JP7635136B2 - 端末、基地局、通信方法及び集積回路 - Google Patents

端末、基地局、通信方法及び集積回路 Download PDF

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Description

本開示は、端末及び通信方法に関する。
5Gの標準化において、新しい無線アクセス技術(NR:New Radio access technology)が3GPPで議論され、NRのRelease 15 (Rel.15)仕様が発行された。
3GPP, TR38.811 V15.2.0, "Study on New Radio (NR) to support non terrestrial networks (Release 15)," 2019-09 3GPP TSG RAN WG1 #98bis, R1-1911003, "On physical layer control procedures for NTN," October, 2019
しかしながら、無線通信システムにおいて、無線通信に用いる偏波の決定方法については検討の余地がある。
本開示の非限定的な実施例は、無線通信に用いる偏波を適切に決定できる端末及び通信方法の提供に資する。
本開示の一実施例に係る端末は、第1の無線通信、及び、前記第1の無線通信の後の第2の無線通信の少なくとも一方において用いる偏波を決定する制御回路と、決定された前記偏波を用いて前記少なくとも一方の無線通信を行う通信回路と、を具備する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例によれば、無線通信に用いる偏波を適切に決定できる。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
3GPP NRシステムの例示的なアーキテクチャの図 NG-RAN(Next Generation - Radio Access Network)と5GC(5th Generation Core)との間の機能分離を示す概略図 RRC(Radio Resource Control)接続のセットアップ/再設定の手順のシーケンス図 大容量・高速通信(eMBB:enhanced Mobile BroadBand)、多数同時接続マシンタイプ通信(mMTC:massive Machine Type Communications)、および高信頼・超低遅延通信(URLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communications)の利用シナリオを示す概略図 非ローミングシナリオのための例示的な5Gシステムアーキテクチャを示すブロック図 リソースのリユース方法の一例を示す図 実施の形態1に係る基地局の一部の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る端末の一部の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る基地局の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係る端末の構成の一例を示すブロック図 初期アクセスの一例を示す図 実施の形態1の方法1に係る端末の動作例を示すフローチャート 実施の形態1の方法2に係る端末の動作例を示すフローチャート 実施の形態1の方法3に係る端末の動作例を示すフローチャート quasi co-location(QCL) Typeの一例を示す図 TCI state及びQCLに関するradio resource control(RRC)メッセージの一例を示す図 Precoding informationの一例を示す図 実施の形態2に係る端末の動作例を示すフローチャート 実施の形態3に係る端末の動作例を示すフローチャート
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<5G NRのシステムアーキテクチャおよびプロトコルスタック>
3GPPは、100GHzまでの周波数範囲で動作する新無線アクセス技術(NR)の開発を含む第5世代携帯電話技術(単に「5G」ともいう)の次のリリースに向けて作業を続けている。5G規格の初版は2017年の終わりに完成しており、これにより、5G NRの規格に準拠した端末(例えば、スマートフォン)の試作および商用展開に移ることが可能である。
例えば、システムアーキテクチャは、全体としては、gNBを備えるNG-RAN(Next Generation - Radio Access Network)を想定する。gNBは、NG無線アクセスのユーザプレーン(SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHY)および制御プレーン(RRC)のプロトコルのUE側の終端を提供する。gNBは、Xnインタフェースによって互いに接続されている。また、gNBは、Next Generation(NG)インタフェースによってNGC(Next Generation Core)に、より具体的には、NG-CインタフェースによってAMF(Access and Mobility Management Function)(例えば、AMFを行う特定のコアエンティティ)に、また、NG-UインタフェースによってUPF(User Plane Function)(例えば、UPFを行う特定のコアエンティティ)に接続されている。NG-RANアーキテクチャを図1に示す(例えば、3GPP TS 38.300 v15.6.0, section 4参照)。
NRのユーザプレーンのプロトコルスタック(例えば、3GPP TS 38.300, section 4.4.1参照)は、gNBにおいてネットワーク側で終端されるPDCP(Packet Data Convergence Protocol(TS 38.300の第6.4節参照))サブレイヤ、RLC(Radio Link Control(TS 38.300の第6.3節参照))サブレイヤ、およびMAC(Medium Access Control(TS 38.300の第6.2節参照))サブレイヤを含む。また、新たなアクセス層(AS:Access Stratum)のサブレイヤ(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)がPDCPの上に導入されている(例えば、3GPP TS 38.300の第6.5節参照)。また、制御プレーンのプロトコルスタックがNRのために定義されている(例えば、TS 38.300, section 4.4.2参照)。レイヤ2の機能の概要がTS 38.300の第6節に記載されている。PDCPサブレイヤ、RLCサブレイヤ、およびMACサブレイヤの機能は、それぞれ、TS 38.300の第6.4節、第6.3節、および第6.2節に列挙されている。RRCレイヤの機能は、TS 38.300の第7節に列挙されている。
例えば、Medium-Access-Controlレイヤは、論理チャネル(logical channel)の多重化と、様々なニューメロロジーを扱うことを含むスケジューリングおよびスケジューリング関連の諸機能と、を扱う。
例えば、物理レイヤ(PHY)は、符号化、PHY HARQ処理、変調、マルチアンテナ処理、および適切な物理的時間-周波数リソースへの信号のマッピングの役割を担う。また、物理レイヤは、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングを扱う。物理レイヤは、MACレイヤにトランスポートチャネルの形でサービスを提供する。物理チャネルは、特定のトランスポートチャネルの送信に使用される時間周波数リソースのセットに対応し、各トランスポートチャネルは、対応する物理チャネルにマッピングされる。例えば、物理チャネルには、上り物理チャネルとして、PRACH(Physical Random Access Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)があり、下り物理チャネルとして、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PBCH(Physical Broadcast Channel) がある。
NRのユースケース/展開シナリオには、データレート、レイテンシ、およびカバレッジの点で多様な要件を有するenhanced mobile broadband(eMBB)、ultra-reliable low-latency communications(URLLC)、massive machine type communication(mMTC)が含まれ得る。例えば、eMBBは、IMT-Advancedが提供するデータレートの3倍程度のピークデータレート(下りリンクにおいて20Gbpsおよび上りリンクにおいて10Gbps)および実効(user-experienced)データレートをサポートすることが期待されている。一方、URLLCの場合、より厳しい要件が超低レイテンシ(ユーザプレーンのレイテンシについてULおよびDLのそれぞれで0.5ms)および高信頼性(1ms内において1-10-5)について課されている。最後に、mMTCでは、好ましくは高い接続密度(都市環境において装置1,000,000台/km)、悪環境における広いカバレッジ、および低価格の装置のための極めて寿命の長い電池(15年)が求められうる。
そのため、1つのユースケースに適したOFDMのニューメロロジー(例えば、サブキャリア間隔、OFDMシンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長、スケジューリング区間毎のシンボル数)が他のユースケースには有効でない場合がある。例えば、低レイテンシのサービスでは、好ましくは、mMTCのサービスよりもシンボル長が短いこと(したがって、サブキャリア間隔が大きいこと)および/またはスケジューリング区間(TTIともいう)毎のシンボル数が少ないことが求められうる。さらに、チャネルの遅延スプレッドが大きい展開シナリオでは、好ましくは、遅延スプレッドが短いシナリオよりもCP長が長いことが求められうる。サブキャリア間隔は、同様のCPオーバーヘッドが維持されるように状況に応じて最適化されてもよい。NRがサポートするサブキャリア間隔の値は、1つ以上であってよい。これに対応して、現在、15kHz、30kHz、60kHz…のサブキャリア間隔が考えられている。シンボル長Tuおよびサブキャリア間隔Δfは、式Δf=1/Tuによって直接関係づけられている。LTEシステムと同様に、用語「リソースエレメント」を、1つのOFDM/SC-FDMAシンボルの長さに対する1つのサブキャリアから構成される最小のリソース単位を意味するように使用することができる。
新無線システム5G-NRでは、各ニューメロロジーおよび各キャリアについて、サブキャリアおよびOFDMシンボルのリソースグリッドが上りリンクおよび下りリンクのそれぞれに定義される。リソースグリッドの各エレメントは、リソースエレメントと呼ばれ、周波数領域の周波数インデックスおよび時間領域のシンボル位置に基づいて特定される(3GPP TS 38.211 v15.6.0参照)。
<5G NRにおけるNG-RANと5GCとの間の機能分離>
図2は、NG-RANと5GCとの間の機能分離を示す。NG-RANの論理ノードは、gNBまたはng-eNBである。5GCは、論理ノードAMF、UPF、およびSMFを有する。
例えば、gNBおよびng-eNBは、以下の主な機能をホストする:
- 無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、無線アドミッション制御(Radio Admission Control)、接続モビリティ制御(Connection Mobility Control)、上りリンクおよび下りリンクの両方におけるリソースのUEへの動的割当(スケジューリング)等の無線リソース管理(Radio Resource Management)の機能;
- データのIPヘッダ圧縮、暗号化、および完全性保護;
- UEが提供する情報からAMFへのルーティングを決定することができない場合のUEのアタッチ時のAMFの選択;
- UPFに向けたユーザプレーンデータのルーティング;
- AMFに向けた制御プレーン情報のルーティング;
- 接続のセットアップおよび解除;
- ページングメッセージのスケジューリングおよび送信;
- システム報知情報(AMFまたは運用管理保守機能(OAM:Operation, Admission, Maintenance)が発信源)のスケジューリングおよび送信;
- モビリティおよびスケジューリングのための測定および測定報告の設定;
- 上りリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング;
- セッション管理;
- ネットワークスライシングのサポート;
- QoSフローの管理およびデータ無線ベアラに対するマッピング;
- RRC_INACTIVE状態のUEのサポート;
- NASメッセージの配信機能;
- 無線アクセスネットワークの共有;
- デュアルコネクティビティ;
- NRとE-UTRAとの緊密な連携。
Access and Mobility Management Function(AMF)は、以下の主な機能をホストする:
- Non-Access Stratum(NAS)シグナリングを終端させる機能;
- NASシグナリングのセキュリティ;
- Access Stratum(AS)のセキュリティ制御;
- 3GPPのアクセスネットワーク間でのモビリティのためのコアネットワーク(CN:Core Network)ノード間シグナリング;
- アイドルモードのUEへの到達可能性(ページングの再送信の制御および実行を含む);
- 登録エリアの管理;
- システム内モビリティおよびシステム間モビリティのサポート;
- アクセス認証;
- ローミング権限のチェックを含むアクセス承認;
- モビリティ管理制御(加入およびポリシー);
- ネットワークスライシングのサポート;
- Session Management Function(SMF)の選択。
さらに、User Plane Function(UPF)は、以下の主な機能をホストする:
- intra-RATモビリティ/inter-RATモビリティ(適用可能な場合)のためのアンカーポイント;
- データネットワークとの相互接続のための外部PDU(Protocol Data Unit)セッションポイント;
- パケットのルーティングおよび転送;
- パケット検査およびユーザプレーン部分のポリシールールの強制(Policy rule enforcement);
- トラフィック使用量の報告;
- データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするための上りリンククラス分類(uplink classifier);
- マルチホームPDUセッション(multi-homed PDU session)をサポートするための分岐点(Branching Point);
- ユーザプレーンに対するQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング(gating)、UL/DLレート制御(UL/DL rate enforcement);
- 上りリンクトラフィックの検証(SDFのQoSフローに対するマッピング);
- 下りリンクパケットのバッファリングおよび下りリンクデータ通知のトリガ機能。
最後に、Session Management Function(SMF)は、以下の主な機能をホストする:
- セッション管理;
- UEに対するIPアドレスの割当および管理;
- UPFの選択および制御;
- 適切な宛先にトラフィックをルーティングするためのUser Plane Function(UPF)におけるトラフィックステアリング(traffic steering)の設定機能;
- 制御部分のポリシーの強制およびQoS;
- 下りリンクデータの通知。
<RRC接続のセットアップおよび再設定の手順>
図3は、NAS部分の、UEがRRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに移行する際のUE、gNB、およびAMF(5GCエンティティ)の間のやり取りのいくつかを示す(TS 38.300 v15.6.0参照)。
RRCは、UEおよびgNBの設定に使用される上位レイヤのシグナリング(プロトコル)である。この移行により、AMFは、UEコンテキストデータ(これは、例えば、PDUセッションコンテキスト、セキュリティキー、UE無線性能(UE Radio Capability)、UEセキュリティ性能(UE Security Capabilities)等を含む)を用意し、初期コンテキストセットアップ要求(INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST)とともにgNBに送る。そして、gNBは、UEと一緒に、ASセキュリティをアクティブにする。これは、gNBがUEにSecurityModeCommandメッセージを送信し、UEがSecurityModeCompleteメッセージでgNBに応答することによって行われる。その後、gNBは、UEにRRCReconfigurationメッセージを送信し、これに対するUEからのRRCReconfigurationCompleteをgNBが受信することによって、Signaling Radio Bearer 2(SRB2)およびData Radio Bearer(DRB)をセットアップするための再設定を行う。シグナリングのみの接続については、SRB2およびDRBがセットアップされないため、RRCReconfigurationに関するステップは省かれる。最後に、gNBは、初期コンテキストセットアップ応答(INITIAL CONTEXT SETUP RESPONSE)でセットアップ手順が完了したことをAMFに通知する。
したがって、本開示では、gNodeBとのNext Generation(NG)接続を動作時に確立する制御回路と、gNodeBとユーザ機器(UE:User Equipment)との間のシグナリング無線ベアラがセットアップされるように動作時にNG接続を介してgNodeBに初期コンテキストセットアップメッセージを送信する送信部と、を備える、5th Generation Core(5GC)のエンティティ(例えば、AMF、SMF等)が提供される。具体的には、gNodeBは、リソース割当設定情報要素(IE: Information Element)を含むRadio Resource Control(RRC)シグナリングを、シグナリング無線ベアラを介してUEに送信する。そして、UEは、リソース割当設定に基づき上りリンクにおける送信または下りリンクにおける受信を行う。
<2020年以降のIMTの利用シナリオ>
図4は、5G NRのためのユースケースのいくつかを示す。3rd generation partnership project new radio(3GPP NR)では、多種多様なサービスおよびアプリケーションをサポートすることがIMT-2020によって構想されていた3つのユースケースが検討されている。大容量・高速通信(eMBB:enhanced mobile-broadband)のための第一段階の仕様の策定が終了している。現在および将来の作業には、eMBBのサポートを拡充していくことに加えて、高信頼・超低遅延通信(URLLC:ultra-reliable and low-latency communications)および多数同時接続マシンタイプ通信(mMTC:massive machine-type communicationsのための標準化が含まれる。図4は、2020年以降のIMTの構想上の利用シナリオのいくつかの例を示す(例えばITU-R M.2083 図2参照)。
URLLCのユースケースには、スループット、レイテンシ(遅延)、および可用性のような性能についての厳格な要件がある。URLLCのユースケースは、工業生産プロセスまたは製造プロセスのワイヤレス制御、遠隔医療手術、スマートグリッドにおける送配電の自動化、交通安全等の今後のこれらのアプリケーションを実現するための要素技術の1つとして構想されている。URLLCの超高信頼性は、TR 38.913によって設定された要件を満たす技術を特定することによってサポートされる。リリース15におけるNR URLLCでは、重要な要件として、目標とするユーザプレーンのレイテンシがUL(上りリンク)で0.5ms、DL(下りリンク)で0.5msであることが含まれている。一度のパケット送信に対する全般的なURLLCの要件は、ユーザプレーンのレイテンシが1msの場合、32バイトのパケットサイズに対してブロック誤り率(BLER:block error rate)が1E-5であることである。
物理レイヤの観点では、信頼性は、多くの採り得る方法で向上可能である。現在の信頼性向上の余地としては、URLLC用の別個のCQI表、よりコンパクトなDCIフォーマット、PDCCHの繰り返し等を定義することが含まれる。しかしながら、この余地は、NRが(NR URLLCの重要要件に関し)より安定しかつより開発されるにつれて、超高信頼性の実現のために広がりうる。リリース15におけるNR URLLCの具体的なユースケースには、拡張現実/仮想現実(AR/VR)、e-ヘルス、e-セイフティ、およびミッションクリティカルなアプリケーションが含まれる。
また、NR URLLCが目標とする技術強化は、レイテンシの改善および信頼性の向上を目指している。レイテンシの改善のための技術強化には、設定可能なニューメロロジー、フレキシブルなマッピングによる非スロットベースのスケジューリング、グラントフリーの(設定されたグラントの)上りリンク、データチャネルにおけるスロットレベルでの繰り返し、および下りリンクでのプリエンプション(Pre-emption)が含まれる。プリエンプションとは、リソースが既に割り当てられた送信が停止され、当該既に割り当てられたリソースが、後から要求されたより低いレイテンシ/より高い優先度の要件の他の送信に使用されることを意味する。したがって、既に許可されていた送信は、後の送信によって差し替えられる。プリエンプションは、具体的なサービスタイプと無関係に適用可能である。例えば、サービスタイプA(URLLC)の送信が、サービスタイプB(eMBB等)の送信によって差し替えられてもよい。信頼性向上についての技術強化には、1E-5の目標BLERのための専用のCQI/MCS表が含まれる。
mMTC(massive machine type communication)のユースケースの特徴は、典型的には遅延の影響を受けにくい比較的少量のデータを送信する接続装置の数が極めて多いことである。装置には、低価格であること、および電池寿命が非常に長いことが要求される。NRの観点からは、非常に狭い帯域幅部分を利用することが、UEから見て電力が節約されかつ電池の長寿命化を可能にする1つの解決法である。
上述のように、NRにおける信頼性向上のスコープはより広くなることが予測される。あらゆるケースにとっての重要要件の1つであって、例えばURLLCおよびmMTCについての重要要件が高信頼性または超高信頼性である。いくつかのメカニズムが信頼性を無線の観点およびネットワークの観点から向上させることができる。概して、信頼性の向上に役立つ可能性がある2つ~3つの重要な領域が存在する。これらの領域には、コンパクトな制御チャネル情報、データチャネル/制御チャネルの繰り返し、および周波数領域、時間領域、および/または空間領域に関するダイバーシティがある。これらの領域は、特定の通信シナリオにかかわらず一般に信頼性向上に適用可能である。
NR URLLCに関し、ファクトリーオートメーション、運送業、および電力の分配のような、要件がより厳しいさらなるユースケースが想定されている。厳しい要件とは、高い信頼性(10-6レベルまでの信頼性)、高い可用性、256バイトまでのパケットサイズ、数μs程度までの時刻同期(time synchronization)(ユースケースに応じて、値を、周波数範囲および0.5ms~1ms程度の短いレイテンシ(例えば、目標とするユーザプレーンでの0.5msのレイテンシ)に応じて1μsまたは数μsとすることができる)である。
さらに、NR URLLCについては、物理レイヤの観点からいくつかの技術強化が有り得る。これらの技術強化には、コンパクトなDCIに関するPDCCH(Physical Downlink Control Channel)の強化、PDCCHの繰り返し、PDCCHのモニタリングの増加がある。また、UCI(Uplink Control Information)の強化は、enhanced HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)およびCSIフィードバックの強化に関係する。また、ミニスロットレベルのホッピングに関係するPUSCHの強化、および再送信/繰り返しの強化が有り得る。用語「ミニスロット」は、スロットより少数のシンボルを含むTransmission Time Interval(TTI)を指す(スロットは、14個のシンボルを備える)。
<QoS制御>
5GのQoS(Quality of Service)モデルは、QoSフローに基づいており、保証されたフロービットレートが求められるQoSフロー(GBR:Guaranteed Bit Rate QoSフロー)、および、保証されたフロービットレートが求められないQoSフロー(非GBR QoSフロー)をいずれもサポートする。したがって、NASレベルでは、QoSフローは、PDUセッションにおける最も微細な粒度のQoSの区分である。QoSフローは、NG-Uインタフェースを介してカプセル化ヘッダ(encapsulation header)において搬送されるQoSフローID(QFI:QoS Flow ID)によってPDUセッション内で特定される。
各UEについて、5GCは、1つ以上のPDUセッションを確立する。各UEについて、PDUセッションに合わせて、NG-RANは、例えば図3を参照して上に示したように少なくとも1つのData Radio Bearers(DRB)を確立する。また、そのPDUセッションのQoSフローに対する追加のDRBが後から設定可能である(いつ設定するかはNG-RAN次第である)。NG-RANは、様々なPDUセッションに属するパケットを様々なDRBにマッピングする。UEおよび5GCにおけるNASレベルパケットフィルタが、ULパケットおよびDLパケットとQoSフローとを関連付けるのに対し、UEおよびNG-RANにおけるASレベルマッピングルールは、UL QoSフローおよびDL QoSフローとDRBとを関連付ける。
図5は、5G NRの非ローミング参照アーキテクチャ(non-roaming reference architecture)を示す(TS 23.501 v16.1.0, section 4.23参照)。Application Function(AF)(例えば、図4に例示した、5Gのサービスをホストする外部アプリケーションサーバ)は、サービスを提供するために3GPPコアネットワークとやり取りを行う。例えば、トラフィックのルーティングに影響を与えるアプリケーションをサポートするために、Network Exposure Function(NEF)にアクセスすること、またはポリシー制御(例えば、QoS制御)のためにポリシーフレームワークとやり取りすること(Policy Control Function(PCF)参照)である。オペレーターによる配備に基づいて、オペレーターによって信頼されていると考えられるApplication Functionは、関連するNetwork Functionと直接やり取りすることができる。Network Functionに直接アクセスすることがオペレーターから許可されていないApplication Functionは、NEFを介することにより外部に対する解放フレームワークを使用して関連するNetwork Functionとやり取りする。
図5は、5Gアーキテクチャのさらなる機能単位、すなわち、Network Slice Selection Function(NSSF)、Network Repository Function(NRF)、Unified Data Management(UDM)、Authentication Server Function(AUSF)、Access and Mobility Management Function(AMF)、Session Management Function(SMF)、およびData Network(DN、例えば、オペレーターによるサービス、インターネットアクセス、またはサードパーティーによるサービス)をさらに示す。コアネットワークの機能およびアプリケーションサービスの全部または一部がクラウドコンピューティング環境において展開されかつ動作してもよい。
したがって、本開示では、QoS要件に応じたgNodeBとUEとの間の無線ベアラを含むPDUセッションを確立するために、動作時に、URLLCサービス、eMMBサービス、およびmMTCサービスの少なくとも1つに対するQoS要件を含む要求を5GCの機能(例えば、NEF、AMF、SMF、PCF、UPF等)の少なくとも1つに送信する送信部と、動作時に、確立されたPDUセッションを使用してサービスを行う制御回路と、を備える、アプリケーションサーバ(例えば、5GアーキテクチャのAF)が提供される。
[地上以外のネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)への拡張]
Rel. 15は、例えば、地上ネットワーク向けの無線アクセス技術に関する仕様である。一方、NRは、衛星又は高高度疑似衛星(HAPS:High-altitude platform station)を用いた通信等の地上以外のネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)への拡張が検討されている(例えば、非特許文献1)。
NTN環境において、地上の端末または航空機の端末に対する衛星のカバーエリア(例えば、1つ以上のセル)は、例えば、衛星から送信されるビームによって形成される。また、例えば、衛星のアンテナからの鋭い指向性を有する複数ビームの送信によって、カバーエリアを分割した複数のセルが形成される。端末は、例えば、移動時には、地上セルラ通信のようにハンドオーバーによってセルを切り替えて通信する。
また、衛星からの複数ビームを束ねて1つのセルが形成されてもよい。この場合、NTN環境において、例えば、NRのビーム管理(Beam management)の仕組みに基づいてビームを切り替えることが検討されている(例えば、非特許文献2を参照)。
また、例えば、隣り合う(又は周辺の)ビーム又はセル間において異なる周波数(又はチャネル)を用いることにより、「周波数リユース」を実現できる。周波数リユースでは、例えば、隣り合うビーム又はセル間において異なる周波数が用いられるため、ビーム間干渉(換言すると、セル間干渉)を低減できる。例えば、図6に示すように、3つの周波数(例えば、F1,F2及びF3)を用いるケースでは、周波数リユース3(又は、リユース3)を実現できる。
また、例えば、衛星通信では、円偏波(circular polarization)が適用されている。例えば、隣り合うビーム間において、周波数リユースに加えて、異なる偏波を用いることにより、ビーム間干渉を軽減できる。例えば、図6に示すように、2つの周波数(例えば、F1及びF2)と、2つの偏波(例えば、右旋円偏波(RHCP:Right Handed Circular Polarization)及び左旋円偏波(LHCP:Left Handed Circular Polarization))を用いるケースでは、リユース4を実現できる。
偏波のリユース方法(例えば、偏波をどのように利用するか、又は、どの偏波を利用するか)については、例えば、ネットワークオペレーションに依る。ここで、例えば、受信側(例えば、端末又は基地局)では、利用される偏波が既知であれば、直線偏波(linear polarization)アンテナであっても、偏波を分離して信号を受信できる。一方、受信側(例えば、端末又は基地局)において、利用される偏波が未知であっても、例えば、ダイバーシチ合成によって信号を受信することにより、双方の偏波(例えば、RHCP及びLHCP)の信号を受信できるが、損失(ロス)が発生し得る。
よって、例えば、端末は、下りリンク信号において利用される偏波を決定できれば、偏波に応じた受信方法に基づいて受信処理を行うことができ、受信性能を向上できる。
また、例えば、右旋円偏波と左旋円偏波とは直交するので、異なる円偏波によって信号を多重(例えば、偏波多重送信とも呼ぶ)することにより、スループットを向上できる。換言すると、円偏波は、リソースのリユースに加え、偏波多重送信にも利用できる。
しかしながら、5G NR(例えば、Rel. 15)には、端末において利用する偏波又は偏波のを決定する方法(例えば、通知方法)、又は、円偏波の利用方法について十分に検討されていない。
そこで、本開示では、端末において偏波を決定する方法及び利用する方法について説明する。
(実施の形態1)
[無線通信システムの概要]
本開示の一実施の形態に係る無線通信システムは、基地局100及び端末200を備える。無線通信システムは、例えば、NTN環境の衛星通信システムでもよく、他の無線通信システムでもよい。基地局100及び端末200は、何れも無線通信装置の一例である。
図7は、本開示の実施の形態に係る基地局100の一部の構成例を示すブロック図である。図7に示す基地局100において、制御部11(例えば、制御回路に相当)は、無線通信における第1のフェーズ、及び、第1のフェーズ以後の第2のフェーズの少なくとも一方において、端末200に対する無線信号の偏波を決定する。通信部12(例えば、通信回路に相当)は、決定された偏波に基づいて、無線信号の送信及び受信の少なくとも一方を行う。なお、以下において、「フェーズ」という用語は、「無線通信」、無線通信における「期間」あるいは「時間区間」といった他の用語に相互に置き換えられてもよい。無線通信における「期間」あるいは「時間区間」は、「時間リソース」の一例と捉えてもよい。また、「偏波」は、周波数及び時間のリソースと同様、無線通信におけるリソースの一例である。
図8は、本開示の実施の形態に係る端末200の一部の構成例を示すブロック図である。図8に示す端末200において、制御部21(例えば、制御回路に相当)は、無線通信における第1のフェーズ、及び、第1のフェーズ以後の第2のフェーズの少なくとも一方における無線信号の偏波を決定する。通信部22は、決定された偏波に基づいて、無線信号の送信及び受信の少なくとも一方を行う。
[基地局の構成]
図9は、基地局100の構成例を示すブロック図である。図9に示す基地局100は、例えば、制御部101と、データ生成部102と、送信データ処理部103と、無線送信部104と、アンテナ105と、無線受信部106と、受信データ処理部107と、を備える。なお、例えば、図9に示す制御部101、データ生成部102、送信データ処理部103及び受信データ処理部107は、図7に示す制御部11に相当し、図9に示すアンテナ105、無線送信部104及び無線受信部106は、図7に示す通信部12に相当してよい。
制御部101は、例えば、送信(換言すると、下りリンク)及び受信(換言すると、上りリンク)の少なくとも一つにおける偏波の設定を制御する。例えば、制御部101は、セル、ビーム、又は、端末200(換言すると、ユーザ)毎の偏波を設定してもよい。また、例えば、制御部101は、下りリンク及び上りリンクのそれぞれに個別の偏波を設定してもよく、下りリンクと上りリンクとで共通の偏波を設定してもよい。制御部101は、例えば、受信に用いる偏波に関する情報(以下、偏波情報と呼ぶ)を受信データ処理部107に出力し、送信に用いる偏波情報を送信データ処理部103に出力し、端末200へ通知する偏波情報をデータ生成部102に出力する。
データ生成部102は、例えば、ユーザデータ、システム情報、又は、端末200それぞれに関する個別制御情報(例えば、RRCシグナリング又はdownlink control information(DCI))といった下りデータ信号を生成し、生成した下りデータ信号を送信データ処理部103へ出力する。例えば、データ生成部102は、制御部101から入力される偏波情報に基づいて下りデータ信号を生成してもよく、偏波情報を含む下りデータ信号を生成してもよい。
送信データ処理部103は、データ生成部102から入力される下りデータ信号を符号化及び変調する。また、送信データ処理部103は、例えば、制御部101から入力される偏波情報に基づいて、送信偏波処理(例えば、右旋円偏波、左旋円偏波、又は、双方)を行う。送信データ処理部103は、送信処理後の信号を無線送信部104へ出力する。
無線送信部104は、送信データ処理部103から入力される信号に対して、D/A変換、アップコンバート、増幅といった無線送信処理を行い、無線送信処理後の無線信号をアンテナ105から送信する。
無線受信部106は、アンテナ105を介して受信した、端末200からのデータ信号に対して、ダウンコンバート、A/D変換といった無線受信処理を行い、無線受信処理後の受信信号を受信データ処理部107へ出力する。
受信データ処理部107は、例えば、制御部101から入力される偏波情報に基づいて、受信信号の受信偏波処理を行う。また、受信データ処理部107は、受信信号を復調及び復号し、受信データを出力する。なお、受信偏波処理には、例えば、右旋円偏波及び左旋円偏波それぞれの偏波ベクトルの乗算等によって、偏波を分離する処理(de-polarization)が含まれてよい。
[端末の構成]
図10は、端末200の構成例を示すブロック図である。図10に示す端末200は、例えば、アンテナ201と、無線受信部202と、受信データ処理部203と、制御部204と、データ生成部205と、送信データ処理部206と、無線送信部207と、を備える。なお、例えば、図10に示す制御部204、データ生成部205、送信データ処理部206及び受信データ処理部203は、図8に示す制御部21に相当し、図10に示すアンテナ201、無線送信部207及び無線受信部202は、図8に示す通信部22に相当してよい。
無線受信部202は、アンテナ201を介して受信した、基地局100からのデータ信号に対して、ダウンコンバート、A/D変換といった無線受信処理を行い、無線受信処理後の受信信号を受信データ処理部203へ出力する。
受信データ処理部203は、例えば、制御部204から入力される偏波情報に基づいて、受信信号の受信偏波処理(例えば、de-polarization)を行う。また、受信データ処理部203は、受信信号を復調及び復号し、例えば、受信データに含まれる偏波情報を制御部204へ出力する。
制御部204は、例えば、受信データ処理部203から入力される偏波情報、又は、規格(又は仕様)に規定された情報に基づいて、受信(換言すると、下りリンク)及び送信(換言すると、上りリンク)の少なくとも一つにおいて設定される偏波を決定する。また、制御部204は、例えば、初期アクセス(又は、初期接続とも呼ぶ)時などの基地局100からの偏波情報の通知を受信する以前の期間では、予め規定(換言すると設定)されている偏波の使用を決定してもよい。制御部204は、例えば、受信に用いる偏波情報を受信データ処理部203に出力し、送信に用いる偏波情報を送信データ処理部206に出力する。
データ生成部205は、例えば、ユーザデータ又はフィードバック情報を含む上りデータ信号を生成し、生成した下りデータ信号を送信データ処理部206へ出力する。
送信データ処理部206は、データ生成部205から入力される下りデータ信号を符号化及び変調する。また、送信データ処理部206は、例えば、制御部204から入力される偏波情報に基づいて、送信偏波処理(例えば、右旋、左旋、又は、双方)を行う。送信データ処理部206は、送信処理後の信号を無線送信部207へ出力する。
無線送信部207は、送信データ処理部206から入力される信号に対して、D/A変換、アップコンバート、増幅といった無線送信処理を行い、無線送信処理後の無線信号をアンテナ201から送信する。
[基地局100及び端末200の動作例]
上述した基地局100及び端末200の動作例について説明する。
本実施の形態では、少なくとも初期アクセスにおいて通信されるチャネル及び信号に対して、予め規定された偏波が設定される。
一方、初期アクセスと異なる処理において通信されるチャネル及び信号、例えば、ユーザ毎に割り当てられるチャネル及び信号に対して、例えば、基地局100から端末200へ通知される偏波が設定される。なお、基地局100から端末200への通知が無い場合、端末200は、例えば、予め規定された偏波を設定してもよい。
図11は、初期アクセスの一例を示すシーケンス図である。
例えば、基地局100は、synchronization signal block(SSB)を端末200へ送信し、端末200は、受信したSSBから、基地局100との同期及び共通のセルパラメータを取得する。SSBには、例えば、primary synchronization signal(PSS)及びsecondary synchronization signal(SSS)といった同期信号、及び、報知チャネル(physical broadcast channel(PBCH))が含まれてよい。
次に、端末200は、基地局100から送信されるsystem information block(SIB)によって報知されるシステム情報を受信する。
端末200は、例えば、初期アクセス(換言すると、ランダムアクセス手順)において、システム情報において指定されるリソースに基づいて、プリアンブル信号(例えば、Physical Random Access Channel(PRACH)、又は、Msg.1とも呼ぶ)を基地局100へ送信する。
基地局100は、PRACHを受信し、PRACHに対する応答信号(例えば、RACH response、又は、Msg.2とも呼ぶ)を端末200へ送信する。RACH responseは、例えば、下りデータチャネル(例えば、Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))において送信されてよい。
次に、端末200は、RACH responseに基づいて、例えば、基地局100への接続要求を含むRRCメッセージ(又は、Msg.3と呼ぶ)を送信する。
基地局100は、Msg.3に対する応答信号を含むRRCメッセージ(又は、Msg.4と呼ぶ)を端末200へ送信する。
本実施の形態では、上述したように、初期アクセスにおいて、少なくともSSB及びSIBに対して固定の偏波が設定される。端末200は、例えば、固定の偏波を、SSB及びSIBの偏波に決定する。
なお、固定の偏波は、例えば、規格(又は仕様)に予め規定されてもよく、システム毎に設定されてもよい。固定の偏波は、例えば、右旋円偏波及び左旋円偏波の何れか一方でもよく、両方でもよい。
一方、本実施の形態では、SSB及びSIBと異なる他のチャネル及び信号に対する偏波は、例えば、基地局100から端末200への情報に基づいて決定(換言すると、設定又は通知)されてよい。
以下、一例として、偏波を決定する方法1~方法3についてそれぞれ説明する。
<方法1>
方法1では、偏波は、セル又はビーム毎に制御される。また、方法1では、各セル又は各ビームに設定される偏波情報は、SIBによって端末200へ通知される。
端末200は、例えば、図11において、SIBから偏波情報を取得し、取得した偏波情報に示される偏波を、PRACH送信以降の通信(例えば、送信及び受信の少なくとも一つ)における偏波に決定する。なお、端末200には、送信(つまり、上りリンク)と受信(つまり、下りリンク)とで異なる偏波が設定されてもよい。
図12は、方法1に係る端末200の処理の一例を示すフロー図である。
図12において、端末200は、例えば、初期アクセス時にSSBをサーチ(換言すると、検出)する(S101)。例えば、端末200(例えば、受信データ処理部203)は、SSBに用いられる偏波が既知の場合、その偏波(例えば、固定の偏波)に基づいてSSBをサーチする。一方、端末200は、偏波が既知でない場合、例えば、偏波無し、右旋円偏波、及び、左旋円偏波を切り替えてSSBをサーチ(換言すると、ブラインド判定)してもよく、偏波ダイバーシチ受信によりSSBをサーチしてもよい。
端末200は、SSBが検出されない場合(S102:No)、S101の処理に戻り、SSBのサーチを繰り返す。一方、端末200は、SSBが検出される場合(S102:Yes)、SIBを受信する(S103)。例えば、端末200(例えば、受信データ処理部203)は、固定の偏波に基づいてSIBを受信してよい。端末200は、受信したSIBから、例えば、セルの動作パラメータ及び偏波情報を取得する。
端末200は、取得した偏波を、例えば、受信処理(換言すると、下りリンクの処理)及び送信処理(換言すると、上りリンクの処理)に用いる偏波に設定する(S104)。例えば、端末200は、偏波情報を取得した後、その偏波を受信データ処理部203及び送信データ処理部206に設定する。
なお、端末200は、SIBに偏波情報が含まれない場合、固定の偏波に基づいて、SIBの受信より後の通信を行ってもよい。
また、基地局100は、端末グループ毎の偏波をSIBによって通知してもよい。端末グループは、例えば、端末200の種別又は端末200の端末ID(例えば、cell-radio network temporary identifier(C-RNTI)など)により形成される。端末グループ毎に異なる偏波を用いることにより、偏波による多重送信が可能となる。
また、基地局100は、セル内に報知するSIBの中に、SSB番号と偏波との対応付けの情報、例えば、どのビームでどの偏波が用いられるかに関する情報を含めてもよい。これにより、端末200は、セル内のビームで使用されている偏波を把握できるため、隣接ビームのMeasurement(例えば、L1-RSRP等の測定)の際に適切な偏波を用いることができ、Measurementを迅速に行うことができる。
また、基地局100は、或るセルまたはビームの偏波情報に加え、当該セルの周辺セルまたはビームの偏波情報をSIBによって通知してもよい。例えば、端末200は、周辺セルまたはビームにおいて用いられる偏波を把握できるため、ハンドオーバ又はビーム切り替えのためのMeasurementを迅速に行うことができる。また、ハンドオーバーまたはビーム切り替え時にハンドオーバー通知の中に前もって次のセルまたはビームで用いる偏波の情報を入れてもよい。これにより、端末200は、次に用いる偏波の情報をあらかじめ得られるため、迅速なハンドオーバーやビーム切り替えが可能となる。
このように、端末200は、例えば、固定の偏波を、SIBの受信までの無線通信に用いる偏波に決定し、基地局100から通知されるSIBによって示される偏波を、SIBが受信された後の無線通信に用いる偏波に決定する。
SIBによって通知される偏波によって、基地局100は、セル毎又はビーム毎に偏波を柔軟に設定できるので、例えば、セル間干渉(又はビーム間干渉と呼ぶ)を抑制できる。また、この偏波に基づく偏波多重によって、スループットを向上できる。
また、方法1では、基地局100は、SIBによってセル又はビーム単位で複数の端末200に対して偏波情報を一度に通知できるため、偏波の通知にかかるリソース量を低減できる。
また、方法1では、SIBによる偏波の通知により、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態の端末200へも偏波の通知が可能であるため、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態において端末200が受信するデータ(例えば、Pagingデータ又はRACH response)に対してもセル毎又はビーム毎の偏波を設定できる。
なお、端末の初期アクセス時に最初に送信するチャネルであるPRACHに対する偏波の情報は、例えば、RRCパラメータであるIE RACH-ConfigCommon、IE RACH-ConfigDedicated、IE RACH-ConfigCommonGeneric、又は、PRACHのフォーマットを規定するパラメータであるprach-ConfigurationIndexの中で通知されてもよい。この場合、端末200は、PRACHのフォーマット又は送信リソースとともに偏波情報も同時に得ることができる。また、競合ベースのRACH又は非競合のRACH(CFRA: Contention Free Random Access)といったRACH処理の種類毎に異なる偏波を通知することもできる。
なお、Component Carrier(CC)又はBandwidth Part(BWP)を用いてシステム帯域が複数の周波数に分割される場合、基地局100は、端末200に対して、CC毎又はBWP毎の偏波情報を通知してもよい。この場合、端末200は、CC又はBWPを含む周波数帯において、固定の偏波に基づいてSSB又はSIBを受信し、ユーザデータの通信に割り当てられたCC又はBWPでは、SIBによって通知された偏波に基づいて、ユーザデータを受信又は送信してもよい。なお、CCは、Cell、primary Cell(PCell)又は、secondary Cell(SCell)、Primary SCell (PSCell)、Master Cell Group (MCG)、Secondary Cell Group (SCG)などと呼ばれることもある。また、CC又はBWPが端末毎に設定される場合には、基地局100は、端末200に対して、CC又はBWPが設定あるいは変更される都度に偏波の情報を含む個別RRC制御情報を通知してもよい。
また、基地局う100は、地上のエリア(例えば、経度と緯度の座標で定義されるエリア)ごとにそのエリアをカバーするビームの偏波をあらかじめ決めておき、位置の情報と偏波の情報を含む複数のビーム情報を端末200へ通知してもよい。この場合、GNSS等により位置情報を取得できる端末は、自らの位置により偏波を知ることができるため、ビームの切り替えの都度偏波を通知する必要がなくなり制御情報量を低減できる。
<方法2>
方法2では、偏波は、端末200毎に制御される。
例えば、基地局100は、端末200毎の偏波情報を、端末200に個別の上位レイヤシグナリング(例えば、個別RRC制御情報(Dedicated RRC signaling))によって各端末200へ通知してよい。
初期アクセスの際には、例えば、図11に示すMsg.4において、個別RRC制御情報が送信される。端末200は、例えば、図11において、Msg.4から偏波情報を取得し、取得した偏波情報に示される偏波を、Msg.4の受信よりも後の通信(例えば、送信及び受信の少なくとも一つ)における偏波に決定する。なお、端末200には、送信と受信とで異なる偏波が設定されてもよい。または、物理チャネル毎に異なる偏波が設定されてもよい。
また、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態の端末200は個別RRC制御情報を受信しない。そこで、端末200は、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態において受信するデータ(例えば、Pagingデータ又はRACH response)には、例えば、固定の偏波(例えば、SSB又はSIBと同じ偏波)を用いてもよい。
図13は、方法2に係る端末200の処理の一例を示すフロー図である。
図13において、端末200は、例えば、初期アクセス時にSSBをサーチ(換言すると、検出)する(S201)。端末200は、SSBが検出されない場合(S202:No)、S201の処理に戻り、SSBのサーチを繰り返す。一方、端末200は、SSBが検出される場合(S202:Yes)、SIBを受信する(S203)。また、端末200は、RACH処理(例えば、Msg.1~Msg.4の送受信)を行う(S204)。
端末200は、例えば、S201(SSBのサーチ)からS204(RACH処理)までの処理では、固定の偏波に基づいて通信を行ってよい。また、例えば、端末200は、Msg.4から偏波情報を取得する。
端末200は、取得した偏波を、例えば、受信処理(換言すると、下りリンクの処理)及び送信処理(換言すると、上りリンクの処理)に用いる偏波に設定する(S205)。例えば、端末200は、偏波情報を取得した後、その偏波を受信データ処理部203及び送信データ処理部206に設定する。
なお、端末200は、Msg.4(例えば、個別RRC制御情報)に偏波情報が含まれない場合、固定の偏波に基づいて、Msg.4の受信より後の通信を行ってもよい。また、端末200は、例えば、Msg.4の後の通信において偏波情報を含む個別RRC制御情報を受信した場合、個別RRC制御情報の受信以降の通信において、個別RRC制御情報によって通知された偏波を用いてもよい。
このように、方法2では、例えば、端末200は、固定の偏波(例えば、SSB又はSIBと同じ偏波)を、Msg.4までの無線通信に用いる偏波に決定し、基地局100から受信した個別RRC制御情報によって示される偏波を、Msg.4が受信された後の無線通信に用いる偏波に決定する。
個別RRC制御情報によって通知される偏波によって、基地局100は、端末200毎に偏波を柔軟に設定できるので、例えば、セル間干渉(又はビーム間干渉)を抑制できる。また、端末200個別の偏波を設定できるので、例えば、端末200間の偏波多重送信(例えば、inter UE multiplexingとも呼ぶ)によって、スループットを向上できる。
端末200毎に設定される偏波の一例として、衛星通信(例えば、very small aperture terminal(VSAT)システム)又はPhased Arrayを用いる端末200に対して円偏波が設定され、より低い能力(capability)を有する端末200(例えば、internet of things(IoT)端末)に対して直線偏波が設定されてもよい。
また、基地局100は、端末200毎の偏波の設定において、例えば、セル内又はビーム内の複数の端末200に対して同一の偏波を設定してもよい。この偏波の設定により、例えば、セル毎又はビーム毎の偏波の設定が可能になるので、セル間干渉(又はビーム間干渉)を抑制できる。
また、方法2において、個別RRC制御情報の代わりに、MAC Control Element(MAC CE)によって、端末200毎の偏波が通知されてもよい。
また、Msg.4において端末200毎の偏波が通知される場合について説明したが、これに限らず、例えば、Msg.2において端末200毎の偏波が通知されてもよい。また、図11は、4-step RACHの場合を示すが、これに限定されず、例えば、Rel.16で導入される2-step RACHを用いた場合に、Msg.Bにおいて偏波が通知されてもよい。Msg.Bは、PRACH及びMsg.Aを含むPUSCHに対する応答であり、RACH response及びRRC messageが含まれるデータである。
<方法3>
方法3では、偏波は、端末200のデータ毎に制御される。
例えば、基地局100は、端末200へのデータの割り当てを通知する制御情報(例えば、downlink control information(DCI))によって、端末200のデータ毎の偏波情報を端末200へ通知してよい。端末200は、例えば、DCIから偏波情報を取得し、取得した偏波情報に示される偏波を、当該DCIの受信よりも後の通信(例えば、送信及び受信の少なくとも一つ)における偏波に決定する。なお、DCIを送信する信号(例えば、PDCCH)に対する偏波は、固定の偏波(例えば、予め規定された偏波、又は、セル毎に設定された偏波)でもよい。
図14は、方法3に係る端末200の処理の一例を示すフロー図である。
図14において、端末200は、例えば、初期アクセス時にSSBをサーチ(換言すると、検出)する(S301)。端末200は、SSBが検出されない場合(S302:No)、S301の処理に戻り、SSBのサーチを繰り返す。一方、端末200は、SSBが検出される場合(S302:Yes)、SIBを受信する(S303)。また、端末200は、DCIを受信する(S304)。
端末200は、例えば、S301(SSBのサーチ)からS304(DCI受信)までの処理では、固定の偏波に基づいて通信を行ってよい。また、例えば、端末200は、DCIに含まれる偏波情報を取得する。
端末200は、取得した偏波を、例えば、データ受信処理(換言すると、下りリンクの処理)又はデータ送信処理(換言すると、上りリンクの処理)に用いる偏波に設定する(S305)。
そして、端末200は、設定した偏波に基づいて、データの受信又はデータの送信を行う(S306)。
なお、端末200は、DCIに偏波情報が含まれない場合、固定の偏波に基づいて、DCIの受信より後のデータ通信を行ってもよい。
ここで、DCIによる偏波の通知方法には、例えば、DCIにおいて偏波を示すビット(例えば、偏波通知ビットと呼ぶ)を追加して通知する方法、下りリンクの送信設定情報(例えば、transmission configuration indication(TCI) state)によって通知する方法、又は、Precoding information(例えば、transmitted precoding matrix indicator(TPMI))によって通知する方法がある。換言すると、DCIによって示される偏波は、例えば、偏波通知ビット、TCI state、Precoding information、又は、アンテナポート通知によって示される。
以下、偏波通知ビット、TCI state、Precoding information、又は、アンテナポート通知による通知方法の一例についてそれぞれ説明する。
<偏波通知ビットによる通知方法>
例えば、下りリンク及び上りリンクの少なくとも一つのデータ割り当てを通知するDCIにおいて、偏波通知ビットが追加されてよい。
例えば、下りリンク割り当てのDCI(又はDCIフォーマット)には、DCI format 1_0, 1_1があり、上りリンク割り当てのDCI(又はDCIフォーマット)には、DCI format 0_0, 0_1がある。
例えば、各DCIフォーマットに偏波通知ビットが含まれてもよい。または、一部のDCIフォーマット(例えば、2レイヤ以上に対応するDCI format 1_1及び0_1)に偏波通知ビットが含まれてもよい。これにより、制御情報のオーバーヘッドを低減できる。
または、端末個別サーチスペースによって送信されるDCIに偏波通知ビットが含まれ、他のDCI(例えば、共通サーチスペースによって送信されるDCI)には偏波通知ビットが含まれなくてもよい。これにより、端末200は、端末200に個別のサーチスペースにおいて偏波情報を取得できる。
また、各DCIにおける偏波通知ビットの有無は、例えば、規格(又は仕様)において規定されてもよく、SIB又は端末個別RRC制御情報によって端末200に通知されてもよい。例えば、偏波通知ビットの有無がSIBによって通知される場合、RACH処理におけるMsg.1~Msg.4の何れかの送受信に対する偏波の通知が可能となる。また、例えば、偏波通知ビットの有無が端末個別RRC制御情報によって通知される場合には、RACH処理のMsg.4の受信より後のデータ送受信に対する偏波の通知が可能となる。
また、例えば、端末200毎に偏波通知ビットの有無が設定されてもよい。例えば、端末200の種別によって偏波通知ビットの有無を切り替えてもよい。例えば、パラボラアンテナ又はPhased Arrayといった固定型の大型アンテナを有する端末200には、偏波通知ビット有り(換言すると、偏波を制御可能)に設定し、パッチアンテナといった可搬型の小型アンテナを有する端末200には偏波通知ビット無し(換言すると、偏波を制御しない)に設定してもよい。
このように、偏波通知ビットによる偏波の通知により、例えば、端末200毎の送信において偏波による干渉を回避できる。
また、偏波通知ビットによる偏波の通知により、例えば、端末200のデータ送信毎に偏波を設定できるため、端末200間での偏波多重送信(例えば、inter UE multiplexing)、又は、同一端末200に対する偏波多重送信(例えば、intra UE multiplexing)をより柔軟に適用できる。例えば、端末200の場所又は伝搬状況に応じて、端末200毎又は端末200のデータ送信毎に偏波を切り替えてもよい。例えば、セル又はビームの中心付近に位置する端末200には偏波多重送信を行い、セル端又はビーム端に位置する端末200には隣接セル又はビームと異なる偏波に基づく干渉回避により、システムスループットを向上できる。
<TCI stateによる通知>
Rel.15では、例えば、TCI stateによって、端末200がデータの送信又は受信の際に参照する信号(例えば、reference signal)の識別情報(例えば、SSB ID又はchannel state information reference signal(CSI-RS) ID)が通知される。
そこで、本実施の形態では、基地局100は、TCI stateの中に偏波の情報を含めて通知する。
TCI stateでは、端末200がデータの送信又は受信の際に参照可能なチャネル特性(例えば、ドップラシフト又は遅延)が「QCL」として定義される。例えば、参照可能なチャネル特性の種別に応じて複数のQCL typeが定義されている。
方法3では、例えば、QCL typeに含まれる参照可能なチャネル特性に、偏波が追加される。例えば、基地局100から端末200へ送信されるTCI stateに含まれるQCL typeにおいて偏波が設定可能となる。この設定により、例えば、SSB ID又はCSI-RS IDに対応する参照信号に用いられる偏波と、データに用いられる偏波とが関連付けられる。
例えば、図15に示すように、QCL typeの一つに、偏波に対応する「QCL type E」が定義されてもよい。また、図16に示すように、TCI state及びQCLに関するRRCメッセージにおいて、QCL type(例えば、qcl-Type)に、QCL type E(例えば、typeE)が設定されてもよい。
なお、各SSB IDに対応するSSBに対して設定される偏波は、例えば、本実施の形態、又は、後述する実施の形態2又は3に基づく方法によって設定されてもよい。また、各CSI-RS IDに対応するCSI-RSに対して設定される偏波は、例えば、CSI-RS設定のRRCメッセージ(例えば、CSI-ResourceConfig)によって明示的に通知されてもよく、暗示的に通知されてもよい。例えば、暗示的に通知する場合、CSI-RS IDのうち、偶数IDによって右旋円偏波及び左旋円偏波の何れか一方が通知され、奇数IDによって他方が通知されてもよいし、最上位ビットあるいは最下位ビットにより通知されてもよい。
また、基地局100は、TCI stateによって、複数のQCLに関する情報(例えば、SSB ID又はCSI-RS IDと、QCL typeとのセット)を端末200へ通知できる。例えば、次のような通知によって、端末200に対して偏波をより柔軟に設定できる。
通知方法A:
例えば、ビーム単位(又はセル単位)で偏波を設定する場合、あるいは、端末ごとにいずれかの偏波を用いる場合、基地局100は、SSB IDと偏波とが関連付けられたTCI stateを通知してよい。つまり、基地局100は、TCI stateの情報の中にSSB IDに加えて偏波の情報を含めて通知する。
通知方法B:
例えば、端末200間における偏波多重送信を適用する場合、基地局100は、例えば、1つのCSI-RS IDと偏波とが関連付けられたTCI stateを通知する。つまり、基地局100は、TCI stateの情報の中にCSI-RS IDに加えて偏波の情報を含めて通知する。この際、基地局100は、例えば、偏波多重送信される複数の端末200それぞれに対して、異なる偏波と関連付けられたCSI-RS IDを通知する。
通知方法C:
例えば、同一端末200における偏波多重送信を適用する場合、基地局100は、例えば、2つのCSI-RS IDそれぞれと偏波とが関連付けられたTCI stateを通知する。つまり、基地局100は、TCI stateの情報の中に複数のCSI-RS IDとそれぞれの偏波の情報を含めて通知する。
端末200は、例えば、TCI stateにおいて通知される参照信号(例えば、SSB又はCSI-RS)、及び、TCI stateにおいて通知される参照信号(例えば、CSI-RS)とQCL typeとのセットの数に基づいて、上述した通知方法A~Cの何れかを決定してもよい。換言すると、端末200は、TCI stateに基づいて、偏波の利用方法(例えば、リユース又は偏波多重送信)を決定してもよい。
なお、TCI stateの情報は、DCIではなく、RRCメッセージ(例えば、RRC reconfiguration message)又はMAC CEにおいて通知されてもよい。RRCメッセージ又はMAC CEにおいてTCI stateが通知される場合には、端末200は、或る期間において、MAC CEによって通知された偏波を使い続ける動作となる。基地局100は、例えば、ハンドオーバー又はビーム(SSBにより定義されるビーム)切り替え時にRRCメッセージ又はMAC CEによりTCI stateを通知してもよい。また、基地局100は、例えば、RRCメッセージにおいて使用可能な複数のTCI stateの候補を通知しておき、MAC CEにより使用するTCI stateを有効化(Activate)するようにしてもよい。また、基地局100は、RRCメッセージ又はMAC CEにおいて通知される複数のTCI stateの中から、データ割り当て毎にTCI stateを選択し、DCIによって端末200へ通知してもよい。
また、図15に示す例では、偏波に対応するQCL Type Eを定義する場合について説明したが、例えば、QCL Type A~Dの少なくとも一つに対応するチャネル特性に、偏波(Polarization)が含まれてもよい。
<Precoding informationによる通知>
例えば、DCIにおいて通知される「Precoding information」によって偏波が通知されてもよい。
例えば、3GPP TS 38.212 V15.6.0におけるTable 7.3.1.1.2-4に規定される2アンテナポート向けのPrecoding Information(例えば、図17を参照)における3つの状態において偏波が通知されてもよい。
例えば、図17に示すように、ビットフィールド(Bit field mapped to index)が‘0’の場合には右旋円偏波(RHCP)を示し、‘1’の場合には左旋円偏波(LHCP)を示し、‘2’の場合には右旋円偏波(RHCP)及び左旋円偏波(LHCP)の双方の多重送信を示してもよい。
端末200は、例えば、図17に示すPrecoding informationのビットフィールドにおいて通知される値(ビット値)に対応する偏波を、無線信号の偏波に決定する。換言すると、端末200は、Precoding informationによって通知される情報を、偏波情報に読み替える。
<アンテナポートによる通知>
例えば、3GPP TS 38.212 V15.6.0のTable 7.3.1.2.2-1からTable 7.3.1.2.2-4に規定されるようにDCIにてアンテナポートの情報が4から6ビットで通知される。このアンテナポートの通知により偏波が通知されてもよい。例えば、アンテナポート番号と偏波をあらかじめ対応づけておいてアンテナポート番号の通知により偏波を通知するようにしてもよい。或いは、DCIで通知される“Antenna port(s)”フィールドの値により偏波を通知するようにしてもよい。また、2つのレイヤのアンテナポートが通知された場合には第1レイヤは右旋円偏波(RHCP)で第2レイヤは左旋円偏波(LHCP)というようにあらかじめ決めておくことにより通知情報量を削減してもよい。端末200は、アンテナポートの情報を偏波情報に読み替えて指定された偏波を用いて送信する。
以上、偏波通知ビット、TCI state、及び、Precoding information、アンテナポート通知ビットによる通知方法の一例について説明した。
これらの通知方法により、例えば、既存の通知の仕組みを利用して偏波の通知を柔軟に行うことができる。
また、基地局100は、例えば、Msg.2の割り当てを通知するDCI(例えば、PDCCHにおいて送信)によって偏波を通知してもよい。この通知により、端末200は、例えば、Msg.2以降の通信において、通知された偏波を用いることができる。
また、DCIによる偏波の通知方法は、これらの方法に限定されず、DCI内の他のビットによって偏波情報が通知されてもよい。また、例えば、データ割り当てに用いるDCIの他に、例えば、DCI format 2などの端末グループ共通(Group Common)DCIを用いて偏波通知ビットが通知されてもよい。これにより、基地局100は、偏波情報を、端末グループへ同時に通知できるため、制御情報オーバーヘッドを低減できる。
また、DCIによって通知される偏波情報は、DCIによって割り当てられるPDSCHまたはPUSCHに対して有効な情報としてもよく、DCIの通知以降、端末200に対して異なる内容の偏波情報の通知があるまで、端末200に割り当てられるチャネル又は信号に対して有効な情報としてもよい。
このように、方法3では、例えば、端末200は、固定の偏波を、DCIの受信までの無線通信に用いる偏波に決定し、基地局100から受信したDCIによって示される偏波を、DCIが受信された後の無線通信に用いる偏波に決定する。
DCIによって通知される偏波によって、基地局100は、端末200毎又はデータ毎に偏波を柔軟に設定できるので、例えば、セル間干渉(又はビーム間干渉)を抑制できる。また、端末200毎又はデータ毎に個別の偏波を設定できるので、例えば、端末200間の偏波多重送信又は同一端末200におけるデータ間の偏波多重送信によって、スループットを向上できる。
以上、方法1~方法3について説明した。
以上のように、本実施の形態では、基地局100及び端末200は、例えば、初期アクセスの少なくとも一部の無線通信(例えば、第1フェーズに相当)、及び、初期アクセスの一部よりも後の無線通信(例えば、第2フェーズに相当)において用いる偏波を決定する。
例えば、端末200は、固定の偏波(例えば、予め規定された偏波)を、初期アクセス(例えばSSB及びSIB)におけるチャネル又は信号の偏波に決定することにより、固定の偏波に応じた受信方法によって信号を受信できる。よって、端末200では、例えば、通信処理の複雑化を抑制して処理量を低減でき、受信性能を向上できる。また、例えば、端末200は、固定の偏波に基づくことにより、偏波情報を通知するシグナリングを低減できる。
また、本実施の形態では、例えば、端末200は、初期アクセスと比較してより多くの時間リソース又は周波数リソースを占めるユーザデータに用いられるチャネル又は信号に対して、基地局100から通知される偏波を設定する。
端末200は、予め規定された偏波、又は、基地局100から通知される偏波によって、端末200に設定される偏波に応じた通信方法(例えば、送信及び受信の少なくとも一つ)に基づいて通信処理を行うことができるので、端末200の通信性能を向上できる。
また、偏波の通知により、端末200では、偏波の利用方法(例えば、リユース及び偏波多重送信の何れか)を決定できるので、例えば、偏波のリユースによって干渉を回避でき、偏波多重送信によってスループットを向上できる。
よって、本実施の形態によれば、端末200において通信に用いるリソース(例えば、偏波)を適切に決定できる。
なお、固定の偏波は、例えば、規格において予め規定されてもよく、オペレーションによって自由に設定されてもよい。オペレーションによる設定の場合、端末200は、最初の接続時にはブラインド判定によって偏波を検出し、その後は同じ偏波で信号を待ち受けてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る基地局及び端末の構成は、実施の形態1に係る基地局100及び端末200の構成と共通でよい。
本実施の形態では、各セルに設定される偏波と、当該セルの識別情報(例えば、セルID、又は、Physical Cell ID(PCI)とも呼ぶ)とが関連付けられている。
例えば、端末200は、初期アクセス時のSSBサーチにおいて、SSB内のPSS及びSSSを検出し、セルIDを特定する。その後、端末200は、SSB内のPBCHを受信し、セル内に報知されるシステム情報を取得する。
本実施の形態では、端末200は、例えば、SSBサーチ(又は、SSBサーチ以降)において、セルIDと関連付けられた偏波を設定してもよい。
例えば、セルIDと偏波との関連付けについては、例えば、偶数セルIDと右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、奇数セルIDと左旋円偏波とを関連付けてもよい。換言すると、最下位ビットが0のセルIDと右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、最下位ビットが1のセルIDと左旋円偏波とを関連付けてもよい。なお、偶数及び奇数のセルIDとRHCP及びLHCPとの関連付けは逆でもよい。
または、例えば、セルIDのうち、より番号が小さい範囲のセルID(例えば、前半のセルID)と右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、より番号が大きい範囲のセルID(例えば、後半のセルID)と左旋円偏波とを関連付けてもよい。換言すると、例えば、最上位ビットが0のセルIDと右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、最上位ビットが1のセルIDと左旋円偏波とを関連付けてもよい。
図18は、本実施の形態に係る端末200の処理の一例を示すフロー図である。
端末200は、例えば、SSBのサーチの際、例えば、右旋円偏波(RHCP)に対応するセルIDのPSS又はSSSの検出では、右旋円偏波を用いた受信を行う(S401)。右旋円偏波(RHCP)に対応するセルIDを検出した場合(S402:Yes)、端末200は、右旋円偏波を、例えば、受信処理(換言すると、下りリンクの処理)及び送信処理(換言すると、上りリンクの処理)に用いる偏波に設定する(S405)。
一方、右旋円偏波(RHCP)に対応するセルIDのPSS又はSSSを検出しない場合(S402:No)、端末200は、例えば、左旋円偏波(LHCP)に対応するセルIDのPSS又はSSSの検出において、左旋円偏波を用いた受信を行う(S403)。左旋円偏波(LHCP)に対応するセルIDを検出した場合(S404:Yes)、端末200は、左旋円偏波を、例えば、受信処理(換言すると、下りリンクの処理)及び送信処理(換言すると、上りリンクの処理)に用いる偏波に設定する(S405)。
端末200は、例えば、SSBが検出されない場合(S404:No)、S401の処理に戻り、SSBのサーチを繰り返す。
そして、端末200は、例えば、セルIDに基づいて設定された偏波に基づいて、SIBを受信する(S406)。
このように、本実施の形態では、端末200は、セルサーチにおけるセルIDの検出により、当該セルIDに関連付けられた偏波を決定できる。よって、基地局100から偏波情報を通知しなくてもよいので、偏波情報の通知のための制御情報のシグナリングオーバーヘッドを低減できる。
また、本実施の形態では、例えば、SSBに対しても、セルIDに基づく偏波に基づいて通信できるので、より多くのチャネルにおいて偏波によって干渉を回避できる。
なお、図18では、端末200が、SSBサーチの際に、サーチ対象のセルIDに関連付けられた偏波に基づいてPSS又はSSSの受信処理(例えば、図18のS401又はS404の処理)を行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、端末200は、SSBサーチによってセルIDを特定し、特定したセルIDに関連付けられた偏波を、セルIDの検出よりも後の通信(例えば、SSBに含まれるPBCHの受信以降)に用いる偏波に決定してもよい。この場合、例えば、セルIDを特定するためのチャネルであるPSS及びSSSに対して、実施の形態1と同様に、固定の偏波(例えば、予め規定された偏波)が設定されてよい。また、PBCHについても、PSS及びSSSと同じブロックで送信されるため、PSS及びSSSと同じ偏波が設定されてもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る基地局及び端末の構成は、実施の形態1に係る基地局100及び端末200の構成と共通でよい。
本実施の形態では、各ビームに設定される偏波と、当該ビームに対応するSSBの識別情報(例えば、SSB ID又はSSB indexとも呼ぶ)とが関連付けられている。
例えば、本実施の形態では、端末200は、検出したSSBのSSB IDと関連付けられた偏波を設定してもよい。
例えば、偶数番号のSSB IDと右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、奇数番号のSSB IDと左旋円偏波(LHCP)とを関連付けてもよい。換言すると、最下位ビットが0のSSB IDと右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、最下位ビットが1のSSB IDと左旋円偏波とを関連付けてもよい。なお、偶数及び奇数のSSB IDとRHCP及びLHCPとの関連付けは逆でもよい。
または、例えば、SSB IDのうち、より番号が小さい範囲のSSB ID(例えば、前半のSSB ID)と右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、より番号が大きい範囲のSSB ID(例えば、後半のSSB ID)と左旋円偏波とを関連付けてもよい。換言すると、例えば、最上位ビットが0のSSB IDと右旋円偏波(RHCP)とを関連付け、最上位ビットが1のSSB IDと左旋円偏波とを関連付けてもよい。
ここで、例えば、NR Rel.15では、SSB IDは、上位ビット(MSB:Most Significant Bit)側がPBCH DMRS(PBCH復調に用いる参照信号)によって通知され、下位ビット(LSB:Least Significant Bit)側がPBCHのデータ部によって通知される。例えば、端末200は、PBCH DMRSを検出した時点でSSB IDのMSB側を特定できる。一方、端末200は、PBCHのデータ部を復号し、解析するまではSSB IDのLSBを特定できない。
そこで、例えば、偏波の通知は、SSB IDの上位ビット側(例えば、MSB)と対応付けられてもよい。この対応付けにより、端末200は、PBCHのデータ部を復号する前に、SSB IDに関連付けられた偏波を決定できるので、セル又はビーム固有の偏波に基づいてPBCHのデータ部を受信できる。
図19は、本実施の形態に係る端末200の処理の一例を示すフロー図である。
端末200は、例えば、SSBに含まれるPSS又はSSSをサーチ(換言すると、検出)する(S501)。PSS又はSSSの検出では、端末200は、固定の偏波に基づいてもよく、偏波無し、右旋円偏波、及び、左旋円偏波を切り替えてサーチ(換言すると、ブラインド判定)してもよく、偏波ダイバーシチ受信によりサーチしてもよい。
端末200は、例えば、PSS又はSSSが検出されない場合(S502:No)、S501の処理に戻り、PSS又はSSSのサーチを繰り返す。
PSS又はSSSを検出した場合(S502:Yes)、端末200は、SSB ID(又はSSB index)を検出する(S503)。端末200は、例えば、PBCH DMRSからSSB ID(例えば、SSB IDの上位ビット)を検出してもよく、PBCHのデータ部からSSB ID(例えば、SSB IDの下位ビット)を検出してもよい。
端末200は、検出したSSB IDに関連付けられた偏波を、例えば、受信処理(換言すると、下りリンクの処理)及び送信処理(換言すると、上りリンクの処理)に用いる偏波に設定する(S504)。
そして、端末200は、例えば、設定された偏波に基づいて、PBCHのデータを復号し(S505)、SIBを受信する(S506)。
このように、本実施の形態では、端末200は、SSB IDの検出により、当該SSB IDに関連付けられた偏波を決定できる。よって、基地局100から偏波情報を通知しなくてもよいので、偏波情報の通知のための制御情報のシグナリングオーバーヘッドを低減できる。
また、本実施の形態では、例えば、SSB IDを検出後の初期アクセスの処理(例えば、PBCH又はSIBの受信)に対しても、SSB IDに基づく偏波に基づいて通信できる。例えば、SSB IDのMSBと偏波とが関連付けられる場合、端末200は、PBCHのデータ部の受信以降の処理において、SSB IDに関連付けられた偏波に基づいて通信処理を行うことができる。また、例えば、SSB IDのLSBと偏波とが関連付けられる場合、端末200は、SIBの受信以降の処理において、SSB IDに関連付けられた偏波に基づいて通信処理を行うことができる。よって、本実施の形態によれば、より多くのチャネルにおいて偏波によって干渉を回避できる。
以上、本開示の各実施の形態について説明した。
なお、衛星通信システムには、基地局の機能が衛星上に存在する「Regenerative型」、及び、基地局の機能が地上のGWに存在し、衛星がGWからの信号を受信し、周波数変換及び増幅して送信する「Transparent型」がある。本開示の一実施例は、Regenerative型及びTransparent型の何れにも適用可能である。
また、上述した各実施の形態において、セルは基地局(例えば、衛星)が送信するSSB又はCSI-RSの受信電力によって定義されるエリアでもよく、地理的な位置により定義されるエリアでもよい。
また、各実施の形態では、一例として、偏波が円偏波である例を記載したが、偏波は、直線偏波(例えば、垂直偏波及び水平偏波の少なくとも1つ)又は楕円偏波といった他の偏波でもよい。
また、各実施の形態(及び各方法)を組み合わせてもよい。例えば、基地局100は、実施の形態2に基づいてセル毎の偏波を通知し、さらに、実施の形態1の方法3に基づいて端末200毎の偏波を通知してもよい。また、例えば、基地局100は、実施の形態1に基づく偏波の通知方法として、下りデータ向けの偏波情報を、方法3に基づくTCI stateによって通知し、上りデータ向けの偏波情報を、方法3に基づくPrecoding informationによって通知してもよい。また、例えば、下りデータは、実施の形態2に基づくセル単位で設定され、上りデータは、実施の形態1の方法3に基づくDCI通知によって設定されてもよい。
また、各実施の形態において、端末200は、最初のアクセスの際に、ブラインド判定によって検出した偏波情報又は通知された偏波情報を保存し、その後、例えば端末200の電源を落とた場合、又は、RRC_IDLE状態になった場合に、端末200は保存した偏波情報に基づいて送受信に用いる偏波を設定してもよい。
また、上述した各実施の形態では、NTN環境(例えば、衛星通信環境)を例に挙げて説明したが、本開示はこれに限定されない。本開示は、他の通信環境(例えば、LTEおよび/またはNRの地上セルラ環境)に適用されてもよい。
また、上述した各実施の形態では、例えば、端末200が、偏波情報の通知を受信する以前の期間では固定の偏波を設定し、偏波情報の通知を受信した後の期間では通知に基づく偏波を設定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、端末200は、基地局100から通知される偏波を、偏波情報の通知を受信した後の少なくとも一つのチャネル又は信号に適用してもよい。一例として、端末200は、SIBによって通知された偏波を、RACH処理に設定せずに、ユーザデータの通信に設定してもよい。この場合、端末200は、例えば、RACH処理において固定の偏波を設定してもよい。また、例えば、端末200は、チャネル又は信号の種別によって、固定の偏波、及び、基地局100から通知された偏波を切り替えてもよい。
また、上述した各実施の形態において、端末200において初期アクセス及び初期アクセスより後の処理の双方において偏波(例えば、固定の偏波、及び、基地局100から通知される偏波)を設定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、端末200において、初期アクセス、及び、初期アクセスより後の処理の少なくとも一方において偏波が適用されてもよい。一例として、初期アクセスでは、偏波が適用されずに、初期アクセスより後の処理では、偏波が適用されてもよい。他の例として、基地局100から偏波情報が通知されるまでの処理では、偏波が適用されずに、基地局100から偏波情報が通知された後の処理では、偏波が適用されてもよい。
また、偏波の情報は偏波を用いる衛星、基地局または無線システムでのみ通知してもよい。また、端末からの端末能力の通知に基づいて、NTNあるいは衛星通信の能力(Capability)のある端末に対してのみ通知するようにしてもよい。端末の能力は、UE capability、UE feature、Subscriber Profile ID等により端末から基地局へ通知されてもよい。
また、上述した各実施の形態における、「端末」という用語は、「UE」という用語に置き換えられてよい。また、「基地局」という用語は、「eNodeB」、[eNB]、「gNodeB」又は「gNB」という用語に置き換えられてよい。
また、上述した実施の形態における「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置は無線送受信機(トランシーバー)と処理/制御回路を含んでもよい。無線送受信機は受信部と送信部、またはそれらを機能として、含んでもよい。無線送受信機(送信部、受信部)は、RF(Radio Frequency)モジュールと1または複数のアンテナを含んでもよい。RFモジュールは、増幅器、RF変調器/復調器、またはそれらに類するものを含んでもよい。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びできない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。
また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサー等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサーが含まれる。
また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
本開示の一実施例に係る端末は、第1の無線通信、及び、前記第1の無線通信の後の第2の無線通信の少なくとも一方において用いる偏波を決定する制御回路と、決定された前記偏波を用いて前記少なくとも一方の無線通信を行う通信回路と、を具備する。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、予め規定された偏波を、前記第1の無線通信に用いる偏波に決定する。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、基地局から受信した情報に基づいて、前記第2の無線通信に用いる偏波を決定する。
本開示の一実施例において、前記情報は、システム情報であり、前記制御回路は、前記システム情報によって示される偏波を、前記システム情報が受信された後の前記第2の無線通信に用いる偏波に決定する。
本開示の一実施例において、前記情報は、端末個別の上位レイヤシグナリングであり、前記制御回路は、前記上位レイヤシグナリングによって示される偏波を、前記上位レイヤシグナリングが受信された後の前記第2の無線通信に用いる偏波に決定する。
本開示の一実施例において、前記情報は、下り制御情報であり、前記制御回路は、前記下り制御情報によって示される偏波に基づいて、前記下り制御情報が受信された後の前記第2の無線通信に用いる偏波を決定する。
本開示の一実施例において、前記下り制御情報によって示される偏波は、下りリンクの送信設定情報、又は、プリコーディングに関する情報によって示される。
本開示の一実施例において、前記情報は、セルの識別情報であり、前記セルの前記識別情報と前記偏波とが関連付けられている。
本開示の一実施例において、前記情報は、ビームに対応する同期信号の識別情報であり、前記同期信号の前記識別情報と前記偏波とが関連付けられている。
本開示の一実施例において、前記同期信号の前記識別情報を構成する複数のビットのうち、報知チャネルの復調用参照信号に含まれるビットと、前記偏波とが関連付けられている。
本開示の一実施例に係る通信方法において、端末は、第1の無線通信、及び、前記第1の無線通信より後の第2の無線通信の少なくとも一方において用いる偏波を決定し、決定された前記偏波を用いて前記少なくとも一方の無線通信を行う。
2019年11月7日出願の特願2019-202108の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本開示の一態様は、無線通信システムに有用である。
100 基地局
101,204 制御部
102,205 データ生成部
103,206 送信データ処理部
104,207 無線送信部
105,201 アンテナ
106,202 無線受信部
107,203 受信データ処理部
200 端末

Claims (19)

  1. 無線通信における下りリンク受信および/または上りリンク送信に用いられる偏波情報を基地局から受信する受信部であって、
    前記偏波情報は、左旋円偏波(LHCP)、右旋円偏波(RHCP)、または直線偏波のいずれかの偏波情報を含む、受信部と、
    前記受信した偏波情報により示された偏波を用いて前記無線通信を行う通信回路と、
    を具備し、
    前記受信部は、周辺セルの偏波情報を含む前記偏波情報を受信し、
    前記通信回路は、前記受信した周辺セルの偏波情報に示される偏波を用いて前記周辺セルの無線測定(Measurement)を行う、
    端末。
  2. 前記偏波情報は、システム情報であり、
    前記通信回路は、前記システム情報によって示される偏波を前記無線通信に用いる、
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記周辺セルの偏波情報はチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)情報とともに示される、
    請求項に記載の端末。
  4. 前記無線通信は、第1の無線通信、および/または、前記第1の無線通信の後の第2の無線通信を含む、
    請求項1に記載の端末。
  5. 前記通信回路は、規定された偏波を、前記第1の無線通信に用いる、
    請求項に記載の端末。
  6. 前記通信回路は、前記基地局から受信した前記偏波情報に基づく偏波を、前記第2の無線通信に用いる、
    請求項に記載の端末。
  7. 前記偏波情報は、端末個別の上位レイヤシグナリングであり、
    前記通信回路は、前記上位レイヤシグナリングによって示される偏波を、前記上位レイヤシグナリングが受信された後の前記第2の無線通信に用いる、
    請求項に記載の端末。
  8. 前記偏波情報は、下り制御情報であり、
    前記通信回路は、前記下り制御情報によって示される偏波に基づく偏波を、前記下り制御情報が受信された後の前記第2の無線通信に用いる、
    請求項に記載の端末。
  9. 前記下り制御情報によって示される偏波は、下りリンクの送信設定情報、又は、プリコーディングに関する情報によって示される、
    請求項に記載の端末。
  10. 前記偏波情報は、セルの識別情報であり、
    前記セルの前記識別情報と前記偏波とが関連付けられている、
    請求項に記載の端末。
  11. 前記偏波情報は、ビームに対応する同期信号の識別情報であり、
    前記同期信号の前記識別情報と前記偏波とが関連付けられている、
    請求項に記載の端末。
  12. 前記同期信号の前記識別情報を構成する複数のビットのうち、報知チャネルの復調用参照信号に含まれるビットと、前記偏波とが関連付けられている、
    請求項11に記載の端末。
  13. 端末は、
    無線通信における下りリンク受信および/または上りリンク送信に用いられる偏波情報を基地局から受信し、
    前記偏波情報は、左旋円偏波(LHCP)、右旋円偏波(RHCP)、または直線偏波のいずれかの偏波情報を含み、
    前記受信した偏波情報により示された偏波を用いて前記無線通信を行
    周辺セルの偏波情報を含む前記偏波情報を受信し、
    前記受信した周辺セルの偏波情報に示される偏波を用いて前記周辺セルの無線測定(Measurement)を行う、
    通信方法。
  14. 無線通信における下りリンク受信および/または上りリンク送信に用いられる偏波情報を端末に送信する送信部であって、
    前記偏波情報は、左旋円偏波(LHCP)、右旋円偏波(RHCP)、または直線偏波のいずれかの偏波情報を含む、送信部と、
    前記送信した偏波情報により示した偏波を用いて前記無線通信を行う通信回路と、
    を具備し、
    前記送信部は、周辺セルの偏波情報を含む前記偏波情報を送信する、
    基地局。
  15. 前記偏波情報は、システム情報により送信される、
    請求項14に記載の基地局。
  16. 前記周辺セルの偏波情報はチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)情報により示される、
    請求項14に記載の基地局。
  17. 基地局は、
    無線通信における下りリンク受信および/または上りリンク送信に用いられる偏波情報を端末に送信し、
    前記偏波情報は、左旋円偏波(LHCP)、右旋円偏波(RHCP)、または直線偏波のいずれかの偏波情報を含み、
    前記送信した偏波情報により示した偏波を用いて前記無線通信を行
    周辺セルの偏波情報を含む前記偏波情報を送信する、
    通信方法。
  18. 端末を制御する集積回路は、
    無線通信における下りリンク受信および/または上りリンク送信に用いられる偏波情報を基地局から受信し、
    前記偏波情報は、左旋円偏波(LHCP)、右旋円偏波(RHCP)、または直線偏波のいずれかの偏波情報を含み、
    前記受信した偏波情報により示された偏波を用いて前記無線通信を行
    周辺セルの偏波情報を含む前記偏波情報を受信し、
    前記受信した周辺セルの偏波情報に示される偏波を用いて前記周辺セルの無線測定(Measurement)を行う、
    集積回路。
  19. 基地局を制御する集積回路は、
    無線通信における下りリンク受信および/または上りリンク送信に用いられる偏波情報を端末に送信し、
    前記偏波情報は、左旋円偏波(LHCP)、右旋円偏波(RHCP)、または直線偏波のいずれかの偏波情報を含み、
    前記送信した偏波情報により示した偏波を用いて前記無線通信を行
    周辺セルの偏波情報を含む前記偏波情報を送信する、
    集積回路。
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