JP7628046B2 - 建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造 - Google Patents
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Description
このようなシャッター装置において、前記巻き取り体は、左右両端縁部が躯体側部材に取り付けられる支持部材(ブラケット、軸受けプレート)に回転自在に支持する構成にしており、このため支持部材は、巻き取り体とシャッターカーテンとを含めた重量に耐え得る状態で躯体側に強固に取り付ける必要がある。
ところで今日、シャッター装置を現場において組み付ける場合に、溶接を用いない所謂火無し状態での取り付け(溶接を用いないでの現場取り付け)が火災防止の観点も含めて推奨されている。
そこで従来、このような支持部材を火無し状態で躯体側に取り付ける(溶接を用いないでの現場取り付けをする)ものとして、巻き取り体の左右各端縁部を支持する平板状の本体部と、該本体部の躯体側端縁部から左右方向一方に折曲した取り付け片部とを備えたもので構成し、該取り付け片部を躯体側部材に対してビス等の締結具を介して片持ち状に取り付けるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照。)。
そこで前記従来のものは、取り付け片部を躯体側に取り付けるにあたり、躯体側部材に対して垂直方向に螺入する第一のビスだけでなく上下方向に傾斜した第二のビスを介して取り付けるようにしている。
しかしながら前記従来のものは、傾斜した第二のビスのビス頭を受け止め支持するため、傾斜した特殊形状の支持面部を備えた取り付け板(平板)を用いなければならないだけでなく、該傾斜した支持面部と躯体側部材とのあいだに隙間があるため、前記第二ビスのビス頭は、躯体側部材に対し隙間がある不安定状態での支持となって充分な締結力を発揮させることが難しい等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、本体部の躯体側端縁部には左右各方向に延出する補強板が設けられ、取り付け板は、該補強板を介して本体部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造である。
請求項3の発明は、第一、第二取り付け部を取り付けるための締結具として、躯体側部材に螺入することに基づき躯体側部材を塑性変形する状態で螺入するタッピングボルトが用いられることを特徴とする請求項1または2記載の建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造である。
請求項4の発明は、建物の出入り口等の開口部の左右に設けられるガイドレール、該ガイドレールに案内されて開口部の開閉移動をするシャッターカーテン、開口部の上方に配され、シャッターカーテンが巻装される巻き取り体、躯体側部材に取り付けられ、前記巻き取り体が支持される支持部材を備えて構成される建物用シャッター装置において、前記支持部材を、巻き取り体の左右各端縁部が支持される本体部と、該本体部に対して直角状に設けられ、躯体側部材に締結具を介して取り付けられる取り付け部とが設けられ、前記取り付け部として、上側の第一取り付け部と下側の第二取り付け部とを有し、第一取り付け部の締結力を、第二取り付け部の締結力よりも大きい設定にするにあたり、第一取り付け部の締結力を、第二取り付け部の締結力よりも大きくするための締結具として、ボルト部、ナット部からなり、該ナット部は、ボルト部のナット部螺入に基づき躯体側部材とナット部とのあいだに挟持される状態で座屈変形してボルト部の引き抜き強度をアップするための変形部が一体に設けられたものが用いられることを特徴とする建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造である。
請求項5の発明は、第一取り付け部の締結力を第二取り付け部よりも大きくすることを、第一取り付け部の締結具の数を第二取り付け部よりも多くすることで実行していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造である。
しかも第一、第二取り付け部が、支持部材の本体部から上下左右の各方向に延出する幅広状態で設けられたものになる結果、幅広い状態での締結ができることになって支持部材の強度的に優れた取り付けに更に寄与できることになる。
請求項2の発明とすることにより、支持部材は、本体部の躯体側端縁部に左右各方向に延出する補強板が設けられたものとなり、支持部材の躯体側部位の補強が更に図れることになる。
請求項3の発明とすることにより、第一、第二取り付け部を取り付けるための締結具として、躯体側部材に螺入することに基づき躯体側部材を塑性変形する状態で螺入するタッピングボルトが用いられている結果、通常のタッピング螺子等の締結具に比して強い締結力(剪断力、引き抜き力)を発揮したものとなって支持部材の強度アップされた取り付けがタッピングボルトの螺入操作だけでできることになる。
請求項4の発明とすることにより、建物用のシャッター装置において、シャッターカーテンを巻装する巻き取り体の支持をするための支持部材を、該支持部材に設けられる上下の第一、第二取り付け部を介して躯体側部材に取り付けるに際し、第一取り付け部の締結力が、第二取り付け部の締結力よりも大きいものになっている結果、支持部材の下端縁部を支点として上端縁部が円弧状に回転する方向の負荷に対して有効に働くことになって、支持部材の強度的に優れた躯体側への取り付けができることになる。
しかも第一取り付け部を取り付けるための締結具としてボルト部、ナット部からなり、該ナット部に、ボルト部のナット部螺入に基づき躯体側部材とナット部とのあいだに挟持される状態で座屈変形してボルト部の引き抜き強度をアップするための変形部が一体に設けられたものが用いられる結果、第一取り付け部を、さらに締結力(特に引き抜き力)の強い状態での躯体側部材への締結がボルト部の螺入操作だけでできることになる。
請求項5の発明とすることにより、第一取り付け部の締結力を第二取り付け部よりも大きくすることを、第一取り付け部の締結具の数を第二取り付け部よりも多くすることで実行できる結果、締結具が、数だけの相違で上下同じものを採用できることになって取り付け作業の効率化を図りながら強度アップされた支持部材の取り付けができる。
尚、本実施の形態のものは、電動式開閉機7を用いていることで電動式のシャッター装置1となっているが、開閉機7のない手動式のものであっても本発明を実施できることは言うまでもない。
尚、7eは補助ブラケット7aを本体部5aに取り付けるためのボルトであり、そして補助ブラケット7aは、長孔7fを介してボルト固定されることで前後方向位置調整自在に取り付けられている。7gは前記位置調整された補助ブラケット7aの位置固定をするためのアジャスタ螺子機構である。
そして支持部材5の躯体側部位は、躯体側折曲片部5fに当接する跨部9a、および上下折曲片部5eに当接する脚部9bを備えた匚字形をした補強板(補強材)9が外嵌され、溶着により支持部材5と補強板9とが固定されたものとなっており、これによって支持部材5は補強板9によって補強されている。
一方、従動側支持部材6については、本体部6aに、従動側軸受け部4bが外嵌した支軸4cを躯体側に移動させて取り付け位置にセットするための凹溝6gが形成されると共に、凹溝部6hが形成された補助部材6iが前端縁部に溶着されたものとなっており、支軸4cを嵌入した状態の従動側軸受け部4bを、凹溝部6h、凹溝6gを移動せしめて取り付け位置にセットし、ボルト4dを介して本体部6aに取り付けるように構成されている。
因みに本実施の形態においては、本発明の「取り付け部」としての第一、第二取り付け部10a、10bが、前述したように一枚板状の取り付け板10によって一体形成されたものとなっており、これによって支持部材5の躯体側折曲片部5f側部位のさらなる強度アップを図っているが、第一、第二取り付け部10a、10bを、上下二分割された各別の板材を用いて構成し、補強板9(該補強板9が設けられないものにおいては躯体側折曲片部5f)に取り付けたものであっても本発明を実施できることは言うまでもない。
そして支持部材5は、本体部5に補強板9、取り付け板10が工場で組み立てられたものがシャッター装置1の建て付け現場に搬入され、後述するように締結具11、12を介して躯体側部材である梁材8に取り付けられたものとなり、このようにして支持部材5の溶接を用いない火無し状態での現場取り付けができるようになっている。尚、図7に取り付け板10の補強板9に対する溶着部位をハッチング部位で示している。
該タッピングボルト11は、第一、第二取り付け部10aまたは10bと梁材8を突き合せた状態で、第一、第二取り付け部10a、10bに形成のボルト孔10cに遊嵌した雄螺子部11aを、梁材8に穿設される雄螺子部11aよりも小径状の下孔8aに強制的に螺入することで、該下孔8aの内周面に雌ネジ部を塑性変形によって形成をしながら螺入して締結するものであって、該タッピングボルト11を用いる締結により、通常用いられる同径のタッピング螺子等の締結具を用いた場合よりも大きい締結力(剪断力および引き抜き力)を得ることができる。しかもタッピングボルト11は、この様に大きい締結力を発揮するものでありながら、ナットを必要としないものであるため、躯体側部材が、本実施の形態のように梁材8のように筒状部材であったりして螺入背面側にナットを配することが難しい現場において、螺入操作側からの一方向からの操作で簡単に締結作業ができることになる。
ボルト部12aは、ボルト頭12cと雄螺子部12dとを備えたものであるのに対し、ナット部12bは、前記梁材8に形成の下孔8bを貫通するべく軸心方向に長い筒状になったものであって、ボルト頭12cに突き当てられる鍔状部12eと、該鍔状部12eから雄螺子部12dに遊嵌状態で外嵌する筒状部12fと、雄螺子部12dに螺合する雌螺子部12gとを備えて構成されている。
そしてこの第二締結具12は、タッピングボルト11よりもさらに大きな締結力での締結ができるものでありながら、前記タッピングボルト11の場合と同様、個別のナットを必要としないものであるため、躯体側部材(被締結部材)が筒状部材であったりして螺入背面側にナットを配することが難しい場合において螺入操作側からの一方向からの操作で簡単に締結作業ができることになるだけでなく、前述したようにタッピングボルト11を採用したことと併せて現場において溶接をしない火無し工法を採用する場合に好適なものとなる。
因みに第二締結具12による締結をする場合に、ナット部12bのボルト部12aとの供回りを規制する必要があり、このため例えばナット部12bをレンチ等の工具を用いて回転規制せしめた状態でボルト部12aを回し操作することで第二締結具12の締結作業ができるものである。
そのうえ本体部5a、6aの躯体側端縁部には、左右各方向に延出する補強板9が設けられたものとなっており、第一、第二取り付け部10a、10bが設けられる取り付け板10は、該補強板9を介して本体部5a、6aに取り付けられる結果、支持部材5、6の更なる補強が図れることになる。
また第一取り付け部10aについては、第二取り付け部の締結力よりも大きくするための締結具12として、ボルト部12a、ナット部12bを備えたものであるが、ナット部12bは、ボルト部12aのナット部12bへの螺入に基づき梁材8とナット部12bとのあいだに挟持される状態で座屈変形してボルト部12aの引き抜き強度をアップするための変形部となる筒状部12fが一体に設けられたものを用いている結果、上側の第一取り付け部10aを、より締結力の強い状態での締結ができることになって支持部材5、6の補強に更に寄与できることになる。
2 ガイドレール
3 シャッターカーテン
4 巻き取り体
5 駆動側支持部材
5a 本体部
5f 躯体側折曲片部
6 従動側支持部材
8 梁材(躯体側部材)
9 補強板
10 取り付け板
10a 第一取り付け部
10b 第二取り付け部
11 第一締結具
11a 雄螺子部
12 第二締結具
12a ボルト部
12b ナット部
12h 変形部
Claims (5)
- 建物の出入り口等の開口部の左右に設けられるガイドレール、該ガイドレールに案内されて開口部の開閉移動をするシャッターカーテン、開口部の上方に配され、シャッターカーテンが巻装される巻き取り体、躯体側部材に取り付けられ、前記巻き取り体が支持される支持部材を備えて構成される建物用シャッター装置において、
前記支持部材を、巻き取り体の左右各端縁部が支持される本体部と、該本体部に対して直角状に設けられ、躯体側部材に締結具を介して取り付けられる取り付け部とが設けられ、
前記取り付け部として、上側の第一取り付け部と下側の第二取り付け部とを有し、
第一取り付け部の締結力を、第二取り付け部の締結力よりも大きい設定にするにあたり、
本体部の躯体側端縁部に、該本体部から上下左右の各方向に延出する取り付け板が設けられ、第一、第二取り付け部は、支持部材の本体部上下端縁部よりも上下各方向に延出した部位に左右各方向に幅広状に形成されることを特徴とする建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造。 - 本体部の躯体側端縁部には左右各方向に延出する補強板が設けられ、取り付け板は、該補強板を介して本体部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造。
- 第一、第二取り付け部を取り付けるための締結具として、躯体側部材に螺入することに基づき躯体側部材を塑性変形する状態で螺入するタッピングボルトが用いられることを特徴とする請求項1または2記載の建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造。
- 建物の出入り口等の開口部の左右に設けられるガイドレール、該ガイドレールに案内されて開口部の開閉移動をするシャッターカーテン、開口部の上方に配され、シャッターカーテンが巻装される巻き取り体、躯体側部材に取り付けられ、前記巻き取り体が支持される支持部材を備えて構成される建物用シャッター装置において、
前記支持部材を、巻き取り体の左右各端縁部が支持される本体部と、該本体部に対して直角状に設けられ、躯体側部材に締結具を介して取り付けられる取り付け部とが設けられ、
前記取り付け部として、上側の第一取り付け部と下側の第二取り付け部とを有し、
第一取り付け部の締結力を、第二取り付け部の締結力よりも大きい設定にするにあたり、
第一取り付け部の締結力を、第二取り付け部の締結力よりも大きくするための締結具として、ボルト部、ナット部からなり、該ナット部は、ボルト部のナット部螺入に基づき躯体側部材とナット部とのあいだに挟持される状態で座屈変形してボルト部の引き抜き強度をアップするための変形部が一体に設けられたものが用いられることを特徴とする建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造。 - 第一取り付け部の締結力を第二取り付け部よりも大きくすることを、第一取り付け部の締結具の数を第二取り付け部よりも多くすることで実行していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建物用シャッター装置における支持部材の取り付け構造。
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