JP7599657B2 - 絶対角度位置検出方法及び装置 - Google Patents
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Description
一方、停電時において、絶対角度位置検出装置は、レゾルバを1相パルス励磁すると共に、通電時と共通の回転数カウント部を用いて、停電時多回転カウントデータを生成するように構成されている。
すなわち、1相励磁/2相出力のレゾルバは、2相の出力信号の振幅のアンバランスがそのまま誤差になる。このため、1相励磁/2相出力のレゾルバを用いた場合、高精度な絶対角度検出を実現することは難しいという課題があった。
この発明において、回転数カウント部は、比較において、レゾルバの電気角で2象限以上のずれを検出した場合、停電時多回転カウントデータを異常であると判定する、ことを特徴とする。
はじめに、実施の形態1における絶対角度位置検出装置100の基本的な構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施の形態1の絶対角度位置検出装置100の構成を示す構成図である。なお、絶対角度位置検出装置100は、絶対角度位置検出方法の各処理ステップを実行する装置である。
図1において、絶対角度位置検出方法を実行する絶対角度位置検出装置100は、主に、電源監視部110と、切換部120と、第1信号処理部130と、第2信号処理部140と、演算部150と有している。絶対角度位置検出装置100には、2相励磁/2相出力のレゾルバ1が接続されている。絶対角度位置検出装置100には、通電時には図示されない通電動作用電源から電力の供給を受け、停電時には図示されないバックアップ電源から電力の供給を受ける。なお、バックアップ電源は、電池などを供給源とする停電時等のための限定的な電源である。
すなわち、切換部120は、電源監視部110からの切換制御信号に基づいて、通電時には通電時接続状態に設定され、第1信号処理部130からの2相のAC励磁信号(以下、「2相AC励磁信号」)をレゾルバ1の2つの励磁相に供給する。
また、切換部120は、電源監視部110からの切換制御信号に基づいて、停電時には停電時接続状態に設定され、第2信号処理部140からの1相パルス励磁信号をレゾルバ1の2つの励磁相の一つずつに交互に供給する。
回転数カウント部142は、通電時と停電時とに共に動作する。すなわち、通電時において、回転数カウント部142は、2相のタイミング信号により2相のレゾルバ信号をカウントし、通電時多回転カウントデータを生成する。また、停電時において、回転数カウント部142は、1相パルス励磁信号により2相のレゾルバ信号をカウントし、停電時多回転カウントデータを生成する。
回転数カウント部142は、停電時多回転カウントデータを生成する際に、レゾルバ1の2つの励磁相の一つずつに1相パルス励磁信号を交互に供給して得たレゾルバ信号の正常/異常判定を行い、判定結果を演算部150に通知する。
そして、切換部120は、停電時において、任意のタイミングで内部の接続を、停電時第1接続状態(図2の(b))と停電時第2接続状態(図2の(c))とを交互に切り換えて、1相パルス励磁信号をレゾルバ1の2つの励磁相A,Bの一つずつに交互に供給する。
次に、実施の形態1の絶対角度位置検出装置100において実行される絶対角度位置検出方法について説明する。
以下、通電時における、2相励磁/2相出力のレゾルバ1の2相AC励磁信号による2相励磁について詳細に説明する。
2相励磁/2相出力のレゾルバ1は、sinωtとcosωtの2相AC励磁信号を用いて励磁されると、レゾルバ1の角度θに応じて位相の変化を有する位相変調信号を、レゾルバ信号として出力する。
そして、出力信号の振幅のアンバランスがそのまま誤差になる1相励磁/2相出力のレゾルバと比較すると、2相励磁/2相出力のレゾルバ1は、ノイズの影響を受けにくい位相変調信号を用いるため高精度であるという特長を有している。
この場合、次のような出力電圧方程式(1)~(4)が成立する。ここで、Eは電圧、Kは変圧比、θはレゾルバ1の角度、ωは励磁角周波数を意味している。なお、倍角数をNとする。
励磁相A:ER1-R3=Ecosωt …(1)
励磁相B:ER2-R4=Esinωt …(2)
出力相A:ES1-S3=K(ER2-R4・sinNθ+ER1-R3・cosNθ)
=KEcos(ωt-Nθ) …(3)
出力相B:ES2-S4=K(ER2-R4・cosNθ-ER1-R3・sinNθ)
=KEsin(ωt-Nθ) …(4)
以下、停電時において、レゾルバ1の2つの励磁相A,Bの一つずつに交互に1相パルス励磁信号を供給する交互励磁について詳細に説明する。
なお、回転数カウント部142は、停電時多回転カウントデータ(A)と停電時多回転カウントデータ(B)を区別せずに、停電時多回転カウントデータのずれを常時検出しておき、ずれを検出しない場合、及び、検出したずれが1象限以下の場合を正常と判定してもよい。
なお、回転数カウント部142は、停電時多回転カウントデータ(A)と停電時多回転カウントデータ(B)を区別せずに、停電時多回転カウントデータのずれを常時検出しておいて、2象限以上のずれを検出した場合に異常と判定してもよい。
また、回転数カウント部142は、停電時多回転カウントデータについて、正常であるかの判定をおこなわず、異常の有無の判定のみを行うようにしてもよい。
次に、絶対角度位置検出装置100の動作である絶対角度位置検出方法について、図4を参照して説明する。図4は、実施の形態1の絶対角度位置検出方法の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS127において、演算部150は、回転数カウント部142からの停電時多回転カウントデータを受けて演算し、絶対角度位置信号を生成する。そして、処理はステップS100に戻り、電源判定以降の処理を繰り返し実行する。
また、停電時に、励磁相Aと励磁相Bとを交互に1相パルス励磁信号により励磁し、励磁相Aを励磁したときの停電時多回転カウントデータ(A)と、励磁相Bを励磁したときの停電時多回転カウントデータ(B)とを比較して正常か異常かを判定するため、停電時多回転カウントデータの信頼性を高めることができる。
実施の形態1に説明した絶対角度位置検出装置100及び絶対角度位置検出方法によれば、2相励磁/2相出力のレゾルバ1を用いて、以下のように、高精度な絶対角度検出を実現する。
一方、停電時には、切換部120内部の接続が停電時第1接続状態と停電時第2接続状態とに交互に切り換えられ、パルス励磁部141において生成された1相パルス励磁信号を切換部120経由で、2つの励磁相の一つずつに交互に入力して励磁し、レゾルバ1から2相のレゾルバ信号を得て、回転数カウント部142において1相パルス励磁信号により2相のレゾルバ信号をカウントして停電時多回転カウントデータを生成し、停電時多回転カウントデータを演算部150において演算して絶対角度位置信号を生成する。
また、停電時には、間欠的なパルス励磁信号を用いてレゾルバ1の2つの励磁相をパルス励磁することで、通電時よりも消費電流を低減することができる。
そして、回転数カウント部142は、通電時には通電時多回転カウントデータを生成し、停電時には停電時多回転カウントデータを生成するため、通電時及び停電時を通して連続した多回転検出を行うことができる。
Claims (10)
- 2相励磁/2相出力のレゾルバ(1)により多回転検出を行う絶対角度位置検出方法であって、
通電時に、
切換部(120)内部の接続が通電時接続状態に切り換えられ、
AC励磁部(132)において生成された互いに位相が90°ずれた2相AC励磁信号を、前記切換部(120)経由で前記レゾルバ(1)の2つの励磁相に入力して2相励磁し、前記レゾルバ(1)から2相のレゾルバ信号を得るステップと、
前記2相のレゾルバ信号をレゾルバ/デジタル変換部(131)において処理して1回転データを生成するステップと、
前記2相AC励磁信号からタイミング部(133)において2相のタイミング信号を生成するステップと、
回転数カウント部(142)において前記2相のタイミング信号により前記2相のレゾルバ信号をカウントして通電時多回転カウントデータを生成するステップと、
前記1回転データと前記通電時多回転カウントデータとを演算部(150)において演算して絶対角度位置信号を生成するステップと、を有し、
停電時に、
前記切換部(120)内部の接続が停電時接続状態に切り換えられ、
パルス励磁部(141)において生成された1相パルス励磁信号を、前記切換部(120)経由で、前記2つの励磁相の1つずつに交互に入力して励磁し、前記レゾルバ(1)から前記2相のレゾルバ信号を得るステップと、
前記回転数カウント部(142)において前記1相パルス励磁信号により前記2相のレゾルバ信号をカウントして停電時多回転カウントデータを生成するステップと、
前記停電時多回転カウントデータを前記演算部(150)において演算して前記絶対角度位置信号を生成するステップと、を有する、
ことを特徴とする絶対角度位置検出方法。 - 前記回転数カウント部(142)は、2つの励磁相を1つずつ交互に励磁して得られるそれぞれの停電時多回転カウントデータを比較し、前記停電時多回転カウントデータの異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の絶対角度位置検出方法。 - 前記回転数カウント部(142)は、前記比較において、一致、または、前記レゾルバ(1)の電気角で1象限以下のずれを検出した場合、前記停電時多回転カウントデータを正常であると判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の絶対角度位置検出方法。 - 前記回転数カウント部(142)は、前記比較において、前記レゾルバ(1)の電気角で2象限以上のずれを検出した場合、前記停電時多回転カウントデータを異常であると判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の絶対角度位置検出方法。 - 停電時には、前記パルス励磁部(141)と前記回転数カウント部(142)とがバックアップ電源により駆動される、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の絶対角度位置検出方法。 - 2相励磁/2相出力のレゾルバ(1)により多回転検出を行う絶対角度位置検出装置であって、
互いに位相が90°ずれた2相AC励磁信号を生成するAC励磁部(132)と、
前記2相AC励磁信号を2相のタイミング信号に変換するタイミング部(133)と、
前記レゾルバ(1)から供給された2相のレゾルバ信号をデジタル変換して1回転データを生成するレゾルバ/デジタル変換部(131)と、
1相パルス励磁信号を生成するパルス励磁部(141)と、
前記2相のレゾルバ信号をカウントして通電時多回転カウントデータまたは停電時多回転カウントデータを生成する回転数カウント部(142)と、
前記2相AC励磁信号と前記1相パルス励磁信号との一方を切り換えて前記レゾルバ(1)に供給する切換部(120)と、
前記1回転データ、前記通電時多回転カウントデータ及び前記停電時多回転カウントデータを処理する演算部(150)と、を備え、
通電時には、
前記切換部(120)は、内部の接続を通電時接続状態に切り換え、
2つの励磁相に前記2相AC励磁信号を入力して2相励磁し、前記レゾルバ(1)から前記2相のレゾルバ信号を得て、
前記2相のレゾルバ信号を前記レゾルバ/デジタル変換部(131)において処理して1回転データを生成し、
前記回転数カウント部(142)は、前記2相のタイミング信号により前記2相のレゾルバ信号をカウントして前記通電時多回転カウントデータを生成し、
演算部(150)は、前記1回転データと前記通電時多回転カウントデータとを演算して絶対角度位置信号を生成し、
停電時には、
前記切換部(120)は、内部の接続を停電時接続状態に切り換え、
前記2つの励磁相の1つずつに交互に前記1相パルス励磁信号を入力して励磁し、前記レゾルバ(1)から前記2相のレゾルバ信号を得て、
前記回転数カウント部(142)は、前記1相パルス励磁信号により前記2相のレゾルバ信号をカウントして前記停電時多回転カウントデータを生成し、
前記演算部(150)は、前記停電時多回転カウントデータを演算して前記絶対角度位置信号を生成する、
ことを特徴とする絶対角度位置検出装置。 - 前記回転数カウント部(142)は、前記2つの励磁相を1つずつ交互に励磁して得られるそれぞれの停電時多回転カウントデータを比較し、前記停電時多回転カウントデータの異常の有無を判定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の絶対角度位置検出装置。 - 前記回転数カウント部(142)は、前記比較において、一致、または、前記レゾルバ(1)の電気角で1象限以下のずれを検出した場合、前記停電時多回転カウントデータを正常であると判定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の絶対角度位置検出装置。 - 前記回転数カウント部(142)は、前記比較において、前記レゾルバ(1)の電気角で2象限以上のずれを検出した場合、前記停電時多回転カウントデータを異常であると判定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の絶対角度位置検出装置。 - 前記パルス励磁部(141)と前記回転数カウント部(142)とは、停電時において、バックアップ電源により駆動される、
ことを特徴とする請求項6~9のいずれか一項に記載の絶対角度位置検出装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2021157320A JP7599657B2 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 絶対角度位置検出方法及び装置 |
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| JP2021157320A JP7599657B2 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 絶対角度位置検出方法及び装置 |
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| JP2023048167A JP2023048167A (ja) | 2023-04-07 |
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| JP2005315634A (ja) | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 絶対位置検出方法及び装置 |
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