、S200に戻り、同一の処理を繰り返す。
上述のような第1の実施の形態において、バス5の前方の路上に障害物(落下物、動体、車両など)が存在するとき、自動運転制御部501により、緊急停止処理が実施される。具体的には、まず、バス5の前方センサ102の検出可能距離内で障害物が検出されると、自動運転制御部501は、緊急停止処理の実施を決定する。次いで、当該決定に基づいて、停止条件判定部101が、異常停止条件Aが成立したことを判定する。次いで、報知制御部106が、自動報知0を実施する。これにより、乗客に対する注意喚起がされる。
また、上述のような第1の実施の形態において、バス5で車両システムエラーが発生したとき、自動運転制御部501により、通常停止処理が実施される。具体的には、異常診断部502(図3参照)が車両システムエラー(例えば、ステアリングがロック)の発生を診断すると、自動運転制御部501は、通常停止緊処理の実施を決定する。次いで、当該決定に基づいて、停止条件判定部101が、異常停止条件Cが成立したことを判定する。次いで、報知制御部106が、自動報知0を実施する。これにより、乗客に対する注意喚起がされる。
第1の実施の形態において、乗客の不安を抑えるために、さらに制動の諸条件を乗客の属性に合わせて調整することが好ましい。
なお、上記実施の形態の説明に用いた機能ブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
次に、第2の実施の形態について、図8~図10を参照し、第1の実施の形態との相違を中心に説明する。以下の説明において、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用い、説明を省略する。
2 クラウド
3 車両管制サーバ
4 移動体通信網
5 バス
6 管制用端末
7 GNSS衛星
8 VICS発信装置
21、51 演算部
22、52 通信部
23、61 出力部
24、59 入力部
53 記憶部
54 駆動部
55 制動部
56 操舵部
57 センサ
58 GNSS受信部
62 VICS受信部
101 停止条件判定部
102 前方センサ
103 運行管理部
104 乗客監視部
105 シートベルト装着センサ
106 報知制御部
107 通話制御部
201 表示制御部
202 通信制御部
203 通話制御部
204 操作受付部
501 自動運転制御部
502 異常診断部
503 現在位置取得部
504 駆動制御部
505 制動制御部
506 操舵制御部
507 通信制御部
508 交通情報取得部
509 操作受付部
601 情報提供部
602 車内カメラ
603 エアバック
604 ABS
605 ESP
606 加速度センサ
607 前方カメラ
608 遠隔操作制御部
609 操作受付部
611 情報出力制御部
612 遠隔命令制御部
1000 コンピュータ装置
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 センサ
1008 内部バス
Claims (9)
- 車両の異常を診断する異常診断部と、
前記異常診断部により前記車両が異常と診断されたとき、前記車両を停止させる自動運転制御部と、
通信部を制御し、管制担当者が使用する管制用端末との間の通信を行わせる通信制御部と、を具備し、
前記通信制御部は、前記自動運転制御部が前記車両を停止させた後に、前記通信部に前記管制用端末との間の通信接続を行わせ、
前記異常が乗客の行動を要因とする異常である場合、前記通信部に前記通信接続を行わせないことを特徴とする車両停止制御装置。 - 車両の周辺に存在する障害物が検出されたとき、前記車両を停止させる自動運転制御部と、
通信部を制御し、管制担当者が使用する管制用端末との間の通信を行わせる通信制御部と、
前記車両に関する情報を、前記通信部に前記管制用端末へ送信させる情報提供部と、を具備し、
前記情報提供部は、
前記自動運転制御部が、前記車両が制動を開始する前に、前記車両を停止させる理由を知らせる停止理由情報を含む第1報を送信し、
前記車両の制動中に、異常停止情報を含む第2報を送信し、
前記車両の停止後に、前記車両を停止させたときの前記車両の挙動に関する車両挙動情報を含む第3報を送信することを特徴とする車両停止制御装置。 - 前記第2報が、前記車両の前方画像の静止画又は車内画像の静止画のみを含むことを特徴とする請求項2記載の車両停止制御装置。
- 前記第2報が、前記車両の前方画像の静止画と車内画像の静止画の両方であることを特徴とする請求項2記載の車両停止制御装置。
- 前記車両挙動情報が、前記車両におけるエアバックの展開に関する情報又は最大減加速度を含むことを特徴とする請求項2記載の車両停止制御装置。
- 前記管制用端末との間での音声通話を行う音声通話制御部をさらに具備し、
前記音声通話制御部は、前記第3報の送信後に、前記通信制御部に、前記音声通話を行うための通信接続を行なわせ、
通信接続の後、車両の前方画像および車内の動画像を含む第4報を送信することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車両停止制御装置。 - 前記第4報として、前記車内の動画像を、前記前方画像よりも優先して送信することを特徴とする請求項6に記載の車両停止制御装置。
- コンピュータにより実行される自動運転により車両を停止させる車両停止制御方法であって、
前記車両の異常を診断する異常診断部により前記車両が異常と診断されたとき、前記車両を停止させる工程と、
前記車両を停止させた後に、通信部を制御し、管制担当者が使用する管制用端末との間の通信接続を行わせる工程と、を具備し、
前記異常が乗客の行動を要因とする異常である場合、前記通信部に前記通信接続を行わせないことを特徴とする車両停止制御方法。 - コンピュータにより実行される自動運転により車両を停止させる車両停止制御方法であって、
前記車両の周辺に存在する障害物が検出されたとき、前記車両を停止させる工程と、
通信部を制御し、管制担当者が使用する管制用端末との間の通信接続を行わせる工程と、
前記車両が制動を開始する前に、前記車両を停止させる理由を知らせる停止理由情報を含む第1報を前記通信部に前記管制用端末へ送信させる工程と、
前記車両の制動中に、前記障害物に関する障害物情報を含む第2報を前記通信部に前記管制用端末へ送信させる工程と、
前記車両の停止後に、前記車両を停止させたときの前記車両の挙動に関する車両挙動情報を含む第3報を前記通信部に前記管制用端末へ送信させる工程と、
を具備することを特徴とする車両停止制御方法。
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