JP7608825B2 - 多翼ファン及び室内機 - Google Patents
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Description
図1は、実施例の室内機を示す断面図である。図2は、実施例の多翼ファンを示す斜視図である。図1に示すように、実施例の室内機1は、冷凍サイクル装置、例えば、空気調和装置(図示せず)を構成する室内機であり、熱交換器5と、熱交換器5を通過した空気が流入する多翼ファン6と、多翼ファン6から送られる気流の流路を形成するファンケーシング7と、熱交換器5、多翼ファン6、ファンケーシング7を内部に収容する本体ケーシング8と、を備える。本体ケーシング8は、空気の吸い込み口8a及び吹き出し口8bを有する。
図3は、実施例の多翼ファン6を示す断面図である。実施例の多翼ファン6は、空気の流れが、回転軸13の軸方向Xと交差する方向に多翼ファン6を貫通する、いわゆる貫流ファンとして用いられている。
図8は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例1を示す断面図である。図8に示すように、変形例1の複数の翼12の全ては、回転軸13の軸方向Xに直交する翼12の断面において、複数の翼12のうち配列方向に隣り合う翼12同士の凹部20(20A~20D)の個数が互いに異なっている。これにより、隣り合う翼12間で、翼ピッチ音を分散させることができる。各翼12の凹部20の個数は、多翼ファン6の回転方向Rに沿って規則的に増減するが、この構造に限定にされず、不規則に変化していてもよい。
図9は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例2を示す断面図である。図9に示すように、変形例2の複数の翼12の全ては、回転軸13の軸方向Xに直交する翼12の断面において、複数の翼12のうち配列方向に隣り合う翼12同士の凹部20の断面形状が互いに異なっている。例えば、凹部20は、内周側部18aの先端面から外周側部18bに向かって延びており、負圧面17bに交差する凹部20の端面21bを有する。これにより、隣り合う翼12間で、翼ピッチ音の周波数を分散させることができる。凹部20の断面形状としては、翼12の厚み方向に対する凹部20の深さ、翼弦に沿う方向に対する凹部20の長さ、回転軸13の軸方向Xに直交する断面における翼面17と端面21bがなす角等が異なっていればよい。また、多翼ファン6は、例えば、変形例1と変形例2が組み合わされてもよく、隣り合う翼12間で翼ピッチ音の周波数を更に分散させることができる。
図10は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例3を示す平面図である。図10に示すように、変形例3では、複数の翼12の配列方向に隣り合う翼12同士において、翼弦に沿う方向における凹部20の断面形状が同一であり、回転軸13の軸方向Xに対する凹部20の長さHが異なる。変形例3では、隣り合う翼12同士において凹部20の長さHが異なるので、例えば、図10中のD-D断面において、隣り合う翼12同士の翼12の断面形状が異なることにより、隣り合う翼12間で翼ピッチ音の周波数を分散させることができる。
図11は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例4を示す斜視図である。変形例4は、上述した実施例と変形例3が組み合わされた一例であり、図11に示すように、複数の翼12の各々において、内周側部18aの正圧面17a、内周側部18aの負圧面17b、外周側部18bの正圧面17a、外周側部18bの負圧面17bの4箇所のうちのいずれか1箇所に凹部20が形成されており、隣り合う翼12間で凹部20の位置が互いに異なる。
図12は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例5を示す平面図である。図12に示すように、複数の翼12の配列方向に隣り合う各翼12には、回転軸13の軸方向Xに直交する断面形状が同一の複数の凹部20が、回転軸13の軸方向Xに並んで形成されている。そして、複数の翼12の配列方向に隣り合う翼12同士において、回転軸13の軸方向Xに間隔をあけて並ぶ凹部20の個数が異なる。各翼12の凹部20の個数は、多翼ファン6の回転方向Rに沿って所定の周期で増減を繰り返すように変化するが、この構造に限定されず、不規則に変化していてもよい。変形例5では、隣り合う翼12同士において凹部20の個数が異なるので、例えば、図12中のE-E断面において、隣り合う翼12同士の翼12の断面形状が異なることにより、隣り合う翼12間で翼ピッチ音を分散させることができる。
図13は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例6を示す平面図である。図13に示すように、複数の翼12の配列方向に隣り合う翼12同士において、回転軸13の軸方向Xに直交する凹部20の断面形状、回転軸13の軸方向Xに並ぶ凹部20の個数がそれぞれ同一であり、回転軸13の軸方向Xにおける凹部20の位置が異なる。各翼12の凹部20の位置は、多翼ファン6の回転方向Rに沿って、回転軸13の軸方向Xにおける一方側へ向かって徐々にずれるが、この構造に限定されず、凹部20の位置が不規則に変化してもよい。変形例6では、隣り合う翼12同士において、回転軸13の軸方向Xに対する凹部20の位置が異なるので、例えば、図13中のG-G断面において、隣り合う翼12同士の翼12の断面形状が異なることにより、隣り合う翼12間で翼ピッチ音を分散させることができる。
図14は、実施例の多翼ファン6における翼12の他の例を示す模式図である。図15は、実施例の多翼ファン6における複数の翼12の変形例7を示す断面図である。図14に示すように、翼12は、内周側部18aと外周側部18bに、凹部20(20F、20G)がそれぞれ形成されている。凹部20(20F、20G)は、回転軸13の軸方向Xにおける翼12の一部に形成されている。
以上のように多翼ファン6の隣り合う翼12同士は、実施例、変形例1~7における凹部20のいずれかを有することにより、各翼12の断面形状が異なるので、各翼12の翼ピッチ音の周波数が変化する。これにより、隣り合う翼12同士において、翼ピッチ音の周波数を分散させることが可能になり、翼12の回転時に生じる翼ピッチ音による騒音が抑えられる。
上述した多翼ファン6の複数の翼12は、図3に示すように、回転軸13の回転中心Oに対する翼12の内接円C1の直径(内径)をA、翼12の外接円C2の直径(外径)をBとしたとき、翼12の内外径比(A/B)が0.720以上、0.800以下である。このような翼12の内外径比(A/B)の場合に、実施例における凹部20によって、翼ピッチ音の周波数を制御することにより、凹部20が無い多翼ファンに比べて騒音を低減できる。
上述したように多翼ファン6の複数の翼12は、翼12の正圧面17a及び負圧面17bの少なくとも一方、かつ、翼12の内周側部18a及び外周側部18bの少なくとも一方に、翼12の厚み方向に対して窪む凹部20が回転軸13の軸方向Xに沿って形成された少なくとも2つの翼12を含む。複数の翼12の配列方向に隣り合う翼12同士は、回転軸13上でいずれかの翼12に凹部20が形成された位置において、回転軸13の軸方向Xと直交する断面形状が異なる。上述の少なくとも2つの翼12は、回転軸13の軸方向Xに対する凹部20の長さが互いに異なっている。これにより、複数の翼12において、隣り合う翼12の翼ピッチ音の周波数を変化させることで、隣り合う翼12間の翼ピッチ音の周波数を分散させることが可能になり、翼12の回転時に生じる翼ピッチ音による騒音を抑えることができる。また、翼12の翼面17において凹部20を形成する位置を変えることにより、翼12の断面形状を容易に異ならせることができるので、隣り合う翼12間で翼ピッチ音の周波数を容易に変化させることができる。
5 熱交換器
6 多翼ファン
12 翼
13 回転軸
17 翼面
17a 正圧面
17b 負圧面
18a 内周側部
18b 外周側部
20(20A~20G) 凹部
21a 底面
21b 端面
A、B 直径
(A/B) 内外径比
C1 内接円
C2 外接円
H 長さ
L 翼弦長
X 軸方向
Claims (11)
- 回転軸の軸方向に沿って延ばされると共に、前記回転軸まわりに所定のピッチで配列された複数の翼を備える貫流ファンであって、
前記複数の翼は、前記翼の翼面である正圧面及び負圧面の少なくとも一方、かつ、前記翼の内周側部及び外周側部の少なくとも一方に、前記翼の厚み方向に対して窪む凹部が前記回転軸の軸方向に沿って形成された少なくとも2つの翼を含み、
前記複数の翼の配列方向に隣り合う翼同士は、前記回転軸上でいずれかの翼に前記凹部が形成された位置において、前記回転軸と直交する断面形状が異なると共に、翼弦長が異なるように前記凹部が形成され、
隣り合う前記少なくとも2つの翼は、前記回転軸の軸方向に対する前記凹部の長さが互いに異なっている、多翼ファン。 - 前記2つの翼は、前記凹部を有し、
前記2つの翼の各凹部は、前記正圧面、前記負圧面、前記内周側部及び前記外周側部のいずれかの位置が互いに異なる、
請求項1に記載の多翼ファン。 - 前記2つの翼は、前記回転軸の軸方向に直交する翼の断面において、前記凹部の個数が互いに異なる、
請求項1または2に記載の多翼ファン。 - 前記2つの翼は、前記回転軸の軸方向に直交する翼の断面における前記凹部の断面形状が互いに異なる、
請求項1~3のいずれか1項に記載の多翼ファン。 - 前記2つの翼は、前記回転軸の軸方向に並ぶ前記凹部の個数が互いに異なる、
請求項1~4のいずれか1項に記載の多翼ファン。 - 前記凹部は、前記回転軸の軸方向における翼の一部に形成され、
前記凹部の底面は、前記凹部が形成された翼面が湾曲する方向と同一方向に湾曲し、当該底面が、前記回転軸の軸方向に直交する翼の断面において、翼弦長の一端から、前記凹部が形成された前記翼面まで連続する1つの湾曲面として形成されている、
請求項1~5のいずれか1項に記載の多翼ファン。 - 前記凹部は、前記正圧面と前記負圧面とに連続して、前記内周側部と前記外周側部のいずれかの先端を切り欠いて形成される、
請求項1~6のいずれか1項に記載の多翼ファン。 - 回転軸の軸方向に沿って延ばされると共に、前記回転軸まわりに所定のピッチで配列された複数の翼を備える貫流ファンであって、
前記複数の翼は、前記翼の翼面である正圧面及び負圧面の少なくとも一方に、前記翼の厚み方向に対して窪む凹部が、前記翼の内周側部の先端から外周側部の先端まで連続すると共に、前記回転軸の軸方向における前記翼の一部に前記軸方向に沿って形成された少なくとも2つの翼を含み、
前記複数の翼の配列方向に隣り合う翼同士は、前記回転軸上でいずれかの翼に前記凹部が形成された位置において、前記回転軸と直交する断面形状が異なり、
前記少なくとも2つの翼は、前記回転軸の軸方向に対する前記凹部の長さが互いに異なっている、多翼ファン。 - 前記複数の翼は、前記回転軸の中心に対する翼の内接円の直径をA、翼の外接円の直径をBとしたとき、翼の内外径比(A/B)が0.720以上、0.800以下である、
請求項1~8のいずれか1項に記載の多翼ファン。 - 前記複数の翼は、前記回転軸の中心に対する翼の内接円の直径をA、外接円の直径をBとしたとき、翼の内外径比(A/B)が0.800を超える、
請求項1~8のいずれか1項に記載の多翼ファン。 - 熱交換器と、
前記熱交換器を通過した空気が流入する、請求項1~10のいずれか1項に記載の多翼ファンと、
を備える、室内機。
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| JP2020215475A JP7608825B2 (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 多翼ファン及び室内機 |
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| JP2020215475A JP7608825B2 (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 多翼ファン及び室内機 |
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| JP7608825B2 true JP7608825B2 (ja) | 2025-01-07 |
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| JP2020215475A Active JP7608825B2 (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 多翼ファン及び室内機 |
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