JP7636733B2 - エンジンの吸気系構造 - Google Patents

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Description

本発明は車両の吸気通路における排気還流ガスの導入部の構造に関する。
車両に搭載されたエンジンの多くには、排気性能を向上させるために、EGR装置(排気還流装置)が備えられている。EGR装置は、排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路を備え、排気通路から排気の一部(EGRガス)を吸気通路に還流し、吸気の酸素濃度を低下させる。これにより、エンジンの燃焼室内の温度を低下させ、エンジンからのNOxの排出を抑制する。
特許文献1に記載された多気筒のエンジンでは、吸気通路の各気筒へ分流する位置の近傍でEGRガス(排気還流ガス)を導入する構造になっており、吸気通路の外周部から略接線方向にEGRガスを導入する構成を採用している。これにより、吸気通路内でEGRガスの旋回流を発生させて、EGRガスと吸気との混合を促進させる。
特許第3539246号公報
しかしながら、例えばアイドル状態のように吸気量及びEGRガス量が少ない場合では、特許文献1のように吸気通路に対して接線方向にEGRガスを導入したとしても、EGRガスの旋回流が弱く、EGRガスがそのまま各気筒への分岐通路に流入し、一部の気筒にEGRガスが偏って流入する可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の気筒に排気還流ガスの濃度を均一にした吸気を導入させることができるエンジンのEGR導入部構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るエンジンの吸気系構造は、吸気通路に排気の一部を排気還流ガスとして還流する排気還流装置を備えたエンジンの吸気系構造であって、前記吸気通路に設けられるサージタンクと、前記サージタンクの上流に設けられ、前記排気還流ガスが導入する導入口が設けられる上流側吸気管と、前記サージタンクの下流に設けられ、前記エンジンの各気筒へ吸気を供給する下流側吸気管とを備え、前記サージタンクは、上流側タンク壁面に設けられ前記上流側吸気管と接続するタンク流入口と、下流側タンク壁面に設けられ前記下流側吸気管と接続するタンク排出口を有し、前記タンク流入口は、前記上流側タンク壁面の延長方向の一方側に変位して設けられ、前記タンク排出口は、前記上流側タンク壁面の延長方向の他方側に変位して前記下流側タンク壁面に設けられ、前記導入口は、前記上流側吸気管の前記他方側に設けられ前記一方側に向けて開口し、前記排気還流ガスは前記上流側吸気管内に前記他方側から前記一方側に向けて流入することを特徴とする。
これにより、サージタンクにおいてタンク流入口とタンク排出口とがオフセットして配置されるとともに、上流側吸気管において排気還流ガスの導入口がタンク排出口とは反対側に向けて開口しているので、導入口から吸気通路に導入された排気還流ガスが吸気とともにタンク排出口へ直接向かい難くなる。したがって、サージタンクにおいて吸気と排気還流ガスとが混合し易くなる。
好ましくは、前記排気還流装置は、前記上流側吸気管の接線方向で前記延長方向に延び前記排気還流ガスが供給される排気還流通路導入部を備え、前記導入口は、前記排気還流通路導入部の接点に設けられるとよい。
これにより、排気還流通路導入部における排気還流ガスの流通方向と異なる方向で吸気管内に排気還流ガスが流入するので、上流側吸気管内で排気還流ガスと吸気とを混合し易くすることができる。
好ましくは、前記排気還流装置は、前記排気還流通路導入部とは反対側に前記上流側吸気管の外壁に沿って周方向に延びる排気還流通路延長部を備え、前記導入口は、前記排気還流通路導入部の接点に設けられる第1導入口と、前記排気還流通路延長部に設けられる第2導入口とを備えているとよい。
これにより、上流側吸気管内に第1導入口と第2導入口の2箇所から、即ち複数の方向から排気還流ガスが流入するので、上流側吸気管内での排気還流ガスと吸気との混合を促進させることができる。
好ましくは、前記上流側吸気管の下流端は、前記下流側タンク壁面の前記一方側に向かって、前記サージタンク内に延出しているとよい。
これにより、上流側吸気管で混合された排気還流ガスと吸気とがサージタンクの下流側タンク壁面に衝突しやすくなり、サージタンク内で混合が一層促進される。
好ましくは、前記排気還流通路導入部は、前記上流側タンク壁面に一体に形成され、
前記下流側吸気管は、前記下流側タンク壁面に沿って、前記上流側タンク壁面の前記一方側に延びるとよい。
これにより、下流側吸気管の上流側タンク壁面の延長方向の長さを確保しつつ、エンジンの吸気系の構造をコンパクトに構成することができる。
本発明に係るエンジンの吸気系構造によれば、サージタンクにおいてタンク流入口とタンク排出口とがオフセットして配置されるとともに、上流側吸気管において排気還流ガスの導入口がタンク排出口とは反対側に向けて開口しているので、導入口から吸気通路に導入された排気還流ガスが吸気とともにタンク排出口へ直接向かい難くなり、サージタンクにおいて吸気と排気還流ガスとが混合し易くなる。これにより、エンジンの各気筒へ排気還流ガスの濃度を均一した吸気を導入させることができ、排気還流装置の効果を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車両の前部の概略構成図である。 エンジンの吸気系補機の縦断面図である。 エンジンの吸気系補機の縦断面図である。 エンジンの吸気系補機の横断面図である。 他の実施形態の吸気系補機の縦断面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン3の吸気系構造を採用した車両1の前部の概略構造図である。図2は、エンジン3の前面に配置された吸気系の補機の縦断面図であり、車両に搭載された際の車幅方向左側から視た図である。図3は、エンジン3の吸気系補機の縦断面図である。図4は、エンジン3の吸気系補機の横断面図である。図3は、図2中に記載したA-A部の断面図である。図4は、図3中に記載したB-B部の断面図である。
図1に示すように、本発明を採用した車両1は、前部のエンジンルーム2にエンジン3を含むパワーユニット4を搭載している。車両1は、EVモード、シリーズモード、パラレルモードが可能なプラグインハイブリッド車である。
パワーユニット4は、エンジン3と図示しない走行駆動用モータ及び発電用モータジェネレータを備えている。走行駆動用モータ及び発電用モータジェネレータは、エンジン3の車幅方向左方に配置されている。発電用モータジェネレータは、エンジン3のスタータモータとしても使用される。
エンジン3は、4気筒であり、車両1に横置きに搭載されている。エンジン3の前面3aに吸気マニホールド5が備えられ、吸気通路6が配置されている。一方、エンジン3の後面側に排気マニホールド7が備えられ、排気通路8が配置されている。
吸気通路6には、スロットルバルブ10が備えられている。また、吸気通路6のスロットルバルブ10と吸気マニホールド5との間には、サージタンク11が備えられている。
スロットルバルブ10は、エンジン3の前面3a側の上部に位置し、エンジン3の車幅方向中央に位置する2番気筒に連結するブランチ管12(下流側吸気管)と3番気筒に連結するブランチ管12との間に配置されている。
サージタンク11は、エンジン3の前面3aに沿って備えられ、スロットルバルブ10の下方に配置されている。サージタンク11から各気筒に向けて吸気マニホールド5のブランチ管12が夫々接続されている。ブランチ管12はサージタンク11の下面から車両前側に屈曲しサージタンク11の前面側に隣接して上方に延び、エンジン3の前面3aの上部に設けられた各気筒の吸気ポート13に接続されている。
一方、排気通路8には、排気マニホールド7の下流側にフロント触媒20が備えられている。また、排気通路8のフロント触媒20より下流側にリヤ触媒21が備えられている。フロント触媒20及びリヤ触媒21は、例えば三元触媒のような排気浄化触媒である。フロント触媒20は比較的小型であり、エンジン3の後面に隣接して配置されている。フロント触媒20は、エンジン始動直後のような冷態運転時において排気の浄化性能を向上させるために、エンジン3からすぐに排気が流入するようにエンジン3の近くに配置されている。リヤ触媒21は比較的大型であり、例えば車両1のフロア下に配置されている。
更に、エンジン3には、EGR装置30(排気還流装置)が備えられている。EGR装置30は、排気の一部を吸気通路6に還流することで、吸気の酸素濃度を低下させてエンジン3の燃焼室内の温度上昇を抑える。これにより、エンジン3の排気中におけるNOxを低減させる。
EGR装置30は、吸気通路6と排気通路8とを接続するEGR通路31(排気還流通路)と、EGR通路31に介装されEGR通路31の開口面積を調節するEGRバルブ34と、EGR通路31に備えられたEGRクーラー32を有している。
EGRクーラー32は、EGR通路31を通過する排気であるEGRガス(排気還流ガス)の温度を低下させる水冷式の冷却器であり、エンジン3の後面に沿って配置されている。EGRクーラー32は、EGRガスの温度を低下させることで、EGRガスを導入した吸気の温度の上昇を更に抑え、EGR装置30によるNOx低減効果を向上させる。
EGR通路31は、フロント触媒20の排気出口の近傍からEGRクーラー32を通過して、エンジンの後左部から上方に延びてエンジン3の前側に回り込み、エンジンの上左部に配置されたEGRバルブ34を通過して、スロットルバルブ10とサージタンク11との間の吸気通路6に接続されている。
図2~4に示すように、エンジン3の吸気通路6の一部として、スロットルバルブ10とサージタンク11との間に、アダプタ40及びEGRリング41(上流側吸気管)が備えられている。アダプタ40及びEGRリング41は、略同一径の円管形状であって、アダプタ40の下端とEGRリング41の上端とが接続して、エンジン3の前面に沿って上下方向に延び、アダプタ40の上端がスロットルバルブ10に接続し、EGRリング41の下端がサージタンク11の上壁11a(上流側タンク壁面)に設けられたタンク流入口42に接続されている。
サージタンク11は、略矩形箱状に形成されており、上壁11aの左右方向(車幅方向)の略中央位置より若干車幅方向右方かつ車両前方側(一方側)の位置にタンク流入口42が設けられている。
サージタンク11の下壁11b(下流側タンク壁面)の車両後方側(他方側)の位置には、エンジン3の気筒数に対応して4個のタンク排出口43(流入口)が左右方向に並んで配置されている。即ち、サージタンク11において、タンク流入口42とタンク排出口43とは車両前後方向にオフセットして配置されている。
サージタンク11の各タンク排出口43からは、対応する左右位置の気筒の吸気ポート13に向かって、吸気マニホールド5のブランチ管12がサージタンク11の下側及び前側に隣接して延びている。
EGR装置30におけるEGR通路31と吸気通路6との接続箇所、即ちEGRガスの吸気通路6への導入箇所は、スロットルバルブ10とサージタンク11との間に位置している。
EGRバルブ34より下流側のEGR通路31は、サージタンク11の上壁11aに沿って車幅方向左方から車幅方向右方に向かって延び、EGRリング41の側面を囲むように形成されたEGR導入通路部45(排気還流通路導入部)を有している。
EGR導入通路部45は、サージタンク11の上壁11aと一体的に形成された上下方向断面が矩形の管状であって、EGRリング41の直径と略同一あるいはやや大きい前後幅(例えば数cm)を有し、上下幅が前後幅より小さい長方形状になっている。
EGR導入通路部45は、EGRリング41の車幅方向右側の外壁面よりも車幅方向右方に延びている。また、EGR導入通路部45は、EGRリング41の軸線に対し、車両後方側にオフセットして配置されている。更に、EGR導入通路部45の延長方向先端側にある右内壁面とEGRリング41の右外壁面、及びEGR導入通路部45の後内壁面とEGRリング41の後外壁面とは、夫々例えば1cm程度の間隔が形成されている。また、EGRリング41の前外壁面はEGR導入通路部45の前内壁面と当接している。即ち、EGR導入通路部45の内部の空間は、EGRリング41の外壁面のうち、右部、後部及び左部に面している。
更に、EGR導入通路部45の内部空間に面して、EGRリング41の外壁面のうち、後部にリング穴50(第1導入口)が設けられているとともに、右部にリング穴51(第2導入口)が設けられている。これにより、EGRバルブ34を通過したEGRガスは、EGR導入通路部45からリング穴50、51を通過してEGRリング41内の吸気通路6に導入されるように形成されている。
詳しくは、EGR導入通路部45は、EGRリング41からその接線方向である車幅方向左方に延びる本体部45a(排気還流通路導入部)と、本体部45aとは反対側の車幅方向右側にEGRリング41の外壁に沿って周方向に延びる延長部45b(排気還流通路延長部)を備えている。そして、EGRリング41には、EGR導入通路部45との接点である車両後方側の位置にリング穴50が設けられ、延長部45bにリング穴51が設けられている。
以上のように、本実施形態では、車両1に横置きに搭載されたエンジン3の前面3a側に、吸気系の機器であるスロットルバルブ10及び吸気マニホールド5が備えられている。また、スロットルバルブ10と吸気マニホールド5との間には、サージタンク11が備えられている。サージタンク11から各気筒へ吸気マニホールド5のブランチ管12が接続されており、サージタンク11内において吸気が分流して各ブランチ管12を介して各気筒へ供給される。
更に、吸気通路6に排気の一部であるEGRガスを供給するEGR装置30を備えており、スロットルバルブ10とサージタンク11との間の吸気通路6に設けられたEGRリング41において、吸気にEGRガスが導入される。
EGRリング41には、吸気通路6へのEGRガスの導入口としてリング穴50、51を有するが、リング穴50は車両前方を向いて開口し、リング穴51は車幅方向左方を向いて開口している。一方、サージタンク11から吸気をブランチ管12に排出する各タンク排出口43は、いずれも上方を向いている。
したがって、リング穴50、51からEGRリング41内の吸気通路6に導入されたEGRガスは、ブランチ管12の流入口であるタンク排出口43のいずれにも直接に向かい難い構成となっている。
特に、EGRリング41からサージタンク11に吸気が流入するタンク流入口42はサージタンク11の上壁11aの車両前方側に変位して設けられ、タンク排出口43は下壁11bの車両後方側に変位して設けられているので、タンク流入口42とタンク排出口43とが車両前後方向にオフセットして配置されている。更に、リング穴50はEGRリング41の車両後方側に配置され、車両前方側に向けて開口している。これにより、リング穴50からEGRリング41内に車両前方に向けて流入したEGRガスは、サージタンク11の車両後方側に配置されたタンク排出口43に直接向かい難くなる。これにより、サージタンク11において吸気とEGRガスとが混合し易くなり、エンジン3の各気筒へEGRガスの濃度を均一した吸気を導入させることができ、EGR装置30の効果を向上させることができる。
また、EGRガスを吸気通路6へ導くEGR通路31の最下流部であるEGR導入通路部45は、EGRリング41の接線方向である車両左右方向に延び、リング穴50はEGR導入通路部45の接点に設けられているので、EGR導入通路部45においてEGRガスが車幅方向右方に移動するEGRガスが、リング穴50から車両前方に向かって方向を変えてEGRリング41内に流入する。これにより、EGRガスがリング穴50からEGRリング41内に直に導入されずに拡散して、EGRリング41内での吸気とEGRガスとの混合を促すことができる。
また、EGRリング41には、EGRガスの排出口であるリング穴50、51を周方向に互いに離間して2個備えているので、EGRリング41内でのEGRガスと吸気とを混合し易くすることができる。
特に、リング穴50はEGR導入通路部45とEGRリング41との接点に設けられ車両前方側を向いて開口し、リング穴51は延長部45bに設けられ車幅方向左方を向いて開口しているので、EGRリング41内に異なる位置から異なる方向にEGRガスが流入するので、EGRリング41内でEGRガスと吸気との混合を促進させることができる。
また、EGRガスを吸気通路6へ導くEGR通路31の最下流部であるEGR導入通路部45は、EGRリング41に向かって車幅方向左方から車幅方向右方に向かって延びている。したがって、EGRリング41に向かってEGR導入通路部45を流れるEGRガスは、EGRリング41の車幅方向左側(所定方向とは反対側)の部位に到達し易い。
ここで、このEGRリング41の車幅方向右側の部位にリング穴があると、このリング穴からEGRガスが他のリング穴よりも多く排出されてしまう。
本実施形態では、リング穴50、51はEGRリング41の外周壁面のうち車両後方側あるいは車両右方側に設けられており、車両左方側には設けられていない。したがって、複数のリング穴50、51からEGRガスを偏り少なく排出して、EGRリング41内での吸気とEGRガスとの混合をより促進させることができる。
また、サージタンク11においてタンク排出口43は車幅方向に並んで複数設けられ、EGRリング41の中心は、複数あるタンク排出口43の車幅方向の中央位置に対し、車幅方向でEGR導入通路部45の延長部45b側である車幅方向右側にオフセットして配置されている。これは、上流に配置されているスロットルバルブ10の影響によりEGRリング41を通過する吸気が車幅方向左側に変位するため、変位された吸気が車幅方向の中心に位置するように設定されている。なお、リング穴51は変位された吸気でEGRガスの導入が抑制されないように反対側となる車幅方向右側に位置している。
また、EGR導入通路部45は、車幅方向右方に向かって延び先端が閉塞した配管形状であって、EGR導入通路部45の先端部(右端部)に、先端の内壁から間隔をおいてEGRリング41が貫通して、EGRガスの導入部が形成されている。
これにより、吸気通路6に対するEGRガスの導入部を、簡単な構成でコンパクトに構成することができる。
また、EGR導入通路部45は、サージタンク11の上壁11aに一体に形成されているので、サージタンク11とEGR導入通路部45とをコンパクトに構成することができる。また、ブランチ管12は、サージタンク11の下壁11bに沿って車両前方側に延びるように構成されている。ブランチ管12がサージタンク11の車両後方側に接続されているので、ブランチ管12の車両前後方向の長さを確保して曲げ半径を大きくしつつ、サージタンク11及びブランチ管12の車両前後方向の長さを抑えることができる。したがって、ブランチ管12での吸気抵抗を抑えつつエンジン3の吸気系の構造をコンパクトに構成することができる。
また、EGRリング41の下端の開口位置であるタンク流入口42は、ブランチ管12のサージタンク11における開口位置であるタンク排出口43と、タンク流入口42からの吸気の流入方向と垂直な車両前後方向にオフセットして配置され、タンク流入口42の開口側先方にはサージタンク11の下壁11bを有する。
したがって、タンク流入口42からサージタンク11へ流入したEGRガスを含む吸気がサージタンク11の下壁11bに衝突して車両前後方向及び車幅方向に広がり、サージタンク11内でEGRガスと吸気との混合が促進されて、各気筒に供給される吸気のEGRガス濃度の偏りを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定するものではない。例えば、上記実施形態では、EGRリング41の下端が、サージタンク11の上壁11aの内壁面と略同一の上下位置となっている。これに対し、図5に示すように、EGRリング41を下方に延ばして、即ちEGRリング41をサージタンク11の下壁11bの車両前方側の部位に向かって下方に延ばして、EGRリング41の下端41aがサージタンク11の上壁11aの内壁面よりも下方に突出するようにしてもよい。
このように、EGRリング41を下方に延ばすことで、EGRリング41におけるEGRガス導入位置であるリング穴50、51からサージタンク11内までの距離を延長して、EGRリング41内での吸気とEGRガスとの混合を促すことができる。また、EGRリング41の下端とサージタンク11の下壁11bとの距離が短くなるので、EGRリング41からサージタンク11内に流入したEGRガスを含む吸気がサージタンク11の下壁11bに衝突し易くなる。これにより、サージタンク11内でのEGRガスの混合を促すとともに、各タンク排出口43から各気筒に供給される吸気のEGRガス濃度の偏りを更に抑制することができる。
あるいは、上記実施形態では、アダプタ40とEGRリング41とが別体構造になっているが、アダプタ40とEGRリング41とを一体構造にしてもよい。
また、本実施形態ではタンク排出口43が、エンジン3の気筒数に応じて複数設けられているが、これに限らずエンジン3の気筒数に対してタンク排出口43の数が少なくてもよく、例えば、排出口43が1つしか設けられておらずブランチ管12においてエンジン3の気筒数に応じて分岐させ、各気筒に吸気を導入する構造であってもよい。
また、本実施形態では、プラグインハイブリッド車に搭載したエンジン3に本発明を適用しているが、ハイブリッド車やガソリン車に搭載されたエンジン、あるいは車両搭載以外のエンジンにも適用することができる。本発明は、EGR装置を備えたエンジンに対して広く適用することができる。
3 エンジン
6 吸気通路
11 サージタンク
11a 上壁(上流側壁面)
11b 下壁(下流側壁面)
12 ブランチ管(下流側吸気管)
30 EGR装置(排気還流装置)
41 EGRリング(上流側吸気管)
42 タンク流入口
43 タンク排出口(流入口)
45 EGR導入通路部(排気還流通路導入部)
45a 本体部(排気還流通路導入部)
45b 延長部(排気還流通路延長部)
50 リング穴(第1導入口)
51 リング穴(第2導入口)

Claims (5)

  1. 吸気通路に排気の一部を排気還流ガスとして還流する排気還流装置を備えたエンジンの吸気系構造であって、
    前記吸気通路に設けられるサージタンクと、
    前記サージタンクの上流に設けられ、前記排気還流ガスが導入する導入口が設けられる上流側吸気管と、
    前記サージタンクの下流に設けられ、前記エンジンの各気筒へ吸気を供給する下流側吸気管と、を備え、
    前記サージタンクは、上流側タンク壁面に設けられ前記上流側吸気管と接続するタンク流入口と、下流側タンク壁面に設けられ前記下流側吸気管と接続するタンク排出口を有し、
    前記タンク流入口は、前記上流側タンク壁面の延長方向の一方側に変位して設けられ、
    前記タンク排出口は、前記上流側タンク壁面の延長方向の他方側に変位して前記下流側タンク壁面に設けられ、
    前記導入口は、前記上流側吸気管の前記他方側に設けられ前記一方側に向けて開口し、前記排気還流ガスは前記上流側吸気管内に前記他方側から前記一方側に向けて流入することを特徴とするエンジンの吸気系構造。
  2. 前記排気還流装置は、前記上流側吸気管の接線方向で前記延長方向に延び前記排気還流ガスが供給される排気還流通路導入部を備え、
    前記導入口は、前記排気還流通路導入部の接点に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気系構造。
  3. 前記排気還流装置は、前記排気還流通路導入部とは反対側に前記上流側吸気管の外壁に沿って周方向に延びる排気還流通路延長部を備え、
    前記導入口は、前記排気還流通路導入部の接点に設けられる第1導入口と、前記排気還流通路延長部に設けられる第2導入口とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気系構造。
  4. 前記上流側吸気管の下流端は、前記下流側タンク壁面の前記一方側に向かって、前記サージタンク内に延出していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエンジンの吸気系構造。
  5. 前記排気還流通路導入部は、前記上流側タンク壁面に一体に形成され、
    前記下流側吸気管は、前記下流側タンク壁面に沿って、前記上流側タンク壁面の前記一方側に延びることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気系構造。
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