JP7624343B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来から、中心軸線周りを回転する回転槽を、当該回転槽を収容する水受槽の背面側に配置されるモータによって回転させる洗濯機が知られている。特許文献1には、有底円筒形に形成された回転ドラムを、水槽内に設置し、水槽の背面側に設けられるモータによって回転ドラムを回転駆動させるドラム式洗濯機が開示されている。従来の洗濯機では、モータが水槽の背面側に大きく突出していた。
特開2009-213800号公報
本発明が解決しようとする課題は、小型化を実現できる洗濯機を提供することである。
実施形態の洗濯機は、モータと回転槽と水受槽とを持つ。モータは、中心軸線を中心に回転する回転シャフトを持つ。回転槽は、中心軸線の軸方向一方側に開口する有底の筒状である。回転槽は、回転シャフトに連結される。回転槽は、中心軸線周りに回転する。水受槽は、回転槽を収容する。水受槽は、円筒部と底部とを持つ。円筒部は、中心軸線を中心とする円筒状である。底部は、円筒部の軸方向他方側の端部を覆う。底部は、円筒部の軸方向他方側の端面に対し軸方向一方側に向かって窪む。モータは、ロータとステータとを持つ。ロータは、回転シャフトに連結される。ステータは、底部の軸方向他方側を向く支持面に固定される。ステータは、軸方向に隙間を介してロータに対向する。モータは、円筒部の軸方向他方側の端面より軸方向一方側に位置する。
さらに、ステータが、周方向に沿って並ぶ複数のコイルと、コイルの径方向外側に配置され中心軸線の周方向に沿って延び径方向外側を向く外周端面と、を有し、底部には、径方向内側を向き外周端面と接触して底部に対しステータを軸合わせする保持面と、を有する
図1は、一実施形態の洗濯機の断面図である。 図2は、一実施形態のモータの断面模式図である。 図3は、一実施形態のステータの平面図である。
以下、実施形態のモータおよび洗濯機を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
図1は、本実施形態のモータを有する洗濯機の断面図である。
以下の説明において、洗濯機の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機の下側とし、設置面とは反対側つまり鉛直上側を洗濯機の上側とする。また、洗濯機の正面に立つユーザから洗濯機を見た方向を基準に、左右を定義している。また、洗濯機から見て洗濯機の正面に立つユーザに近い側を「前」、遠い側を「後ろ」と定義している。本明細書において「横幅方向」とは、上記定義における左右方向を意味する。本明細書において「奥行方向」とは、上記定義における前後方向を意味する。図中において、+X方向が右方向、-X方向が左方向、+Y方向が後方向、-Y方向が前方向、+Z方向が上方向、-Z方向が下方向である。
また、以下の説明において、中心軸線Jの軸方向を単に「軸方向」と呼ぶ。なお、本実施形態において、中心軸線Jは、前方から後方に向けて下側に傾いて配置される。軸方向の両側のうち前方側かつ斜め上方を向く方向を「軸方向一方側D1」と呼び、後方側かつ斜め下方を向く方向を「軸方向他方側D2」と呼ぶ場合がある。また、中心軸線Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ場合がある。さらに、中心軸線Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ場合がある。
(洗濯機)
洗濯機1は、筐体2、扉2a、水受槽3、ドラム(回転槽)4、モータ10、注水管5、および排水管6を有する。本実施形態の洗濯機1は、ドラム式の洗濯機である。
筐体2は、例えば鋼板によって全体として矩形箱状に構成されている。筐体2は、水受槽3、ドラム4、モータ10、注水管5、および排水管6を収容する。筐体2は、洗濯機1の外観を形成する。筐体2の前方に配置される側壁板には、出入口2bが設けられる。出入口2bには、扉2aが装着される。扉2aは出入口2bを覆う。
扉2aは、閉鎖状態および開放状態のいずれかへユーザが前方から操作可能である。扉2aの閉鎖状態では、出入口2bが閉鎖される。また、扉2aの開放状態では、出入口2bが開放される。
水受槽3は、筐体2の内面にサスペンションなどを介して固定される。水受槽3は、中心軸線Jを中心として配置される円筒状である。水受槽3は、前方から後方に向けて下降する傾斜状態に配置される。
水受槽3は、中心軸線Jを中心とする円筒部3dと、円筒部3dの軸方向他方側D2の開口を覆う底部3eと、を有する。すなわち、水受槽3は、軸方向一方側D1に開口する有底の筒状である。水受槽3の内部空間には、ドラム4が収容される。また、水受槽3の底部3eの軸方向他方側D2を向く面には、モータ10のステータ30が固定される。水受槽3の軸方向一方側D1の開口は、扉2aによって開閉可能に閉塞される。
底部3eは、円筒部3dの軸方向他方側の端部から径方向内側に延びる。底部3eは、円筒部3dの軸方向他方側の端面3tに対し軸方向一方側D1に向かってすり鉢状に窪む。底部3eは、テーパ部3gと平面部3jとを有する。テーパ部3gは、中心軸線Jを中心とするテーパ状である。テーパ部3gは、円筒部3dの軸方向他方側D2の端部から径方向内側に向かうに従い軸方向一方側D1側に傾斜する。平面部3jは、テーパ部3gの径方向内側に配置される。平面部3jは、中心軸線Jと直交する平面に沿って延びる。平面部3jは、軸方向から見て円形である。平面部3jには、モータ10のステータ30が固定される。平面部3jには、回転シャフト40が通過する貫通孔3hと、後述するベアリング保持部3p(図2参照)が設けられる。
底部3eは、軸方向他方側を向く支持面3kを有する。支持面3kには、中心軸線Jに対して径方向に沿って延びる複数のリブ3rが設けられる。リブ3rの先端面の軸方向位置は、円筒部3dの軸方向他方側D2の端面3tの軸方向位置と一致する。支持面3kは、径方向内側に向かってすり鉢状に傾斜するため、リブ3rの支持面3kに対する突出高さは径方向内側に向かうに従い低くなる。底部3eは、リブ3rによって補強される。
ドラム4は、中心軸線Jを中心とするドラム円筒部4dと、ドラム円筒部4dの軸方向他方側D2の開口を覆うドラム底部4eと、を有する。すなわち、ドラム4は、軸方向一方側D1に開口する有底の筒状である。ドラム底部4eのモータ10のロータ20から延び出る回転シャフト40が固定される。ドラム4は、回転シャフト40に連結され中心軸線J周りに回転する。
ドラム4の軸方向一方側D1の開口は、出入口2bに対向する。扉2aの開放状態において、ドラム4の内部は、出入口2bを介して前方に開放される。洗濯物は、出入口2bからドラム4の内部に投入される。
ドラム円筒部4dには、複数の貫通孔4bが形成される。ドラム4の内部空間は、複数の貫通孔4bを通してドラム4の外部空間と繋がる。水受槽3の内部に導入された水は、貫通孔4bを通してドラム4の内部に浸入する。
ドラム円筒部4dの内側面には、複数のバッフル4aが固定される。複数のバッフル4aのそれぞれは、ドラム4が回転することに応じて、中心軸線Jを中心に周方向へ移動する。ドラム4内の洗濯物は、複数のバッフル4aのそれぞれに引っ掛かりながら周方向へ移動した後に重力で落下することにより、撹拌される。
ドラム底部4eは、軸方向において水受槽3の底部3eと対向する。ドラム底部4eは、水受槽3の底部3eの軸方向一方側D1に位置する。ドラム底部4eは、水受槽3の底部3eに沿ってすり鉢状に窪んで延びる。これにより、ドラム4は、水受槽3の底部3eとの干渉を抑制しつつ、内部容量を大きく確保できる。
注水管5は、水受槽3の上側に配置される。注水管5は、給水弁などを介して水道の蛇口に接続される。注水管5は、水受槽3の内部に水を注入する。排水管6は、水受槽3の最底部に配置される。排水管6には、排水弁が設けられる。排水管6は、水受槽3内に貯留された水を排水する。
(モータ)
図2は、本実施形態のモータ10の断面模式図である。図3は、本実施形態のステータ30の平面図である。
図2に示すように、本実施形態のモータ10は、アキシャルギャップ型のモータである。一般的に、洗濯機のドラムを回転させるモータとしては、コイルの径方向外側にマグネットを配置するアウターロータ型のモータが採用される。アウターロータ型のモータでは、薄型化を目的としてコイルおよびマグネットの軸方向の寸法を小型化すると、コイルとマグネットの対向面積も小さくなり、回転速度および回転トルクを十分に得難くなるという問題がある。これに対し、アキシャルギャップ型のモータでは、コイルとマグネットとの対向面積を大きく確保し易く、モータを薄型化した場合であってもモータの回転速度およびトルクを高め易い。本実施形態によれば、洗濯機1のドラム4を回転させるモータ10としてアキシャルギャップ型のモータを採用することによって、モータ10の回転速度およびトルクを十分に確保しつつモータ10の薄型化を図ることができる。水受槽3の後方側に配置されるモータ10を薄型化することで、水受槽3の後方側のスペースを小さくすることができ、洗濯機1の前後方向に小型化できる。
モータ10は、中心軸線Jを中心として回転するロータ20と、ロータ20に連結される回転シャフト40と、中心軸線Jの軸方向に隙間を介してロータ20に対向するステータ30と、ベアリング9と、を備える。
図1に示すように、モータ10は、水受槽3の底部3eの軸方向他方側に配置される。モータ10は、水受槽3の円筒部3dの軸方向他方側D2の端面3tより、軸方向一方側D1に位置する。本実施形態によれば、モータ10を底部3eのすり鉢状に窪みの内部に配置することができ、モータ10が、水受槽3の軸方向他方側D2に突出することを抑制できる。これにより、水受槽3および水受槽3に収容されるドラム4の内部の容量を最大限に大きく確保しつつ、全体として水受槽3およびモータ10の配置スペースを小型化できる。結果的に洗濯機1の前後方向の寸法を小型化することができ、洗濯機1の設置スペースを小型化できる。
(ステータ)
図2に示すように、ステータ30は、軸方向に隙間を介してロータ20に対向する。ステータ30は、底部3eの軸方向他方側を向く支持面3kに固定される。ステータ30は、中心軸線Jを中心とする円環状である。ステータ30は、ステータコア31と、複数のコイル35と、ステータ保持部(保持部)39と、を有する。
ステータコア31は、コアバック部32と、複数のティース部33と、を有する。コアバック部32は、中心軸線Jを中心とし軸方向と直交する平面に沿う円環板状である。複数のティース部33は、コアバック部32の軸方向他方側D2を向く面から軸方向他方側D2に突出する。図3に示すように、複数のティース部33は、中心軸線Jの周方向に沿って等間隔に並ぶ。ティース部33は、軸方向から見て中心軸線Jを中心とする扇状である。
図2に示すように、コイル35は、ティース部33に巻き回される。なお、コイル35とティース部33との間には、図示略のインシュレータが配置される。インシュレータは、例えばボビン状である。コイル35は、複数のティース部33にそれぞれ装着される。複数のコイル35は、周方向に沿って並ぶ。コイル35の端部は、ステータ30から引き出されて電源装置に接続される。これにより、コイル35には、電流が流される。それぞれのコイル35は、中心軸線Jと平行な軸線周りに巻き回される。したがって、コイル35は、電流が流されることで軸方向に磁極を形成する。すなわち、コイル35は、軸方向に対向するロータ20側に磁極を形成する。
ステータ保持部39は、絶縁性の樹脂材料からなる。ステータ保持部39は、ステータコア31、および複数のコイル35を埋め込むインサート成形によって成形される。ステータ保持部39は、コイル35の周りを覆うコイル被覆部39aと、コアバック部32の軸方向一方側D1を向く面を覆う前方被覆部39bと、前方被覆部39bから径方向外側に突出する挿入部39cおよびネジ止め部39eと、を有する。また、ステータ保持部39はティース部33の軸方向他方側D2を向く先端面33aを露出させる。ステータ保持部39は、ステータコア31、および複数のコイル35を保持するとともに、ステータコア31および複数のコイル35を他部材に対して絶縁する。
ステータ保持部39は、前方被覆部39bにおいて水受槽3の底部3eの支持面3kに接触する。すなわち、ステータ30は、底部3eに接触する。水受槽3は、熱容量が大きい上、内側に水を貯留することで水によって冷却される。本実施形態によれば、ステータ30を水受槽3に接触させることで、ステータ30の熱を水受槽3に移動してステータ30冷却し、ステータ30を安定的に動作させることができる。
図3に示すように、本実施形態のステータ保持部39には、3つの挿入部39cと、1つのネジ止め部39eと、が設けられる。3つの挿入部39cは、軸方向から見て円形の前方被覆部39bから径方向外側に突出する。すなわち、ステータ30は、径方向外側に突出する複数の挿入部39cを有する。3つの挿入部39cは、周方向に沿って等間隔に並んで配置される。挿入部39cは、中心軸線Jに対して周方向に円弧状に延びる。
挿入部39cには、径方向外側を向く外周端面39dが設けられる。すなわち、ステータ30は、外周端面39dを有する。外周端面39dは、中心軸線の周方向に沿って延びる円弧状の面である。
水受槽3の底部3eには、3つの嵌合部7が設けられる。嵌合部7は、中心軸線Jを中心とする周方向に沿って円弧状に延びる。3つの嵌合部7は、周方向に沿って等間隔に配置される。
嵌合部7は、円弧部7aと庇部7bとを有する。円弧部7aは、底部3eの支持面3kから軸方向他方側D2に突出する。円弧部7aは、周方向に沿って円弧状に延びる。円弧部7aには、径方向内側を向く保持面7cが設けられる。すなわち、底部3eは、保持面7cを有する。庇部7bは、円弧部7aの軸方向他方側D2の端部から径方向内側に延びる。庇部7bは、支持面3kと軸方向において対向する。庇部7bと支持面3kとの間の軸方向の隙間寸法は、挿入部39cの軸方向の厚さ寸法と略一致する。
ステータ30の3つの挿入部39cは、それぞれ異なる嵌合部7に挿入される。これにより、挿入部39cは、支持面3kと庇部7bとの間に挟み込まれる。また、挿入部39cを嵌合部7に挿入した状態で、挿入部39cの外周端面39dは、嵌合部7の保持面7cに接触する。外周端面39dと保持面7cとは、ともに中心軸線Jを中心とする円弧面である。保持面7cは、外周端面39dに接触することで底部3eに対しステータ30を軸合わせする。
図2に示すように、ネジ止め部39eは、軸方向と直交する平面に沿う板状である。ネジ止め部39eには、軸方向に貫通する貫通孔39fが設けられる。貫通孔39fには、固定ネジ34が挿入される。固定ネジ34は、水受槽3の底部3eに設けられるネジ孔3fに挿入される。これにより、ネジ止め部39eは、底部3eにネジ止めされる。ネジ止め部39eは、底部3eに対するステータ30の回転を制限する回り止め機構8として機能する。
ここで、ステータ30を水受槽3の底部3eに固定する組み立て手順について図2および図3を基に説明する。
まず、洗濯機1を組み立てる作業者(又は組み立て装置)は、ステータ30を軸方向他方側D2から底部3eの支持面3kに接触させる。この際に、挿入部39cを周方向に隣り合う嵌合部7の間に位置させる。次いで、作業者は、ステータ30を周方向の一方側又は他方側に回転させる。これにより、ステータ30の挿入部39cが、嵌合部7に挿入される。次いで、作業者は、ネジ止め部39eの貫通孔39fを底部3eのネジ孔3fと一致させ、ネジ止め部39eを固定ネジ34によってネジ止めする。これによって、ステータ30と底部3eとが、互いに固定される。
本実施形態によれば、ステータ30の外周端面39dと底部3eの保持面7cとを互いに接触させることで、ステータ30と底部3eとを軸合わせできる。本実施形態によれば、治具等を用いることなく簡素な工程でステータ30と底部3eとを軸合わせすることができ、洗濯機1の組み立て工程を簡素化できる。
本実施形態のモータ10は、アキシャルギャップ型である。このため、従来構造のアウターロータ型のモータと比較すると、コイル35の径方向外側にロータ20が配置されることがない。したがって、本実施形態のステータ30は、底部3eとの軸合わせに用いる面(本実施形態における外周端面39d)を、コイル35に対して軸方向にずらして配置する必要がない。本実施形態によれば、ステータ30の外周端面39dは、コイル35の径方向外側に配置される。外周端面39dの軸方向位置は、コイル35の軸方向位置に重なる。本実施形態によれば、モータ10を軸方向において小型化できる。
本実施形態によれば、嵌合部7に対して挿入部39cを挿入することで、挿入部39cの外周端面39dを嵌合部7の保持面7cに接触させることができる。特に、本実施形態によれば、嵌合部7は、周方向両側に開口するため、作業者は、挿入部39cを回転させることで、容易に嵌合部7に挿入部39cを嵌合させることができる。本実施形態によれば、底部3eに対するステータ30の組み立て工程を簡素化できる。
本実施形態によれば、嵌合部7は、挿入部39cを保持した状態で、挿入部39cの軸方向他方側に配置される庇部7bを有する。庇部7bは、支持面3kとの間で挿入部39cを挟み込む。これによって、嵌合部7は、底部3eに対しステータ30を軸方向に位置決めできる。
本実施形態によれば、ステータ30と底部3eとの間に回り止め機構8が設けられることで、ステータ30と底部3eとの相対的な回転を抑制して、ステータ30とを底部3eとを簡素な工程で固定できる。
なお、本実施形態の回り止め機構8は、ステータ30から径方向外側に突出し底部3eにネジ止めされるネジ止め部39eを有する。しかしながら、回り止め機構8は、その他の構造を有していてもよい。回り止め機構8は、底部3eとステータ30との回転を制限できるものであればよく、例えば、底部3e側に設けられステータ30の一部に係止されてステータ30の回転を制限するスナップフィットであってもよい。
図2に示すように、ステータ30の径方向内側にはベアリング保持部3pが配置される。ベアリング保持部3pは、水受槽3の底部3eの中央に設けられる。ベアリング保持部3pは、中心軸線Jを中心とする筒状である。ベアリング保持部3pは、内側面においてベアリング9を保持する。ベアリング保持部3pは、回転シャフト40を通過させる貫通孔3hを径方向外側から囲む。ベアリング保持部3pの径方向外側には、ステータ30が配置される。
本実施形態のステータ30の軸方向他方側D2の端面は、ティース部33の先端面33aである。ティース部33の先端面33aは、ベアリング9の軸方向他方側の端面より軸方向一方側に位置する。本実施形態によれば、ステータ30を水受槽3の底部3e側に近づけて配置することができる。これに伴い、ステータ30と軸方向に対向するロータ20をも軸方向一方側D1に近づけて配置することができ、モータ10全体の小型化を図ることができる。
(ロータ)
ロータ20は、ステータ30の軸方向他方側D2に位置する。すなわち、ロータ20は、コイル35の軸方向他方側に配置される。ロータ20は、回転シャフト40に連結される。また、上述したようにステータ30は、水受槽3の底部3eに固定される。ドラム4のドラム底部4e、水受槽3の底部3e、ステータ30、およびロータ20は、軸方向一方側D1から軸方向他方側D2に向かってこの順で並ぶ。
回転シャフト40は、中心軸線Jを中心として延びる。回転シャフト40は、ロータ20に固定されて、ロータ20とともに中心軸線Jを中心に回転する。回転シャフト40は、ベアリング9を介して、水受槽3の底部3eに回転可能に支持される。また、回転シャフト40は、軸方向一方側D1の端部において、ドラム4のドラム底部4eに固定される。すなわち、ロータ20は、回転シャフト40を介してドラム4のドラム底部4eに固定される。ロータ20のトルクは、回転シャフト40を介してドラム4に伝達される。
ロータ20は、バックヨーク21と、複数のマグネット24と、ロータ保持部29と、を有する。ロータ20は、中心軸線Jを中心とする円環状である。バックヨーク21は、マグネット24の軸方向他方側D2に位置する。ロータ20は、バックヨーク21において回転シャフト40に固定される。
ロータ保持部29は、バックヨーク21および複数のマグネット24を埋め込むインサート成形によって成形される。ロータ保持部29は、バックヨーク21および複数のマグネット24を保持する。
複数のマグネット24は、中心軸線Jを中心とする周方向に沿って並ぶ。マグネット24は、軸方向を磁極方向とする。周方向に並ぶ複数のマグネット24は、N極とS極とを交互に反転して配置される。マグネット24は、ロータ保持部29によって保持される。
本実施形態において、マグネット24は、フェライト磁石である。しかしながら、マグネット24は、他の種類の磁石(例えば、ネオジム磁石のような希土類磁石)であってもよい。
マグネット24は、異方性磁石であっても等方性磁石であってもよい。マグネット24が、異方性磁石である場合、マグネット24の磁化容易軸を軸方向とすることで、マグネット24の軸方向の磁力を全体的に高めることができる。一方で、マグネット24として等方性磁石を用いる場合には、異方性磁石と比較してロータ20を安価に製造できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態および変形例において、ロータのマグネットの配列として、ハルバッハ配列を採用してもよい。この場合には、ロータの磁束を、ステータ側に集中させることができ、ロータの駆動トルクをさらに高めることができる。
上述の実施形態では、本発明の構成を採用する洗濯機として、ドラム式の洗濯機を例示した。しかしながら、本発明の構成は縦型の洗濯機に採用されていてもよい。
また、上述の実施形態では、回転シャフトがロータの回転をそのままドラムに伝えるダイレクトドライブ型の洗濯機について説明した。しかしながら、回転シャフトが内部に遊星歯車機構などの減速機構を有しておりロータ20の回転を減速してドラム4に伝える構造を備えた洗濯機であってもよい。
1…洗濯機、3…水受槽、3d…円筒部、3e…底部、3k…支持面、3t…端面、4…ドラム(回転槽)、7…嵌合部、7a…円弧部、7b…庇部、7c…保持面、8…回り止め機構、9…ベアリング、10…モータ、20…ロータ、30…ステータ、35…コイル、39c…挿入部、39d…外周端面、40…回転シャフト、D1…軸方向一方側、D2…軸方向他方側、J…中心軸線

Claims (5)

  1. 中心軸線を中心に回転する回転シャフトを有するモータと、
    前記中心軸線の軸方向一方側に開口する有底の筒状であり前記回転シャフトに連結され前記中心軸線周りに回転する回転槽と、
    前記回転槽を収容する水受槽と、を備え、
    前記水受槽は、
    前記中心軸線を中心とする円筒部と、
    前記円筒部の軸方向他方側の端部を覆うとともに前記円筒部の軸方向他方側の端面に対し軸方向一方側に向かって窪む底部と、を有し、
    前記モータは、
    前記回転シャフトに連結されるロータと、
    前記底部の軸方向他方側を向く支持面に固定され軸方向に隙間を介して前記ロータに対向するステータと、を有し、
    前記モータは、前記円筒部の軸方向他方側の端面より軸方向一方側に位置し、
    前記ステータは、
    周方向に沿って並ぶ複数のコイルと、
    前記コイルの径方向外側に配置され前記中心軸線の周方向に沿って延び径方向外側を向く外周端面と、を有し、
    前記底部には、径方向内側を向き前記外周端面と接触して前記底部に対し前記ステータを軸合わせする保持面と、を有する、
    洗濯機。
  2. 前記回転シャフトを回転可能に支持するベアリングを備え、
    前記ベアリングは、前記底部に保持され、
    前記ステータの軸方向他方側の端部は、前記ベアリングの軸方向他方側の端部より軸方向一方側に位置する、
    請求項に記載の洗濯機。
  3. 前記ステータは、径方向外側に突出し、前記外周端面が設けられる複数の挿入部を有し、
    前記底部は、前記挿入部が挿入される複数の嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、
    前記支持面から軸方向他方側に突出し周方向に沿って延び前記保持面が設けられる円弧部と、
    前記円弧部の軸方向他方側の端部から径方向内側に延び前記支持面との間で前記挿入部を挟み込む庇部と、を有する、
    請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記ステータと前記底部との間には、前記底部に対する前記ステータの回転を制限する回り止め機構が設けられる、
    請求項1~3の何れか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記回り止め機構は、前記ステータの外周から径方向外側に突出し前記底部にネジ止めされる突出部を有する、
    請求項に記載の洗濯機。
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