JP7579751B2 - 組成推定装置及び流体混合システム - Google Patents
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Description
特定組成の基準流体の質量流量を測定するよう設定され、配管を流れる、前記基準流体と異なる測定流体の質量流量を測定する熱式流量計と、
前記配管に前記熱式流量計と直列に並んで配置されるとともに、前記配管を流れる前記測定流体の体積流量を測定する体積流量計と、
前記熱式流量計に設定された前記基準流体の固有係数をa、前記熱式流量計によって測定される前記測定流体の質量流量をQa、前記体積流量計によって測定される前記測定流体の体積流量をQbとしたとき、前記測定流体の固有係数bを、b=a×Qa/Qbによって求め、前記測定流体の固有係数bに基づいて前記測定流体の組成を推定する演算装置と、を備える組成推定装置にある。
第1流体と第2流体とが混合された混合流体を生成し、前記混合流体における前記第1流体と前記第2流体との混合比率を目標混合比率にする流体混合システムであって、
前記第1流体が供給される第1配管と、
前記第2流体が供給される第2配管と、
前記第1配管と前記第2配管とが合わさる合流配管と、
前記合流配管に配置されるとともに、特定組成の基準流体の質量流量を測定するよう設定され、かつ、前記合流配管を流れる前記混合流体の質量流量を測定する熱式流量計と、
前記合流配管に前記熱式流量計と直列に並んで配置されるとともに、前記合流配管を流れる前記混合流体の体積流量を測定する体積流量計と、
前記第1流体と前記第2流体との混合比率を調整するための調整弁と、
前記熱式流量計、前記体積流量計及び前記調整弁を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1流体の組成、前記第2流体の組成及び前記目標混合比率の各情報を取得する情報取得部と、
前記第1流体の組成、前記第2流体の組成及び前記目標混合比率が定まるときの前記目標混合比率の前記混合流体についての、前記熱式流量計による質量流量と前記体積流量計による体積流量との関係に基づく目標流量関係又は目標固有係数が設定される関係設定部と、
前記熱式流量計によって測定された測定質量流量と前記体積流量計によって測定された測定体積流量との測定流量関係が前記目標流量関係と一致するように、又は前記測定質量流量、前記測定体積流量及び前記基準流体の固有係数に基づく測定固有係数が前記目標固有係数と一致するように、前記調整弁の開度を調整する開度調整部と、を有する、流体混合システムにある。
前記一態様の組成推定装置においては、熱式流量計と体積流量計とが配管に直列に配置された構成と、熱式流量計に設定された基準流体の固有係数a、熱式流量計によって測定される測定流体の質量流量Qa、及び体積流量計によって測定される測定流体の体積流量Qbを利用して、熱式流量計によって質量流量を測定する測定流体の組成を推定する。熱式流量計における固有係数は、熱式流量計によって質量流量を測定する流体の組成に応じて固有の値を示すものであり、流体の組成に応じて定められるものである。
前記他の態様の流体混合システムにおいては、第1流体と第2流体とが混合された混合流体が流れる合流配管に、熱式流量計と体積流量計とが直列に配置された構成を利用して、熱式流量計に設定された基準流体の組成と異なる組成の混合流体を用いるときの、第1流体と第2流体との混合比率を目標混合比率にする工夫をしている。前記他の態様の流体混合システムにおいては、制御装置は、流体の組成に応じた熱式流量計における固有係数の違いを利用することによって、第1流体の組成及び第2流体の組成の各情報が取得されたときに、調整弁の開度を調整して、第1流体と第2流体との混合比率を目標混合比率にする。
<実施形態1>
本形態の組成推定装置1Aは、図1に示すように、熱式流量計2、体積流量計3及び演算装置4Aを備える。熱式流量計2は、特定組成の基準流体の質量流量Qaを測定するよう設定されており、配管5を流れる、基準流体と異なる測定流体Mの質量流量Qaを測定するよう構成されている。体積流量計3は、配管5に熱式流量計2と直列に並んで配置されており、配管5を流れる測定流体Mの体積流量Qbを測定するよう構成されている。
図1に示すように、組成推定装置1Aは、燃料ガスと燃焼用空気との混合気の燃焼を行う燃焼機器6へ、必要とする組成の流体としての混合気の供給を可能にするものである。組成推定装置1Aを構成する配管5は、燃焼機器6に繋がるものであり、燃焼機器6へ測定流体Mとしての混合気を供給するためのものである。
図1に示すように、熱式流量計2は、気体の質量流量Qa[g/s]を測定するものである。熱式流量計2は、測定流体Mの単位時間当たりの移動に伴う熱量の変化に基づいて質量流量Qaを検出するものである。熱式流量計2は、ヒータ、ヒータの配置位置の上流側に配置された温度センサ、及びヒータの配置位置の下流側に配置された温度センサ等を有する。熱式流量計2には、ヒータの上流側における流体の温度とヒータの下流側における流体の温度との差に基づいて流量を測定する温度差測定法による方式、ヒータの上流側における流体の温度とヒータの下流側における流体の温度との差が一定になるようにヒータを制御する消費電力測定法による方式等がある。
図1に示すように、体積流量計3は、気体の体積流量Qb[m3/s]を測定するものである。体積流量計3は、配管5を流れる測定流体Mの体積流量Qbを、測定流体Mの単位時間当たりの体積変化に基づいて検出するものである。体積流量計3には、互いに噛み合う2つの楕円状の歯車の回転を利用して流量を測定する容積式流量計、配管5内に生じさせるカルマン渦の周波数(流速)を利用して流量を測定する渦式流量計、羽根車の回転を利用して流量を測定するタービン式流量計等がある。体積流量計3は、測定流体Mの組成の違いに拘わらず、測定流体Mの流量を適切に測定可能である。
図1に示すように、演算装置4Aは、シーケンサ(プログラマブルコンピュータ)等のコンピュータによって構成されている。演算装置4Aは、熱式流量計2から測定流体Mの質量流量Qaの情報を受け取るとともに、体積流量計3から測定流体Mの体積流量Qbの情報を受け取るよう構成されている。また、演算装置4Aは、熱式流量計2において設定された基準流体の固有係数aの情報を受け取るよう構成されている。
本形態の組成推定装置1Aにおいては、基準流体の固有係数a、測定流体Mの質量流量Qa及び測定流体Mの体積流量Qbを利用して、測定流体Mの組成を推定する。熱式流量計2における固有係数は、熱式流量計2によって質量流量Qaを測定する流体の組成に応じて固有の値を示すものであり、流体の組成に応じて定められるものである。
本形態は、熱式流量計2及び体積流量計3が直列に配置された配管5を利用して、目標混合比率の混合流体M1を得る流体混合システム1Bについて示す。本形態の流体混合システム1Bは、第1流体R1と第2流体R2とが混合された混合流体M1を生成し、混合流体M1における第1流体R1と第2流体R2との混合比率を目標混合比率にするものである。
図2に示すように、流体混合システム1Bは、燃料ガスと燃焼用空気との混合気の燃焼を行う燃焼機器6へ、目標混合比率の混合流体M1としての混合気を供給するものである。合流配管5Cは、燃焼機器6に繋がるものであり、燃焼機器6へ混合流体M1としての混合気を供給するためのものである。第1配管5Aは、燃料ガスの供給源53Aに接続されており、第2配管5Bは、ファン等の燃焼用空気の供給源53Bに接続されている。
図2に示すように、制御装置4Bの情報取得部41は、第1流体R1としてのプロパンの組成、第2流体R2としての燃焼用空気の組成、及び第1流体R1と第2流体R2との目標混合比率の各情報を取得するよう構成されている。目標混合比率は、プロパンと燃焼用空気とが失火を生じることなく安定して燃焼可能な空気比(空気過剰率)又は空燃比として設定する。情報取得部41には、流体混合システム1Bの管理者による入力操作によって、第1流体R1の種類、第2流体R2の種類及び目標混合比率の各情報が入力される。また、情報取得部41においては、第1流体R1の固有係数b1と第2流体R2の固有係数b2とが取得される。これらの固有係数b1,b2は、第1調整弁51又は第2調整弁52の開度を大きくするか、小さくするかを決定するために用いられる。
図2に示すように、制御装置4Bの関係設定部42においては、種々の第1流体R1及び第2流体R2の種類が設定され、第1流体R1と第2流体R2との混合比率が適宜変化したときの、熱式流量計2による質量流量Qaと体積流量計3による体積流量Qbとの目標流量関係が設定されている。また、本形態の関係設定部42においては、第1流体R1の組成及び第2流体R2の組成が定まる場合に、第1流体R1と第2流体R2との混合比率が変化したときの目標流量関係が設定されている。合流配管5Cに流れる混合流体M1の組成が変化すると、体積流量計3による体積流量Qbに変化がない一方、熱式流量計2による質量流量Qaは変化する。そして、混合流体M1の組成の変化に応じて、体積流量計3による体積流量Qbに対する熱式流量計2による質量流量Qaの比率が変化する。
図に示すように、開度調整部43は、第1調整弁51の開度を調整して、燃焼に用いる第1流体R1としての燃料ガスの供給量を決定し、その後、第2調整弁52の開度を調整して、燃焼に用いる第2流体R2としての燃焼用空気の供給量を決定するよう構成されている。そして、開度調整部43は、測定流量関係が目標流量関係と一致するように第2調整弁52を調整して、目標混合比率の混合流体M1としての、燃焼機器6に供給する混合気の空気比を決定するよう構成されている。
以下に、流体混合システム1Bの制御方法について、図5~図7のフローチャートを参照して説明する。また、各フローチャートにおいては、関係設定部42において、目標流量関係の代わりに目標固有係数brを用いる場合について示す。
本形態の流体混合システム1Bにおいては、制御装置4Bは、流体の組成に応じた熱式流量計2における固有係数の違いを利用することによって、第1流体R1の組成及び第2流体R2の組成の各情報が取得されたときに、調整弁51,52の開度を調整して、第1流体R1と第2流体R2との混合比率を目標混合比率にする。
第1流体R1及び第2流体R2は、組成が異なる燃料ガスとし、混合流体Mは、複数種類の燃料ガスが混合されたものとしてもよい。また、流体混合システム1Bは、2段階に構成し、第1流体R1、第2流体R2及び第3流体の3種類の流体が混合された、目標混合比率の混合流体を生成するために用いてもよい。この場合には、1段目の流体混合システム1Bによって、第1流体R1と第2流体R2とが目標混合比率で混合された混合流体Mを生成し、2段目の流体混合システム1Bによって、混合流体Mと第3流体とが目標混合比率で混合された最終的な混合流体を生成すればよい。
1B 流体混合システム
2 熱式流量計
3 体積流量計
4A 演算装置
4B 制御装置
41 情報取得部
42 関係設定部
43 開度調整部
5 配管
5A 第1配管
5B 第2配管
5C 合流配管
51 第1調整弁
52 第2調整弁
6 燃焼機器
Qa 質量流量
Qb 体積流量
M 測定流体
R1 第1流体
R2 第2流体
M1 混合流体
Claims (3)
- 特定組成の基準流体の質量流量を測定するよう設定され、配管を流れる、前記基準流体と異なる測定流体の質量流量を測定する熱式流量計と、
前記配管に前記熱式流量計と直列に並んで配置されるとともに、前記配管を流れる前記測定流体の体積流量を測定する体積流量計と、
前記熱式流量計に設定された前記基準流体の固有係数をa、前記熱式流量計によって測定される前記測定流体の質量流量をQa、前記体積流量計によって測定される前記測定流体の体積流量をQbとしたとき、前記測定流体の固有係数bを、b=a×Qa/Qbによって求め、前記測定流体の固有係数bに基づいて前記測定流体の組成を推定する演算装置と、を備える組成推定装置。 - 第1流体と第2流体とが混合された混合流体を生成し、前記混合流体における前記第1流体と前記第2流体との混合比率を目標混合比率にする流体混合システムであって、
前記第1流体が供給される第1配管と、
前記第2流体が供給される第2配管と、
前記第1配管と前記第2配管とが合わさる合流配管と、
前記合流配管に配置されるとともに、特定組成の基準流体の質量流量を測定するよう設定され、かつ、前記合流配管を流れる前記混合流体の質量流量を測定する熱式流量計と、
前記合流配管に前記熱式流量計と直列に並んで配置されるとともに、前記合流配管を流れる前記混合流体の体積流量を測定する体積流量計と、
前記第1流体と前記第2流体との混合比率を調整するための調整弁と、
前記熱式流量計、前記体積流量計及び前記調整弁を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1流体の組成、前記第2流体の組成及び前記目標混合比率の各情報を取得する情報取得部と、
前記第1流体の組成、前記第2流体の組成及び前記目標混合比率が定まるときの前記目標混合比率の前記混合流体についての、前記熱式流量計による質量流量と前記体積流量計による体積流量との関係に基づく目標流量関係又は目標固有係数が設定される関係設定部と、
前記熱式流量計によって測定された測定質量流量と前記体積流量計によって測定された測定体積流量との測定流量関係が前記目標流量関係と一致するように、又は前記測定質量流量、前記測定体積流量及び前記基準流体の固有係数に基づく測定固有係数が前記目標固有係数と一致するように、前記調整弁の開度を調整する開度調整部と、を有する、流体混合システム。 - 前記関係設定部においては、前記第1流体の組成及び前記第2流体の組成が定まる場合に、前記第1流体と前記第2流体との混合比率が変化したときの、前記目標流量関係又は前記目標固有係数が設定されている、請求項2に記載の流体混合システム。
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