JP7621099B2 - プリント配線板 - Google Patents

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Description

本開示は、絶縁層と導体層とが交互に複数積層されるプリント配線板に関する。
スマートフォンや携帯電話など携帯通信装置等の小型電子機器では、多数の電子部品がプリント配線板に取り付けられる。このため、プリント配線板の限られたスペースに高密度に電子部品を配置可能にするため、プリント配線板に実装される半導体集積回路(IC)として、BGA(Ball Grid Array)に代表されるアレイ端子構造のICが増加している。
このような小型電子機器に使用されるプリント配線板が特許文献1に示されている。
特許文献1に示されたプリント配線板は、複数の層から構成され、表面から順に、L1層に伝送線路や信号層が、L2層にグラウンドパターンが、L3層にグラウンドパターンおよび伝送線路が、L4層に電源パターンが、L5層にグラウンドパターンが、L6層に伝送線路や信号層がそれぞれ設けられ、L1層とL4層とL6層とを電気的に接続する電源接続用のビアが、L1層とL2層とL3層とL5層とL6層とを電気的に接続するグラウンド接続用のビアが設けられ、L6層にバイパスコンデンサが配置されている。
特開2008-218444号公報
近年、上記した小型電子機器に用いられる半導体集積回路装置は、データの読み書きが高速化する一方で、低消費電力化の要求から動作電圧が低下している。
データの読み書きの高速化及び動作電圧の低下に伴い、スイッチングノイズ等による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを防止するため、より一層、高周波の領域まで半導体集積回路装置に対する電源端子とグラウンド端子間のインピーダンスを低く保つプリント配線板が望まれている。
本開示は、上記した点に鑑みてなされたものであり、半導体集積回路装置に対する電源端子とグラウンド端子間のインピーダンスを高周波の領域まで低く保つことができるプリント配線板を得ることを目的とする。
本開示に係るプリント配線板は、絶縁層と導体層が交互に複数積層され、表面の導体層に、半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドと、半導体集積回路装置のグラウンド端子が接続されるグラウンド用パッドを有し、裏面の導体層に、半導体集積回路装置の電源端子とグラウンド端子との間に電気的に接続されるバイパスコンデンサの端子が接続される電源側パッドとグラウンド側パッドを有し、表面から2番目以降の導体層にグラウンドパターンを有し、グラウンドパターンを有する導体層より裏面側であり、かつ、表面の導体層から裏面の導体層までの厚さの中心より表面側に位置する導体層に電源パターンを有し、半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドと、電源パターンと、バイパスコンデンサの一方の端子が接続される電源側パッドに電気的に接続される電源用スルーホールを有し、半導体集積回路装置のグラウンド端子が接続されるグラウンド用パッドと、グラウンドパターンと、バイパスコンデンサの他端が接続されるグラウンド側パッドに電気的に接続されるグラウンド用スルーホールを有し、表面の導体層において、電源用スルーホールとグラウンド用スルーホールが隣接して配置された。
本開示によれば、絶縁層と導体層とが交互に複数積層されるプリント配線板において、半導体集積回路装置に対するプリント配線板における電源端子とグラウンド端子間のインピーダンスを高周波の領域まで低く保つことができる。
実施の形態1に係るプリント配線板を示す要部拡大断面図である。 実施の形態1に係るプリント配線板を示す要部拡大表面模式図である。 実施の形態1に係るプリント配線板を示す要部拡大裏面図(表面からの透視図)である。 周波数に対するバイパスコンデンサのインピーダンスの関係を示す図である。 実施の形態1に係るプリント配線板において、電源系の電流経路を説明するための要部拡大断面図である。 実施の形態1に係るプリント配線板において、電源系の電流経路を示す等価回路図である。 実施の形態1に係るプリント配線板において、電源用スルーホールとグラウンド用スルーホールの間の相互インダクタンスを説明する図である。 実施の形態2に係るプリント配線板を示す要部拡大表面図である。 実施の形態2に係るプリント配線板を示す要部拡大裏面図(表面からの透視図)である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るプリント配線板を図1から図3に基づいて説明する。
実施の形態1に係るプリント配線板は、絶縁層と導体層とが交互に複数積層されるプリント配線板を対象とし、表面にBGA(Ball Grid Array)に代表されるアレイ端子構造の半導体集積回路装置(IC)が実装されるプリント配線板を対象としている。
半導体集積回路装置40は、底面に外部端子としてのはんだボールを複数有し、複数のはんだボールは縦横0.65mmピッチで格子状に配置される。複数のはんだボールの内一部の複数のはんだボールは、複数の電源端子40aと複数のグラウンド端子40bと複数の信号端子40cを構成する。複数の電源端子40aと複数のグラウンド端子40bは固まって格子に配置されている。
図1から図3は、実施の形態1に係るプリント配線板の特徴部分である、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bが固まって配置された部分、並びに電源パターンを有する導体層とグラウンドパターンを有する導体層を主として説明するための要部を示す図である。
なお、説明を簡略化するため、半導体集積回路装置40については、1つの電源端子40aと1つのグラウンド端子40bと2つの信号端子40cを示している。
プリント配線板の他の部分における関係については、一般に知られている多層構造のプリント配線板と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態1に係るプリント配線板は、導体層が8層である場合を示している。なお、導体層が8層である場合に限られるものではなく、少なくとも導体層が6層以上あればよい。
図1に示すように、複数の導体層は、表面から順に、表面の導体層11、2番目の導体層12、3番目の導体層13、4番目の導体層14、5番目の導体層15、6番目の導体層16、7番目の導体層17、裏面の導体層18が積層される。
複数の絶縁層はそれぞれ導体層間に介在される。
すなわち、裏面の絶縁層27は、裏面に、裏面の導体層18が銅メッキあるいは蒸着により形成され、表面に7番目の導体層17が銅メッキあるいは蒸着により形成される。
6番目の絶縁層26は、裏面の絶縁層27の表面に7番目の導体層17の表面を覆うようにエポキシ樹脂又はポリイミドなどの樹脂を被覆し固化させて形成し、表面に6番目の導体層16が銅メッキあるいは蒸着により形成される。
5番目から2番目の絶縁層25~22は、順次同様に、すぐ下の層の絶縁層26~23の表面に各層に形成された導体層16~13の表面を覆うようにエポキシ樹脂又はポリイミドなどの樹脂を被覆し固化させて形成し、表面に導体層15~12が銅メッキあるいは蒸着により形成される。
表面の絶縁層21は、2番目の絶縁層22の表面に2番目の導体層12を覆うようにエポキシ樹脂又はポリイミドなどの樹脂を被覆し固化させて形成し、表面に、表面の導体層11が銅メッキ、あるいは蒸着により形成される。
なお、表面の導体層11と表面の絶縁層21、2番目の導体層12と2番目の絶縁層22、3番目の導体層13と3番目の絶縁層23、4番目の導体層14と4番目の絶縁層24、5番目の導体層15と5番目の絶縁層25、6番目の導体層16と6番目の絶縁層26と、7番目の導体層17と裏面の絶縁層27と裏面の導体層18は、それぞれ銅箔付き絶縁体シートとし、銅箔付き絶縁体シートを重ね合わせたもの、つまり、積層したものでもよい。
表面の導体層11は、電源配線用パターン11A及びグラウンド配線用パターン11Bと信号配線パターン11Cを有し、かつ、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bと複数の信号用パッド11cを有する。複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド1bはそれぞれ、半導体集積回路装置40における複数の電源端子40aと複数のグラウンド端子40bそれぞれに対応して配置される。
半導体集積回路装置40における複数の電源端子40aと複数のグラウンド端子40bはそれぞれ、プリント配線板に実装時、複数の電源用パッド11aと複数のグラウンド用パッド1bそれぞれとはんだ付けによって電気的及び機械的に接続される。
図2は、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bが集中的に配置された図を示す。
図2に示すように、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bは、複数行及び複数列に格子状に配置されたパッドにより構成され、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bは列単位で配置され、第1列、第4列、第5列に電源用パッド11aが配列され、第2列、第3列、第6列にグラウンド用パッド11bが配列される。
すなわち、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bは、2列毎に交互に配列される。
複数行及び複数列の格子状に配列されたパッドの行方向及び列方向のピッチ(円の中心間距離)は共に0.65mmである。
複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bそれぞれは、平面が直径0.30mmの略円形である。
2番目の導体層12はグラウンドパターンを有する。グラウンドパターンは、後述する電源用スルーホール31との間にクリアランス41を、信号配線用スルーホール(図示せず)との間にクリアランス(図示せず)を介して2番目の絶縁層22の表面の全面に施され、グラウンド用スルーホール32の側壁と電気的に接続された導体層パターンである。
3番目の導体層13は電源パターンを有する。電源パターンは、グラウンド用スルーホール32との間にクリアランス42を、信号配線用スルーホールとの間にクリアランス(図示せず)を介して3番目の絶縁層23の表面に施され、電源用スルーホール31の側壁と電気的に接続された導体層パターンである。
3番目の導体層13と2番目の導体層12との間は厚さが薄い2番目の絶縁層22が介在するだけであるので、2番目の導体層12におけるグラウンドパターンと3番目の導体層13における電源パターンとの間に高周波に対する寄生容量が存在する。
4番目の導体層14はグラウンドパターンを有する。グラウンドパターンは、電源用スルーホール31との間にクリアランス41を、信号配線用スルーホールとの間にクリアランス(図示せず)を介して4番目の絶縁層24の表面の全面に施され、グラウンド用スルーホール32の側壁と電気的に接続された導体層パターンである。
5番目の導体層15及び6番目の導体層16はそれぞれ、複数の配線が形成された信号配線パターンを有する。信号配線パターンにおける複数の配線それぞれは、対応する信号配線用スルーホールの側壁と電気的に接続され、対応する信号配線用スルーホール以外の信号配線用スルーホールと電源用スルーホール31及びグラウンド用スルーホール32とは離隔して形成される。
7番目の導体層17はグラウンドパターンを有する。グラウンドパターンは、電源用スルーホール31との間にクリアランス41を、信号配線用スルーホールとの間にクリアランス(図示せず)を介して裏面の絶縁層27の表面の全面に施され、グラウンド用スルーホール32の側壁と電気的に接続された導体層パターンである。
裏面の導体層18は、電源配線側パターン18A及びグラウンド配線側パターン18Bと信号配線パターン18Cを有し、かつ、複数の電源側パッド18a及び複数のグラウンド側パッド18bと複数の信号用パッド(図示せず)を有する。
図3は表面からの透視図であり、重なり部分についても全て実線にて示している。
複数の電源側パッド18a及び複数のグラウンド側パッド18bは、図3に示すように複数行及び複数列に格子状に配置され、列においては、電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bが交互に配置され、行においては、第1列、第4列、第5列にグラウンド側パッド18bが配置され、第2列、第3列、第6列に電源側パッド18aが配置される。
すなわち、複数の電源側パッド18a及び複数のグラウンド側パッド18bは、列においては交互に、行においては2列毎に交互に配列される。
また、各行において、隣接する電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bは、電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bを結ぶ線分が行に対して30度傾斜し、当該線分の中点が隣接する電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bを結ぶ線上に位置して配置される。
隣接する列の隣接する行の電源側パッド18a間は電源配線側パターン18Aにおける電源配線により接続され、隣接する列の隣接する行のグラウンド側パッド18b間はグラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド配線により接続される。
複数行及び複数列の格子状に配列された複数の電源側パッド18a及びグラウンド側パッド18bにおける行方向及び列方向のピッチ(円の中心間距離)は共に0.65mmである。
複数の電源側パッド18a及びグラウンド側パッド18bそれぞれは、平面が直径0.30mmの略円形である。
各行において、隣接する電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bとの間にバイパスコンデンサ50が接続される。
バイパスコンデンサ50は表面実装型の0603型角チップ構造の積層セラミックコンデンサであり、寸法は、縦0.3mm、横0.3mm、長さ0.6mmの略直方体であり、両端にそれぞれ端子50a、50bを有する。
バイパスコンデンサ50の一方の端子50aと他方の端子50bはそれぞれ、プリント配線板に実装時、複数の電源側パッド18aと複数のグラウンド側パッド18bそれぞれとはんだ付けによって電気的及び機械的に接続される。
バイパスコンデンサ50は、長さ方向の中点が隣接する電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bを結ぶ線上に位置し、行に対して30度傾斜してプリント配線板の裏面に実装される。
このように構成された導体層が8層のプリント配線板の板厚tは1.0mm~1.6mmである。この時の板厚は、図1に示すように、表面の導体層11の表面から裏面の導体層18の裏面までの厚さである。
次に、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32について説明する。
実施の形態1に係るプリント配線板において、スルーホールは、表面に位置する絶縁層の表面に形成される表面ランドと、裏面に位置する絶縁層の裏面に形成される裏面ランドと、表面に導体層が形成された内層の絶縁層の表面に形成され、内層の導体層に接続される中間層ランドと、表面に位置する絶縁層から裏面に位置する絶縁層までに達する貫通穴の内壁に施され、表面ランドと裏面ランドと中間層ランドを電気的に接続する貫通導体層(ビア)を有するものである。
貫通導体層は、ドリル加工によって表面に位置する絶縁層の表面から裏面に位置する絶縁層の裏面まで貫通して形成された貫通穴の内壁に沿って、表面に位置する導体層の表面から、裏面に位置する導体層の裏面まで、導体めっきによって形成される。
複数の電源用スルーホール31それぞれは、図1に示すように、表面の絶縁層21の表面に形成され、表面の絶縁層21の表面に形成された電源用パッド11aに電源配線用パターン11Aにおける電源配線層を介して接続される表面ランド31aと、裏面の絶縁層21の裏面に形成され、裏面の絶縁層27の裏面に形成された電源側パッド18aに電源配線側パターン18Aにおける電源側配線層を介して接続される裏面ランド31bと、表面の絶縁層21の表面から裏面の絶縁層27の裏面までに達する貫通穴の内壁に施され、表面ランド31aと裏面ランド31bとを電気的に接続する貫通導体層(ビア)31cを有する。
複数のグラウンド用スルーホール32それぞれは、図1に示すように、表面の絶縁層21の表面に形成され、表面の絶縁層21の表面に形成されたグラウンド用パッド11bにグラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線層を介して接続される表面ランド32aと、裏面の絶縁層27の裏面に形成され、裏面の絶縁層27の裏面に形成されたグラウンド側パッド18bにグラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド側配線層を介して接続される裏面ランド32bと、表面の絶縁層21の表面から裏面の絶縁層27の裏面までに達する貫通穴の内壁に施され、表面ランド32aと裏面ランド32bとを電気的に接続する貫通導体層(ビア)32cを有する。
複数の電源用スルーホール31と複数のグラウンド用スルーホール32は、図2に示すように、格子状に配置された電源用パッド11a及びグラウンド用パッド11bに対して行数が1行少なく、列に対しては奇数列ごとに配置されている。
すなわち、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32は、列方向に配列された複数の電源用パッド11aと隣接する列方向に配列された複数のグラウンド用パッド11bとの間に列方向に交互に配置されている。
列方向に交互に配置された電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32はそれぞれ、隣接する行の間、言い換えれば、列方向に隣接して配列された電源用パッド11aの間であり、列方向に隣接して配列されたグラウンド用パッド11bの間に位置する。
つまり、隣接する2つの電源用パッド11aと隣接する2つのグラウンド用パッド11bにより構成される正方形の中心に電源用スルーホール31又はグラウンド用スルーホール32が配置される。
複数の電源用スルーホール31と複数のグラウンド用スルーホール32は、列方向に0.65mmピッチ(円の中心間距離)で交互に配置され、行方向に列方向のピッチの2倍である1.30mmピッチ(円の中心間距離)で交互に配置される。
複数の電源用スルーホール31と複数のグラウンド用スルーホール32それぞれは、貫通導体層31c、貫通導体層32cそれぞれが形成される貫通穴の直径が0.20mmである。
電源用スルーホール31はそれぞれ、表面ランド31aが、図2に示すように、隣接する列の隣接する2つの行に位置する電源用パッド11aに電源配線用パターン11Aにおける電源配線層を介して接続され、裏面ランド31bが、図3に示すように、隣接する列の隣接する行に位置する電源側パッド18aに電源配線側パターン18Aにおける電源側配線層を介して接続される。
つまり、電源用スルーホール31はそれぞれ、表面ランド31aが最も近い位置にある2つの電源用パッド11aに電気的に接続され、裏面ランド31bが最も近い位置にある2つの電源側パッド18aに電気的に接続される。
グラウンド用スルーホール32はそれぞれ、表面ランド32aが、図2に示すように、隣接する列の隣接する2つの行に位置するグラウンド用パッド11bにグラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線層を介して接続され、裏面ランド32bが、図3に示すように、隣接する列の隣接する行に位置するグラウンド側パッド18bにグラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド側配線層を介して接続される。
つまり、グラウンド用スルーホール32はそれぞれ、表面ランド32aが最も近い位置にあるグラウンド用パッド11bに電気的に接続され、裏面ランド32bが最も近い位置にあるグラウンド側パッド18bに電気的に接続される。
このように構成されることにより、電源用パッド11aは隣接する列の隣接する行に配置された電源用スルーホール31に電源配線用パターン11Aにおける電源配線を介して接続され、電源配線側パターン18Aにおける電源配線を介して隣接する列の隣接する行に配置された電源側パッド18aに接続される。
また、グラウンド用パッド11bは隣接する列の隣接する行に配置されたグラウンド用スルーホール32にグラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線を介して接続され、グラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド配線を介して隣接する列の隣接する行に配置されたグラウンド側パッド18bに接続される。
半導体集積回路装置40及びバイパスコンデンサ50がプリント配線板に実装されると、半導体集積回路装置40の電源端子40aそれぞれから、対応する電源用パッド11a-電源配線用パターン11Aにおける電源配線-隣接する列の隣接する行に配置された電源用スルーホール31-電源配線側パターン18Aにおける電源配線-隣接する列の隣接する行に配置された電源側パッド18a-バイパスコンデンサ50-隣接する列の隣接する行に配置されたグラウンド側パッド18b-グラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド配線-グラウンド用スルーホール32-グラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線-グラウンド用パッド11bを介して半導体集積回路装置40のグラウンド端子40bそれぞれに至る高周波に対する電流経路が形成される。
次に、半導体集積回路装置40及びバイパスコンデンサ50がプリント配線板に実装され、半導体集積回路装置40が動作した際、実施の形態1に係るプリント配線板が、電源用パッド11aとグラウンド用パッド11bとの間のインピーダンスを高周波の領域まで低く保つことができる点について説明する。
半導体集積回路装置40の電源端子40aとグラウンド端子40bとの間に、スイッチングノイズ等の高周波による電源電圧変動を抑制するために、バイパスコンデンサ50を接続した場合、電源端子40aが接続される電源用パッド11aとグラウンド端子40bが接続されるグラウンド用パッド11bとの間の系全体のインピーダンスを低くする必要がある。インピーダンスを低くするには、キャパシタンスを大きくし、インダクタンスを小さくする必要がある。
まず、インピーダンスを高周波の領域まで低く保つことができる点について、コンデンサの周波数特性を示す図4を用いて説明する。図4において、横軸が周波数の対数、縦軸がインピーダンスの対数である。
コンデンサは、自己共振周波数以下の周波数に対しては理想的なキャパシタンスCに近い特性を示し、インピーダンスZは下式(1)で表せ、周波数(ω)に反比例する。
Z=1/jωC (1)
図4において、直線C1はキャパシタンスCが大きい場合の式(1)に基づいた特性直線を、直線C2はキャパシタンスCが小さい場合の式(1)に基づいた特性直線を示す。
この直線C1及び直線C2により、キャパシタンスCが大きい方がインピーダンスZは低くなることが分かる。
一方、自己共振周波数以上の周波数に対しては、コンデンサが接続された系におけるインダクタンスLが支配的となり、インピーダンスZは下式(2)で表せ、周波数(ω)に比例する。
Z=jωL (2)
図4において、直線L1はインダクタンスLが小さい場合の式(2)に基づいた特性直線を、直線L2はインダクタンスLが大きい場合の式(2)に基づいた特性直線を示す。
この直線L1及び直線L2より、インダクタンスLが小さい方がインピーダンスZは低くなることが分かる。
近年の半導体集積回路装置40は、データの読み書き速度が高速化しており、半導体集積回路装置40における高速なデータの読み書きなどによって生ずるスイッチングノイズ等による高周波がバイパスコンデンサ50の自己共振周波数以上であり、インダクタンスLの支配的な領域で使用している場合が多い。
従って、実施の形態1に係るプリント配線板は、バイパスコンデンサによる特性がバイパスコンデンサの自己共振周波数以下のキャパシタンス特性と、自己共振周波数以上のインダクタンス特性を合成した特性を示し、図4に太線Rで示すように、キャパシタンスCが大きい値C1を、インダクタンスLが小さい値L1をとる構成にしている。
上記した点を踏まえ、実施の形態1に係るプリント配線板において、半導体集積回路装置40の電源端子40aとグラウンド端子40bとの間に流れる電流経路について説明する。
すなわち、半導体集積回路装置40への電源供給源からの電流経路と、半導体集積回路装置40における高速なデータの読み書きなどによって生ずるスイッチングノイズ等による高周波に対する電流経路とを、図5及び図6を用いて説明する。
半導体集積回路装置40への電源供給源からの電流経路は、図5に矢印i1として示すように、電源供給源(図示せず)から3番目の導体層13における電源パターン-複数の電源用スルーホール31-電源配線用パターン11Aにおける複数の電源配線-複数の電源用パッド11aを介して半導体集積回路装置40の複数の電源端子40aに至る経路である。
電流経路i1は、半導体集積回路装置40へ直流電力を供給するための直流的な電流の最も主要な経路である。
高周波に対する電流経路は、図5に矢印i2及び矢印i3として示すように2つの電流経路がある。
電流経路i2は、半導体集積回路装置40のグラウンド端子40bから、グラウンド端子40bが対応するグラウンド用パッド11b-グラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線-グラウンド用スルーホール32-グラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド配線-グラウンド側パッド18b-バイパスコンデンサ50-電源側パッド18a-電源配線側パターン18Aにおける電源配線-電源用スルーホール31-電源配線用パターン11Aにおける電源配線-電源用パッド11aを介して半導体集積回路装置40の電源端子40aに至る経路である。
半導体集積回路装置40の複数のグラウンド端子40bと複数の電源端子40aとの間にはそれぞれ同様の電流経路i2が形成される。
バイパスコンデンサ50が半導体集積回路装置40の電源端子40aとグラウンド端子40bとの間に接続されるため、半導体集積回路装置40における高速なデータの読み書きなどによって生ずるスイッチングノイズ等による高周波による電源電圧変動に対する応答が速い。
電流経路i2は、等価回路で言えば、図6に示すように、半導体集積回路装置40のグラウンド端子40bから、グラウンド用スルーホール32における表面ランド32aからグラウンド用スルーホール32における2番目の導体層12におけるグラウンドパターンとの接続点までのインダクタンス成分L321-グラウンド用スルーホール32における2番目の導体層12におけるグラウンドパターンとの接続点から裏面ランド32bまでのインダクタンス成分L322-バイパスコンデンサ50のキャパシタンス成分C50-電源用スルーホール31における裏面ランド31bから3番目の導体層13における電源パターンとの接続点までのインダクタンス成分L312-電源用スルーホール31における3番目の導体層13における電源パターンとの接続点から表面ランド31aまでのインダクタンス成分L311を介して半導体集積回路装置40の電源端子40aに至る経路である。
電流経路i2に配置されるバイパスコンデンサ50は、図3に示すように、列においては交互に、行においては2列毎に交互に配列される複数の電源側パッド18a及び複数のグラウンド側パッド18bにおける、各行に位置する隣接する電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bとの間に配置される構成としたので、バイパスコンデンサ50を密に多数配置でき、電源用パッド11aとグラウンド用パッド11bとの間のキャパシタンスCは大きい。
一方、半導体集積回路装置40の複数のグラウンド端子40bと複数の電源端子40aとの間にはそれぞれ同様の電流経路i2が形成されるため、複数の電流経路i2全体としてのインダクタンス成分L321、インダクタンス成分L322、インダクタンス成分L312、インダクタンス成分L311はそれぞれ低下する。
しかも、複数の電源用スルーホール31と複数のグラウンド用スルーホール32は列方向及び行方向に交互に近接して配置されているので、図7に示すように、隣接する電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32に流れる高周波電流I1、I2による相互誘導が強く働き、しかも、高周波電流の向きが反対方向であるので、各々の高周波電流で生じる磁束Φ1、Φ2を打ち消しあうため、相互インダクタンスM1及び相互インダクタンスM2が作用し、インダクタンス成分L321、インダクタンス成分L322、インダクタンス成分L312、インダクタンス成分L311はさらに低下する。
2番目の絶縁層22の厚さが薄いので、2番目の導体層12におけるグラウンドパターンと3番目の導体層13における電源パターンとの間に高周波に対する寄生容量が存在する。その結果、高周波に対する電流経路i3が存在する。
電流経路i3は、半導体集積回路装置40のグラウンド端子40bから、複数のグラウンド端子40bが対応するグラウンド用パッド11b-グラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線-グラウンド用スルーホール32-2番目の導体層12におけるグラウンドパターン-2番目の導体層12におけるグラウンドパターンと3番目の導体層13における電源パターンとの間の寄生容量-3番目の導体層13における電源パターン-電源用スルーホール31-電源配線用パターン11Aにおける電源配線-電源用パッド11aを介して半導体集積回路装置40の複数の電源端子40aに至る経路である。
半導体集積回路装置40の複数のグラウンド端子40bと複数の電源端子40aとの間にはそれぞれ同様の電流経路i3が形成される。
電流経路i3は、等価回路で言えば、図6に示すように、半導体集積回路装置40の複数のグラウンド端子40bから、複数のグラウンド用スルーホール32における表面ランド32aから複数のグラウンド用スルーホール32における2番目の導体層12におけるグラウンドパターンとの接続点までのインダクタンス成分L321-2番目の導体層12におけるグラウンドパターンと3番目の導体層13における電源パターンとの間のキャパシタンス成分C22-複数の電源用スルーホール31における3番目の導体層13における電源パターンとの接続点から表面ランド31aまでのインダクタンス成分L311を介して半導体集積回路装置40の複数の電源端子40aに至る経路である。
電流経路i3は、電流経路が短く、インダクタンス成分L321及びインダクタンス成分L311が小さいため、高周波に対する電流経路全体としてのインダクタンス成分が小さい。
従って、実施の形態1に係るプリント配線板では、バイパスコンデンサ50を多数配置でき、キャパシタンスCを大きく設定でき、かつ、高周波に対する電流経路i2及び電流経路i3全体としてのインダクタンスLが小さく設定されるため、電源用パッド11aとグラウンド用パッド11bとの間のインピーダンスZが低くでき、スイッチングノイズ等の高周波による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを抑制する。
以上に述べたように、実施の形態1に係るプリント配線板では、第1に、絶縁層と導体層が交互に複数積層されたプリント配線板において、表面から2番目の導体層にグラウンドパターンを、表面から3番目以降であり、かつ、表面の導体層から裏面の導体層までの厚さの中心より表面側に位置する導体層に電源パターンを有する構造としたので、表面の導体層に形成された電源用パッドとグラウンド用パッドとの間に、高周波に対する電流経路i3が形成され、高周波に対する電流経路全体としてのインダクタンス成分を小さくできる。
その結果、スイッチングノイズ等の高周波による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを抑制できる。
第2に、複数の電源用スルーホールと複数のグラウンド用スルーホールは、列方向に配列された複数の電源用パッドと隣接する列方向に配列された複数のグラウンド用パッドとの間に列方向に交互に配置されたものとしたので、電源用スルーホールとグラウンド用スルーホールとの間に高周波電流による相互誘導が強く働いて相互インダクタンスが作用し、高周波に対する電流経路i2及び電流経路i3におけるインダクタンスを小さくできる。
その結果、スイッチングノイズ等の高周波による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを抑制できる。
第3に、複数の電源用スルーホールと複数のグラウンド用スルーホールは、列方向に配列された複数の電源用パッドと隣接する列方向に配列された複数のグラウンド用パッドとの間に列方向に交互に配置され、かつ、行方向に交互に配置されたものとしたので、バイパスコンデンサを密に多数配置でき、電流経路i2におけるキャパシンタスを大きくできる。
その結果、スイッチングノイズ等の高周波による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを抑制できる。
第4に、バイパスコンデンサが行方向に対して傾斜して配置される電源側パッドとグラウンド側パッドを配置したので、バイパスコンデンサを密に多数配置でき、電流経路i2におけるキャパシンタスを大きくできる。
その結果、スイッチングノイズ等の高周波による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを抑制できる。
第5に、電源用スルーホール及びグラウンド用スルーホールはそれぞれ、表面に位置する絶縁層に、半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドに接続される表面ランドを、裏面に位置する絶縁層に、バイパスコンデンサの一方の端子が接続される電源側パッドに接続される裏面ランドを、表面に位置する絶縁層の表面から裏面に位置する絶縁層の裏面までに達する貫通穴の内壁に施され、表面ランドと裏面パッドとを電気的に接続し、側壁にて電源パターン又はグラウンドパターンに電気的に接続される貫通導体層を有するものとしたので、プリント配線板として安価にできる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るプリント配線板を図8及び図9に基づいて説明する。
実施の形態2に係るプリント配線板は、実施の形態1に係るプリント配線板が、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bを複数行及び複数列に、行方向のピッチと列方向のピッチを同じとした格子状に配置されたパッドにより構成され、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11bの配置に対応して、複数の電源用パッド11a及び複数のグラウンド用パッド11b並びに複数の電源用スルーホール31及びグラウンド用スルーホール32を配置したものに対して電源用パッド11a及びグラウンド用パッド11bを、行方向のピッチを列方向のピッチに対して長くして格子状に配置されたパッドにより構成され、電源用パッド11a及びグラウンド用パッド11bの配置に対応して、電源用パッド11a及びグラウンド用パッド11b並びに電源用スルーホール31及びグラウンド用スルーホール32を配置した点が相違し、その他の点については同じである。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
実施の形態2に係るプリント配線板は、半導体集積回路装置40として高速メモリであるLPDDR4-SDRAM(Low Power Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)を実装するためのプリント配線板である。
LPDDR4-SDRAMは、底面に外部端子としてのはんだボールを複数有し、複数のはんだボールは縦方向0.65mmピッチ、横方向0.80mmピッチで格子状に配置されるBGAパッケージとなっている。複数のはんだボールの内一部の複数のはんだボールは、電源端子40aとグラウンド端子40bと複数の信号端子40cを構成する。電源端子40aとグラウンド端子40bは固まって配置されている。
図8は、2つの電源用パッド11aと1つのグラウンド用パッド11bと1つの電源用スルーホール31と1つのグラウンド用スルーホール32を示している。
半導体集積回路装置40における2つの電源端子40aとグラウンド端子40bはそれぞれ、プリント配線板に実装時、2つの電源用パッド11aと1つのグラウンド用パッド1bそれぞれとはんだ付けによって電気的及び機械的に接続される。
2つの電源用パッド11aは、互いに隣接する列及び隣接する行に配置される。2つの電源用パッド11aの行方向の間隔は0.80mm、列方向の間隔は0.65mmである。
グラウンド用パッド11bは2つの電源用パッド11aの一方の電源用パッドと行方向において隣接し、2つの電源用パッド11aの他方の電源用パッドと列方向において隣接して配置される。
グラウンド用パッド11bと行方向において隣接する一方の電源用パッドとの行方向の間隔は0.80mm、グラウンド用パッド11bと列方向において隣接する他方の電源用パッドとの列方向の間隔は0.65mmである。
電源用パッド11aとグラウンド用パッド11bそれぞれは、平面が直径0.30mmの略円形である。
電源用スルーホール31は2つの電源用パッド11aを結ぶ線分の中点に配置される。
電源用スルーホール31は、表面ランド31aが2つの電源用パッド11aに電源配線用パターン11Aにおける電源配線層を介して接続される。
電源用スルーホール31は、表面ランド31aが最も近い位置にある2つの電源用パッド11aに電気的に接続される。
グラウンド用スルーホール32は、グラウンド用パッド11b側に電源用スルーホール31と行方向に隣接して配置される。
グラウンド用スルーホール32は、表面ランド32aがグラウンド用パッド11bにグラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線層を介して接続される。
グラウンド用スルーホール32は、表面ランド32aが最も近い位置にあるグラウンド用パッド11bに電気的に接続される。
電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32は行方向に0.80mm離隔して配置されており、近接しているため、図7に示すように、隣接する電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32に流れる高周波電流による相互誘導が強く働き、しかも、高周波電流の向きが反対方向であるので、各々の高周波電流で生じる磁束を打ち消しあうため、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32のインダクタンスは小さい。
図9は表面からの透視図であり、重なり部分についても全て実線にて示しており、電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bと電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32とバイパスコンデンサ50を示している。
図9に示された電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32は、図8に示された電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32と同じである。
電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bは、行方向に直線上に隣接して配置され、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32と列方向に近接し、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32との間に位置する。
電源側パッド18aとグラウンド側パッド18bの行方向の間隔は、バイパスコンデンサ50の長さ0.6mmと同じである。
電源用スルーホール31は、裏面ランド31bが電源側パッド18aに電源配線側パターン18Aにおける電源配線層を介して接続される。
電源用スルーホール31は、裏面ランド31bが最も近い位置にある電源側パッド18aに電気的に接続される。
グラウンド用スルーホール32は、裏面ランド32bがグラウンド側パッド18bにグラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド配線層を介して接続される。
グラウンド用スルーホール32は、裏面ランド32bが最も近い位置にあるグラウンド側パッド18bに電気的に接続される。
プリント配線板にバイパスコンデンサ50を実装時、電源側パッド18aはバイパスコンデンサ50の一方の端子50aと、グラウンド側パッド18bはバイパスコンデンサ50の他方の端子50bとはんだ付けによって電気的及び機械的に接続される。
このように構成された実施の形態2に係るプリント配線板においても、半導体集積回路装置40及びバイパスコンデンサ50がプリント配線板に実装されると、半導体集積回路装置40の2つの電源端子40aから、2つの電源用パッド11a-電源配線用パターン11Aにおける2つの電源配線-電源用スルーホール31-電源配線側パターン18Aにおける電源配線-電源側パッド18a-バイパスコンデンサ50-グラウンド側パッド18b-グラウンド配線側パターン18Bにおけるグラウンド配線-グラウンド用スルーホール32-グラウンド配線用パターン11Bにおけるグラウンド配線-グラウンド用パッド11bを介して半導体集積回路装置40のグラウンド端子40bに至る高周波に対する電流経路が形成される
以上に述べたように、実施の形態2に係るプリント配線板では、実施の形態1に係るプリント配線板で述べた第1及び第5と同様の効果を奏するとともに、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32を近接して配置しているので、電源用スルーホール31とグラウンド用スルーホール32との間に高周波電流による相互誘導が強く働いて相互インダクタンスが作用し、高周波に対する電流経路i2及び電流経路i3におけるインダクタンスを小さくできる。
その結果、スイッチングノイズ等の高周波による悪影響で電源電圧が変動し、誤動作が生じるのを抑制できる。
実施の形態1及び実施の形態2において示したピッチの値、パッドの形状及び寸法は一例を示したものであり、これらに限定されるものではない。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
特に、BGA)に代表されるアレイ端子構造の半導体集積回路装置が実装される、絶縁層と導体層とが交互に複数積層されるプリント配線板に好適である。
11~18 導体層、11a 電源用パッド、11b グラウンド用パッド、18a 電源側パッド、18b グラウンド側パッド、21~27 絶縁層、31 電源用スルーホール、31a 表面ランド、31b 裏面ランド、31c 貫通導体層、32 グラウンド用スルーホール、32a 表面ランド、32b 裏面ランド、32c 貫通導体層、40 半導体集積回路装置、40a 電源端子、40b グラウンド端子、50 バイパスコンデンサ、50a 一方の端子、50b 他方の端子。

Claims (13)

  1. 絶縁層と導体層が交互に複数積層され、
    表面の導体層に、半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドと、前記半導体集積回路装置のグラウンド端子が接続されるグラウンド用パッドを有し、
    裏面の導体層に、前記半導体集積回路装置の電源端子とグラウンド端子との間に電気的に接続されるバイパスコンデンサの端子が接続される電源側パッドとグラウンド側パッドを有し、
    前記表面から2番目以降の導体層にグラウンドパターンを有し、
    前記グラウンドパターンを有する導体層より裏面側であり、かつ、前記表面の導体層から前記裏面の導体層までの厚さの中心より表面側に位置する導体層に電源パターンを有し、
    前記半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドと、前記電源パターンと、前記バイパスコンデンサの一方の端子が接続される電源側パッドに電気的に接続される電源用スルーホールを有し、
    前記半導体集積回路装置のグラウンド端子が接続されるグラウンド用パッドと、前記グラウンドパターンと、前記バイパスコンデンサの他端が接続されるグラウンド側パッドに電気的に接続されるグラウンド用スルーホールを有し、
    前記表面の導体層において、前記電源用スルーホールと前記グラウンド用スルーホールが隣接して配置されたプリント配線板。
  2. 絶縁層と導体層が交互に複数積層され、
    表面の導体層に、半導体集積回路装置の複数の電源端子のそれぞれが接続される複数の電源用パッドと、前記半導体集積回路装置の複数のグラウンド端子のそれぞれが接続される複数のグラウンド用パッドを有し、
    裏面の導体層に、前記半導体集積回路装置の電源端子それぞれとグラウンド端子それぞれとの間にそれぞれが電気的に接続されるバイパスコンデンサのそれぞれの端子が接続される電源側パッドとグラウンド側パッドを複数有し、
    前記表面から2番目以降の導体層にグラウンドパターンを有し、
    前記グラウンドパターンを有する導体層より裏面側であり、かつ、前記表面の導体層から前記裏面の導体層までの厚さの中心より表面側に位置する導体層に電源パターンを有し、
    前記半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドと、前記電源パターンと、前記バイパスコンデンサの一方の端子が接続される電源側パッドに電気的に接続される電源用スルーホールを複数有し、
    前記半導体集積回路装置のグラウンド端子が接続されるグラウンド用パッドと、前記グラウンドパターンと、前記バイパスコンデンサの他端が接続されるグラウンド側パッドに電気的に接続されるグラウンド用スルーホールを複数有し、
    前記表面の導体層において、前記電源用スルーホールと前記グラウンド用スルーホールが交互に隣接して配置されたプリント配線板。
  3. 前記複数の電源用パッドと前記複数のグラウンド用パッドは、複数行及び複数列に格子状に配置されたパッドにより構成され、前記複数の電源用パッドと前記複数のグラウンド用パッドは列単位で配置され、
    前記電源用スルーホールと前記グラウンド用スルーホールは、列方向に配列された複数の電源用パッドと隣接する列方向に配列された複数のグラウンド用パッドとの間に列方向に交互に配置された請求項2に記載のプリント配線板。
  4. 列方向に交互に配列された前記電源用スルーホールと前記グラウンド用スルーホールは、列方向に隣接して配列された電源用パッドの間に位置する請求項3に記載のプリント配線板。
  5. 行方向に配列される前記電源用スルーホールと前記グラウンド用スルーホールは行方向に交互に配置された請求項3又は請求項4に記載のプリント配線板。
  6. 行方向に交互に配列された前記電源用スルーホールと前記グラウンド用スルーホールは、行方向に隣接して配列された電源用パッドとグラウンド用パッドの間に位置する請求項5に記載のプリント配線板。
  7. 前記複数の電源用パッドと前記複数のグラウンド用パッドの行方向及び列方向の少なくとも一方向のパッド間のビッチは0.65mmである請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  8. 前記複数の電源用パッドと前記複数のグラウンド用パッドの行方向のパッド間のビッチと、前記複数の電源用パッドと前記複数のグラウンド用パッドの列方向のパッド間のビッチが異なる請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  9. 前記電源用スルーホールに一端が接続され、他端が前記グラウンド用スルーホールに接続される前記バイパスコンデンサが行方向に対して傾斜して配置される請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  10. 前記バイパスコンデンサが配置される行方向に対する傾斜角度は30°である請求項9に記載のプリント配線板。
  11. 前記グラウンドパターンを有する導体層は前記表面から2番目の導体層であり、
    前記電源パターンを有する導体層は前記表面から3番目の導体層である請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  12. 前記表面から4番目の導体層にグラウンドパターンを有する請求項11に記載のプリント配線板。
  13. 前記電源用スルーホールは、表面の絶縁層の表面に、前記半導体集積回路装置の電源端子が接続される電源用パッドに接続される表面ランドを、裏面の絶縁層の裏面に、前記バイパスコンデンサの一方の端子が接続される電源側パッドに接続される裏面ランドを、前記表面の絶縁層の表面から前記裏面の絶縁層の裏面まで達する貫通穴の内壁に施され、前記表面ランドと前記裏面ランドとを電気的に接続し、側壁にて前記電源パターンに電気的に接続される貫通導体層を有し、
    前記グラウンド用スルーホールは、前記表面の絶縁層の表面に、前記半導体集積回路装置のグラウンド端子が接続されグラウンド用パッドに接続される表面ランドを、前記裏面の絶縁層に、前記バイパスコンデンサの他方の端子が接続されるグラウンド側パッドに接続される裏面ランドを、前記表面の絶縁層の表面から前記裏面の絶縁層の裏面までに達する貫通穴の内壁に施され、前記表面ランドと前記裏面ランドとを電気的に接続し、側壁にて前記グラウンドパターンに電気的に接続される貫通導体層を有する、
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のプリント配線板。
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