JP7588992B2 - 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 - Google Patents
磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7588992B2 JP7588992B2 JP2020156246A JP2020156246A JP7588992B2 JP 7588992 B2 JP7588992 B2 JP 7588992B2 JP 2020156246 A JP2020156246 A JP 2020156246A JP 2020156246 A JP2020156246 A JP 2020156246A JP 7588992 B2 JP7588992 B2 JP 7588992B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic carrier
- meth
- polymerizable monomer
- acrylate
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
現像剤の撹拌性、搬送性、帯電性などの改善について磁性キャリアに担わせることができ、トナーとの機能分担を明確にすることができる。そのため、二成分現像方式には、現像剤性能の制御性が良いなどの利点がある。
一方、近年、電子写真分野の技術進化により、装置の高速化、高寿命化はもとより高精細化、画像品位の安定化を有することがますます厳しく要求されてきている。このような要求に応えるため、磁性キャリアの高性能化が求められている。
このような磁性キャリアとして、磁性キャリアの樹脂被覆層にワックスをドメインとして存在させることにより、上記ドメイン部に外添剤を選択的に付着させ、マクロな帯電を安定化させる磁性キャリアが提案されている(特許文献1参照)。これにより、現像剤のマクロな帯電性は安定化するが、長期間使用時の画像濃度の安定性や磁性キャリア表面に外添剤が付着することにより、磁性キャリア表面の帯電性が不均一になることによる、濃度ムラにはさらなる改善が求められた。また、磁性キャリアの樹脂被覆層に結晶性樹脂を添加し、樹脂被覆層と相溶させることにより帯電を安定化される磁性キャリアが提案されている(特許文献2)。これにより、透明トナーに対する帯電性付与能力がえらえるため、長期間の画像品質の向上は達成されるが、フルカラー画像そのものが濃度ムラのない高品位な画像が得られるという課題にはさらなる改善の余地がある。
しかしながら、市場、特にオンデマンドプリンター分野において、濃度ムラのない高品位な画像を長期間得られるという要求はますます高まっている。そのため、長期間の使用においても画像濃度が変化せず、また、画像面内の濃度ムラも少ない磁性キャリア、及びそれを用いた画像形成方法の開発が急務となっている。
本発明の目的は、このような問題点を解決した磁性キャリアを提供するものである。具体的には、画像面内の濃度ムラを抑制し、使用環境によらず長期使用においても安定してムラの無い画像及び高品位な文字画像が得られる磁性キャリア、補給用現像剤、及びそれを用いた画像形成方法を提供する。
すなわち、本発明は、磁性キャリアコア粒子と該磁性キャリアコア粒子表面に樹脂被覆層を有する磁性キャリア粒子を含有する磁性キャリアであって、
該樹脂被覆層は、樹脂としては重合体Aのみを含有し、
該重合体Aは、
第一の重合性単量体及び第二の重合性単量体のみを含有する第一組成物の重合体、
第一の重合性単量体、第二の重合性単量体及びスチレンのみを含有する第二組成物の重合体、
第一の重合性単量体、第二の重合性単量体及びメタクリル酸メチルのみを含有する第三組成物の重合体、または
第一の重合性単量体、第二の重合性単量体、スチレン及びメタクリル酸メチルのみを含有する第四組成物の重合体、
であり、
該第一の重合性単量体が、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ヘンエイコサニル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、(メタ)アクリル酸リグノセリル、(メタ)アクリル酸セリル、(メタ)アクリル酸オクタコサル、(メタ)アクリル酸ミリシル、(メタ)アクリル酸ドドリアコンタル、(メタ)アクリル酸2-デシルテトラデシルからなる群から選択される少なくとも一つであり、
該第二の重合性単量体が、下記式(A)及び(B)からなる群から選ばれる少なくとも一つであり、
R 1 は、ニトリル基(-C≡N)、
アミド基(-C(=O)NHR 10 、該R 10 は水素原子)、
-COOR 11 (該R 11 は炭素数1以上6以下のアルキル基若しくは炭素数1以上6以下のヒドロキシアルキル基)、
-COO(CH 2 ) 2 NHCOOR 14 (該R 14 は炭素数1以上4以下のアルキル基)、又は
-COO(CH 2 ) 2 -NH-C(=O)-N(R 15 ) 2 (該R 15 はそれぞれ独立して、炭素数1以上6以下のアルキル基)
を示し、
R 2 は、炭素数1以上4以下のアルキル基を示し、R 3 は、それぞれ独立して水素原子又はメチル基を示す。)
該磁性キャリアコア粒子の粉体pHが、8.0以上11.0以下であり、
該第一組成物から該第四組成物において、該第一の重合性単量体の含有割合が、各組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として5.0モル%以上60.0モル%以下であり、
該組成物中の該第二の重合性単量体の含有割合が、該重合体A中の全重合性単量体の総モル数を基準として20.0モル%以上95.0モル%以下であり、
該第一の重合性単量体のSP値をSP12とし、該第二の重合性単量体のSP値をSP22としたとき、下記式(3)と(4)を満たすことを特徴とする磁性キャリアに関する。
0.60(J/cm3)0.5≦SP22-SP12≦15.00(J/cm3)0.5 (3)
18.30(J/cm3)0.5≦SP22 (4)
(但し、第一の重合性単量体が複数存在する場合、SP 12 は、それぞれの重合性単量体のSP値の加重平均の値である。第二の重合性単量体は、算出したSP 12 に対して式(3)を満たすSP 22 を有する重合性単量体すべてが該当する。第二の重合性単量体が複数存在する場合、SP 22 は、それぞれの重合性単量体のSP値であり、SP 22 -SP 12 はそれぞれの第二の重合性単量体に対して決定される。)
また、本発明は、結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーと、磁性キャリアとを含有する二成分系現像剤であって、該磁性キャリアが上記磁性キャリアである二成分系現像剤に関する。
また、本発明は、静電潜像担持体を帯電する帯電工程、該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、該静電潜像を現像器内の二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程を有し、該現像器内の該二成分系現像剤のトナー濃度の低減に応じて、補給用現像剤が現像器に補給される画像形成方法に使用するための補給用現像剤であって、
該補給用現像剤は、上記二成分系現像剤に含まれる該トナーと該磁性キャリアと、を含有し、
該補給用現像剤は、該磁性キャリア1質量部に対して該トナーを2質量部以上50質量部以下含有する補給用現像剤に関する。
また、本発明は、静電潜像担持体を帯電する帯電工程、該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、該静電潜像を二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程を有する画像形成方法であって、
該二成分系現像剤が、上記二成分系現像剤である画像形成方法に関する。
さらに、本発明は、静電潜像担持体を帯電する帯電工程、該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、該静電潜像を現像器内の二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程を有し、該現像器内の該二成分系現像剤のトナー濃度の低減に応じて、補給用現像剤が現像器に補給される画像形成方法であって、
該補給用現像剤は、上記二成分系現像剤に含まれる該トナーと該磁性キャリアと、を含有し、
該補給用現像剤は、該磁性キャリア1質量部に対して該トナーを2質量部以上50質量部以下含有する画像形成方法に関する。
本発明の第一の磁性キャリアは、磁性キャリアコア粒子と該磁性キャリアコア粒子表面に樹脂被覆層を有する磁性キャリア粒子を含有する磁性キャリアであって、
該樹脂被覆層は第一の重合性単量体に由来する第一のモノマーユニット、および、該第一の重合性単量体とは異なる第二の重合性単量体に由来するモノマーユニットを有する重合体Aを含有し、
該第一の重合性単量体が、炭素数18以上36以下のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも一つであり、
該重合体A中の該第一のモノマーユニットの含有割合が、該重合体A中の全モノマーユニットの総モル数を基準として5.0モル%以上60.0モル%以下であり、
該重合体A中の該第二のモノマーユニットの含有割合が、該重合体A中の全モノマーユニットの総モル数を基準として20.0モル%以上95.0モル%以下であり、
該第一のモノマーユニットのSP値をSP11(J/cm3)0.5とし、該第二のモノマーユニットのSP値をSP21(J/cm3)0.5としたとき、下記式(1)と(2)を満たすことを特徴とする。
3.00(J/cm3)0.5≦SP21-SP11≦25.00(J/cm3)0.5 (1)
21.00(J/cm3)0.5≦SP21 (2)
該樹脂被覆層は第一の重合性単量体、および、該第一の重合性単量体とは異なる第二の重合性単量体含有する組成物の重合体である重合体Aを含有し、
該第一の重合性単量体が、炭素数18以上36以下のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも一つであり、
該組成物中の該第一の重合性単量体の含有割合が、該重合体A中の全重合性単量体の総モル数を基準として5.0モル%以上60.0モル%以下であり、
該組成物中の該第二の重合性単量体の含有割合が、該重合体A中の全重合性単量体の総モル数を基準として20.0モル%以上95.0モル%以下であり、
該第一の重合性単量体のSP値をSP12とし、該第二の重合性単量体のSP値をSP22としたとき、下記式(3)と(4)を満たすことを特徴とする。
0.60(J/cm3)0.5≦SP22-SP12≦15.00(J/cm3)0.5 (3)
18.30(J/cm3)0.5≦SP22 (4)
R1は、ニトリル基(-C≡N)、
アミド基(-C(=O)NHR10(R10は水素原子、若しくは炭素数1以上4以下のアルキル基))、
ヒドロキシ基、
-COOR11(R11は炭素数1以上6以下(好ましくは1以上4以下)のアルキル基若しくは炭素数1以上6以下(好ましくは1以上4以下)のヒドロキシアルキル基)、
ウレタン基(-NHCOOR12(R12は炭素数1以上4以下のアルキル基))、
ウレア基(-NH-C(=O)-N(R13)2(R13はそれぞれ独立して、水素原子若しくは炭素数1以上6以下(好ましくは1以上4以下)のアルキル基))、
-COO(CH2)2NHCOOR14(R14は炭素数1以上4以下のアルキル基)、又は
-COO(CH2)2-NH-C(=O)-N(R15)2(R15はそれぞれ独立して、水素原子若しくは炭素数1以上6以下(好ましくは1以上4以下)のアルキル基)
であり、
R2は、炭素数1以上4以下のアルキル基であり、R3は、それぞれ独立して水素原子又はメチル基である。)
炭素数1以上26以下のアルコール(メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、t-ブチルアルコール、ペンタノール、ヘプタノール、オクタノール、2-エチルヘキサノール、ノナノール、デカノール、ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、ドデシルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデシルアルコール、セタノール、ヘプタデカノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、エライジルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ノナデシルアルコール、ヘンエイコサノール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール等)と、エチレン性不飽和結合を有する炭素数2以上30以下のイソシアネート[2-イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸2-(0-[1’-メチルプロピリデンアミノ]カルボキシアミノ)エチル、2-[(3,5-ジメチルピラゾリル)カルボニルアミノ]エチル(メタ)アクリレート及び1,1-(ビス(メタ)アクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート等]とを公知の方法で反応させた単量体等。
3.00≦(SP21-SP11)≦25.00・・・(1)
21.00≦SP21・・・(2)
60≦(SP22-SP12)≦15.00・・・(3)
18.30≦SP22・・・(4)
(SP21-SP11)<3.00
である場合、モノマーユニット間の極性差が小さ過ぎることを意味し、磁性キャリアの樹脂被覆層にミクロ相分離状態を形成することができず、磁性キャリア表面の滑性が低下し、帯電維持性が劣る。また、
25.00<(SP21-SP11)
である場合、ユニット間の極性差が大き過ぎることを意味し、重合体Aはブロック共重合体に類似の構造とならず、磁性キャリア粒子表面の滑性にばらつきが生じ、帯電維持性が劣る。
SP21<21.00
である場合、第二のモノマーユニットが低極性であり、樹脂被覆層との密着性が低下するため、帯電維持性が劣る。
(SP22-SP12)<0.60
である場合、重合性単量体間の極性差が小さ過ぎることを意味し、磁性キャリアの樹脂被覆層にミクロ相分離状態を形成することができず、磁性キャリア表面の滑性が低下し、帯電維持性が劣る。また、
15.00<(SP22-SP12)
である場合、重合性単量体間の極性差が大き過ぎることを意味し、重合体Aはブロック共重合体に類似の構造とならず、磁性キャリア粒子表面の滑性にばらつきが生じ、帯電維持性が劣る。
SP22<18.30
である場合、第二の重合性単量体が低極性であり、樹脂被覆層との密着性が低下するため、帯電維持性が劣る。
SP11=(SP111×A+SP112×(100-A))/100
である。第一のモノマーユニットの要件を満たすモノマーユニットが3以上含まれる場合も同様に計算する。一方、SP12も同様に、それぞれの第一の重合性単量体のモル比率で算出した平均値を表す。
(M12O)x(M2O)y(Fe2O3)z
(式中、M1は1価、M2は2価の金属であり、x+y+z=1.0とした時、x及びyは、それぞれ0≦(x,y)≦0.8であり、zは、0.2<z<1.0である。)
上記フェライトの原料を、秤量し、混合する。
粉砕・混合したフェライト原料を、大気中又は窒素雰囲気下で、好ましくは焼成温度700℃以上1200℃以下の範囲で、好ましくは0.5時間以上5.0時間以下仮焼成し、フェライト化する。焼成には、例えば以下の炉が用いられる。バーナー式焼却炉、ロータリー式焼成炉、電気炉などが挙げられる。
工程2で作製した仮焼フェライトを粉砕機で粉砕する。
仮焼フェライトの粉砕品に対し、水、バインダーと、必要に応じて、細孔調整剤を加える。細孔調整剤としては、発泡剤や樹脂微粒子が挙げられる。
次に、造粒品を、好ましくは800℃以上1400℃以下で、好ましくは1時間以上24時間以下焼成する。
以上の様に焼成した粒子を解砕した後に、必要に応じて、分級や篩で篩分して粗大粒子や微粒子を除去してもよい。
多孔質磁性コア粒子は、内部の細孔容積によっては物理的強度が低くなることがあり、磁性キャリアとしての物理的強度を高めるために、多孔質磁性コア粒子の空隙の少なくとも一部に樹脂の充填を行うことが好ましい。多孔質磁性コア粒子に充填される樹脂の量としては、多孔質磁性コア粒子中、2質量%以上15質量%以下であることが好ましい。
次に、好ましいトナーの構成を以下に詳述する。
本発明の二成分系現像剤は、結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーと、磁性キャリアとを含有する。
静電潜像担持体を帯電する帯電工程、
該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、
該静電潜像を二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、
該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び
転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程
を有する画像形成方法に用いることができる。
図1おいて、静電潜像担持体(感光ドラム)1は図中矢印方向に回転する。静電潜像担持体1は帯電手段である帯電器2により帯電され、帯電した静電潜像担持体1表面には、静電潜像形成手段である露光器3により露光させ、静電潜像を形成する。現像器4は、二成分系現像剤を収容する現像容器5を有し、現像剤担持体6は回転可能な状態で配置され、且つ、現像剤担持体6内部に磁界発生手段をしてマグネット7を内包している。マグネット7の少なくとも一つは潜像担持体に対して対向の位置になるように設置されている。
重合体A中の各種重合性単量体に由来するモノマーユニットの含有割合の測定は、1H-NMRにより以下の条件にて行う。
測定装置 :FT NMR装置 JNM-EX400(日本電子社製)
測定周波数:400MHz
パルス条件:5.0μs
周波数範囲:10500Hz
積算回数 :64回
測定温度 :30℃
試料 :測定試料50mgを内径5mmのサンプルチューブに入れ、溶媒として重クロロホルム(CDCl3)を添加し、これを40℃の恒温槽内で溶解させて調製する。
第一の重合性単量体に由来するモノマーユニットの含有割合(モル%)=
{(S1/n1)/((S1/n1)+(S2/n2)+(S3/n3))}×100
第二の重合性単量体に由来するモノマーユニットの含有割合(モル%)=
{(S2/n2)/((S1/n1)+(S2/n2)+(S3/n3))}×100
第三の重合性単量体に由来するモノマーユニットの含有割合(モル%)=
{(S3/n3)/((S1/n1)+(S2/n2)+(S3/n3))}×100
重合性単量体のSP値及び重合性単量体に由来するユニットのSP値は、Fedorsによって提案された算出方法に従い、以下のようにして求める。
SP3={4.184×(Σj×ΣΔei)/(Σj×ΣΔvi)}0.5
磁性キャリアから樹脂被覆層を分離する方法としては、磁性キャリアをカップに取り、トルエンを用いて被覆用樹脂を溶出させる方法がある。
[装置構成]
LC-908(日本分析工業株式会社製)
JRS-86(同社;リピートインジェクタ)
JAR-2(同社;オートサンプラー)
FC-201(ギルソン社;フラクッションコレクタ)
[カラム構成]
JAIGEL-1H~5H(20φ×600mm:分取カラム)(日本分析工業株式会社製)
[測定条件]
温度:40℃
溶媒:THF
流量:5ml/min.
検出器:RI
重合体A及び重合体A以外の樹脂のTHF可溶分の分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、以下のようにして測定する。
装置:HLC8120 GPC(検出器:RI)(東ソー社製)
カラム:Shodex KF-801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0ml/min
オーブン温度:40.0℃
試料注入量:0.10mL
粒度分布測定は、レーザー回折・散乱方式の粒度分布測定装置「マイクロトラックMT3300EX」(日機装社製)にて測定を行う。
SetZero時間 :10秒
測定時間 :10秒
測定回数 :1回
粒子屈折率 :1.81%
粒子形状 :非球形
測定上限 :1408μm
測定下限 :0.243μm
測定環境 :23℃、50%RH
多孔質磁性コアの細孔径分布は、水銀圧入法により測定される。
測定環境 20℃
測定セル 試料体積 5cm3、圧入体積 1.1cm3、用途 粉体用
測定範囲 2.0psia(13.8kPa)以上、59989.6psia(413.7kPa)以下
測定ステップ 80ステップ
(細孔径を対数で取った時に、等間隔になるようにステップを刻む)
圧入パラメータ 排気圧力 50μmHg
排気時間 5.0min
水銀注入圧力 2.0psia(13.8kPa)
平衡時間 5secs
高圧パラメータ 平衡時間 5secs
水銀パラメータ 前進接触角 130.0degrees
後退接触角 130.0degrees
表面張力 485.0mN/m(485.0dynes/cm)
水銀密度 13.5335g/mL
(1)多孔質磁性コアを、約1.0g秤量し試料セルに入れる。
秤量値を入力する。
(2)低圧部で、2.0psia(13.8kPa)以上、45.8psia(315.6kPa)以下の範囲を測定。
(3)高圧部で、45.9psia(316.3kPa)以上、59989.6psia(413.6kPa)以下の範囲を測定。
(4)水銀注入圧力及び水銀注入量から、細孔径分布を算出する。
(2)、(3)、(4)は、装置付属のソフトウエアにて、自動で行う。
本発明においては、非接触3次元表面測定機(マイクロマップ123 (株)菱化システム社)を用いて測定した。この測定機は、高精度レーザー顕微鏡であり、観察している面内の表面粗さを3次元化することができる。以下に、測定方法の具体例を示す。
磁性キャリアコアの粉体pHの測定は、以下のようにして測定を行う。
トナーの重量平均粒径(D4)および個数平均粒径(D1)は、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)と、測定条件設定及び測定データ解析をするための付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いた。実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで測定し、測定データの解析を行い、算出した。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液約30mlを入れる。この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で3質量倍に希釈した希釈液を約0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispersion System Tetora150」(日科機バイオス社製)の水槽内に所定量のイオン交換水を入れる。この水槽中に前記コンタミノンNを約2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー約10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。なお、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナーを分散した前記(5)の電解水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行う。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行ない、重量平均粒径(D4)および個数平均粒径(D1)を算出する。なお、専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、分析/体積統計値(算術平均)画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)であり、専用ソフトでグラフ/個数%と設定したときの、分析/個数統計値(算術平均)画面の「平均径」が個数平均粒径(D1)である。
トナー中の個数基準の微粉量(個数%)は、以下のようにして算出する。
トナー中の体積基準の粗粉量(体積%)は、以下のようにして算出する。
酸価は試料1gに含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数である。樹脂の酸価はJIS K 0070-1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
(1)試薬の準備
フェノールフタレイン1.0gをエチルアルコール(95体積%)90mlに溶かし、イオン交換水を加えて100mlとし、フェノールフタレイン溶液を得る。
特級水酸化カリウム7gを5mlの水に溶かし、エチルアルコール(95体積%)を加えて1Lとする。炭酸ガス等に触れないように、耐アルカリ性の容器に入れて3日間放置後、ろ過して、水酸化カリウム溶液を得る。得られた水酸化カリウム溶液は、耐アルカリ性の容器に保管する。前記水酸化カリウム溶液のファクターは、0.1モル/l塩酸25mlを三角フラスコに取り、前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液で滴定し、中和に要した前記水酸化カリウム溶液の量から求める。前記0.1モル/l塩酸は、JIS K 8001-1998に準じて作成されたものを用いる。
(2)操作
(A)本試験
粉砕した樹脂の試料2.0gを200mlの三角フラスコに精秤し、トルエン/エタノール(2:1)の混合溶液100mlを加え、5時間かけて溶解する。次いで、指示薬として前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液を用いて滴定する。なお、滴定の終点は、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたときとする。
(B)空試験
試料を用いない(すなわちトルエン/エタノール(2:1)の混合溶液のみとする)以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
(3)得られた結果を下記式に代入して、酸価を算出する。
A=[(C-B)×f×5.61]/S
ここで、A:酸価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、C:本試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料の質量(g)である。
水酸基価とは,試料1gをアセチル化するとき、水酸基と結合した酢酸を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数である。樹脂の水酸基価はJIS K 0070-1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
(1)試薬の準備
特級無水酢酸25gをメスフラスコ100mlに入れ、ピリジンを加えて全量を100mlにし、十分に振りまぜてアセチル化試薬を得る。得られたアセチル化試薬は、湿気、炭酸ガス等に触れないように、褐色びんにて保存する。
フェノールフタレイン1.0gをエチルアルコール(95体積%)90mlに溶かし、イオン交換水を加えて100mlとし、フェノールフタレイン溶液を得る。
特級水酸化カリウム35gを20mlの水に溶かし、エチルアルコール(95体積%)を加えて1Lとする。炭酸ガス等に触れないように、耐アルカリ性の容器に入れて3日間放置後、ろ過して、水酸化カリウム溶液を得る。得られた水酸化カリウム溶液は、耐アルカリ性の容器に保管する。前記水酸化カリウム溶液のファクターは、0.5モル/l塩酸25mlを三角フラスコに取り、前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液で滴定し、中和に要した前記水酸化カリウム溶液の量から求める。前記0.5モル/l塩酸は、JIS K 8001-1998に準じて作成されたものを用いる。
(2)操作
(A)本試験
粉砕した樹脂の試料1.0gを200ml丸底フラスコに精秤し、これに前記のアセチル化試薬5.0mlをホールピペットを用いて正確に加える。この際、試料がアセチル化試薬に溶解しにくいときは、特級トルエンを少量加えて溶解する。
フラスコの口に小さな漏斗をのせ、約97℃のグリセリン浴中にフラスコ底部約1cmを浸して加熱する。このときフラスコの首の温度が浴の熱を受けて上昇するのを防ぐため、丸い穴をあけた厚紙をフラスコの首の付根にかぶせることが好ましい。
1時間後、グリセリン浴からフラスコを取り出して放冷する。放冷後、漏斗から水1mlを加えて振り動かして無水酢酸を加水分解する。さらに完全に加水分解するため、再びフラスコをグリセリン浴中で10分間加熱する。放冷後、エチルアルコール5mlで漏斗およびフラスコの壁を洗う。
指示薬として前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液で滴定する。なお、滴定の終点は、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたときとする。
(B)空試験
非晶性ポリエステルの試料を用いない以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
(3)得られた結果を下記式に代入して、水酸基価を算出する。
A=[{(B-C)×28.05×f}/S]+D
ここで、A:水酸基価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、C:本試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料の質量(g)、D:試料の酸価(mgKOH/g)である。
樹脂のガラス転移温度は、示差走査熱量分析装置「Q2000」(TA Instruments社製)を用いてASTM D3418-82に準じて測定する。
ワックスの最大吸熱ピークのピークトップ温度は、示差走査熱量分析装置「Q1000」(TAインストルメント社製)を用いて、ASTM D3418-82に準じて測定する。
昇温速度:10℃/min
測定開始温度:20℃
測定終了温度:180℃
・溶媒:トルエン 100.0部
・単量体組成物 100.0部
(単量体組成物は以下のアクリル酸ベヘニル・メタクリロニトリル・スチレンを以下に示す割合で混合したものとする)
・アクリル酸ベヘニル(第一の重合性単量体) 67.0部(28.9モル%)
・メタクリロニトリル(第二の重合性単量体) 22.0部(53.8モル%)
・スチレン(第三の重合性単量体) 11.0部(17.3モル%)
・重合開始剤 t-ブチルパーオキシピバレート(日油社製:パーブチルPV)0.5部
還流冷却管、撹拌機、温度計、窒素導入管を備えた反応容器に、窒素雰囲気下、上記材料を投入した。反応容器内を200rpmで撹拌しながら、70℃に加熱して12時間重合反応を行い、単量体組成物の重合体がトルエンに溶解した溶解液を得た。続いて、上記溶解液を25℃まで降温した後、1000.0部のメタノール中に上記溶解液を撹拌しながら投入し、メタノール不溶分を沈殿させた。得られたメタノール不溶分をろ別し、さらにメタノールで洗浄後、40℃で24時間真空乾燥して重合体A1を得た。重合体A1の重量平均分子量は68400、融点は62℃、酸価は0.0mgKOH/gであった。
メタノール50.0部を反応容器に仕込んだ。その後、撹拌下、40℃にてカレンズMOI[2-イソシアナトエチルメタクリレート](昭和電工株式会社)5.0部を滴下した。滴下終了後、40℃を維持しながら2時間撹拌を行った。その後、エバポレーターにて未反応のメタノールを除去することで、ウレタン基を有する単量体を調製した。
ジブチルアミン50.0部を反応容器に仕込んだ。その後、撹拌下、室温にてカレンズMOI[2-イソシアナトエチルメタクリレート]5.0部を滴下した。滴下終了後、2時間撹拌を行った。その後、エバポレーターにて未反応のジブチルアミンを除去することで、ウレア基を有する単量体を調製した。
重合体A1の製造例において、それぞれの重合性単量体及び部数を表1となるように変更した以外は同様にして反応を行い、重合体A2~29を得た。重合体A2~A29の物性を表2~4に示す。
BEA:ベヘニルアクリレート
BMA:ベヘニルメタクリレート
SA:ステアリルアクリレート
MYA:ミリシルアクリレート
OA:オクタコサアクリレート
HA:ヘキサデシルアクリレート
MN:メタクリロニトリル
AN:アクリロニトリル
HPMA:メタクリル酸2‐ヒドロキシプロピル
AM:アクリルアミド
UT:ウレタン基を有する単量体
UR:ウレア基を有する単量体
AA:アクリル酸
VA:酢酸ビニル
MA:アクリル酸メチル
St:スチレン
MM:メタクリル酸メチル
工程1(秤量・混合工程)
Fe2O3 68.3質量%
MnCO3 28.5質量%
Mg(OH)2 2.0質量%
SrCO3 1.2質量%
上記フェライト原材料を秤量し、フェライト原料80部に水20部を加え、その後、直径(φ)10mmのジルコニアを用いてボールミルで3時間湿式混合しスラリーを調製した。スラリーの固形分濃度は、80質量%とした。
混合したスラリーをスプレードライヤー(大川原化工機社製)により乾燥した後、バッチ式電気炉で、窒素雰囲気下(酸素濃度1.0体積%)、温度1050℃で3.0時間焼成し、仮焼フェライトを作製した。
仮焼フェライトをクラッシャーで0.5mm程度に粉砕した後に、水を加え、スラリーを調製した。スラリーの固形分濃度を70質量%とした。1/8インチのステンレスビーズを用いた湿式ボールミルで3時間粉砕し、スラリーを得た。さらにこのスラリーを直径1mmのジルコニアを用いた湿式ビーズミルで4時間粉砕し、体積基準の50%粒子径(D50)が1.3μmの仮焼フェライトスラリーを得た。
上記仮焼フェライトスラリー100部に対し、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム1.0部、バインダーとしてポリビニルアルコール1.5部を添加した後、スプレードライヤー(大川原化工機社製)で球状粒子に造粒、乾燥した。得られた造粒物に対して、粒度調整を行った後、ロータリー式電気炉を用いて700℃で2時間加熱し、分散剤やバインダー等の有機物を除去した。
窒素雰囲気下(酸素濃度1.0体積%)で、室温から焼成温度(1100℃)になるまでの時間を2時間とし、温度1100℃で4時間保持し、焼成した。その後、8時間をかけて温度60℃まで降温し、窒素雰囲気から大気に戻し、温度40℃以下で取り出した。
凝集した粒子を解砕した後に、目開き150μmの篩で篩分して粗大粒子を除去、風力分級を行って微粉を除去し、さらに磁力選鉱により低磁力分を除去して多孔質磁性コア粒子1を得た。
製造条件を表5のように変えた以外は磁性キャリアコア1と同様にして、磁性キャリアコア3~7を得た。
個数平均粒径0.30μmのマグネタイト粉100.0部に対して、4.0部のシラン系カップリング剤(3-(2-アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン)を加え、容器内にて100℃以上で高速混合撹拌し、微粒子を処理した。
・フェノール 10部
・ホルムアルデヒド溶液 6部
(ホルムアルデヒド40%、メタノール10%、水50%)
・処理したマグネタイト 84部
上記材料と、28%アンモニア水5部、水20部をフラスコに入れ、撹拌、混合しながら30分間で85℃まで昇温・保持し、3時間重合反応させて、生成するフェノール樹脂を硬化させた。その後、硬化したフェノール樹脂を30℃まで冷却し、さらに水を添加した後、上澄み液を除去し、沈殿物を水洗した後、風乾した。次いで、これを減圧下(5mmHg以下)、60℃の温度で乾燥して、磁性体が分散された状態の球状の磁性キャリアコア2を得た。
・磁性キャリアコア1 100.0部
・重合体A1 2.00部
磁性キャリアコア1:100.0部に対して、上記の部数の被覆用樹脂を樹脂成分が5%になるようにトルエンで希釈し、充分に撹拌された樹脂溶液を準備した。その後温度60℃で維持されている遊星運動型混合機(ホソカワミクロン社製のナウタミキサVN型)に、磁性キャリアコア1を入れ、上記の樹脂溶液を投入した。投入の仕方として、1/2の量の樹脂溶液を投入し、30分間溶媒除去及び塗布操作を行った。次いで、さらに1/2の量の樹脂溶液を投入し、40分間溶媒除去及び塗布操作を行った。
磁性キャリア処方を表6のように変えた以外は磁性キャリア1と同様にして、磁性キャリア2~42を得た。
・結着樹脂 100部
(Tg:57℃、酸価:12mgKOH/g、水酸基価:15mgKOH/gのポリエステル)
・C.I.ピグメントブルー15:3 5.5部
・3,5-ジ-t-ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.2部
・ノルマルパラフィンワックス(融点:90℃) 6部
上記の処方の材料を、ヘンシェルミキサー(FM-75J型、日本コークス工業(株)製)でよく混合した後、温度130℃に設定した2軸混練機(商品名:PCM-30型、池貝鉄鋼(株)製)にて10kg/hrのFeed量で混練(吐出時の混練物温度は150℃)した。得られた混練物を冷却し、ハンマーミルで粗砕した後、機械式粉砕機(商品名:T-250、ターボ工業(株)製)にて15kg/hrのFeed量で微粉砕した。そして、重量平均粒径が5.5μmであり、粒径4.0μm以下の粒子を55.6個数%含有し、粒径10.0μm以上の粒子を0.8体積%含有する粒子を得た。
・シアントナー粒子1: 100部
・シリカ粒子: 1.0部
(一次粒子の個数平均粒径が10nmのシリカ粒子にヘキサメチルジシラザンで表面処理したもの)
・チタン酸ストロンチウム粒子: 0.5部
(一次粒子の個数平均粒径が40nmのチタン酸ストロンチウム粒子にオクチルシラン化合物で表面処理したもの。)
トナー1と磁性キャリア1~42を用いて、トナー濃度が8質量%となるように各材料を、振とう機(YS-8D型:株式会社ヤヨイ製)にて振とうし、二成分系現像剤300gを調製した。振とう機の振幅条件は200rpm、2分間とした。
調製された二成分系現像剤および補給用現像剤を用いて以下の評価を行った。
(2)現像バイアスの交流成分を、周波数2.0kHzとし、ピーク間の電圧(Vpp)を0.7kVから1.8kVまで0.1kV刻みで変更できるように改造した。
(3)単色で画像形成できるように改造した。
H/H環境(温度30℃/湿度80RH%)下で、転写紙(CS-814)に15mm×15mmの大きさのFFH画像(紙上のトナー載り量:0.35mg/cm2)を、紙の中央部および端部の計9か所に出力した。各画像の中央部の濃度をX-Riteカラー反射濃度計(Color reflection densitometer X-Rite 404A)により測定して、得られた画像濃度の平均値を求めた。さらに、同環境において画像比率1%および40%のFFH出力のチャートで10,000枚出力を行った後、出力を行う前と同様にして評価画像の出力を行い、得られた画像濃度の平均値を求めた。同様にして、総出力枚数が50,000枚になるまで、10,000枚ごとに画像濃度の平均値を求めた。得られた6つの平均値のうちの最大値と最小値との差を算出し、以下の基準により評価した。評価結果を表9に示す。
A:差が0.02以下
B:差が0.02より大きく0.05以下
C:差が0.05より大きく0.08以下
D:差が0.08より大きく0.10以下
E:差が0.10より大きく0.13以下
F:差が0.13より大きく0.15以下
G:差が0.15より大きく0.20以下
H:差が0.20より大きく0.25以下
I:差が0.25より大きく0.30以下
J:差が0.30より大きい
(1)において40%のFFH出力のチャートで50,000枚通紙後、H/H環境において3晩放置を行った。その後、放置前と同じ条件で評価画像の出力を行い、得られた画像濃度の平均値を求めた。放置前後で得られた画像の平均値の差を算出し、以下の基準により評価した。評価結果を表9に示す。
A:差が0.02以下
B:差が0.02より大きく0.04以下
C:差が0.04より大きく0.06以下
D:差が0.06より大きく0.08以下
E:差が0.08より大きく0.10以下
F:差が0.10より大きく0.12以下
G:差が0.12より大きく0.15以下
H:差が0.15より大きく0.18以下
I:差が0.18より大きく0.20以下
J:差が0.20より大きい
前述の条件で耐久試験を行った後、画像比率100%のFFH画像を5枚出力した。さらにA4サイズの紙(CS-814)に200mm×280mmの大きさのFFH画像(紙上のトナー載り量:0.35mg/cm2)を出力し、得られた画像を20mm×20mmごとに140個に区切った。各画像の中央部の濃度をX-Riteカラー反射濃度計(Color reflection densitometer X-Rite 404A)により測定した。得られた画像濃度のうち、画像濃度の標準偏差を算出して下記の基準により面内均一性を評価した。評価結果を表9に示す。
A:標準偏差が0.01以下
B:標準偏差が0.01より大きく、0.03以下
C:標準偏差が0.03より大きく、0.05以下
D:標準偏差が0.05より大きく、0.07以下
E:標準偏差が0.07より大きく、0.10以下
F:標準偏差が0.10より大きく、0.12以下
G:標準偏差が0.12より大きく、0.15以下
H:標準偏差が0.15より大きく、0.17以下
I:標準偏差が0.17より大きく、0.20以下
J:標準偏差が0.20より大きい
上記評価項目(1)~(3)における評価ランクを数値化し、合計値を以下の基準により判定した。
Claims (10)
- 磁性キャリアコア粒子と該磁性キャリアコア粒子表面に樹脂被覆層を有する磁性キャリア粒子を含有する磁性キャリアであって、
該樹脂被覆層は、樹脂としては重合体Aのみを含有し、
該重合体Aは、
第一の重合性単量体及び第二の重合性単量体のみを含有する第一組成物の重合体、
第一の重合性単量体、第二の重合性単量体及びスチレンのみを含有する第二組成物の重合体、
第一の重合性単量体、第二の重合性単量体及びメタクリル酸メチルのみを含有する第三組成物の重合体、または
第一の重合性単量体、第二の重合性単量体、スチレン及びメタクリル酸メチルのみを含有する第四組成物の重合体、
であり、
該第一の重合性単量体が、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ヘンエイコサニル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、(メタ)アクリル酸リグノセリル、(メタ)アクリル酸セリル、(メタ)アクリル酸オクタコサル、(メタ)アクリル酸ミリシル、(メタ)アクリル酸ドドリアコンタル、(メタ)アクリル酸2-デシルテトラデシルからなる群から選択される少なくとも一つであり、
該第二の重合性単量体が、下記式(A)及び(B)からなる群から選ばれる少なくとも一つであり、
(式中、Xは単結合又は炭素数1以上6以下のアルキレン基を示し、
R 1 は、ニトリル基(-C≡N)、
アミド基(-C(=O)NHR 10 、該R 10 は水素原子)、
-COOR 11 (該R 11 は炭素数1以上6以下のアルキル基若しくは炭素数1以上6以下のヒドロキシアルキル基)、
-COO(CH 2 ) 2 NHCOOR 14 (該R 14 は炭素数1以上4以下のアルキル基)、又は
-COO(CH 2 ) 2 -NH-C(=O)-N(R 15 ) 2 (該R 15 はそれぞれ独立して、炭素数1以上6以下のアルキル基)
を示し、
R 2 は、炭素数1以上4以下のアルキル基を示し、R 3 は、それぞれ独立して水素原子又はメチル基を示す。)
該磁性キャリアコア粒子の粉体pHが、8.0以上11.0以下であり、
該第一組成物から該第四組成物において、該第一の重合性単量体の含有割合が、各組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として5.0モル%以上60.0モル%以下であり、
該組成物中の該第二の重合性単量体の含有割合が、該重合体A中の全重合性単量体の総モル数を基準として20.0モル%以上95.0モル%以下であり、
該第一の重合性単量体のSP値をSP12とし、該第二の重合性単量体のSP値をSP22としたとき、下記式(3)と(4)を満たすことを特徴とする磁性キャリア。
0.60(J/cm3)0.5≦SP22-SP12≦15.00(J/cm3)0.5 (3)
18.30(J/cm3)0.5≦SP22 (4)
(但し、第一の重合性単量体が複数存在する場合、SP 12 は、それぞれの重合性単量体のSP値の加重平均の値である。第二の重合性単量体は、算出したSP 12 に対して式(3)を満たすSP 22 を有する重合性単量体すべてが該当する。第二の重合性単量体が複数存在する場合、SP 22 は、それぞれの重合性単量体のSP値であり、SP 22 -SP 12 はそれぞれの第二の重合性単量体に対して決定される。) - 該組成物中の該第二の重合性単量体の含有量が、該組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として40.0モル%以上95.0モル%以下である請求項1に記載の磁性キャリア。
- 該第一の重合性単量体が、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ヘンエイコサニル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、(メタ)アクリル酸リグノセリル、(メタ)アクリル酸セリル、(メタ)アクリル酸オクタコサル、(メタ)アクリル酸ミリシル、(メタ)アクリル酸ドドリアコンタルからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1又は2に記載の磁性キャリア。
- 該第二の重合性単量体が、メタクリロニトリル、アクリロニトリル、メタクリル酸2‐ヒドロキシプロピル、アクリルアミド、アクリル酸、酢酸ビニル、アクリル酸メチル、CH 2 =C(-CH 3 )-COO(CH 2 ) 2 NHCOOCH 3 、CH 2 =C(-CH 3 )-COO(CH 2 ) 2 -NH-C(=O)-N(-CH 2 CH 2 CH 2 CH 3 ) 2 からなる群から選ばれる少なくとも一つである請求項1~3のいずれか一項に記載の磁性キャリア。
- 前記樹脂被覆層は、前記磁性キャリアコア100質量部に対して0.5質量部以上5.0質量部以下である請求項1~4のいずれか一項に記載の磁性キャリア。
- 該磁性キャリア粒子の表面粗さRaが0.15μm以上0.25μm以下である請求項1~5のいずれか一項に記載の磁性キャリア。
- 結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーと、磁性キャリアとを含有する二成分系現像剤であって、該磁性キャリアが請求項1~6のいずれか一項に記載の磁性キャリアである二成分系現像剤。
- 静電潜像担持体を帯電する帯電工程、該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、該静電潜像を二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程を有する画像形成方法であって、
該二成分系現像剤が、請求項7に記載の二成分系現像剤である画像形成方法。 - 静電潜像担持体を帯電する帯電工程、該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、該静電潜像を現像器内の二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程を有し、該現像器内の該二成分系現像剤のトナー濃度の低減に応じて、補給用現像剤が現像器に補給される画像形成方法に使用するための補給用現像剤であって、
該補給用現像剤は、磁性キャリアと、結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーと、を含有し、
該補給用現像剤は、該磁性キャリア1質量部に対して該トナーを2質量部以上50質量部以下含有し、
該磁性キャリアは、請求項1~6のいずれか一項に記載の磁性キャリアである補給用現像剤。 - 静電潜像担持体を帯電する帯電工程、該静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、該静電潜像を現像器内の二成分系現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程、該トナー像を中間転写体を介して又は介さずに、転写材に転写する転写工程、及び転写された該トナー像を該転写材に定着する定着工程を有し、該現像器内の該二成分系現像剤のトナー濃度の低減に応じて、補給用現像剤が現像器に補給される画像形成方法であって、
該補給用現像剤は、磁性キャリアと、結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーと、を含有し、
該補給用現像剤は、該磁性キャリア1質量部に対して該トナーを2質量部以上50質量部以下含有し、
該磁性キャリアは、請求項1~6のいずれか一項に記載の磁性キャリアである画像形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020156246A JP7588992B2 (ja) | 2020-09-17 | 2020-09-17 | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020156246A JP7588992B2 (ja) | 2020-09-17 | 2020-09-17 | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022049937A JP2022049937A (ja) | 2022-03-30 |
| JP7588992B2 true JP7588992B2 (ja) | 2024-11-25 |
Family
ID=80854193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020156246A Active JP7588992B2 (ja) | 2020-09-17 | 2020-09-17 | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7588992B2 (ja) |
-
2020
- 2020-09-17 JP JP2020156246A patent/JP7588992B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022049937A (ja) | 2022-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6403816B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| EP3582023B1 (en) | Two-component developer | |
| CN110597030B (zh) | 调色剂和双组分显影剂 | |
| US10955765B2 (en) | Magnetic carrier and two-component developer | |
| JP6470588B2 (ja) | 磁性キャリアおよび二成分系現像剤 | |
| JP6632249B2 (ja) | 磁性キャリア及び二成分系現像剤 | |
| JP7293009B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| JP6584225B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| US10838317B2 (en) | Magnetic carrier, two-component developer, replenishing developer, and image forming method | |
| US10859936B2 (en) | Magnetic carrier, two-component developer, replenishment developer, and image forming method | |
| JP7321882B2 (ja) | 磁性キャリア及び二成分系現像剤 | |
| JP2019219642A (ja) | 二成分系現像剤 | |
| JP7588992B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| JP7224812B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| JP7599992B2 (ja) | トナー | |
| JP7551437B2 (ja) | 磁性キャリア | |
| JP6914773B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| JP7475875B2 (ja) | トナー | |
| JP7566582B2 (ja) | 二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| JP7313917B2 (ja) | トナー | |
| JP7387337B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 | |
| JP6914772B2 (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤、及び画像形成方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230905 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240424 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240521 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240722 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241015 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241113 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7588992 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |












