JP7593145B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
本発明の液体吐出装置は、第2の観点では、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、及び、前記液体流路を収容する筐体と、前記筐体が水平面に対して閾値を超えて傾いていることを検出するためのセンサと、前記液体吐出ヘッド及び前記バルブを制御する制御部と、を備えている。そして、前記制御部は、前記筐体が前記閾値を超えて傾いていることを前記センサが検出したときに、前記バルブが前記遮断状態を取るように、前記バルブを制御する。前記液体貯留部は、前記液体貯留室と外部とを連通する液体注入口をさらに有しており、前記液体貯留室への前記液体注入口からの液体注入を検出する液体注入検出手段をさらに備えており、前記制御部は、前記筐体が前記閾値を超えて傾いていることを前記センサが検出しているときに、前記液体注入検出手段が前記液体注入口からの液体注入を検出すると、前記バルブが前記大気連通路を一旦連通させて遮断するように、前記バルブを制御する注入処理をさらに実行可能である。
図1に示すように、プリンタ1は、概ね直方体形状の筐体11を有する。筐体11の前壁11aの略中央には、開口12が形成されている。開口12には、給紙トレイ15及び排紙トレイ16が、上下2段に設けられている。給紙トレイ15は、開口12から前後方向A2に挿抜可能、すなわち、筐体11から着脱可能に構成されている。所望のサイズ(例えば、A4サイズ)の用紙Pが給紙トレイ15に載置される。プリンタ1は、パーソナルコンピュータ(以下PCと称する)などの外部機器と接続可能である。そして、PCなどからの記録データに基づいて記録動作を実行する。
次に、プリンタ1の内部構造について説明する。図2に示すように、プリンタ1は、給送部20と、搬送ローラ対35と、記録部40と、排紙ローラ対36と、ASF(Auto Sheet Feed)モータ20M(図4参照)と、LF(Line Feed)モータ35M(図4参照)と、開閉センサ6(図4参照)と、短絡検出センサ8(図4参照)と、制御部5(図4参照)とを含む。
図2に示すように、給送部20が給紙トレイ15の上側に設けられている。給送部20は、給紙ローラ21とアーム22を有する。給紙ローラ21は、アーム22の先端に軸支されている。アーム22は、支軸22aに回動自在に支持され、バネなどにより付勢されて給紙ローラ21が給紙トレイ15に接触するように下側へ回動されている。また、アーム22は、給紙トレイ15を着脱する際に上方へ退避可能に構成されている。給紙ローラ21は、伝達機構(不図示)を介してASFモータ20Mの動力が伝達されて回転し、給紙トレイ15内に積載された用紙Pが、搬送路25へ給送される。
図2に示すように、給紙トレイ15は、斜壁部15aを有する。斜壁部15aは、給紙トレイ15に載置される用紙Pが給紙ローラ21によって給送されるときに、用紙Pを搬送路25に案内する。
搬送路25は、筐体11内に構成されており、図2に示すように、給紙トレイ15の後側の端部から上方且つプリンタ1の前側へ曲がっている。給紙トレイ15から給送された用紙Pは、搬送路25により下方から上方へUターンするように案内されて記録部40に至る。
搬送ローラ対35は、下側に配置された搬送ローラ35aと上側に配置されたピンチローラ35bとを有する。搬送ローラ35aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。ピンチローラ35bは、搬送ローラ35aの回転に伴って連れ回る。搬送ローラ35aとピンチローラ35bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを記録部40へ搬送する。
排紙ローラ対36は、下側に配置された排紙ローラ36aと、上側に配置された拍車ローラ36bとを有する。排紙ローラ36aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。拍車ローラ36bは、排紙ローラ36aの回転に伴って連れ回る。排紙ローラ36aと拍車ローラ36bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを排紙トレイ16に搬送する。
図2及び図3に示すように、記録部40は、インクジェットヘッド41と、インクタンク61と、キャリッジ70と、移動機構71と、プラテン17とを有する。キャリッジ70は、走査方向(左右方向A3であって、用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ往復移動する。インクジェットヘッド41及びインクタンク61は、キャリッジ70に支持されている。つまり、本実施形態におけるプリンタ1は、インクタンク61及びインクジェットヘッド41がキャリッジ70に搭載された所謂オンキャリッジ型である。本実施形態におけるインクタンク61は、その全体がインクジェットヘッド41よりも上方に位置する。しかし、これに限らず、インクタンク61の一部がインクジェットヘッド41の上面よりも上方に位置し、残りの部分が当該上面よりも下方に位置していてもよい。
インクタンク61は、図3に示すように、タンク本体62と、キャップ63と、電磁バルブ64とを有している。タンク本体62は、絶縁性の合成樹脂から構成されている。また、タンク本体62は、略直方体形状を有しており、内部にインクを貯留するためのインク貯留室62aが形成されている。インク貯留室62aには、ブラックインクが貯留される。また、タンク本体62は、主に透光性材料(例えば、透明又は半透明樹脂)により作製される。これにより、ユーザがインク貯留室62aにおけるインクの量を視認できる。
開閉センサ6は、図3(b)に示すように、タンク本体62の上壁62b上に配置されている。開閉センサ6は、公知のメカスイッチであって、キャップ63がインク注入口67を開状態とするときにちょうど当接する位置に配置されており、キャップ63と当接するときと当接しないときとで異なる信号を制御部5に出力する。つまり、開閉センサ6は、インク注入口67を開状態とするときのキャップ63と当接し、このときにインク注入口67が開である信号を制御部5に出力する。一方、キャップ63がインク注入口67を閉状態とするときは、キャップ63が開閉センサ6に当接しない。このとき、開閉センサ6は、インク注入口67が閉である信号を制御部5に出力する。このように開閉センサ6は、インク注入口67が開状態とされ、インク貯留室62aにインクが注入されることを検出する。
短絡検出センサ8は、図4に示すように、電極棒8aと、電圧印加回路8bと、電圧検出回路8cとを有する。タンク本体62の後方側壁62dには、図3(b)に示すように、貫通孔62d1が形成されている。貫通孔62d1は、上下方向A1において、上側指標62f1と、大気連通口62eとの間に配置されている。そして、電極棒8aは、貫通孔62d1に嵌め込まれており、先端面8a1がインク貯留室62aの壁面の一部を構成している。電極棒8aは、上側指標62f1よりも上方であって、インク貯留室62aのインク量が満量であるときの液面よりも上方に配置されている。電圧印加回路8bは、電極棒8aに所定の電圧を印加する。電圧検出回路8cは、電極棒8aの電圧を検出する。より詳細には、電圧検出回路8cは、プリンタ1が傾いて設置されるなどして筐体11が閾値を超えて傾き、インク貯留室62aのインクが先端面8a1に接触すると、短絡を示す信号(すなわち、筐体11が閾値を超えて傾いていることを示す信号)を制御部5に出力する。
インクジェットヘッド41には、インクタンク61からのブラックインクが供給される内部流路(不図示)を有する。また、インクジェットヘッド41は、図3(b)に示すように、その下面であるノズル面41aに形成された複数のノズル42からインクを吐出する。より詳細に説明すると、複数のノズル42は、前後方向A2であって用紙Pの搬送方向に沿ったノズル列を形成している。複数のノズル42からは、ブラックのインクが吐出される。
プラテン17は、インクジェットヘッド41の下方に配設されており、搬送ローラ対35によって搬送される用紙Pを支持する。プラテン17は、キャリッジ70の往復移動範囲のうち、用紙Pが通過する部分に配設されている。プラテン17の幅は、搬送可能な用紙Pの最大幅より十分に大きいので、搬送路25を搬送される用紙Pは常にプラテン17上を通過する。
移動機構71は、図2に示すように、一対のガイドレール72、及び、ベルト伝達機構(不図示)を含む。一対のガイドレール72は、前後方向A2に離隔して配置され、左右方向A3に互いに平行に延在している。キャリッジ70は、これら一対のガイドレール72を跨ぐように配置されている。キャリッジ70は、ベルト伝達機構を介してキャリッジモータ70M(図4参照)に接続されており、キャリッジモータ70Mを駆動させると、ベルト伝達機構が駆動される。これにより、キャリッジ70が一対のガイドレール72に沿って走査方向(左右方向A3)に移動し、メンテナンスキャップ(不図示)と対向するメンテナンス位置と当該メンテナンスキャップと対向しない非メンテナンス位置との間においてインクジェットヘッド41を移動させる。
図4に示すように、制御部5は、CPU(Central Processing Unit)131、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)135、及び、メモリ140を含む。これらCPU131、ASIC135、メモリ140は内部バス137によって接続される。メモリ140は、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)134を含む。ROM132には、プリンタ1の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。CPU131は、プログラムをRAM133やEEPROM134を使いつつ実行する。
5 制御部
6 開閉センサ(液体注入検出手段)
8 短絡検出センサ(センサ、接液センサ)
11 筐体
20 給送部(搬送機構)
35 搬送ローラ対(搬送機構)
36 排紙ローラ対(搬送機構)
41 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
42 ノズル
61 インクタンク(液体貯留部)
62a インク貯留室(液体貯留室)
62e 大気連通口(大気連通路)
63 キャップ(液体注入検出手段)
64 電磁バルブ(バルブ)
67 インク注入口(液体注入口)
69a 連通路(液体流路)
70 キャリッジ
71 移動機構
140 メモリ
208 透過型光センサ(センサ、接液センサ)
308 傾きセンサ
Claims (9)
- 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、
前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、
前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、及び、前記液体流路を収容する筐体と、
前記筐体が水平面に対して閾値を超えて傾いていることを検出するためのセンサと、
前記液体吐出ヘッド及び前記バルブを制御する制御部と、を備えており、
前記制御部は、
前記筐体が前記閾値を超えて傾いていることを前記センサが検出したときに、前記バルブが前記遮断状態を取るように、前記バルブを制御し、
さらに前記制御部は、
前記ノズルからの液体の吐出量に応じて更新される液体カウント値、基準値、及び、前記ノズルに形成された液体メニスカスの耐圧値未満を示す液体閾値を記憶するメモリを有し、
前記バルブが前記連通状態から前記遮断状態を取るときの前記液体カウント値を前記基準値として前記メモリに記憶する記憶処理と、
前記液体カウント値と前記基準値との差分が前記液体閾値に達しているか否かを判定する判定処理と、
前記筐体が前記閾値を超えて傾いていることを前記センサが検出しているときに、前記判定処理において差分が前記液体閾値に達していると判定されると、前記バルブが前記大気連通路を一旦連通させて遮断するように、前記バルブを制御する連通処理とを実行可能であることを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、
前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、
前記液体吐出ヘッド、前記液体貯留部、及び、前記液体流路を収容する筐体と、
前記筐体が水平面に対して閾値を超えて傾いていることを検出するためのセンサと、
前記液体吐出ヘッド及び前記バルブを制御する制御部と、を備えており、
前記制御部は、
前記筐体が前記閾値を超えて傾いていることを前記センサが検出したときに、前記バルブが前記遮断状態を取るように、前記バルブを制御し、
前記液体貯留部は、前記液体貯留室と外部とを連通する液体注入口をさらに有しており、
前記液体貯留室への前記液体注入口からの液体注入を検出する液体注入検出手段をさらに備えており、
前記制御部は、
前記筐体が前記閾値を超えて傾いていることを前記センサが検出しているときに、前記液体注入検出手段が前記液体注入口からの液体注入を検出すると、前記バルブが前記大気連通路を一旦連通させて遮断するように、前記バルブを制御する注入処理をさらに実行可能であることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記センサは、液体が接液することを検出する接液センサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
- 前記接液センサは、透過型光センサ、及び、電圧が印加された電極棒を有し当該電極棒の短絡を検出する短絡検出センサのいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
- 前記接液センサは、前記液体貯留室の液体量が満量であるときの液面位置を示す箇所よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
- 前記大気連通路は、前記液面位置を示す箇所よりも上方に配置されており、
前記接液センサは、前記液面位置を示す箇所と前記大気連通路との間に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。 - 前記センサは、前記筐体の傾きを検出する傾きセンサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
- 前記制御部は、
前記バルブが前記遮断状態を取るときに、前記筐体の傾きが前記閾値以下であることを前記センサが検出したときに、前記バルブが前記連通状態を取るように前記バルブを制御することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。 - 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
前記液体吐出ヘッド、及び、前記液体貯留部を支持するキャリッジと、
前記搬送方向と交差する走査方向にキャリッジを移動させる移動機構と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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