JP7601123B2 - 軸受の軌道輪のはく離進展解析方法、はく離解析装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
はく離状況取得手段によって前記軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得する工程と、
少なくとも取得されたはく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、および前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転動体が前記軌道輪の前記はく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する工程と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する工程と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する工程と、
を有し、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される。
前記軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得するはく離状況取得手段と、
少なくとも取得された前記はく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転動体が前記軌道輪のはく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する荷重算出部と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する進展速度算出部と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する演算部と、
を備え、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される。
コンピュータに、
はく離状況取得手段によって、転がり軸受の軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得する工程と、
少なくとも取得されたはく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、および前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転がり軸受の転動体が前記軌道輪の前記はく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する工程と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する工程と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する工程と、
を実行させ、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される。
図1に示すように、本実施形態の軌道輪のはく離進展解析装置1は、機械設備20に組み込まれた転がり軸受10の内外軌道輪(即ち、内輪11または外輪12)に発生したはく離部を解析する。はく離進展解析装置1は、制御装置30、および出力装置40を備えている。はく離進展解析装置1は、解析対象である機械設備20に、データ伝送手段22を介して接続される。
本実施形態に係る解析方法について説明する。まず、本実施形態に係る解析方法の比較対象となる従来方法と、その改善点について説明する。
図8は、本実施形態に係る解析処理のフローチャートである。本処理は、はく離進展解析装置1の制御装置30により実行され、例えば、制御装置30が備える演算処理部31が本実施形態に係る処理を実現するためのプログラムを記憶部33から読み出して実行することにより実現されてよい。本処理は、転がり軸受10の運転開始に伴って開始されてもよいし、転がり軸受10が動作している最中にユーザの指示に基づいて開始されてもよい。また、本処理フローは、定期的に実行されるような構成であってもよい。
ΔK:応力拡大係数変動幅
C、m:実験定数
a:周方向のき裂長さ
Fc:比例係数
π:円周率
A0:観察された時点のはく離部の周方向長さ
n:転動体が負荷圏内ではく離部の出口部を負荷する回数
(1) 回転機械に使用される、内外軌道輪と当該内外軌道輪間の転動体を有する転がり軸受の軌道輪のはく離の進展を予測するはく離進展解析方法であって、
はく離状況取得手段によって前記軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得する工程と、
少なくとも取得されたはく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、および前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転動体が前記軌道輪の前記はく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する工程と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する工程と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する工程と、
を備え、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される、転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析方法。
この構成によれば、従来よりも予測精度を向上させた、軸受のはく離進展解析が可能となる。特に、はく離部の形状に応じて発生する転動体の軸方向の移動(逃げ)を踏まえた集中面圧を考慮して、より精度良くはく離の進展を予測することが可能となる。
この構成によれば、動的FEM解析の結果から転動体の逃げ量を適切に導出することが可能となる。
ΔK:応力拡大係数変動幅
C、m:実験定数
P0:転動体の最大面圧(集中面圧)
a:周方向のき裂長さ
Fc:比例係数
π:円周率
を用いて算出される、(1)または(2)に記載の転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析方法。
この構成によれば、はく離部の形状に応じて発生する転動体の軸方向の移動(逃げ)を踏まえた集中面圧を考慮して、より精度良くはく離の進展を予測することが可能となる。
この構成によれば、所望のはく離の形状までの残存時間を寿命として扱うことで、任意のはく離の形状になるまでの時間を予測することが可能となる。
前記軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得するはく離状況取得手段と、
少なくとも取得された前記はく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転動体が前記軌道輪のはく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する荷重算出部と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する進展速度算出部と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する演算部と、
を備え、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される、転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析装置。
この構成によれば、従来よりも予測精度を向上させた、軸受のはく離進展解析が可能となる。特に、はく離部の形状に応じて発生する転動体の軸方向の移動(逃げ)を踏まえた集中面圧を考慮して、より精度良くはく離の進展を予測することが可能となる。
はく離状況取得手段によって、転がり軸受の軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得する工程と、
少なくとも取得されたはく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、および前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転がり軸受の転動体が前記軌道輪の前記はく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する工程と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する工程と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する工程と、
を実行させ、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される、プログラム。
この構成によれば、従来よりも予測精度を向上させた、軸受のはく離進展解析が可能となる。特に、はく離部の形状に応じて発生する転動体の軸方向の移動(逃げ)を踏まえた集中面圧を考慮して、より精度良くはく離の進展を予測することが可能となる。
10…転がり軸受
11…内輪
12…外輪
13…転動体
14…ハウジング
20…機械設備
22…データ伝送手段
30…制御装置
31…演算処理部
32…制御部
33…記憶部
34…データ伝送手段
40…出力装置
Claims (6)
- 回転機械に使用される、内外軌道輪と当該内外軌道輪間の転動体を有する転がり軸受の軌道輪のはく離の進展を予測するはく離進展解析方法であって、
はく離状況取得手段によって前記軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得する工程と、
少なくとも取得されたはく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、および前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転動体が前記軌道輪の前記はく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する工程と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する工程と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する工程と、
を備え、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される、転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析方法。 - 前記転動体の逃げ量は、動的FEM(Finite Element Method)解析により特定される、請求項1に記載の転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析方法。
- 所定のはく離部の形状になるまでの残存時間を残存寿命として出力する工程をさらに備える、請求項1または2に記載の転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析方法。
- 回転機械に使用される、内外軌道輪と当該内外軌道輪間の転動体を有する転がり軸受の軌道輪のはく離の進展を予測するはく離進展解析装置であって、
前記軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得するはく離状況取得手段と、
少なくとも取得された前記はく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転動体が前記軌道輪のはく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する荷重算出部と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する進展速度算出部と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する演算部と、
を備え、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される、転がり軸受の軌道輪のはく離進展解析装置。 - コンピュータに、
はく離状況取得手段によって、転がり軸受の軌道輪のはく離の有無およびはく離部の形状を取得する工程と、
少なくとも取得されたはく離部の形状、前記転がり軸受の諸元、および前記転がり軸受の運転条件に基づいて、前記転がり軸受の転動体が前記軌道輪の前記はく離部の出口部を通過するときの、前記転動体に作用する転動体荷重を進行する前記はく離部の形状を考慮して算出する工程と、
前記はく離部の出口部における転動体荷重に基づいて、進行する前記はく離部の形状を考慮した前記はく離の進展速度を算出する工程と、
前記はく離の進展速度に基づいて、経過時間とはく離部の形状との関係を算出する工程と、
を実行させ、
前記はく離の進展速度は、前記はく離部の形状に応じて生じる軸方向の前記転動体の逃げ量から導出される、前記はく離部の出口部に対する面圧に基づいて算出される、プログラム。
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