JP7655263B2 - 間仕切り - Google Patents

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Description

本発明は、仕切られた空間に物品を収容するための段ボール製の間仕切りに関する。
従来、複数の物品をまとめて包装するときに、包装具に設けられた空間に複数の物品をそれぞれ収容することが広く知られている。
例えば、特許文献1には、金属とセラミックの複合体である複数の振動子を、段ボール製の下部積層体に形成された孔にそれぞれ挿入して固定し、これに同様に構成された段ボール製の上部積層体を被せたものを箱に収納したものが記載されており、特許文献2には、複数の製品を、梱包用の段ボールシート製トレイに形成された凹部にそれぞれ配置して固定したものが記載されている。
特開平09-131569号公報 再公表WO2018/003019号公報
ところで、部品などの小型の物品をまとまった数包装する手段として、プラスチック製の間仕切りを有する包装箱が考えられるが、近年、世界的にプラスチックゴミ問題が深刻化していることに鑑み、地球環境の改善のため少しでもプラスチックから他の素材に替えることを検討する必要がある。ここで、例えば、プラスチックから段ボールに替えて、特許文献1および2に記載されているような梱包具を用いて、当該まとまった数の小型な物品を包装しようとすると、段ボールに小さい孔や凹部を数多く施す必要があり、その孔開け加工によって生じた細かな紙片を処理するコストや手間が多く掛かることが考えられる。よって、小型の物品をまとまった数包装するための段ボール製の構造には、依然として改良する余地がある。
本発明の目的は、まとまった数の小型の物品を簡易に包装可能な段ボール製の間仕切りを提供することにある。
本発明による間仕切りは、土台部と、前記土台部に積み重ねられる仕切り部と、を備え、前記仕切り部によって仕切られた空間に物品を収容可能である段ボール製の間仕切りであって、前記土台部は、平板と、前記平板の端縁に沿って前記平板上に配列された複数の突起部と、を有し、前記仕切り部は、1枚の段ボールシートに凸凹状の切り込み線を一方端縁から前記一方端縁に向かい合う他方端縁まで形成して、前記1枚の段ボールシートを分割することで生成された複数の仕切り片から成り、前記複数の仕切り片の少なくとも1つは、その端部が前記土台部の隣接する前記突起部の間に位置固定されるように構成されており、前記仕切られた空間は、前記位置固定により、前記突起部を跨いで隣接する前記仕切り片が一定距離離間することによって形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、1枚の段ボールシートに凸凹状の切り込み線を一方から他方の端縁まで形成し、分割された複数の仕切り片を互いに一定距離離隔するだけで、多数の仕切られた空間を形成することが可能になり、まとまった数の小型の物品を簡易に包装することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る間仕切りの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る土台部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る仕切り部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る間仕切りを収納し、その間仕切りに小型の物品を収容した箱の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る土台部のブランクの平面図である。 本発明の一実施形態に係る、1枚の段ボールシートに凸凹状の切れ込み線を複数列入れて形成した仕切り部のブランクの平面図である。 本発明の一実施形態に係る、図6に示す切れ込み線によってピース状になった仕切り片を表す図であり、(a)は端側の左右一対の仕切り片の一方(図6左端側)の平面図、(b)は端側の左右一対の仕切り片の一方(図6左端側)の斜視図、(c)は端側の左右一対の仕切り片の他方(図6右端側)の斜視図、(d)は中側の仕切り片の平面図、(e)は中側の仕切り片の斜視図である。
以下、図1から図7を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。但し、本発明は本形態の態様に限定されるものではない。なお、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「矩形」とは、長方形、略長方形のほか正方形や略正方形を含むものである。また、本明細書の記載において、「まとまった数」とは、2以上の数をいい、数十個単位のものを含む。
図1は本発明の一実施形態に係る間仕切りDの斜視図であり、図2は本実施形態に係る間仕切りDの土台部1の斜視図であり、図3は本実施形態に係る間仕切りDの仕切り部2の斜視図である。また、図4は本実施形態に係る間仕切りDを収納し、その間仕切りDにまとまった数の小型の物品Nを収容した箱3の斜視図である。さらに、図5は本実施形態に係る土台部1のブランク1Bの平面図であり、図6は本実施形態に係る、1枚の段ボールシートに凸凹状の切れ込み線CLを複数列入れて形成した仕切り部2のブランク2Bの平面図であり、図7は本実施形態に係る、図6に示す切れ込み線によってピース状になった仕切り片21a、21bを表す図であり、図7(a)は端側の左右一対の仕切り片21aの一方(図6左端側)の平面図、図7(b)は端側の左右一対の仕切り片21aの一方(図6左端側)の斜視図、図7(c)は端側の左右一対の仕切り片21aの他方(図6右端側)の斜視図、図7(d)は中側の仕切り片21bの平面図、図7(e)は中側の仕切り片21bの斜視図である。
本実施形態に係る包装体は、図4に示すように、プラスチック製の箱3の底部に間仕切りDを配置し、当該間仕切りDに小型の物品(本実施形態では、小型のクギを50本)Nを収容して構成される。しかし、本発明では、物品Nは、本発明の効果が発現される限り、どのような物品であっても良く、例えば、小さなネジ、ボルト、ナットなどの部品が挙げられる。
本実施形態に係る間仕切りDは、図1から図5に示すように、土台部1と、土台部1に積み重ねられる仕切り部2と、を備え、仕切り部2によって仕切られた空間Sに物品Nを収容可能である段ボール製のものであって、土台部1は、平板11と、平板11の端縁L1に沿って平板11上に配列された複数の突起部13と、を有し、仕切り部2は、1枚の段ボールシートに凸凹状の切り込み線CLを一方端縁から当該一方端縁に向かい合う他方端縁まで形成して、1枚の段ボールシートを分割することで生成された複数の仕切り片21a、21bで構成されており、複数の仕切り片21a、21bの少なくとも1つ(本実施形態では符号21bが表すもの)は、その端部が土台部1の隣接する突起部13の間に位置固定されるように構成されており、仕切られた空間Sは、当該位置固定により、突起部13を跨いで隣接する仕切り片21a、21bが一定距離離間することによって形成されている。
本実施形態に係る土台部1には、図2および図3に示すように、平板11の端縁L1に沿って平板11上に配列された5つの突起部13が、桟部12によって架橋されるように、桟部12から延出している。この構成により、5つの突起部13が桟部12によって補強されている。本発明では、平板11に対して桟部12および突起部13が接着固定されうる。 なお、本発明では、本発明の効果を奏する限りにおいて、桟部12が無い構成であってもよい。
本実施形態に係る土台部1のブランク1Bは、1枚のシングルフルートの段ボールシート(両面段ボールシート)から形成され、図5に示すように、平板11の向かい合う一対の折り曲げ線L1に一対の桟部12が接続され、土台部1は、平板11の一対の折り曲げ線L1において一対の桟部12およびそれから延出する突起部13を平板11側に折り返し、必要に応じて平板11に接着固定することによって、図2に示すような状態になる。
本実施形態に係る仕切り部2に形成される凸凹状の切り込み線CLは、図6に示すように、原点を通る基準線をXとし、振幅をAとした矩形波形状の切り込み線CLである。仕切り部2には、矩形波形状の切り込み線CLが、互いに平行に5本形成され、左右一対の端側の仕切り片21aと3つの中側の仕切り片21bが分割可能になっている。本実施形態に係る仕切り部2のブランク2Bは、1枚のダブルフルートの段ボールシート(複両面段ボールシート)から形成され、 本実施形態では、左右一対の端側の仕切り片21aと3つの中側の仕切り片21bが、互いに完全に離れずに一定距離離れているので、段ボールの厚みが仕切りの壁となって小型の物品Nを取り囲むことになり、小型の物品Nが仕切られた空間Sに収容可能になっている。なお、本実施形態では、仕切られた空間Sが矩形であるが、本発明では、菱形など収容される物品の形状に応じて色々な形状が採用可能である。また、仕切り部2に形成される切り込み線CLの形状には、本発明では、隣接する仕切り片を一定距離離すことによって仕切られた空間Sが形成されるのであれば、矩形波形状以外の凸凹状が採用されうる。
本実施形態に係る間仕切りDでは、図1および図4に示すように、中側の4つの仕切り片21bは、上述したように、隣接する突起部13によって位置固定されており、左右一対の端側の仕切り片21aは、突起部13と箱3の内壁とに挟まれることによって位置固定されている。
本実施形態に係る間仕切りDでは、図1から図3に示すように、仕切られた空間の幅gは、突起部13の幅dと等しく、つまり、突起部13によって隣接する仕切り片21b同士(または仕切り片21aと仕切り片21b)が離された距離である。当該仕切られた空間の幅gは、収容される物品の寸法によって設計されうるが、本発明の効果を奏する上で、3mm~50mmであることが好ましく、5mm~30mmがより好ましい。
本実施形態に係る間仕切りDは、図4に示すように、プラスチック製の箱3に収容可能に構成されている。箱3は、上面視において矩形であり且つ全体として高さが低い扁平状の直方体形状を呈しており、突出部Pを有する蓋部と、当該突出部Pと係合可能な陥凹部Rを有する胴部とから構成され、当該胴部は、間仕切りDを収納可能に構成されている。なお、箱3の材質は、プラスチックであるが、本発明ではこの限りではなく、段ボールや厚紙であってもよいし、様々なものが採用されうる。また、箱3の形状も、本発明ではこの限りではなく、間仕切りDが収納可能であって、本発明の効果を奏する限りにおいて、様々な形状が採用されうる。
本実施形態に係る土台部1の平板11は、図2に示すように、上面視において矩形から角を落とした八角形の形状を呈している。同様に、本実施形態に係る仕切り部2や間仕切りDも、図3および図1に示すように、平板11の形状に合わせるように八角形の形状を呈している。この形状により、箱3から間仕切りDを取り出し易くなっている。なお、平板11、仕切り部2、および間仕切りDの上面視の形状は、本発明では、角を落とさない矩形でもよいし、他の多角形でもよい。
本実施形態によれば、1枚の段ボールシートに凸凹状の切り込み線CLを一方から他方の端縁まで形成し、分割された複数の仕切り片21a、21bを互いに一定距離離隔するだけで、多数の仕切られた空間Sを形成することが可能になるので、まとまった数の小型の物品Nを安価で簡易に包装することが可能となる。
<その他>
本発明は、上述した実施形態や、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記実施形態に係る間仕切りDの土台部1は、シングルフルートの段ボールシートから形成されており、仕切り部2は、ダブルフルートの段ボールシートから形成されているが、本発明ではこの限りではなく、本発明の効果を発現する限りにおいて、どのようなフルート構造を使用してもよい。土台部1および仕切り部2の厚みについても同様に、本発明の効果を発現する限りにおいて、どのような厚みであってもよい。
加えて、上記実施形態に係る間仕切りDでは、土台部1と仕切り部2とが、突起部13によって固定されているが、土台部1と仕切り部2とを接着固定してもよい。
D 間仕切り
1 土台部
11 平板
12 桟部
13 突起部
2 仕切り部
21a 端側の仕切り片
21b 中側の仕切り片
3 箱
CL 切れ込み線
S 仕切られた空間
L1 折り曲げ線
N 物品

Claims (5)

  1. 土台部と、前記土台部に積み重ねられる仕切り部と、を備え、前記仕切り部によって仕切られた空間に物品を収容可能である段ボール製の間仕切りであって、
    前記土台部は、平板と、前記平板の端縁に沿って前記平板上に配列された複数の突起部と、を有し、
    前記仕切り部は、1枚の段ボールシートに凸凹状の切り込み線を一方端縁から前記一方端縁に向かい合う他方端縁まで形成して、前記1枚の段ボールシートを分割することで生成された複数の仕切り片から成り、
    前記複数の仕切り片の少なくとも1つは、その端部が前記土台部の隣接する前記突起部の間に位置固定されるように構成されており、
    前記仕切られた空間は、前記位置固定により、前記突起部を跨いで隣接する前記仕切り片が一定距離離間することによって形成されていることを特徴とする間仕切り。
  2. 前記切り込み線の前記凸凹状は、矩形波形状であることを特徴とする請求項1に記載の間仕切り。
  3. 前記一定距離は、3mm~50mmであることを特徴とする請求項1に記載の間仕切り。
  4. 箱に収容可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の間仕切り。
  5. 前記土台部の前記平板は、矩形から角を落とした八角形の形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の間仕切り。
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