JP7585505B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
無線通信に対する3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)、3GPP(登録商標) LTE(Long Term Evolution)無線規格に対応して、RRH(Remote Radio Head)、ROF(Radio Over Fiber)、DAS(Distributed Antenna System:分散型アンテナシステム)等のシステムに代表される光伝送装置がある。
アンテナ装置は指向性アンテナを備えた無線機であり、DAS装置又はROF装置を用いたものがある。
また、近年、ケーブルを介さずに電力を伝送して、スマートフォン、電気自動車等に給電するワイヤレス給電の技術がある。
ワイヤレス給電の方式としては、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界結合方式、電波受信方式等がある。
尚、関連する先行技術として、特開2014-150388号公報「無線通信装置、制御方法及び制御プログラム」(特許文献1)、特開2008-148520号公報「携帯機器」(特許文献2)がある。
また、特許文献2には、種別の異なる携帯機器に対して1台の非接触充電装置で充電可能とする携帯機器が記載されている。
また、本発明は、上記無線通信システムにおいて、給電装置は、ワイヤレス給電装置に電力を供給するものの、固定無線機には電力を供給しないことを特徴としている。
また、本発明によれば、給電装置は、ワイヤレス給電装置に電力を供給するものの、固定無線機には電力を供給しない上記無線通信システムとしているので、ワイヤレス給電装置のオン/オフに伴う電力変動が固定無線機の動作に影響を与えるのを防ぐことができる効果がある。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る無線通信システム(本無線通信システム)は、複数の移動機と無線通信を行うと共に、集約装置となる親機に接続する子機を備え、当該子機が、移動機へのワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置に接続し、移動機の受信電力を検出して、ワイヤレス給電装置における給電を制御するものであり、移動機の動きに応じて自律的にワイヤレス給電のオン/オフや給電放射の指向性を制御して、効率的なワイヤレス給電を実現することができるものである。
本無線通信システムの概略構成について図1,図2を用いて説明する。図1は、本無線通信システムの概略構成(1)を示す説明図であり、図2は、本無線通信システムの概略構成(2)を示す説明図である。
図1,2に示すように、本無線通信システムは、上位装置1と、親機2と、複数の子機3と、給電装置5と、ワイヤレス給電装置6と、光ケーブル10とを備えている。尚、複数の子機3は、複数の移動機4と無線接続する。
ここで、子機は請求項に記載した固定無線機に相当し、親機は集約装置に相当している。
親機2は、光ケーブル10を介して複数の子機3に接続しており、光ケーブル10を介して受信し、復調したデータを無線信号に変換して基地局等に送信する。
また、親機2は、基地局等からの無線信号を受信して光信号に変換して子機3に送信する。
更に、親機2は、アンテナ張出し無線システムの集約装置となっており、複数の子機3と上位装置1との間の通信を仲介し、子機3からの情報を集約して上位装置1に送信し、上位装置1からのデータを各子機3に送信する。
図1の例では、複数の子機3が天井や壁に設置されており、設置場所の広さや奥行きといった形状に応じて、アンテナビームの向きや広がりが設定されている様子を示している。
上位装置1と親機2とは有線又は無線で接続し、親機2と子機3とは光ケーブル10で接続されている。
ワイヤレス給電装置6は、ワイヤレス給電用アンテナを備え、移動機4に対してワイヤレスで給電を行うものである。ワイヤレス給電の方法は、例えば電波受信方式としている。
また、ワイヤレス給電装置6に電力を供給する給電装置5を備えている。尚、図1,2では、子機3に電力を供給する給電装置及び給電線は省略している。
本無線通信システムの特徴として、子機3は、受信信号の電力を算出して、移動機4の存在の有無を確認し、移動機4が存在すると判断した場合に、ワイヤレス給電装置6を起動する。
また、子機3は、受信電力が低いと判断した場合にはワイヤレス給電装置6の動作を停止する。
尚、第1~第4の子機(3a,3b,3c,3d)を区別しない場合には、子機3と記載することもある。
第1の子機3aの構成について、図3を用いて説明する。図3は、第1の子機の構成を示す説明図である。図3では、ワイヤレス給電装置6に対する制御に関連する部分のみを示している。
図3に示すように、第1の子機3aは、無線処理本体部31と、アンテナ32とを備え、無線処理本体部31には、無線処理部33と、電力演算部34と、判定部35と、給電装置制御部36とが設けられている。
ワイヤレス給電装置6のワイヤレス給電用アンテナ61は、内蔵されている。
アンテナ部32は、指向性アンテナであり、移動機4との無線送受信を行う。
無線処理部33は、無線送受信に伴う信号処理、A/D変換、D/A変換、変復調、アップコンバート、ダウンコンバートを行う。
電力演算部34は、無線処理部33からの復調信号を入力して、演算により電力値を算出する。この電力値は、アンテナ32で受信した移動機4からの無線信号の受信電力値である。
子機3においてワイヤレス給電装置6の動作のオン/オフを制御する処理を、給電装置制御処理と称するものとする。
次に、第1の子機3aにおける給電装置制御処理について図4を用いて説明する。図4は、第1の子機3aにおける給電装置制御処理を示すフローチャートである。
給電装置制御処理は、第1の子機3aだけでなく、第2~第4の子機にも共通する処理であるが、ここでは第1の子機3aを例として説明する。
また、後述するように、第2の子機3b、第3の子機3cの場合には上位装置1や親機2から指定された閾値を取得する。
第4の子機3dでは、閾値は内部に記憶されていてもよいし、上位装置1や親機2から指定された値を取得してもよい。
このようにして、本無線通信システムの第1の子機3aにおける給電装置制御処理が行われるものである。
次に、第2の子機3bの構成について、図5を用いて説明する。図5は、第2の子機3bの構成を示す説明図である。図5において、第1の子機3aと同様の部分については同一の符号を付しており、説明は省略する。
有線インタフェース部38は、親機2に接続する光ケーブル10に接続して、親機2からの信号を受信するインタフェースであり、光信号を電気信号に変換して出力する。
判定部35は、入力された閾値を内部に記憶しておき、新たな閾値が入力された場合には、記憶されている閾値を新しい閾値で更新する。
次に、第2の子機3bの動作について図6を用いて説明する。図6は、第2の子機3bの動作を示すフローチャートである。尚、図6に示した第2の子機3bの処理を閾値設定処理と称するものとする。
図6に示すように、第2の子機3bは、上位装置1又は親機2から閾値が設定されると(S21)、有線インタフェース部38によりこれを受信して復調する(S22)。
そして、図4に示した給電装置制御処理に移行して(S23)、処理S22で復調した閾値を用いて電力値と比較判定を行い、ワイヤレス給電装置6の動作をオンまたはオフさせる。
このようにして、第2の子機3bの動作が行われるものである。
具体的には、特定のワイヤレス給電装置6の閾値を極端に大きい値とすることで、当該ワイレス給電装置6の給電動作はオフとなり、台数制限が可能となる。
次に、第3の子機3cの構成について、図7を用いて説明する。図7は、第3の子機3bの構成を示す説明図である。図7において、第1の子機3a、第2の子機3bと同様の部分については同一の符号を付しており、説明は省略する。
第3の子機3cでは、受信信号の電力値を算出すると、当該電力値を光ケーブル10を介して親機2に送信し、上位装置1において、他の子局3の電力値も含めて総合的に判断して適切な閾値を決定し、当該閾値が第3の子機3c宛に送信されると、これを受信して閾値として用いるものである。
上位装置1は、例えば、複数の子局3からの電力値の総量が給電装置5の電源供給の上限値に近づいている場合には、閾値を高めに設定して給電動作を制限し、逆に電源供給量に余裕があると判断した場合には閾値を低めに設定する。
つまり、上位装置1は、子機3cからの電力値の大小に応じて、各子機3cでの閾値を適宜変更して、全体の電源供給量を調整している。
また、ショッピングモール等のエリア区分けがしばしば変更になる空間においても、変更後の配置での電力値に基づいて、閾値を随時変更して、効率的な運用を可能とするものである。
次に、第3の子機3cの動作について図8を用いて説明する。図8は、第3の子機3cの動作を示すフローチャートである。
第3の子機3cでは、無線信号を受信すると、無線処理部33が復調を行い(S31)、電力演算部34が電力値を算出し(S32)、当該電力値を変調部39で変調して、有線インタフェース部37で光信号に変換して光ケーブル10を介して親機2へ送出する(S33)。
そして、第3の子機3cは、図6に示した閾値設定処理に移行して(S34)、上位装置1から受信した閾値を用いてワイヤレス給電装置6の給電動作のオン/オフを制御する。
このようにして、第3の子機3cの動作が行われるものである。
上述した例では、ワイヤレス給電装置6が、子機3の給電装置とは別に独立して設けられた構成であったが、子機3の給電装置と一体に形成する構成(内蔵タイプ)も可能である。
子機給電装置に内蔵した構成について図9を用いて説明する。図9は、ワイヤレス給電部を子機給電装置に内蔵した構成を示す説明図である。
尚、図9では、子機3として、第1の子機3aの構成を示しているが、第2~第4の子機であっても構わない。
そして、上述した第1~第3の子機と同様に、子機3の判定部35が受信信号の電力値と閾値とを比較して、ワイヤレス給電のオン/オフを判定して指示を出力し、給電装置制御部36が当該指示に基づいてワイヤレス給電部71の動作のオン/オフを制御する。
但し、子機3への影響を抑えるために、ワイヤレス給電部71における消費電力の変動があまり激しくないことが望ましい。
次に、第4の子機3dの構成について図10を用いて説明する。図10は、第4の子機3dの構成を示す説明図である。
第4の子機3dは、第1~第3の子機と同様に、受信電力の値に基づいてワイヤレス給電装置6の給電動作のオン/オフを行うものであるが、更に、指向性アンテナの指向性(ビーム角度、ビーム幅)を自律的に制御し、それに合わせてワイヤレス給電装置6における給電放射の指向性を制御するものである。
図を簡単にするために、図10では、第1の子機3a、第2の子機3b、第3の子機3dで説明した構成は記載せず、アンテナ部32及びワイヤレス給電装置6の給電放射の指向性を制御するための構成のみを記載している。
無線処理本体部31は、無線処理部33と、補正部42と、センサ部43と、フォーミングパラメータ選択部44と、復調部41と、変調部39と、有線インタフェース部37と、有線インタフェース部38とを内蔵している。
また、無線処理部33は、アンテナ部32から入力された移動機4からの信号を復調処理して受信し、更に変調処理して有線インタフェース部37から親機2に送信する。
具体的には、補正部42で、センサ部43からの検出データに基づいて、垂直方向のビーム方向・幅が補正され、上位装置1からの指示のデータに基づいて、水平方向のビーム方向・幅が補正される。尚、上位装置1からの指示のデータで垂直方向のビーム方向・幅を補正してもよい。
また、センサ部43に温度センサを含め、特定のしきい値以上の温度になったか否かを検出する。この温度センサの検出結果も指向性アンテナのビーム方向制御に関係する。詳細は後述する。
つまり、補正部42は、ビームフォーミングパラメータに補正値を加算し、フォーミングパラメータ選択部44に加算されたフォーミングパラメータを出力する。
これは、例えば、天井近辺で熱がこもって特定のしきい値以上の温度になると、熱を消費する指向性制御を停止して、熱が上がらないようにするための措置である。
復調部41は、上位装置1からの設定パラメータを有線インタフェース部38から入力して復調し、補正部42に出力する。
変調部39は、設定パラメータを変調して上位装置1向けの伝送用コードに変換して有線インタフェース部37に出力する。
第4の子機3dの動作について説明する。
第4の子機3dは、起動時に、センサ部43を起動すると、センサ部43がセンサ値を取得して補正部42に出力し、補正部42が補正値を計算し、レジストリ値を加算してフォーミングパラメータを求める。
そして、フォーミングパラメータ選択部44が、補正部42からの補正値が加算されたフォーミングパラメータを入力し、そのフォーミングパラメータを決定(選択)し、無線処理部33及びワイヤレス給電装置6にパラメータを設定する。
本無線通信システムによれば、複数の移動機4と無線通信を行うと共に、集約装置となる親機2に接続する子機3を備え、当該子機3が、移動機4へのワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置6に接続し、移動機4の受信電力を検出して、ワイヤレス給電装置6における給電を制御するものであり、移動機4の動きに応じて自律的にワイヤレス給電のオン/オフや給電放射の指向性を制御して、効率的なワイヤレス給電を実現することができる効果がある。
Claims (6)
- 複数の移動体無線装置と無線通信を行うと共に、光ケーブルを介して集約装置に接続する固定無線機を有する無線通信システムであって、
前記移動体無線装置へのワイヤレス給電を行うワイヤレス給電装置と、前記ワイヤレス給電装置に電力を供給する給電装置とを備え、
前記固定無線機は、前記ワイヤレス給電装置に接続し、前記移動体無線装置からの受信電力の電力値に基づいて当該受信電力の検出の有無を判定し、前記移動体無線装置の受信電力を検出したと判定した場合には前記ワイヤレス給電装置でのワイヤレス給電を行い、前記移動体無線装置からの受信電力を検出しないと判定した場合には前記ワイヤレス給電装置でのワイヤレス給電を停止することを特徴とする無線通信システム。 - 固定無線機は、アンテナの指向性に応じてワイヤレス給電装置における給電放射の指向性を制御することを特徴とする請求項1記載の無線送信システム。
- 固定無線機は、移動体無線装置からの受信電力の電力値と設定された電力閾値とを比較し、前記電力閾値を基準にして前記受信電力の電力値の大小により当該受信電力の検出の有無を判定し、ワイヤレス給電装置でのワイヤレス給電の実施又は停止を制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 固定無線機は、集約装置が接続する上位装置から受信した電力閾値が設定されることを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
- 固定無線機は、移動体無線装置からの受信電力の値を演算して上位装置に送信し、前記受信電力の値に基づいて前記上位装置が判定した電力閾値を前記上位装置から受信して設定することを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
- 前記給電装置は、前記ワイヤレス給電装置に電力を供給するものの、前記固定無線機には電力を供給しないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の無線通信システム。
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