JP7617865B2 - 付加硬化型シリコーン樹脂組成物、シリコーン硬化物及び光学デバイス - Google Patents
付加硬化型シリコーン樹脂組成物、シリコーン硬化物及び光学デバイス Download PDFInfo
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Description
一方、フッ素シリコーン樹脂は通常、シロキサンの側鎖にフルオロアルキル基を有し、中でも、コスト面および製造面からトリフルオロプロピル基(CF3(CH2)2-)が主に導入されているが、これらのフルオロアルキル基は高温に曝されると酸化・脱離することにより、著しい重量減少を引き起こし、また、硬さ変化によるクラックを発生させる要因になる。
(A)一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基及び1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノポリシロキサン、
(B)一分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)一分子中に1~10個のケイ素原子に結合した下記一般式(1)で表される基を有し、かつ、一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有するオルガノポリシロキサン、
(D)白金族金属系触媒
を含有し、
(A)成分および(C)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基の合計数に対して、(B)成分および(C)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の合計数が0.5~5.0倍となるものである付加硬化型シリコーン樹脂組成物を提供する。
(A)一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基及び1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノポリシロキサン、
(B)一分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)一分子中に1~10個のケイ素原子に結合した下記一般式(1)で表される基を有し、かつ、一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有するオルガノポリシロキサン、
(D)白金族金属系触媒
を含有し、
(A)成分および(C)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基の合計数に対して、(B)成分および(C)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の合計数が0.5~5.0倍となるものである付加硬化型シリコーン樹脂組成物である。
本発明の付加硬化型シリコーン樹脂組成物は、後述する(A)~(D)成分を含有するものである。
(A)一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基及び1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノポリシロキサン、
(B)一分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)一分子中に1~10個のケイ素原子に結合した下記一般式(1)で表される基を有し、かつ、一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有するオルガノポリシロキサン、
(D)白金族金属系触媒
(A)成分は、一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基及び1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有し、かつ、上記一般式(1)で表される基を有しないオルガノポリシロキサンである点で後述する(C)成分とは区別されるものである。
[(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2]2[(CF3-CH2-CH2)(CH3) SiO]30
[(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2][(CH3)3SiO1/2][(CF3-CH2-CH2)(CH3)SiO]35
[(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2]2[(CF3-CH2-CH2)(CH3) SiO]50[(CH3)2SiO]20
[(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2]2[(CF3-CH2-CH2)(CH3) SiO]30[(C4F9-CH2-CH2)(CH3)SiO]2
(上記式中、シロキサン単位の配列順は任意である。)
[(CH3)3SiO1/2]1.8[(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2]3.2[SiO4/2]4.3[(CF3-CH2-CH2)SiO3/2]10.0
[(CH3)3SiO1/2]1.3[(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2]2.3[SiO4/2]3.9[(CF3-CH2-CH2)SiO3/2]5.9
[(CH2=CH)(CH3)SiO2/2]2.1[(CF3-CH2-CH2)SiO3/2]10.1[(CH3)2SiO2/2]0.7
[(CH2=CH)(CH3)SiO2/2]2.1[(CF3-CH2-CH2)SiO3/2]10.1[(CF3-(CF2)3-CH2-CH2)(CH3)SiO2/2]0.7
(上記式中、括弧内のシロキサン単位の配列順は任意である。)
(B)成分は、一分子中にケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiH基)を2個以上有し、かつ、上記一般式(1)で表される基を有しないオルガノポリシロキサンである点で後述する(C)成分とは区別されるものである。(B)成分は、(A)成分に含まれるアルケニル基とヒドロシリル化反応により架橋する架橋剤として作用する。
(式中、R1は、それぞれ同一又は異なっていてもよい、アルケニル基を含まない置換又は非置換の一価炭化水素基であり、f及びgは、0.7≦f≦2.1、0.001≦g≦1.0、かつ0.8≦f+g≦3.0、好ましくは1.0≦f≦2.0、0.01≦g≦1.0、かつ1.5≦f+g≦2.5を満たす数である。)
(R1 3SiO1/2)2(R1HSiO)8
(R1 3SiO1/2)2(R1HSiO)14((CF3-CH2-CH2)R1SiO)14
(HR1 2SiO1/2)2((CF3-CH2-CH2)R1SiO)5(R1 2SiO)2
(上記式中、R1は上記の通りであり、各シロキサン単位の配列順は任意である。)
[(CH3)3SiO1/2]2[(CF3-CH2-CH2)(CH3)SiO]14[H(CH3)SiO2/2]14
(上記式中、括弧内のシロキサン単位の配列順は任意である。)
(C)成分は、一分子中に1~10個のケイ素原子に結合した下記式(1)で表される基を有し、かつ、一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有するオルガノポリシロキサンであり、付加硬化型シリコーン樹脂組成物の耐熱性を向上させる成分である。(C)成分に含まれるテトラメチルピペリジニル基は酸素ラジカルをトラップする機能を果たし、(A)成分や(B)成分中のフルオロアルキル基が酸化および脱離することによる劣化を抑制し、シリコーン硬化物の硬さ上昇および質量減少を効果的に抑制する事ができる。また、(C)成分はCF3-(CH2)a-基を有し、(A)成分との相溶性に優れ、組成物中への分散性が高くなることにより耐熱性付与効果も高くなる。
(D)成分の白金族金属系触媒は、上記(A)成分および(C)成分中のアルケニル基と(B)成分及び(C)成分中のとのヒドロシリル化反応を進行及び促進させるための成分である。
本発明の付加硬化型シリコーン樹脂組成物は、上記(A)~(D)成分以外にも、以下に例示するその他の成分を配合してもよい。
本発明の付加硬化型シリコーン樹脂組成物には、必要に応じて(D)成分の付加反応触媒に対して硬化抑制効果を持つ化合物とされている従来公知の反応抑制剤(反応制御剤)を使用することができる。この反応抑制剤としては、トリフェニルホスフィン等のリン含有化合物;トリブチルアミンやテトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾール等の窒素含有化合物;硫黄含有化合物;アセチレン系化合物;ハイドロパーオキシ化合物;マレイン酸誘導体等が例示される。
本発明の付加硬化型シリコーン樹脂組成物は、その接着性を向上させるための接着性付与剤を含有してもよい。この接着性付与剤としては、シランカップリング剤やその加水分解縮合物等が例示される。シランカップリング剤としては、エポキシ基含有シランカップリング剤、(メタ)アクリル基含有シランカップリング剤、イソシアネート基含有シランカップリング剤、イソシアヌレート基含有シランカップリング剤、アミノ基含有シランカップリング剤、メルカプト基含有シランカップリング剤等公知のものが例示され、(A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100質量部に対して好ましくは0.1~20質量部、より好ましくは0.3~10質量部用いることができる。また、接着性付与剤は上述した接着性官能基を有しつつ、ケイ素原子に結合したアルケニル基もしくは水素原子を含んでいてもよい。この場合、(A)成分、(B)成分および(C)成分とヒドロシリル化反応を起こし、反応系内に取り込まれる。
本発明の付加硬化型シリコーン樹脂組成物には、結晶性シリカ、中空フィラー、シルセスキオキサン等の無機質充填剤、及びこれらの充填剤をオルガノアルコキシシラン化合物、オルガノクロロシラン化合物、オルガノシラザン化合物、低分子量シロキサン化合物等の有機ケイ素化合物により表面疎水化処理した充填剤、シリコーンゴムパウダー、シリコーンレジンパウダー等を充填することができる。本成分としては、特にチクソ性を付与できる充填剤を使用することが好ましく、チクソ性を付与することによって作業性、機械特性に優れるシリコーン硬化物を得ることができる。
本発明の付加硬化型シリコーン樹脂組成物は、25℃における波長589nmの光の屈折率が、1.40未満のものであることが好ましい。屈折計(アタゴ社製、RX-5000)を用いて25℃における波長589nmの光の屈折率(nD25)を測定することができる。
さらに、本発明は、付加硬化型シリコーン樹脂組成物の硬化物(シリコーン硬化物)を提供する。
(変化率%)=((200℃、200時間後の硬さ)÷(作製直後の硬さ)×100)-100
さらに、本発明は、上記シリコーン硬化物を有する光学デバイスを提供する。
MVi:(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2
D:(CH3)2SiO2/2
DH:H(CH3)SiO2/2
DVi:(CH=CH2)(CH3)SiO
DF:(CF3-(CH2)2)(CH3)SiO
T:(CH3)SiO3/2
TF:(CF3-(CH2)2)SiO3/2
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、4-ヒドロキシ-1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジン171g、トルエン60g、トリエチルアミン101.2gを入れ、均一溶液になるよう撹拌した。さらにビニルジメチルクロロシラン59.3gを滴下し、25℃で3時間撹拌した。得られた溶液に10%芒硝水200gを加え、15分撹拌し芒硝水とトルエンを分離した後、芒硝水を除去した。次いで、この水洗工程をさらに3回行ったのち、芒硝2gを添加し脱水を行った。芒硝を濾紙濾過によって取り除いた後、溶液を80℃で1時間減圧留去することでトルエンを取り除き、無色透明の液体を得た。NMR測定およびガスクロマトグラフィーにより、下記式で表される化合物が得られたことを確認した。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、4-ヒドロキシ-1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジン42.7g、トルエン28g、トリエチルアミン25.3gを入れ、均一溶液になるよう撹拌した。さらにジメチルクロロシラン23.6gを滴下し、25℃で3時間撹拌した。得られた溶液に10%芒硝水200gを加え、15分撹拌し芒硝水とトルエンを分離した後、芒硝水を除去した。次いで、この水洗工程をさらに3回行ったのち、芒硝2gを添加し脱水を行った。芒硝を濾紙濾過によって取り除いた後、溶液を80℃で1時間減圧留去することでトルエンを取り除き、無色透明の液体を得た。NMR測定およびガスクロマトグラフィーにより、下記式で表される化合物が得られたことを確認した。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン157g、テトラヒドロフラン60g、トリエチルアミン101.2gを入れ、均一溶液になるよう撹拌した。さらにビニルジメチルクロロシラン59.3gを滴下し、25℃で3時間撹拌した。得られた溶液に10%芒硝水200gを加え、15分撹拌し芒硝水とトルエンを分離した後、芒硝水を除去した。次いで、この水洗工程をさらに3回行ったのち、芒硝2gを添加し脱水を行った。芒硝を濾紙濾過によって取り除いた後、溶液を80℃で1時間減圧留去することでトルエンを取り除き、無色透明の液体を得た。NMR測定およびガスクロマトグラフィーにより、下記式で表される化合物が得られたことを確認した。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、構成単位M2DF 6DH 4で表される直鎖状オルガノポリシロキサン6.7gとヘキサフルオロメタキシレン1.7gを入れ、均一に溶解させた後、塩化白金酸トルエン溶液(白金濃度0.5%)0.013gを添加した。80℃まで加温し、合成例1で得られた化合物1.3gを滴下した後、80℃×5時間の条件で反応させた。25℃まで冷却後、活性炭0.04gを加えて1時間攪拌し、濾過して下記式で表されるオルガノポリシロキサン(C-1、淡黄色透明液体、粘度67mPa・s)を得た。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、構成単位M2DF 6DVi 4で表される直鎖状オルガノポリシロキサン5.5gとヘキサフルオロメタキシレン1.5gを入れ、均一に溶解させた後、0.5%白金原子含有のトルエン溶液0.012gを添加した。80℃まで加温した後、合成例2で得られた化合物0.8gを滴下した後、80℃×5時間の条件で反応させた。25℃まで冷却後、活性炭0.04gを加えて1時間攪拌し、濾過して下記式で表されるオルガノポリシロキサン(C-2、淡黄色透明液体、粘度79mPa・s)を得た。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、構成単位M2DF 6DH 4で表される直鎖状オルガノポリシロキサン6.7gとヘキサフルオロメタキシレン1.7gを入れ、均一に溶解させた後、0.5%白金原子含有のトルエン溶液0.013gを添加した。80℃まで加温した後、合成例3で得られた化合物1.4gを滴下した後、80℃×5時間の条件で反応させた。25℃まで冷却後、活性炭0.04gを加えて1時間攪拌し、濾過して下記式で表されるオルガノポリシロキサン(C-3、淡黄色透明液体、粘度85mPa・s)を得た。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、構成単位DF 3で表される環状オルガノポリシロキサン46.8gおよびノナフルオロヘキシルジクロロシラン36.1g、ヘキサメチルリン酸トリアミド0.58gを入れ、25℃で5時間反応させ、中間体を得た。
粘度100mPa・sの両末端トリメチルキロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100質量部に、セリウムを主成分とする希土類元素の2-エチルヘキサン酸塩のターペン溶液(希土類元素含有量6質量%)10質量部(セリウムとして0.55部)とテトラn-ブチルチタネート2.1質量部(チタン質量が上記2-エチルヘキサン酸塩中のセリウム質量の0.3倍)とを予め混合したものを攪拌しながら添加し、黄白色の分散液を得た。これを窒素ガスを少量流通させながら加熱してターペンを流出させ、次いで300℃で1時間加熱し、濃赤褐色透明のオルガノメタロシロキサン組成物(C-5)を得た。
[(CH3)3SiO1/2]2[(CF3-(CH2)2)(CH3)SiO]13で表されるポリシロキサン(屈折率1.38、粘度450mPa・s)100質量部に、セリウムを主成分とする希土類元素の2-エチルヘキサン酸塩のターペン溶液(希土類元素含有量6質量%)10質量部(セリウムとして0.55部)とテトラn-ブチルチタネート2.1質量部(チタン質量が上記2-エチルヘキサン酸塩中のセリウム質量の0.3倍)とを予め混合したものを攪拌しながら添加し、黄白色の分散液を得た。これを窒素ガスを少量流通させながら、加熱してターペンを流出させ、次いで300℃で1時間加熱し、赤褐色透明のオルガノメタロシロキサン組成物(C-6)を得た。
撹拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、構成単位D3で表される環状オルガノポリシロキサン22.2g、ジメチルジクロロシラン12.9gおよびヘキサメチルリン酸トリアミド0.58gを入れ、25℃で5時間反応させ、中間体を得た。
表1に示す配合量(質量部)で下記の各成分を混合し、付加硬化型シリコーン組成物を調製した。
(A-1)MVi 2DF 27で表される、粘度2,000mPa・sの直鎖状オルガノポリシロキサン
(A-2)構成単位比TF/DVi=7/3で表される、重量平均分子量1,900の分岐状オルガノポリシロキサン
(A-3)MVi 2DF 161D70で表される、粘度5,000mPa・sの直鎖状オルガノポリシロキサン
(A-4)M2DF 70D30DVi 10で表される、粘度2,200mPa・sの直鎖状オルガノポリシロキサン
(B-1)M2DH 8で表される、直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン
(B-2)M2DH 14DF 14で表される、直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン
(C-1)合成例4で得られたオルガノポリシロキサン
(C-2)合成例5で得られたオルガノポリシロキサン
(C-3)合成例6で得られたオルガノポリシロキサン
(C-4)合成例7で得られたオルガノポリシロキサン
(C-5)合成例8で得られたオルガノメタロシロキサン組成物
(C-6)合成例9で得られたオルガノメタロシロキサン組成物
(C-7)合成例10で得られたオルガノポリシロキサン
六塩化白金酸と1,3-ジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体のトルエン溶液(白金濃度0.5質量%)
エチニルシクロヘキサノール
各組成物の外観を目視で観察した。
各組成物について、屈折計(アタゴ社製、RX-5000)を用いて25℃における波長589nmの光の屈折率(nD25)を測定した。
付加硬化型シリコーン樹脂組成物を150℃で2時間加熱硬化させて得たシリコーン硬化物について、シリコーン硬化物の作製直後、及び、シリコーン硬化物を200℃(実施例1~4、比較例1~5)または230℃(実施例5、比較例6)の環境下に200時間保管後、25℃におけるシリコーン硬化物のTypeA硬度(硬さ)をJIS-K6249:2003に準じ測定した。硬さの変化率は下記の式に従って求めた。
付加硬化型シリコーン樹脂組成物を2mm厚になるよう型に流し込み、150℃で2時間加熱硬化させて得たシリコーン硬化物について、シリコーン硬化物の作製直後、及び、シリコーン硬化物を200℃(実施例1~4、比較例1~5)または230℃(実施例5、比較例6)の環境に200時間保管後、25℃における波長400nmの直進光の光透過率を分光光度計U-3900(日立ハイテクサイエンス社製)を用いてそれぞれ測定した。
上記光透過率の測定に用いたシリコーン硬化物の初期質量を100としたときの、200℃(実施例1~4、比較例1~5)または230℃(実施例5、比較例6)の環境に200時間保管後の質量を測定し、耐熱試験後の質量%を算出した。
Claims (9)
- 付加硬化型シリコーン樹脂組成物であって、
(A)一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基及び1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノポリシロキサン、
(B)一分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有し、かつ、下記一般式(1)で表される基を有しないオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)一分子中に1~10個のケイ素原子に結合した下記一般式(1)で表される基を有し、かつ、一分子中に1個以上のケイ素原子に結合したCF3(CH2)a-で表される基(ただし、aは2以上の整数である)を有するオルガノポリシロキサン、
(D)白金族金属系触媒
を含有し、
(A)成分および(C)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基の合計数に対して、(B)成分および(C)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の合計数が0.5~5.0倍となるものであることを特徴とする付加硬化型シリコーン樹脂組成物。
(式中、Rは、水素原子、炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基である。破線はケイ素原子との結合手を示す。) - 前記(A)成分および前記(C)成分における前記aが、ともに2であることを特徴とする請求項1に記載の付加硬化型シリコーン樹脂組成物。
- 前記一般式(1)におけるRが、水素原子またはメチル基であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の付加硬化型シリコーン樹脂組成物。
- 23℃における前記(C)成分の粘度が、1,000mPa・s以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の付加硬化型シリコーン樹脂組成物。
- 25℃における波長589nmの光の屈折率が、1.40未満のものであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の付加硬化型シリコーン樹脂組成物。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の付加硬化型シリコーン樹脂組成物の硬化物であることを特徴とするシリコーン硬化物。
- 光路長2mmにおける波長400nmの光の透過率が80%以上であることを特徴とする請求項6に記載のシリコーン硬化物。
- 200℃、200時間後の質量残存率が90%以上であり、かつ、タイプA硬度の変化率が40%以下であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のシリコーン硬化物。
- 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のシリコーン硬化物を有するものであることを特徴とする光学デバイス。
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