以下、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本開示が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本開示の実施の形態の無線通信システムには、適宜、公知技術が使用されてもよい。当該公知技術は、例えば、5G、及びBeyond 5Gでもよい。なお、本開示の技術は、5G等に限らず、どのような無線通信システムにも適用可能である。
(システム構成)
図1は、実施形態に係る無線通信システム1のシステム構成を説明する図である。実施形態に係る無線通信システム1は、ユーザ端末10A、ユーザ端末10B(以下で、区別する必要がない場合は、単に「ユーザ端末10」とも称する。)、及び通信ネットワーク20を有する。なお、ユーザ端末10の数は、図1の例に限定されない。
ユーザ端末10は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。なお、ユーザ端末10のユーザは、移動体通信事業者(Mobile Network Operator, MNO)等が提供する通信ネットワーク20の各種の通信サービスを利用できるよう、所定の契約を移動体通信事業者と締結していてもよい。ユーザ端末10には、例えば、当該移動体通信事業者から配布(貸与)された、加入者を識別する媒体(例えば、SIM(Subscriber Identity Module)カード)が差し込まれていてもよい。
ユーザ端末10は、当該SIMカードに記録されている識別情報を用いて、通信ネットワーク20により提供される各種の通信サービスを利用してもよい。当該各種の通信サービスには、インターネットを介してデータの送受信を行うデータサービスが含まれてもよい。また、当該各種の通信サービスには、音声通話の発信及び着信を行う音声サービスが含まれてもよい。なお、音声サービスには、例えば、5Gネットワーク上での音声通話技術であるVoNR(Voice over New Radio)を用いた音声通話の発信及び着信を可能とするサービスが含まれてもよい。また、音声サービスには、例えば、音声通話の発信及び着信時に、ユーザ端末10を収容する通信ネットワークを4Gまたは3Gの通信ネットワークに切り替えさせて(フォールバックさせて)音声通話の発信及び着信を可能とするサービスが含まれてもよい。
(通信ネットワーク20について)
通信ネットワーク20は、ユーザ端末10に、音声サービス、及びデータサービス等の各種サービスを提供する。通信ネットワーク20は、コアネットワーク30及びRAN(Radio Access Network)40を有する。コアネットワーク30は、例えば、ユーザ端末10のユーザ(加入者)の情報の管理、音声通話等のセッションの管理、インターネット等を介したデータの伝送等を行ってもよい。
通信ネットワーク20は、例えば、コアネットワーク30として4G(LTEまたはLTE-Aを含む)のEPC(Evolved Packet Core)を用い、RAN40として一部の基地局に5Gの基地局であるen-gNBを用いるNSA(Non-Stand Alone)方式の5Gネットワークでもよい。この場合、通信ネットワーク20は、例えば、4Gの基地局であるeNBを用いて制御信号の送受信を行い、5Gの基地局であるen-gNBを用いてデータの送受信を行ってもよい。
また、通信ネットワーク20は、コアネットワーク30として5Gのコアネットワーク(5GC)を用い、RAN40として少なくとも一部の基地局に5Gの基地局であるgNBを用いるSA(Stand Alone)方式の5Gネットワークでもよい。この場合、通信ネットワーク20は、例えば、gNBを用いて制御信号及びデータの送受信を行ってもよい。
RAN40は、地上系ネットワーク50、及び非地上系ネットワーク60を有する。地上系ネットワーク50は、例えば、地上の施設等に設置される基地局51によりユーザ端末10と直接無線通信を行うネットワークである。
非地上系ネットワーク(NTN、Non-terrestrial networks)60は、例えば、地上に設置されている物体以外の物体(非地上の物体)を介してユーザ端末10と無線通信を行うネットワークである。非地上系ネットワーク60は、例えば、高高度疑似衛星(HAPS、High Altitude Platform Station、またはHigh Altitude Pseudo Satellite)、無人航空機等の飛行体、または衛星等の宇宙機を中継器(リピータ、リレー局)または基地局として用いてもよい。例えば、約20kmの高度で一定の場所に常駐するHAPSを用いる場合、非地上系ネットワーク60は、例えば、地上(陸上)にセル半径50km以上の広いカバレッジエリアを形成できる。
非地上系ネットワークの基地局61は、CU(Centralized Unit)65及びDU(Distributed Unit)66から構成されてもよい。CU65は集約ノード、DU66は分散ノードと呼ばれてもよい。CU65とDU66間はフロントホールインタフェースを介して接続されてもよく、例えば、上位PHYレイヤと下位PHYレイヤの間、PHYレイヤとMAC(Media Access Control)レイヤの間又はRLC(Radio Link Control)レイヤとPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの間で、CU-DU間が分離されてもよい。同様に、地上系ネットワークの基地局51は、CU55及びDU56から構成されてもよい。
DU66及びDU56は、ユーザ端末10と無線接続を確立する。CU65及びCU55は、コアネットワーク30と接続される。CU65及びCU55は、ユーザ端末10から受信した制御信号及びデータ信号をコアネットワーク30に送信してもよいし、コアネットワーク30から受信した制御信号及びデータ信号をユーザ端末に送信してもよい。
<再送信(transparent)型の例>
図2は、実施形態に係る非地上系ネットワーク60の構成の例(その一)について説明する図である。非地上系ネットワーク60は、図2に示すように、非地上の物体が中継器を有する再送信(transparent)型のNTNでもよい。図2の例では、非地上系ネットワーク60(60A)は、地上に設置される基地局61A、地上に設置されるNTNゲートウェイ62A、及び非地上の物体63Aを有している。
図2の例では、コアネットワーク30からユーザ端末10に送信されるデータは、まず、コアネットワーク30から基地局61Aに送信される。そして、基地局61Aは、受信したデータをNTNゲートウェイ62Aにより非地上の物体63Aにダウンリンクの無線信号で送信する。そして、非地上の物体63Aは、受信したダウンリンクの無線信号を中継器によりユーザ端末10に中継(転送)する。
また、ユーザ端末10からコアネットワーク30に送信されるデータは、まず、ユーザ端末10から非地上の物体63Aにアップリンクの無線信号で送信される。そして、非地上の物体63Aは、受信したアップリンクの無線信号を中継器によりNTNゲートウェイ62Aに中継(転送)する。そして、NTNゲートウェイ62Aは、受信したアップリンクの無線信号を、無線または有線により基地局61Aに送信する。そして、基地局61Aは、NTNゲートウェイ62Aから受信したデータをコアネットワーク30に送信する。
<再生成(regenerative)型の例>
図3は、実施形態に係る非地上系ネットワーク60の構成の例(その二)について説明する図である。非地上系ネットワーク60は、図3に示すように、非地上の物体が基地局を有する再生成(regenerative)型のNTNでもよい。図3の例では、非地上系ネットワーク60(60B)は、地上に設置されるNTNゲートウェイ62B、及び基地局61Bを有する非地上の物体63Bを有している。
図3の例では、コアネットワーク30からユーザ端末10宛てに送信されたデータは、まず、コアネットワーク30からNTNゲートウェイ62Bにより非地上の物体63Bの基地局61Bに電波(無線信号)で送信される。そして、非地上の物体63Bの基地局61Bは、受信したデータに基づいてダウンリンクの無線信号を生成し、生成した無線信号をユーザ端末10に送信する。
また、ユーザ端末10からコアネットワーク30に送信されるデータは、まず、ユーザ端末10から非地上の物体63Bにアップリンクの無線信号で送信される。そして、非地上の物体63Bの基地局61Bは、受信したデータを、NTNゲートウェイ62Bを介してコアネットワーク30に送信する。
(装置構成)
図4、及び図5を参照し、ユーザ端末10、及び非地上系ネットワーク60の機能構成例について説明する。
<ユーザ端末10>
図4は、実施形態に係るユーザ端末10の機能構成の一例を示す図である。図4に示されるようにユーザ端末10は、送信部110と、受信部120と、制御部130とを有する。これら各部は、例えば、ユーザ端末10のプロセッサ等のハードウェアと、ユーザ端末10にインストールされているソフトウェアとの協働により実現されてもよい。
なお、図4に示される機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。例えば、送信部110と、受信部120とをまとめて通信部等と称してもよい。
送信部110は、通信ネットワーク20にデータを送信する。受信部120は、通信ネットワーク20からデータを受信する。また、受信部120は、例えば、キャリアアグリゲーション又はデュアルコネクティビティの設定に係る情報を受信する。
制御部130は、ユーザ端末10における各種の制御を行う。制御部130は、例えば、受信部120により受信された、キャリアアグリゲーション又はデュアルコネクティビティの設定に係る情報に基づいて、基地局61等との無線通信を制御する。
<非地上系ネットワーク60>
図5は、実施形態に係る非地上系ネットワーク60の機能構成の一例を示す図である。図5に示されるように、非地上系ネットワーク60に含まれる基地局61等の装置は、送信部210と、受信部220と、制御部230とを有する。これら各部は、例えば、非地上系ネットワーク60に含まれる基地局等の装置のプロセッサ等のハードウェアと、当該装置にインストールされているソフトウェアとの協働により実現されてもよい。
なお、図5に示される機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。例えば、送信部210と、受信部220をまとめて通信部等と称してもよい。
送信部210は、ユーザ端末10及びコアネットワーク30にデータを送信する。受信部220は、ユーザ端末10及びコアネットワーク30からデータを受信する。受信部220は、例えば、キャリアアグリゲーション又はデュアルコネクティビティの設定に係る情報を受信する。
制御部230は、非地上系ネットワーク60における各種の制御を行う。制御部230は、例えば、受信部220により受信された、キャリアアグリゲーション又はデュアルコネクティビティの設定に係る情報に基づいて、ユーザ端末10との無線通信を制御する。
(キャリアアグリゲーション)
地上系ネットワーク50において、ユーザ端末10と基地局51は、複数のセルすなわち複数のCC(Component Carrier)を束ねて通信を行うキャリアアグリゲーション(CA: Carrier Aggregation)を行うことが可能である。キャリアアグリゲーションでは、1つのプライマリセル(PCell: Primary cell)と1以上のセカンダリセル(SCell: Secondary cell)が使用される。
(デュアルコネクティビティ)
地上系ネットワーク50においてDC(Dual connectivity)が実行される場合、MN(Master Node)となる基地局51Aと、SN(Secondary Node)となる基地局51Bが地上系ネットワーク50に備えられる。基地局51Aと基地局51Bはそれぞれコアネットワークに接続される。ユーザ端末10は基地局51Aと基地局51Bの両方と通信を行うことができる。
MNである基地局51Aにより提供されるセルグループをMCG(Master Cell Group)と呼び、SNである基地局51Bにより提供されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group)と呼ぶ。また、DCにおいて、MCGは1つのPCellと1以上のSCellから構成され、SCGは1つのPSCell(Primary SCG Cell)と1以上のSCellから構成される。
なお、DCは2つの通信規格を利用した通信方法であってもよく、どのような通信規格が組み合わされてもよい。例えば、当該組み合わせは、NRと6G規格、LTEと6G規格のいずれでもよい。また、DCは3以上の通信規格を利用した通信方法であってもよく、DCとは異なる他の名称で呼ばれてもよい。
(処理)
図6は、実施形態に係るキャリアアグリゲーションの例(1)を示す図である。図6に示されるように、非地上系ネットワーク60における非地上の物体63に設置されるミリ波帯を使用するDU66と、Sub-6帯を使用するDU66とによるキャリアアグリゲーションが実行されてもよい。ミリ波帯は、例えば、28GHz-300GHzに含まれる帯域、Sub-6帯は、3.6GHz-6GHz未満に含まれる帯域に対応してもよい。ユーザ端末10は、ミリ波帯を使用するDU66と、Sub-6帯を使用するDU66とキャリアアグリゲーションが適用される無線信号を送受信し、CU65と通信する。
図6の例では、ミリ波帯を使用するDU66、Sub-6帯を使用するDU66、それらDU66と接続されるCU65及びゲートウェイ62は、非地上の物体63に設置される。非地上の物体63に設置されるゲートウェイ62は、別系統の通信で、地上局のゲートウェイ62を介し、コアネットワーク30と接続される。すなわち、フィーダリンクは非地上の物体63に設置されるゲートウェイ62と地上局のゲートウェイ62との間に構成される。ユーザ端末10は、DU66、CU65、非地上の物体63に設置されるゲートウェイ62及び地上局のゲートウェイ62を介し、コアネットワーク30と制御信号及びデータ信号を送受信する。
図7は、実施形態に係るデュアルコネクティビティの例(1)を示す図である。図7に示されるように、非地上系ネットワーク60における非地上の物体63に設置されるミリ波帯を使用するgNB61と、Sub-6帯を使用するgNB61とによるデュアルコネクティビティが実行されてもよい。ユーザ端末10は、ミリ波帯を使用するgNB61と、Sub-6帯を使用するgNB61とデュアルコネクティビティが適用される無線信号を送受信する。例えば、ユーザ端末10は、C-plane及びU-planeをSub-6帯を使用するgNB61と確立し、U-planeをミリ波帯を使用するgNB61と確立してもよい。
図7の例では、ミリ波帯を使用するgNB61、Sub-6帯を使用するgNB61、それらgNB61と接続されるゲートウェイ62は、非地上の物体63に設置される。非地上の物体63に設置されるゲートウェイ62は、別系統の通信で、地上局のゲートウェイ62を介し、コアネットワーク30と接続される。すなわち、フィーダリンクは非地上の物体63に設置されるゲートウェイ62と地上局のゲートウェイ62との間に構成される。ユーザ端末10は、gNB61、非地上の物体63に設置されるゲートウェイ62及び地上局のゲートウェイ62を介し、コアネットワーク30と制御信号及びデータ信号を送受信する。
図8は、実施形態に係るキャリアアグリゲーションの例(2)を示す図である。図8に示されるように、非地上系ネットワーク60における非地上の物体63に設置されるミリ波帯を使用するDU66と、Sub-6帯を使用するDU66とによるキャリアアグリゲーションが実行されてもよい。ユーザ端末10は、ミリ波帯を使用するDU66と、Sub-6帯を使用するDU66とキャリアアグリゲーションが適用される無線信号を送受信し、CU65と通信する。
図8の例では、ミリ波帯を使用するDU66、Sub-6帯を使用するDU66及びそれらDU66と接続されるCU65は、非地上の物体63に設置される。ミリ波帯を使用するDU66は、ミリ波を使用する通信で、地上局のゲートウェイ62と接続し、CU65とコアネットワーク30との接続が確立される。すなわち、フィーダリンクは非地上の物体63に設置されるミリ波帯を使用するDU66と地上局のゲートウェイ62との間に構成される。ユーザ端末10は、DU66、CU65、ミリ波帯を使用するDU66及び地上局のゲートウェイ62を介し、コアネットワーク30と制御信号及びデータ信号を送受信する。
図9は、実施形態に係るデュアルコネクティビティの例(2)を示す図である。図9に示されるように、非地上系ネットワーク60における非地上の物体63に設置されるミリ波帯を使用するgNB61と、Sub-6帯を使用するgNB61とによるデュアルコネクティビティが実行されてもよい。ユーザ端末10は、ミリ波帯を使用するgNB61と、Sub-6帯を使用するgNB61とデュアルコネクティビティが適用される無線信号を送受信する。例えば、ユーザ端末10は、C-plane及びU-planeをSub-6帯を使用するgNB61と確立し、U-planeをミリ波帯を使用するgNB61と確立してもよい。
図9の例では、ミリ波帯を使用するgNB61及びSub-6帯を使用するgNB61は、非地上の物体63に設置される。ミリ波帯を使用するgNB61は、ミリ波を使用する通信で、地上局のゲートウェイ62と接続し、gNB61とコアネットワーク30との接続が確立される。すなわち、フィーダリンクは非地上の物体63に設置されるミリ波帯を使用するgNB61と地上局のゲートウェイ62との間に構成される。ユーザ端末10は、gNB61、ミリ波帯を使用するgNB61及び地上局のゲートウェイ62を介し、コアネットワーク30と制御信号及びデータ信号を送受信する。
図10は、実施形態に係るキャリアアグリゲーションの例(3)を示す図である。図10に示されるように、非地上系ネットワーク60における非地上の物体63に設置されるリピータ67を介して、ミリ波帯を使用するDU56と、Sub-6帯を使用するDU56とによるキャリアアグリゲーションが実行されてもよい。ユーザ端末10は、非地上の物体63に設置されるリピータ67を介して、ミリ波帯を使用するDU56と、Sub-6帯を使用するDU56とキャリアアグリゲーションが適用される無線信号を送受信し、CU55と通信する。
図10の例では、リピータ67は、非地上の物体63に設置される。リピータ67は、ミリ波帯を使用するDU56及びSub-6帯を使用するDU56にそれぞれ接続される地上局のゲートウェイ62と接続し、CU55及びコアネットワーク30への接続が確立される。すなわち、フィーダリンクは非地上の物体63に設置されるリピータ67と地上局のゲートウェイ62との間に構成される。ユーザ端末10は、リピータ67、地上局のゲートウェイ62、DU56及びCU55を介し、コアネットワーク30と制御信号及びデータ信号を送受信する。
図11は、実施形態に係るデュアルコネクティビティの例(3)を示す図である。図11に示されるように、非地上系ネットワーク60における非地上の物体63に設置されるリピータ67を介して、ミリ波帯を使用するgNB51と、Sub-6帯を使用するDU56とによるデュアルコネクティビティが実行されてもよい。ユーザ端末10は、非地上の物体63に設置されるリピータ67を介して、ミリ波帯を使用するgNB51と、Sub-6帯を使用するgNB51とデュアルコネクティビティが適用される無線信号を送受信する。
図11の例では、リピータ67は、非地上の物体63に設置される。リピータ67は、ミリ波帯を使用するgNB51及びSub-6帯を使用するgNB51にそれぞれ接続される地上局のゲートウェイ62と接続し、コアネットワーク30への接続が確立される。すなわち、フィーダリンクは非地上の物体63に設置されるリピータ67と地上局のゲートウェイ62との間に構成される。ユーザ端末10は、リピータ67、地上局のゲートウェイ62、gNB51を介し、コアネットワーク30と制御信号及びデータ信号を送受信する。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図4及び図5)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置、及びユーザ端末10等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図12は、実施形態に係る非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置、及びユーザ端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置、及びユーザ端末10は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置、及びユーザ端末10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置、及びユーザ端末10における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部130、制御部230等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図4に示したユーザ端末10の制御部130は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図5に示した非地上系ネットワーク60の制御部230は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インタフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置及びユーザ端末10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
上述の実施例により、非地上系ネットワークで、複数の周波数帯を使用するキャリアアグリゲーション及び/又はデュアルコネクティビティを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
すなわち、非地上系ネットワークを使用する無線通信の通信速度及び信頼性を向上させることができる。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、非地上系ネットワークに含まれる複数の周波数帯を使用する通信装置との間に無線接続を確立する制御部と、前記通信装置と、地上局のゲートウェイとを介して制御信号及びデータ信号をコアネットワークと送受信する通信部とを有する端末が提供される。
上記の構成により、非地上系ネットワークで複数の周波数帯を使用するキャリアアグリゲーション及び/又はデュアルコネクティビティを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
前記通信装置は、第1の分散ノード、第2の分散ノード及び集約ノードを有し、前記制御部は、第1の周波数帯を使用して前記第1の分散ノードと無線接続を確立し、第2の周波数帯を使用して前記第2の分散ノードと無線接続を確立してもよい。当該構成により、非地上系ネットワークで複数の周波数帯を使用するキャリアアグリゲーションを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
前記通信部は、前記第2の分散ノードと前記ゲートウェイとの間に確立されるフィーダリンクを介して前記コアネットワークと通信を行ってもよい。当該構成により、非地上系ネットワークで複数の周波数帯を使用するキャリアアグリゲーションを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
前記通信装置は、第1の基地局及び第2の基地局を有し、前記制御部は、第1の周波数帯を使用して前記第1の基地局と無線接続を確立し、第2の周波数帯を使用して前記第2の基地局と無線接続を確立してもよい。当該構成により、非地上系ネットワークで複数の周波数帯を使用するデュアルコネクティビティを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
前記通信装置は、リピータを有し、前記制御部は、第1の周波数帯を使用して前記リピータ及び前記ゲートウェイを介して地上局の第1の基地局と無線接続を確立し、第2の周波数帯を使用して前記リピータ及び前記ゲートウェイを介して地上局の第2の基地局と無線接続を確立する請求項1記載の端末。当該構成により、非地上系ネットワークで複数の周波数帯を使用するデュアルコネクティビティを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、非地上系ネットワークに含まれる複数の周波数帯を使用する通信装置との間に無線接続を確立する制御手順と、前記通信装置と、地上局のゲートウェイとを介して制御信号及びデータ信号をコアネットワークと送受信する通信手順とを端末が実行する通信方法が提供される。
上記の構成により、非地上系ネットワークで複数の周波数帯を使用するキャリアアグリゲーション及び/又はデュアルコネクティビティを適用した通信が可能となり、通信速度及び信頼性を向上させることができる。
(実施形態の補足)
以上、本開示の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本開示に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置及びユーザ端末10は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本開示の実施の形態に従って非地上系ネットワーク60の各装置、地上系ネットワーク50の各装置が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本開示の実施の形態に従ってユーザ端末10が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において非地上系ネットワーク60等の基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ端末10との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ端末(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末10間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局が有する機能をユーザ端末10が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。
時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。