JP7655124B2 - 電力供給システムおよびパワーコンディショナ - Google Patents

電力供給システムおよびパワーコンディショナ Download PDF

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Description

本発明は、所謂V2H(Vehicle to Home)に係る電力供給システムおよびパワーコン
ディショナに関する。
近年、EV(Electric Vehicle;電気自動車)、HV(Hybrid Vehicle;ハイブリッド車)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド車)、FCV(Fuel Cell Vehicle)等の蓄電池又は燃料電池を搭載し、外部からの電力を供給可能とする車両
が急速に普及している。EVおよびPHVは、充電インターフェースを有し、車外の充電装置から充電ケーブルを介した充電が可能になっている。このような充電に関する規格として、例えば、直流電力で高速な充電を可能とするCHAdeMO規格が例示される。
また、これらの車両に搭載された蓄電池と家屋などの施設の電気系統とを接続し、双方向に電力の供給を可能にした、いわゆるV2H(Vehicle to Home)システムや、車載の
蓄電池から一般家庭用電気機器の電源を供給可能にしたV2L(Vehicle to Load)シス
テムが普及しつつあり、その需要が高まっている。例えば、特許文献1では、蓄電池や太陽電池等の分散型電源を備え、商用電力系統とも連系する電力供給システムにおいて、EV、PHVへの電力供給を可能とする形態が開示されている。V2H等に関する指針としては、例えば、「電動自動車用充放電システムガイドライン」が策定されている。
特開2015-122885号公報
図9に示されるように、V2Hシステムでは、V2H用のパワーコンディショナ310を備え、当該パワーコンディショナを介して、EV301等と商用電力系統(系統302)や分散型電源を構成する蓄電池システム(自立303)との間の、双方向の電力供給が行われる。V2H用パワーコンディショナ310は、例えば、図示しない分電設備を通じて連系する商用電力系統および自立運転時の分散型電源に接続され、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル301aを介してEV301等に接続される。V2H用パワーコンディショナ310では、直流バス316を介して相互に接続された絶縁双方向DC/DCコンバータ311と双方向の電力変換を行うインバータ(INV312)が筐体内に設けられ、それぞれDD制御部313、INV制御部315からの制御指示に基づいて双方向の電力供給を可能にする電力変換が行われる。INV312は、INV制御部315からの制御指示に基づいて系統302や自立運転時の蓄電池システム(自立303)から供給された商用電力(交流電力)を直流電力に変換して直流バス316に出力するとともに、絶縁双方向DC/DCコンバータ311から直流バス316に供給された直流電力を商用電力に変換して系統302側や施設内の負荷に出力する。絶縁双方向DC/DCコンバータ311では、DD制御部313からの制御指示に基づいて直流バス316に供給された直流電力の電圧変換が行われ、充放電ケーブル301aに接続されたEV301等の蓄電池が充電されるとともに、EV301等の蓄電池から放電された直流電力の電圧変換が行われ直流バス316に出力される。
EV等の普及に伴い、2台目、3台目にもEV等を導入することが想定される。複数のEV等が導入される場合、図9に示されるようにV2H用パワーコンディショナ310を
通じてEV等から施設等に供給できる電力は1台分であり、CHAdeMO等を利用した高速充電も1台ずつしか対応できないため、新たなV2H用パワーコンディショナ310の追加が見込まれる。V2H用パワーコンディショナ310の追加により、複数のEV等からの電力供給が可能になり、複数のEV等へのCHAdeMO等を利用した高速充電が可能になるため、利便性の向上が期待できる。
しかしながら、例えば、2台のV2H用パワーコンディショナ310が、それぞれに接続されたEV等から同時に電力供給を受けて、施設の負荷や系統連系を行う場合には、各パワーコンディショナ間を所定の通信回線で結び、並列運転を可能にするための制御の追加が必要になる。また、各パワーコンディショナに接続されるEV等から供給される電力量は異なる。このため、それぞれのEV等から供給された電力量に応じて施設の負荷や系統連系を行うことが求められるため、インバータ制御が複雑になり、高速処理が必要になる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のEVの同時利用に対応するV2Hシステムの拡張性を高め、簡略化が可能な技術を提供することにある。
上記の課題を解決するための開示の技術の一形態は、
電力系統と連系し、前記電力系統から供給された供給電力を、充放電ケーブルを介して接続された少なくとも1以上の可搬型蓄電池への充電電力として供給可能な電力供給システムであって、
前記電力系統から供給された供給電力を直流電力に変換して直流バスに出力するとともに、前記直流バスに供給された直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力する第1電力変換器と、
前記直流バスに接続され、該直流バスから入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第1可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルに出力し、該充放電ケーブルを介して前記第1可搬型蓄電池を充電するとともに、前記第1可搬型蓄電池から前記充放電ケーブルを介して放電された直流電力の電圧を変換して前記直流バスに出力する第2電力変換器と、
前記直流バスと前記第2電力変換器との接続端に渡り配線を介して接続され、前記渡り配線から入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第2可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルに出力し、該充放電ケーブルを介して前記第2可搬型蓄電池を充電するとともに、前記第2可搬型蓄電池から前記充放電ケーブルを介して放電された直流電力の電圧を変換して前記渡り配線に出力する第3電力変換器と、
を備えることを特徴とする。
これにより、電力供給システムは、第1電力変換器である双方向インバータ(INV12)と、第2電力変換器である絶縁双方向DC/DCコンバータ11とを備えるV2H用のパワーコンディショナ10等を介して、第1可搬型蓄電池である1台目のEV30を充放電可能なV2Hシステム#1が構築できる。双方向インバータ(INV12)は、電力系統である系統50から供給された商用電力を直流電力に変換して絶縁双方向DC/DCコンバータ11が接続される直流バスである直流バス16に出力する。絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、直流バス16に出力された直流電力に基づいて電圧変換を行い、CHAdeMO規格等に対応する所定電圧を生成し、充放電ケーブル30aに接続されたEV30(EV、PHV、FCV等の外部からの電力を供給可能とする車両)に供給できる。また、絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、充放電ケーブル30aに接続されたEV30から放電された直流電力の電圧変換を行い、直流バス16に出力する。双方向インバータ(INV12)は、直流バス16に出力された直流電力を交流電力に変換して系
統側に出力できる。
また、電力供給システム1は、直流バス16と絶縁双方向DC/DCコンバータ11との接続端に渡り配線であるDC-Link17、DC-BUS18を介して接続された第3電力変換器であるDDユニット20を用いて、第2可搬型蓄電池である2台目のEV31を充放電可能なV2Hシステム#2が構築できる。DDユニット20は、渡り配線を介して供給された直流電力に基づいて充放電ケーブル31aに接続されたEV31への充電、EV31から放電された直流電力の電圧変換を行い渡り配線を介して直流バス16に出力できる。電力供給システム1においては、第1電力変換器である双方向インバータ(INV12)を、第2電力変換器である絶縁双方向DC/DCコンバータ11と第3電力変換器であるDDユニット20とで共用できるため、2台目以降のV2Hシステムにおけるインバータに関する構成要素等を簡略化できる。この結果、2台目以降のV2Hシステムに関する設置コストの削減、メンテナンスコストの削減が期待できる。また、DDユニット20を、例えば、蓄電池を備える電動バイクや電動スクータ等の電動2輪車両等にも対応可能に構成することで、EV等の種別に応じた適宜のバリエーションを利用者に提供できる。
また、開示の技術の一形態においては、
前記第2電力変換器と、前記第3電力変換器とは所定の通信回線を介して相互に接続され、前記第3電力変換器は、前記第2可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルを介して該第2可搬型蓄電池の充電電力に関する情報を取得し、前記所定の通信回線を介して前記第2可搬型蓄電池から取得された充電電力に関する情報を前記第2電力変換器に通知し、前記第2電力変換器は、前記第1可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルを介して該第1可搬型蓄電池の放電可能な最大電力に関する情報を取得するとともに、前記通信回線を介して通知された前記第2可搬型蓄電池の充電電力に関する情報と、前記第1可搬型蓄電池の放電可能な最大電力に関する情報とに基づいて、前記第1可搬型蓄電池の放電可能な最大電力を超えない範囲で、前記第3電力変換器に充放電ケーブルを介して接続された前記第2可搬型蓄電池を充電するようにしてもよい。
これにより、1台目に導入されたEV30と、2台目に導入されたEV31との間で、第1電力変換器である双方向インバータ(INV12)を通さずに、第2電力変換器である絶縁双方向DC/DCコンバータ11と第3電力変換器であるDDユニット20との間で充放電が可能になる。双方向インバータ(INV12)を通さずに、渡り配線を介したEV間の充放電が可能になるため、処理の高速化や複雑化を招くことなく、蓄電電力の利用効率が向上できる。
また、開示の技術の一形態においては、第1電力変換器と、第2電力変換器と、第3電力変換器とはそれぞれ個別の筐体に収容され、前記第1電力変換器の直流電力の入出力端と、前記第2電力変換器の直流電力の入出力端とは第1の渡り配線を介して接続され、前記第2電力変換器の入出力端と、前記第3電力変換器の直流電力の入出力端とは第2の渡り配線を介して接続されるようにしてもよい。
これにより、EVの普及に伴って、個人の家庭内で2台目、3台目のEVを導入される場合や、商業施設等で複数のEB(Electric Bike)充電スタンドが設けられる場合(例
えば、電動バイクや電動スクータ等の電動2輪車両等に対応)には、拡張に伴う設備のコストアップの抑制、施工作業の複雑化を抑制することが可能になる。インバータユニットの小型化、ユニット間の配線数の削減、施工作業の簡略化が期待できる。
また、開示の技術の他の一形態は、
電力系統と連系し、前記電力系統から供給された供給電力を、充放電ケーブルを介して接続された少なくとも1以上の可搬型蓄電池への充電電力として供給可能な電力供給シス
テムが備えるパワーコンディショナであって、
前記パワーコンディショナは、
前記電力系統から供給された供給電力を直流電力に変換して直流バスに出力するとともに、前記直流バスに供給された直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力する第1電力変換器と、
前記直流バスに接続され、該直流バスから入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第1可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルに出力し、該充放電ケーブルを介して前記第1可搬型蓄電池を充電するとともに、前記第1可搬型蓄電池から前記充放電ケーブルを介して放電された直流電力の電圧を変換して前記直流バスに出力する第2電力変換器と、を同一筐体内に備え、
前記直流バスと前記第2電力変換器との接続端は、外部に設けられた、第2可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルを介して前記第2可搬型蓄電池の充放電が可能な第3電力変換器と渡り配線を介して接続可能に加工されている、
ことを特徴とする。
このような形態により、電力供給システムの1台目のV2Hを構成するV2H用パワーコンディショナ10は、2台目以降のEVに対して充放電可能な第3電力変換器であるDDユニット20を接続可能に構成できるため、拡張性が向上する。1台目のEV導入に対応するV2Hシステム#1では、V2H用パワーコンディショナ10に渡り配線を介して第3電力変換器であるDDユニット20を接続されることにより、2台目以降のEV導入に対応するV2Hシステム#2が容易に構築できる。拡張に伴う設備のコストアップの抑制、施工作業の複雑化を抑制することが可能になる。
本発明によれば、複数のEVの同時利用に対応するV2Hシステムの拡張性を高め、簡略化が可能な技術が提供できる。
比較例における2台のV2H用パワーコンディショナを備えるV2Hシステムの構成を説明するブロック図である。 比較例におけるV2HシステムのEV間の充放電を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る電力供給システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るDD制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る電力供給システムの同時充電利用を説明する説明図である。 本発明の実施例に係る電力供給システムの同時放電利用を説明する説明図である。 本発明の実施例に係る電力供給システムのEV間の充放電を説明する説明図である。 本発明の変形例に係る電力供給システムの概略構成を示すブロック図である。 従来例におけるV2Hシステムの構成を説明するブロック図である。
〔適用例〕
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。
図3は、本発明の適用例に係る電力供給システム1の概略構成を示すブロック図である
。本適用例における電力供給システム1は、V2Hシステム#1と、V2Hシステム#2とを備え、複数のEV等に搭載された可搬型蓄電池の利用が可能なV2Hシステムを構成する。V2Hシステム#1はEV30等に対するV2H用パワーコンディショナシステムであり、EV30等には、直流電力で高速な充電を可能とするCHAdeMO規格部対応する、HV、PHV、FCV等の外部からの電力を供給可能とする車両が含まれる。V2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10には、商用電力系統(系統50)および自立運転時の分散型電源を構成する蓄電池システムや施設内の負荷を含む(自立40)が接続され、EV30等と系統50や自立40との間の、双方向の電力供給が可能になっている。V2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10は、2台目、3台目のEV等に対応可能な機能構成として、並列運転機能13aをDD制御部13に備え、通信ネットワークN1を介して接続されたV2Hシステム#2との間で、DC-Link17を介して直流電力の供給が可能な拡張性を備える。
本適用例に係るV2Hシステム#2では、2台目のEV等として導入されたEV31と、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル31aを介して接続される当該EV31への充放電に関する構成で限定されたDDユニット20とを備える。DDユニット20は、絶縁双方向DC/DCコンバータ21と、DD制御部23と、電源24を同一筐体に備え、すなわち、V2H用パワーコンディショナ10のインバータに関する構成要素(INV12、INV制御部15、直流バス16等)を除く他の構成要素により構成される。DD制御部23には並列運転機能23aが設けられる。
そして、本適用例に係るV2Hシステム#2では、DDユニット20の絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、絶縁双方向DC/DCコンバータ11の直流バス16が接続される接続端子とDC-Link17を介して後付けで接続可能なように構成される。つまり、一端が、直流バス16と絶縁双方向DC/DCコンバータ11とが接続される接続端子に接続されたDC-Link17の他端は、DDユニット20の絶縁双方向DC/DCコンバータ21の直流電力を出力する出力端に接続される。
図5から図7に示されるように、絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、DD制御部23からの制御指示に基づいてDC-Link17を介して供給された直流電力の電圧変換を行い、充放電ケーブル30aに接続された2台目のEV31等の蓄電池を充電する。同様にして、絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、2台目のEV31等の蓄電池から放電された直流電力の電圧変換を行い、DC-Link17に出力する。
本適用例に係る電力供給システム1では、2台目以降のEV等を導入する際に、当該EVに対する充放電に関する構成に限定したDDユニット20でV2Hシステムを構築できるため、専用のパワーコンディショナを設ける場合と比べ、インバータに関する構成要素等を簡略化することが可能になる。V2Hシステムの構成要素の簡略化により、2台目以降のV2Hシステムに関する設置コストの削減、メンテナンスコストの削減が期待できる。また、DDユニット20を、例えば、蓄電池を備える電動バイクや電動スクータ等の電動2輪車両等にも対応可能に構成することで、EV等の可搬型蓄電池を含む移動車両のバリエーションに応じて適宜のV2Hシステムが構築できる。
〔実施例1〕
以下では、本発明の具体的な実施の形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
先ず、比較例として、2台のV2H用パワーコンディショナ310を備えるV2Hシステム300を図1に示す。図1において、細破線枠で囲まれたシステム#1は施設等に設けられた1台目のEV等に対するV2Hパワーコンディショナシステムであり、システム#2は2台目のEV等に対応するV2Hパワーコンディショナシステムである。それぞれ
図9に示されるV2Hシステムに対応する。システム#1における系統302とシステム#2における系統302とは、図示しない分電盤を介して接続され、自立運転時の分散型電源(例えば、蓄電池システム等)である自立303においても同様である。システム#1、#2が備えるV2H用パワーコンディショナ310は、CAN(Controller Area Network)やRS-485等の通信ネットワークNを通じて相互に接続されるよう構成され
る。また、各V2H用パワーコンディショナのINV制御部315には、通信ネットワークNを通じて送受信された情報に基づいて、それぞれのシステムに接続されたEV301等の同時利用を可能にするための並列運転機能315aが追加されている。並列運転機能315aの追加により、各V2H用パワーコンディショナは、EV301等の同時利用の際に、通信ネットワークNを介してインバータ制御、絶縁双方向DC/DCコンバータ311制御等の制御情報を相互に通知することでそれぞれのシステムに接続されたEV301等から供給された電力を安定的に利用することが可能になる。
例えば、システム#1のV2H用パワーコンディショナ310がマスタ、システム#2のV2H用パワーコンディショナ310がスレーブとして並列運転が行われ、施設内の負荷にそれぞれのEV301等から放電された電力が供給される場合を想定する。マスタ側のINV制御部315は、例えば、並列運転機能315aを介して、通信ネットワークNに接続されたスレーブ側の放電可能な電力量を通知するよう要請する。スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310は、例えば、DD制御部313を介してシステム#2に接続されたEV301等から放電可能な蓄電量を取得する。スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310は、例えば、充放電ケーブル301aを通じて当該ケーブルに接続されたEV301等の充放電ECU等を介して、蓄電池の充電状態(例えば、SOC(State Of Charge))等を取得する。そして、スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ
310は、取得された充電状態を、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310に送信する。
また、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310においても同様にして、DD制御部313を介してシステム#1に接続されたEV301等から放電可能な蓄電量が取得される。マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310の並列運転機能315aでは、例えば、マスタ側のEV301等における蓄電池の充電状態、および、スレーブ側の蓄電池の充電状態と、負荷の消費電力等とに基づいて、負荷側に供給可能な電力の割当てが行われる。
電力割当て後、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310は、スレーブ側の割り当て分を通信ネットワークNを介して通知する。そして、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310は、マスタ側の割り当て分をDC/AC変換後の出力目標としてINV312の制御を行い、マスタ側のEV301等からの放電電力を変換して負荷に供給する(図1、矢印A1)。スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310においても同様であり、スレーブ側の割り当て分をDC/AC変換後の出力目標としてINV312の制御が行われ、負荷に対するスレーブ側のEV301等から放電された電力に基づく電力供給が行われる(図1、矢印A2)。
このように、各V2H用パワーコンディショナ310に並列運転機能315aを追加し、通信ネットワークNで接続させることで、システム#1、#2のV2H用パワーコンディショナ310を連携させ、それぞれのシステムに接続されたEV301等の充電状態に応じた供給電力の同時利用が可能になる。しかしながら、上述したように、連携させるための処理が複雑化する。また、並列運転中のそれぞれのINV制御部315では、V2H用パワーコンディショナ310と負荷との間に設けられた図示しない電力センサ(電流センサ、電圧センサ)、直流バス316等に設けられた電力センサで検出されたセンサ値が一定間隔で取得され、INV312の出力電力が安定するように制御が行われる。さらに
、負荷の変動等に対処するため、例えば、上記電力センサを含む各種のセンサ情報、INV312への制御指示を含む制御情報が通信ネットワークNを介して相互に送受信されるため、INV制御部315に係る処理が高速化し負担が増大することになる。
2台のEV301等による同時利用として、図2に示されるように、一方のEV301等から供給された電力を他方のEV301等への充電電力に利用する形態も考えられる。図2に示されるように、システム#1に接続されたEV301等の蓄電電力を利用して、システム#2に接続されたEV301等を充電する場合、矢印A3の経路を辿りシステム#1からシステム#2へ電力が供給されることになる。つまり、2台のV2H用パワーコンディショナ310を備えるV2Hシステム300では、分電盤等を介して接続されたシステム#1の自立303側からシステム#2の自立303側に、システム#2に接続されたEV301等を充電する電力が供給されることになる。
図1と同様にして、通信ネットワークNを介して相互に接続されたシステム#1のV2H用パワーコンディショナ310がマスタ、システム#2のV2H用パワーコンディショナ310がスレーブとして並列運転が行われるものとする。システム#1のEV301からシステム#2のEV301へ充電が行われる場合に、例えば、マスタ側のINV制御部315は、並列運転機能315aを介して、通信ネットワークNに接続されたスレーブ側のEV301における蓄電池の充電状態を通知するように要請する。スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310は、例えば、DD制御部313を介してシステム#2に接続されたEV301から、蓄電池の充電状態等を取得する。そして、スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310は、取得された充電状態を、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310に送信する。
また、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310は、DD制御部313を介してシステム#1に接続されたEV301等から蓄電池の充電状態を取得する。マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310の並列運転機能315aでは、例えば、マスタ側のEV301等における蓄電池の充電状態、および、スレーブ側の蓄電池の充電状態等に基づいて、システム#2のEV301に供給可能な電力の割当てが行われる。
電力割当て後、マスタ側のV2H用パワーコンディショナ310は、システム#2のEV301に対する充電可能な電力分をDC/AC変換後の出力目標としてINV312の制御を行い、マスタ側のEV301等からの放電された電力を変換してシステム#1の自立303側に出力する。システム#1の自立303側に出力された電力は、分電盤等の配線経路を通じてシステム#2側の自立303との間の配線経路を経由してスレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310に入力される。スレーブ側のV2H用パワーコンディショナ310は、INV312を制御し、システム#1の自立303側から供給された電力をAC/DC変換し直流バス316に出力する。システム#2の絶縁双方向DC/DCコンバータ311は、DD制御部313からの制御指示により、直流バス316に供給された直流電力の電圧変換を行い、システム#2側の充放電ケーブル301aに接続されたEV301に出力する。
一方のEV301等から供給された電力を他方のEV301等への充電電力に利用する形態であっても、並列運転機能315aを追加し、通信ネットワークNで接続させることで、システム#1、#2のV2H用パワーコンディショナ310を連携させたEV301等の適宜の電力利用が可能になる。しかしながら、この形態では、EV301間の充放電に係る処理がさらに複雑化する。そして、システム#1のINV312から出力される出力電力、システム#2のINV312から直流バス316に出力される直流電力を安定化させるために、各種センサのセンサ情報を用いた制御処理がより高速化することになる。また、システム#1に接続されたEV301の電力は、システム#1の絶縁双方向DC/
DCコンバータ311による直流電圧変換後に、INV312によるDC/AC変換されてシステム#2に出力され、システム#2においてはINV312によるAC/DC変換、絶縁双方向DC/DCコンバータ311による直流電圧変換がさらに行われることになる。このため、システム#1に接続されたEV301の電力利用に関し、電力の利用効率の低下が否めない。
<システム概要>
図3は、本実施例に係る電力供給システム1の概略構成を示すブロック図である。本実施例に係る電力供給システム1は、V2Hシステム#1と、V2Hシステム#2とを備え、複数のEV等に搭載された可搬型蓄電池の利用が可能なV2Hシステムを構成する。図3において、細破線枠で囲まれたV2Hシステム#1は施設等に設けられた1台目のEV30等に対するV2H用パワーコンディショナシステムである。EV30等には、直流電力で高速な充電を可能とするCHAdeMO規格等に対応する、HV、PHV、FCV等の外部からの電力を供給可能とする車両が含まれる。また、細破線枠で囲まれたV2Hシステム#2は、2台目のEV等の導入時に追加増設されたシステムであり、本実施例において、V2Hシステム#1とV2Hシステム#2とは、例えば、CAN等の通信ネットワークN1を介して相互に接続可能に構成される。
V2Hシステム#1では、V2H用のパワーコンディショナ10を備え、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル30aを介してEV30等が接続される。また、V2H用パワーコンディショナ10には、例えば、図示しない分電設備を通じて連系する商用電力系統(系統50)および自立運転時の分散型電源を構成する蓄電池システム(自立40)が接続され、EV30等と系統50や自立40との間の、双方向の電力供給が可能になっている。以下では、自立40は、自立運転時の分散型電源を構成する蓄電池システムとして説明するが、分散型電源には、太陽光発電システム、風力や水力等の自然エネルギーを用いた発電システムや、燃料を用いた自家発電システム等を含んでもよい。なお、自立40には、施設等に設けられた家電等の負荷等が含まれている。本実施例において、「系統50」は「電力系統」の一例に相当し、「EV30」は、「第1可搬型蓄電池」の一例に相当する。
V2H用パワーコンディショナ10は、直流バス16を介して相互に接続された絶縁双方向DC/DCコンバータ11と、双方向インバータ(INV12)を同一筐体内に備える。また、V2H用パワーコンディショナ10は、同一筐体内に、電力変換時の制御機能としてDD制御部13およびINV制御部15を備え、自立運転時のDD制御部13およびINV制御部15を駆動するための内蔵バッテリ、または外部から電源供給を可能とする回路で構成された電源14を備える。なお、V2H用パワーコンディショナ10には、系統50との間の電力配線に設けられた図示しない電力センサ(電流センサ、電圧センサ)、直流バス16に設けられた電力センサを含む各種のセンサが設けられ、筐体内部の配線を介してDD制御部13およびINV制御部15に接続されている。
双方向インバータであるINV12は、INV制御部15からの制御指示に基づいて系統50や自立運転時の蓄電池システム(自立40)から供給された商用電力(交流電力)を直流電力に変換して直流バス16に出力する。同様にして、INV12は、絶縁双方向DC/DCコンバータ11から直流バス16に供給された直流電力を商用電力に変換して系統50側や施設内の負荷を含む自立40側に出力する。絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、DD制御部13からの制御指示に基づいて直流バス16に供給された直流電力の電圧変換を行い、充放電ケーブル30aに接続されたEV30等の蓄電池を充電する。同様にして、絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、EV30等の蓄電池から放電された直流電力の電圧変換を行い、直流バス16に出力する。INV制御部15、DD制御部13のそれぞれは、V2H用パワーコンディショナ10の内部配線を介して接続された各
種センサから制御に関するセンサ情報を定期的に取得し、当該センサ情報等に基づいて制御指示を生成し、INV12、絶縁双方向DC/DCコンバータ11を制御することで、安定した電力を出力させる。本実施例において、「INV12」とは「第1電力変換器」の一例に相当し、「絶縁双方向DC/DCコンバータ11」は「第2電力変換器」の一例である。但し、「第1電力変換器」は、「INV制御部15」や「電源14」を含むように構成してもよく、「第2電力変換器」は、「DD制御部13」や「電源14」を含むように構成してもよい。
本実施例に係るV2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10は、2台目、3台目のEV等に対応可能な機能構成として、並列運転機能13aをDD制御部13に備える。並列運転機能13aは、例えば、ソフトウェアプログラムとして提供され、V2H用パワーコンディショナ10の備えるメモリ等に保持される。そして、V2H用パワーコンディショナ10は、通信ネットワークN1を介して接続されたV2Hシステム#2との間で、DC-Link17を介して直流電力の供給が可能な拡張性を備える。V2H用パワーコンディショナ10は、例えば、絶縁双方向DC/DCコンバータ11と双方向インバータ(INV12)とを接続する直流バス16と、新たなEVの導入に伴って増設されたV2Hシステム#2の絶縁双方向DC/DCコンバータ21とが、DC-Link17を介して接続可能な拡張性を備える。このような拡張性として、例えば、絶縁双方向DC/DCコンバータ11の、直流バス16と絶縁双方向DC/DCコンバータ11とが接続される接続端子とDC-Link17の一端とが渡り配線等を通じて接続可能な構成が例示される。本実施例に係るV2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10においては、このような拡張性を備えることにより、新たなEVの追加導入された外部システムの絶縁双方向DC/DCコンバータを、DC-Link17を介して後付けで接続させることが可能になる。
本実施例に係るV2Hシステム#2では、2台目のEV等として導入されたEV31と、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル31aを介して接続される当該EV31への充放電に関する構成で限定されたDDユニット20とを備える。本実施例においてDDユニット20は、絶縁双方向DC/DCコンバータ21と、DD制御部23と、電源24を同一筐体に備え、すなわち、V2H用パワーコンディショナ10のインバータに関する構成要素(INV12、INV制御部15、直流バス16等)を除く他の構成要素により構成される。そして、本実施例に係るV2Hシステム#2では、DDユニット20の絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、絶縁双方向DC/DCコンバータ11の直流バス16が接続される接続端子とDC-Link17を介して後付けで接続可能なように構成される。つまり、一端が、直流バス16と絶縁双方向DC/DCコンバータ11とが接続される接続端子に接続されたDC-Link17の他端は、DDユニット20の絶縁双方向DC/DCコンバータ21の直流電力を出力する出力端に接続される。本実施例において、「DDユニット20」は「第3電力変換器」の一例に相当し、「DC-Link」および後述する「DC-BUS18」は、「渡り配線」の一例に相当する。また、「EV31」は「第2可搬型蓄電池」の一例に相当する。
DDユニット20において、絶縁双方向DC/DCコンバータ21、DD制御部23、電源24のそれぞれは、V2Hシステム#1が備えるV2H用パワーコンディショナ10の、絶縁双方向DC/DCコンバータ11、DD制御部13、電源14と同様の構成である。すなわち、電源24は、例えば、自立運転時におけるDD制御部23を駆動する内蔵バッテリ、または外部から電源供給を可能とする回路であり、DD制御部23には並列運転機能23aが設けられる。並列運転機能23aは、DDユニット20の備えるメモリ等に保持される。DDユニット20は、通信ネットワークN1を介して接続されたV2Hシステム#1との間で、DC-Link17を介した直流電力に基づいて絶縁双方向DC/DCコンバータ21による電力変換を提供する。
絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、DD制御部23からの制御指示に基づいてDC-Link17を介して供給された直流電力の電圧変換を行い、充放電ケーブル30aに接続されたEV31等の蓄電池を充電する。同様にして、絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、EV31等の蓄電池から放電された直流電力の電圧変換を行い、DC-Link17に出力する。DD制御部23は、V2H用パワーコンディショナ10に設けられた各種センサの制御に関する情報を、通信ネットワークN1を介して定期的に取得するとともに、当該センサ情報等に基づいて制御指示を生成し、絶縁双方向DC/DCコンバータ11を制御することで、安定した電力供給を提供する。
このように、本実施例に係る電力供給システム1では、2台目以降のEV等を導入する際に、当該EVに対する充放電に関する構成に限定したDDユニット20でV2Hシステムを構築できるため、専用のパワーコンディショナを設ける場合と比べ、インバータに関する構成要素等を簡略化することが可能になる。V2Hシステムの構成要素の簡略化により、2台目以降のV2Hシステムに関する設置コストの削減、メンテナンスコストの削減が期待できる。また、DDユニット20を、例えば、蓄電池を備える電動バイクや電動スクータ等の電動2輪車両等にも対応可能に構成することで、EV等の可搬型蓄電池を含む移動車両のバリエーションに応じて適宜のV2Hシステムが構築できる。
<DD制御部構成>
図4は、本実施例に係るDD制御部13のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、DD制御部13は、接続バス106によって相互に接続されたプロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、通信IF104、入出力IF105を構成要素に含むコンピュータである。主記憶装置102および補助記憶装置103は、DD制御部13等が読み取り可能な記録媒体である。主記憶装置102および補助記憶装置103は、DD制御部13のメモリを構成する。上記の構成要素はそれぞれ複数に設けられてもよいし、一部の構成要素を設けないようにしてもよい。なお、V2H用パワーコンディショナ10のINV制御部15、DDユニット20のDD制御部23は、実質的にDD制御部13のハードウェア構成と同等の構成で実現されるため、説明は省略される。
プロセッサ101は、DD制御部13全体の制御を行う中央処理演算装置である。プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等である。プロセッサ101は、例えば、補助記憶装置103に記憶され
たプログラムを主記憶装置102の作業領域に実行可能に展開し、当該プログラムの実行を通じて周辺機器の制御を行うことで所定の目的に合致した機能を提供する。なお、一部または全部の機能が、SoC(System on a Chip)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、GPU(Graphics Processing Unit)等によって提供されてもよ
い。同様にして、一部または全部の機能が、FPGA(Field-Programmable Gate Array
)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用LSI(large scale integration)、その他のハードウェア回路で実現されてもよい。
主記憶装置102は、プロセッサ101が実行するプログラム、当該プロセッサが処理するデータ等を記憶する。主記憶装置102は、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶装置103は、各種のプログラムおよび各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶装置103には、例えば、OS(Operating System)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、例えば、通信IF104を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等は、例えば、通信ネットワークN1に接続された他のV2HシステムにおけるDDユニット、V2H用パワーコンディショナ、PV(Photovoltaic)システム、蓄電池システム等が備えるコンピュータ等であ
る。
補助記憶装置103は、主記憶装置102を補助する記憶領域として使用され、プロセッサ101が実行するプログラム、プロセッサ101が処理するデータ等を記憶する。補助記憶装置103は、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ、EPROM(Erasable
Programmable ROM))、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)メモリカード等を含む。通信IF104は、DD制御部13を通信ネットワークN1
に接続させるためのインターフェースである。通信IF104は、通信ネットワークN1との接続方式に応じて適宜の構成を採用できる。入出力IF105は、DDユニット、V2H用パワーコンディショナに有線、無線のインターフェースを通じて接続される機器との間でデータの入出力を行うインターフェースである。入出力IF105には、例えば、操作ボタン、キーパネル、タッチパネル、マイクロフォン等の入力デバイスが接続される。DDユニット、V2H用パワーコンディショナは、入出力IF105を介し、入力デバイスを操作する操作者からの操作指示等を受け付ける。また、入出力IF105には、例えば、LCD、ELパネル、有機ELパネル等の表示デバイス、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスが接続される。DDユニット、V2H用パワーコンディショナは、入出力IF105を介し、プロセッサ101で処理されるデータや情報、主記憶装置102、補助記憶装置103に記憶されるデータや情報を出力する。
<同時利用時の動作>
(同時充電利用)
次に、本実施例に係る電力供給システム1のEV等の同時利用時における動作を、図5-7を用いて説明する。図5は、V2Hシステム#1におけるEV30と、V2Hシステム#2におけるEV31との同時充電に関する動作を説明する図である。図5に示されるように、V2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10と、V2Hシステム#2のDDユニット20とは、DC-Link17および通信ネットワークN1を介して相互に接続されている。V2H用パワーコンディショナ10を構成する絶縁双方向DC/DCコンバータ11の直流バス16側の接続端子と、DDユニット20の絶縁双方向DC/DCコンバータ21の直流電力が供給される側の端子とは、DC-Link17を介して接続されている。以下、図6、図7においても同様である。図5において、矢印A4は、V2Hシステム#1のEV30、および、V2Hシステム#2のEV31に対する同時充電時における電力の経路を表す。充電動作においては、例えば、V2Hシステム#1側に連接された系統50から供給された商用電力に基づいて、EV30およびEV31の同時充電が提供される。
本実施例に係る電力供給システム1のEV30およびEV31の同時充電に関し、V2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10では、単体動作時と同様にして、系統50から供給された商用電力に基づく電力変換が行われる。すなわち、V2H用パワーコンディショナ10のINV制御部15は、例えば、系統50との間の電力配線に設けられた図示しない電力センサ、直流バス16に設けられた電力センサを含む各種のセンサ情報に基づいて、同時充電に係る制御指令を生成する。V2H用パワーコンディショナ10のINV12は、INV制御部15で生成された制御指令に基づいて系統50から供給された商用電力を直流電力に変換し、直流バス16に出力する。
V2H用パワーコンディショナ10の絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、DD制御部13からの制御指示に基づいて、直流バス16に供給された直流電力の電圧変換を行い、EV30が接続された充放電ケーブル30aに出力する。また、V2Hシステム#2では、DDユニット20を構成する絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、DD制御部23からの制御指示に基づいて、DC-Link17を通じて供給された直流電力の電圧変換を行い、EV31が接続された充放電ケーブル31aに出力する。
このように、本実施例に係る電力供給システム1においては、1台目のEV等の導入時に設けられたV2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10の単体動作時と同様の動作により、系統50から供給された商用電力に基づく、EV30およびEV31の同時充電が可能になる。図1に示すように、2台のV2H用パワーコンディショナ310が設けられる場合と比較して、例えば、システム#2のV2H用パワーコンディショナ310における、INV312に係るインバータ動作、および、INV制御部315に係る制御処理の簡略化が可能になる。また、相対的に、システム#2のV2H用パワーコンディショナ310における、INV312に係るインバータ動作、および、INV制御部315に係る制御処理が省略されるため、同時充電に係る処理負担が軽減でき、当該処理に係るコストが低減される。
(同時放電利用)
次に、本実施例に係る電力供給システム1のEV等の同時利用時における放電動作を説明する。図6は、V2Hシステム#1におけるEV30と、V2Hシステム#2におけるEV31との同時放電に関する動作を説明する図である。図6において、矢印A5は、V2Hシステム#1のEV30、および、V2Hシステム#2のEV31から同時に放電された電力利用に関する経路を表す。放電動作においては、例えば、EV30およびEV31から同時に放電された直流電力が、V2Hシステム#1側に連接された系統50、または、施設内の負荷等に供給される。
本実施例に係る電力供給システム1のEV30およびEV31の同時放電においても、V2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10では、単体動作時と同様の動作により、系統50または施設内の負荷等に対する電力供給が行われる。例えば、V2Hシステム#1では、V2H用パワーコンディショナ10のDD制御部13は、例えば、充放電ケーブル30aを通じて接続されたEV30の充放電ECU等との通信を介して、蓄電池の充電状態(例えば、SOC(State Of Charge))等を取得し、当該EVからの放電
による電力供給に関する制御指令を生成する。絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、DD制御部13からの制御指示に基づいて、充放電ケーブル30aを介してEV30から供給された直流電力の電圧変換を行い、直流バス16に出力する。DD制御部13は、充放電ケーブル30aを通じてEV30の充放電ECU等と適宜に通信を行い、蓄電池の充電状態に応じて制御指令を適宜に生成し、絶縁双方向DC/DCコンバータ11を制御する。
V2Hシステム#2においても同様の制御が行われる。例えば、DDユニット20のDD制御部23は、充放電ケーブル31aを通じて接続されたEV31の充放電ECU等との通信を介して、蓄電池の充電状態等を取得し、当該EVからの放電による電力供給に関する制御指令を生成する。絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、DD制御部23からの制御指示に基づいて、充放電ケーブル31aを介してEV31から供給された直流電力の電圧変換を行い、DC-Link17に出力する。DC-Linkに出力されたV2Hシステム#2側の放電電力は、当該DC-Linkを介して接続されたV2H用パワーコンディショナ10の直流バス16に出力される。V2Hシステム#2のDD制御部23では、充放電ケーブル31aを通じてEV31の充放電ECU等との間で適宜な通信が行われ、蓄電池の充電状態に応じて制御指令が生成され、絶縁双方向DC/DCコンバータ21が制御される。
V2H用パワーコンディショナ10のINV制御部15は、例えば、直流バス16に設けられた電力センサ、系統50との間の電力配線に設けられた電力センサを含む各種のセンサ情報に基づいて、EV30およびEV31から供給された同時放電に係る制御指令を生成する。V2H用パワーコンディショナ10のINV12では、INV制御部15で生
成された制御指令に基づいて、直流バス16にEV30およびEV31から供給された直流電力が交流電力に変換され、V2H用パワーコンディショナ10に接続された系統50や負荷等に出力される。
このように、同時放電時においても、本実施例に係る電力供給システム1では、1台目のEV等の導入時に設けられたV2Hシステム#1のV2H用パワーコンディショナ10の単体動作時と同様の動作により、EV30およびEV31から供給された電力の利用が可能になる。図2に示されるように、2台のV2H用パワーコンディショナ310が設けられる場合と比較して、例えば、並列運転機能315aを介したシステム#1および2のV2H用パワーコンディショナ310間におけるインバータ動作(DC/AC変換)の連携制御処理が不要になる。このため、双方のV2H用パワーコンディショナ310のINV制御部315における並列運転に係る処理の高速化、煩雑化を招く虞もない。本実施例に係る電力供給システム1では、複数台のEV等が同時に利用される場合であっても、1台目のEV等の導入時に構築されたV2H用パワーコンディショナ10のインバータ動作に関する処理機能を維持したまま運用することが可能になる。2台目のEV導入に伴う改修コスト、2台目のV2Hシステム#2を含むメンテナンスコストが相対的に軽減される。
(EV⇔EV間利用)
次に、本実施例に係る電力供給システム1の、一方のEV等の蓄電電力を用いて他方に接続されたEV等の蓄電池を充電する動作を説明する。図7は、V2Hシステム#1のEV30から放電された電力を充電電力として、V2Hシステム#2のEV31に供給する同時利用を説明する図である。図7において、矢印A6は、V2Hシステム#1のEV30から放電された電力を用いて、V2Hシステム#2のEV31を充電する際の電力利用に関する経路を表す。図7に示されるように、本実施例に係る電力供給システム1では、DC-Link17によって接続されたV2Hシステム#1の絶縁双方向DC/DCコンバータ11と、V2Hシステム#2の絶縁双方向DC/DCコンバータ21とを介して充放電に関する電力が利用される。本実施例において、図7に示されるEV30-EV31間の電力供給に関する処理は、DD制御部13およびDD制御部23のそれぞれに設けられた並列運転機能(13a、23a)を介して提供される。
V2Hシステム#1において、充放電ケーブル30aを介してEV30がV2H用パワーコンディショナ10に接続され、V2Hシステム#2では、充放電ケーブル31aを介してEV31がDDユニット20に接続される。V2H用パワーコンディショナ10は、例えば、筐体等に設けられた操作スイッチ等を介して、利用者のEV30からEV31への充放電に関する操作指示を受け付ける。V2H用パワーコンディショナ10のDD制御部13は、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル30aを通じて接続されたEV30の充放電ECU等との通信を介して、放電可能な電力の最大値を取得し、当該EVからの放電電力に関する制御指令を生成する。絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、DD制御部13からの制御指示に基づいて、充放電ケーブル30aを介してEV30から供給された直流電力の電圧変換を行い、DC-Link17に出力する。
DD制御部13の並列運転機能13aは、通信ネットワークN1を介して接続されたDDユニット20のDD制御部23に対し、EV31の充電状態を示す情報の通知を要求する。DD制御部23の並列運転機能23aは、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル31aを介して接続されたEV31の充放電ECU等との通信を通じてEV31の充電状態を示す情報を取得し、当該情報を通信ネットワークN1を介してV2H用パワーコンディショナ10側に通知する。また、DDユニット20の絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、DD制御部23からの制御指示に基づいて、DC-Link17に供給された直流電力の電圧変換を行い、充放電ケーブル31aを介して接続されたEV31に出
力する。
V2H用パワーコンディショナ10のDD制御部13と、DDユニット20のDD制御部23とは、それぞれに設けられた並列運転機能を介して一定の周期間隔で通信して連携し、EV30の放電可能な電力の最大値を超えない範囲でEV31への充電を行う。
V2Hシステム#2のEV31から放電された電力を充電電力として、V2Hシステム#1のEV30に供給する場合も同様である。筐体等に設けられた操作スイッチ等を介して、利用者のEV31からEV30への充放電に関する操作指示を受け付けたDDユニット20は、充放電ケーブル31aを通じて接続されたEV31の充放電ECU等との通信を介して、放電可能な電力の最大値を取得し、当該EVからの放電電力に関する制御指令を生成する。絶縁双方向DC/DCコンバータ21は、DD制御部23からの制御指示に基づいて、充放電ケーブル31aを介してEV31から供給された直流電力の電圧変換を行い、DC-Link17に出力する。
DD制御部23の並列運転機能23aは、通信ネットワークN1を介して接続されたV2H用パワーコンディショナ10のDD制御部13に対し、EV30の充電状態を示す情報の通知を要求する。DD制御部13の並列運転機能13aは、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル30aを介して接続されたEV30の充放電ECU等との通信を通じてEV30の充電状態を示す情報を取得し、当該情報を通信ネットワークN1を介してDDユニット20側に通知する。そして、V2H用パワーコンディショナ10の絶縁双方向DC/DCコンバータ11は、DD制御部13からの制御指示に基づいて、DC-Link17に供給された直流電力の電圧変換を行い、充放電ケーブル30aを介して接続されたEV30に出力する。
このように、本実施例に係る電力供給システム1においては、一方のEV等の蓄電電力を用いて他方に接続されたEV等の蓄電池を充電する場合には、V2H用パワーコンディショナ10のINV12を介さずに充電電力の利用が可能になる。図3に示されるように、2台のV2H用パワーコンディショナ310が設けられる場合と比較して、並列運転機能315aを介したシステム#1および2のV2H用パワーコンディショナ310間におけるインバータ動作(DC/AC変換)の連携制御処理が不要になる。このため、双方のV2H用パワーコンディショナ310のINV制御部315における並列運転処理のさらなる高速化、複雑化を招く虞もない。
また、本実施例に係る電力供給システム1では、DC-Link17によって接続されたV2Hシステム#1の絶縁双方向DC/DCコンバータ11と、V2Hシステム#2の絶縁双方向DC/DCコンバータ21とを介して充放電に関する電力の利用が可能になる。このため、図3に示されるように、システム#1に接続されたEV30の電力が、システム#1のINV12によるDC/AC変換後にシステム#2に出力されることも、システム#2におけるINV12のAC/DC変換を介して、システム#2のEV31に供給されることもない。本実施例に係る電力供給システム1では、1台目のV2Hシステム#1と2台目のV2Hシステム#2との間で、相対的に電力の利用効率を向上させたEV間の充放電利用が提供できる。
<変形例>
実施例1で説明したV2Hパワーコンディショナ10の構成を、インバータユニットとDDユニットとの構成に分離させて、それぞれ個々の筐体に収納し、分離されたインバータユニットとDDユニットとの組合せでV2Hシステムを構成することが想定できる。図8は、変形例に係る電力供給システム1aの概略構成を示すブロック図である。変形例に係る電力供給システム1aは、インバータユニット70と、DDユニット20#1と、D
Dユニット20#2と、DDユニット20#3と、を備えるV2Hシステムである。インバータユニット70は、例えば、図3に示すV2H用パワーコンディショナ10の、双方向インバータであるINV12、電源14、INV制御部15を同一筐体内に有するユニットである。DDユニット20#1~DDユニット20#3は、図3に示すDDユニットと同様に構成されている。DDユニット20#2、DDユニット20#3は、それぞれ2台目に導入されたEV31、3台目に導入されたEV32に対応する充放電ユニットである。
インバータユニット70と、DDユニット20#1とは、例えば、DC-BUS18を介して接続され、図3に示すV2H用パワーコンディショナ10と同等の機能を提供するように構成されている。すなわち、DDユニット20#1には、CHAdeMO規格等に対応した充放電ケーブル30aを介してEV30等が接続され、インバータユニット70には、図示しない分電設備を通じて連系する商用電力系統(系統30)、自立運転時の分散型電源を構成する蓄電池システムや施設内の負荷(自立40)が接続されている。そして、別筐体に分離された、インバータユニット70とDDユニット20#1とを渡り配線であるDC-BUS18を介して接続させることで、EV30等と系統30や自立40との間の、双方向の電力供給が可能になっている。つまり、変形例に係る電力供給システム1aの形態であっても、図3に示すV2Hシステム#1の機能が提供可能になる。
また、変形例に係る電力供給システム1aでは、DDユニット20#1とDDユニット20#2、DDユニット20#2とDDユニット20#3とは、それぞれ渡り配線であるDC-BUS18を介して接続されるように構成されている。また、DDユニット20#1~DDユニット20#3は、CAN等の通信ネットワークN1を介して相互に接続されるように構成されている。
DC-BUS18を介してDDユニット20#1に接続されたDDユニット20#2では、図3に示されるV2Hシステム#2と同様にして、充放電ケーブル31aを介して接続されたEV31への充放電に係る電力利用が可能になる。同様にして、DC-BUS18を介してDDユニット20#2に接続されるDDユニット20#3においても、図3に示されるV2Hシステム#2と同様にして、充放電ケーブル32aを介して接続されたEV32への充放電に係る電力利用が可能になる。変形例に係る電力供給システム1aの形態であっても、DC-BUS18で接続されたインバータユニット70、DDユニット20#1~DDユニット20#3を通じて、実施例1で説明したV2Hシステムの機能が提供できる。例えば、EVの普及に伴って、個人の家庭内で2台目、3台目のEVを導入される場合や、商業施設等で複数のEB(Electric Bike)充電スタンドが設けられる場合
(例えば、電動バイクや電動スクータ等の電動2輪車両等に対応)には、拡張に伴う設備のコストアップの抑制、施工作業の複雑化を抑制することが可能になる。変形例によれば、インバータユニットの小型化、ユニット間の配線数の削減、施工作業の簡略化が期待できる。
(その他)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本実施の形態の開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組合せて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成によって実現するかは柔軟に変更可能である。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
情報処理装置その他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記何れかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
なお、以下には本発明の構成要件と実施例の構成とを対比可能とするために、本発明の構成要件を図面の符号付きで記載しておく。
<発明1>
電力系統(50)と連系し、前記電力系統(50)から供給された供給電力を、充放電ケーブル(30a、31a)を介して接続された少なくとも1以上の可搬型蓄電池(EV30、EV31)への充電電力として供給可能な電力供給システム(1)であって、
前記電力系統(50)から供給された供給電力を直流電力に変換して直流バス(16)に出力するとともに、前記直流バス(16)に供給された直流電力を交流電力に変換して前記電力系統(50)に出力する第1電力変換器(INV12)と、
前記直流バス(16)に接続され、該直流バス(50)から入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第1可搬型蓄電池(EV30)が接続された充放電ケーブル(30a)に出力し、該充放電ケーブル(30a)を介して前記第1可搬型蓄電池(EV30)を充電するとともに、前記第1可搬型蓄電池(EV30)から前記充放電ケーブル(30a)を介して放電された直流電力の電圧を変換して前記直流バス(16)に出力する第2電力変換器(11)と、
前記直流バス(16)と前記第2電力変換器(11)との接続端に渡り配線(17,18)を介して接続され、前記渡り配線(17,18)から入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第2可搬型蓄電池(EV31)が接続された充放電ケーブル(31a)に出力し、該充放電ケーブル(31a)を介して前記第2可搬型蓄電池(EV31)を充電するとともに、前記第2可搬型蓄電池(EV31)から前記充放電ケーブル(31a)を介して放電された直流電力の電圧を変換して前記渡り配線(17,18)に出力する第3電力変換器(20)と、
を備えることを特徴とする電力供給システム(1)。
1、1a、300 電力供給システム
10、310 V2Hパワーコンディショナ
11、21、311 絶縁双方向DC/DCコンバータ
12、312 INV(双方向インバータ)
13、23、313 DD制御部
13a、23a 並列運転機能
14、24、314 電源(内蔵バッテリ)
15、315 INV制御部
315a 並列運転機能
16、316 直流バス
17 DC-Link
18 DC-BUS
20、20#1、20#2、20#3 DDユニット
30、31、32、301 EV
30a、31a、32a、301a 充放電ケーブル
40、303 自立(蓄電池システム、負荷)
50、302 系統(商用電力系統)
70 インバータユニット
101 プロセッサ
102 主記憶装置
103 補助記憶装置
104 通信IF
105 入出力IF
N、N1 通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 電力系統と連系し、前記電力系統から供給された供給電力を、充放電ケーブルを介して接続された少なくとも1以上の可搬型蓄電池への充電電力として供給可能な電力供給システムであって、
    前記電力系統から供給された供給電力を直流電力に変換して直流バスに出力するとともに、前記直流バスに供給された直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力する第1電力変換器と、
    前記直流バスに接続され、該直流バスから入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第1可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルに出力し、該充放電ケーブルを介して前記第1可搬型蓄電池を充電するとともに、前記第1可搬型蓄電池から前記充放電ケーブルを介して放電された直流電力の電圧を変換して前記直流バスに出力する第2電力変換器と、
    前記直流バスと前記第2電力変換器との接続端に渡り配線を介して接続され、前記渡り配線から入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第2可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルに出力し、該充放電ケーブルを介して前記第2可搬型蓄電池を充電するとともに、前記第2可搬型蓄電池から前記充放電ケーブルを介して放電された直流電力の電圧を変換して前記渡り配線に出力する第3電力変換器と、
    を備えることを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記第2電力変換器と、前記第3電力変換器とは所定の通信回線を介して相互に接続され、
    前記第3電力変換器は、前記第2可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルを介して該第2可搬型蓄電池の充電電力に関する情報を取得し、前記所定の通信回線を介して前記第2可搬型蓄電池から取得された充電電力に関する情報を前記第2電力変換器に通知し、
    前記第2電力変換器は、前記第1可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルを介して該第1可搬型蓄電池の放電可能な最大電力に関する情報を取得するとともに、前記通信回線を介して通知された前記第2可搬型蓄電池の充電電力に関する情報と、前記第1可搬型蓄電池の放電可能な最大電力に関する情報とに基づいて、前記第1可搬型蓄電池の放電可能な最大電力を超えない範囲で、前記第3電力変換器に充放電ケーブルを介して接続された前記第2可搬型蓄電池を充電する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 第1電力変換器と、第2電力変換器と、第3電力変換器とはそれぞれ個別の筐体に収容され、
    前記第1電力変換器の直流電力の入出力端と、前記第2電力変換器の直流電力の入出力端とは第1の渡り配線を介して接続され、前記第2電力変換器の入出力端と、前記第3電力変換器の直流電力の入出力端とは第2の渡り配線を介して接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  4. 電力系統と連系し、前記電力系統から供給された供給電力を、充放電ケーブルを介して接続された少なくとも1以上の可搬型蓄電池への充電電力として供給可能な電力供給システムが備えるパワーコンディショナであって、
    前記パワーコンディショナは、
    前記電力系統から供給された供給電力を直流電力に変換して直流バスに出力するとともに、前記直流バスに供給された直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力する第1電力変換器と、
    前記直流バスに接続され、該直流バスから入力された直流電力の電圧を所定電圧に変換して、第1可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルに出力し、該充放電ケーブルを介して前記第1可搬型蓄電池を充電するとともに、前記第1可搬型蓄電池から前記充放電ケー
    ブルを介して放電された直流電力の電圧を変換して前記直流バスに出力する第2電力変換器と、を同一筐体内に備え、
    前記直流バスと前記第2電力変換器との接続端は、外部に設けられた、第2可搬型蓄電池が接続された充放電ケーブルを介して前記第2可搬型蓄電池の充放電が可能な第3電力変換器と渡り配線を介して接続可能に加工されている、
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
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