JP7616062B2 - 異物除去用バルーンカテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、例えば胆管に生じた胆石等の体内の異物を除去するために用いられる異物除去用バルーンカテーテルに関する。
例えば胆管に生じた胆石を除去する方法として、異物除去用バルーンカテーテルを用いる方法が知られている。例えば、下記の特許文献1には、異物除去用バルーンカテーテルを十二指腸乳頭から胆管内に挿入し、カテーテルチューブの遠位端に設けられたバルーンにより胆石を十二指腸乳頭から胆管外へ掻き出す方法が開示されている。本明細書では、異物除去用バルーンカテーテルを十二指腸乳頭から胆管内に挿入する方法をERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)アプローチと呼ぶ。
ERCPアプローチによる内視鏡的胆石除去術では、図8に示すように、内視鏡900の先端を胆管930の入り口である十二指腸乳頭940の近傍に配置し、内視鏡900を介して異物除去用バルーンカテーテルのカテーテルチューブ902を十二指腸乳頭940から胆管930内に挿入する。そして、図9に示すように、バルーン903を胆管930の奥に位置させてからバルーン903を膨張させ、カテーテルチューブ902を胆管930内から十二指腸乳頭940の方向(図9内の矢印の方向)へ引き戻すことで、バルーン903の近位端側に存在する胆石950を十二指腸乳頭940から胆管930外へ掻き出すことができるようになっている。
特開2019-10297号公報
しかしながら、例えば十二指腸狭窄等の場合には、バルーンカテーテルを十二指腸乳頭から胆管内に挿入することができず、ERCPアプローチが困難な場合があった。
本発明は、ERCPアプローチ等の一般的に用いられるルートでのアプローチが困難な場合であっても、胆管に生じた胆石等の体内の異物を体外へ良好に排出することが可能な、簡易な構成で利便性に優れた異物除去用バルーンカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、体内の異物を除去するために用いられる異物除去用バルーンカテーテルであって、
遠位端近傍に設けられた流体導出口から導出される流体を流通するバルーンルーメンと、最遠位端に設けられたガイドワイヤ挿通孔から導出されるガイドワイヤを挿通するガイドワイヤルーメンとが軸方向に沿って内部に形成された、可撓性の材料からなるカテーテルチューブと、
前記カテーテルチューブの前記遠位端近傍に配置されており、前記流体導出口から導出される前記流体によって膨張するバルーンと、を有し、
前記カテーテルチューブの前記最遠位端が先細のテーパ状に形成されており、
前記カテーテルチューブの剛性を向上させる補強用チューブが前記ガイドワイヤルーメンに内挿されており、
前記バルーンが前記カテーテルチューブの軸心に対して偏心して膨張することを特徴とする。これにより、ERCPアプローチ等の一般的に用いられるルートでのアプローチが困難な場合であっても、胃壁や胆管壁等の体内組織に設けた穿刺孔を経るアプローチで胆石等の体内の異物を体外へ良好に排出することが可能な、簡易な構成で利便性に優れた異物除去用バルーンカテーテルを実現することができる。
本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、カテーテルチューブの最遠位端が先細のテーパ状に形成されており、ガイドワイヤに沿って進行するガイドワイヤ追従性および体内組織のダイレーション(拡張)性能を向上させた構成が実現されている。これにより、異物除去用バルーンカテーテルの遠位端が、胃壁や胆管壁等の体内組織に設けられた穿刺孔を通じて、容易かつ迅速に目的部位にバルーンを配置できるようになる。
本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、カテーテルチューブの剛性を向上させる補強用チューブがガイドワイヤルーメンに内挿されており、カテーテルチューブのプッシャビリティを向上させた構成が実現されている。なお、カテーテルチューブのプッシャビリティとは、カテーテルチューブが近位端から遠位端に向けて軸方向に押し込まれた際に、近位端において作用した押し込み力を遠位端に伝達する押し込み能力を意味している。これにより、近位端に作用させた押し込み力が遠位端にまで確実に伝達されて、バルーンを所望の力で遠位端方向へ移動できるようになる。
本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、バルーンがカテーテルチューブの軸心に対して偏心して膨張することによって、カテーテルチューブの最遠位端をバルーンの中心から偏った位置に配置できるようになっている。これにより、カテーテルチューブの最遠位端が異物に当たりにくくなる一方、バルーンを確実に異物に当てて押し出すことができるようになる。
また、本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、前記カテーテルチューブが、遠位端側の細径部と前記細径部より外径の大きい近位端側の太径部とにより構成されており、前記補強用チューブが前記太径部に内挿されていることを特徴とする。これにより、カテーテルチューブの遠位端側の細径部における柔軟性を維持したまま、カテーテルチューブの遠位端側の太径部の剛性を向上させることができる。
また、本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、前記補強用チューブがポリエーテルエーテルケトンからなることを特徴とする。これにより、ポリエーテルエーテルケトンからなる補強用チューブをガイドワイヤルーメンに内挿させた簡易な構成で、カテーテルチューブの剛性を向上させることができる。
また、本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、前記バルーンが膨張した状態で前記カテーテルチューブが近位端側から遠位端側へ押し込まれて前記バルーンが胆管内を十二指腸乳頭に向かって移動することにより、前記バルーンの遠位端側で前記胆管内の異物を前記胆管外へ押し出すために用いられることを特徴とする。これにより、ERCPアプローチが困難な場合であっても、例えば胃壁や胆管壁等の体内組織に設けられた穿刺孔を通じて胆管内にバルーンを配置し、胆管に生じた胆石等の異物を十二指腸乳頭に向かってバルーンの遠位端側で押し出すことにより胆管外へ良好に排出することが可能な、簡易な構成で利便性に優れた異物除去用バルーンカテーテルを実現することができる。
本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテルの構成の一例を示す平面図である。 図1の領域X近傍の拡大側面図である。 図1のA-A断面を表した断面図である。 図1の領域Y近傍の模式的な軸方向断面図である 図1の領域Z近傍の模式的な軸方向断面図である。 本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテルを用いて胆管から胆石を除去する使用例について説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に対する比較例に係る図であって、バルーンの中心がカテーテルチューブの軸心と一致した位置に配置された場合を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る図であって、バルーンの中心がカテーテルチューブの軸心から偏った位置に配置された場合を示す模式図である。 従来の技術における異物除去用バルーンカテーテルを用いて胆管から胆石を除去する使用例について説明するための模式図である。 図8の十二指腸乳頭および胆管近傍の拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテルの構成の一例を示す平面図である。図1に示す異物除去用バルーンカテーテル100は、例えば内視鏡を介して用いられ、カテーテルチューブ200と、バルーン300と、分岐部400と、3つの枝管500a~500cとを含んで構成されている。
以下では、異物除去用バルーンカテーテル100の延在方向を軸方向とし、異物除去用バルーンカテーテル100のバルーン300側を遠位端側とし、異物除去用バルーンカテーテル100の3つの枝管500a~500c側を近位端側として説明を行う。
カテーテルチューブ200は、可撓性材料によって形成されたチューブである。図1では、カテーテルチューブ200の途中は図示省略されているが、実際にはカテーテルチューブ200は繋がっており軸方向に長尺な形状を有している。
カテーテルチューブ200は、内視鏡を介して体内に挿入される遠位端側に細径部210を有し、細径部210よりも近位端側に太径部215を有している。カテーテルチューブ200の全長は、例えば500~2500mmであり、細径部210の軸方向の寸法は30~800mmである。細径部210の外径は太径部215の外径の50~95%であり、例えば1.0~4.2mmである。カテーテルチューブ200の材質は可撓性を有するものであれば特に限定されないが、成形性の観点から熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが好適であり、例えば、ポリアミド樹脂あるいはポリアミド系エラストマーを用いることができる。
カテーテルチューブ200の細径部210には、1つ以上の造影リング250が装着されている。図1に示すカテーテルチューブ200には、例えばバルーン300の取付位置近傍に2つの造影リング250が装着されているが、造影リング250の形状や造影リング250を装着する位置、個数等は特に限定されない。造影リング250は、カテーテルチューブ200の遠位端を体内に挿入した際に、X線造影でその位置を確認するためのものであり、これにより、バルーン300の位置を確認することができるようになっている。造影リング250の材質としては、金、白金、タングステン等の金属を用いることができる。
カテーテルチューブ200の細径部210の最遠位端には、先細のテーパ状に形成されたテーパ部211が設けられている。テーパ部211は、胃壁等の体内組織に設けられた穿刺孔や体内管腔を通過する際のダイレーション性能を向上させるために設けられている。
図2は、図1の領域X近傍の拡大側面図である。図2に示すように、テーパ部211は、例えば最遠位端から軸方向の寸法L1にわたって先細のテーパ状となるような傾斜を有しており、細径部210の直胴部の外径に対して最遠位端の外径が小さくなるように成形されている。テーパ部211の軸方向の寸法L1は特に限定されないが、例えば0.5~20mmである。また、テーパ部211は先細のテーパ状であればよく、テーパ部211の傾斜角度や最遠位端の外径の寸法等は特に限定されない。
先細のテーパ状に形成されたテーパ部211を設ける方法は特に限定されないが、例えば、成形金型等を用いてカテーテルチューブ200の最遠位端を加工することで、先細のテーパ状となるテーパ部211を成形することができる。また、テーパ部211を含む部材を成形して作製し、作製した部材をカテーテルチューブ200の遠位端に接合することによって、カテーテルチューブ200の最遠位端が先細のテーパ状となるようにしてもよい。
カテーテルチューブ200はマルチルーメンチューブである。カテーテルチューブ200の内部には、例えば図3に示すように、バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240が形成されており、上記の各ルーメン220~240は互いに隔離されている。
バルーンルーメン220は、バルーン300を拡張および収縮させるために、バルーン300の内部に空気などの流体を送る流路として用いられるルーメンである。バルーンルーメン220は、カテーテルチューブ200の近位端から不図示の流体流通口まで貫通している。流体流通口は、カテーテルチューブ200の細径部210に設けられたバルーン300の内部に開口している開口部である。また、後述するように、バルーンルーメン220は、分岐部400において枝管500aと連通している。
ガイドワイヤルーメン230は、ガイドワイヤ235を挿通する経路として用いられるルーメンである。ガイドワイヤルーメン230は、カテーテルチューブ200の近位端から遠位端のガイドワイヤ挿通孔231まで貫通している。ガイドワイヤ挿通孔231は、カテーテルチューブ200の最遠位端で開口する開口部である。また、後述するように、ガイドワイヤルーメン230は、分岐部400において枝管500bと連通している。
造影剤ルーメン240は、X線造影における造影剤の流路として用いられるルーメンである。造影剤ルーメン240は、カテーテルチューブ200の近位端から不図示の造影剤流出口まで貫通している。造影剤流出口は、カテーテルチューブ200の細径部210に設けられた開口部である。本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、前方に存在する胆管内の胆石をバルーン300で押し出す用途に特に好適に用いられるものであり、例えば、バルーン300より遠位端側に造影剤流出口を設けることで胆管内の胆石に向けて造影剤を噴出することができるようになる。また、後述するように、造影剤ルーメン240は、分岐部400において枝管500cと連通している。
バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240の断面形状は、カテーテルチューブ200内に効率的に配置できる任意の形状であればよいが、ガイドワイヤルーメン230には補強用チューブ216が内挿され、その補強用チューブ216に挿通されるガイドワイヤ235は一般的には断面形状が円形であることから、ガイドワイヤルーメン230の断面形状は略円形であることが好ましい。また、バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240の断面積は特に限定されないが、バルーンルーメン220および造影剤ルーメン240の断面積に対してガイドワイヤルーメン230の断面積が相対的に大きく設定されることが好ましく、例えば、バルーンルーメン220の断面積は0.03~1.0mm、ガイドワイヤルーメン230の断面積は0.5~6.0mm、造影剤ルーメン240の断面積は0.08~4.0mmである。
また、ガイドワイヤルーメン230には、太径部215全体、すなわち太径部215の近位端から遠位端の範囲にわたって、カテーテルチューブ200のプッシャビリティを向上させる補強用チューブ216が内挿されている。補強用チューブ216が軸方向に延在するようにガイドワイヤルーメン230に挿入されることで、カテーテルチューブ200の剛性、特にカテーテルチューブ200の軸剛性および曲げ剛性が大きくなり、カテーテルチューブ200のプッシャビリティを向上させることができる。
補強用チューブ216は、補強用チューブ216に挿通されるガイドワイヤ235が一般的には断面形状が円形であることから、断面形状が円形のチューブであることが好ましい。また、補強用チューブ216の外径は、ガイドワイヤルーメン230の内径と略同一であってガイドワイヤルーメン230の内周面に密着して挿入される程度の寸法である。補強用チューブ216の内径は、ガイドワイヤ235の外径より大きく、ガイドワイヤ235が挿通可能な寸法である。補強用チューブ216の材質は特に限定されないが、成形性および剛性の観点から熱可塑性樹脂が好適であり、そのなかでも高い剛性を有するポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を用いることが特に好ましい。
図3~図5を参照しながら、ガイドワイヤルーメン230に内挿された補強用チューブ216について説明する。
図3は、図1のA-A断面を表した断面図である。図3に示すように、カテーテルチューブ200の太径部215には、バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240が形成されており、ガイドワイヤルーメン230に補強用チューブ216が内挿されている。
なお、図3のカテーテルチューブ200の断面図は一例であり、各ルーメン220~240の断面形状は図3に示す形状に限定されない。図3には、3ルーメンタイプのカテーテルチューブが一例として図示されているが、例えばバルーンルーメン220およびガイドワイヤルーメン230として使用される2つのルーメンを有する2ルーメンタイプのカテーテルチューブが用いられてもよい。また、ここではガイドワイヤルーメン230にのみ補強用チューブ216が内挿されているが、さらに、バルーンルーメン220および造影剤ルーメン240の一方または両方に補強用チューブ216が内挿されてもよい。
図4は、図1の領域Y近傍の模式的な軸方向断面図である。図4には、カテーテルチューブ200の細径部210と太径部215との境界近傍が図示されており、バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240の3つのルーメンがカテーテルチューブ200の内部に設けられている状態が模式的に示されている。
図4に示すように、細径部210および太径部215には、それぞれの内部にバルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240の3つのルーメンが形成されており、細径部210内部の各ルーメン220~240と太径部215内部の各ルーメン220~240とは連通している。細径部210の外径は太径部215の外径より小さく、細径部210内部の各ルーメン220~240の断面積も太径部215内部の各ルーメン220~240の断面積より小さくなっている。補強用チューブ216は、太径部215内部のガイドワイヤルーメン230に内挿されており、補強用チューブ216の遠位端は、太径部215の遠位端近傍であって細径部210と太径部215との境界近傍に位置している。補強用チューブ216は、例えば太径部215の内径と略同一または僅かに小さく、かつ細径部210の内径よりも大きい外径を有しており、太径部215には内挿可能であるが細径部210には内挿不可能となっている。
図5は、図1の領域Z近傍の模式的な軸方向断面図である。図5には、カテーテルチューブ200の太径部215と各枝管500a~500cとの接続部、すなわち分岐部400近傍が図示されており、バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240の3つのルーメンがカテーテルチューブ200の内部に設けられている状態が模式的に示されている。なお、図5では、図1に図示されている容量タグ700は図示省略されている。
図5に示すように、太径部215の内部には、バルーンルーメン220、ガイドワイヤルーメン230、造影剤ルーメン240の3つのルーメンが形成されており、太径部215内部の各ルーメン220~240と各枝管500a~500cとは連通している。補強用チューブ216は、太径部215内部のガイドワイヤルーメン230に内挿されており、補強用チューブ216の近位端は、太径部215の近位端近傍であって太径部215と枝管500bとの境界近傍に位置している。なお、各ルーメン220~240と各枝管500a~500cとを連通する方法は特に限定されないが、図5では一例として、各枝管500a~500cの遠位端が各ルーメン220~240に挿入されることにより連通している状態が模式的に図示されている。
図4および図5に示すように、補強用チューブ216は、細径部210と太径部215との境界近傍から太径部215と枝管500bとの境界近傍まで、すなわち太径部215全体にわたってガイドワイヤルーメン230に内挿されている。カテーテルチューブ200の太径部215に補強用チューブ216を内挿する方法は特に限定されないが、例えばカテーテルチューブ200のガイドワイヤルーメン230と枝管500cとを連通させる前に、太径部215に補強用チューブ216を内挿することが可能である。
具体的には、遠位端側に細径部210を有し近位端側に太径部215を有するカテーテルチューブ200を用意し、近位端側の太径部215の近位端面に開口しているガイドワイヤルーメン230に補強用チューブ216を挿入して、補強用チューブ216を遠位端側へ押し込んでいく。押し込まれた補強用チューブ216は、その遠位端が細径部210と太径部215との境界近傍に到達すると、断面積の小さい細径部210内部に進入できず、細径部210の遠位端に突き当たった状態となる。この状態で、太径部215の近位端面から突出している補強用チューブ216を太径部215の近位端面に合わせて切断することで、補強用チューブ216が太径部215全体にわたってガイドワイヤルーメン230に内挿された状態が実現される。なお、本発明の実施の形態では、後述するように補強用チューブ216に枝管500bを接続することにより、補強用チューブ216がガイドワイヤルーメン230から抜け出すことが防止されているため、補強用チューブ216とガイドワイヤルーメン230との間での直接的な固定を行っていないが、必要に応じて補強用チューブ216とガイドワイヤルーメン230との間で接着剤を用いる接着等の手段によって固定を行ってもよい。
バルーン300は、内部に流体が導入されることによって膨張可能な筒状の薄膜であり、カテーテルチューブ200の細径部210に不図示の流体導出口を覆うように取り付けられている。バルーン300は伸縮性材料により形成されており、カテーテルチューブ200のバルーンルーメン220および流体導出口を介して、内部に流体が導入されることにより膨張されるようになっている。本発明の実施の形態では、膨張したバルーン300の遠位端側で胆石等の異物を押し出すことで、体内の異物を除去することが可能である。
バルーン300を形成する伸縮性材料としては、100%モジュラス(JIS K 6251に準拠して測定した値)が、0.1~10MPaであるものが好ましく、1~5MPaであるものが特に好ましい。また、バルーン300を形成するために好適な伸縮性材料の具体例としては、天然ゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンエラストマー等が挙げられる。
バルーン300は全体として筒状であり、カテーテルチューブ200の外周面と接合される接合部310、320が遠位端側および近位端側に形成されている。接合部310、320は、カテーテルチューブ200の外周面にバルーン300を円筒状に接合する部位を指しており、接合部310、320の軸方向の寸法は例えば0.5~5.0mmである。なお、バルーン300の接合部310、320をカテーテルチューブ200の外周面に接合する方法は特に限定されず、例えば、接着剤を用いる接着、熱融着、溶剤による溶着、超音波溶着等が可能である。
バルーン300の接合部310、320の間には、カテーテルチューブ200の外周面と接合されておらず、内部に流体が導入されることにより膨張する膨張部330が形成されている。バルーン300の膨張部330は、膨らんだ状態での最大外径が、萎んだ状態での外径の200~1500%であることが好ましい。この比率が小さすぎるとバルーン300が十分な大きさに膨張しないおそれがあり、大きすぎるとカテーテルチューブ200を体内に挿入する際にバルーン300が邪魔になるおそれがある。膨張部330の軸方向の寸法は例えば5~20mmであり、膜厚は例えば0.10~0.50mmである。
また、膨張部330がカテーテルチューブ200の軸心に対して偏心して膨らむようにするため、膨張部330の一部にオフセットシート340が貼付されている。オフセットシート340は、例えば、オフセットシート340の軸方向の寸法が膨張部330の軸方向の寸法よりも長く設定された細長い形状を有している。オフセットシート340は、軸方向に沿って膨張部330の一部に貼付されるとともに、その両端が接合部310、320あるいはカテーテルチューブ200の外周面に固定される。
オフセットシート340が貼付された膨張部330の一部はカテーテルチューブ200に対して固定されているため、オフセットシート340が貼付されている側の膨張部330が膨張しにくい状態または膨張できない状態となる。その結果、オフセットシート340が貼付されていない側の膨張部330が偏って膨張することで、カテーテルチューブ200の軸心に対して偏心した形状に膨張する。
オフセットシート340の材質は特に限定されず、例えばカテーテルチューブ200と同一の樹脂等を用いることができる。オフセットシート340の固定方法は特に限定されず、例えば、接着、熱融着、高周波融着等が可能である。一例として、裏面に接着剤が塗布してあるオフセットシート340を使用し、オフセットシート340が、膨張部330を含むバルーン300の周方向の一部およびカテーテルチューブ200の一部に接着される。また、オフセットシート340の幅は、例えばカテーテルチューブ200の外周面の円周方向長さの1/2以下の幅であり、好ましくは1/3~1/5の幅である。この幅が小さすぎるとバルーン300を偏心した状態で膨らませることが困難となり、この幅が大きすぎるとバルーン300が膨らむこと自体困難となる。
なお、本発明の実施の形態では、オフセットシート340の貼付によりカテーテルチューブ200の軸心に対して偏心した形状にバルーン300を膨張させているが、例えば膨張部330をカテーテルチューブ200の外周面の一部に偏るように設ける等、上記以外の構成によって、バルーン300がカテーテルチューブ200の軸心に対して偏心した状態で膨張できるようにしてもよい。
分岐部400は、カテーテルチューブ200と枝管500a~500cとを接続する接続部に設けられた部材である。分岐部400では、バルーンルーメン220と枝管500aとが連通し、ガイドワイヤルーメン230に内挿された補強用チューブ216の内腔と枝管500bとが連通し、造影剤ルーメン240と枝管500cとが連通するように構成されている。なお、カテーテルチューブ200内の各ルーメン220~240あるいは補強用チューブ216の内腔と各枝管500a~500cとを連通する方法は特に限定されず、例えば、各枝管500a~500cの遠位端を先細に成形し、その先細に成形した部分を対応する各ルーメン220~240に挿入して接着剤で固定する等の方法を採用することができる。このとき、合成樹脂等の高分子材料からなる筒型形状のカバー部材である分岐部400により、カテーテルチューブ200と枝管500a~500cとを接続する接続部を覆って保護することが好ましい。また、枝管500a~500cの材質も特に限定されず、例えば合成樹脂等の高分子材料を用いることができる。
枝管500aはバルーン用枝管であり、枝管500aの近位端には、例えば二方活栓を備えたバルーン用ハブ600aが接続されている。バルーン用ハブ600aおよび枝管500aは、分岐部400においてバルーンルーメン220と連通しており、バルーン用ハブ600aから枝管500a、バルーンルーメン220および流体流通口を通じて、バルーン300内部へ流体を導入できるようになっている。
枝管500bはガイドワイヤ用枝管であり、枝管500bの近位端には、例えばルアーロックタイプのガイドワイヤ用ハブ600bが接続されている。ガイドワイヤ用ハブ600bおよび枝管500bは、分岐部400においてガイドワイヤルーメン230に内挿された補強用チューブ216の内腔と連通しており、ガイドワイヤ用ハブ600bから枝管500b、補強用チューブ216、ガイドワイヤルーメン230およびカテーテルチューブ200の最遠位端に設けられたガイドワイヤ挿通孔231を通じて、外部へガイドワイヤ235を突出できるようになっている。
枝管500cは造影用枝管であり、枝管500cの近位端には、例えばルアーロックタイプの造影用ハブ600cが接続されている。造影用ハブ600cおよび枝管500cは、分岐部400において造影剤ルーメン240と連通しており、造影用ハブ600cから枝管500c、造影剤ルーメン240および造影剤流出口を通じて、外部へ造影剤を噴出できるようになっている。
分岐部400の遠位端側のカテーテルチューブ200の外周には、容量タグ700が取り付けられている。容量タグ700には、例えばバルーン300の外径とバルーン300の内圧または気体容量との関係等、異物除去用バルーンカテーテル100に特有の情報が記載されている。
本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、上述したように、第1の特徴としてカテーテルチューブ200の最遠位端に先細のテーパ状のテーパ部211が形成されており、第2の特徴としてガイドワイヤルーメン230にカテーテルチューブ200の剛性を向上させる補強用チューブ216が内挿されており、第3の特徴としてバルーン300がカテーテルチューブ200の軸心に対して偏心して膨張するように構成されている。
以下、上記の第1~第3の特徴に着目し、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100の使用例について、図6を参照しながら説明する。なお、以下に説明する使用例は、患者の十二指腸に狭窄が生じている等の事情によって、ERCPアプローチが困難であることが確認されている場合において、患者の胃壁および肝内胆管壁(肝臓)に穿刺孔を設け、その穿刺孔を経て、異物除去用バルーンカテーテル100を胆管内に挿入する例である。
図6に示すように本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100を用いて胆管830から胆石850を除去する場合には、まず、超音波内視鏡である内視鏡800の先端を体内に挿入し、超音波画像として胃810から肝内胆管820を描出して肝内胆管820の位置を確認する。次いで、超音波画像で観察しながら、胃壁等の消化管壁から肝内胆管820へ穿刺針を穿刺し、内視鏡800を介して異物除去用バルーンカテーテル100に挿通されたガイドワイヤ(図6では不図示)を、穿刺孔を通じて肝内胆管820から胆管830へ挿入する。その後、バルーン300を収縮させた状態で異物除去用バルーンカテーテル100を体内に挿入し、カテーテルチューブ200の遠位端をガイドワイヤ(図6では不図示)に沿わせながら穿刺孔を通じて肝内胆管820から胆管830へ挿入する。
次いで、バルーン300が胆管830に配置された状態で造影剤を噴出して、胆管830内や胆石850の様子をX線造影画像で確認した後、バルーン300を膨張させる。そして、バルーン300を膨張させたままの状態でカテーテルチューブ200の近位端を遠位端方向(図6内の矢印の方向)へ向かって押し込むことで、バルーン300が胆管830内を十二指腸乳頭840側(図6内の矢印の方向)へ移動し、膨張させたバルーン300の遠位端側で胆石850を十二指腸乳頭840から胆管830外へ押し出して除去することができる。
上述したように、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、ERCPアプローチが困難な場合に好適に用いられるものであって、例えば、カテーテルチューブ200の遠位端を胃壁および肝内胆管壁に設けられた穿刺孔を通じて肝内胆管から胆管へ挿入して用いられる。しかしながら、穿刺孔や肝内胆管等の体内管腔は非常に狭く、従来のバルーンカテーテルのカテーテルチューブの遠位端を穿刺孔に挿入したり体内管腔を進行させたりすることは容易ではない。
これに対して、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、カテーテルチューブ200の最遠位端が先細のテーパ状に形成されており、カテーテルチューブ200の最遠位端が穿刺孔の周壁等の体内組織を傷つけることなく経路を拡張しながら進行できるようになっている。すなわち、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、カテーテルチューブ200の最遠位端が先細のテーパ状に形成されているという第1の特徴により、ガイドワイヤ235に沿って進行するガイドワイヤ追従性およびダイレーション性能を向上させた構成が実現されている。
また、上述したように、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100を用いて胆石を除去する場合には、従来の逆行性に胆管にバルーンカテーテルを挿入するERCPアプローチとは異なり、順行性に胆管に異物除去用バルーンカテーテル100を挿入して、バルーン300を膨張させた状態でカテーテルチューブ200の近位端を遠位端方向へ向かって押し込むことでバルーン300を遠位端方向へ移動させて、バルーン300の遠位端側で胆石を十二指腸乳頭から胆管外へ押し出すことが行われる。しかしながら、従来のバルーンカテーテルでは、カテーテルチューブの近位端に作用させた押し込み力がカテーテルチューブの遠位端にまで確実に伝達されないことがある。その結果、バルーンを所望の力で遠位端方向へ移動させることができず、バルーンの遠位端側で胆石を胆管外へ押し出すことができない場合がある。
これに対して、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、カテーテルチューブ200の剛性を向上させる補強用チューブ216がガイドワイヤルーメン230に内挿されており、カテーテルチューブ200の近位端に作用させた押し込み力がカテーテルチューブ200の遠位端にまで確実に伝達されて、バルーン300を所望の力で遠位端方向へ移動できるようになっている。すなわち、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、カテーテルチューブ200の剛性を向上させる補強用チューブ216がガイドワイヤルーメン230に内挿されているという第2の特徴により、カテーテルチューブ200の近位端に作用させた押し込み力がカテーテルチューブ200の遠位端にまで伝達されるプッシャビリティ(押し込み能力)を向上させた構成が実現されている。
また、上述したように、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100を用いて胆石を除去する場合には、従来のバルーンの近位端側で胆石を掻き出すERCPアプローチとは異なり、膨張させたバルーン300の遠位端側で胆石を押し出すこととなる。しかしながら、バルーンの遠位端側に存在する胆石をバルーンによって押し出すため、従来のバルーンカテーテルを用いると、バルーンを遠位端方向へ移動させる際にカテーテルチューブの最遠位端が胆石に当たって、カテーテルチューブの遠位端方向への移動を邪魔することがある。その結果、バルーンを遠位端方向へ移動させることができず、バルーンの遠位端側で胆石を胆管外へ押し出すことができない場合がある。
これに対して、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、バルーン300がカテーテルチューブ200の軸心に対して偏心して膨張することによって、カテーテルチューブ200の最遠位端をバルーン300の中心から偏った位置に配置できるようになっている。すなわち、本発明の実施の形態における異物除去用バルーンカテーテル100は、バルーン300がカテーテルチューブ200の軸心に対して偏心して膨張するという第3の特徴により、カテーテルチューブ200の最遠位端をバルーン300が胆石に当たる際に邪魔にならない位置に配置できるようになり、バルーン300を胆石に確実に当てて押し出すことが可能な構成が実現されている。
図7Aおよび図7Bを参照しながら、上記の第3の特徴についてより詳細に説明する。図7Aは、本発明の実施の形態に対する比較例に係る図であって、バルーン300の中心がカテーテルチューブ200の軸心と一致した位置に配置されている場合を示す模式図である。一方、図7Bは、本発明の実施の形態に係る図であって、バルーン300の中心がカテーテルチューブ200の軸心から偏った位置に配置されている場合を示す模式図である。
図7Aに示すように、バルーン300の中心がカテーテルチューブ200の軸心と一致している場合には、テーパ部211が形成されているカテーテルチューブ200の最遠位端がバルーン300の略中心に配置された状態でバルーン300が遠位端方向(図7Aの矢印の方向)に移動することになる。この場合には、カテーテルチューブ200の最遠位端が胆石850に当たってカテーテルチューブ200の遠位端側への移動が妨げられてしまい、バルーン300を遠位端側へ移動させることができず、バルーン300の遠位端側で胆石850を押し出すことができなくなる。
一方、図7Bに示すように、バルーン300の中心がカテーテルチューブ200の軸心から偏った位置に配置されている場合には、テーパ部211が形成されているカテーテルチューブ200の最遠位端がバルーン300の移動方向に対して側方に位置した状態でバルーン300が遠位端方向(図7Bの矢印の方向)に移動することになる。この場合には、カテーテルチューブ200の最遠位端が胆石850に当たらずにバルーン300の遠位端側を胆石850に首尾よく押し当てることができるようになり、バルーン300の遠位端側で胆石850を確実に押し出すことができるようになる。
以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上述した実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述した実施の形態では、異物除去用バルーンカテーテル100を、患者の胃壁および肝内胆管壁(肝臓)に穿刺孔を設け、その穿刺孔を通じて肝内胆管から胆管へ挿入して、胆石等の異物を胆管から排出する(除去する)ために用いる場合について述べたが、本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルはこれに限定されるものではなく、異物除去用バルーンカテーテルとして、他の場合にも用いることができる。ただし、本発明に係る異物除去用バルーンカテーテルは、ERCPアプローチ等の一般的に用いられるルートでのアプローチが困難な場合等において、体内組織に設けた穿刺孔を経るアプローチを行う場合に特に好適に用いることができる。
100 異物除去用バルーンカテーテル
200、902 カテーテルチューブ
210 細径部
211 テーパ部
215 太径部
216 補強用チューブ
220 バルーンルーメン
230 ガイドワイヤルーメン
231 ガイドワイヤ挿通孔
235 ガイドワイヤ
240 造影剤ルーメン
250 造影リング
300 バルーン
310、320 接合部
330 膨張部
340 オフセットシート
400 分岐部
500a~500c 枝管
600a バルーン用ハブ
600b ガイドワイヤ用ハブ
600c 造影用ハブ
700 容量タグ
800、900 内視鏡
810 胃
820 肝内胆管
830、930 胆管
840、940 十二指腸乳頭
850、950 胆石

Claims (3)

  1. 体内の異物を除去するために用いられる異物除去用バルーンカテーテルであって、
    遠位端近傍に設けられた流体導出口から導出される流体を流通するバルーンルーメンと、最遠位端に設けられたガイドワイヤ挿通孔から導出されるガイドワイヤを挿通するガイドワイヤルーメンとが軸方向に沿って内部に形成された、可撓性の材料からなるカテーテルチューブと、
    前記カテーテルチューブの前記遠位端近傍に配置されており、前記流体導出口から導出される前記流体によって膨張するバルーンと、を有し、
    前記カテーテルチューブの前記最遠位端が先細のテーパ状に形成されており、
    前記カテーテルチューブの剛性を向上させる補強用チューブが前記ガイドワイヤルーメンに内挿されており、
    前記カテーテルチューブが、遠位端側の細径部と前記細径部より外径の大きい近位端側の太径部とにより構成されており、前記補強用チューブが前記太径部に内挿されており、
    前記バルーンが前記カテーテルチューブの軸心に対して偏心して膨張することを特徴とする異物除去用バルーンカテーテル。
  2. 前記補強用チューブがポリエーテルエーテルケトンからなることを特徴とする請求項に記載の異物除去用バルーンカテーテル。
  3. 前記バルーンが膨張した状態で前記カテーテルチューブが近位端側から遠位端側へ押し込まれて前記バルーンが胆管内を十二指腸乳頭に向かって移動することにより、前記バルーンの遠位端側で前記胆管内の異物を前記胆管外へ押し出すために用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の異物除去用バルーンカテーテル。
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