JP7613342B2 - 座屈拘束ブレース、該座屈拘束ブレースを備えた架構 - Google Patents

座屈拘束ブレース、該座屈拘束ブレースを備えた架構 Download PDF

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Description

本発明は、鋼製の芯材と、一対の木製の座屈拘束材からなる座屈拘束ブレース及び該座屈拘束ブレースを備えた架構に関するものである。
建築物では地震時のせん断力に抵抗する部材として、ブレースを設けることがある。ブレースは架構面内に斜め方向に設けられ、主に地震荷重により生じる層のせん断変形に抵抗する部材である。
地震時において軸方向の引張、圧縮荷重が繰り返し作用するため、ブレースには両荷重に対して十分な耐力やエネルギー吸収能力を有することが要求される。
一般に、軸方向の圧縮荷重が作用する場合、部材には座屈が生じる恐れがあり、座屈が生ずることで部材の耐力やエネルギー吸収能力が低下する。
ブレースにおいても座屈による耐力やエネルギー吸収能力の低下が生じうるため、地震荷重に対して抵抗する芯材と、芯材の座屈変形を抑えるために芯材の周囲を覆うように配される座屈拘束材からなる座屈拘束ブレースが存在する。
図6、図7はこのような座屈拘束ブレース41を柱43と梁45で構成された架構面内に配設したものを示している。
座屈拘束材は芯材の座屈による曲げ変形に対して十分な耐力を有することが要求され、また芯材の座屈変形による局所圧縮力に対して座屈拘束材または座屈拘束材の接合部が十分な耐力を有することが要求される。
図8は、芯材47と座屈拘束材49からなる座屈拘束ブレース41の断面図であり、従来の芯材47の断面形状としては、プレート(図8(a)参照)、円形(図8(b)参照)、十字(図8(c)参照)、H形(図8(d)参照)等があり、また芯材47を覆う座屈拘束材49は箱形(図8(a)、(c)(d)参照)や円形(図8(b)参照)が多い。
座屈拘束材49と芯材47の隙間が大きいほど座屈拘束材49に要求される耐力が高くなるため、座屈拘束材49と芯材47の隙間にモルタルなどの充填材51を設けるものもある(図8(a)参照)。
また座屈拘束材49に芯材47の軸力が流れないよう、アンボンド材53を塗布、または貼り付けたりするものもある(図8(a)参照)。
座屈拘束ブレース41の両端部と架構との接合部に関しては、図6に示すボルトによって接合するボルト接合部55とするタイプと、図7に示すピンによって接合するピン接合部57とするタイプがある。
いずれも接合部近辺の芯材47の幅を大きくする、強度の高い鋼材を用いる、補強リブを設けるなどして、芯材47の耐力を高くして塑性化を防ぎ、接合部は先行して破壊しない仕様となっている。また座屈拘束材49が鋼製のため芯材47との接触による局所破壊は生じにくい仕様となっている。
ところで、昨今CO2排出問題から木材の利用が推進されている。木材は火災時に焼失してしまうため、不燃処理等により耐火性を付与して建物の柱や梁に使用されることがある。加えて鋼構造においても床スラブなど一部で木材を利用するケースがあり、昨今ではブレースの座屈拘束材としての木材使用が検討されている。
例えば、特許文献1では、鋼製でプレート状の芯材と、芯材の広幅面の両面に配された一対の木製の拘束材からなり、両者が軸方向の両端においてボルト接合されている座屈拘束ブレースを提案している。
また、特許文献1においては、プレート状の両端部をH形断面とし、そのウェブの両面を挟むような一対の木製の拘束材を配することも提案している。
さらに、特許文献2では、鋼製でプレート状の芯材と、芯材の広幅面の両面に配された一対の木製の拘束板と、芯材の狭幅面の両面に配されて拘束板と接合されている一対の木製の側板からなり座屈拘束ブレースを提案している。
また、芯材の広幅面と拘束板の間に内挿板を設け、芯材の局所的な圧縮力により拘束板が破損することを防いでいる。
特開2019-214881号公報 特開2020-51186号公報
特許文献1、2に開示のものは基本的にプレート状の芯材を用い、弱軸まわりの面外変形方向(プレートの広幅面が面外に変形する方向)に対して拘束する工夫を提案している。
しかし、芯材は鋼製であるため、塑性化すると材料の接線剛性が非常に小さくなり、強軸まわりの面外変形方向(プレートの狭幅面が面外に変形する方向)にも面外変形が生じる。強軸まわりの面外変形による局所的な圧縮力は接触面が小さいため拘束材を破損させやすいが、これらの特許文献1、2では強軸まわりの面外変形による拘束材の破損について十分考慮されていない。
また、この問題はプレート断面に限らず、鋼板からなる十字断面、H形断面等の開断面の芯材の場合は、いずれも狭幅面となる鋼板の板厚面が木製の座屈拘束材と接触して破損し、座屈変形の拘束が弱まる恐れがある。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、変形時に芯材が木製の座屈拘束材を破損するのを防止でき、変形時においても拘束力を維持できる座屈拘束ブレース及び該座屈拘束ブレースを備えた架構を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る座屈拘束ブレースは、鋼製の芯材と、該芯材の周囲を覆うように配された木製の座屈拘束材と、該座屈拘束材と前記芯材との間に介在して前記芯材が前記座屈拘束材にめり込むのを防止するめり込み防止板とを備えてなるものであって、
前記芯材は1枚の鋼板又は複数枚の鋼板を組み合わせてなる開断面部材からなり、
前記座屈拘束材は、前記芯材を挟むように配されて接合された一対の部材からなり、各部材の接合面に前記芯材と前記めり込み防止板を配設可能な形状の溝部を有してなり、
前記めり込み防止板の幅は、該めり込み防止板に当接する前記芯材の当接面の幅よりも大きく設定されていることを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記めり込み防止板の幅が下記式を満足することを特徴とするものである。
Br≧Bs+2×tr
ここで、Br:めり込み防止板の幅
Bs:めり込み防止板と接触する部分の芯材の幅
tr:めり込み防止板の板厚
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記一対の座屈拘束材が座金および緩み防止機構を有するボルト部品群によって、長手方向の複数個所において接合されていることを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記めり込み防止板は鋼製からなり、かつ前記座屈拘束材を構成する一対の部材間に亘るように配置され、前記座屈拘束材を構成する一対の部材と前記めり込み防止板が対応する位置にロッド穴が設けられると共に、前記一対の部材と前記めり込み防止板の前記ロッド穴にロッドが挿入されて該ロッドによって前記一対の部材が前記めり込み防止板を介して接合されていることを特徴とするものである。
(5)また、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のものにおいて、前記めり込み防止板と前記座屈拘束材の隙間に接着剤が充填されていることを特徴とするものである。
(6)本発明に係る架構は、一対の柱と一対の梁とを有するものであって、構面内に、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の座屈拘束ブレースをさらに備えたことを特徴とするものである。
本発明においては、座屈拘束材と芯材との間に介在して芯材が座屈拘束材にめり込むのを防止するめり込み防止板を備え、めり込み防止板の幅を、該めり込み防止板に当接する芯材の当接面の幅よりも大きく設定したことにより、狭幅面である芯材の板厚面との接触による応力はめり込み防止板の幅の分小さくなって座屈拘束材に伝達されるため、座屈拘束材の破壊を防止することができ、座屈拘束性に優れた座屈拘束ブレースを実現することができる。
実施の形態1に係る座屈拘束ブレースの説明図であり、図1(a)は図1(b)の矢視A-A断面である(その1)。 実施の形態1に係る座屈拘束ブレースの説明図であり、図2(a)は図2(b)の矢視A-A断面である(その2)。 実施の形態1に係る座屈拘束ブレースの組み立て過程の説明図である。 実施の形態1に係る座屈拘束ブレースの他の態様の説明図であり、図4(a)は図4(b)の矢視A-A断面である。 実施例に係る座屈拘束ブレースの説明図であり、図5(a)は芯材の詳細図、図5(b)は芯材の変形方向の説明図、図5(c)、(d)はめり込み防止板の配置と寸法詳細の説明図である。 架構面内に設置される一般的な座屈拘束ブレースの説明図である(その1)。 架構面内に設置される一般的な座屈拘束ブレースの説明図である(その2)。 一般的な座屈拘束ブレースの芯材と座屈拘束材の説明図である。
[実施の形態1]
本実施の形態に係る座屈拘束ブレース1について、図1~図3に基づいて説明する。図1は芯材3と座屈拘束材5を分離した状態を示し、図2は芯材3と座屈拘束材5を一体化した状態を示している。
また、図1(a)は図1(b)の矢視AーA断面を、図2(a)は図2(b)の矢視A-A断面をそれぞれ示している。
本実施の形態に係る座屈拘束ブレース1は、鋼製の芯材3と、芯材3の周囲を覆うように配された木製の座屈拘束材5と、座屈拘束材5と芯材3との間に介在して芯材3が座屈拘束材5にめり込むのを防止するめり込み防止板6とを備えたものである。
以下、各構成を詳細に説明する。
<芯材>
芯材3は1枚の鋼板又は複数枚の鋼板を組み合わせてなる開断面部材からなり、座屈変形により狭幅面である鋼板の板厚面が座屈拘束材5と接触しうるものを対象としており、例えばプレート形、十字形、H形の断面が該当する。
芯材3は、一般的に長手方向端部の接合部の損傷を防ぐために、長手方向端部は長手方向中央部の塑性化部9よりも強度が高い弾性部7となっている。強度を高くする態様としては、拡幅する、補強リブを設ける、強度の高い鋼材を使用する等が挙げられる。
本実施の形態では、芯材3の両端部を架構部に高力ボルトでボルト接合するタイプであるため、弾性部7の端部にボルト穴11が設けられたボルト接合部13となっている。もっとも、ピン接合形式の場合はクレビスが弾性部7の端部に設けられる。
<座屈拘束材>
座屈拘束材5は、芯材3を幅広側から挟むように配されて接合された一対の部材からなり、各部材の接合面に芯材3とめり込み防止板6を配設可能な形状の溝部15を有している(図1(a)参照)。
木製の座屈拘束材5は一対のもので芯材3とめり込み防止板6を挟みこむことを意図し、それぞれの形状に合わせた溝が設けられている。芯材3に使用する木材は集成材、LVL、CLTなどの木質材料でもよい。なお、芯材3やめり込み防止板6の形状初期不正を考慮して、溝のサイズは芯材3の断面形状よりも少し大きくしておくとよい。
なお、本例においては座屈拘束材5を芯材3の幅広側から挟むように配しているが、芯材3を挟む方向は特に限定されるものではない。
一対の座屈拘束材5は芯材3とめり込み防止板6を挟んだ状態で接合される。接合方法としてはボルト、ビス、ラグスクリューボルト、ドリフトピンなどによる機械式な接合、または接着剤による接合、またはこれらの複合による接合などが挙げられる。接合に際して、芯材3との接触による面外方向への押出し力に対して、十分な耐力を有することで、座屈拘束材5同士の離間を防止でき、優れた座屈拘束性が得られる。
<めり込み防止板>
めり込み防止板6は狭幅面である鋼板の板厚面との接触による座屈拘束材5の破壊を防止するための部品であり、この目的を達成するため、めり込み防止板6の幅は、該めり込み防止板6に当接する前記芯材3の当接面の幅よりも大きく設定されている。これにより、芯材3との接触による応力が分散されて座屈拘束材5に伝わるため、座屈拘束材5の破壊を防止することができる。
前述の通り、めり込み防止板6設置の目的は芯材3との接触による応力を分散させて座屈拘束材5に流すことである。そのためめり込み防止板6の幅は十分大きくないとその効果は弱まってしまう。この点、応力は45度方向に広がって分散すると考えられるため、めり込み防止板6を流れて座屈拘束材5に作用する応力の幅は芯材3との接触面の幅にめり込み防止板6の板厚の2倍を加えた幅となる。そこで、ここではめり込み防止板6の幅がこれ以上とすることで十分な応力分散効果が得られる。
めり込み防止板6は、木材よりも硬いものが望ましく、例えば鋼材やモルタルが材料として挙げられる。めり込み防止板6は、厚いほど応力が分散されて座屈拘束材5の破壊を健全に保つことができる。また、めり込み防止板6は芯材3が塑性化しうる範囲の全長にわたって設けられることが望ましいが、短いめり込み防止板6を長手方向に断続して設けてもよい。
以上のように、本実施の形態の座屈拘束ブレース1によれば、狭幅面である芯材3の板厚面との接触による座屈拘束材5の破壊を防止することができ、座屈拘束性に優れた座屈拘束ブレース1を実現することができる。
なお、一対の座屈拘束材5同士の接合方法は特に限定されるものではないが、図3に示すように、座金17および緩み防止機構(ナット19、ワッシャ21)を有するボルト部品群23により接合するのが好ましい。
これにより、ボルト部品群23により機械的に座屈拘束材5同士を接合することができ、芯材3との接触による座屈拘束材5の離間を防ぐことができる。
この場合、木製の座屈拘束材5にはボルト25が挿入されるボルト穴27が設けられる。また、座ぐり29を設けてもよい。座ぐり29のサイズ、形状はボルト接合用座金の形状に合わせ、座金以上のサイズに設定する。
ボルト接合後に座ぐり部分に木材で蓋をすることで、ボルト接合部13分を隠すことができ、意匠性に優れたブレースとなる。
座金17は接触面積を広くとりボルト接合部での木材のめり込み破壊を防止してボルト接合部耐力を確保するために必要である。ナット19の緩み防止としてはスプリングワッシャーやイダリング等の設置、もしくはダブルナットが挙げられる。図5にはダブルナット形式を示している。
ボルト接合は芯材3の幅の外側の位置において(図4(a)参照)、芯材3の材軸方向に複数本設けられる。ボルト25の配置間隔やボルト25と座金17のサイズは座屈拘束材5の座屈波長や必要な座屈補剛力の計算値に応じて決定される。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、めり込み防止板6の材質は特に限定されるものではなかったが、本実施の形態では、めり込み防止板6を鋼製とし、めり込み防止板6に座屈拘束材5の離間を防止する機能をもたせるようにしたものである。
本実施の形態の座屈拘束ブレース1は、図4に示すように、めり込み防止板6は鋼製からなり、かつ座屈拘束材5を構成する一対の部材間に亘るように配置され、座屈拘束材5を構成する一対の部材とめり込み防止板6が対応する位置にロッド穴30が設けられると共に、一対の部材とめり込み防止板6のロッド穴30にロッド31が挿入されてロッド31によって一対の部材がめり込み防止板6を介して接合されている。
このように、めり込み防止板6に座屈拘束材5の離間防止機能を持たせることで、めり込み防止板6と座屈拘束材5の接合には安定した耐力が得られる。
座屈拘束材5の離間防止機能を発揮するには、機械式に接合することが望ましいため、ロッド31による接合としている。ロッド31の種類としてはラグスクリューボルトやドリフトピンなどが挙げられる。
めり込み防止板6に座屈拘束材5の離間防止機能をもたせる他の態様として、めり込み防止板6と座屈拘束材5の隙間に接着剤を充填してもよい。めり込み防止板6と座屈拘束材5を接着することで、ロッド31による機械的な接合と同様にめり込み防止板6を座屈拘束材5の離間を防止する部材として利用できる。
なお、接着剤は、ロッド31による接合と併用してもよい。
上記の実施の形態1、2では座屈拘束ブレース1について説明したが、本発明は座屈拘束ブレース単体に限られず、一対の柱と一対の梁と有する架構であって、構面内に、座屈拘束ブレース1をさらに備えた架構を含む。このような架構であれば、従来の座屈拘束ブレースを備えたものよりもより高い耐力が期待できる。
芯材3の板厚面との接触により生じる座屈拘束材5への応力について検討したので、以下説明する。従来の座屈拘束ブレースの設計指針(非特許文献:日本建築学会 鋼構造制振設計指針,2014年11月)によると、座屈拘束ブレースには芯材の座屈および芯材と座屈補剛材の接触による補剛力Bは下記の通り求められる。
Figure 0007613342000001
図5に検討対象の構造を示す。芯材3は、降伏耐力235N/mm2の鋼材で、図5(a)に示すように、断面形状が幅140mm、せい86mm、板厚16mmの十字断面部材とした。
座屈拘束材5は、図5(c)、(d)に示す通り、芯材3の形状に合わせて溝が設けられた一対の部材からなる木材で、一対の部材はそれぞれ幅300mm、せい150mmである。
図5(c)に示すものは、芯材3の強軸まわりの面外変形方向にめり込み防止板6(板厚:16mm、幅48mm)を配設したものであり、図5(d)に示すものは、芯材3の弱軸まわりの面外変形方向にめり込み防止板6(板厚:32mm、幅80mm)を配設したものである。
表1に検討結果を示す。
Figure 0007613342000002
表1に示されるように、弱軸まわりの面外変形の方が補剛力Bは大きいものの、接触面の応力は強軸まわりの面外変形で板厚面(狭幅面)が接触した場合も、8.2N/mm2であり比較的高い。一般に強度の高いカラマツ等でめり込み強度が約8N/mm2であることから、座屈方向に関わらず板厚面(狭幅面)が座屈により木製の座屈拘束材5に接触した場合、めり込み破壊が生じる可能性が高いことが示された。
一方、めり込み防止板6を配設することで、弱軸まわりの板厚面(幅狭)の接触応力が33.9N/mm2から6.78N/mm2に低減され、また強軸まわりの板厚面(幅狭)の接触応力が8.20N/mm2から2.73N/mm2に低減されている。
これらの結果は、めり込み防止板6を設けた場合、接触面の幅が広がり芯材3との接触により座屈拘束材5に伝達される応力が低く抑えられ、めり込み防止板6の板厚、幅を十分設ければ木材のめり込み破壊を防止できるまで応力を低下させられることを示している。
1 座屈拘束ブレース
3 芯材
5 座屈拘束材
6 めり込み防止板
7 弾性部
9 塑性化部
11 ボルト穴
13 ボルト接合部
15 溝部
17 座金
19 ナット
21 ワッシャ
23 ボルト部品群
25 ボルト
27 ボルト穴
29 座ぐり
30 ロッド穴
31 ロッド
41 座屈拘束ブレース(従来)
43 柱
45 梁
47 芯材
49 座屈拘束材
51 充填材
53 アンボンド材
55 ボルト接合部
57 ピン接合部

Claims (5)

  1. 鋼製の芯材と、該芯材の周囲を覆うように配された木製の座屈拘束材と、該座屈拘束材と前記芯材との間に介在して前記芯材が前記座屈拘束材にめり込むのを防止する鋼材又はモルタルからなるめり込み防止板とを備えてなる座屈拘束ブレースであって、
    前記芯材は1枚の鋼板又は複数枚の鋼板を組み合わせてなる開断面部材からなり、
    前記座屈拘束材は、前記芯材を挟むように配されて接合された一対の部材からなり、各部材の接合面に前記芯材と前記めり込み防止板を配設可能な形状の溝部を有してなり、
    前記芯材を構成する鋼板の板厚面が、めり込み防止板の幅面の略中央に当接して当接面を構成し、前記めり込み防止板の幅は、前記芯材の当接面の幅よりも大きく設定され、
    前記めり込み防止板の幅が下記式を満足することを特徴とする座屈拘束ブレース。
    Br≧Bs+2×tr
    ここで、Br:めり込み防止板の幅
    Bs:めり込み防止板に当接する芯材の当接面の
    tr:めり込み防止板の板厚
  2. 前記一対の座屈拘束材が座金および緩み防止機構を有するボルト部品群によって、長手方向の複数個所において接合されていることを特徴とする請求項1に記載の座屈拘束ブレース。
  3. 前記めり込み防止板は前記鋼材からなり、かつ前記座屈拘束材を構成する一対の部材のそれぞれに亘るように配置され、前記座屈拘束材を構成する一対の部材のそれぞれと前記めり込み防止板が対応する位置にロッド穴が設けられると共に、前記一対の部材のそれぞれと前記めり込み防止板の前記ロッド穴にロッドが挿入されて該ロッドによって前記一対の部材が前記めり込み防止板を介して接合され、前記めり込み防止板が前記一対の部材の離間を防止する機能を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の座屈拘束ブレース。
  4. 前記めり込み防止板と前記座屈拘束材の隙間に接着剤が充填されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。
  5. 一対の柱と一対の梁とを有する架構であって、構面内に、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレースをさらに備えたことを特徴とする架構。
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