JP7645860B2 - カルキ臭を低減するためのミネラル含有組成物 - Google Patents
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Description
特許文献5には、竹炭を煮沸抽出することによるミネラルウォーターの製造方法が開示されており、また、特許文献6には、木炭を煮沸抽出することによるアルカリ水の製造方法が開示されている。しかしながら、これらの先行技術に開示される方法では、ミネラル成分を効率的に抽出して、所望のミネラル成分のみを含むミネラルウォーターを得ることができなかった。
これまでに、水に添加することにより、水のカルキ臭を低減して風味を改善すること可能なミネラル含有組成物は知られていない。
[1] カルキ臭を低減するためのミネラル含有組成物であって、前記ミネラル含有組成物中に存在する金属イオンのうち、カリウムイオンが最も高い濃度で含まれていることを特徴とする、ミネラル含有組成物。
[2] 前記ミネラル含有組成物が、塩化物イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、鉄イオン、亜鉛イオン、ケイ素イオン、及び/又は硫酸イオンをさらに含むことを特徴とする、1に記載のミネラル含有組成物。
[3] 前記ミネラル含有組成物中の塩化物イオンの含有量が、前記カリウムイオン濃度の50%以下であることを特徴とする、1又は2に記載のミネラル含有組成物。
[4] 前記ミネラル含有組成物中のカルシウムイオンの含有量が、前記カリウムイオン濃度の2.0%以下であることを特徴とする、1~3のいずれかに記載のミネラル含有組成物。
[5] 前記ミネラル含有組成物中のマグネシウムイオンの含有量が、前記カリウムイオン濃度の1.0%以下であることを特徴とする、1~4のいずれかに記載のミネラル含有組成物。
[6] 前記ミネラル含有組成物中のナトリウムの含有量が、前記カリウムイオン濃度の5~45%であることを特徴とする、1~5のいずれかに記載のミネラル含有組成物。
[7] 前記ミネラル含有組成物が、植物由来原料の活性炭抽出物を含むことを特徴とする、1~6のいずれかに記載のミネラル含有組成物。
[8] 前記植物由来原料が、ココヤシ、パームヤシ、アーモンド、クルミ又はプラムの果実殻;おがくず、木炭、樹脂又はリグニンから選択される木材;巣灰;竹材;バガス、もみ殻、コーヒー豆又は廃糖蜜から選択される食品残渣;あるいはこれらの組み合わせから選択されることを特徴とする、7に記載のミネラル含有組成物。
[9] シクロデキストリン、微粉砕活性炭、L-アスコルビン酸ナトリウム、及びエリソルビン酸ナトリウムから選択される少なくとも1つの成分を含む、1~8のいずれかに記載のミネラル含有組成物。
[10] カルキ臭が低減された水を製造するための方法であって、カルキ臭を低減すべき水に1~9のいずれかに記載のミネラル含有組成物を添加する工程を含むことを特徴とする、方法。
[11] 前記ミネラル含有組成物は、水中のカリウムイオン濃度が50ppm~100ppmになるように水に添加されることを特徴とする、10に記載の方法。
[12] 1~9のいずれかに記載のミネラル含有組成物を含むことを特徴とする、カルキ臭が低減された水。
[13] 50ppm~100ppmのカリウムイオンを含むことを特徴とする、12に記載の水。
[14] 7.5~10.5のpHを有することを特徴とする、12又は13に記載の水。
[15] カルキ臭が低減された氷を製造するための方法であって、12~14のいずれかに記載の水を凍結させる工程を含むことを特徴とする、方法。
1L三角フラスコにヤシ殻活性炭(「太閤CWタイプ」未洗浄品/フタムラ化学社製)30g、及び90℃に加温した蒸留水400gを入れ、90℃で加温しながら100rpmで15分間、撹拌子によって攪拌した。得られた懸濁液をポリエステル500メッシュ(25μm)で吸引濾過し、これにより得られた濾液を3000rpmで10分間遠心分離した。遠心分離した後の上清を濾紙で吸引濾過し、ミネラル抽出液を得た。
ヤシ殻活性炭をクラレコール(登録商標)GG(未洗浄品/クラレ社製)に変更したこと以外は実施例1と同様の方法でミネラル抽出液を作成した。
抽出時間を10、20、40、80分に変更したこと以外は実施例1と同様の方法でミネラル抽出液を作成した。
蒸留水を130、200、400g、抽出時間を5分に変更したこと以外は実施例1と同様の方法でミネラル抽出液を作成した。
抽出温度を30、60、90℃、抽出時間を5分に変更したこと以外は実施例1と同様の方法でミネラル抽出液を作成した。
<金属のICP分析>
ICP発光分光分析装置:iCAP6500Duo(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)を使用した。ICP汎用混合液XSTC-622Bを希釈して0、0.1、0.5、1.0mg/Lの4点検量線を作成した。試料を検量線範囲に入るように希硝酸で希釈し、ICP測定を行った。
イオンクロマトグラフシステム:ICS-5000K(日本ダイオネクス社製)を使用した。カラムはDionex Ion Pac AG20及びDionex Ion Pac AS20を用いた。溶離液は0~11分は5mmol/L、13~18分は13mmol/L、20~30分は45mmol/Lの水酸化カリウム水溶液を用い、0.25mL/分の流量で溶出した。陰イオン混合標準液1(Cl-20mg/L、SO4 2-100mg/L含む7イオン種含有:富士フイルム和光純薬社製)を希釈して、Cl-は0、0.1、0.2、0.4、1.0mg/Lの5点検量線を、SO4 2-は0、0.5、1.0、2.0、5.0mg/Lの5点検量線を作成した。試料を検量線範囲に入るように希釈し、25μL注入してIC測定を行った。
1L三角フラスコにヤシ殻活性炭(「太閤CWタイプ」未洗浄品/フタムラ化学社製)174g、及び30℃に加温した蒸留水753gを入れ、30℃で加温しながら100rpmで5分間、撹拌子によって攪拌した。得られた懸濁液をポリエステル500メッシュ(25μm)で吸引濾過し、これにより得られた濾液を3000rpmで10分間遠心分離した。遠心分離した後の上清を濾紙で吸引濾過し、ミネラル抽出液を得た。同様に、さらに2回実施した。得られた3回のミネラル抽出液を混合し、エバポレーターによって62倍に濃縮し、下記に示すミネラル濃縮エキスを得た。
1L三角フラスコにヤシ殻活性炭(「太閤CWタイプ」未洗浄品/フタムラ化学社製)200g、及び90℃に加温した蒸留水1500gを入れ、90℃で加温しながら100rpmで15分間、撹拌子によって攪拌した。得られた懸濁液をポリエステル500メッシュ(25μm)で吸引濾過し、これにより得られた濾液を3000rpmで10分間遠心分離した。遠心分離した後の上清を濾紙で吸引濾過し、ミネラル抽出液を得た。得られたミネラル抽出液を、エバポレーターによって14倍に濃縮し、下記に示すミネラル濃縮エキスを得た。
(1)評価用サンプルの作成
カリウム濃度がそれぞれ下記で示す濃度となるように、上記で得られたミネラル濃縮エキスを、超純水(MilliQ水)に添加し、評価用サンプルを作製した。
上記で得られた抽出液の他、比較例として下記のサンプルを用意した。各サンプル100mlに対し、0.1N HClを撹拌子で攪拌しながら1mlずつ添加し、pHを測定した。
・KOH
・市販のアルカリイオン水(Na:8.0mg/l、K:1.6mg/l、Ca:13mg/l、Mg:6.4mg/l、pH値:8.8~9.4)
pH9.2に調整した水酸化ナトリウム溶液100gに対して0.1M塩酸で滴定し、pH9.2からpH3.0までに要した液量を(A)mLとし、前記ミネラル含有水組成物を0.1M塩酸で滴定し、pH9.2からpH3.0までに要した液量を(B)mLとしたときの比(B)/(A)を緩衝能とした。
図1に示すとおり、ヤシ殻活性炭由来のミネラル濃縮エキスを添加した水は、優れた緩衝能を有することが判明した。
(1)比較例及び評価用サンプルの作成
比較例として、浄水(水道水をWater Stand社製の浄水器で処理したもの)、及び、実施例1と同じ、市販のアルカリイオン水を用意した。また、カリウム濃度が100ppmとなるように、実施例1で得られたミネラル濃縮エキスを、浄水(上記に同じ)に添加し、評価用サンプルを作製した。
(2)pHの測定
上記で得られたサンプルを実施例2と同様に緩衝能の評価を行った。すなわち、各サンプル100mlに対し、0.1N HClを撹拌子で攪拌しながら1mlずつ添加し、pHを測定した。
図2に示すとおり、水道水の浄水にヤシ殻活性炭由来のミネラル濃縮エキスを添加した水は、浄水やアルカリイオン水に比べて、優れた緩衝能を有することが判明した。
=パイロットスケール=
ヤシ殼活性炭(「太閤」、塩酸未洗浄品、フタムラ化学社製)40kgに180Lの純水を通液し、得られた懸濁液をメッシュ及び遠心分離によって清澄化し、ミネラル抽出液を得た。遠心式薄膜真空蒸発装置によって92倍に減圧濃縮し、得られた濃縮液を遠心分離及び濾紙によって清澄化した。これを各1Lのビニールパウチに充填し、85℃、30分間熱処理し、ミネラル濃縮処理エキスを得た。得られたミネラル濃縮処理エキスのカリウムイオン濃度、ナトリウムイオン濃度、カルシウムイオン濃度、マグネシウムイオン濃度はICP発光分光分析法に従い、塩化物イオン濃度はイオンクロマトグラフ法、TOCは全有機炭素計測定法で分析した。また、得られたミネラル濃縮処理エキスについて2週間冷蔵にて保管後、「-」(透明性が高く浮遊物および沈殿物が認められない)、「+」(わずかに浮遊物または沈殿物が認められる)、「++」(浮遊物や凝集物が多く認められる)、「+++」(浮遊物や凝集物がさらに多く認められ、透明性が失われている)、「++++」(浮遊物が多く凝集物が堆積し、透明性が低い)の五段階で濁りの程度の目視評価を行った。
=ラボ・スモールスケール=
ヤシ殼活性炭(粒状白鷺、塩酸未洗浄品、大阪ガスケミカル社製)200gと蒸留水910gを入れ、30℃で加温しながら100rpmで20分間、撹拌子によって攪拌した。得られた懸濁液を濾紙(東洋濾紙株式会社ADVANTEC定量濾紙No.5Cφ55mm)で吸引濾過し、これにより得られた濾液をさらに濾紙(MERCKOmnipore PTFE Membrane 5.0μmφ47mm)で吸引濾過し、ミネラル抽出液を得た。これを十分量のミネラル抽出液が得られるまで複数回繰り返し、ミネラル抽出液全体を混合した後、ロータリーエバポレーターによって50倍に減圧濃縮し、得られた濃縮液を濾紙(東洋濾紙株式会社 ADVANTEC 25ASO20AN 0.2μm)で濾過し、ミネラル濃縮エキスを得た。このミネラル濃縮液に塩酸を添加し、pHが9.5程度付近になるように調整し、これをバイアル瓶に10mL小分け充填し、2日間冷蔵にて保管した。その後、濾紙(東洋濾紙株式会社 ADVANTEC 25ASO20AN 0.2μm)で冷時濾過し、これを80℃、30分間熱処理し、ミネラル濃縮処理エキスを得た。得られたミネラル濃縮処理エキスのカリウムイオン濃度、ナトリウムイオン濃度、カルシウムイオン濃度、マグネシウムイオン濃度は高周波誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)に従って分析し、塩化物イオン濃度、硫酸イオン濃度はイオンクロマトグラフィー(IC)に従って分析した。また、得られたミネラル濃縮処理エキスについて2週間冷蔵にて保管後、「-」(透明性が高く浮遊物および沈殿物が認められない)、「+」(わずかに浮遊物または沈殿物が認められる)、「++」(浮遊物や凝集物が多く認められる)、「+++」(浮遊物や凝集物がさらに多く認められ、透明性が失われている)、「++++」(浮遊物が多く凝集物が堆積し、透明性が低い)の五段階で濁りの程度の目視評価を行った。
=ラボ・ラージスケール=
ヤシ殼活性炭(粒状白鷺、塩酸未洗浄品、大阪ガスケミカル社製)800gと蒸留水3660gを入れ、30℃で加温しながら15分間、攪拌した。得られた懸濁液を濾紙(東洋濾紙株式会社 ADVANTEC A080A090C)で吸引濾過し、ミネラル抽出液を得た。これを十分量のミネラル抽出液が得られるまで複数回繰り返し、ミネラル抽出液全体を混合した後、ロータリーエバポレーターによって60倍に減圧濃縮し、得られた濃縮液を濾紙(東洋濾紙株式会社 ADVANTEC A080A090C)で濾過し、ミネラル濃縮エキスを得た。これをバイアル瓶に10mL小分け充填し、2日間冷蔵にて保管した。その後、濾紙(東洋濾紙株式会社 ADVANTEC A080A090C)で冷時濾過した。これに塩酸を添加し、pHが9.5程度付近になるように調整し、さらに純水によってカリウムイオン濃度が100000ppm程度になるよう希釈調整した。これを80℃、30分間熱処理し、ミネラル濃縮処理エキスを得た。得られたミネラル濃縮処理エキスのカリウムイオン濃度、ナトリウムイオン濃度、カルシウムイオン濃度、マグネシウムイオン濃度、硫酸イオンはイオンクロマトグラフィー(IC)に従い、塩化物イオン濃度はイオンクロマトグラフ法、TOCは全有機炭素計測定法で分析した。また、得られたミネラル濃縮処理エキスについて2週間冷蔵にて保管後、「-」(透明性が高く浮遊物および沈殿物が認められない)、「+」(わずかに浮遊物または沈殿物が認められる)、「++」(浮遊物や凝集物が多く認められる)、「+++」(浮遊物や凝集物がさらに多く認められ、透明性が失われている)、「++++」(浮遊物が多く凝集物が堆積し、透明性が低い)の五段階で濁りの程度の目視評価を行った。
=パイロットスケール=
2500Lコニカルタンクにヤシ殼活性炭(「粒状白鷺、未洗浄品、大阪ガスケミカル社製)360kgと35℃純水1620kgを入れ、15分間攪拌し、得られた懸濁液を振動篩及び遠心分離、濾紙濾過に清澄化し、ミネラル抽出液を得た。遠心式薄膜真空蒸発装置によって60倍に減圧濃縮し、得られた濃縮液を濾紙で濾過し、ミネラル濃縮エキスを得た。ドラム缶に充填して2日間冷蔵にて保管し、その後、濾紙で冷時濾過した。これに塩酸を添加し、pHが9.5程度付近になるように調整し、さらに純水によってカリウムイオン濃度が100000ppm程度になるよう希釈調整した。これを130℃、30秒間熱処理し、ミネラル濃縮処理エキスを得た。得られたミネラル濃縮処理エキスのカリウムイオン濃度、ナトリウムイオン濃度、カルシウムイオン濃度、マグネシウムイオン濃度、硫酸イオンはイオンクロマトグラフィー(IC)に従い、塩化物イオン濃度はイオンクロマトグラフ法、TOCは燃焼酸化-赤外線TOC分析法で分析した。また、得られたミネラル濃縮処理エキスについて2週間冷蔵にて保管後、「-」(透明性が高く浮遊物および沈殿物が認められない)、「+」(わずかに浮遊物または沈殿物が認められる)、「++」(浮遊物や凝集物が多く認められる)、「+++」(浮遊物や凝集物がさらに多く認められ、透明性が失われている)、「++++」(浮遊物が多く凝集物が堆積し、透明性が低い)の五段階で濁りの程度の目視評価を行い、さらに濁度計(HACH社 2100AN TURBISIMETRER)を用いてNTU濁度を測定した。
水は浄水(水道水を浄水器処理したもの)と水道水を用意し、水中の添加されるカリウム濃度が下記に示す濃度となるように、実施例17と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:104000ppm)を添加して水の官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
水は浄水(水道水を浄水器処理したもの)と水道水を用意し、実施例17と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:53375ppm)を塩酸で各pH(pH11.2、10.2、9.2及び8.1)に調整後、水中の添加されるカリウム濃度がそれぞれ下記に示す濃度となるように添加して水の官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー5名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
水は浄水(水道水を浄水器処理したもの)と水道水と市販のミネラル水(天然水)を用意し、水中の添加されるカリウム濃度がそれぞれ下記に示す濃度となるように、実施例17と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:53375ppm)を添加後、10mlずつカップに入れて一晩冷凍、取り出し5分後、氷の風味について官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
水は浄水(水道水を浄水器処理したもの)と水道水と市販のミネラル水(天然水)を用意し、水中の添加されるカリウム濃度がそれぞれ下記に示す濃度となるように、実施例17と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:53375ppm)を添加後、沸騰させ、コーヒー及び緑茶の抽出水(100ml)とした。
コーヒーの抽出は、各カップ分にブラジル産コーヒー豆10gを計量して、粉砕機で粉砕したのち、上記沸騰した抽出水を注ぐことにより行い、4分置いたのちコーヒー抽出液の官能評価を行った。
コーヒーの官能評価は、ミルク及び砂糖なし、ミルク入り(15mlに500μlのミルクを添加)、砂糖入り(50mlに3gのグラニュー糖を添加)、ミルク及び砂糖入り(50mlに3gのグラニュー糖及び166μlのミルクを添加)の4種類で行い、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
各種飲料に、飲料中の添加されるカリウム濃度がそれぞれ下記に示す濃度となるように、実施例17と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:96900ppm)を添加して、各飲料について官能評価を行った。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
水は浄水(水道水を浄水器処理したもの)と水道水を用意し、水中の添加されるカリウム濃度がそれぞれ下記に示す濃度となるように、実施例17と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:104000ppm)を添加して調整後、ガス圧を2.1±0.2kg/cm2に揃えたソーダサイフォンで炭酸を付けてサンプルとし、泡質(「泡の細かさ」、「炭酸の飲みこみやすさ」及び「後味のキレ」)の評価を行った。
評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、ミネラル濃縮エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが大変不良;1点=変化があるが不良;2点=変化なし;3点=変化があり良好;4点=変化があり大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。
ミネラル濃縮エキスの疑似エキスとして、カリウム塩を混合したエキスを作製した。具体的には、炭酸カリウム(K2CO3)40.9mg/L(純水)と炭酸水素カリウム(KHCO3)196.8mg/L(純水)を混合し、カリウム濃度100000ppm、pH9.41の溶液の疑似エキス1を得た。また、同様のpHの疑似エキスとして、水酸化ナトリウム(NaOH)1.265mg/L(純水)を調整し、pH9.45の疑似エキス2を得た。
各エキスを作製直後に官能評価を実施したものと、保管テストとして、各エキスを5℃で1か月、45℃で1か月保存したものを用いて官能評価を実施した。
水は浄水(水道水を浄水器処理したもの)と水道水を用意し、水中の添加されるカリウム濃度が100ppmとなるように、実施例20と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:88000ppm)を添加して水の官能評価を実施した。疑似エキス1も同様にカリウム濃度が100ppmとなるように1000倍希釈し、疑似エキス2は疑似エキス1と同様に1000倍希釈し、それぞれの官能サンプルとした。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、それぞれのエキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。水道水のカルキ臭低減では、コントロールの水道水を飲んだときに鼻に抜けるカルキ臭の低減率を0%として、コントロールに比べて
・まったくカルキ臭が減っていないと感じた場合:(0%のまま)
・ややカルキ臭が減っていると感じた場合:1%~25%
・ある程度カルキ臭が減っていると感じた場合:26%~50%
・かなりカルキ臭が減っていると感じた場合:51~75%
・非常にカルキ臭が減っていると感じた場合:76~99%
・完全にカルキ臭が無くなっていると感じた場合:100%
として評価した。
水は水道水を用意し、水中の添加されるα-、β-、γ-シクロデキストリンそれぞれが、0.25g/L、0.5g/L、0.75g/L、1g/Lとなるように調整した。さらに、カリウム濃度が80ppmとなるように、実施例20と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:88000ppm)を添加した水、及びその水にβ-シクロデキストリンを上記の濃度でさらに添加した水の官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー6~7名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、それぞれシクロデキストリン及びエキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。カルキ臭低減では、コントロールの水道水を飲んだときに鼻に抜けるカルキ臭の低減率を0%として、コントロールに比べて
・まったくカルキ臭が減っていないと感じた場合:(0%のまま)
・ややカルキ臭が減っていると感じた場合:1%~25%
・ある程度カルキ臭が減っていると感じた場合:26%~50%
・かなりカルキ臭が減っていると感じた場合:51~75%
・非常にカルキ臭が減っていると感じた場合:76~99%
・完全にカルキ臭が無くなっていると感じた場合:100%
として評価した。
水は水道水を用意し、水中の添加される微粉砕活性炭を0.14mg/L、1.4mg/L、14mg/L、140mg/Lとなるように調整した。微粉砕活性炭はヤシ殼活性炭(粒状白鷺、大阪ガスケミカル社製)を粉砕機で粉砕したのち500メッシュを通過した画分を使用した。カリウム濃度が80ppmとなるように、実施例20と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:88000ppm)を添加した水、上記の濃度で微粉砕活性炭を添加した水、及び上記濃度の微粉砕活性炭とミネラル濃縮エキスを添加した水の官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、それぞれ活性炭及びエキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。カルキ臭低減では、コントロールの水道水を飲んだときに鼻に抜けるカルキ臭の低減率を0%として、コントロールに比べて
・まったくカルキ臭が減っていないと感じた場合:(0%のまま)
・ややカルキ臭が減っていると感じた場合:1%~25%
・ある程度カルキ臭が減っていると感じた場合:26%~50%
・かなりカルキ臭が減っていると感じた場合:51~75%
・非常にカルキ臭が減っていると感じた場合:76~99%
・完全にカルキ臭が無くなっていると感じた場合:100%
として評価した。
水は水道水を用意し、水中の添加されるカリウム濃度が80ppmとなるように、実施例20と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:88000ppm)を添加した水及びその水に、L-アスコルビン酸ナトリウムを10mg/L、15mg/L、20mg/L、25mg/L、30mg/L、50mg/Lとなるように調整した水の官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー5名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。カルキ臭低減では、コントロールの水道水を飲んだときに鼻に抜けるカルキ臭の低減率を0%として、コントロールに比べて
・まったくカルキ臭が減っていないと感じた場合:(0%のまま)
・ややカルキ臭が減っていると感じた場合:1%~25%
・ある程度カルキ臭が減っていると感じた場合:26%~50%
・かなりカルキ臭が減っていると感じた場合:51~75%
・非常にカルキ臭が減っていると感じた場合:76~99%
・完全にカルキ臭が無くなっていると感じた場合:100%
として評価した。
水は水道水を用意し、水中の添加されるカリウム濃度が80ppmとなるように、実施例20と同様にして得られたミネラル濃縮エキス(カリウム濃度:88000ppm)を添加した水及びその水に、L-アスコルビン酸ナトリウムを25mg/Lとなるように調整した水、エリソルビン酸ナトリウムを25mg/Lとなるように調整した水、L-アスコルビン酸ナトリウム12.5mg/Lとエリソルビン酸ナトリウム12.5mg/Lを混合した水の官能評価を実施した。
官能評価は、訓練された評価パネラー4名により、事前に評価パネラー間で評価基準のすり合わせを行った上で実施した。評価は、エキスを添加していないものをコントロールとして用いて、各パネラーによる以下の4段階の評価点(0点=変化があるが香味大変不良;1点=変化があるが香味不良;2点=変化なし;3点=変化があり香味良好;4点=変化があり香味大変良好)を合計した後にそれぞれの平均値を算出し、平均値が1以下である場合を×、1.1以上2以下である場合を△、2.1以上3以下である場合を〇、3.1以上である場合を◎とした。カルキ臭低減では、コントロールの水道水を飲んだときに鼻に抜けるカルキ臭の低減率を0%として、コントロールに比べて
・まったくカルキ臭が減っていないと感じた場合:(0%のまま)
・ややカルキ臭が減っていると感じた場合:1%~25%
・ある程度カルキ臭が減っていると感じた場合:26%~50%
・かなりカルキ臭が減っていると感じた場合:51~75%
・非常にカルキ臭が減っていると感じた場合:76~99%
・完全にカルキ臭が無くなっていると感じた場合:100%
として評価した。
Claims (10)
- カルキ臭を低減するためのミネラル濃縮液組成物であって、前記ミネラル濃縮液組成物が、植物由来原料の活性炭抽出物を含み、前記ミネラル濃縮液組成物中に存在する金属イオンのうち、カリウムイオンが最も高い濃度で含まれていることを特徴とする、ミネラル濃縮液組成物。
- カルキ臭を低減するためのミネラル濃縮液組成物であって、前記ミネラル濃縮液組成物が、カリウムイオン、塩化物イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン及び硫酸イオンを含み、前記ミネラル濃縮液組成物中に存在する金属イオンのうち、カリウムイオンが最も高い濃度で含まれていることを特徴とする、ミネラル濃縮液組成物。
- 前記ミネラル濃縮液組成物中の塩化物イオンの含有量が、前記カリウムイオンの含有量の50%以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のミネラル濃縮液組成物。
- 前記ミネラル濃縮液組成物中のカルシウムイオンの含有量が、前記カリウムイオンの含有量の2.0%以下であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のミネラル濃縮液組成物。
- 前記ミネラル濃縮液組成物中のマグネシウムイオンの含有量が、前記カリウムイオンの含有量の1.0%以下であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載のミネラル濃縮液組成物。
- 前記ミネラル濃縮液組成物中のナトリウムの含有量が、前記カリウムイオンの含有量の5~45%であることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載のミネラル濃縮液組成物。
- 前記植物由来原料が、ココヤシ、パームヤシ、アーモンド、クルミ又はプラムの果実殻;おがくず、木炭、樹脂又はリグニン;巣灰;竹材;バガス、もみ殻、コーヒー豆又は廃糖蜜から選択される食品残渣;あるいはこれらの組み合わせから選択されることを特徴とする、請求項1に記載のミネラル濃縮液組成物。
- シクロデキストリン、微粉砕活性炭、L-アスコルビン酸ナトリウム、及びエリソルビン酸ナトリウムから選択される少なくとも1つの成分を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のミネラル濃縮液組成物。
- カルキ臭が低減された水を製造するための方法であって、カルキ臭を低減すべき水に請求項1~8のいずれか1項に記載のミネラル濃縮液組成物を添加する工程を含むことを特徴とする、方法。
- 前記ミネラル濃縮液組成物は、水中のカリウムイオン濃度が50ppm~100ppmになるように水に添加されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
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