JP7612452B2 - 火炎検出器監視装置、火炎検出器監視プログラム、及び、火炎検出器監視方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る火炎検出器監視装置20は、燃焼システム10に使用される。火炎検出器監視装置20は、燃焼システム10の後述の燃焼機器40が備えるバーナの火炎、より具体的にメインバーナ42及びパイロットバーナ43の火炎の活発度を検出する火炎検出器45の状態を監視して、火炎検出器45の故障の予兆の有無を監視する。
上記実施の形態の構成は、任意に変更可能である。以下変形例を例示する。各変形例は、少なくとも一部同士組み合わせることもできる。
燃焼装置30の構成は、任意である。例えば、燃焼装置30は、パイロットバーナ43がないメインバーナ42のみを有するタイプであってもよい。また、燃焼装置30は、パイロットバーナ43を常時点火させた状態としてもよい。この場合、メインバーナ42用の火炎検出器と、パイロットバーナ43用の火炎検出器と、を用意するとよい。着火遅れ時間Tdは、例えば、パイロットバーナ43又はメインバーナ42への点火又は着火を指示する信号を出力する着火指示から、メインバーナ42の着火を検出する着火検出までの期間であればよい。火炎検出器45は、バーナの火炎の活発度を検出できればよく、バーナは、パイロットバーナ43又はメインバーナ42の少なくとも一方でもよい。
比較部21Dは、縦軸を振幅の階級とし、横軸を振幅の個数として、直近統計データの直近分布データと、基準統計データの基準分布データと、を互いに関連付けてグラフ化してもよい。関連付けてグラフ化する手法は、上記のように、縦軸及び横軸を共通にした座標平面で各グラフを重畳する方法に限定されない。例えば、座標軸のスケールを共通とした異なる座標平面それぞれに各グラフがあらわされてもよい。このように、関連付けてグラフ化する手法は、例えば、ユーザが各分布データを比較可能な手法でグラフ化する手法であればよい。両データを関連付けたグラフ化により、ユーザは火炎検出器45の故障の予兆を用意に把握することができる。上記統計的な解析の対象の振幅Sの集合のうち、突発的に異常な数値の振幅Sについては、解析対象から除外してもよい。比較部21Dは、予兆情報として、直近分布データと基準分布データの各値を併記した画像を出力してもよい。このような数値でも、ユーザは火炎検出器45の故障の予兆を把握することができる。
解析部21Cは、上記の統計的な解析において、上記の解析に代えて又は加えて、解析対象の集合に含まれる振幅Sの分布(階級ごとの分布を含む)を表す統計量を算出してもよい。この場合、直近統計データと基準統計データとは、振幅Sの分布を表す統計量を含む。
処理実行部21Bは、振幅特定部21Aにより特定された振幅Sに基づいて、火炎検出器45の故障の予兆の有無を表す予兆情報をユーザに提示するための処理を実行すればよく、この処理は、上記処理に限定されない。処理実行部21Bは、前記の処理として、例えば、振幅Sが所定基準よりも大きい場合に、火炎検出器45の故障の予兆が有る旨の予兆情報を出力するように構成されてもよい。例えば、図12に示すように、処理実行部21Bは、振幅データ群から直近の振幅Sを取得し、取得した振幅Sと、記憶装置23に記憶されている基準振幅(実験等により求められる)と、を比較する。処理実行部21Bは、振幅Sの方が大きい場合に、「故障の予兆があります」等のメッセージをディスプレイ24に出力してもよい。以上のような処理によっても、ユーザは火炎検出器45の故障の予兆を容易に把握することができる。
火炎検出器監視装置20のハードウェア構成は任意である。振幅特定部21A及び処理実行部21B(解析部21C、及び、比較部21D)は、それぞれ、一以上のコンピュータ又は制御回路(ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)など)から構成されてもよい。前記各部21A~21Bのうちの少なくとも一部は、燃焼制御装置70が備えてもよい。火炎検出器監視装置20は、サーバコンピュータ、クラウドコンピュータ等であってもよい。予兆情報の出力先は、ユーザ端末などのディスプレイであってもよい。予兆情報の出力先は、プリンタ、記憶媒体、ネットワーク、他のコンピュータ等であってもよい。上記で説明した予兆情報をユーザに提示するための処理は、最終的にユーザに予兆情報を提示するために、ユーザ端末、プリンタ、記憶媒体、ネットワーク、他のコンピュータ等に予兆情報を出力する処理を含む。火炎検出器監視装置20などの各装置は、装置の構成要素が一つの筐体にまとめられた装置の他、装置の構成要素が複数の筐体に分散して収容されたシステムを含む。
火炎の活発度は、火炎検出器45の放電管の電極間で起こる放電の単位時間当たりの放電回数により示されてもよい。このような場合、燃焼装置70に、当該放電回数をカウントするカウント及びカウント期間を計測する計測部を設けるとよい。火炎の活発度が大きい場合、例えば、紫外線強度が大きい場合、単位時間中の放電回数は多くなる。つまり、放電回数の増加は、上記でのフレーム電圧の電圧値の増加に対応する。偽放電が発生すると、その分放電回数が多くなるため、偽放電の発生頻度が高くなったりすると、単位時間当たりの放電回数の時間変化の振幅つまり火炎の活発度の振幅も大きくなる。
本発明は、燃焼システムないし燃焼装置に使用される火炎検出器以外の火炎検出器にも適用可能である。本発明の対象の火炎検出器は、火炎の活発度を検出するセンサなどであればよい。このような火炎検出器から出力される火炎活発度の振幅は、火炎検出器の経年劣化により乱れ、振幅の乱れは、最終的に火炎検出器の故障に繋がると考えられる。
上記実施形態等では、火炎検出器監視装置20が上記各種処理を実行することで、振幅Sの特定、振幅Sに基づく予兆情報のユーザへの提示、振幅Sの集合の統計的な解析、直近統計データと基準統計データとの比較などを行う火炎検出器監視方法が行われている。しかし、当該方法の少なくとも一部は、火炎検出器監視装置20以外の物又は人により行われてもよい。振幅Sに基づく予兆情報のユーザへの提示は、予兆情報をネットワークを介してユーザの端末に送信することなどを含む。
以上、実施形態及び変形例を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、本発明には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る、上記実施形態及び変形例に対する様々な変更が含まれる。上記実施形態及び変形例に挙げた各構成は、矛盾の無い範囲で適宜組み合わせることができる。
Claims (10)
- 火炎検出器により検出され出力された火炎の活発度の振幅を特定するように構成された振幅特定部と、
前記振幅特定部により特定された前記振幅に基づいて、前記火炎検出器の故障の予兆の有無を表す予兆情報をユーザに提示するための処理を実行するように構成された処理実行部と、を備え、
前記処理実行部は、
火炎を発生させる複数回分の燃焼それぞれについて前記振幅特定部により特定された前記振幅の集合を統計的に解析し、当該集合の統計データを第1統計データとして得るように構成された解析部と、
前記第1統計データと、火炎を発生させる複数回の燃焼それぞれで前記火炎検出器により検出された火炎の活発度の振幅の集合の統計データとして用意された基準となる第2統計データとを比較し、比較結果を前記予兆情報として出力するように構成された比較部と、を備える、
火炎検出器監視装置。 - 前記解析部は、前記火炎検出器に前記故障の予兆が発生する前かつ前記複数回分の燃焼よりも前に行われた前記複数回分と同回数分の燃焼それぞれについて前記振幅特定部により特定された前記振幅の集合を統計的に解析し、当該集合の統計データを前記第2統計データとして得るように構成されている、
請求項1に記載の火炎検出器監視装置。 - 前記第1統計データは、振幅の階級それぞれに属する振幅の個数の分布を示す第1分布データを含み、
前記第2統計データは、振幅の階級それぞれに属する振幅の個数の分布を示す第2分布データを含む、
請求項1又は2に記載の火炎検出器監視装置。 - 前記比較部は、
第1軸を振幅の階級とし、第2軸を振幅の個数として、前記第1分布データと前記第2分布データとを互いに関連付けてグラフ化することで、前記第1統計データと前記第2統計データとを比較し、
互いに関連付けられてグラフ化された前記第1分布データ及び前記第2分布データの各グラフを前記比較結果として出力する、ように構成されている、
請求項3に記載の火炎検出器監視装置。 - 前記第1統計データと前記第2統計データとは、前記振幅の分布を表す統計量を含み、
前記比較部は、前記第1統計データの統計量が表す前記振幅の分布が、前記第2統計データの統計量が表す前記振幅の分布よりも振幅の大きい傾向にある場合に、前記火炎検出器の故障の予兆が有る旨の前記予兆情報を出力する、ように構成されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の火炎検出器監視装置。 - 前記統計量は、前記振幅の平均値、前記振幅の階級それぞれに属する振幅の個数の分布における最頻値、及び、前記分布における中央値の少なくとも1つを含む、
請求項5に記載の火炎検出器監視装置。 - 前記処理実行部は、前記振幅が所定基準よりも大きい場合に、前記火炎検出器の故障の予兆が有る旨の前記予兆情報を出力するように構成されている、
請求項1から6のいずれか1項に記載の火炎検出器監視装置。 - 前記火炎検出器は、前記火炎から放射される電磁波により放電を生じ、当該放電を検出することにより前記火炎の活発度を検出するように構成されている、
請求項1から7のいずれか1項に記載の火炎検出器監視装置。 - コンピュータを請求項1に記載の火炎検出器監視装置として機能させる火炎検出器監視プログラム。
- 火炎検出器により検出され出力された火炎の活発度の振幅を特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された前記振幅に基づいて、前記火炎検出器の故障の予兆の有無を表す予兆情報をユーザに提示する提示ステップと、を有し、
前記提示ステップは、
火炎を発生させる複数回分の燃焼それぞれについて前記特定ステップで特定された前記振幅の集合を統計的に解析し、当該集合の統計データを第1統計データとして得る第1ステップと、
前記第1統計データと、火炎を発生させる複数回の燃焼それぞれで前記火炎検出器により検出された火炎の活発度の振幅の集合の統計データとして用意された基準となる第2統計データとを比較し、比較結果を前記予兆情報として前記ユーザに提示する第2ステップと、を含む、
火炎検出器監視方法。
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| JP2021030370A JP7612452B2 (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 火炎検出器監視装置、火炎検出器監視プログラム、及び、火炎検出器監視方法 |
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| JP2022131427A JP2022131427A (ja) | 2022-09-07 |
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