JP7630131B2 - 細胞機能の評価方法及び細胞解析装置 - Google Patents
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Description
被検細胞を撮影した、該被検細胞の厚さを反映した情報を含む細胞画像を取得する画像取得ステップと、
前記細胞画像から、被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する特徴量抽出ステップと、
前記被検細胞の特徴量に基づいて、該被検細胞の細胞機能を評価する評価ステップと、
を有するものである。
被検細胞を撮影した、該被検細胞の厚さを反映した情報を含む細胞画像を取得する画像取得部と、
前記細胞画像から、被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する特徴量抽出部と、
前記被検細胞の特徴量に基づいて、該被検細胞の細胞機能を相対的に評価する評価処理部と、
を備えるものである。
図1は、本発明に係る細胞機能の評価を実施するための細胞解析装置の一実施形態の概略構成図である。
本実施形態において、顕微観察部1はインライン型ホログラフィック顕微鏡であり、レーザダイオードなどを含む光源部10とイメージセンサ11とを備え、光源部10とイメージセンサ11との間に、細胞13を含む培養プレート12が配置される。
図2は、本実施形態の細胞解析装置を用いた細胞機能の評価作業における作業手順及び処理の流れを示すフローチャートである。また図3は、撮影動作及び画像再構成処理を説明するための概念図である。
背景除去の手法としては様々な方法を採ることができるが、一例としては、テクスチャ解析を用いることができる。テクスチャ解析には大別して構造的テクスチャ解析と統計的テクスチャ解析とがあるが、画像内の局所的な部位の模様やパターンの特徴を抽出するには後者が適当である。統計的テクスチャ解析には、濃度ヒストグラムを用いる濃度ヒストグラム法、差分統計量を用いる濃度レベル差分法、同時生起行列を用いる空間濃度レベル依存法、濃度共起行列を用いる方法など、様々な方法があり、適宜の方法を選択すればよい。なお、背景領域として除去された部分は画素値を0等の固定値にすればよい。
以上の処理により、ノイズや背景が除去された、つまりは目的の細胞が良好に観測可能なIHM位相像が得られる。
そのあと、作成されたIHM位相像に基づいて、細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配の程度を指標化した勾配スコアが算出される。
即ち、微分画像作成部25は、上述したようなノイズ等の除去後のIHM位相像の各画素の信号値(画素値)に対し微分フィルタを適用し、画素毎に微分値を算出する。そして、全ての画素の微分値から構成される微分画像を作成する(ステップS5)。微分フィルタとしては、例えば画像のエッジ検出によく利用されるラプラシアンフィルタを用いることができる。
微分値ヒストグラムから勾配スコアを算出する際には、上記方法に限らず、以下のような他の方法によってもよい。
図10では、微分値ヒストグラムのピークの半値幅を勾配スコアとしている。ここでいう半値幅とは、ピークのピークトップの出現数の1/2の出現数における微分値の幅であり、例えば図10では、サンプル1のピークに対し半値幅Wa、サンプル2のピークに対して半値幅Wbが求まる。但し、上述したように、ここで意味があるのは高微分値側のスロープのみであるから、ピークトップにおける微分値と、(ピークトップの出現数)×(1/2)を示す水平な線と微分値が高い側のスロープとが交差する点に対応する微分値との差分を半値幅の代わりに用いてもよい。
次いで、IHM位相像において観測される多数の細胞の向きの揃い具合を指標化した配向性スコアが算出される。図3及び図4はIHM位相像から配向性スコアを算出する際の手順及び処理を示すフローチャート、図13は配向性スコアの算出方法の説明図である。
Strength(x, y)=√(sobelH(x, y)2+sobelV(x, y)2) …(1)
Angle(x, y)=tan-1(sobelH(x, y)/sobelV(x, y)) …(2)
細胞機能評価情報出力部28は、上述したように算出された勾配スコアや配向性スコア、さらには配向性に関連する評価用画像を所定の形式で表示部4に表示する。ユーザはこれらの表示に基づいて、細胞機能を評価する。ここで評価することが可能な細胞機能は、未分化性の維持、遊走能、組織修復能、血管新生能、免疫制御能、という5種類を含むものとすることができる。また、細胞の肥大化や平坦化に関連する細胞骨格(アクチンフィラメント)の状態も併せて評価することができる。上記スコアを用いてこれら細胞の機能やその状態の評価が可能であることを、発明者らが行った実験結果に基づいて説明する。
以下の説明では、臍帯の羊膜(Amniotic membrane)側の細切片から採取された細胞をAm-MSC、臍帯動脈・臍帯静脈近傍の間質組織(Wharton's jelly膠質)から採取された細胞をWj-MSCと表記するものとする。
臍帯の上記各部から採取された組織をそれぞれ3~5mm角程度の大きさに切断し、細胞培養用シャーレ中に載置した。このシャーレを37℃、5%CO2雰囲気のインキュベータ内に30分静置し、組織片が培養皿の底に付着した時点で、ウシ胎児血清(FBS)を含む基本培地を添加して培養を行った。組織片から遊出して培養皿に付着する細胞を回収し、以降、細胞の継代及び培養を行った。
互いに異なる四つの検体(A、B、C、D)に由来する、上記Am-MSC、Wj-MSC、Am-MSC+WJ、及びWj-MSC+WJという4種類の細胞を含むサンプルについて、まず、既存の手法による細胞機能等の確認を実施した。
よく知られているように、左右二つに分かれているピークのうちの左方はアイソトープコントロール、右方が目的の抗原であり、抗原が発現しない場合には両ピークは重なる。
賦活剤添加又は非添加の条件下で72時間培養を行ったあとのUC-MSCの各種機能に関連する核酸(遺伝子)発現を、リアルタイムPCR(Polymerase Chain Reaction)法を用いて解析した。ここでは、UC-MSCの未分化関連因子(細胞未分化性の維持を示す因子)としてOCT4(Octamer-binding transcription factor 4)及びNANOGを、遊走能の高さを示す遊走能関連因子としてSDF-1(Stromal derived factor-1)及びCXCR4(C-X-C chemokine receptor type 4)を、組織修復能の高さを示す組織修復関連因子としてTGFβ(Transforming growth factor-β)を、細胞骨格関連因子としてαSMA(α-smooth muscle actin)を、血管新生関連因子としてVEGF(Vascular endothelial growth factor)を、免疫制御関連因子としてPD-L1(Programmed cell Death - Ligand 1)を解析した。このうち、VEGFは血管内皮細胞増殖因子であり、内皮細胞の分裂や遊走、分化などを誘導し、血管新生を促進するものである。また、PD-L1は免疫チェックポイント・タンパクで、免疫細胞に発現するPD-1受容体と協働し、免疫細胞の活性化(例えばT細胞応答)を抑制するものであり、間葉系幹細胞の免疫制御能に寄与する主要因子の一つとされる。また、αSMAは細胞の形状に関連する因子であり、細胞内に過剰に蓄積されることで細胞体が拡大・肥大化し、細胞の遊走能の低下をもたらすこと、或いは、生体内での細胞の標的臓器への分布が阻害されることが知られている(例えば非特許文献1参照)。
SDF-1及びTGFβの発現は、検体によってその増加量にばらつきはあるものの、検体A~Dのいずれにおいても賦活剤の添加によって発現の増加が確認できる。また、αSMAの発現は、検体A~Dのいずれにおいても賦活剤の添加によって発現が抑制されている。さらにまた、VEGF、PD-L1の発現は、検体CのWj-MSCを除き、検体A~Dのいずれにおいても、賦活剤の添加によって発現が増加している。検体CのWj-MSCでは、賦活剤の添加によって発現がやや低下しているものの、その低下は軽度である。
一般的なスクラッチアッセイ(Scratched assay)法により、細胞の遊走能の評価を行った。具体的には、各UC-MSCを直径35mmの培養皿で培養したあと、培養細胞に直行する線状の開放創を形成した。各細胞の9箇所の交点の領域について、開放創を形成した直後である0時間と、開放創を形成してから9時間培養したあととで、細胞が存在しない面積(遺残開放面積)を計測した。そして、9時間経過時点における遺残開放面積の、0時間における開放面積に対する比率を算出し、その創傷面積の遺残の程度から、UC-MSCの細胞遊走能を評価した。細胞の遊走能が高いほど開放領域の面積は小さくなる。
賦活剤を細胞に添加してから48時間経過後、及び72時間経過後に取得した各条件のIHM位相像において、それぞれ中心部を含む15視野(培養皿の中心を含む半径約20mmの範囲内)を抽出し、上述した処理によって勾配スコア及び配向性スコアを算出した。図20、図24、図28及び図32はそれぞれ、検体A、B、C、及びDについて、4種類のMSCの勾配スコア及び配向性スコアを示す箱ひげ図である。勾配スコアは上述した微分値ヒストグラムにおけるピークのスロープの傾斜を示しているから、勾配スコアの減少は急峻な輪郭を持つ細胞が増加していることを示している。
即ち、細胞機能の評価結果に基づいて、細胞をソーティング(分取)する。細胞の分取には、例えば蛍光活性化セルソーティング装置(FACS)を用いることができる。そして、細胞機能の評価結果が異なる細胞を、それぞれ別の培養態様にて再度培養する。この培養を継代することによって、例えば遊走性が低い、組織修復機能が低いなど、移植に適さない細胞が次世代で育ってこない(接着又は増殖しない)ことを確認する。
このように、上述したような細胞機能の評価は、細胞機能の相違による増殖能力等を確認・検証するうえで有用である。
細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配スコアを算出するには、細胞の観察画像が例えばIHM位相像のように厚さ方向の情報(つまりは3次元形状情報)を含んでいる必要がある。一方、細胞の配向性を示すスコアを算出するには、厚さ方向の情報は必要なく、細胞が明瞭に観察可能である画像が得られればよい。したがって、その場合には、顕微観察部1はホログラフィック顕微鏡である必要はなく、一般的な位相差顕微鏡などでも構わない。
即ち、本発明者らの検討によれば、細胞内のアクチンファイバが減少して平坦で広がった形状から細い紡錘形になるとともに細胞内小器官やタンパクの局在も変化して細胞の厚みが増し(勾配の増加)、その結果、核頂部近くの近傍側面に存在する、ずり応力を感知する機能がより鋭敏に働き、配向性が整い、細胞の遊走能や組織修復能が高まることが明らかとなった。つまり、細胞の遊走性や細胞修復能に関係しているのは、細胞のずり応力を感知する機能であることが予想され、ずり応力を感知する機能を評価する上で、配向性を評価することが重要であることが本発明により明らかになった。こうしたことから、間葉系幹細胞に限らず、ずり応力を感知する機能を有する細胞に対して本発明を適用し、細胞の遊走性や組織修復能等の細胞機能を評価できることは明らかである。
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
被検細胞を撮影した、該被検細胞の厚さを反映した情報を含む細胞画像を取得する画像取得ステップと、
前記細胞画像から、被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する特徴量抽出ステップと、
前記被検細胞の特徴量に基づいて、該被検細胞の細胞機能を評価する評価ステップと、
を有するものである。
(第2項)第1項に記載の方法において、前記特徴量抽出ステップでは、さらに、前記細胞画像から、被検細胞の配向性に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出することができる。
被検細胞を撮影した、該被検細胞の厚さを反映した情報を含む細胞画像を取得する画像取得部と、
前記細胞画像から、被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する特徴量抽出部と、
前記被検細胞の特徴量に基づいて、該被検細胞の細胞機能を相対的に評価する評価処理部と、
を備えるものである。
(第12項)第11項に記載の装置において、前記特徴量抽出部は、さらに、前記細胞画像から、被検細胞の配向性に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出することができる。
被検細胞にレーザ光を照射し該被検細胞を通過した光と該被検細胞の周囲を通過した光との干渉光を検出してホログラムデータを取得する測定ステップと、
前記ホログラムデータに基づく画像再構成処理を行い、前記被検細胞についての位相像を作成する位相像作成ステップと、
を含むものとすることができる。
被検細胞にレーザ光を照射し該被検細胞を通過した光と該被検細胞の周囲を通過した光との干渉光を検出してホログラムデータを取得する測定実行部と、
前記ホログラムデータに基づく画像再構成処理を行い、前記被検細胞についての位相像を作成する位相像作成部と、
を含むものとすることができる。
細胞機能が既知である参照細胞の細胞画像である参照画像を取得する参照画像取得ステップと、
前記参照画像から、前記特徴量抽出ステップで抽出された特徴量に相当する特徴量を抽出する参照特徴量抽出ステップと、
をさらに有し、前記評価ステップでは、前記被検細胞に対する特徴量と前記参照細胞に対する特徴量とを比較することにより、該被検細胞の細胞機能を評価するものとすることができる。
前記位相像から画素毎に空間的な微分値を求めて微分画像を生成する微分画像生成ステップと、
前記微分画像において被検細胞が含まれる細胞領域から該被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関連した情報を抽出する勾配情報抽出ステップと、
を含むものとすることができる。
前記特徴量抽出ステップは、
前記微分画像における前記細胞領域に対応する画素数を算出する画素数取得ステップと、
前記位相像から細胞の数又はコンフルエンシを取得する細胞数/コンフルエンシ取得ステップと、
をさらに有し、前記画素数を前記細胞の数又はコンフルエンシで除することにより前記被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関連した情報を求めるものとすることができる。
前記細胞画像を複数の小領域に分割する画像分割ステップと、
前記小領域毎に、その小領域に含まれる各画素に対し微分フィルタを適用して輝度が変化する方向とその変化の大きさとを算出し、該小領域毎の輝度変化の方向及び大きさから前記被検細胞の配向性に関する情報を求める配向性情報算出ステップと、
を含むものとすることができる。
10…光源部
11…イメージセンサ
12…培養プレート
12a…ウェル
13…細胞
14…参照光
15…物体光
2…制御・処理部
20…撮影制御部
21…ホログラムデータ記憶部
22…位相情報算出部
23…画像再構成部
24…再構成画像データ記憶部
25…微分画像作成部
26…勾配スコア算出部
27…配向性スコア算出部
28…細胞機能評価情報出力部
3…入力部
4…表示部
Claims (20)
- 幹細胞である被検細胞の細胞機能を評価する方法であって、
被検細胞を撮影した、該被検細胞の厚さを反映した情報を含む細胞画像を取得する画像取得ステップと、
前記細胞画像から、被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する特徴量抽出ステップと、
前記被検細胞の特徴量に基づいて、該被検細胞の細胞機能を評価する評価ステップと、
を有する細胞機能の評価方法。 - 前記特徴量抽出ステップでは、さらに、前記細胞画像から、被検細胞の配向性に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する、請求項1に記載の細胞機能の評価方法。
- 前記細胞機能は、未分化性の維持、遊走能、組織修復能、血管新生能、及び免疫制御能、のうちの少なくとも一つを含む、請求項1又は2に記載の細胞機能の評価方法。
- 前記細胞画像は位相像である、請求項1~3のいずれか1項に記載の細胞機能の評価方法。
- 前記画像取得ステップは、
被検細胞にレーザ光を照射し該被検細胞を通過した光と該被検細胞の周囲を通過した光との干渉光を検出してホログラムデータを取得する測定ステップと、
前記ホログラムデータに基づく画像再構成処理を行い、前記被検細胞についての位相像を作成する位相像作成ステップと、
を含む、請求項4に記載の細胞機能の評価方法。 - 細胞機能が既知である参照細胞の細胞画像である参照画像を取得する参照画像取得ステップと、
前記参照画像から、前記特徴量抽出ステップで抽出された特徴量に相当する特徴量を抽出する参照特徴量抽出ステップと、
をさらに有し、前記評価ステップでは、前記被検細胞に対する特徴量と前記参照細胞に対する特徴量とを比較することにより、該被検細胞の細胞機能を評価する、請求項1~5のいずれか1項に記載の細胞機能の評価方法。 - 前記特徴量抽出ステップは、
前記位相像から画素毎に空間的な微分値を求めて微分画像を生成する微分画像生成ステップと、
前記微分画像において被検細胞が含まれる細胞領域から該被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を抽出する勾配情報抽出ステップと、
を含む、請求項4又は5に記載の細胞機能の評価方法。 - 前記特徴量抽出ステップは、
前記微分画像における前記細胞領域に対応する画素数を算出する画素数取得ステップと、
前記位相像から細胞の数又はコンフルエンシを取得する細胞数/コンフルエンシ取得ステップと、
をさらに有し、前記画素数を前記細胞の数又はコンフルエンシで除することにより前記被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を求める、請求項7に記載の細胞機能の評価方法。 - 前記特徴量抽出ステップは、
前記細胞画像を複数の小領域に分割する画像分割ステップと、
前記小領域毎に、その小領域に含まれる各画素に対し微分フィルタを適用して輝度が変化する方向とその変化の大きさとを算出し、該小領域毎の輝度変化の方向及び大きさから前記被検細胞の配向性に関する情報を求める配向性情報算出ステップと、
を含む、請求項2に記載の細胞機能の評価方法。 - 前記幹細胞は間葉系幹細胞である、請求項1~9のいずれか1項に記載の細胞機能の評価方法。
- 幹細胞である被検細胞の細胞機能を評価する細胞解析装置であって、
被検細胞を撮影した、該被検細胞の厚さを反映した情報を含む細胞画像を取得する画像取得部と、
前記細胞画像から、被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する特徴量抽出部と、
前記被検細胞の特徴量に基づいて、該被検細胞の細胞機能を相対的に評価する評価処理部と、
を備える細胞解析装置。 - 前記特徴量抽出部は、さらに、前記細胞画像から、被検細胞の配向性に関する情報を該被検細胞の特徴量として抽出する、請求項11に記載の細胞解析装置。
- 前記細胞機能は、未分化性の維持、遊走能、組織修復能、血管新生能、及び免疫制御能、のうちの少なくとも一つを含む、請求項11又は12に記載の細胞解析装置。
- 前記細胞画像は位相像である、請求項11~13のいずれか1項に記載の細胞解析装置。
- 前記画像取得部は、
被検細胞にレーザ光を照射し該被検細胞を通過した光と該被検細胞の周囲を通過した光との干渉光を検出してホログラムデータを取得する測定実行部と、
前記ホログラムデータに基づく画像再構成処理を行い、前記被検細胞についての位相像を作成する位相像作成部と、
を含む、請求項14に記載の細胞解析装置。 - 前記評価処理部は、前記被検細胞に対する特徴量と、予め取得された、細胞機能が既知である参照細胞の細胞画像から抽出された特徴量と、を比較することにより、該被検細胞の細胞機能を相対的に評価する、請求項11~15のいずれか1項に記載の細胞解析装置。
- 前記特徴量抽出部は、前記位相像から画素毎に空間的な微分値を求めて微分画像を生成し、該微分画像において被検細胞が含まれる細胞領域から該被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を抽出する、請求項14又は15に記載の細胞解析装置。
- 前記特徴量抽出部は、前記微分画像における前記細胞領域に対応する画素数を算出するとともに、前記位相像から細胞の数又はコンフルエンシを取得し、前記画素数を前記細胞の数又はコンフルエンシで除することにより前記被検細胞の輪郭部における厚さ方向の勾配に関する情報を求める、請求項17に記載の細胞解析装置。
- 前記特徴量抽出部は、前記細胞画像を複数の小領域に分割し、該小領域毎に、その小領域に含まれる各画素に対し微分フィルタを適用して輝度が変化する方向とその変化の大きさとを算出し、該小領域毎の輝度変化の方向及び大きさから前記被検細胞の配向性に関する情報を求める、請求項12に記載の細胞解析装置。
- 前記幹細胞は間葉系幹細胞である、請求項11~19のいずれか1項に記載の細胞解析装置。
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2020
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