JP7617650B2 - 硬貨計数システム、硬貨計数プログラム及び硬貨収納装置 - Google Patents

硬貨計数システム、硬貨計数プログラム及び硬貨収納装置 Download PDF

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Description

本発明は、硬貨払出装置の硬貨収納カセットなどに収納された硬貨の枚数を計数する硬貨計数システム及び硬貨計数プログラム、並びに、この硬貨計数システムの対象となる硬貨収納装置に関する。
硬貨払出装置は、硬貨を払い出す装置であって、多くの場合、POSレジ、自動販売機、両替機、精算機、券売機、サービス機器等に接続又は搭載されて利用されている。
特許文献1は、このような硬貨払出装置の一例を開示する。特許文献1の硬貨払出装置では、硬貨払出装置の硬貨収納部分が、硬貨の補充及び回収の便宜のために、硬貨払出装置本体から取り外し可能な硬貨収納カセットとして構成されている。この硬貨収納カセットは、硬貨を金種毎に積層して収納する複数のコインチューブを有するものである。
このような硬貨払出装置の運用は、通常、次の手順により行われている。まず、運用の開始時において、硬貨収納カセットに手動で硬貨をセットし、そのセットした硬貨の枚数を硬貨払出装置が接続されているPOSレジ等の管理システムに記録する。その後の運用中において、管理システムは、硬貨収納カセットからの硬貨の払い出しを受けて、管理システムに記録された硬貨の枚数の情報を随時更新する。そして、締め処理時において、硬貨収納カセットに収納されている硬貨の枚数を手動で計数し、その手動で計数された硬貨の枚数が、管理システムに記録されている硬貨の枚数の情報と一致するか確認し、締め処理を終了する。
特許文献2は、カード及び硬貨等の板状部材の積層物の積層枚数を、一次元イメージセンサを用いて、計数することが開示されている。
特開2019-191938号公報 特開平6-52378号公報
従来の硬貨払出装置の運用においては、運用の開始時及び締め処理時における硬貨収納カセット内の硬貨枚数の計数を手動で行っている。しかし、手動による計数では、計数の誤りが相当程度の頻度で発生するという問題が存在する。
本発明は、上記の点に鑑み、積層収納された硬貨の枚数を正確に計数する硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の硬貨計数システムは、硬貨を積載して収納する硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を計数する硬貨計数システムであって、前記硬貨収納部を正面から撮影した画像である硬貨収納部画像を取得するカメラと、前記硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を、前記硬貨収納部画像に基づいて、計数する計数処理部と、を有し、前記計数処理部は、前記硬貨収納部内の硬貨の積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものである。前記硬貨計数システムは、前記硬貨収納部が、コインチューブを有する硬貨収納カセットであり、前記硬貨収納部画像が、前記硬貨収納カセットを正面から撮影した画像であるカセット画像であってもよい。
前記計数処理部は、前記硬貨の積層体の積層方向に延びる基準線を設定し、前記基準線に沿って前記硬貨収納部画像の輝度の微分値を算出し、前記輝度の微分値に基づいて硬貨枚数を計数するものであってもよい。さらに、前記硬貨計数システムは、さらに、前記硬貨収納部画像を記憶する計数結果記憶部を有するものであってもよい。
本発明の硬貨計数プログラムは、硬貨を積載して収納する硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を計数する硬貨計数プログラムであって、前記硬貨収納部を正面から撮影した画像である硬貨収納部画像を取得する硬貨収納部画像取得ステップと、前記硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を、前記硬貨収納部画像に基づいて、計数する計数処理ステップと、を情報処理装置に実行させるものであり、前記計数処理ステップは、前記硬貨収納部内の硬貨の積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものである。前記硬貨計数プログラムは、前記硬貨収納部が、コインチューブを有する硬貨収納カセットであり、前記硬貨収納部画像が、前記硬貨収納カセットを正面から撮影した画像であるカセット画像であってもよい。
前記計数処理ステップは、前記硬貨の積層体の積層方向に延びる基準線を設定し、前記基準線に沿って前記硬貨収納部画像の輝度の微分値を算出し、前記輝度の微分値に基づいて硬貨枚数を計数するものであってもよい。前記硬貨計数プログラムは、さらに、前記硬貨収納部画像を計数結果記憶部に記憶する計数結果記憶ステップを情報処理装置に実行させるものであってもよい。
本発明の硬貨収納装置は、硬貨収納装置本体と、硬貨収納カセットと、開閉式カバーと、カメラと、を有し、前記硬貨収納カセットは、前記硬貨収納装置本体の正面側に着脱自在に装着され、前記開閉式カバーは、前記硬貨収納装置本体の正面側に設けられ、前記硬貨収納カセットを覆っている閉じた状態と、前記硬貨収納カセットから退避している開いた状態と、をとり、前記カメラは、前記開閉式カバーに、前記開閉式カバーが開いた状態のときに、前記硬貨収納カセットを撮影し、前記硬貨収納カセットの画像を取得することができるように配置される。前記カメラは、前記開閉式カバーが開いた状態のとき、前記硬貨収納カセットの床面を延長した面よりも下側に位置するように配置されてもよい。
本発明によれば、積層収納された硬貨の枚数を正確に計数する硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムを提供することができる。
本実施形態の硬貨計数システムの構成を示すブロック図である。 硬貨払出装置の斜視図であり、硬貨収納カセットが取り付けられている状態を示すものである。 硬貨払出装置の斜視図であり、硬貨収納カセットが取り外されている状態を示すものである。 硬貨収納カセットの斜視図であり、コインチューブカバーが取り付けられている状態を示すものである。 硬貨収納カセットの斜視図であり、コインチューブカバーが取り外されている状態を示すものである。 硬貨収納カセットの斜視図であり、ペイアウトスライドを引き出した状態を示すものである。 本実施形態の硬貨計数システムによって取得された硬貨収納カセットの画像の一例を示す図である。 本実施形態の硬貨計数システムにおける硬貨収納カセットの画像に基づく硬貨枚数の計数の方法を説明する図である。 輝度微分値のピークのカウントにおける補正処理を説明する図である。 本実施形態の硬貨計数システムにおける硬貨計数の処理の流れを示すフロー図である。 硬貨収納カセットの画像におけるカメラのレンズによる歪みを示す図である。 外部システムと通信する通信部を有する硬貨計数システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態の硬貨計数システムのディスプレイの表示を示す図であり、メニュー画面を示すものである。 本実施形態の硬貨計数システムのディスプレイの表示を示す図であり、撮影&計測画面を示すものである。 本実施形態の硬貨計数システムのディスプレイの表示を示す図であり、撮影&計測画面を示すものである。 本実施形態の硬貨計数システムのディスプレイの表示を示す図であり、計測結果画面を示すものである。 硬貨収納カセット及びその周辺領域に配置されるマークの一例を示す図である。 硬貨収納カセットの画像に基づく硬貨枚数の計数の方法の別の例を説明する図である。 別の例の硬貨払出装置を示す斜視図であり、開閉式カバーが閉じた状態を示すものである。 別の例の硬貨払出装置を示す斜視図であり、開閉式カバーが開いた状態を示すものである。 硬貨を積層して収納する硬貨収納部の一例を示す斜視図である。 硬貨を積層して収納する硬貨収納部の一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。
図1は、本実施形態の硬貨計数システム10の構成を示すブロック図である。
本実施形態の硬貨計数システム10は、並列配置された複数のコインチューブ33を有する硬貨収納カセット30内に積層されている硬貨Cの枚数を計数するものである。この硬貨計数システム10は、硬貨収納カセット30を、硬貨収納カセット30内の硬貨Cが観察できる状態で、カメラ14で撮影することによって、硬貨収納カセット30の画像を取得し、その画像に基づいて硬貨枚数を自動的に計数する。
硬貨計数システム10は、制御部11と、ディスプレイ12と、操作部13と、カメラ14と、計数処理部15と、カセット情報記憶部16と、計数結果記憶部17と、を有する。制御部11は、硬貨計数システム10を制御する。ディスプレイ12及び操作部13は、硬貨計数システム10のユーザーインターフェースとして機能する。カメラ14は、硬貨収納カセット30を撮影し、硬貨収納カセット30の画像を取得する。カメラ14は、撮影したイメージを画像データとして保存、出力する機能を備えた機器である。計数処理部15は、硬貨収納カセット30の画像に基づいて、硬貨枚数を自動的に計数する。カセット情報記憶部16は、計数処理部15での処理において用いられる硬貨収納カセット30の構成などの情報を記憶する。計数結果記憶部17は、硬貨計数システム10によって計数された計数結果及び硬貨収納カセット30の画像を記憶する。
まずは、硬貨計数システム10における硬貨計数の対象となる硬貨払出装置20の硬貨収納カセット30について説明する。
図2A及び図2Bは、硬貨払出装置20の斜視図である。図2Aは、硬貨払出装置本体21に硬貨収納カセット30が取り付けられている状態を示し、図2Bは、硬貨払出装置本体21から硬貨収納カセット30が取り外されている状態を示す。
図示された硬貨払出装置20は、本実施形態の硬貨計数システム10が対象とする硬貨払出装置20の一例である。図2Bに示すように、この硬貨払出装置20は、硬貨払出装置本体21から着脱可能な硬貨収納カセット30を有している。この硬貨払出装置20は、硬貨払出装置本体21の下面に硬貨払出口を有している。
なお、図示された硬貨払出装置20は、硬貨の払出しのみを行うものであるが、本発明の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムの対象となる硬貨払出装置は、これに限定されず、硬貨の受け入れ及び払出しを行うものであってもよい。
図3A、図3B及び図3Cは、硬貨収納カセット30の斜視図である。図3Aは、コインチューブカバー32が取り付けられている状態を示し、図3Bは、コインチューブカバー32が取り外されている状態を示し、図3Cは、ペイアウトスライド34を引き出した状態を示す。
図示された硬貨収納カセット30は、本実施形態の硬貨計数システム10が対象とする硬貨収納カセット30の一例である。この硬貨収納カセット30は、並列配置された複数のコインチューブ33を有している。コインチューブ33は、硬貨Cを金種毎に積層して収納する。図示された硬貨収納カセット30は、100円硬貨を収納するコインチューブ33、33Aと、5円硬貨を収納するコインチューブ33、33Bと、1円硬貨を収納するコインチューブ33、33Cと、500円硬貨を収納するコインチューブ33、33Cと、50円硬貨を収納するコインチューブ33、33Dと、10円硬貨を収納するコインチューブ33、33Eと、の6つのコインチューブ33、33Fが、左から順に並列配置されたものとなっている。
図3Bに示すように、この硬貨収納カセット30は、硬貨収納カセット本体31から着脱可能なコインチューブカバー32を有している。硬貨収納カセット30への硬貨Cの補充及び硬貨収納カセット30からの硬貨Cの回収は、硬貨収納カセット本体31からコインチューブカバー32を取り外して行われる。このコインチューブカバー32は、コインチューブカバー32が硬貨収納カセット本体31に取り付けられた状態において、それぞれのコインチューブ33に収納されている硬貨Cが観察できるように、透明な部材により構成されている。本明細書では、それぞれのコインチューブ33に収納されている硬貨Cが観察できる面を硬貨収納カセット30の正面とする。
図3Cに示すように、この硬貨収納カセット30は、その最下部に、硬貨収納カセット本体31から引き出し可能なペイアウトスライド34を有している。ペイアウトスライド34は、硬貨収納カセット30から硬貨Cを払い出すための部材である。ペイアウトスライド34は、それぞれのコインチューブ33に対応する複数の硬貨収容孔を有している。
ペイアウトスライド34の複数の硬貨収容孔34aは、それぞれ対応するコインチューブ33に収納された硬貨Cのうちの最下層の1枚を収容する。そして、硬貨を払い出すときは、ペイアウトスライド34を硬貨収納カセット30から引き出して、硬貨収容孔34aに収容されている硬貨Cを硬貨収容孔34aから落下させる。このとき、払い出しの対象となっていない金種の硬貨Cについては、対応する硬貨収容孔34aの下方を板状部材などで閉鎖することによって、硬貨収容孔34aからの硬貨Cの落下を阻止することになる。これにより、任意のコインチューブ33のみからの硬貨Cの払い出しが可能となっている。
次に、本実施形態の硬貨計数システム10における硬貨枚数の計数の方法について説明する。
硬貨枚数を計数する方法として、コインチューブ33に積層されている硬貨Cの積層体の高さから硬貨枚数を算出することが考えられる。しかし、本発明の発明者の研究の結果、硬貨Cの厚みのバラツキの存在により、コインチューブ33に積層されている硬貨Cの枚数が多くなると計数の誤りが発生する虞があることが見出された。そのため、本実施形態の硬貨計数システム10は、硬貨Cの積層体の高さから硬貨枚数を計数するのではなく、コインチューブ33に積層されている硬貨Cの積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものとなっている。
図4は、本実施形態の硬貨計数システム10によって取得された硬貨収納カセット30の画像の一例を示す図である。
硬貨収納カセット30の画像において、それぞれのコインチューブ33に積層されている硬貨Cの積層体は、硬貨C部分が相対的に明るく、硬貨Cと硬貨Cとの間の部分が相対的に暗くなっている。つまり、それぞれのコインチューブ33内の硬貨Cの積層体は、水平方向に延びる相対的に暗い帯状領域と相対的に明るい帯状領域とが垂直方向に交互に重なった縞模様を有するものとなっている。本実施形態の硬貨計数システム10では、この縞模様の縞の数を数えることにより硬貨枚数を計数する。
図5は、本実施形態の硬貨計数システム10における硬貨収納カセット30の画像に基づく硬貨枚数の計数の方法を説明する図である。
硬貨収納カセット30の画像に基づく硬貨枚数の計数においては、硬貨収納カセット30の画像をグレースケールに変換した上で、図5の上図に示すように、コインチューブ33内の硬貨Cの積層方向に延びる基準線Lを設定する。次に、図5の下図に示すように、その基準線Lに沿って、コインチューブ33の下端部から上端部に亘り、硬貨収納カセット30の画像の輝度の微分値を算出する。輝度の微分値は、硬貨収納カセット30の画像の各ドットにおける輝度の値の変化量の値(つまり、輝度の差分値)として算出する。
この輝度の微分値は、相対的に暗い帯状領域と相対的に明るい帯状領域との境界領域、つまり、硬貨C同士の境界部分と硬貨Cの中心部分との中間領域において、ピークpを有するものとなる。この輝度の微分値のピークpの数は、硬貨Cの積層体における硬貨枚数に対応する。本実施形態の硬貨計数システム10は、基準線Lに沿った輝度の微分値において、あらかじめ設定された所定の閾値Pthを超えるピークpの数をカウントすることにより硬貨枚数を計数するものとなっている。
また、本実施形態の硬貨計数システム10は、輝度の微分値の算出において、平均化処理を行っている。具体的には、本実施形態の硬貨計数システム10は、微分の対象となる輝度の値として、複数のドットの輝度の平均値(例えば、隣接する2つのドットの輝度の平均値)を用いている。また、本実施形態の硬貨計数システム10は、コインチューブ33内の硬貨Cの積層体の積層方向に延びる基準線Lを複数設定して(例えば、3つの基準線を設定して)、それぞれの基準線Lに沿って算出された輝度の微分値を加算した上で、輝度の微分値のピークpの数をカウントするものとなっている。
また、本実施形態の硬貨計数システム10は、輝度の微分値のピークpを数える際に、補正処理を行っている。図6は、この輝度微分値のピークのカウントにおける補正処理を説明する図である。
具体的には、本実施形態の硬貨計数システム10は、予め、基準線に沿った輝度の値をフーリエ変換することによって、輝度の微分値のピークpの周期(ドット数)の予測値Dを取得しておく。
そして、本実施形態の硬貨計数システム10は、基準線Lに沿って輝度の微分値のピークpを数える毎に、ピークpの周期の予測値Dから算出される次のピークpの位置から一定の範囲内W(例えば、周期の予測値の±20%)にあるピークpを1カウントとし、その範囲内Wに複数のピークpが存在していても複数カウントしないものとなっている。
また、本実施形態の硬貨計数システム10は、基準線Lに沿って輝度の微分値のピークpを数える毎に、ピークpの周期の予測値から算出される次のピークpの位置に閾値Pthを超えるピークpが存在しなかった場合にも、その先で閾値Pthを超えるピークpが存在する場合には、ピークpが存在するものとしてピークpの数をカウントするものとなっている。
図7は、本実施形態の硬貨計数システム10における硬貨計数の処理の流れを示すフロー図である。
最初に、硬貨計数システム10は、操作部13への入力を受けて、カメラ14で硬貨収納カセット30を正面から撮影することにより、硬貨収納カセット30を正面から撮影した画像であるカセット画像を取得する(S1)。
次に、硬貨計数システム10は、取得したカセット画像の前処理を行う(S2)。この画像の前処理において、硬貨計数システム10は、画像のグレースケール変換と、硬貨収納カセット30の外形の輪郭検出と、硬貨収納カセット30の外形の輪郭の台形補正と、所定のサイズへのリサイズと、を順次行うことにより、正面から観察した硬貨収納カセット30のみの画像を切り出す。ここで切り出された硬貨収納カセット30のみの画像は、台形補正により、硬貨収納カセット30を真正面から観察したものに補正される。また、切り出された硬貨収納カセット30のみの画像は、リサイズにより、硬貨収納カセット30の外形の縦横のドット数が一定となり、その後の処理が容易となる。また、画像のリサイズにおいては、画像を硬貨の積層方向に引き延ばす処理を行ってもよい。この処理によって、硬貨枚数のカウントの精度を向上させることができる。
また、この画像の前処理において、硬貨計数システム10は、上述の処理に加えて、カメラのレンズの歪みの補正処理を行ってもよい。カメラ14で硬貨収納カセット30を正面から撮影したとき、図8に示すように、硬貨収納カセット30の上方部の硬貨は上弓なりの形状となり、中央部の硬貨は長方形形状となり、下方部の硬貨は下弓なりとなる。カメラのレンズの歪みの補正処理では、すべての硬貨が長方形形状になるように補正を行う。この処理によって、硬貨枚数の計測の精度をより向上させることができる。
また、この画像の前処理において、硬貨が収納されていない空の硬貨収納カセット30の画像を用いて、カセット画像から硬貨収納カセットの特徴を取り除く処理を行ってもよい。この場合、空の硬貨収納カセット30の画像を、予め、カセット情報記憶部16に記憶させておくことになる。
次に、硬貨計数システム10は、前処理された画像において、コインチューブ33毎に前述の輝度の微分値の算出のための基準線Lを設定する(S3)。この基準線Lを設定は、コインチューブ33の座標範囲に基づいて行われる。コインチューブ33の座標範囲は、基準となる部分(例えば、ペイアウトスライド又は特別に設けられたマーカー)の座標である基準座標から算出される。この基準座標は、前処理された画像の解析によって取得される。この基準座標の取得及びコインチューブ33の座標範囲の算出は、カセット情報記憶部16に記憶された硬貨収納カセット30の構成の情報(例えば、それぞれのコインチューブの位置)を用いて行われる。
次に、硬貨計数システム10は、それぞれのコインチューブ33について、設定された基準線Lに沿った輝度の微分値に基づいて、硬貨枚数をカウントする(S4)。より具体的には、硬貨計数システム10は、それぞれのコインチューブ33について、設定された基準線Lに沿って、コインチューブ33の下端部から上端部に亘り、輝度の微分値を算出し、そのピークpを数えることで、硬貨Cの枚数をカウントする。この硬貨枚数のカウントにおいては、前述の平均化処理及び補正処理も行われる。
また、硬貨枚数の計測において、硬貨計数システム10は、輝度の微分値のピークpのカウントにおいて、硬貨が存在するか否かの疑義が生じたときに、テンプレートマッチングなどの画像認識によって、硬貨が存在するか否かを詳細に判別する処理を行ってもよい。この場合、画像認識で必要となる比較用の画像データは、予めカセット情報記憶部16に記憶しておくことになる。この処理によって、硬貨枚数の計数の精度をより向上させることができる。
最後に、硬貨計数システム10は、ディスプレイ12に計数結果を出力して表示するとともに、その計数結果を、カセット画像とともに、計数結果記憶部17に記憶する(S5)。
また、硬貨計数システム10を、図9に示すように、POSレジのPOSシステムなどの外部システム90と通信する通信部18を有するものとし、硬貨枚数の計数結果を、通信部18を介して、外部システム90に送信するようにしてもよい。これにより、硬貨払出装置における締め処理及び硬貨の補充をより正確且つ高速に行うことができるようになる。
次に、本実施形態の硬貨計数システム10の操作について説明する。
本実施形態の硬貨計数システム10は、スマートフォンと、スマートフォンにインストールされたアプリと、によって構成されている。カメラ14は、スマートフォンに組み込まれている。また、本実施形態の硬貨計数システム10のディスプレイ12と操作部13とは、タッチパネルディスプレイ12、13として、一体的に構成されている。
図10Aから図10Dは、本実施形態の硬貨計数システム10のタッチパネルディスプレイ12、13の表示を示す図である。
図10Aは、メニュー画面41である。このメニュー画面41は、硬貨計数システム10を起動したとき、最初に表示される画面である。図示された例では、メニュー項目として、撮影&計数ボタン部411と計数結果確認ボタン部412とが表示されている。硬貨収納カセット30に収納されている硬貨Cの枚数を計数するとき、メニュー画面41において撮影&計数ボタン部411を選択する。計数結果確認ボタン部412については、過去の硬貨計数において取得され、計数結果記憶部17に記憶されている計数結果及び硬貨収納カセット30の画像を確認するときに選択される項目である。
図10B及び図10Cは、撮影&計数画面42である。この撮影&計数画面42は、メニュー画面41において撮影&計数ボタン部411が選択されると表示される画面である。撮影&計数画面42は、カメラ14の映像を表示するカメラ映像表示部421と、硬貨計数システム10に硬貨収納カセット30の撮影を指示するための撮影ボタン部422と、メニュー画面41に戻るときに選択される戻るボタン部423と、を有する。
カメラ映像表示部421は、硬貨収納カセット30の外形と同じ形状のガイド枠421aが表示されている。硬貨収納カセット30の画像を取得するとき、図10Cに示すように、カメラ14の映像における硬貨収納カセット30をガイド枠421aに合わせた上で撮影ボタン部422を選択することにより、硬貨収納カセット30を正面から撮影する。このようにガイド枠421aを用いた撮影によって硬貨収納カセット30の画像を取得することによって、前述の画像の前処理(S2)において、硬貨収納カセットの外形の位置の認識がしやすくなる。
硬貨計数システム10は、撮影&計数画面42において硬貨収納カセット30の撮影が指示されると、硬貨収納カセット30を正面から撮影した画像であるカセット画像を取得する。次に、硬貨計数システム10は、前述の処理により、カセット画像に基づいて、硬貨Cの枚数を自動的に計数する。また、硬貨計数システム10は、硬貨枚数の計数結果を、取得されたカセット画像とともに、計数結果記憶部17に記憶する。この計数結果記憶部17に記憶された計数結果及びカセット画像は、メニュー画面41において計数結果確認ボタン部412を選択することによって、確認することができるようになっている。
図10Dは、計数結果画面43である。この計数結果画面43は、撮影&計数画面42において硬貨収納カセット30の撮影が指示され、計数処理部15において硬貨枚数が計測された後に表示される画面である。計数結果画面43は、計数結果表示部431と、カセット画像表示部432と、メニュー画面41に戻るときに選択される戻るボタン部433と、を有する。計数結果表示部431は、金種ごとの枚数と、合計金額と、を表示する。カセット画像表示部432は、取得されたカセット画像を表示する。
上述のとおり、本実施形態の硬貨計数システム10は、コインチューブ33を有する硬貨収納カセット30に収納されている硬貨の枚数を計数する硬貨計数システムであって、硬貨収納カセット30を正面から撮影した画像であるカセット画像を取得するカメラ14と、硬貨収納カセット30に収納されている硬貨Cの枚数を、カセット画像に基づいて、計数する計数処理部15と、を有するものである。これにより、硬貨払出装置20の運用の開始時及び締め処理時において、硬貨収納カセット30内の硬貨の枚数の計数を正確且つ高速に行うことができる。
また、本実施形態の硬貨計数システム10は、コインチューブ33に積層されている硬貨の積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものである。これにより、硬貨収納カセット30内の硬貨枚数をより正確に計数することが可能である。
また、本実施形態の硬貨計数システム10は、計数結果及びカセット画像を記憶する計数結果記憶部17を有する。これにより、硬貨払出装置20の締め処理において違算などの疑義が生じたときに、硬貨収納カセット30にセットした硬貨Cの枚数を再確認することができるものとなっている。なお、本発明の硬貨計数システム10は、カセット画像のみを計数結果記憶部17に記憶するものであってもよい。この場合、硬貨計数システム10は、計数結果記憶部17に記憶されているカセット画像に基づく硬貨枚数の計数ができるように構成されていることが好ましい。
次に、本実施形態の硬貨計数プログラム(又は、硬貨計数プログラムを格納した記憶媒体)について説明する。
本実施形態の硬貨計数プログラムは、硬貨払出装置20の硬貨収納カセット30に収納されている硬貨の枚数を計測する処理を情報処理装置に実行させる硬貨計数プログラムである。
本実施形態の硬貨計数プログラムにおける硬貨枚数の計数の方法は、前述の硬貨計数システム10における硬貨枚数の計数の方法と、基本的に同じであって、次のとおりである。
最初に、この硬貨計数プログラムは、硬貨収納カセット30を正面から撮影した画像であるカセット画像を取得するステップを情報処理装置に実行させる(S1)。
次に、この硬貨計数プログラムは、取得したカセット画像の前処理を行うステップを情報処理装置に実行させる(S2)。この画像の前処理において、この硬貨計数プログラムは、画像のグレースケール変換と、硬貨収納カセット30の外形の輪郭検出と、硬貨収納カセット30の外形の輪郭の台形補正と、所定のサイズへのリサイズと、を順次行うことにより、正面から観察した硬貨収納カセット30のみの画像切り出すステップを情報処理装置に実行させる。
また、この画像の前処理において、この硬貨計数プログラムは、上述の処理に加えて、カメラのレンズの歪みの補正処理を情報処理装置に行わせてもよい。また、この画像の前処理において、硬貨が収納されていない空の硬貨収納カセット30の画像を用いて、カセット画像から硬貨収納カセットの特徴を取り除く処理を情報処理装置に行わせてもよい。
次に、この硬貨計数プログラムは、前処理された画像において、コインチューブ33毎に前述の輝度の微分値の算出のための基準線Lを設定するステップを情報処理装置に実行させる(S3)。この基準線Lを設定は、コインチューブ33の座標範囲に基づいて行われる。コインチューブ33の座標範囲は、基準となる部分(例えば、ペイアウトスライド又は特別に設けられたマーカー)の座標である基準座標から算出する。この基準座標は、前処理された画像の解析によって取得される。この基準座標の取得及びコインチューブ33の座標範囲の算出は、あらかじめ与えられている硬貨収納カセット30の構成の情報を用いて行われる。
次に、この硬貨計数プログラムは、それぞれのコインチューブ33について、設定された基準線Lに沿った輝度の微分値に基づいて、硬貨枚数をカウントする(S4)。より具体的には、この硬貨計数プログラムは、それぞれのコインチューブ33について、設定された基準線Lに沿って、コインチューブ33の下端部から上端部に亘り、輝度の微分値を算出し、そのピークpを数えることで、硬貨Cの枚数を計測するステップを情報処理装置に実行させる。この硬貨枚数の計測においては、前述の平均化処理及び補正処理も行われる。
また、硬貨枚数の計測において、この硬貨計数プログラムは、輝度の微分値のピークpのカウントにおいて、硬貨が存在するか否かの疑義が生じたときに、テンプレートマッチングなどの画像認識によって、硬貨が存在するか否かを詳細に判別する処理を情報処理装置に行わせてもよい。
最後に、この硬貨計数プログラムは、計数結果を出力する(S5)。また、このとき、さらに、計数結果を、カセット画像とともに、計数結果記憶部17に記憶するステップを情報処理装置に実行させてもよい。
上述のとおり、本実施形態の硬貨計数プログラムは、コインチューブ33有する硬貨収納カセット30に収納されている硬貨の枚数を計数する硬貨計数プログラムであって、硬貨収納カセット30を正面から撮影した画像であるカセット画像を取得するカセット画像取得ステップと、硬貨収納カセット30に収納されている硬貨の枚数を、カセット画像に基づいて、計数する計数処理ステップと、を情報処理装置に実行させるものである。これにより、硬貨払出装置20の運用の開始時及び締め処理時において、硬貨収納カセット30内の硬貨枚数の計数を正確且つ高速に行うことができる。
また、本実施形態の硬貨計数プログラムは、コインチューブ33に積層されている硬貨の積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものである。これにより、硬貨収納カセット30内の硬貨枚数をより正確に計数することが可能である。
また、本実施形態の硬貨計数プログラムは、計数結果及びカセット画像を計数結果記憶部17に記憶する計数結果記憶ステップを情報処理装置に実行させるものである。これにより、硬貨払出装置20の締め処理において違算などの疑義が生じたときに、硬貨収納カセット30にセットした硬貨Cの枚数を再確認することができるものとなっている。なお、本発明の硬貨計数プログラムは、カセット画像のみを計数結果記憶部17に記憶するものであってもよい。この場合、硬貨計数プログラムは、計数結果記憶部17に記憶されているカセット画像に基づく硬貨枚数の計数ができるように構成されていることが好ましい。
次に、硬貨収納カセット30及びその周辺領域にマーク36、37を配置する例について説明する。
図11は、このような硬貨収納カセット30及びその周辺領域に配置されるマーク36、37の一例を示す図である。
図11に示す例では、硬貨収納カセット30の正面側に、識別マーク36が配置されており、硬貨収納カセット30の周辺領域に、切り出しマーク37が配置されている。
識別マーク36は、硬貨収納カセット30の有無及び種類を識別するためのマークである。硬貨計数システム10は、カセット画像を取得する際のプレビュー画像から、テンプレートマッチングなどにより、硬貨収納カセット30の正面側に配置された識別マーク36を検出する。このとき、硬貨計数システム10は、識別マーク36の検出の有無から硬貨収納カセット30の有無を識別し、検出された識別マーク36の検出座標から硬貨収納カセット30の種類を識別する。
硬貨計数システム10は、このようにして識別された硬貨収納カセット30の種類に応じて、前述のカセット画像の前処理(S2)を行うことができる。また、硬貨計数システム10は、このようにして識別された硬貨収納カセット30の種類から、各コインチューブ33に収納されている硬貨の金種を判断することができる。
なお、硬貨計数システム10は、識別マーク36の検出を、カセット画像を取得する際のプレビュー画像からではなく、カセット画像から行うものであってもよい。また、硬貨計数システム10は、硬貨収納カセット30の種類を、識別マーク36の検出座標からではなく、識別マーク36の形状から識別するものであってもよい。また、識別マーク36は、硬貨収納カセット30の種類のみを識別するものであってもよい。
切り出しマーク37は、カセット画像から硬貨収納カセット30の領域を切り出すためのマークである。図示された例では、4つの切り出しマーク37が、それぞれ、硬貨払出装置本体21における硬貨収納カセット30の四隅の外側の領域に設けられている。
硬貨計数システム10は、前述のカセット画像の前処理(S2)において、カセット画像から切り出しマーク37を検出し、その検出された切り出しマーク37の検出座標を基準にして、硬貨収納カセット30の外形の輪郭の切り出しを行う。また、硬貨計数システム10は、切り出しマーク37の検出座標を基準として台形補正を行うことができる。
なお、切り出しマーク37は、硬貨払出装置本体21ではなく、硬貨収納カセット30に設けられていてもよい。また、切り出しマーク37の数及びその配置は、図11に示すものに限定されない。例えば、3つの切り出しマーク37が硬貨収納カセット30の四隅のうち3つの隅の周辺領域に設けられていてもよい。また、5つ以上の切り出しマーク37が設けられていてもよい。また、切り出しマーク37は、硬貨収納カセット30の4隅ではなく四辺の周辺領域に設けられていてもよい。
次に、硬貨収納カセット30の画像に基づく硬貨枚数の計数の方法の別の例について説明する。
図12は、硬貨収納カセット30の画像に基づく硬貨枚数の計数の方法の別の例を説明する図である。
この硬貨枚数の計数方法では、それぞれのコインチューブ33について、設定された基準線Lに沿って、輝度が極小値をとるポイントdをカウントすることによって、硬貨枚数をカウントする。この輝度が極小値をとるポイントdは、硬貨と硬貨との間の切れ目部分に対応する。
硬貨計数システム10は、コインチューブ33に収納されている硬貨の下端位置e1と上端位置e2とを検出し、その下端位置e1からスタートして上端位置e2まで、輝度が極小値をとるポイントを1つずつカウントする。例えば、下端位置e1は、輝度の立ち上がりとして検出され、上端位置e2は、輝度の立ち下がりとして検出される。
輝度が極小値をとるポイントdのカウントは、基準線Lに沿った輝度の微分値に基づいて行われる。具体的には、輝度の微分値が負から正に切り替わるポイントcを、輝度が極小値をとるポイントdとしてカウントする。
硬貨計数システム10は、このポイントdのカウントにおいて、前述の本実施形態の硬貨枚数の計数の方法と同様の補正処理を行う。
具体的には、硬貨計数システム10は、予め、基準線に沿った輝度の値をフーリエ変換することによって、輝度が極小値をとるポイントdの周期(ドット数)の予測値を取得しておく。そして、硬貨計数システム10は、ポイントdをカウントする毎に、ポイントdの周期の予測値から算出される次のポイントdの位置から一定の範囲内(例えば、周期の予測値の±20%)にあるポイントdを1カウントとし、その範囲内に複数のポイントdが存在していても複数カウントしないものとなっている。
また、硬貨計数システム10は、ポイントdを数える毎に、ポイントdの周期の予測値から算出される次のポイントdの位置にポイントdが存在しなかった場合にも、その先でポイントdが存在する場合には、ポイントdが存在するものとしてポイントdの数をカウントするものとなっている。
次に、本実施形態の硬貨計数システム10における硬貨計数の対象となる硬貨払出装置の別の例について説明する。
図13A及び図13Bは、別の例の硬貨払出装置50を示す斜視図である。この硬貨払出装置50は、開閉式カバー52を有し、図13Aは、開閉式カバー52が閉じた状態を示すものであり、図13Bは、開閉式カバー52が開いた状態を示すものである。
この硬貨払出装置50は、硬貨払出装置本体51と、硬貨収納カセット30と、開閉式カバー52と、カメラ14と、を有している。また、硬貨払出装置50は、硬貨払出装置本体51の下面に硬貨払出口(図示を省略)を有している。
なお、硬貨払出装置50は、そのカメラ14を外部の硬貨計数システム10を構成する装置(図示を省略)に接続するものであってもよいし、硬貨払出装置50自体が、硬貨計数システム10の全部又は一部を有するものであってもよい。
硬貨収納カセット30は、硬貨払出装置本体51の正面側に着脱自在に装着される。この硬貨収納カセット30の構成は、前述の硬貨収納カセット30の構成と同じである。また、図13Bに示す例では、硬貨収納カセット30の正面側に、前述の識別マーク36が配置されており、硬貨収納カセット30の周辺領域に、前述の切り出しマーク37が配置されている。
また、図13Bに示す例では、硬貨収納カセット30は、背面側に倒れるように傾いた状態で硬貨払出装置本体51に装着されている。この構成により、コインチューブ33内に積層されている硬貨を整列させることができる。
開閉式カバー52は、硬貨払出装置本体51の正面側に設けられ、硬貨収納カセット30を覆っている閉じた状態と、硬貨収納カセット30から退避している開いた状態と、をとる。
図13A及び図13Bに示す例では、開閉式カバー52は、硬貨払出装置本体21に枢着されており、その枢着部52aは、硬貨払出装置本体51の正面側の下端部に位置するとともに、開閉式カバー52の下端部に位置している。
カメラ14は、開閉式カバー52に、開閉式カバー52が開いた状態のときに、硬貨収納カセット30を撮影し、硬貨収納カセット30の画像を取得することができるように配置される。図13Bに示す例では、カメラ14は、開閉式カバー52の内側(つまり、硬貨払出装置本体51と対向する側)の上端部付近に配置されている。
また、図13Bに示す例では、カメラ14は、開閉式カバー52の上端部付近に設けられた引き出し部53に配置されている。この引き出し部53は、開閉式カバー52の上端部から引き出し可能に配置された部材である。カメラ14を引き出し部53に配置することにより、カメラ14を開閉式カバー52の上端部よりも硬貨収納カセット30から離れた位置に配置することが可能となる。
また、図13Bに示す例では、開閉式カバー52が開いた状態のとき、硬貨収納カセット30が背面側に倒れるように傾いた状態となっており、カメラ14が、硬貨収納カセット30の床面を延長した面よりも下側に位置するようになっている。これは、カメラ14が硬貨収納カセット30に積層されている硬貨の上面を撮影しないようにするためである。このような構成では、前述のコインチューブ33に収納されている硬貨の上端位置e2の検出の精度が良好なものとなる。
以上の構成を有する硬貨払出装置50においては、硬貨収納カセット30とカメラ14との位置関係が固定されることになるので、硬貨枚数の計数に適したカセット画像を安定的に取得することが可能となる。換言すると、硬貨払出装置50を有する硬貨計数システム10は、硬貨収納カセット30とカメラ14との位置関係が固定されているので、硬貨枚数の計数に適したカセット画像を安定的に取得することが可能となる。
上述の硬貨払出装置50は、硬貨を払い出すための機構を有しない硬貨収納装置として構成することも可能である。この硬貨収納装置の構成は、硬貨を払い出すための機構を有しない点を除き、硬貨払出装置50と同じである。つまり、硬貨収納装置の構成については、上述の硬貨払出装置50の構成についての説明がそのまま当てはまる。但し、この場合、「硬貨払出装置50」及び「硬貨払出装置本体51」を、それぞれ、「硬貨収納装置50」及び「硬貨収納装置本体51」と読み替えるものとする。なお、硬貨払出装置50は、硬貨払出装置であるとともに、硬貨収納装置でもある。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムは上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムは、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加を行うことができる。
例えば、上述の実施形態の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムは、複数のコインチューブ33を有する硬貨収納カセットに収納されている硬貨の枚数を計数するものであるが、本発明の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムは、これに限定されず、1つのコインチューブを有する硬貨収納カセットに収納されている硬貨の枚数を計数するものであってもよい。
また、上述の実施形態の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムは、コインチューブ33を有する硬貨収納カセットに収納されている硬貨の枚数を計数するものであるが、本発明の硬貨計数システム及び硬貨計数プログラムは、これに限定されず、硬貨を積載して収納する硬貨収納部30に収納されている硬貨の枚数を計数するものであってもよい。このような硬貨収納部30として、例えば、図14及び図15に示すコインケースが挙げられる。この場合、硬貨収納部30を正面から撮影した画像である硬貨収納部画像に基づいて、硬貨収納部30に収納されている硬貨の枚数を計数することになる。
10 硬貨計数システム
11 制御部
12 ディスプレイ
13 操作部
14 カメラ
15 計数処理部
16 カセット情報記憶部
17 計数結果記憶部
18 通信部
20 硬貨払出装置
21 硬貨払出装置本体
30 硬貨収納カセット、硬貨収納部
31 硬貨収納カセット本体
32 コインチューブカバー
33 コインチューブ
34 ペイアウトスライド
34a 硬貨収容孔
36 識別マーク
37 切り出しマーク
41 メニュー画面
411 撮影&計数ボタン部
412 計数結果確認ボタン部
42 撮影&計数画面
421 カメラ映像表示部
421a ガイド枠
422 撮影ボタン部
423 戻るボタン部
43 計数結果画面
431 計数結果表示部
432 カセット画像表示部
433 戻るボタン部
50 硬貨払出装置、硬貨収納装置
51 硬貨払出装置本体、硬貨収納装置本体
52 開閉式カバー
52a 枢着部
53 引き出し部
90 外部システム
L 基準線

Claims (10)

  1. 硬貨を積載して収納する硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を計数する硬貨計数システムであって、
    前記硬貨収納部を正面から撮影した画像である硬貨収納部画像を取得するカメラと、
    前記硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を、前記硬貨収納部画像に基づいて、計数する計数処理部と、を有し、
    前記計数処理部は、前記硬貨収納部内の硬貨の積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものである
    硬貨計数システム。
  2. 請求項1に記載の硬貨計数システムであって、
    前記硬貨収納部は、コインチューブを有する硬貨収納カセットであり、
    前記硬貨収納部画像は、前記硬貨収納カセットを正面から撮影した画像であるカセット画像である
    硬貨計数システム。
  3. 請求項1又は2に記載の硬貨計数システムであって、
    前記計数処理部は、前記硬貨の積層体の積層方向に延びる基準線を設定し、前記基準線に沿って前記硬貨収納部画像の輝度の微分値を算出し、前記輝度の微分値に基づいて硬貨枚数を計数するものである硬貨計数システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の硬貨計数システムであって、
    さらに、前記硬貨収納部画像を記憶する計数結果記憶部を有する硬貨計数システム。
  5. 硬貨を積載して収納する硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を計数する処理を情報処理装置に実行させる硬貨計数プログラムであって、
    前記硬貨収納部を正面から撮影した画像である硬貨収納部画像を取得する硬貨収納部画像取得ステップと、
    前記硬貨収納部に収納されている硬貨の枚数を、前記硬貨収納部画像に基づいて、計数する計数処理ステップと、を情報処理装置に実行させるものであり、
    前記計数処理ステップは、前記硬貨収納部内の硬貨の積層体の縞模様の縞の数から硬貨枚数を計数するものである
    硬貨計数プログラム。
  6. 請求項5に記載の硬貨計数プログラムであって、
    前記硬貨収納部は、コインチューブを有する硬貨収納カセットであり、
    前記硬貨収納部画像は、前記硬貨収納カセットを正面から撮影した画像であるカセット画像である
    硬貨計数プログラム。
  7. 請求項5又は6に記載の硬貨計数プログラムであって、
    前記計数処理ステップは、前記硬貨の積層体の積層方向に延びる基準線を設定し、前記基準線に沿って前記硬貨収納部画像の輝度の微分値を算出し、前記輝度の微分値に基づいて硬貨枚数を計数するものである硬貨計数プログラム。
  8. 請求項5から7のいずれか1つに記載の硬貨計数プログラムであって、
    さらに、前記硬貨収納部画像を計数結果記憶部に記憶する計数結果記憶ステップを情報処理装置に実行させるものである硬貨計数プログラム。
  9. 硬貨収納装置本体と、硬貨収納カセットと、開閉式カバーと、カメラと、を有し、
    前記硬貨収納カセットは、前記硬貨収納装置本体の正面側に着脱自在に装着され、
    前記開閉式カバーは、前記硬貨収納装置本体の正面側に設けられ、前記硬貨収納カセットを覆っている閉じた状態と、前記硬貨収納カセットから退避している開いた状態と、をとり、
    前記カメラは、前記開閉式カバーに、前記開閉式カバーが開いた状態のときに、前記硬貨収納カセットを撮影し、前記硬貨収納カセットの画像を取得することができるように配置される
    硬貨収納装置。
  10. 請求項9に記載の硬貨収納装置であって、
    前記カメラは、前記開閉式カバーが開いた状態のとき、前記硬貨収納カセットの床面を延長した面よりも下側に位置するように配置される硬貨収納装置。
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